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JP2917879B2 - フォトマスク及びその製造方法 - Google Patents

フォトマスク及びその製造方法

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Publication number
JP2917879B2
JP2917879B2 JP30835895A JP30835895A JP2917879B2 JP 2917879 B2 JP2917879 B2 JP 2917879B2 JP 30835895 A JP30835895 A JP 30835895A JP 30835895 A JP30835895 A JP 30835895A JP 2917879 B2 JP2917879 B2 JP 2917879B2
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light intensity
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伸二 石田
直生 安里
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Nippon Electric Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は投影露光装置用のフ
ォトマスク、特に半導体製造工程で微細パターン形成の
ために用いられるフォトマスクと、このフォトマスクを
設計するための製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体素子の製造工程において
は、半導体基板上にパターンを形成するための方法とし
て、主に光リソグラフィ技術を用いている。光リソグラ
フィ技術では、露光装置によりフォトマスク(透明領域
と遮光領域からなるパターンが形成された露光用原板で
あり、縮小率が1:1でない場合は特にレチクルと呼ば
れるがここではいずれもフォトマスクと呼ぶ)のパター
ンをフォトレジスト(感光性樹脂)の塗布された半導体
基板上に転写し、現像によりフォトレジストの所定のパ
ターンを形成する。このフォトレジストのパターンは、
リソグラフィの次の工程であるエッチングあるいは不純
物導入(イオン注入)におけるマスクとなる。
【0003】これまでの光リソグラフィ技術において
は、主に露光装置の開発、とりわけ投影レンズ系の高N
A化により半導体素子パターンの微細化へ対応してき
た。ここで、NA(開口数)とはレンズがどれだけ広が
った光を集められるかに対応し、この値が大きいほどよ
り広がった光を集められ、レンズの性能は良いことにな
る。また、一般にレーリ(Rayleigh)の式とし
てよく知られているように、限界解像度R(解像できる
限度の微細パターンの寸法)とNAとの間には、 R=K1 ×λ/NA K1 はフォトレジストの性能等のプロセスに依存する定
数 の関係があり、NAを大きくするほど限界解像度はより
微細になってきていた。
【0004】しかし、露光装置の高NA化により解像力
は向上するものの、逆に焦点深度は減少し、この点で更
なる微細化が困難になってきた。ここでも実際の物理的
説明は省くが、先と同様レーリの式として、焦点深度D
OFとNAとの間には、 DOF=K2 ×λ/NA22 はプロセスに依存する定数 の関係が成り立つことが知られている。すなわち、NA
を大きくする程焦点深度は狭くなり、わずかな焦点位置
のずれも許容できなくなる。
【0005】そこで、様々な超解像手法が検討されるよ
うになってきた。一般に、超解像手法とは、照明光学
系,フォトマスク,および投影レンズ系瞳面における光
の透過率および位相を制御することにより結像面での光
強度分布を改善する手法である。また、各種超解像手法
のなかでも、照明光学系の最適化による解像特性の向
上、いわゆる変形照明法は実現性が高く近年特に注目を
集めている。この変形照明法について説明する前に、ま
ず通常の露光装置(一般にはステッパと呼ばれる)の照
明光学系に関して簡単に説明しておく。半導体素子形成
のためのリソグラフィ工程においては、パターン寸法の
半導体基板の露光領域全面において形成されるパターン
寸法を制御するためには、フォトマスク上の露光領域全
面が均一な強度で照明される必要がある。そのため、光
源である水銀ランプからでた光をコールドミラーおよび
干渉フィルター等を通して単一波長とした後に、照明均
一性を得るための光学素子であるフライアイレンズに導
いている。フライアイレンズは、同型の単体レンズを複
数並列に束ねた光学素子であり、フライアイレンズの各
単体レンズがそれぞれ焦点を結び独立した点光源を形成
し、この点光源群でフォトマスクを照明することにより
フォトマスク上の照明均一性を向上させている。この点
光源群は、水銀ランプを1次光源と呼ぶのに対して、2
次光源と呼ばれることもある。また、このようにフライ
アイレンズを通して照明すると、おおもとの光源である
水銀ランプでの発光状態はフォトマスクの照明状態には
関係が無くなる。
【0006】このフライアイレンズで形成される点光源
の形状および強度分布のみが実質的にフォトマスクの照
明状態を決定し、露光特性に影響を及ぼしている。よっ
て、この点光源群は有効光源とも呼ばれる。そこで、こ
