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JP2922152B2 - 垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法 - Google Patents

垂直コンベア装置及び掘削土搬出方法

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Publication number
JP2922152B2
JP2922152B2 JP9907096A JP9907096A JP2922152B2 JP 2922152 B2 JP2922152 B2 JP 2922152B2 JP 9907096 A JP9907096 A JP 9907096A JP 9907096 A JP9907096 A JP 9907096A JP 2922152 B2 JP2922152 B2 JP 2922152B2
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JP
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belt
conveyor
vertical
gantry
horizontal
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JP9907096A
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勝也 太田
司 橋本
忠 樋口
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Toda Corp
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Toda Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直コンベア装置
及び掘削土搬出方法に関し、特に、掘削工事において掘
削深度の変化に容易に対応することのできる垂直コンベ
ア装置及び掘削土搬出方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
立坑の掘削を行う場合、掘削に伴って掘削土を地上に搬
出しなければならない。
【0003】このような掘削土を地上に搬出する手段と
して、クラムシェルやベッセルを使って地上に搬出する
方法がとられている。
【0004】しかし、クラムシェルやベッセルを使って
地上に掘削土を搬出する場合には、掘削作業位置から掘
削土を運搬して積み込む作業と、地上でクレーンを操作
して掘削土を積み降ろす作業が必要となり、掘削位置及
び地上での作業を行うために、作業者を多く必要とする
という問題がある。
【0005】また、クレーンを用いる場合には、掘削深
度が増すに従って、巻き上げ、巻き降ろしに必要な時間
が多く必要となり、搬出能力が減少して、搬出時間が長
くなってしまうという問題がある。
【0006】更に、掘削土を搬出する際には、掘削作業
を中断しなければならず、掘削深度が増すに従って、作
業の中断時間も長くなってしまい、工期も長くなるとい
う問題がある。
【0007】そして、更に、装置の大部分が金属製であ
るため騒音が発生するという問題もある。
【0008】また、固定式のバケットコンベアを用いて
掘削土を地上に搬出する方法も採用されているが、この
場合には、掘削に伴う深度の変化に対して対応しがたい
という問題がある。
【0009】また、この場合も前述の場合と同様に、装
置の大部分が金属製であるため、騒音が発生するという
問題がある。
【0010】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、少ない作業者で、短時間に、
連続して被搬送物の搬出ができ、しかも、騒音が少な
く、積込位置と搬出高さ位置との距離の変化に容易に対
応することができる垂直コンベア装置及び掘削土搬出方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、搬出高さ位置で水平方向に
配設される水平部と、この水平部の一端部から屈曲して
積込高さ位置まで垂直方向に配設される垂直部とを有す
る桟付きベルトコンベアと、前記桟付きベルトコンベア
の水平部下方位置に、前記水平部と重ねて水平に配設さ
れ、前記桟付きベルトコンベアで搬送された被搬送物を
搬出位置まで搬送する搬出ベルトコンベアと、前記桟付
きベルトコンベアの水平部および搬出ベルトコンベアを
載置支持する架台と、前記架台上で、前記桟付きベルト
コンベアの水平部の他端部に配設された駆動装置を移動
可能に牽引支持し、前記垂直部の長さを可変とする牽引
装置と、前記垂直部の下端部に配設され、被搬送物を前
記桟付きベルトコンベアに供給する積込装置と、を含む
