JP2926514B2 - 湿式電子写真刷版の現像液補充方法 - Google Patents
湿式電子写真刷版の現像液補充方法Info
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- JP2926514B2 JP2926514B2 JP2264647A JP26464790A JP2926514B2 JP 2926514 B2 JP2926514 B2 JP 2926514B2 JP 2264647 A JP2264647 A JP 2264647A JP 26464790 A JP26464790 A JP 26464790A JP 2926514 B2 JP2926514 B2 JP 2926514B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、湿式電子写真刷版に使用する現像液に補充
液(母液補充液、コンク補充液)を補充する現像液補充
方法に関する。
液(母液補充液、コンク補充液)を補充する現像液補充
方法に関する。
(従来の技術) 従来現像液等の補充装置としていわゆるチキンフィー
ダと称される装置が広く使用されているが、これ液量が
減少すると母液を補充タンクから補充するもので、濃度
に関係なく補充している点で大きな欠点がある。
ダと称される装置が広く使用されているが、これ液量が
減少すると母液を補充タンクから補充するもので、濃度
に関係なく補充している点で大きな欠点がある。
第4図は上述のような欠点を解決した現像液補充装置
の構成図である。第4図において、電子写真の現像に使
用される現像液は現像液タンク1内に入れられており、
現像過程で減少したり濃度が変わってしまった現像液を
補充するための希釈液(現像液の母液でも良い)とコン
ク補充液は、それぞれ希釈補充液(母液)タンク2内と
コンク補充液タンク3内に入れられている。現像液タン
ク1内の現像液は、ポンプ4によってスプレーパイプと
光学濃度検出部5へ送り出される。現像液タンク1内か
らスプレーパイプに送り出された現像液は、露光された
電子写真感光材料に散布されて電子写真現像を行ない、
電子写真感光材料からこぼれ落ちた分の現像液は現像液
タンク1に戻る。この際、現像液中の電着固形分は画素
として電子写真感光材料に付着し、また、現像液の溶媒
や他の成分も電子写真感光材料上に付着して現像液タン
ク1外に持ち出されるので、電着固形分濃度の低下や現
像液の液量の減少によって現像能力が低下する原因とな
る。
の構成図である。第4図において、電子写真の現像に使
用される現像液は現像液タンク1内に入れられており、
現像過程で減少したり濃度が変わってしまった現像液を
補充するための希釈液(現像液の母液でも良い)とコン
ク補充液は、それぞれ希釈補充液(母液)タンク2内と
コンク補充液タンク3内に入れられている。現像液タン
ク1内の現像液は、ポンプ4によってスプレーパイプと
光学濃度検出部5へ送り出される。現像液タンク1内か
らスプレーパイプに送り出された現像液は、露光された
電子写真感光材料に散布されて電子写真現像を行ない、
電子写真感光材料からこぼれ落ちた分の現像液は現像液
タンク1に戻る。この際、現像液中の電着固形分は画素
として電子写真感光材料に付着し、また、現像液の溶媒
や他の成分も電子写真感光材料上に付着して現像液タン
ク1外に持ち出されるので、電着固形分濃度の低下や現
像液の液量の減少によって現像能力が低下する原因とな
る。
一方、現像液タンク1内から光学濃度検出部5に送り
出された現像液は光学的に電着固形分濃度が検出された
後、現像液タンク1内に戻される。光学濃度検出部5で
検出された電着固形分濃度は、濃度信号SAに変換されて
CPU6に入力される。そして、オペレータが濃度設定装置
7で設定した電着固形分濃度は設定濃度信号SBとしてCP
U6に送出され、光学濃度検出部5から読込まれた濃度信
号SAと比較・演算されて、現像液タンク1内の現像液に
補充すべきコンク補充液の量が算出され、その計算結果
に従ってCPU6は電磁弁10に電磁弁開閉信号SCを送出して
電磁弁10の開放時間を調節し、コンク補充液タンク3か
ら現像液タンク1に流入させるコンク補充液の量を制御
して現像液中の電着固形分濃度を一定に保つ。また、オ
ペレータがマニュアル補充スイッチ11を操作することに
よりCPU6にマニュアル補充信号SDが入力され、CPU6は、
