JP2917682B2 - 映像信号処理回路 - Google Patents
映像信号処理回路Info
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- JP2917682B2 JP2917682B2 JP17240892A JP17240892A JP2917682B2 JP 2917682 B2 JP2917682 B2 JP 2917682B2 JP 17240892 A JP17240892 A JP 17240892A JP 17240892 A JP17240892 A JP 17240892A JP 2917682 B2 JP2917682 B2 JP 2917682B2
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- signal
- circuit
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン受信機あ
るいはワイドテレビジョン受信機の映像信号処理回路に
関し、映像信号部分と無信号部分の境界部分の見苦しさ
を除去すると共に無信号部分を好みの明るさに調節する
ことができる回路に関するものである。
るいはワイドテレビジョン受信機の映像信号処理回路に
関し、映像信号部分と無信号部分の境界部分の見苦しさ
を除去すると共に無信号部分を好みの明るさに調節する
ことができる回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ハイビジョン受信機やワイドテレ
ビ受信機が発売されはじめ、今後のテレビ受信機として
ワイド画面のテレビ受信機が注目されている。
ビ受信機が発売されはじめ、今後のテレビ受信機として
ワイド画面のテレビ受信機が注目されている。
【０００３】以下に、従来のワイドテレビ受信機で本発
明に関する部分について説明する。現在一般に放送され
ているテレビ信号は、縦：横比が３：４であり、ハイビ
ジョン信号は縦：横比が９：１６のワイド画面である。
このため、ブラウン管もワイドな縦：横比が９：１６の
ものを使用したワイドテレビ受信機が商品化されてい
る。この場合、９：１６のブラウン管で従来のテレビ信
号を正しく映すためには、信号の走査変換を行いテレビ
の画面で３：４のアスペクトにする必要がある。図３
は、従来のワイドテレビ受信機の信号処理回路の構成と
波形を示すものである。図３（ａ）の構成図で、Ａは入
力輝度信号、Ｂは入力色差信号、Ｃは変換輝度信号、Ｄ
は変換色差信号、Ｅは出力輝度信号、１１走査変換回
路、１２は水平輪郭強調回路、１３はＲＧＢプロセッサ
ーである。 動作を、図３（ｂ）の波形図を用いて説明
すると、入力輝度信号Ａは走査変換回路１１で適当な信
号に変換され（３：４から９：１６に変換する場合は、
３分の４倍）、変換輝度信号Ｃを得る。入力色差信号Ｂ
も輝度信号と同様に走査変換回路１１で適当な信号に変
換され、変換色差信号を得る。これらの変換された信号
には、信号の無い部分が出来ることは容易に判る。前記
変換輝度信号Ｃ無映像信号部分は適当な信号レベルに設
定（一般的には低輝度）し、ブラウン管の部分的な劣化
を防止している。
明に関する部分について説明する。現在一般に放送され
ているテレビ信号は、縦：横比が３：４であり、ハイビ
ジョン信号は縦：横比が９：１６のワイド画面である。
このため、ブラウン管もワイドな縦：横比が９：１６の
ものを使用したワイドテレビ受信機が商品化されてい
る。この場合、９：１６のブラウン管で従来のテレビ信
号を正しく映すためには、信号の走査変換を行いテレビ
の画面で３：４のアスペクトにする必要がある。図３
は、従来のワイドテレビ受信機の信号処理回路の構成と
波形を示すものである。図３（ａ）の構成図で、Ａは入
力輝度信号、Ｂは入力色差信号、Ｃは変換輝度信号、Ｄ
は変換色差信号、Ｅは出力輝度信号、１１走査変換回
路、１２は水平輪郭強調回路、１３はＲＧＢプロセッサ
ーである。 動作を、図３（ｂ）の波形図を用いて説明
すると、入力輝度信号Ａは走査変換回路１１で適当な信
号に変換され（３：４から９：１６に変換する場合は、
３分の４倍）、変換輝度信号Ｃを得る。入力色差信号Ｂ
も輝度信号と同様に走査変換回路１１で適当な信号に変
換され、変換色差信号を得る。これらの変換された信号