垂直コンベア装置であって、前記桟付きベルトコンベア
は、ベルト本体両側部に耳部余幅を有するコンベアベル
トと、前記水平部の送り側で前記ベルト本体の裏面を支
持する前記ベルト本体の全幅にわたる長さの送りローラ
と、前記水平部の戻り側で前記ベルト本体の表面耳部余
幅を支持する前記ベルト本体の耳部余幅に相当する長さ
の戻りローラとを有し、前記送りローラは、前記架台の
長さ方向に沿って平行に配設された一対の受けレール
に、所定位置で位置決め可能、かつ、前記受けレールに
沿って転動可能に両端部が載置支持されることを特徴と
する。
【0012】この発明によれば、水平部及び垂直部を有
する桟付きベルトコンベアにより、前記垂直部の下端の
積込高さ位置から搬出高さ位置まで、連続的に被搬送物
を搬送することができ、しかも、桟付きベルトコンベア
の下方に配設した搬出ベルトコンベアにより、搬出位置
まで確実に搬出させることができ、搬出側の作業者を要
することなく、連続して被搬送物を搬送することがで
き、さらには、ベルトコンベアのコンベアベルトは一般
的にゴム類の材質となっているため、騒音の少ない状態
とすることができる。
【0013】また、垂直部の下端部に被搬送物を供給す
る積込装置を配設し、この積込装置を桟付きベルトコン
ベアと共に、牽引手段に牽引させることで、桟付きベル
トコンベアの垂直部下端の昇降移動と共に積込装置を一
体的に昇降させることができ、積込位置と搬出高さ位置
との距離の変化に対し容易に対応することができる。
【0014】さらに、被搬送物を搬送する水平部の送り
側のコンベアベルトのベルト本体を、受けレールに位置
決めされたベルト本体の全幅にわたる長さの送りローラ
によって確実に支持することができる。
【0015】しかも、牽引手段によって駆動手段が移動
する際に、送りローラの位置決めを解除して、受けレー
ル上を転動させることで、駆動装置の移動部分から送り
ローラを容易に除去することができ、そのため送りロー
ラが駆動装置の移動の支障になることがなく、また再度
位置決めする場合には、送りローラを転動させて移動さ
せればよく、重量のある送りローラの取り付け、取外し
の手間や労力を軽減させることができ、しかも、作業時
間も短縮することができる。
【0016】更に、被搬送物を有しない水平部の戻り側
ではベルト本体の耳部余幅に相当する長さの短い戻りロ
ーラによって、ベルト本体の表面耳部余幅部分を支持す
ることで、駆動装置の牽引装置による移動の際に戻りロ
ーラの取外しを不要とし、しかも、戻りローラによって
ベルト本体を確実に支持することができる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記架台は、架台上部を覆う屋根フレームを有し、
前記送りローラを載置支持する前記受けレールは、前記
屋根フレームに吊り下げ支持されていることを特徴とす
る。
【0018】この発明によれば、受けレールを屋根フレ
ームに吊り下げ支持させることにより、架台上の水平部
周囲の空間を広くとることができ、周囲の空間を有効に
利用することができ、周囲に例えば点検通路などを形成
する場合などに架台を広くすることなく形成することが
でき、省スペース化が可能となる。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記架台は、前記桟付きベルトコンベアの水平部側
方に立設した横架を有し、前記送りローラを載置支持す
る前記受けレールは、前記横架に支持されていることを
特徴とする。
【0020】この発明によれば、水平部側方にある程度
のスペースを確保することができる場合に、横架を架台
上に立設することで、容易に受けレールを支持すること
ができる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかにおいて、前記送りローラは、前記受けレールの
所定位置に形成された係合孔に差し込み係合される脱着
可能な位置決めピンによって位置決め可能にされている
ことを特徴とする。
【0022】この発明によれば、受けレールの係合孔に
位置決めピンを抜き差しするだけで、送りローラの位置
決めおよび位置決め解除を行うことができ、作業の容易
化および作業時間の短縮化ができる。
【0023】請求項5記載の発明は、地上部の架台上に
水平方向に配設される水平部及びこの水平部の一端部か
ら屈曲して掘削部まで垂直方向に配設される垂直部を有
し、前記水平部の他端部に配設された駆動装置が牽引手
段により移動可能に支持されて前記垂直部の長さが可変
とされた桟付きベルトコンベアと、前記架台上で、前記
水平部の下方位置に水平に配設された搬出ベルトコンベ
アと、前記垂直部下端部に前記牽引手段により吊り下げ
配設された積込装置とを備える垂直コンベア装置を用い
て前記掘削部から地上部の搬出位置まで掘削土を搬送す
る掘削土搬出方法であって、前記水平部の他端部に設け
られた前記駆動装置を前記牽引装置により、前記牽引装