の有効光源の形状を制御し解像特性を改善することが提
案された。これが一般に変形照明法と呼ばれる手法であ
る。この有効光源の形状を変化させる手段としては、通
常、フライアイレンズの直後に様々な形状の絞りあるい
はフィルタを配置している。なお、この手法は有効光源
の形状(絞りの形状)により区別され、たとえば、絞り
の中央部を遮光して、リング型の照明光源を用いる照明
法は輪帯照明法と呼ばれている。
【0007】この変形照明法の効果について簡単に説明
する。図8と図9に通常照明と輪帯照明の照明状態を比
較して示す。通常の照明方法では、図8(a)に示すよ
うな円形開口の絞り101Aが用いられ、このとき同図
(b)に示すようにフライアイレンズ102からの光が
絞り101Aにより絞られてフォトマスク103を照明
し、投影レンズ104により半導体基板105に投影
されるが、フォトマスク103にほぼ垂直に入射する光
が存在する。フォトマスク102のパターンを解像する
ためには、最低でもその回折光のうち、0次光と+1次
光あるいは−1次光を集めることが必要であるが、パタ
ーンが微細になると回折角が大きくなり投影レンズ系
04に入らなくなる。そのため、微細パターンにおいて
は、垂直に入射する光は解像には寄与しないノイズ成分
となり、像面での光強度分布のコントラストを低下させ
てしまう。しかし、図9(a)に示すようなリング形の
開口部を有する絞り101Bを用いると、同図(b)の
ようにフォトマスク103に斜めからのみ光が入射し、
その分、+1あるいは−1次回折光のいずれかが投影レ
ンズ系104に入るようになり、照明光の大部分がパタ
ーンを解像させるのに役立つようになる。このように照
明光のうち解像に寄与しない垂直入射成分を除去するこ
とにより解像度および焦点深度を向上させることができ
る。
【0008】また、上記変形照明法の他にも、フォトマ
スク側の改善による超解像手法である位相シフトマスク
の検討も盛んに行われている。位相シフトマスクとして
は、渋谷−レベンソン(Levenson)方式と呼ば
れる周期的なパターンにおいて透明領域を透過する光の
位相を交互に180度変える方式が初めに提案された。
しかし、この方式では隣接した透明領域の位相をすべて
異ならせることが必要であり、例えればパターンを2色
で同じ色が近くにこないように色分けする必要があっ
た。これは、複雑な半導体素子のパターンでは、マスク
の設計が非常に困難となっていた。また、孤立したパタ
ーンには適用できないという問題もあった。そのため、
その後補助パターン、リム、あるいはハーフトーン方式
等の他の方式が提案されてきた。
【0009】次に、これらの適用するパターンに制限の
少ない位相シフトマスクの各方式について簡単に説明す
る。比較のため、図10に通常のフォトマスクを示す。
通常のマスクでは同図(a)の平面図と、同図(b)の
BB線断面図に示すように、石英等の透明基板1上に7
0〜100nm厚のクロム(Cr)および酸化クロム
(CrO)の遮光膜2が成膜され、選択的に遮光膜2を
除去し、開口部201が形成されている。そして、同図
(c)に示すように、マスクを透過する光の振幅は開口
部201(透明部)で一定値、それ以外の部分(遮光
部)で零となる。一般に、光学系を通した結像はフーリ
エ変換で説明されるが、透過照明により照明されフーリ
エ変換されたマスクパターンは、投影レンズ系でフーリ
エ逆変換され結像面上に再び元のマスクパターンが形成
される。しかしこのとき、投影レンズ系はローパスフィ
ルターとして働くので、フーリエ変換の高次の成分は無
くなる。よって、マスク透過直後は矩形性を有する光の
振幅も、結像面ではその矩形性を失い、振幅の2乗で与
えられる光強度の分布も同図(d)に示すような分布と
なる。
【0010】まず、補助パターン方式位相シフトについ
て図面を用いて説明する。この方式は半導体基板上に転
写するメインパターンの近傍に解像しない微細パターン
を設け、さらにメインパターンと微細パターンを透過す
る光に180度の位相差を生じさせる方式である。そし
て、位相の異なる光同士の干渉によりメインパターンの
近傍に暗部を形成し、メインパターンの光強度分布を改
善する。この解像しない微細パターンは、位相シフトマ
スクに限らず一般に、補助パターンと呼ばれる。
【0011】図11に、この補助パターン方式の位相シ
フトマスクを示す。同図(a)は平面図であり、同図
(b)はそのCC線の断面図である。また、ここでマス
クパターンは孤立スペースとした。同図に示すように、
石英等の透明基板1上に、クロム等の遮光膜2が成膜さ
れている。そして、メインパターンとして限界解像度以
上の寸法の第1の開口201が形成され、その左右に補
助パターンとして限界解像度以下の寸法の第2の開口2
02が形成されている。また、第2の開口202上に
は、SiO2 等の透明膜4が部分的に形成されている。
光の波長λは伝場する物質中ではλ/n(nは物質の屈
折率)となるので、空気中(n=1)と透明膜を透過す
る光には位相差が生じ、透明膜4の膜厚tを、 t=λ/2(n1 −1) λは露光光の波長、n1 は透明膜4の屈折率 とすることにより、その位相差を180度とすることが
できる。
【0012】なお、この位相差を生じさせる透明膜は、
位相シフターあるいは単にシフターと呼ばれる。よっ
て、マスク透過直後の光の振幅分布は同図(c)に示す
