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JP3045790B2 - エレベーターの信号伝送装置 - Google Patents

エレベーターの信号伝送装置

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Publication number
JP3045790B2
JP3045790B2 JP3025105A JP2510591A JP3045790B2 JP 3045790 B2 JP3045790 B2 JP 3045790B2 JP 3025105 A JP3025105 A JP 3025105A JP 2510591 A JP2510591 A JP 2510591A JP 3045790 B2 JP3045790 B2 JP 3045790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
diagnostic signal
signal
transmission
station
Prior art date
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Application number
JP3025105A
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English (en)
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JPH04243784A (ja
Inventor
邦和 小浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3025105A priority Critical patent/JP3045790B2/ja
Publication of JPH04243784A publication Critical patent/JPH04243784A/ja
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Publication of JP3045790B2 publication Critical patent/JP3045790B2/ja
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベーターの信号
伝送装置の改良に関し、特に、乗り場やかごのリモート
ステーションの異常検出に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例の構成を図8、図9及び図10を
参照しながら説明する。図8、図9及び図10は、例え
ば特開昭61−194943号公報に示された従来のエ
レベーターの信号伝送装置、そのメインステーションの
伝送処理システム及びそのリモートステーションを示す
ブロック図である。
【0003】図8において、従来のエレベーターの信号
伝送装置は、メインステーション(1)と、このメインス
テーション(1)にバス方式の伝送線(4)で接続され、各
階の乗り場に設けられたリモートステーション(5a)、(5
b)、(5c)、(5d)、…、(5n)と、これらのリモートステー
ション(5a)〜(5n)に接続され、乗り場呼び信号を入力す
るための乗り場呼びボタン(6a)、(6b)、(6c)、(6d)、
…、(6n)と、リモートステーション(5a)〜(5n)に接続さ
れ、リモートステーションから出力される乗り場呼び登
録完了信号により点灯する乗り場呼び登録灯(7a)、(7
b)、(7c)、(7d)、…、(7n)と、伝送線(4)に接続されか
ごに設けられたリモートステーション(8)と、このリモ
ートステーション(8)に接続されかご呼び信号を入力す
るためのかご呼びボタン(9)と、リモートステーション
(8)に接続されかご呼び登録完了信号により点灯するか
ご呼び登録灯(10)とから構成されている。また、メイン
ステーション(1)はエレベーター制御装置(2)と伝送処
理システム(3)とから構成されている。
【0004】図9において、従来のエレベーターの信号
伝送装置の伝送処理システム(3)は、ワンチップマイコ
ンの伝送処理用CPU(11)と、この伝送処理用CPU(1
1)にデータバス(12)で接続されたROM(13)、RAM(1
4)、2ポートRAM(15)、入力ポート(16)及び出力ポー
ト(17)と、伝送処理用CPU(11)にデータバス(12)で接
続されたシリアルインタフェース(18)とから構成されて
いる。なお、ドライバ(19)によりシリアルインタフェー
ス(18)と伝送線(4)とが接続され、レシーバ(20)により
伝送線(4)とシリアルインタフェース(18)とが接続さ