マニュアル補充信号SDが入力されている時間だけ電磁弁
10に電磁弁開閉信号SCを送出して電磁弁10を開放する事
で、コンク補充液をマニュアル補充することもできる。
出された現像液は光学的に電着固形分濃度が検出された
後、現像液タンク1内に戻される。光学濃度検出部5で
検出された電着固形分濃度は、濃度信号SAに変換されて
CPU6に入力される。そして、オペレータが濃度設定装置
7で設定した電着固形分濃度は設定濃度信号SBとしてCP
U6に送出され、光学濃度検出部5から読込まれた濃度信
号SAと比較・演算されて、現像液タンク1内の現像液に
補充すべきコンク補充液の量が算出され、その計算結果
に従ってCPU6は電磁弁10に電磁弁開閉信号SCを送出して
電磁弁10の開放時間を調節し、コンク補充液タンク3か
ら現像液タンク1に流入させるコンク補充液の量を制御
して現像液中の電着固形分濃度を一定に保つ。また、オ
ペレータがマニュアル補充スイッチ11を操作することに
よりCPU6にマニュアル補充信号SDが入力され、CPU6は、
マニュアル補充信号SDが入力されている時間だけ電磁弁
10に電磁弁開閉信号SCを送出して電磁弁10を開放する事
で、コンク補充液をマニュアル補充することもできる。
一方、現像液タンク1の現像液の液面付近にあるレベ
ルセンサ12は、現像過程や蒸発などによって現像液が所
定液量まで減少したことを感知するとソレノイド13に電
流を流し、ソレノイド13に連動した希釈補充液(母液)
タンク2のバルブ14を開いて、希釈液(母液)を現像液
タンク1内の現像液に流入させる。そして、現像液の液
量が希釈補充液(母液)の流入によってある一定量まで
増加すると、レベルセンサ12は液量の増加を感知してソ
レノイド13に流していた電流を切断し、ソレノイド13に
連動した希釈補充液(母液)タンク2のバルブ14を閉じ
ることによって、現像液タンク1中の液量を一定に保つ
ようになっている。
ルセンサ12は、現像過程や蒸発などによって現像液が所
定液量まで減少したことを感知するとソレノイド13に電
流を流し、ソレノイド13に連動した希釈補充液(母液)
タンク2のバルブ14を開いて、希釈液(母液)を現像液
タンク1内の現像液に流入させる。そして、現像液の液
量が希釈補充液(母液)の流入によってある一定量まで
増加すると、レベルセンサ12は液量の増加を感知してソ
レノイド13に流していた電流を切断し、ソレノイド13に
連動した希釈補充液(母液)タンク2のバルブ14を閉じ
ることによって、現像液タンク1中の液量を一定に保つ
ようになっている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の現像液補充方法では、タンク1内の現
像液量を検出するためのレベルセンサ12や現像液の濃度
を測定するための光学濃度検出部5を設けているためコ
ストアップになると共に、レベルセンサ12及び光学濃度
検出部5が汚れてしまうため、原稿面積ラチチュードが
狭くなり、センサ等のメンテナンスが煩わしいという欠
点があった。
像液量を検出するためのレベルセンサ12や現像液の濃度
を測定するための光学濃度検出部5を設けているためコ
ストアップになると共に、レベルセンサ12及び光学濃度
検出部5が汚れてしまうため、原稿面積ラチチュードが
狭くなり、センサ等のメンテナンスが煩わしいという欠
点があった。
本発明は上述のような事情からなされたものであり、
本発明の目的は、コストがそれほど高くなく、原稿面積
ラチチュードも広く、センサ等の汚れもなく、現像液の
品質保持が簡単にかつ正確にできる現像液補充方法を提
供することにある。
本発明の目的は、コストがそれほど高くなく、原稿面積
ラチチュードも広く、センサ等の汚れもなく、現像液の
品質保持が簡単にかつ正確にできる現像液補充方法を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は湿式電子写真刷版に使用する現像液補充方法
に関するものであり、本発明の上記目的は、予め電着固
形分濃度初期値L,電着固形分濃度しきい値L′,コンク
補充液を1版現像する毎に補充する量V0を入力してお
き、コンク補充液を(処理版数×V0)を定量補充し、
希釈補充液又はコンク補充液をタンク内の現像液量を一
定に保つように補充し、仕上がり濃度が低下したとき、
マニュアル補充スイッチを操作してコンク補充液補充量