ようにメインパターンの左右に正負が反転した微細な部
分が追加された分布となる。そして、結像面(半導体基
板上)での振幅分布は、通常マスクと同様に、波形の高
周波成分はなくなるものの、メインパターンと補助パタ
ーンの間で振幅がゼロの部分ができ、従来よりメインパ
ターンの振幅分布が急峻となる。そして、この振幅の2
乗で与えられる強度分布も、同図(d)に示すように良
好な形状となり、解像度および焦点深度を向上すること
ができる。
【0013】次に、リム方式の位相シフトマスク、例え
ば、特開平1−1913471号公報に記載のシフトマ
スクについて説明する。リム方式は遮光領域の外周の微
少な範囲の透過光の位相を180度異ならせることによ
り、位相が180度異なった同士の干渉により遮光領域
の境界での光強度分布をより急峻にする方式である。図
12にリム方式の位相シフトマスクを示す。同図(a)
は平面図であり、同図(b)はそのDD線の断面図であ
る。また、ここではマスクパターンは孤立ラインとし
た。同図に示すように、石英等の透明基板1上に、クロ
ム等の遮光膜2により開口201が形成されている。さ
らにその上には透明膜4(シフタ)が形成され、開口2
01の境界部の光の位相を反転させている。このように
遮光領域の境界に沿って一定の幅で形成されたシフタは
リムと呼ばれている。そして、このマスクの透過光の振
幅分布は同図(c)に示すように、メインパターン周辺
に逆方向の波形が付加された形状になる。そして、同図
(d)に示すように、結像面上での光強度分布の傾きを
大きくすることができる。
【0014】位相シフトマスクの説明の最後に、例えば
特開平4−136854号公報に記載されているような
ハーフトーン方式(減衰方式)について説明する。この
方式は本来遮光領域となっていた部分にわずかに透過性
を持たせて光を一部漏洩させ、その漏れた光の位相を1
80度反転させることによりパターン境界部での光強度
分布を改善する手法である。図13にハーフトーン方式
の位相シフトマスクを示す。同図(a)の平面図および
同図(b)のEE線断面図に示すように、透明基板1上
に酸化窒化クロム等の半透明膜3により、透明領域と半
透明領域からなるパターンを有している。この半透明膜
3の透過率は一般に3〜15%程度とし、また、透明領
域と半透明領域を透過する光の位相は180度反転する
ようにしている。ここでも半透明膜3の膜厚t2 を、 t2 =λ/2(n2 −1) と設定している。ここに、n2 は半透明膜3の屈折率。
【0015】そして、同図(c)に示すように、漏光の
位相を制御することにより、半透明膜3のエッジ部での
位相の異なった光同士の打ち消し合い、同図(d)に示
すように前記パターンの光強度分布を改善することがで
きる。ただし、このハーフトーン方式のマスクには、マ
スク全面で光が漏れているため、このフォトマスクを用
いて半導体基板上に露光を行った場合、隣接する露光露
光領域の境界部では複数回のこの漏れた光が重なるた
め、パターンの異常(感光性樹脂の膜べり)生じる問
題が指摘されている。そこで、特開平6−282063
号公報に示されているように、露光領域周辺部の半透明
領域上に遮光膜により遮光領域の枠(以下これを遮光帯
と呼ぶ)を形成する手法が提案されており、これにより
露光領域境界部の膜べりを防止している。
【0016】さらに、前述の変形照明法とこのハーフト
ーンマスクの組み合わせも検討されている。これは、従
来照明法では0次光および±1次光によりパターンを解
像していたのに対して、変形照明では0次光と+1ある
いは−次光のいずれか一つでパターンを解像しているた
め、従来に比べパターンのコントラストが低下してしま
うためである。ただし、焦点位置を変化させたときのコ
ントラスト低下は変形照明の方が少なく焦点深度は広が
る。そこで、ハーフトーンマスクを用いて、0次光を低
下させる。すなわち、0次光は平均の強度なので逆位相
の光を漏らすと低下する。このようにして、0次と1次
回折光の強度を適当に合わせると像のコントラストを改
善することができ、より広い焦点深度が得られる。
【0017】なお、超解像手法のうち、投影レンズの瞳
面に透過率および位相を制御するフィルタを挿入する瞳
フィルタ法は専用の露光装置の開発が必要であり、まだ
実用化のめどがたっていない。そこで、ここでは説明を
省略する。
【0018】また、以上の超解像手法とは別に、感光性
樹脂のパターンの2次元形状を改善する光近接効補正が
現在注目されている。これは、超解像手法により光リソ
グラフィの限界は延びるものの、この限界近くでは近接
効果によるパターン形状の変形により、半導体素子の性
能が低下する問題が発生してきたためである。ここで、
近接効果とは、転写される感光性樹脂パターンの形状
が、そのパターンの周辺にある他のパターンの影響を受
け変形する現象である。また、その要因は異なるが電子
線露光においても同様に近接効果と呼ばれる現象がある
ので、これと区別して光近接効果と呼ばれることもあ
る。光リソグラフィにおいて、この近接効果を補正する
手段としては、解像力を向上させる高NA化が有効であ
るが、これは先に述べたように焦点深度の点で問題があ
る。そこで、目的のパターンが得られるように、マスク
パターンを修正する手法が提案されている。これが、光
近接効果補正(オプティカル・プロキシミティ・コレク
ション:Optical Proximity Cor
ection)である。また、そのためのマスクはOP