れ、2ポートRAM(15)にはエレベーター制御装置(2)
が接続されている。
【0005】図10において、従来のエレベーターの信
号伝送装置のリモートステーション(5a)は、ワンチップ
マイコンの伝送処理用CPU(21)と、この伝送処理用C
PU(21)にデータバス(22)で接続されたROM(23)、R
AM(24)、入力ポート(25)及び出力ポート(26)と、伝送
処理用CPU(21)にデータバス(22)で接続されたシリア
ルインタフェース(27)とから構成されている。なお、ド
ライバ(28)によりシリアルインタフェース(27)と伝送線
(4)とが接続され、レシーバ(29)により伝送線(4)とシ
リアルインタフェース(27)とが接続され、入力ポート(2
5)及び出力ポート(26)には乗り場呼びボタン、乗り場呼
び登録灯等を含む乗り場機器(30)が接続されている。他
のリモートステーション(5b)〜(5n)の構成も同様であ
る。
【0006】つぎに、前述した従来例の動作を図11を
参照しながら説明する。図11(a)、(b)、(c)、
(d)、(e)、(f)、(g)、(h)及び(i)は、従来のエレ
ベーターの信号伝送装置の伝送データを示すタイミング
チャート図である。
【0007】図11(a)〜(i)において、乗り場呼びの
伝送データは1データ8ビット(スタートビット、パリ
ティビット、ストップビットを含めると11ビット)で
構成される。説明をわかりやすくするため、メインステ
ーション(1)が1局に対して、リモートステーションが
8局(1階床〜8階床)の場合を示し、伝送は1:N
(N=8)である。なお、0ビットは1階床の呼び、1
ビットは2階床の呼び、2ビットは3階床の呼び、3ビ
ットは4階床の呼び、4ビットは5階床の呼び、5ビッ
トは6階床の呼び、6ビットは7階床の呼び、7ビット
は8階床の呼びに対応しているものとし、信号レベルは
乗り場呼び発生のときはローレベル、乗り場呼びなしの
ときはハイレベルである。
【0008】従来は、エレベーターの各階床の乗り場機
器(30)と信号のやり取りを行うために必要な伝送線を削
除するために、エレベーターの機械室と各階床間でメイ
ンステーション(1)とリモートステーション(5a)〜(5n)
を介して直列伝送を行う直列伝送手段を設置し、伝送線
(4)の数を大幅に削減している。
【0009】以下、図11を参照しながら乗り場呼び登
録の動作について説明する。例えば、リモートステーシ
ョン(5a)に乗り場呼びが発生した場合、0ビットの信号
レベルがローレベルとなり、他の1〜7ビットはハイレ
ベルとなる。
【0010】図11において、(a)〜(h)は、各リモー
トステーション(5a)〜(5h)の乗り場呼び発生状態を表す
呼びデータであり、リモートステーション(5a)、(5b)、
(5d)、(5e)、(5g)及び(5h)は、乗り場呼びがない状態で
ある。一方、リモートステーション(5c)及び(5f)は乗り
場呼びがある状態である。
【0011】各リモートステーション(5a)〜(5h)は、図
11(a)〜(h)で示す乗り場呼びデータを時刻T1にて
同時に伝送線(4)に出力する。一方、メインステーショ
ン(1)は、各リモートステーション(5a)〜(5h)が同時に
出力する乗り場呼びデータのワイヤードオアした図11
(i)で示す乗り場呼びデータを乗り場呼びとして登録す
る。
【0012】実際に伝送線(4)に同時に出力される乗り
場呼びデータは、この例では、リモートステーション(5
c)及び(5f)だけである。つまり、乗り場呼びのないリモ
ートステーションは無信号出力(伝送線(4)に何も出力
しない)し、乗り場呼びのあるリモートステーションの
みが乗り場呼びデータを伝送線(4)に同時に出力するイ
ベント方式である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
エレベーターの信号伝送装置では、伝送線(4)の本数は
大幅に削減できるが、乗り場呼びの登録は各リモートス
テーションが同時に伝送線(4)に出力する乗り場呼びデ
ータのワイヤードオアをとる方式であり、かつ、乗り場
呼びのないリモートステーションは乗り場呼びデータを
伝送線(4)に何も出力しないイベント方式であるので、
リモートステーションの故障によってその乗り場が使用
不能になってしまうと、どのリモートステーションが故
障したかを検出することができないため、故障の発生し
たリモートステーションに対して適切な処置を取ること
ができないという問題点があった。この発明は、前述し
た問題点を解決するためになされたもので、乗り場やか
ごのリモートステーションが故障した場合にどのリモー
トステーションが故障したかを検出することができるエ
レベーターの信号伝送装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターの信号伝送装置は、メインステーションとリモート