を1版当り(V0+V1)/2に変え、この操作を繰り返し
行い、n回目のマニュアル補充スイッチを操作したとき
はコンク補充液補充量を1版当り(Vn-1+Vn)/2にす
るように制御することによって達成される。
に関するものであり、本発明の上記目的は、予め電着固
形分濃度初期値L,電着固形分濃度しきい値L′,コンク
補充液を1版現像する毎に補充する量V0を入力してお
き、コンク補充液を(処理版数×V0)を定量補充し、
希釈補充液又はコンク補充液をタンク内の現像液量を一
定に保つように補充し、仕上がり濃度が低下したとき、
マニュアル補充スイッチを操作してコンク補充液補充量
を1版当り(V0+V1)/2に変え、この操作を繰り返し
行い、n回目のマニュアル補充スイッチを操作したとき
はコンク補充液補充量を1版当り(Vn-1+Vn)/2にす
るように制御することによって達成される。
(作用) 本発明にあっては、レベルセンサ等を設ける必要もな
く、希釈補充液(母液補充液)はチキンフィーダ式に自
動的に補充され、更にオペレータが入力する補充信号及
びそれまでに現像処理した版数に基づいて演算した結果
に従ってコンク補充液の補充を行なうので、センサ等の
汚れに左右されずにしかも濃度を安定させて品質の良い
現像を行ない得る現像液補充が実現できる。
く、希釈補充液(母液補充液)はチキンフィーダ式に自
動的に補充され、更にオペレータが入力する補充信号及
びそれまでに現像処理した版数に基づいて演算した結果
に従ってコンク補充液の補充を行なうので、センサ等の
汚れに左右されずにしかも濃度を安定させて品質の良い
現像を行ない得る現像液補充が実現できる。
(実施例) 第1図は本発明の現像液補充方法を実現する装置を、
第4図に対応させて示す構成図である。本発明では新し
く現像版数カウンタ20と設定装置21とを設けており、計
数された版数信号SE及び設定された各種データSGがCPU6
Aに入力されている。
第4図に対応させて示す構成図である。本発明では新し
く現像版数カウンタ20と設定装置21とを設けており、計
数された版数信号SE及び設定された各種データSGがCPU6
Aに入力されている。
第1図において、電子写真の現像に使用される現像液
は現像液タンク(シールしてあるので現像液の蒸発は無
視できる)1A内に、現像過程で減少した現像液を補充す
るための母液は母液補充用チキンフィーダ2A内に、現像
過程で減少した現像液中の電着固形分を補充するための
コンク補充液はコンク補充液タンク3内にそれぞれ入れ
られている。現像液タンク1A内の現像液はポンプ4によ
ってスプレーパイプに送り出され、電子写真感光材料に
散布されて電子写真の現像を行い、電子写真感光材料か
らこぼれ落ちた分の現像液は現像液タンク1Aに戻る。こ
の際、現像液中の電着固型分は画素として電子写真感光
材料に付着し、また、現像液の溶媒や他の成分も電子写
真感光材料上に付着して現像液タンク1A外に持ち出され
る。現像過程で減少した現像液は、母液補充用チキンフ
ィーダ2Aから絶えず減少した分だけチキンフィーダ式に
補充されており、現像液タンク1A中の現像液は常に一定
量を保持している。
は現像液タンク(シールしてあるので現像液の蒸発は無
視できる)1A内に、現像過程で減少した現像液を補充す
るための母液は母液補充用チキンフィーダ2A内に、現像
過程で減少した現像液中の電着固形分を補充するための
コンク補充液はコンク補充液タンク3内にそれぞれ入れ
られている。現像液タンク1A内の現像液はポンプ4によ
ってスプレーパイプに送り出され、電子写真感光材料に
散布されて電子写真の現像を行い、電子写真感光材料か
らこぼれ落ちた分の現像液は現像液タンク1Aに戻る。こ
の際、現像液中の電着固型分は画素として電子写真感光
材料に付着し、また、現像液の溶媒や他の成分も電子写
真感光材料上に付着して現像液タンク1A外に持ち出され
る。現像過程で減少した現像液は、母液補充用チキンフ
ィーダ2Aから絶えず減少した分だけチキンフィーダ式に
補充されており、現像液タンク1A中の現像液は常に一定
量を保持している。
一方、オペレータが設定装置21を用いて入力した設定
濃度,コンク補充液成分,母液補充液成分等の設定値は
設定データSGとしてCPU6Aに入力され、また、それまで
に現像した電子写真の版数は現像版数カウンタ20で計数
され、版数信号SEとしてCPU6Aに入力にされる。そし
て、オペレータがマニュアル補充スイッチ11を押してCP