には、信号の無い部分が出来ることは容易に判る。前記
変換輝度信号Ｃ無映像信号部分は適当な信号レベルに設
定（一般的には低輝度）し、ブラウン管の部分的な劣化
を防止している。
【０００４】つぎに、この変換輝度信号Ｃは水平輪郭強
調回路１２で輪郭を強調され、出力輝度信号Ｅを得る。
このとき、輝度信号の水平開始部分と終了部分に見苦し
く好ましくない偽の輪郭が強調されて発生する。この出
力輝度信号Ｅと変換色差信号Ｄは後段のＲＧＢプロセッ
サー１３で輝度信号のコントラストと色の飽和度や明る
さなどが適当に設定され、ブラウン管を駆動する。ブラ
ウン管上では、映像信号部分と無信号部分の境界部分に
偽の水平輪郭強調信号や、大振幅信号の影響によるスト
リーキングなどが発生し見苦しい画像となる。また、ブ
ラウン管上では映像信号の内容によってテレビ受像機の
ＡＢＬ回路が動作し、前記ＲＧＢプロセッサー１３の明
るさ調整やコントラスト調整を制御することにより無映
像信号部分の輝度レベルが変化し視聴者に違和感を与
え、好まししくない画像となる。
調回路１２で輪郭を強調され、出力輝度信号Ｅを得る。
このとき、輝度信号の水平開始部分と終了部分に見苦し
く好ましくない偽の輪郭が強調されて発生する。この出
力輝度信号Ｅと変換色差信号Ｄは後段のＲＧＢプロセッ
サー１３で輝度信号のコントラストと色の飽和度や明る
さなどが適当に設定され、ブラウン管を駆動する。ブラ
ウン管上では、映像信号部分と無信号部分の境界部分に
偽の水平輪郭強調信号や、大振幅信号の影響によるスト
リーキングなどが発生し見苦しい画像となる。また、ブ
ラウン管上では映像信号の内容によってテレビ受像機の
ＡＢＬ回路が動作し、前記ＲＧＢプロセッサー１３の明
るさ調整やコントラスト調整を制御することにより無映
像信号部分の輝度レベルが変化し視聴者に違和感を与
え、好まししくない画像となる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】映像信号の水平開始部
分と終了部分に発生する偽の水平輪郭強調信号やストリ
ーキングなどの見苦しい信号を除去し、さらに無映像信
号部分の輝度レベルを常に設定したレベルに固定するこ
とで好ましい画像を得ようとするものである。
分と終了部分に発生する偽の水平輪郭強調信号やストリ
ーキングなどの見苦しい信号を除去し、さらに無映像信
号部分の輝度レベルを常に設定したレベルに固定するこ
とで好ましい画像を得ようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の映像信号処理回路は、走査変換出力の映像信
号と直流電圧を切り替える手段を、映像信号の水平開始
部分と終了部分を適当に含む無映像信号期間に対応する
制御パルスで切り替える構成を有した映像信号処理回路
であり、さらに、前記直流電圧の電圧値を任意に設定す
る回路構成を有したことを特徴とする映像信号処理回
路。
に本発明の映像信号処理回路は、走査変換出力の映像信
号と直流電圧を切り替える手段を、映像信号の水平開始
部分と終了部分を適当に含む無映像信号期間に対応する
制御パルスで切り替える構成を有した映像信号処理回路
であり、さらに、前記直流電圧の電圧値を任意に設定す
る回路構成を有したことを特徴とする映像信号処理回
路。
【０００７】
【作用】この構成によって、映像信号の水平開始部分と
終了部分においては、無映像信号期間と同じく設定され
た直流電圧を映像信号と切換えることが出来るため、見
苦しい偽の輪郭を除去することが可能である。さらに、
無映像信号期間の輝度レベルが映像信号の内容によって
変化しないため違和感をなくすことが可能であり、ま
た、この輝度レベルを視聴者が適当に設定することも可
能である。
終了部分においては、無映像信号期間と同じく設定され
た直流電圧を映像信号と切換えることが出来るため、見
苦しい偽の輪郭を除去することが可能である。さらに、
無映像信号期間の輝度レベルが映像信号の内容によって
変化しないため違和感をなくすことが可能であり、ま
た、この輝度レベルを視聴者が適当に設定することも可
能である。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１で従来例図３と同じ部分と信号
名については、同じ符号を用いている。
しながら説明する。図１で従来例図３と同じ部分と信号