置側に引き寄せて、前記垂直部の下端部を上昇させ、前
記水平部の送り側のコンベアベルトのベルト本体裏面を
支持する前記ベルト本体の全幅にわたる長さの複数の送
りローラを、前記架台の長さ方向に沿って平行に配設さ
れた受けレールの所定位置に載置支持させて位置決め
し、かつ、前記水平部の戻り側のコンベアベルトのベル
ト本体に形成された表面耳部余幅部分を前記耳部余幅に
相当する長さの戻りローラにて支持させる工程と、前記
掘削部を所定深さ掘削して、掘削土を積込装置から桟付
きベルトコンベアの垂直部及び水平部により地上部に搬
出し、この地上部に搬出された掘削土を前記水平部から
前記搬出ベルトコンベアに供給し、この搬出ベルトコン
ベアにより地上部の搬出位置まで搬出する工程と、前記
所定深さの掘削後、前記垂直部下端部の下降距離に相当
する距離の前記駆動装置側の所定本数の前記送りローラ
の位置決めを解除し、前記水平部の一端部側へ前記受け
レールに沿って転動させる工程と、前記所定本数の送り
ローラの転動後、前記牽引手段により前記駆動装置を前
記戻りローラ間で前記垂直部側へ移動させて、前記垂直
部の下端部を所定距離下降させる工程と、前記各工程を
繰り返し、順次所定深さの掘削を行って掘削土を搬出す
ることを特徴とする。
【0024】この発明によれば、掘削作業を中断させる
ことなく、掘削土を掘削部から地上部に搬出して、地上
部の搬出位置まで搬出することができ、しかも、受けレ
ールに対する送りローラの位置決めを解除して、送りロ
ーラを受けレール上で転動させるだけで、垂直部の下端
部を容易に下降できる状態にすることができ、受けロー
ラの取付け、取外しに要する手間および労力を軽減し
て、作業時間を短縮することができる。
【0025】また、搬出側の作業者を要せず、騒音の少
ない状態にでき、さらには、掘削深さに容易に対応する
ことができること前述の場合と同様である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1〜図14は、本発明の一実施の形態に
係る垂直コンベア装置を立坑の掘削時における掘削土の
搬出に用いた状態を示す図である。
【0028】この立坑は、図1及び図2に示すように、
地上部10から立坑形成領域の周囲に土留壁12を形成
し、この土留壁12の内側領域を所定深さごとに掘削し
て、その掘削部14内の土留壁12に土留支保工、例え
ば、腹起こし材16を取付け、この腹起こし材16間に
切梁18を配設し、土圧に対抗し得るようにしている。
【0029】そして、この地上部10から掘削部14内
へと垂直コンベア装置20を配設するようにしている。
【0030】垂直コンベア装置20は、架台22を、架
脚24を介して地上部10上に支持させ、この架台22
に桟付きベルトコンベア26と、牽引装置28と、搬出
ベルトコンベア30と、積込装置としてのスクリューフ
ィーダ32とを支持させるようにしている。
【0031】架台22は、掘削部14側の端部が掘削部
14の上方に張り出した状態で設けられ、この掘削部1
4側の端部と逆側の端部下方には掘削土ピット34が設
けられている。
【0032】また、掘削部14側の架脚24には、作業
台36が形成されている。
【0033】更に、図示せぬが、架台22はトラス構造
等によって適宜補強されるようになっている。
【0034】そして更に、架台22には、図4に示すよ
うに、周囲に点検通路21が設けられ、この点検通路2
1を含む架台22の上部を覆うように屋根フレーム23
が設けられ、この屋根フレーム23に図示せぬ屋根が取
り付けられるようになっている。
【0035】桟付きベルトコンベア26は、図3に示す
ように、コンベアベルト27が平ベルト状のベルト本体
38の表面両側部付近に波状の伸縮性のある縦桟40を
長さ方向に沿って設け、この縦桟40間に所定間隔で横
桟42を設けて、これら縦桟40及び横桟42によって
収納部44が形成された状態となっている。
【0036】また、ベルト本体38の幅方向両側部に耳
部余幅46が形成された状態となっている。
【0037】更に、桟付きベルトコンベア26は、図1
及び図2に示すように、架台22上で、架台22に沿っ
て水平方向に配設される水平部48と、この水平部48
の掘削部14側の端部から直角に屈曲して掘削部14内
の掘削位置まで垂直方向に配設される垂直部50とを有
するものとなっている。
【0038】また、垂直部50の下端には、掘削表面に
沿って水平に屈曲されたテール部52が形成されてい
る。
【0039】このテール部52の端部にはテールプーリ
ー54が配設され、水平部48から垂直部50への屈曲
部及び垂直部50からテール部52への屈曲部にはそれ
ぞれ変角プーリー56が配設され、水平部48の掘削土
ピット34側の端部には、駆動装置80に設けられた駆
動プーリー58が配設されている。
【0040】更に、桟付きベルトコンベア26の水平部
48における送り側のコンベアベルト27には、ベルト