Cマスクと呼ばれている。
【0019】次に、このOPCマスクについて図面を用
いて説明する。一般に、光近接効果として、(1)ライ
ンアンドスペースパターンと孤立パターンの寸法差、
(2)ラインパターンの長辺方向の縮み、(3)パター
ンコーナー部の丸まり等に分類される。そして、具体的
なOPCマスクの事例としてよく報告されるのは(1)
ロジック系半導体素子およびSRAMのゲートパターン
の長辺方向の縮みと、(2)DRAM容量パターンの長
辺方向の縮みおよび丸まりである。ここでは、(2)D
RAM容量パターンの変形を例にとって説明する。ま
ず、図14(a)にその容量パターンを示す。このパタ
ーンは同図に示すように長方形のパターンがx−y方向
に一定のピッチで配列されたものである。図14(b)
には、このパターンを通常のフォトマスクにより転写し
た場合の得られるフォトレジストのパターンを示す。同
図に示すように、コーナ部の丸まりおよび長辺方向の縮
みが生じ、半導体素子は設計どうりの性能を得られなく
なる。
【0020】このパターンの近接効果を補正するために
マスクパターンを意図的に変形させる。図15に通常の
フォトマスクとOPCマスクの1つのパターン部分を比
較して示す。同図(a)は通常のフォトマスクのマスク
パターンの平面図であり、同図(b),(c),(d)
および(e)が各種OPCマスクの平面図である。同
(b)はマスクバイアスとよばれる単にマスク寸法のみ
を変える補正であり、(c)はハンマーヘッドと呼ばれ
る部分的なマスクバイアスを付加する補正、(d)はシ
ェリフと呼ばれる微細な突起を付加する補正、(e)は
補助パターンと呼ばれる微細パターンを周辺に配置する
補正である。これら、(b)〜(e)のOPCマスクで
は、近接効果を打ち消し、設計に近い感光性樹脂パター
ンを形成することができる。
【0021】次に、このOPCマスクのマスク設計方法
について説明する。これには、大きく分けて2つの手法
が提案されている。すなわち、たとえば上記(b)〜
(e)に示したようなOPCマスクの各種方式の内、ど
の方式を使用するかは最終的には個人の判断となるが、
その方式を選択した場合の補正量は主に次のような手法
で求められている。まず、第1の方法はシュミレーショ
ンを用いる設計方法である。この方法は、各種OPCマ
スクの方式に合わせマスクパターンを徐々に補正したと
きに得られる感光性樹脂の形状をシュミレーションし、
この2次元光強度分布より簡易的に現像後の感光性樹脂
パターンの形状を求め、最も設計パターンに近くなる補
正量を求めるものである。
【0022】現在、感光性樹脂の現像工程まで含めた3
次元形状シュミレーションを行えば、正確に感光性樹脂
パターンを予測できるが、この3次元現像シュミレーシ
ョンには膨大な時間がかかり、OPCマスクのようにマ
スクパターンを徐々に変えて計算を繰り返すことが実用
的ではないため、2次元光強度分布の計算結果より、い
かに正確な感光性樹脂パターンを予測するかが課題とな
っている。まず、最も簡便な方法として、2次元光強度
分布において、あるスライスレベル以上の光強度の部分
が完全に現像され、それ以下の部分がパターンとして残
ると仮定する手法(エクスポージャ スレッシュホルド
モデル:Exposure Threshold m
odel)がある。この手法は、簡単であるがg/i線
のノボラック系感光性樹脂では、精度良く感光性樹脂の
形状が予測できることが知られている。また、簡便な現
像モデルを用いる方法もいくつか提案されている。例え
ば、ランプド モデル(lamped model)と
呼ばれるまず最も光強度の高い部分で現像が垂直に進
み、続いて水平に現像が進むとするモデルがある。
【0023】また、第2のOPCマスク設計方法とし
て、データベースを用いる手法がある。これは、あらか
じめ必要と思われるケースにつき、その補正量を実験に
より求めておき、実際にOPCマスクの補正をかけたい
パターンを、このデータベース上の最も近いケースに当
てはめて補正するものである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の超解像手法のみでは、微細パターンを形成するこ
とは可能となっても、フォトレジストパターンの変形が
生じ、半導体素子の性能が低下するという問題が生じて
いた。その一例を図面を用いて説明する。図16はDR
AM容量パターンの通常マスクおよびハーフトーン方式
位相シフトマスクのシュミレーション結果である。ここ
で、露光条件は、露光波長λ=365nm,NA=0.
6,輪帯照明(σ=0.6の50%遮光)とした。ま
た、ハーフトーンマスクの半透明膜の透過率Tは8%と
した。そして、得られた2光強度分布より、短辺方向の
寸法が設計寸法(図中の点線)となる光強度をスライス
レベルとして形状を求めている。同図に示すように焦点
位置の変化によるパターンの変形はハーフトーンの方が
小さく、焦点深度の点では位相シフトマスクの効果が得
られている。しかし、ハーフトーンマスクにおいても長
辺方向の縮みが生じ、目的の感光性樹脂パターンを得る
ことはできない。
【0025】また、他の方式を用いても、OPCほどの
形状の補正ができず、また特にハーフトーン以外の位相
シフトマスクには、マスク作製および検査が困難である
という問題がある。例えば、補助パターンをi線露光装
置(NA=0.6、コヒーレントファクターσ=0.