U6Aに補充信号SFを入力すると、CPU6Aは設定装置21から
読込んだ設定データSGと現像版数カウンタ20から読込ん
だ版数信号SEとから、今までの現像液の電着固形分濃度
変化値を算出し、その濃度変化値を抑制するのに必要な
コンク補充液の補充流を計算し、その結果に従って電磁
弁開閉信号SCを電磁弁10に送出してその開き具合いを調
節し、コンク補充液タンク3から現像液タンク1Aに流入
するコンク補充液の量を制御する。
濃度,コンク補充液成分,母液補充液成分等の設定値は
設定データSGとしてCPU6Aに入力され、また、それまで
に現像した電子写真の版数は現像版数カウンタ20で計数
され、版数信号SEとしてCPU6Aに入力にされる。そし
て、オペレータがマニュアル補充スイッチ11を押してCP
U6Aに補充信号SFを入力すると、CPU6Aは設定装置21から
読込んだ設定データSGと現像版数カウンタ20から読込ん
だ版数信号SEとから、今までの現像液の電着固形分濃度
変化値を算出し、その濃度変化値を抑制するのに必要な
コンク補充液の補充流を計算し、その結果に従って電磁
弁開閉信号SCを電磁弁10に送出してその開き具合いを調
節し、コンク補充液タンク3から現像液タンク1Aに流入
するコンク補充液の量を制御する。
上述のように現像液(電着固形分)は現像過程におい
て外に持ち出されるが、その持ち出し量と母液補充液,
コンク補充液の成分及び補充量との関係を、第2図を用
いて説明する。先ず、入口から現像液タンク1A内に入っ
た電子写真感光材料は、スプレーパイプを介して現像液
が散布されて現像された後に出口から出力されて、電子
写真感光材料1版当りA(cc)の現像液と電子写真感光
材料1版当りE(mg)の電着固形分(ユーザー条件によ
って変わる)を持ち出し、その際の電子写真感光材料1
版当りの現像液の蒸発量はB(cc)である。コンク補充
液の補充量が電子写真感光材料1版当りV(cc)である
とき、母液はチキンフィーダ2Aで補充されているので、
母液補充量は電子写真感光材料1版当り“A+B−V"
(cc)となる。そして、コンク補充液及び母液補充液の
電着固形分濃度が、それぞれ液量1リットル当りC
(g)及びL(g)であり、現像液タンク1Aの容量がT
リットルなので、電子写真感光材料をn版現像した後の
現像液タンク1A内の電着固形分濃度Xn(g/l)は Xn=[T×Xn-1−E/1000−(Xn-1×A)/1000 +(C×V)/1000+{A+B−V)×L}/1000]÷T ……(1) であり、また、非電着固形分濃度Yn(g/l)は Yn=[T×Yn-1−(Yn-1×A)/1000+(P×V)/1
000 +{(A+B−V)×P}/1000]÷T ……(2) であり、全固形分Zn(g/l)は Zn=Xn+Yn ……(3) となる。上記(1)式の右辺第1項は1版前の総量を、
第2項は画像重量を、第3項は持出分を、第4項はコン
ク補充分を、第5項は母液補充分をそれぞれ示してい
る。また、上記(2)式の右辺第1項は1版前の総量
を、第2項は持出分を、第3項はコンク補充分を、第4
項は母液補充分をそれぞれ示している。
て外に持ち出されるが、その持ち出し量と母液補充液,
コンク補充液の成分及び補充量との関係を、第2図を用
いて説明する。先ず、入口から現像液タンク1A内に入っ
た電子写真感光材料は、スプレーパイプを介して現像液
が散布されて現像された後に出口から出力されて、電子
写真感光材料1版当りA(cc)の現像液と電子写真感光
材料1版当りE(mg)の電着固形分(ユーザー条件によ
って変わる)を持ち出し、その際の電子写真感光材料1
版当りの現像液の蒸発量はB(cc)である。コンク補充
液の補充量が電子写真感光材料1版当りV(cc)である
とき、母液はチキンフィーダ2Aで補充されているので、
母液補充量は電子写真感光材料1版当り“A+B−V"
(cc)となる。そして、コンク補充液及び母液補充液の
電着固形分濃度が、それぞれ液量1リットル当りC
(g)及びL(g)であり、現像液タンク1Aの容量がT
リットルなので、電子写真感光材料をn版現像した後の
現像液タンク1A内の電着固形分濃度Xn(g/l)は Xn=[T×Xn-1−E/1000−(Xn-1×A)/1000 +(C×V)/1000+{A+B−V)×L}/1000]÷T ……(1) であり、また、非電着固形分濃度Yn(g/l)は Yn=[T×Yn-1−(Yn-1×A)/1000+(P×V)/1