本体38の裏面を支持する送りローラ60が所定間隔で
配設され、また、戻り側のコンベアベルト27には、ベ
ルト本体38の表面を支持する戻りローラ62が所定間
隔で配設されている。
【0041】なお、水平部48から垂直部50への屈曲
部においては、複数の送りローラ60によって、送り側
のコンベアベルト27のベルト本体38の裏面が屈曲状
態で支持されている。
【0042】また、桟付きベルトコンベア26の水平部
48には、図11に示すように、コンベアベルト27の
ベルト本体38の側面に接触する側面ローラ64を両側
部に配設して、コンベアベルト27の横方向(幅方向)
のぶれを防止すると共に、垂直部50には、コンベアベ
ルト27のベルト本体38の側部表裏両面を挟むプーリ
ー状のローラ66を両側部に配設して、コンベアベルト
27の横方向(幅方向)のぶれを防止すると共に、前後
方向(表裏面方向)のぶれをも防止できるようにしてい
る。
【0043】このプーリー状のローラ66は、図1及び
図2に示すように垂直部50のコンベアベルト27の送
り側上端部付近及び戻り側下端部付近の2ヶ所に配設さ
れるようになっている。
【0044】この場合、垂直部50においては、図12
に示すように、プーリー状のローラ66に加えて、ベル
ト本体38の耳部余幅46を表裏両面から挟む一対の挟
持ローラ68を両側部に配設して、コンベアベルト27
の垂直部50における前後方向(表裏面方向)のぶれを
確実に防止するようにすることも可能である。
【0045】更に、水平部48の駆動プーリー58付近
のコンベアベルト27の戻り側には、図8及び図9に示
すように、ベルト本体38の裏面側にベルト本体38の
全幅にわたる叩きローラ70を配設し、この叩きローラ
70によってベルト本体38の裏面を叩いて、コンベア
ベルト27に付着した掘削土を確実に落下させるように
している。
【0046】この叩きローラ70は、複数の凸部を周方
向に有する駒体72を、複数その凸部位置をずらした状
態で取り付けた状態となっており、コンベアベルト27
の移動に伴って駒体72の凸部がベルト本体38の裏面
を叩くようになっている。
【0047】この場合、叩きローラ70によるコンベア
ベルト27の共振を防止するために、図8に示すよう
に、一対のアジャストローラ74を縦桟40に接触させ
て設け、このアジャストローラ74の間隔を調整可能に
して確実に共振を防止し得るようにしている。
【0048】また、水平部48と垂直部50との屈曲部
においては、図10に示すように、作業台36から屈曲
部全体を覆うように4枚の防護シートで形成されるカバ
ー76を取り付け、垂直部50から水平部48に屈曲す
る際に掘削土が掘削部14の作業領域内に落下するのを
防止している。
【0049】更に、作業台36の上方位置から垂直部5
0下端までの間は、4枚の防護シートで形成されるダス
トシュート78によってカバー76と一部重複した状態
で、桟付きベルトコンベア26を覆い、掘削土が掘削部
14の作業領域に落下するのを確実に防止するようにし
ている。
【0050】そして更に、図10に示すように、水平部
48と、垂直部50との屈曲部に配設された変角プーリ
ー56にスクレーパ102を設け、変角プーリー56に
付着した掘削土をかき落とすようにしている。
【0051】牽引装置28は、図1および図2に示すよ
うに、桟付きベルトコンベア26の掘削土ピット34側
の端部に配設された駆動装置80を移動可能に牽引支持
するもので、電動ウィンチ82と、ワイヤロープ86と
から構成されている。
【0052】駆動装置80は架台22上に配設されたレ
ール84に沿って架台22の長さ方向に移動可能にされ
ている。また、この駆動装置80には、駆動プーリー5
8が取り付けられ、この駆動プーリ58によってコンベ
アベルト27が駆動されるようになっている。
【0053】電動ウィンチ82は、架台22上の掘削土
ピット34側端部に固定され、ワイヤロープ86にて駆
動装置80と連結され、このワイヤロープ86を伸ばす
ことで、駆動装置80をレール84に沿って掘削部14
側へと移動させ、垂直部50の長さを伸ばしてその下端
部を下降可能にし、さらにワイヤロープ86を巻きとっ
て駆動装置80を掘削土ピット34側に引き寄せること
で、垂直部50の下端部を上昇可能にしている。
【0054】この場合、駆動装置80の移動に際して、
送りローラ60及び戻りローラ62が邪魔にならないよ
うにする必要がある。
【0055】そこで、図4及び図5に示すように、送り
ローラ60をベルト本体38の全幅にわたる長さとし、
送りローラ60によってベルト本体38の裏面を確実に
支持して、掘削土を積んだコンベアベルト27の送り側
の荷重を確実に支持できるようにすると共に、この送り
ローラ60を架台22の長さ方向に沿って平行に配設さ
れた一対の受けレール88に対し、所定位置で位置決め
可能、かつ、受けレール88に沿って転動可能にしてい
る。
【0056】具体的には、一対の受けレール88は、架