名については、同じ符号を用いている。
【０００９】図１において、１１は走査変換回路、１２
は水平輪郭強調回路、１３はＲＧＢプロセッサー、１４
は制御パルス発生回路、１５は切換え回路、１６は直流
電圧発生回路、１７は電圧制御回路である。走査変換回
路１１の輝度変換信号は、水平輪郭強調回路１２を介
し、色差変換信号は直接ＲＧＢプロセッサー１３に入力
される。このＲＧＢプロセッサーの出力信号Ｈは、切換
え回路１５の一方に入力される。また、直流電圧発生回
路１６は電圧制御回路１７により制御され適当な直流電
圧を発生し、前記切換え回路１５のもう一方に入力され
る。また、走査変換回路１１から無映像信号期間を示す
パルスＦを制御パルス発生回路１４に供給し、この制御
パルス出力Ｇを前記切換え回路１５の制御入力に供給す
る。
は水平輪郭強調回路、１３はＲＧＢプロセッサー、１４
は制御パルス発生回路、１５は切換え回路、１６は直流
電圧発生回路、１７は電圧制御回路である。走査変換回
路１１の輝度変換信号は、水平輪郭強調回路１２を介
し、色差変換信号は直接ＲＧＢプロセッサー１３に入力
される。このＲＧＢプロセッサーの出力信号Ｈは、切換
え回路１５の一方に入力される。また、直流電圧発生回
路１６は電圧制御回路１７により制御され適当な直流電
圧を発生し、前記切換え回路１５のもう一方に入力され
る。また、走査変換回路１１から無映像信号期間を示す
パルスＦを制御パルス発生回路１４に供給し、この制御
パルス出力Ｇを前記切換え回路１５の制御入力に供給す
る。
【００１０】以上のように構成された映像信号処理回路
について、図２の波形を用いてその動作を説明する。
について、図２の波形を用いてその動作を説明する。
【００１１】まず、図２（イ）の入力輝度信号Ａが走査
変換回路１１に供給され、適当に変換され図２（ロ）の
輝度変換信号Ｃを得る。この輝度変換信号Ｃは水平輪郭
強調回路１２で輪郭を強調され図２（ハ）の出力輝度信
号Ｅを得る。入力色差信号Ｂも走査変換回路１１で適当
に変換され、前記出力輝度信号Ｅと共に後段のＲＧＢプ
ロセッサー１３に供給される。このＲＧＢプロセッサー
１３で明るさやコントラストなどを設定している。ま
た、映像信号の内容によってテレビ受像機のＡＢＬ回路
が動作し、このＲＧＢプロセッサー１３の明るさ調整や
コントラスト調整を制御し、図２（ニ）のＲＧＢプロセ
ッサー出力信号Ｈを得る。この出力信号Ｈと電圧制御回
路１７により適当に制御された直流電圧発生回路１６の
制御出力電圧Ｊを切換え回路１５で切換え、図２（ト）
の映像出力信号Ｉを得る。
変換回路１１に供給され、適当に変換され図２（ロ）の
輝度変換信号Ｃを得る。この輝度変換信号Ｃは水平輪郭
強調回路１２で輪郭を強調され図２（ハ）の出力輝度信
号Ｅを得る。入力色差信号Ｂも走査変換回路１１で適当
に変換され、前記出力輝度信号Ｅと共に後段のＲＧＢプ
ロセッサー１３に供給される。このＲＧＢプロセッサー
１３で明るさやコントラストなどを設定している。ま
た、映像信号の内容によってテレビ受像機のＡＢＬ回路
が動作し、このＲＧＢプロセッサー１３の明るさ調整や
コントラスト調整を制御し、図２（ニ）のＲＧＢプロセ
ッサー出力信号Ｈを得る。この出力信号Ｈと電圧制御回
路１７により適当に制御された直流電圧発生回路１６の
制御出力電圧Ｊを切換え回路１５で切換え、図２（ト）
の映像出力信号Ｉを得る。
【００１２】つぎに、切換え回路１５の制御パルスにつ
いて説明する。まず走査変換回路１１から図２（ホ）の
無映像信号期間を示すパルスＦを制御パルス発生回路１
４に供給し、映像信号の水平開始部分と終了部分を適当
に含む無映像信号期間に対応する図２（ヘ）の制御パル
スＧを得る。この制御パルスＧにより、切換え回路１５
を制御している。このように構成することで映像出力信
号は図２（ト）のように、偽の輪郭が除去され、また無
映像信号部分が固定された輝度レベルに処理されてい
る。さらに、無映像信号部分が固定される輝度レベルは
電圧制御回路１７により適当に制御できることは明らか
である。
いて説明する。まず走査変換回路１１から図２（ホ）の
無映像信号期間を示すパルスＦを制御パルス発生回路１
４に供給し、映像信号の水平開始部分と終了部分を適当
に含む無映像信号期間に対応する図２（ヘ）の制御パル
スＧを得る。この制御パルスＧにより、切換え回路１５