ステーションとの間でデータを直列伝送するエレベータ
ーの信号伝送装置において、前記メインステーション
が、伝送の診断を実施する指令を受けているか否かを判
断する判定手段と、前記判定手段が伝送診断を実施する
とした時に診断信号データを抽出し送信手段に所定回数
送信させる診断信号発生手段と、前記送信された診断信
号データに対して前記リモートステーションから返信さ
れた返信データが前記診断信号データと所定回数とも同
じでないとき異常と判断する異常検出手段とを備えたも
のである。 また、この発明に係るエレベーターの信号伝
送装置は、前記診断信号データが、一つもしくは複数の
リモートステーションの各々に対応するものであり、前
記診断信号発生手段が、前記リモートステーションに対
応させて診断信号データを順次抽出し、前記異常検出手
段が、各診断信号データ毎に返信データの異常を判断す
るものである。 さらに、この発明に係るエレベーターの
信号伝送装置は、前記リモートステーションが、受信し
た診断信号データが前記リモートステーション毎の所定
のデータと一致するときのみ前記受信した診断信号デー
タを返信データとして送信し、前記メインステーション
の異常検出手段が、前記返信データが先に送信した前記
診断信号データと一致するものがないとき異常と判断す
るものである。
【0015】
【作用】この発明においては、判定手段によって、伝送
診断の実施の指令の有無により伝送の診断を実施するか
否かが判断される。 また、診断信号発生手段によって、
前記判定手段が伝送診断を実施するとした時に診断信号
データが抽出され、送信手段によって前記抽出された診
断信号データが所定回数送信させられる。 そして、異常
検出手段によって、前記送信された診断信号データに対
して前記リモートステーションから返信された返信デー
タが確認され、前記返信データが前記診断信号データと
所定回数とも同じでないとき異常と判断される
【0016】
【実施例】この発明の一実施例の構成を図1を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の一実施例を示すブロ
ック図であり、伝送処理システム(3A)以外は上述した従
来装置のものと全く同一である。ただし、伝送処理シス
テム(3A)は従来の伝送処理システム(3)と比べてハード
ウエア構成は同一でソフトウエアの機能が異なる。
【0017】図1において、この発明の一実施例の伝送
処理システム(3A)の機能は、エレベーター制御装置(2)
の出力信号S2に基づき、ボタン灯信号発生手段(31)又
は診断信号発生手段(60)のどちらか一方を選択する判定
手段(40)と、送信手段(32)に出力するボタン灯信号S3
1を発生するボタン灯信号発生手段(31)と、送信手段(3
2)及び異常検出手段(70)に出力する診断信号S60を発
生する診断信号発生手段(60)と、ボタン灯信号発生手段
(31)及び診断信号発生手段(60)のボタン灯信号S31及
び診断信号S60を乗り場のリモートステーション(5a)
〜(5n)に出力する送信手段(32)と、乗り場のリモートス
テーション(5a)〜(5n)からの返信信号を異常検出手段(7
0)に出力する受信手段(33)と、診断信号発生手段(60)の
診断信号S60、受信手段(33)の出力信号S33及び計
数手段(80)の出力信号S80を入力とし、乗り場のリモ
ートステーション(5a)〜(5n)の異常検出を行う異常検出
手段(70)と、診断信号発生手段(60)の出力する診断信号
S60の発生回数を計数し、計数値を診断信号発生手段
(60)及び異常検出手段(70)に出力する計数手段(80)とか
ら構成されている。
【0018】つぎに、前述した実施例の動作を図2から
図7までを参照しながら説明する。図2から図6までは
この発明の一実施例の判定手段(40)、診断信号発生手段
(60)、乗り場のリモートステーション(5a)〜(5n)、異常
検出手段(70)及び計数手段(80)の動作を示すフローチャ
ート図、図7はこの発明の一実施例の動作を示すタイミ
ングチャート図である。なお、判定手段(40)、診断信号
発生手段(60)、異常検出手段(70)及び計数手段(80)の各
プログラムは図9で示すROM(13)に格納され、乗り場
のリモートステーション(5a)〜(5n)のプログラムは図1
0で示すROM(23)に格納されている。
【0019】図2のステップ(41)において、エレベータ
ー制御装置(2)からの入力信号S2が、ボタン灯信号発
生手段(31)と診断信号発生手段(60)のどちらかを選択す
るものであるか判定する。すなわち、乗り場のリモート
ステーションの異常検出開始の場合(YES)にはステ
ップ(42)に進み、異常検出開始でない場合(NO)には
ステップ(43)に進む。ステップ(42)において、動作が診