5、縮小倍率=5倍)において用いる場合、マスク上で
0.5μm程度のパターンが必要となる。これは、現状
のマスク描画装置で安定してパターン形成できる限界以
下である。通常マスクパターン描画には電子線描画装置
が用いられ、その限界解像度は0.3μm程度である
が、この電子描画装置においては、パターン寸法により
適正露光量が大きく異なる。そのため、メインのパター
ンに露光量を合わせると、補助パターンでは露光量が足
りず寸法が大幅に細くなってしまう。補助パターンの寸
法が細くなると、十分な焦点深度拡大効果が得られなく
なる。また、補助パターンに露光量を合わせると、メイ
ンパターン部でオーバー露光となり、マスク寸法精度が
悪化してしまっていた。
【0026】さらに、マスクパターンを何とかパターニ
ングしたとしても、次の検査工程で問題が生じていた。
すなわち、マスク検査装置において、この補助パターン
がすべて疑似欠陥として検出されてしまっていた。その
ため、実際には検査装置の検出感度を下げ、補助パター
ン部分で欠陥が検出されないようにして検査するしかな
く、マスクの信頼性が極端に低下されてしまっていた。
これは、リム方式においても同様であり、さらにリム方
式はシフタの側壁が透明領域に位置するため、このシフ
タの側壁のエッチング角度も感光性樹脂の形状に影響を
及ぼす。しかし、このシフタのエッチング形状を検査す
ることが困難であった。
【0027】そのため、OPCマスクが必要となるが、
従来のOPCマスクには以下のような問題があった。特
に、シェリフあるいは補助パターンのような積極的なO
PCは、その補正効果は高いもののマスク作製および検
査の問題の実用化が困難とされている。まず、これらの
複雑な微細パターンを付加するOPCマスクにおいて
は、マスクパターン設計の段階でデータ量が大きくな
る。また、これら付加パターンは半導体素子の設計より
微細なグリッドサイズ(CAD上の最小刻み)で設計さ
れ、そのためマスク描画において描画時間の増加が問題
となっていた。マスク描画には通常電子線描画装置が用
いられるが、この描画の際の電子ビームの径は、アドレ
スサイズ(描画データの最小刻み、通常の5倍マスクで
は設計グリッドの5倍)により決定される。すなわち、
このように微細なアドレスサイズの付加パターンを含ん
だマスクを描画するためには、電子ビーム径を通常の1
/2にしなければならず、描画時間は4倍になってい
た。つまり、ビーム径が1/2となると従来1回で露光
していた面積を露光するのに4回露光しなければならな
い。また、これら付加パターンは、解像度の点でも電子
線描画の限界に近い寸法であるため、設計データどうり
に形成することができていなかった。
【0028】一般に、先の例で示した突起状のシェリフ
や微細ラインの補助パターンでは、その寸法は細る傾向
がある。そのため、設計データどうりにマスクが作製で
きれば効果が得られるOPCマスクも、その効果が十分
得られていなかった。また、描画装置のバッティングエ
ラー(フィールドつなぎのずれ)もOPCマスクではさ
らに大きな問題となっていた。電子線描画装置はその電
子ビームを電磁偏向で振ってパターンを描画している
が、その振り幅は数mmであり、その電磁偏向のみで描
画できる範囲をフィールドと呼んでいる。そして、マス
ク全体を描画するためには、このフィールド内を描画し
た後、マスクステージを移動させ次のフィールドの描画
を続ける。この際に隣接するフィールド間でパターンの
位置ずれが生じる。このフィールド間のずれを、特にマ
スク描画ではバッティングエラーと呼んでいる。例え
ば、連続したラインパターンでもフィールドつなぎの部
分でずれが発生する、あるいは線幅が異常となるといっ
た問題があった。そして、特にこのOPCマスクにおい
ては、この微細な付加パターンがフィールドのつなぎ部
分に位置すると、パターン形状の変形がさらに顕著にな
ってしまっていた。
【0029】また、このように付加パターンの寸法精度
が低いため、検査工程ではこの付加パターンが欠陥とし
て検出されてしまっていた。DRAMのように繰り返し
パターンが多い半導体素子のマスクにおいては、マスク
上の2点を比較する、いわゆるダイツウダイ方式での検
査がある程度可能なため、付加パターンが変形していて
も検査可能である。しかし、ロジック系の素子ではマス
クと設計データを比較する、いわゆるダイツウデータベ
ース方式の検査しかできないため、付加パターンの変形
はすべて欠陥として検出され、またその数が極端に多い
ため、一般の修正すべき欠陥と区別することが困難とな
るという問題があった。
【0030】このように、従来のOPCマスクは半導体
素子のパターンよりさらに微細な付加パターンを必要と
し、マスク作製および検査が困難であった。また、これ
ら従来のOPCマスクはマスク作製精度を考慮していな
かったので、設計どうりのパターンが作製できれば大き
な効果が得られたが、現状のマスク作製精度ではマスク
パターン自体が設計どうり形成されないので、結果とし
て目的の感光性樹脂パターンを得ることができなかっ
た。
【0031】本発明の目的は、マスク作製が容易な、位
相シフトマスクの効果を部分的に用いる新たなOPC手
法を用いることにより、目的とするフォトレジストのマ
スクパターンを得ることを可能にしたフォトマスクとこ