台22の上部を覆う屋根フレーム23に垂下状態で取り
付けた一対の吊り架89に取り付けられて、屋根フレー
ム23に吊り下げ支持された状態となっている。また、
一対の受けレール88間の間隔は、駆動装置80が移動
できる間隔に設定されている。
【0057】このように、一対の受けレール88間の間
隔が駆動装置80が移動できる間隔とされているにもか
かわらず、屋根フレーム23から吊り下げ支持された状
態となっているため、点検通路21の通路空間を狭める
ことがなく、スペースを有効に活用して、省スペース化
がなし得ることとなる。
【0058】また、一対の吊り架89をトラス構造と
し、一対の受けレール88をチャンネル材で形成するこ
とにより、掘削土を積んだ送り側のコンベアベルト27
の荷重に十分に耐えられるようにしている。
【0059】更に、一対の受けレール88には、図6お
よび図7に示すように、その長さ方向において所定間隔
で複数の係合孔90が形成され、受けレール88上に送
りローラ60の両端部の軸60aを載置し、この軸60
aを挟むようにして、略コ字状の位置決めピン91の両
端部を係合孔90内に差し込むことで、送りローラ60
の位置決めを行い、位置決めピン91を係合孔90から
抜き取ることで、送りローラ60を受けレール88上で
転動可能にしている。
【0060】したがって、電動ウィンチ82により駆動
装置80を掘削部14側へと移動させる際には、位置決
めピン91を抜き取り、送りローラ60を受けレール8
8上で掘削部14側へ転動させればよく、また、逆に送
りローラ60を位置決めする際には、受けレール88上
で送りローラ60を所定位置まで転動させて位置決めピ
ン91を係合孔90に差し込むだけでよく、送りローラ
自体の取付け、取外しの手間および労力が不要となり、
短時間で作業が行われることとなる。
【0061】また、戻りローラ64は、ベルト本体38
の耳部余幅46に相当する長さの短いものとし、ベルト
本体38の表面耳部余幅46部分に接触してコンベアベ
ルト27を支持することで、駆動装置80の通過を可能
にし、戻りローラ62の取外しを不要としている。
【0062】搬出ベルトコンベア30は、架台22上
で、桟付きベルトコンベア26の水平部48下方位置
に、水平部48と重ねて水平に配設され、桟付きベルト
コンベア26によって搬送された掘削土を受け取って、
搬出位置である掘削土ピット34まで搬送して掘削土1
14を掘削土ピット34内に投下させるようになってい
る。
【0063】この搬出ベルトコンベア30は、図1およ
び図2に示すように、平ベルトコンベアで構成されるよ
うになっている。搬出ベルトコンベア30の搬出長さ
は、駆動装置80が水平部48上で移動可能な長さより
も長く、1段階の掘削可能深さとほぼ等しい長さとされ
る。
【0064】また、搬出ベルトコンベア30の掘削部側
端部には、図10に示すように、その下方位置に防護シ
ート100が設けられ、かつスクレーパ102がシュー
ター兼用とされて、この端部位置で、搬出ベルトコンベ
ア30から落下した掘削土を防護シート100上へと導
くことにより、掘削土が掘削部14の作業領域内に落下
するのを防止している。
【0065】スクリューフィーダ32は、図13および
図14に示すように、投入ホッパ104を一体に有し、
フレーム106に支持された状態となっている。
【0066】このフレーム106には、テール部52の
テールプーリー54、変角プーリー56等が取り付け固
定され、テール部52とスクリューフィーダ32とが一
体的にされている。
【0067】また、フレーム106は複数箇所において
ワイヤロープ108を介し、駆動装置80に連結され、
駆動装置80の移動と共に、ワイヤロープ108を介し
て昇降可能に吊り下げ保持されている。この場合、スク
リューフィーダ32を含む積込装置を吊下げているの
で、桟付きベルトコンベアに適度な張力が作用し、桟付
きベルトコンベアが所定位置に保持されるとともに、ぶ
れ等の悪影響を防止することができる。
【0068】更にスクリューフィーダ32は、2本のス
クリュー110を平行に有し、このスクリュー110の
回転によって、投入口112から投入ホッパ104内に
投入された掘削土を定量づつテール部52の桟付きベル
トコンベア26上に供給し得るようになっている。
【0069】次に、この垂直コンベア20を用いた掘削
土搬出方法について説明する。
【0070】まず、1次掘削段階において図1に示すよ
うに、立坑形成領域に構築された土留壁12に囲まれた
領域をバックホー等の掘削手段により所定深さ掘削し
て、土留壁12に腹起こし材16及び切梁18を配設
し、その掘削面上に桟付きベルトコンベア26のテール
部52及びスクリューフィーダ32を設置する。
【0071】2次掘削以降では、掘削部14の掘削面を
掘削しつつ、掘削土をスクリューフィーダ32の投入ホ
ッパ104に投入する。
【0072】投入ホッパ104内に投入された掘削土
