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JP2937547B2 - 容器材料用樹脂被覆金属板および金属容器 - Google Patents

容器材料用樹脂被覆金属板および金属容器

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Publication number
JP2937547B2
JP2937547B2 JP12979091A JP12979091A JP2937547B2 JP 2937547 B2 JP2937547 B2 JP 2937547B2 JP 12979091 A JP12979091 A JP 12979091A JP 12979091 A JP12979091 A JP 12979091A JP 2937547 B2 JP2937547 B2 JP 2937547B2
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JP
Japan
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resin
polyester resin
metal
container
coated
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JP12979091A
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吉原良一
和氣亮介
新美宏二
平岡孝之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Nippon Steel Corp
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器材料として使用さ
れる熱可塑性ポリエステル樹脂被覆金属板および加工成
型、加熱処理された金属容器に関するものである。さら
に詳しくは熱可塑性ポリエステル樹脂について難結晶化
のポリマーアロイとすることにより成形加工並びにその
後の熱処理を行っても被覆樹脂層の結晶化による二次加
工性及び密着性劣化を生じない熱可塑性ポリエステル樹
脂被覆金属板および金属容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器材料の樹脂被覆金属板および
加工成型された金属容器に関しては特開昭52−655
79に提唱されており、この内容は、板状の金属基質に
対して結晶化度が0〜30%の範囲にある熱可塑性ポリ
エステル樹脂フィルム層を被覆してなる被覆金属を絞り
成形あるいはしごき成形し、ついでこの成形品を乾熱ま
たは湿熱処理することにより、熱可塑性ポリエステル樹
脂フィルム層の結晶化度を増加させて5〜50%の範囲
にするものである。また、特開昭52−65588では
特殊な熱可塑性ポリエステル樹脂を用いて、ある熱処理
条件の下で樹脂層の結晶化度を0〜30%の範囲に抑制
するもの、および特開昭60−168643、特開昭6
0−170532並びに特開昭60−172637では
絞りしごきのような高加工により熱可塑性ポリエステル
皮膜の分子配向度を高めることによって耐食性を向上さ
せることが提唱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来提唱さ
れている金属容器用の樹脂被覆金属板では製缶加工並び
にその後の乾燥、外面印刷、殺菌処理等の加熱処理工程
において被覆されたポリエチレンテレフタレート等の樹
脂の再結晶が生じるため、被覆された樹脂の密着性不良
並びに耐衝撃性の劣化が問題となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の結晶性ポリエステル樹脂に対して非結晶性ポリエス
テルをアロイ化することによって上記した製缶加工並び
にその後の乾燥、外面印刷、殺菌処理等の加熱処理後も
樹脂皮膜の結晶化を抑制し、樹脂の密着性、耐衝撃性の
劣化を防止するものである。
【0005】以下、本発明について詳細に述べる。
【0006】本発明は金属板の片面あるいは両面にS
n,Cr,Ni等の耐食性金属被覆を施し、さらに適時
クロメート等化成処理を行った後、下記(A)の熱可塑
性ポリエステル樹脂組成物を被覆したことを特徴とする
金属容器用樹脂被覆金属板に関するものである。
【0007】(A)結晶性ポリエステル95〜5wt%
と非晶性ポリエステル5〜95wt%とを熱溶融反応さ
せ、下記式で定義されるアロイ化率を5〜100%とし
た熱可塑性ポリエステル樹脂組成物。
【0008】
【数2】
【0009】Tm1又はTg1:原料の結晶性ポリエステル
樹脂の融点又はガラス転移温度。 Tm2又はTg2:原料の結晶性ポリエステル樹脂と非結晶
性ポリエステル樹脂を完全に熱溶融反応させた時の融点
又はガラス転移温度、即ち同じモノマー組成を持つラン
ダム共重合体ポリエステル樹脂の融点又はガラス転移温
度。 Tm3又はTg3:熱可塑性ポリエステル樹脂の融点又はガ
ラス転移温度。
【0010】上記Tm1,Tm2,Tm3あるいはTg1,T
g2,Tg3は示差熱分析計(Perkin Elemer-7 型)を用い
て10℃/分で昇温して得られる融点及びガラス転移温
度である。また、結晶性、非晶性の区別は、示差熱分析
計を用いて同様の方法で融点のピークを発現するものを