のフォトマスクの製造方法を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明のフォトマスク
は、長辺と短辺を有する長方形パターンを転写するフォ
トマスクであって、長方形パターンの長辺方向の先端部
を、透過する光としない光に180度の位相差を生じさ
せる半透明膜のみで構成し、長方形パターンの先端部以
外の領域は全て遮光膜を設けたことを特徴とする。
【0033】また、本発明のフォトマスクの製造方法
は、形成しようとするフォトマスクの遮光膜パターン
各辺を複数範囲に分割して各辺の中点を選択する工程
と、2次元光強度分布を用いて選択された中点のうち最
も光強度が低くなる点とその光強度値を求める工程と、
この求められた光強度を用いて前記2次元光強度分布を
スライスしてそのスライス形状を求める工程と、求めら
れたスライス形状と前記形成しようとするフォトマスク
のパターンとを比較して一定の値以上に寸法が小さい辺
部を求める工程と、この辺においてその端部から一定範
囲を前記遮光膜に代えて半透明膜として構成する工程と
を含んでいる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。なお、ここでは露光装置として、縮
小率1/5(マスクパターン寸法:結像面上パターン寸
法=5:1),(NA=0.6,輪帯照明(最大σ=
0.6/半径比50%遮光),i線(波長λ=365n
m)の縮小投影露光装置を用いるものとしている。ま
た、対象とするパターンは、先に示したDRAM容量パ
ターンである。図1に本発明のフォトマスクを示す。な
お、以下においてパターン形状の寸法(膜厚等は除く)
はすべて半導体基板上での寸法で示すものとする。すな
わち実際のマスク上ではその5倍となっている。同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のAA線の縦
断面図である。まず、マスク構造は、同図に示すように
石英の透明基板1上に半透明膜3が成膜され、さらに半
透明膜の上には50nm膜厚のクロムの遮光膜2が形成
されている。ここで、半透明膜3の光学定数(n,k)
および膜厚は所定の値に制御され、その透過率は8%、
また位相差は180度となっている。そして、マスクパ
ターンは従来のパターンであるが、同図(a)に示すよ
うに、長辺方向の先端0.2μmが半透明膜3により半
透明部(ハーフトーン部)とされている。
【0035】したがって、このフォトマスクを用いて露
光を行うことにより、詳細が後述されるように、長辺方
向の先端の半透明部3を透過した光は、この部分を透過
しない光と位相が180度相違されることになり、両光
が干渉して互いに打ち消しあうことで、半透明部3の境
界部にコントラストの高い暗部が形成され、遮光膜3の
境界部とあいまってフォトマスクの輪郭に沿って光強度
の急峻な部分が形成されることになる。したがって、こ
のフォトマスクを用いることで、遮光膜2と半透明膜3
とを含めたフォトマスクのパターンが好適に転写される
ことになる。
【0036】次に、本フォトマスクの効果について説明
する。図は2次元光強度分布のシュミレーション結果
である。同図(a)が図1に示した本発明のフォトマス
ク、同図(b)が従来のフォトマスクをそれぞれ用いて
パターン転写を行ったシュミレーション結果であり、い
ずれも短辺方向の寸法が目標寸法となる光強度の値で等
高線表示した結果である。また、焦点位置Fは0.0〜
1.0μmの範囲で、0.2μm刻みで結果を示した。
同図(b)に示す従来フォトマスクの場合、ベストフォ
ーカス位置(F=0.0μm)で、長辺方向の寸法が短
くなり、また焦点位置がずれるとその縮みが非常に顕著
になってしまう。一方、同図(a)に示す本発明のフォ
トマスクにおいては、ベストフォーカス位置で、長辺方
向の寸法が目標寸法となっており、また焦点位置が変化
した場合の形状変化も非常に小さくなっている。
【0037】次に、このフォトマスクの形成方法、すな
わちフォトマスクの設計方法について説明する。まず、
対象とするパターンの各辺の中点を求める。この場合、
長い辺については当該辺を複数範囲に分割し、その中点
を選択する。ここでは、パターンが比較的短いので、図
3(a)に示すように、その長辺も分割せず、A〜Dの
4つの位置について計算する。そして、まず2次元光強
度分布を行い、最も光強度の低くなる点およびその値を
求める。ここでは、最も光強度が低い点はB,Dとな
り、その光強度は0.3である。よって、この点で目標
寸法となるように露光量を合わせたときのフォトレジス
トのパターン形状として、2次元光強度分布を光強度
0.3でスライスしたときの形状が求められる(図2
(a)の焦点位置F=0μm)。
【0038】次に、図2(a)に示したように、予測さ
れるフォトレジストのパターンが、ある一定の値以上に
寸法が小さくなる辺において、その端から一定範囲をハ
ーフトーン部に変更する。一般に、DRAMにおける寸
法精度は目標寸法の±10%が必要とされているので、
この光近接効果による寸法誤差はその1/4の±2.5
%を許容範囲とし、これ以上寸法が小さくなる部分をハ
ーフトーンに変更するものとする。なお、図3(b)に
示すように、長辺を3分割し、各辺A〜Hでハーフトー
ン部分の寸法を選択した方がより正確な補正が可能であ