は、スクリューフィーダ32のスクリュー110によっ
て、所定量づつ投入口112からテール部52のコンベ
アベルト27上に投下され、このテール部52で受け取
った掘削土がコンベアベルト27の移動により、縦桟4
0及び横桟42で形成される収納部44内に収納された
状態で、垂直部50を上昇し、地上部10上へと搬出さ
れる。
【0073】この場合、垂直部50は、ダストシュート
78及びその上方のカバー76によって完全に掘削領域
から覆われているため、桟付きベルトコンベア26のコ
ンベアベルト27から掘削土が落下したとしても、掘削
部14の作業領域に掘削土が落下することはない。
【0074】地上部10上に搬出された掘削土は、垂直
部50から水平部48へと移動し、水平部48によって
掘削土ピット34側へと搬送され、掘削土ピット34側
の端部で水平部48から下方の搬出ベルトコンベア30
上に投下される。
【0075】搬出ベルトコンベア30上に投下された掘
削土は、搬出ベルトコンベア30の駆動により、搬出ベ
ルトコンベア30の端部から掘削土ピット34へと投入
される。
【0076】ここで、桟付きベルトコンベア26は、水
平部48の戻り側で、叩きローラ70によって、コンベ
アベルト27に付着した掘削土が落とされ、この叩きロ
ーラ70によって落とされた掘削土はそのまま搬出ベル
トコンベア30上に落下して、掘削土ピット34へと投
入されることとなる。
【0077】また、水平部48と垂直部50との屈曲部
では、変角プーリー56に付着した掘削土は、スクレー
パ102によってかき落とされ、ダストシュート78を
通って掘削部14の作業領域に落下することなく、下方
へと落とされることとなる。
【0078】更に、桟付きベルトコンベア26のコンベ
アベルト27は、側面ローラ64やプーリー上のローラ
66によって横ぶれや垂直部50における前後方向のぶ
れが防止され、安定した状態で掘削土が搬出されること
となる。
【0079】また、搬出ベルトコンベア30の掘削部1
4側端部では、シューター兼用とされたスクレーパ10
2によって、搬出ベルトコンベア30から落下した掘削
土はその下部に設けられた防護シート100上へと導か
れ、掘削部14の掘削作業領域に落下することはない。
【0080】このようにして、掘削部14の掘削面を所
定深さ掘削する毎に、図2に示すように、土留壁12に
腹起こし材16及び切梁18を配設する。この作業と平
行して電動ウィンチ82によりワイヤロープ86を伸ば
し、駆動装置80を掘削深さ分だけ掘削部14側へと移
動させ、桟付きベルトコンベア26の垂直部50の長さ
を伸ばし、テール部52及びスクリューフィーダ32を
一体的に下降させ、掘削部14の掘削面上に設置する。
このようにすることにより、掘削作業を停止することな
く、掘削及び掘削土砂の搬出作業を続けることができ
る。
【0081】この場合、駆動装置80の移動に際して
は、垂直部50の下端部の下降距離に相当する距離の駆
動装置80側の送りローラ60を位置決めしている位置
決めピン91を受けレール88の係合孔90から抜き取
り、その送りローラ60を受けレール88上で掘削部1
4側へ転動させて、駆動装置80の移動部分除いてお
き、この状態で、駆動装置80を移動させるようにす
る。
【0082】このように、位置決めピン91を抜き取
り、送りローラ60を転動させるだけで済むため、容
易、かつ短時間で作業を行うことができる。
【0083】その後、前述と同様の工程を繰り返し、更
に所定深さの掘削を行いつつ、掘削土を垂直コンベア2
0によって掘削土ピット34へと搬出する。
【0084】そして、このような工程を繰り返すことに
よって、掘削作業を行いつつ、連続して掘削土を搬出し
つつ、順次目的の深さまで掘削して立坑を形成すること
ができる。
【0085】また、コンベアベルト27の長さが足りな
くなった場合には、適宜コンベアベルト27を付け足し
ていくことで容易に対応することができる。
【0086】この場合、コンベアベルト27の付け足し
作業を土台支保工の設置作業中に行えば、立坑の構築作
業を中断させることなく、施工を継続して行うことがで
きる。
【0087】コンベアベルト27の付け足し後、垂直部
50の下端部を上昇させる場合には、電動ウィンチ82
により駆動装置80を引き寄せ、その後、受けレール8
8上を転動させて、送りローラ60を所定位置まで移動
させ、その位置で、受けレール88の係合孔90に位置
決めピン91を差し込むことで、容易、かつ短時間に送
りローラ60の位置決めを行うことができる。
【0088】図15には、本発明の他の実施の形態を示
す。
【0089】この実施の形態では、前記実施の形態と異
なり、架台22上に屋根フレームを設けていない場合を
示している。
【0090】この場合、受けレール88を吊り下げ支持
することができないため、架台22に設けた点検通路2
1の桟付きベルトコンベア26の水平部50側方位置
に、横架150を立設し、この横架150に送りローラ