000 +{(A+B−V)×P}/1000]÷T ……(2) であり、全固形分Zn(g/l)は Zn=Xn+Yn ……(3) となる。上記(1)式の右辺第1項は1版前の総量を、
第2項は画像重量を、第3項は持出分を、第4項はコン
ク補充分を、第5項は母液補充分をそれぞれ示してい
る。また、上記(2)式の右辺第1項は1版前の総量
を、第2項は持出分を、第3項はコンク補充分を、第4
項は母液補充分をそれぞれ示している。
上述した構成において、CPU6Aが実行する現像液中の
電着固形分濃度の制御過程を、第3図を用いて説明す
る。第3図は横軸が現像処理をした電子写真の版数nで
あり、縦軸が現像液中の電着固形分濃度Xnである。先
ず、オペレータがn=0の時に設定装置21を用いて電着
固形分濃度の初期値L(g/l)、電着固形分濃度のしき
い値としてL′(g/l)、コンク補充液を電子写真を1
版現像する毎に補充する量V=V0(cc)を、それぞれC
PU6Aに入力する。これらは、メーカー出荷時に予めプリ
セットされていても良い。なお、理想の電着固形分濃度
曲線はXn=Lで一定である。そして、n=n1の時に、
補充信号SFがオペレータによってCPU6Aに入力される
と、CPU6AはXn=L′と判断してコンク補充液をaリッ
トル補充した後、 Xn1=L′+(a×c)/T ……(4) と置き換える。また、CPU6Aは(1)式よりXnをnの関
数F(n)と書き直し、F(n1)=L′とすることによ
り、そのユーザー条件での電着固形分持ち出し量(画像
重量)E1を求め、逆にE1を代入したF(n1)=Lから
Xn=L(一定)を保つためのコンク補充液補充量V1を
求める。そこで、CPU6Aは次にオペレータによって補充
信号が入力されるまでのコンク補充液補充量V2をV2=
(V0+V1)/2と補正して、コンク補充液の補充を行な
う。
電着固形分濃度の制御過程を、第3図を用いて説明す
る。第3図は横軸が現像処理をした電子写真の版数nで
あり、縦軸が現像液中の電着固形分濃度Xnである。先
ず、オペレータがn=0の時に設定装置21を用いて電着
固形分濃度の初期値L(g/l)、電着固形分濃度のしき
い値としてL′(g/l)、コンク補充液を電子写真を1
版現像する毎に補充する量V=V0(cc)を、それぞれC
PU6Aに入力する。これらは、メーカー出荷時に予めプリ
セットされていても良い。なお、理想の電着固形分濃度
曲線はXn=Lで一定である。そして、n=n1の時に、
補充信号SFがオペレータによってCPU6Aに入力される
と、CPU6AはXn=L′と判断してコンク補充液をaリッ
トル補充した後、 Xn1=L′+(a×c)/T ……(4) と置き換える。また、CPU6Aは(1)式よりXnをnの関
数F(n)と書き直し、F(n1)=L′とすることによ
り、そのユーザー条件での電着固形分持ち出し量(画像
重量)E1を求め、逆にE1を代入したF(n1)=Lから
Xn=L(一定)を保つためのコンク補充液補充量V1を
求める。そこで、CPU6Aは次にオペレータによって補充
信号が入力されるまでのコンク補充液補充量V2をV2=
(V0+V1)/2と補正して、コンク補充液の補充を行な
う。
以後、オペレータによって補充信号が入力された場合
もCPU6Aは同様に演算を行ない、それ以後のコンク補充
液補充量を決定して行き、次第にコンク補充液補充量を
V1に近づけて行く。
もCPU6Aは同様に演算を行ない、それ以後のコンク補充
液補充量を決定して行き、次第にコンク補充液補充量を
V1に近づけて行く。
(発明の効果) 以上の様に本発明の現像液補充方法によれば、補充液
の補充量がオペレータの入力する補充信号とそれまでに
現像処理した電子写真の版数とから決定され、種々のセ
ンサを必要としないので、現像液補充装置のメンテナン
スの簡素化やコストダウンが図られ、かつ正確で安定し
た現像液の補充が可能である。
の補充量がオペレータの入力する補充信号とそれまでに
現像処理した電子写真の版数とから決定され、種々のセ
ンサを必要としないので、現像液補充装置のメンテナン
スの簡素化やコストダウンが図られ、かつ正確で安定し
た現像液の補充が可能である。
第1図は本発明の現像液補充方法を実現する装置の構成
図、第2図は写真の現像過程における現像液中の電着固
形分濃度の変化原因を説明するための図、第3図は本発
明による現像液中の電着固形分濃度の制御の一例を説明