るが、このパターンでは、このように長辺先端部だけ変
更で十分な効果が得られた。
【0039】次に、図3(c)のように、長辺先端部に
配置するハーフトーン部の透過率を選択する必要があ
る。現在、コンタクトホール開口用のハーフトーン位相
シフトマスクにおいて、透過率8%が一般的であり、品
質のよいマスクブランクが入手できるので、まずは透過
率は8%とする。もし、この透過率で不具合が生じた場
合は、透過率を変更する。そして、この寸法の小さくな
る部分を徐々にハーフトーン部に変更していき、目標の
形状となるようにする。ここで、ハーフトーン部の寸法
の刻みは、設計のグリッドサイズおよび電子線露光装置
の重ね合わせ精度により設定される。ここで、電子線露
光装置の重ね合わせ精度が関係するのは、後述するフォ
トマスク製造方法において、重ね合わせ露光を行い、ハ
ーフトーン部を形成するためであり、重ね合わせ精度よ
り細かく最適化しても意味がないためである。
【0040】例えば、重ね合わせ精度が0.02μm
(マスク上は0.1μm)であれば、ハーフトーン部の
寸法はその2倍の0.04μm以上の刻みで最適化する
ことになる。また、マスク設計のCAD上のグリッドサ
イズが0.025μmとすると、ここではハーフトーン
部の寸法増加は、0.04μm以上でこのグリッドにの
る0.05μmとし、各ハーフトーン部の寸法で得られ
る形状をシュミレーションする。図4に短辺寸法が目標
寸法となる(位置B,Dで目標の形状となる)ときの、
長辺方向の寸法をハーフトーン部寸法Wの関数として示
す。この実施形態の条件では、ハーフトーン部の寸法W
を0.15μmとすることにより、長辺寸法も目標寸法
となり、良好なフォトレジストパターンが得られる。ま
た、この寸法を0.15μm以上としても長辺寸法の変
動は少なく、よってはじめに設定した透過率8%が妥当
であったことが判る。
【0041】ここで、ハーフトーン部の寸法をいくら大
きくしても目標寸法にならない場合は、透過率の設定が
低すぎることになる。反対にハーフトーン部の寸法が小
さくとも目標寸法となってしまい、ハーフトーン部の寸
法により得られる感光性樹脂の寸法が大きく変動する場
合は透過率が高すぎることとなる。一般の露光条件では
透過率4〜10%程度が妥当であった。また、図5には
長辺寸法のフォーカス特性(フォーカス位置と寸法の関
係)を示す。同図には、ハーフトーン寸法が0(従来マ
スク)および0.3μmの場合を示す。同図に示すよう
に、ハーフトーン部の寸法を0.3μmとすることによ
り、フラットなフォーカス特性が得られた。よって、ハ
ーフトーン部寸法Wは0.3μmとし、重ね合わせ精度
分(0.02μm)以上のマージン(0.05μm)を
持たせた、図3(d)に示す斜線領域をハーフトーン部
製造用のパターンとした。
【0042】次に、本フォトマスクの製造方法について
図面を用いて説明する。図6にその作製工程の縦断面図
を示す。まず、同図(a)に示すように、石英の透明基
板1の上に、酸化窒化クロム(CrON,膜厚120n
m)の半透明膜(透過率8%、位相差180度)3を成
膜し、さらにその上に酸化ルテニュウム(RuO,膜厚
50nm)の遮光膜(透過率0.02%)2を成膜す
る。ここで、CrONの屈折率は2.3であったので、
その膜厚tはt=λ/2(n−1)の式より、t=36
5/2(2.3−1)=130nmと設定されている。
よって、半透明膜3を透過する光と透過しない光には1
80度の位相差が生じる。また、このときの透過率は8
%となっている。
【0043】次に、同図(b)に示すように、全面にフ
ォトレジストを塗布し、電子線描画により、マスクパタ
ーンの描画を行う。次に、同図(c)に示すように、現
像により所定のフォトレジストパターン5を形成した
後、酸素を含むガスを用いたドライエッチングにより遮
光膜2をエッチングし、つづいて塩素を含むガスを用い
たドライエッチングにより半透明膜3をエッチングす
る。次に、同図(d)に示すように、一旦前記フォトレ
ジスト5を剥離して除去した後、再び別のフォトレジス
ト6を塗布し、前記と同様の電子線描画をより先に求め
たハーフトーンの描画を行う。
【0044】次に、同図(e)に示すように、再び現像
を行い、所定のフォトレジストパターン6を形成した
後、再び酸素を含むガスを用いたドライエッチングによ
り遮光膜2をエッチングする。そして、同図(f)に示
すように、フォトレジスト6を剥離し、洗浄を行い本発
明のフォトマスクが製造できる。
【0045】このフォトマスクでは、その製造において
電子線描画およびエッチング工程が2回必要になるが、
それでも従来のOPCマスクに比べるとマスク描画のア
ドレスを小さくする必要がないので製造時間は短くな
る。また、検査においても、従来の位相シフト対応検査
装置により可能であり、従来OPCのような問題は生じ
ない。例えば、KLA社のマスク検査装置331PSM
ではハーフトーン部の透過率が40%程度まで検査可能
となっている。
【0046】次に、第2の実施形態としてもう一つの別
のマスクの補正方法について図面を用いて説明する。な
おここでも、先の実施例と同様の露光条件とする。ただ
し、半導体素子としては、SRAMのゲートパターンに
ついて補正を行うものとする。図7に示すSRAMのセ
ルにおいてよく問題になるトランジスタの長辺寸法の縮