60を位置決め、かつ、転動可能に支持する受けレール
88を取り付け支持させるようにしている。
【0091】これによって、屋根フレームを架台22に
設けていない場合でも、受けレール88の支持が可能と
なる。
【0092】また、この場合、横架150が水平部50
側方に位置するため、点検通路21を若干広げて通路ス
ペースを確保することが好ましい。
【0093】これに対し、点検通路21を広げたくない
場合には、例えばパンタグラフ構造等により、横架15
0を伸縮可能に形成し、掘削部14側に縮めることがで
きるようにするとよい。
【0094】この場合、受けレール88を設けず、直接
送りローラ60を横架150に取り付け支持させて、横
架150と共に送りローラ60を移動させるようにする
とよい。
【0095】本発明は、前記実施の形態に限られるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の実施
の形態に変更することが可能である。
【0096】垂直コンベア装置を地上に設置した架台に
支持させた実施形態について説明したが、掘削部14上
に設けられた乗り入れ構台上に設置してもよい。この場
合には、垂直コンベア装置の設置が掘削部の上空で行わ
れるため、設備用地が不要となりメリットが大きい。ま
た、土留支保工としては、切梁・腹起こし方式に限ら
ず、アースアンカー方式やかまち梁、リングビーム方式
を適用した工法に対しても用いることができる。
【0097】さらに、また、前記実施の形態において
は、立坑等における掘削作業に本発明の垂直コンベアを
用いる場合について説明したが、穀物、生コン、パルプ
等を低所から高所に搬送する場合にも応用できるもので
ある。
【0098】また、前記実施の形態においては、土留支
保工として切梁・腹起こし方式を採用した場合について
説明したが、この例に限らず、アースアンカー方式やか
まち梁方式を採用することも可能である。
【0099】さらに、垂直コンベア装置は、地上部の地
表面に設置する場合に限らず、例えば、すなわち、地下
構造物のための掘削において多用される乗り入れ構台上
に垂直コンベア装置を設置することもできる。この場合
には、掘削部上方空間に垂直コンベア装置の大部分を設
置することができるので、掘削工事に必要な作業スペー
スを減少することが可能となる。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る垂直コンベア装置
を立坑の掘削時における掘削土の搬出に用いた状態を示
す掘削初期の段階における側面図である。
【図2】図1の状態から掘削を進行させた状態を示す側
面図である。
【図3】図1及び図2に示す桟付きベルトコンベアのコ
ンベアベルトの一部を拡大して示す斜視図である。
【図4】桟付きベルトコンベアの水平部における送りロ
ーラ及び戻りローラの状態を示す縦断面図である。
【図5】図4の吊り架と送りローラの関係を示す部分側
面図である。
【図6】受けレールと位置決めピンとの関係を示す拡大
断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】水平部における叩きローラの取付け状態を示す
側面図である。
【図9】図8の叩きローラの正面図である。
【図10】水平部と垂直部との屈曲境界部の状態を示す
側面図である。
【図11】水平部の側面ローラ及び垂直部のプーリー状
のローラを示す斜視図である。
【図12】垂直部の前後方向のぶれを確実に防止するた
めの挟持ローラの取付け状態を示す斜視図である。
【図13】スクリューフィーダの平面図である。
【図14】図12のスクリューフィーダの側面図であ
る。
【図15】本発明の他の実施の形態にかかる垂直コンベ
ア装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 地上部 20 垂直コンベア 21 点検通路 23 屋根フレーム 26 桟付きベルトコンベア 27 コンベアベルト 28 牽引装置 30 搬出ベルトコンベア 32 スクリューフィーダ 38 ベルト本体 40 縦桟 42 横桟 46 耳部余幅 48 水平部 50 垂直部 60 送りローラ 60a 軸 62 戻りローラ 64 側面ローラ 66 プーリー状のローラ 80 駆動装置 82 電動ウィンチ 88 受けレール 89 吊り架 90 係合孔 91 位置決めピン 114 掘削土
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−90708(JP,A) 特開 平8−260510(JP,A) 特開 平6−17443(JP,A) 特開 平7−253000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 7/00 - 7/04 B65G 15/00 - 15/64

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬出高さ位置で水平方向に配設される水