結晶性ポリエステル、また、ガラス転移温度のみを発現
するもの、あるいはガラス転移温度および融点のピーク
が現われないものを非晶性ポリエステルという。
【0011】上記結晶性ポリエステルとは、ポリエチレ
ンテレフタレート(以下、PETと略す)、ポリブチレ
ンテレフタレート(以下、PBTと略す)、ポリエチレ
ンナフタレート(以下PENと略す)およびその共重合
体が例として挙げられるが、これらに限定するものでは
なく、少なくとも融点が200℃以上の熱可塑性ポリエ
ステルを言う。
【0012】上記非晶性ポリエステルとは、ポリエチレ
ンイソフタレート(以下、PEIと略す)、シクロヘキ
サン・ジメタール30mol%のポリエチレンテレフタ
レートコポリエステル、イソフタール酸20mol%以
上のポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポ
リエステルポリカーボネート等が挙げられるが、これら
に限定するものではなく、ガラス転移温度が20℃以
上、好ましくは40℃以上の非晶性の熱可塑性ポリエス
テルを言う。
【0013】また、これらの熱可塑性ポリエステルに
は、必要に応じて樹脂の特性改善として公知の配合剤、
例えば、酸化防止剤、熱安定剤、溶融粘度改善剤、滑
剤、耐衝撃剤、顔料、染料、帯電防止剤等の配合剤を配
合することができる。
【0014】以下、本発明の内容を更に詳しく説明す
る。
【0015】本発明にて使用する金属板としてはアルミ
ニウム、鉄及びそれらを主体とする合金があるが、特に
これらに限定するものではなく一般に容器用素材として
使用される金属素材全てにあてはまるものである。これ
ら金属板はその用途に応じて耐食性、密着性を付与する
ために適時、Sn,Ni,Cr,Zn,Al等の金属め
っき及びこれらの合金めっき並びにクロムまたは燐水和
酸化物被覆のような表面処理が施される。これらの被覆
方法は一般の電気めっき、溶融めっき、化学めっき、単
なる塗布などを挙げることができる。また、これら金属
板の厚みは容器の大きさ、用途等によって異なるが、一
般的に0.10mm〜1.5mmの範囲のものが使用さ
れる。但し、特殊な用途としては厚みが0.05〜0.
10mmの金属箔状のものが使用される場合もある。
【0016】これら表面処理された金属板の上に前記し
た熱可塑性ポリエステル樹脂組成物を被覆するが、被覆
方法としては特に制限を設けるものではなく、一般的に
公知の方法でフィルム状にしたものを加熱接着させるフ
ィルムラミネーション法並びにポリエステル樹脂をTダ
イにより溶融押出しを行って直接被覆するエキストルー
ジョンラミネート法が好ましい。この場合、被覆された
樹脂の結晶化度が後の加工及び熱処理後の樹脂層の密着
性に対して重要な影響を及ぼすため、上記方法でポリエ
ステル樹脂を金属板上に被覆した時点でのポリエステル
樹脂の結晶化度はなるべく0%の非晶質が望ましい。従
って、フィルムラミネーション法で用いるフィルムは成
形時に延伸を加えない無延伸の非結晶のものであり且
つ、熱接着後に急冷することが好ましいが、延伸フィル
ムでも熱接着後に再加熱溶融〜急冷処理を施すことによ
って非結晶とすることも可能である。また、エキストル
ージョンラミネート法では樹脂は溶融状態から直接金属
板上に被覆されるため被覆された樹脂はほぼ非結晶状態
であり、実際の測定では0〜3%程度の範囲であった。
この場合のポリエステル樹脂の結晶化度の測定は特開昭
52−65579に示されるX線回折を用いる方法に準
じて行った。
【0017】次に熱可塑性ポリエステル樹脂組成物であ
るが、本発明において最も重要なポイントである樹脂の
結晶化を防止する方法として結晶性ポリエステル樹脂と
非晶性ポリエステル樹脂とを熱溶融反応させ、アロイ化
したことに特徴がある。従来、熱可塑性ポリエステル樹
脂は結晶性であるため金属容器として使用される際に加
工性並びに密着性を満足させるために金属板に被覆され
た状態ではなるべく非結晶であることが好ましい。しか
しながら、結晶性ポリエステル樹脂は加工によって結晶
化が進み、金属容器の加工後の工程(塗装・印刷、食品
の加熱殺菌レトルト処理)において更に結晶化し金属板
との密着性並びに耐衝撃性が劣化するという大きな問題
があった。また、非結晶ポリエステルは従来より知られ
た樹脂であるが、この樹脂単独では融点が低く加工時の
溶融による焼き付き現象の発生、並びに耐衝撃性が劣る
という問題があった。従って、これらの樹脂を単に混合
することによる改善方法が容易に考えられるが、実際に
これら結晶性ポリエステルと非結晶性ポリエステルをそ
れぞれ0〜50%ずつ混合したものを作製し、金属体に
被覆したものを評価した結果、加工性、耐衝撃性につい
ては非結晶ポリエステル樹脂の短所が、また、加工、加
熱処理後の密着性、耐衝撃性については結晶化ポリエス
テル樹脂の短所が顕著に現われ、実用化可能な樹脂は作
製できなかった。しかしながら、本発明者らはこれらの
結晶性ポリエステル樹脂と非結晶性ポリエステル樹脂を
単に混合するものではなく、非結晶性ポリエステル樹脂
としてPET〜PEI共重合樹脂を用いて樹脂溶融時に
これらの樹脂の一部でエステル交換反応を積極的に起こ
させた所謂ポリマーアロイとすることによって金属容器
としての性能を満足する被覆樹脂を得ることを見出し
た。この樹脂組成物は、結晶性ポリエステル95〜5w
t%と非結晶性ポリエステル5〜95wt%とを熱溶融
させ、アロイ化率を5〜100%にコントロールするこ