断信号発生手段(60)に移り所定の処理を行う。ステップ
(43)において、動作がボタン灯信号発生手段(31)に移り
所定の処理を行う。
【0020】本実施例では、説明をわかりやすくするた
めに、図7のタイミングチャート図に示すように、リモ
ートステーション(5a)、(5b)及び(5c)の3局の場合につ
いて示している。なお、乗り場アドレスとしてA1、A
2及びA3がリモートステーション(5a)、(5b)及び(5c)
に割り付けられている。本実施例ではわかりやすくする
ために仮に、この乗り場アドレスは、診断信号発生手段
(60)の出力する診断信号S60と同じデータとしてい
【0021】図3のステップ(61)において、乗り場アド
レスをイニシャライズする。すなわち、先頭乗り場アド
レスA1を乗り場アドレスとする。ステップ(62)におい
て、乗り場アドレスを送信手段(32)にセットする。ステ
ップ(63)において、送信手段(32)にセットされた乗り場
アドレスを伝送線(4)に出力する。伝送線(4)への出力
は、送信手段(32)が行う。ステップ(64)において、計数
手段(80)の出力信号Ktが所定数以上か否かを判定す
る。所定数以上の場合(YES)には乗り場アドレスか
らなる一つの診断信号データに対する所定の交信が終了
したことであり、次のステップ(65)に進み、所定数以上
でない場合(NO)には診断信号データを所定の回数に
達するまで出力するためステップ(62)へ戻る。ステップ
(65)において、伝送線(4)に出力された乗り場アドレス
が最終アドレスA3であるか否かを判定する。最終アド
レスA3の場合(YES)には乗り場アドレスに対する
一連の診断が終了したことになり、最終アドレスA3で
ない場合(NO)には次のステップ(66)に進む。ステッ
プ(66)において、乗り場アドレスを更新し、ステップ(6
2)へ戻る。
【0022】送信手段(32)は、ボタン灯信号発生手段(3
1)及び診断信号発生手段(60)から出力される並列伝送デ
ータであるボタン灯信号S31あるいは診断信号S60
を入力して直列伝送データに変換し、乗り場のリモート
ステーション(5a)〜(5n)へ出力する。
【0023】この時、リモートステーション(5a)〜(5n)
のプログラムは、判定手段(40)によって診断信号の発生
が選択され、診断信号発生手段(60)により診断信号つま
り乗り場アドレスのデータが送信されてきたときに、
行される。図4はこの時のリモートステーションの応答
を示すフローチャート図であって、まずステップ(51)に
おいて、伝送線(4)より送付された信号データを入力す
る。ステップ(52)において、入力した信号データが自局
に割り付けられた乗場アドレスデータと一致するか否か
を判定する。自局のアドレスデータと一致した場合(Y
ES)には次のステップ(53)に進み、自局のアドレス
ータと一致しない場合(NO)には処理を終了する。ス
テップ(53)〜(54)において、自局に割り付けられたアド
レスデータを送信レジスタにセットし、そのデータを
送線(4)に送り出し、伝送処理システム(3A)への返信と
するつまり、自局の指定されたアドレスデータを示し
た信号が送付されてきた時のみ、そのアドレスデータを
以て返信データとするものである。
【0024】受信手段(33)は、乗り場のリモートステー
ション(5a)〜(5n)からの返信データ(直列伝送データ)
を入力して並列伝送データに変換し、異常検出手段(70)
に信号S33として出力する。
【0025】図5は異常検出手段の動作を表すフローチ
ャート図であって、図7の本実施例であるタイミングチ
ャート図(但し、所定数=1)と関連させて説明する。
ステップ(71)において、まず、判定手段(40)の判定結果
により診断信号発生手段(60)が選択されているかを信号
S40で判定する。選択されている場合(YES)には
次のステップ(72)に進み、選択されていない場合(N
O)にはステップ(78)に進む。ステップ(72)〜(73)にお
いて、受信手段(33)に返信されてきた返信データである
信号S33と、診断信号発生手段(60)から返信データの
確認用に送られた診断信号S60を比較し、信号のデ
ータが一致か不一致かを判定する。ステップ(74)におい
て、計数手段(80)の出力信号Ktが所定数以上かどうか
を判定する。所定数以上の場合(YES)にはリモート
ステーションからの返信があったと見做し、確認のため
次のステップ(75)に進み、所定数に達しない場合(N
O)にはステップ(72)に進み、所定数に達するまで異常
検出判断を待つ。ステップ(75)において、異常検出判断
を実行し返信された所定回数のデータがステップ(73)で
の判定結果を基に、全てのデータが不一致であったかど
うかを判定する。つまり、存在する乗場アドレスを送信
したので、送信したアドレスに対応する返信データの