みを補正する。そのために、まず遮光膜2の先端部をハ
ーフトーン部3に変更し、かつその透過率および寸法を
ふり、各適正値を求めておく。ここでも、透過率は8
%,寸法は0.2μmが適正値であった。
【0047】そこで、「線幅が0.35μm以下のライ
ンパターンは、先端0.2μmをハーフトーンとする」
という条件に基づきマスクパターンを補正する。その結
果は図7に示したとうりである。そして、この際のハー
フトーン部3の形成のための重ね合わせ描画データは、
先の例と同様に重ね合わせマージンを考慮し、同図に示
すようにパターン外部に0.05μm太らせる。
【0048】なお、この第2の実施形態においては、あ
らかじめ実験的にハーフトーン部3の最適値を決定して
いるので、半導体基板段差部からの反射および段差によ
る感光性樹脂の膜厚変化による影響も考慮してマスクパ
ターンの補正ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフォトマス
クは、長辺と短辺を有する長方形パターンを転写するフ
ォトマスクであって、長方形パターンの長辺方向の先端
部を、透過する光としない光に180度の位相差を生じ
させる半透明膜のみで構成し、長方形パターンの先端部
以外の領域は全て遮光膜を設けることで、半透明膜を透
過した光としない光とが互いに干渉して打ち消しあい、
半透明膜の端部における光強度を急峻なものにでき、目
的のパターン形状を転写することが可能となる。このた
め、従来のOPCのように複雑なパターン形状を用いる
必要はなく、マスク製造および検査を容易に行うことが
でき、しかも、焦点位置の変動による寸法変化も従来の
フォトマスクより小さくでき、寸法精度向上および焦点
深度拡大の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のフォトマスクを平面図
とそのAA線断面図である。
【図2】本発明と従来の各フォトマスクの2次元光強度
分布シミュレーション結果のパターン図である。
【図3】本発明のフォトマスクの設計方法を説明するた
めの図である。
【図4】本発明のフォトマスクの設計方法の補正量とフ
ォトレジストパターン寸法の関係を示す図である。
【図5】本発明のフォトマスクのフォーカス特性を示す
図である。
【図6】本発明のフォトマスクの製造方法を工程順に示
す断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態におけるフォトマスクの
一例のパターン図である。
【図8】従来の超解像手法の1つである変形照明法の通
常照明の説明図である。
【図9】従来の超解像手法の1つである変形照明法の輪
帯照明の説明図である。
【図10】従来の通常フォトマスクとその光強度分布の
説明図である。
【図11】従来の超解像手法の1つである補助パターン
方式位相シフトマスクの説明図である。
【図12】従来の超解像手法の1つであるリム方式位相
シフトマスクの説明図である。
【図13】従来の超解像手法の1つであるハーフトーン
方式位相シフトマスクの説明図である。
【図14】DRAM容量のマスクパターンと転写された
フォトレジストパターンを示す図である。
【図15】従来の各種OPCマスクの平面図である。
【図16】従来のフォトマスクにおける転写像(2次元
光強度分布)の変形を示すシミュレーション図である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 遮光膜 3 半透明膜(ハーフトーン部) 4 透明膜 5,6 フォトレジスト 101A,101B 絞り 102 フライアイレンズ 103 フォトマスク 104 投影レンズ 105 半導体基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長辺と短辺を有する長方形パターンを転
    写するフォトマスクにおいて、前記長方形パターンの前
    記長辺方向の先端部を、透過する光としない光に180
    度の位相差を生じさせる半透明膜のみで構成し、前記長
    方形パターンの前記先端部以外の領域は全て遮光膜を設
    けたことを特徴とするフォトマスク。
  2. 【請求項2】 前記半透明膜の膜厚tがt=λ/2(n
    −1)〔ただしλはパターン転写用光の波長、nは半透
    明膜の屈折率〕である請求項1に記載のフォトマスク。
  3. 【請求項3】 形成しようとするフォトマスクの遮光膜
    パターンの各辺を複数範囲に分割して各辺の中点を選択
    する工程と、2次元光強度分布を用いて選択された中点
    のうち最も光強度が低くなる点とその光強度値を求める
    工程と、この求められた光強度を用いて前記2次元光強
    度分布をスライスしてそのスライス形状を求める工程
    と、求められたスライス形状と前記形成しようとするフ
    ォトマスクのパターンとを比較して一定の値以上に寸法
    が小さい辺部を求める工程と、この辺においてその端部
    から一定範囲を前記遮光膜に代えて半透明膜として構成
    する工程とを含むことを特徴とするフォトマスクの製造
    方法。
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