とにより製造可能となる。また、このアロイ化ポリエス
テル樹脂の非晶性ポリエステルの配合比率は使用される
金属缶の種類、用途によってその最適組成は異なり、比
較的加工度の低い折曲げ加工、プレス打ち抜き加工、缶
蓋巻き締め加工、絞り加工等で缶内容物充填後の殺菌熱
処理の無いもの若しくは軽微なものに対しては5〜40
%の範囲の配合比率のものでこれらの加工並びに熱処理
を行った後でも、その結晶化度は0〜5%未満を維持
し、鋼板との密着性並びに耐衝撃性は十分に満足され
る。また、前述した比較的低加工度のものでも殺菌熱処
理の厳しい条件の場合並びにやや加工度の高いものに対
して厳しい熱処理を施した場合では更に非晶性ポリエス
テルの配合化率を高くする必要があり、この場合の実際
の最適範囲は40〜95%とかなり高い側に変位する
(図1参照)。
【0018】これらアロイ化ポリエステル樹脂皮膜の厚
みとしては用いる金属缶の種類、用途によって異なる
が、一般的に5〜200ミクロン、特に10〜100ミ
クロンの範囲が好ましい。この場合の下限側は樹脂の耐
食性、加工時の疵付きによって決定され、上限について
はコストの問題により決定される。
【0019】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明の内容を説明
する。
【0020】実施例−1 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍された低炭素冷延鋼
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行った後、通常のSnめ
っきまたはSn−Ni,Sn−Zn合金めっきを0.0
5〜11.2(g/m2)施し、更にクロメート処理を
施した後、非晶性ポリエステルの配合比率5〜40%、
アロイ化率20〜40%のアロイ化ポリエステル樹脂を
被覆し各種評価試験に供した。
【0021】実施例−2 実施例−1においてアロイ化ポリエステル樹脂の非晶性
ポリエステルの配合比率を40〜95%、アロイ化率を
40〜100%とした樹脂を被覆し各種評価試験に供し
た。
【0022】実施例−3 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍された低炭素冷延鋼
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行い、更に通常のCrめ
っきを1〜200(mg/m2)施した後、非晶性ポリ
エステルの配合比率5〜40%、アロイ化率20〜40
%のアロイ化ポリエステル樹脂を被覆し各種評価試験に
供した。
【0023】実施例−4 実施例−3においてアロイ化ポリエステル樹脂の非晶性
ポリエステルの配合比率を40〜95%、アロイ化率を
40〜100%とした樹脂を被覆し各種評価試験に供し
た。
【0024】実施例−5 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍されたアルミニウム
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行った後、クロメート処
理を施した上に、非晶性ポリエステルの配合比率5〜4
0%、アロイ化率20〜40%のアロイ化ポリエステル
樹脂を被覆し各種評価試験に供した。
【0025】実施例−6 実施例−5においてアロイ化ポリエステル樹脂の非晶性
ポリエステルの配合比率を40〜95%、アロイ化率を
40〜100%とした樹脂を被覆し各種評価試験に供し
た。
【0026】比較例−1 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍された低炭素冷延鋼
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行った後、通常のSnめ
っきまたはSn−Ni,Sn−Zn合金めっきを0.0
5〜11.2(g/m2)施し、更にクロメート処理を
施した後、非晶性ポリエステルの配合比率を0%、アロ
イ化率0%の結晶性ポリエステル樹脂を被覆し各種評価
試験に供した。
【0027】比較例−2 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍された低炭素冷延鋼
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行い、更に通常のCrめ
っきを1〜200(mg/m2)施した後、非晶性ポリ
エステルの配合比率50%、アロイ化率5%のアロイ化
ポリエステル樹脂を被覆し各種評価試験に供した。
【0028】比較例−3 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍されたアルミニウム
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行った後、クロメート処
理を施した上に、非晶性ポエリステルの配合比率を0
%、アロイ化率0%の結晶性ポリエステル樹脂を被覆し
各種評価試験に供した。
【0029】比較例−4 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍された低炭素冷延鋼
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行った後、通常のSnめ
っき2.8(g/m2)施し更にクロメート処理を施し