内、正常であればリモートステーションの少なくとも一
つは一致して送信するので、所定回数とも不一致の場合
(YES)には異常であり次のステップ(76)に進み、不
一致でない場合(NO)にはステップ(77)に進む。ステ
ップ(76)において、不一致が発生した時の診断信号発生
手段(60)が指定した乗場アドレスに対応する乗場リモー
トステーションを異常と判定し、エレベーター制御装置
(2)に異常通報を行い処理を終了する。ステップ(77)に
おいて、診断信号発生手段(60)が指定した乗場アドレス
に対応する乗場リモートステーションを正常と判定し、
エレベーター制御装置(2)に正常通報を行い処理を終了
する。ステップ(78)において診断信号が出されてい
ない時であって、通常のボタン処理、すなわちステップ
(71)でボタン灯信号発生手段(31)が選択されると実行さ
れる。
【0026】なお、ステップ(76)で異常通報を受けたエ
レベーター制御装置(2)は、異常発生階のサービス階カ
ット、管理人室の管理盤への異常通報など異常に対して
速やかに対処する。
【0027】図6のステップ(81)において、信号Ktを
ゼロの値にイニシャライズする。ステップ(82)におい
て、診断信号発生手段(60)が診断信号S60を発生した
かどうかを判定する。発生した場合(YES)には次の
ステップ(83)に進み、発生しない場合(NO)には発生
するまで待つ。ステップ(83)において、信号Ktをイン
クリメントする。ステップ(84)おいて、信号Ktが所
定数より大きいかどうかを判定する。大きい場合(YE
S)には次のステップ(85)に進み、大きくない場合(N
O)にはステップ(82)へ戻る。ステップ(85)において、
信号Ktをイニシャライズしてステップ(82)へ戻る。
【0028】実際の伝送手順として、メインステーショ
ン(1)の伝送処理システム(3A)と各乗り場のリモートス
テーション(5a)、(5b)及び(5c)との間のデータの入出力
タイミングについて図7を参照しながら説明する。図7
は、図2から図6までのプログラムの動作を時間軸上で
みた場合に相当する。
【0029】時間T1において、伝送処理システム(3A)
は、伝送線(4)へ乗り場アドレスデータA1を出力す
る。各乗り場のリモートステーション(5a)〜(5c)は、こ
の乗り場アドレスデータA1をそれぞれ入力する。そし
て、自局の割り付けられたアドレスかどうかを判定し、
もし自局に割り付けてあるアドレスの場合には、時間T
2において、入力したアドレスデータA1と同一のデー
タ、つまり、アドレスデータA1を伝送線(4)へ出力す
る。要するに、アドレスデータA1を入力した乗り場の
リモートステーション(5a)は、自局に割り付けられたア
ドレスであり、入力したデータと同一のアドレスデータ
A1を伝送線(4)へ出力する。
【0030】一方、伝送処理システム(3A)は、時間T2
において、乗り場のリモートステーション(5a)が伝送線
(4)に出力したデータA1を入力し、時間T1で伝送線
(4)に出力した乗り場のリモートステーション(5a)のア
ドレスデータA1と比較し、これを所定回数(図7では
所定数=1)繰り返した後、一回でも一致している場合
には乗り場のリモートステーション(5a)は正常であると
判断し、全て不一致の場合には異常と判断する。このよ
うな処理を、アドレスA3まで行うことにより、一通り
各リモートステーションの異常検出処理は終了する。
【0031】この発明の一実施例は、前述したように、
各乗り場のリモートステーションに割り付けられたアド
レスを、メインステーションで順次指定し、この指定さ
れた乗り場のリモートステーションのみが、そのリモー
トステーションに固有のデータをメインステーションに
返送する。メインステーションでは、前記リモートステ
ーションから送られてきた前記固有データをチェックす
ることで、乗り場の異常検出を行うので、どの乗り場の
リモートステーションが故障したかを検出することがで
き、ひいては異常発生階のサービス階カット、異常通報
などの異常に対して速やかに対処できるという効果を奏
する。
【0032】なお、前述した一実施例では乗り場のリモ
ートステーションの異常検出の場合を説明したが、かご
のリモートステーションであっても同様の動作を期待で
きる。また、前述した一実施例では異常検出を行う時期
について特に説明していないが、例えば戸閉待機時等の
閑散時を狙って実施するようにしても所期の目的を達成
し得ることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、メイ
ンステーションとリモートステーションとの間でデータ
を直列伝送するエレベーターの信号伝送装置において、
前記メインステーションが、伝送の診断を実施する指令
を受けているか否かを判断する判定手段と、前記判定手