を制御している。このように構成することで映像出力信
号は図２（ト）のように、偽の輪郭が除去され、また無
映像信号部分が固定された輝度レベルに処理されてい
る。さらに、無映像信号部分が固定される輝度レベルは
電圧制御回路１７により適当に制御できることは明らか
である。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明は、映像信号の水平
開始部分と終了部分を適当に含む無映像信号期間に対応
する制御パルスと、このパルスでＲＧＢプロセッサー出
力信号と任意に制御できる直流電圧とを切換える手段を
設けることにより、水平の映像信号開始部分と終了部分
に発生する見苦しい偽の輪郭強調信号を除去することが
でき、さらに無映像信号部分が適当な輝度レベルに調節
できる優れた映像信号処理回路を実現出来るものであ
る。
開始部分と終了部分を適当に含む無映像信号期間に対応
する制御パルスと、このパルスでＲＧＢプロセッサー出
力信号と任意に制御できる直流電圧とを切換える手段を
設けることにより、水平の映像信号開始部分と終了部分
に発生する見苦しい偽の輪郭強調信号を除去することが
でき、さらに無映像信号部分が適当な輝度レベルに調節
できる優れた映像信号処理回路を実現出来るものであ
る。
【図１】本発明の一実施例における映像信号処理回路の
構成図
構成図
【図２】本発明の一実施例における映像信号処理回路の
波形図
波形図
【図３】（ａ）は従来の映像信号処理回路の構成図 （ｂ）は従来の映像信号処理回路の波形図
１１ 走査変換回路 １２ 水平輪郭強調回路 １３ ＲＧＢプロセッサー １４ 制御パルス発生回路 １５ 切換え回路 １６ 直流電圧発生回路 １７ 電圧制御回路
Claims (2)
- 【請求項１】 ブラウン管の表示範囲より、狭い範囲に
映像信号を表示する手段と、直流電圧を発生する手段
と、前記映像信号と前記直流電圧を切り替える手段と、
前記映像信号の水平開始部分と終了部分を適当に含む無
映像信号期間に対応する制御パルスを発生する手段と、
この制御パルスで前記映像信号と前記直流電圧を切り替
える手段を制御する手段とを有した映像信号処理回路。 - 【請求項２】 請求項１に記載の映像信号処理回路にお
いて、前記直流電圧の電圧値を任意に設定する手段を備
えたことを特徴とする映像信号処理回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17240892A JP2917682B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 映像信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17240892A JP2917682B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 映像信号処理回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0622242A JPH0622242A (ja) | 1994-01-28 |
| JP2917682B2 true JP2917682B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15941407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17240892A Expired - Fee Related JP2917682B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 映像信号処理回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2917682B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17240892A patent/JP2917682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0622242A (ja) | 1994-01-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |