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JP2917778B2 - 車両の気流制御装置 - Google Patents

車両の気流制御装置

Info

Publication number
JP2917778B2
JP2917778B2 JP30491293A JP30491293A JP2917778B2 JP 2917778 B2 JP2917778 B2 JP 2917778B2 JP 30491293 A JP30491293 A JP 30491293A JP 30491293 A JP30491293 A JP 30491293A JP 2917778 B2 JP2917778 B2 JP 2917778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
outside air
front window
air inlet
body member
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP30491293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07156641A (ja
Inventor
卓男 山口
伸洋 鈴木
雅洋 富永
賢幸 田嶋
学 玉村
勝 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP30491293A priority Critical patent/JP2917778B2/ja
Publication of JPH07156641A publication Critical patent/JPH07156641A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内への外気の導入
とフロントウインドウガラス下部周辺の走行風の整流と
を同時に達成できる車両の気流制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車においては、フロントデッ
キに車室内への外気導入口が設けられている。走行風を
車室内に効率良く導入するには、導入口が車両の前方側
に向って開口していることが望ましい。ところが一般的
な乗用車にあっては、フロントウインドウガラス前方の
ボンネット後端に外気導入部としての開口が設けられて
おり、ボンネット上を流れる走行風がフロントウインド
ウガラスに当って前記開口からフロントデッキを介して
車室内に導入されるようになっている。
【0003】このような自動車では、外気導入用の開口
部面積を大きく設定する必要があるし、フロントウイン
ドウに走行風を当てて下向きに風を流させる必要もあっ
て、空気抵抗を大巾に増大させたり、外観的な見栄えも
悪化させることになりデザイン的な制約も多く伴なって
しまっていた。
【0004】そこで従来は、実開昭64−32211号
で示されるように、エアインテーク下縁をエンジンフー
ドの下方に位置させて上方への突出量を少なくしたエア
インテーク構造が提案されている。また、特開平4−8
1321号で示されるように、走行風を外気導入口側に
偏向させるガイド部材を備えた外気導入構造が提案され
ている。このような構造の場合、開口面積を必要以上に
大きく設定することなく外気を車室内に導入することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のエアインテーク
を用いた構造では、導入口の開口面積を大きくすること
なく外気を車室内に導入することができるが、エアイン
テークの上部周辺で、外気が一度フロントウインドウガ
ラスから剥離して再び下方側に巻込まれる状態等の乱流
が生じてしまう。このため、騒音や空気抵抗が増加し、
フロントウインドウガラスに塵等が付着する問題があっ
た。
【0006】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、エアインテークを用いることなく車室内への外気の
導入が行なえ、しかもフロントウインドウガラス下部周
辺の走行風の整流を同時に達成できる車両の気流制御装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、車両のフロントウインドウガラス
と、同フロントウインドウの下方から車両前方に向かっ
て延びる車体部材と、上記フロントウインドウガラスと
上記車体部材との間に、車幅方向に延びるよう設けられ
た外気導入口と、上記車体部材に取り付けられ、車幅方
向に延びるよう形成されたフロントデフレクタとを備
え、同フロントデフレクタは、上記車両走行時における
上記車体部材の上面を流れる走行風を上記フロントウイ
ンドウガラス側及び上記外気導入口側に分岐すると共
に、同外気導入口の車両後方且つ上方に配置された分岐
部、同分岐部から車両上方且つ後方に向かって延び、上
記走行風を上記フロントウインドウガラス側に案内する
整流部、上記分岐部から車両下方且つ後方に向かって延
び、上記走行風を上記外気導入口に案内するガイド部と
を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】ガイド部によってボンネット上を流れる気流を
車室内に導くと同時に、整流部によってフロントウイン
ドウガラス上部への気流を整流する。
【0009】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る車両の気流
制御装置を備えた車両の外観、図2には図1中のII−
II線矢視を示してある。
【0010】図1に示すように、自動車(車両)1のボ
ンネット2とフロントウインドウ3の間には外気導入口
4が形成され、外気導入口4は上面側に開口ている。外
気導入口4にはフロントデフレクタ5が設けられ、フロ
ントデフレクタ5は車両1の車幅方向に延びて設けられ
ている。
【0011】図2に示すように、フロントデフレクタ5
はボンネット2の後端に取付けられている。フロントデ
フレクタ5は、車両走行時にボンネット2上を流れる気
流Aを車室内に導くように下方に延びるガイド部6と、
気流Bをフロントウインドウ3の上部へ導くようにフロ
ントウインドウ3に沿って上方に延びる整流部7とで構