    平部と、この水平部の一端部から屈曲して積込高さ位置
    まで垂直方向に配設される垂直部とを有する桟付きベル
    トコンベアと、 前記桟付きベルトコンベアの水平部下方位置に、前記水
    平部と重ねて水平に配設され、前記桟付きベルトコンベ
    アで搬送された被搬送物を搬出位置まで搬送する搬出ベ
    ルトコンベアと、 前記桟付きベルトコンベアの水平部および搬出ベルトコ
    ンベアを載置支持する架台と、 前記架台上で、前記桟付きベルトコンベアの水平部の他
    端部に配設された駆動装置を移動可能に牽引支持し、前
    記垂直部の長さを可変とする牽引装置と、 前記垂直部の下端部に配設され、被搬送物を前記桟付き
    ベルトコンベアに供給する積込装置と、 を含む垂直コンベア装置であって、 前記桟付きベルトコンベアは、ベルト本体両側部に耳部
    余幅を有するコンベアベルトと、前記水平部の送り側で
    前記ベルト本体の裏面を支持する前記ベルト本体の全幅
    にわたる長さの送りローラと、前記水平部の戻り側で前
    記ベルト本体の表面耳部余幅を支持する前記ベルト本体
    の耳部余幅に相当する長さの戻りローラとを有し、 前記送りローラは、前記架台の長さ方向に沿って平行に
    配設された一対の受けレールに、所定位置で位置決め可
    能、かつ、前記受けレールに沿って転動可能に両端部が
    載置支持されることを特徴とする垂直コンベア装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記架台は、架台上部を覆う屋根フレームを有し、 前記送りローラを載置支持する前記受けレールは、前記
    屋根フレームに吊り下げ支持されていることを特徴とす
    る垂直コンベア装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記架台は、前記桟付きベルトコンベアの水平部側方に
    立設した横架を有し、 前記送りローラを載置支持する前記受けレールは、前記
    横架に支持されていることを特徴とする垂直コンベア装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記送りローラは、前記受けレールの所定位置に形成さ
    れた係合孔に差し込み係合される脱着可能な位置決めピ
    ンによって位置決め可能にされていることを特徴とする
    垂直コンベア装置。
  5. 【請求項5】 地上部の架台上に水平方向に配設される
    水平部及びこの水平部の一端部から屈曲して掘削部まで
    垂直方向に配設される垂直部を有し、前記水平部の他端
    部に配設された駆動装置が牽引手段により移動可能に支
    持されて前記垂直部の長さが可変とされた桟付きベルト
    コンベアと、前記架台上で、前記水平部の下方位置に水
    平に配設された搬出ベルトコンベアと、前記垂直部下端
    部に前記牽引手段により吊り下げ配設された積込装置と
    を備える垂直コンベア装置を用いて前記掘削部から地上
    部の搬出位置まで掘削土を搬送する掘削土搬出方法であ
    って、 前記水平部の他端部に設けられた前記駆動装置を前記牽
    引装置により、前記牽引装置側に引き寄せて、前記垂直
    部の下端部を上昇させ、前記水平部の送り側のコンベア
    ベルトのベルト本体裏面を支持する前記ベルト本体の全
    幅にわたる長さの複数の送りローラを、前記架台の長さ
    方向に沿って平行に配設された受けレールの所定位置に
    載置支持させて位置決めし、かつ、前記水平部の戻り側
    のコンベアベルトのベルト本体に形成された表面耳部余
    幅部分を前記耳部余幅に相当する長さの戻りローラにて
    支持させる工程と、 前記掘削部を所定深さ掘削して、掘削土を積込装置から
    桟付きベルトコンベアの垂直部及び水平部により地上部
    に搬出し、この地上部に搬出された掘削土を前記水平部
    から前記搬出ベルトコンベアに供給し、この搬出ベルト
    コンベアにより地上部の搬出位置まで搬出する工程と、 前記所定深さの掘削後、前記垂直部下端部の下降距離に
    相当する距離の前記駆動装置側の所定本数の前記送りロ
    ーラの位置決めを解除し、前記水平部の一端部側へ前記
    受けレールに沿って転動させる工程と、 前記所定本数の送りローラの転動後、前記牽引手段によ
    り前記駆動装置を前記戻りローラ間で前記垂直部側へ移
    動させて、前記垂直部の下端部を所定距離下降させる工
    程と、 前記各工程を繰り返し、順次所定深さの掘削を行って掘
    削土を搬出することを特徴とする掘削土搬出方法。
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