た後、非晶性ポリエステルの配合比率100%の非晶性
ポリエステル樹脂を被覆し各種評価試験に供した。
【0030】比較例−5 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍された低炭素冷延鋼
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行い、更に通常のCrめ
っきを90(mg/m2)施した後、非晶性ポリエステ
ルの配合比率100%の非晶性ポリエステル樹脂を被覆
し各種評価試験に供した。
【0031】比較例−6 通常の方法で冷間圧延、および焼鈍されたアルミニウム
板に通常の方法で脱脂・酸洗を行った後、クロメート処
理を施した上に、非晶性ポリエステルの配合比率100
%の非晶性ポリエステル樹脂を被覆し各種評価試験に供
した。
【0032】以上、本発明実施例、比較例を以下に示す
(a)〜(c)の処理に供し、特性としてX線回折法に
よる結晶化度の測定並びに以下に示す耐衝撃試験(d)
を比較した。
【0033】第1表に本発明実施例、比較例に用いた熱
可塑性ポリエステル樹脂の組成と熱分析結果を示す。
【0034】
【表1】
【0035】(a)加工試験 加工試験は100×30mmの供試材を通常の引っ張り
試験機を用いて行ない、長さ比率で30%の引っ張り加
工を与えた。
【0036】(b)加熱処理 加熱処理は乾燥炉を用いて空気中で200℃、10分間
行った。
【0037】(c)レトルト処理 レトルト処理は通常の加圧釜を用いて120℃の純水中
で90分間行った。
【0038】(d)耐衝撃試験 耐衝撃試験は上記(a),(b),(c)の試験を単独
若しくは複合して行った後、重量300gの鋼球を高さ
50cmから落下させた衝撃部をERV試験によって樹
脂皮膜の欠陥を測定した。
【0039】※ERV試験方法:1.0%食塩水中にお
いて測定試料を陽極とし、対極としての白金との間に+
6Vの電圧を印加したときに流れる電流値を測定し、そ
の大きさによって皮膜の健全性を評価する方法。
【0040】以上テスト結果を第2表にまとめて示し
た。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明の熱可塑性ポリ
エステル樹脂組成物を被覆することによって得られた金
属板は簡単な容器への加工並びに、印刷・レトルト等の
熱処理を行ってもポリエステル樹脂の結晶化度は殆ど変
化せず、密着性・耐衝撃性に優れた容器用素材の提供の
供給を可能とするものであり、製缶メーカーでの塗装工
程省略による缶製造コストの低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラミネートされたPET皮膜の非晶性ポリエス
テルの配合比率と結晶化度の関係を各種処理条件につい
て整理した一例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 63/183 C08G 63/183 // B29K 67:00 B29L 22:00 (72)発明者 新美宏二 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 平岡孝之 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 B29C 71/02 B65D 65/40 C08G 63/16 C08G 63/183

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の表面に片面のみSn,Ni,Z
    n,Cr等の金属メッキあるいは燐、クロム水和酸化物
    等の化成処理皮膜、または両面Sn,Ni,Zn,Cr
    等の金属メッキあるいは燐、クロム水和酸化物等の化成
    処理皮膜、並びに片面Sn,Ni,Zn,Cr等の金属
    メッキ−片面燐、クロム水和酸化物等の化成処理異種皮
    膜を施した後、その上に下記(A)の熱可塑性ポリエス
    テル樹脂組成物を被覆したことを特徴とする金属容器用
    樹脂被覆金属板。 (A)結晶性ポリエステル95〜5wt%と非晶性ポリ
    エステル5〜95wt%とを熱溶融反応させ、下記式で
    定義されるアロイ化率を5〜100%とした熱可塑性ポ
    リエステル樹脂組成物。 【数1】 Tm1又はTg1:原料の結晶性ポリエステル樹脂の融点又
    はガラス転移温度 Tm2又はTg2:原料の結晶性ポリエステル樹脂と非結晶
    性ポリエステル樹脂を完全に熱溶融反応させた時の融点
    又はガラス転移温度、即ち同じモノマー組成を持つラン
    ダム共重合体ポリエステル樹脂の融点又はガラス転移温
    度 Tm3又はTg3:熱可塑性ポリエステル樹脂の融点又はガ
    ラス転移温度
  2. 【請求項2】 請求項1の樹脂被覆金属板を容器または
    容器の一部に成型加工し、さらに、乾熱あるいは湿熱処
    理した後の樹脂の結晶化度が0〜5%未満であることを
    特徴とする金属容器。
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CN112046107B (zh) * 2020-08-05 2022-05-31 树业环保科技股份有限公司 一种抗碱耐划伤耐蒸煮聚酯覆铁膜及其制备方法和应用

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