段が伝送診断を実施するとした時に診断信号データを抽
出し送信手段に所定回数送信させる診断信号発生手段
と、前記送信された診断信号データに対して前記リモー
トステーションから返信された返信データが前記診断信
号データと所定回数とも同じでないとき異常と判断する
異常検出手段とを備えたので、複数のリモートステーシ
ョンのうち、どのリモートステーションが故障したかを
検出することができるという効果を奏する。また、この
発明は、以上説明したとおり、前記診断信号データが、
一つもしくは複数のリモートステーションの各々に対応
するものであり、前記診断信号発生手段が、前記リモー
トステーションに対応させて診断信号データを順次抽出
し、前記異常検出手段が、各診断信号データ毎に返信デ
ータの異常を判断するので、複数のリモートステーショ
ンのうち、どのリモートステーションが故障したかを検
出することができるという効果を奏する。 さらに、この
発明は、以上説明したとおり、前記リモートステーショ
ンが、受信した診断信号データが前記リモートステーシ
ョン毎の所定のデータと一致するときのみ前記受信した
診断信号データを返信データとして送信し、前記メイン
ステーションの異常検出手段が、前記返信データが先に
送信した前記診断信号データと一致するものがないとき
異常と判断するので、複数のリモートステーションのう
ち、どのリモートステーションが故障したかを検出する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の判定手段(40)の動作を示
すフローチャート図である。
【図3】この発明の一実施例の診断信号発生手段(60)の
動作を示すフローチャート図である。
【図4】この発明の一実施例の乗り場のリモートステー
ションの動作を示すフローチャート図である。
【図5】この発明の一実施例の異常検出手段(70)の動作
を示すフローチャート図である。
【図6】この発明の一実施例の計数手段(80)の動作を示
すフローチャート図である。
【図7】この発明の一実施例の動作を示すタイミングチ
ャート図である。
【図8】従来のエレベーターの信号伝送装置を示すブロ
ック図である。
【図9】従来のエレベーターの信号伝送装置の伝送処理
システム(3)を示すブロック図である。
【図10】従来のエレベーターの信号伝送装置のリモー
トステーション(5a)を示すブロック図である。
【図11】従来のエレベーターの信号伝送装置の動作を
示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
(1) メインステーション (2) エレベーター制御装置 (3A) 伝送処理システム (4) 伝送線 (5a)〜(5n) リモートステーション (40) 判定手段 (60) 診断信号発生手段 (70) 異常検出手段 (80) 計数手段 なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインステーションとリモートステーシ
    ョンとの間でデータを直列伝送するエレベーターの信号
    伝送装置において、 前記メインステーション伝送の診断を実施する指令を受けているか否かを判断す
    る判定手段と、 前記判定手段が伝送診断を実施するとした時に診断信号
    データを抽出し送信手段に所定回数送信させる診断信号
    発生手段と、 前記送信された診断信号データに対して前記リモートス
    テーションから返信された返信データが前記診断信号デ
    ータと所定回数とも同じでないとき異常と判断する異常
    検出手段と を備えたことを特徴とするエレベーターの信
    号伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記診断信号データは、一つもしくは複
    数のリモートステーションの各々に対応するものであ
    り、 前記診断信号発生手段は、前記リモートステーションに
    対応させて診断信号データを順次抽出し、 前記異常検出手段は、各診断信号データ毎に返信データ
    の異常を判断する ことを特徴とする請求項1記載のエレ
    ベーターの信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記リモートステーションは、受信した
    診断信号データが前記リモートステーション毎の所定の
    データと一致するときのみ前記受信した診断信号データ
    を返信データとして送信し、 前記メインステーションの異常検出手段は、前記返信デ
    ータが先に送信した前記診断信号データと一致するもの
    がないとき異常と判断する ことを特徴とする請求項1又
    は2記載のエレベーターの信号伝送装置。
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