するための図、第4図は従来の現像液補充装置の構成図
である。 1,1A……現像液タンク、2……希釈補充液タンク、2A…
…母液補充用チキンフィーダ、3……コンク補充液タン
ク、4……ポンプ、5……光学濃度検出部、6,6A……CP
U、10……電磁弁、20……現像版数カウンタ、21……設
定装置。
図、第2図は写真の現像過程における現像液中の電着固
形分濃度の変化原因を説明するための図、第3図は本発
明による現像液中の電着固形分濃度の制御の一例を説明
するための図、第4図は従来の現像液補充装置の構成図
である。 1,1A……現像液タンク、2……希釈補充液タンク、2A…
…母液補充用チキンフィーダ、3……コンク補充液タン
ク、4……ポンプ、5……光学濃度検出部、6,6A……CP
U、10……電磁弁、20……現像版数カウンタ、21……設
定装置。
Claims (1)
- 【請求項1】湿式電子写真現像過程で減少するタンク内
の現像液を補充する方法において、 予め電着固形分濃度初期値L,電着固形分濃度しきい値
L′,コンク補充液を1版現像毎に補充する量V0を入
力しておき、 コンク補充液を(処理版数×V0)を定量補充し、希釈
補充液又はコンク補充液をタンク内の現像液量を一定に
保つように補充し、 仕上がり濃度が低下したとき、マニュアル補充スイッチ
を操作してコンク補充液補充量を1版当り(V0+V1)
/2に変え、この操作を繰り返し行い、n回目のマニュア
ル補充スイッチを操作したときはコンク補充液補充量を
1版当り(Vn-1+Vn)/2にするように制御することを
特徴とする湿式電子写真刷版の現像液補充方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2264647A JP2926514B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 湿式電子写真刷版の現像液補充方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2264647A JP2926514B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 湿式電子写真刷版の現像液補充方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04141682A JPH04141682A (ja) | 1992-05-15 |
JP2926514B2 true JP2926514B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=17406263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2264647A Expired - Fee Related JP2926514B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 湿式電子写真刷版の現像液補充方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2926514B2 (ja) |
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Family Cites Families (2)
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---|---|---|---|---|
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JPS62209480A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 液体現像装置 |
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1990
- 1990-10-02 JP JP2264647A patent/JP2926514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04141682A (ja) | 1992-05-15 |
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