成され、ガイド部6と整流部7とは一体に形成されてい
る。ガイド部6と整流部7の分岐部8は、外気導入口4
の開口前縁となるボンネット2の後端縁(フードアウタ
ヘミング部)より若干上方に設定され、分岐部8とボン
ネット2の後縁部との間には車高方向に若干の隙間が存
在するようになっている。
【0012】車両走行時、ボンネット2上を流れる気流
Aは、フロントデフレクタ5のガイド部6に案内されて
外気導入口4から車室内に導入される。この時、分岐部
8とボンネット2の後縁部との間は若干の隙間が存在す
るだけのため、気流Aの流速が速められ、外気導入圧力
が高くなり外気導入が効率よく行なわれる。また、車両
走行時、ボンネット2上を流れる気流Bは、フロントデ
フレクタ5の整流部7で整流されてフロントウインドウ
3に沿って案内され、乱流の発生を防止している。
【0013】従って、上述したフロントデフレクタ5を
用いることにより、エアインテークを用いることなく
室内への外気の導入が効率良く行なえると共に、フロン
トウインドウ3下部の整流を行なうことができ、空気抵
抗低減効果も発揮できる。また、ボンネット2の上方へ
の突出量は、分岐部8とボンネット2の後縁部との隙間
量だけであるので、外観上見栄えを損なうことがなく、
フロントウインドウ3の下部がフロントデフレクタ5で
覆われるため、見栄えが一層良好になる。また、フロン
トデフレクタ5は着脱が容易となっているので、車両1
への装着及び交換が容易に行なえる。
【0014】図3及至図5には上述したフロントデフレ
クタ5をタイプの異なる車両に取付けた場合を示してあ
る。
【0015】図3に示したものは、フロントウインドウ
3の下端部の直上にボンネット2の後端縁が位置し、ボ
ンネット2の後端縁の下部が外気導入口4になってい
る。フロントデフレクタ5はボンネット2の後端縁の後
方に設けられ、分岐部8はボンネット2の後端縁より若
干上方に設定されている。図3で示したものも前述と同
様に、フロントデフレクタ5によって車室内への外気の
導入とフロントウインドウ3の下部周辺の走行風の整流
を同時に達成することができる。
【0016】図4に示したものは、フロントウインドウ
3の下端部を支持するガーニッシュ11にフロントデフ
レクタ5を取付けたもので、外気導入口4が上面側に開
口している。フロントデフレクタ5は外気導入口4の後
端側に位置し、分岐部8はボンネット2の後端縁より若
干上方に設定されている。図4で示したものも前述と同
様に、フロントデフレクタ5によって車室内への外気の
導入とフロントウインドウ3の下部周辺の走行風の整流
を同時に達成することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の車両の気流制御装置は、気流を
車室内に導くガイド部と、気流をフロントウインドウガ
ラス上部へ導く整流部とからなるので、エアインテーク
を用いることなく車室内への外気の導入が行なえ、しか
も、フロントウインドウガラス下部周辺の走行風の整流
を達成することができる。この結果、空気抵抗の低減と
外気導入効率の向上を同時に達成することができる。ま
た、ボンネット上方への突出量が少なくて良いので外観
上の見栄えを損なうことがなく、また、ウインドウガラ
スの下部が覆われるため、見栄えが一層良好になる。更
に、車両の気流制御装置は着脱が容易であるので、車両
への装着及び交換が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るフロントデフレクタを
備えた車両の外観図。
【図2】図1中のII−II線矢視図。
【図3】フロントデフレクタを異なる種類の車両に取付
けた状態の断面図。
【図4】フロントデフレクタを異なる種類の車両に取付
けた状態の断面図。
【符号の説明】
1 自動車(車両) 2 ボンネット 3 フロントウインドウガラス(フロントウインドウ) 4 外気導入口 5 フロントデフレクタ 6 ガイド部 7 整流部 8 分岐部
フロントページの続き (72)発明者 富永 雅洋 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)発明者 田嶋 賢幸 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)発明者 玉村 学 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 小池 勝 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−81321(JP,A) 実開 昭61−117068(JP,U) 実開 昭61−141112(JP,U) 実開 昭62−105879(JP,U) 実開 昭64−32211(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のフロントウインドウガラスと、 同フロントウインドウの下方から車両前方に向かって延
    びる車体部材と、 上記フロントウインドウガラスと上記車体部材との間
    に、車幅方向に延びるよう設けられた外気導入口と、 上記車体部材に取り付けられ、車幅方向に延びるよう形
    成されたフロントデフレクタとを備え、 同フロントデフレクタは、 上記車両走行時における上記車体部材の上面を流れる走
    行風を上記フロントウインドウガラス側及び上記外気導
    入口側に分岐すると共に、同外気導入口の車両後方且つ
    上方に配置された分岐部、 同分岐部から車両上方且つ後方に向かって延び、上記走
    行風を上記フロントウインドウガラス側に案内する整流
    部、 上記分岐部から車両下方且つ後方に向かって延び、上記
    走行風を上記外気導入口に案内するガイド部とを有する
    ことを特徴とする車両の気流制御装置。
JP30491293A 1993-12-06 1993-12-06 車両の気流制御装置 Expired - Fee Related JP2917778B2 (ja)

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JPH07156641A JPH07156641A (ja) 1995-06-20
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