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JP2912045B2 - 錠剤型洗浄剤組成物 - Google Patents

錠剤型洗浄剤組成物

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Publication number
JP2912045B2
JP2912045B2 JP7103491A JP7103491A JP2912045B2 JP 2912045 B2 JP2912045 B2 JP 2912045B2 JP 7103491 A JP7103491 A JP 7103491A JP 7103491 A JP7103491 A JP 7103491A JP 2912045 B2 JP2912045 B2 JP 2912045B2
Authority
JP
Japan
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tablet
detergent composition
surfactant
nonionic surfactant
detergent
Prior art date
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Application number
JP7103491A
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JPH04306299A (ja
Inventor
進可 山口
勉 根橋
博之 山下
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶解性が改良された特に
電気洗濯機での衣料の洗浄に適した錠剤型洗剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常使
用されている洗浄剤の形態としては、液状タイプと粒状
タイプの2種があり、持ち運びやすさ、収納性等の使用
簡便性を向上させるために、従来より錠剤化するための
試みが多数提案されている。
【0003】それらは陰イオン界面活性剤を主洗浄界面
活性剤として配合した錠剤型洗剤が主流であるが、非イ
オン界面活性剤を主洗浄界面活性剤とした錠剤型洗剤も
例えば、US 3231506号、US 3247123号、US 3331780号、
US 3344076号、US 3417024号、US 4370250号、US 44513
86号等が知られており、また特開昭63−135498号公報で
は非イオン界面活性剤を主洗浄剤としたものに吸油性ビ
ルダーを配合した錠剤型洗浄剤が知られている。
【0004】これらの錠剤型洗剤は、前記の液状タイプ
や粒状タイプの洗浄剤に比べて利用しやすいという利点
がある反面、取扱い及び運搬中に十分耐えうる強度を有
し、かつ使用時に速やかに溶解する等の性質が要求さ
れ、一般的に成形圧を上げて錠剤の強度を高くすると水
中での溶解性が低下するという欠点が生じる。
【0005】このような欠点を克服するために、これま
で多くの提案がなされてきた。それらの中には、例えば
分解又は揮散物質を混合して成形した後加熱処理を施す
ことによって多孔性とする方法、炭酸塩と固体酸とを配
合して、水中で炭酸ガスを発生させて溶解を促進する方
法、薬品の分野で広く用いられている崩壊剤を配合して
水中で錠剤を崩れ易くする方法(特公昭44−17745 号公
報、特開昭47−27208号公報) 等がある。
【0006】しかしながら、これらの方法においてはい
ずれもある程度水中での溶解性は改善されるものの実用
上十分に満足しうるものではない。これは、洗剤のよう
な界面活性剤を多量に含んだ錠剤においては、水中で界
面活性剤が水和してきわめて粘稠な性質を帯びるため
に、錠剤内部に水が侵入できにくくなるため、溶解促進
効果が十分に発揮されないためであると推定される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、主界面活性剤と
して非イオン界面活性剤を使用し、洗浄性能を十分に満
足するために結晶性アルミノ珪酸塩を配合すると同時
に、分散液のpHが9以上である多孔性吸油担体を配合し
てなる組成物によれば、溶解性の著しく改善された錠剤
型洗剤が得られる事を見い出し、本発明を完成するにい
たった。
【0008】すなわち本発明は、次の成分(a) 、(b) 及
び(c) を含有する非イオン界面活性剤を主界面活性剤と
する錠剤型洗浄剤組成物を提供するものである。 (a) 融点が90℃以下の非イオン界面活性剤 (b) 結晶性アルミノ珪酸塩 (c) 分散液のpHが9以上である多孔性吸油担体。
【0009】本発明に使用される(a) 成分の非イオン界
面活性剤としては、融点が90℃以下の非イオン界面活性
剤が使用し得る。上記範囲以外のものは洗浄性能の点か
ら不適当である。本発明に使用される非イオン界面活性
剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレン
グリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステ
ル、高級脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシ
ド、アルキルアミンオキサイド等である。就中、主非イ
オン界面活性剤として炭素数12〜14の直鎖又は分岐鎖の
1級又は2級のアルコールのエチレンオキサイド平均付
加モル数6〜12、好ましくは6 〜10のポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルを使用するのが望ましい。 (a) 成分の非イオン界面活性剤は錠剤型洗浄剤組成物中
に5〜50重量%、好ましくは10〜25重量%配合されるの
が望ましい。(a) 成分の配合量が5重量%未満であると
十分な洗浄性能が得られ難く、また50重量%を越えると
錠剤型洗浄剤の溶解性が悪くなる傾向にある。
【0010】本発明の(b) 成分である結晶性アルミノケ
イ酸塩(ゼオライト)としては、A型、X型ゼオライト
に代表される平均一次粒径 0.1〜10μの合成ゼオライト
が好適に使用される。ゼオライトは粉末及びゼオライト
スラリーを乾燥して得られるゼオライト凝集乾燥粒子と
して配合される。(b) 成分は全組成中に20〜60重量%、
好ましくは20〜50重量%配合されるのが望ましい。
【0011】本発明の(c) 成分である多孔性吸油担体と
は、吸油量が 150ml/100 g以上のものであり、また J
IS K 6220 の方法による分散液のpHが9以上でなければ
ならない。このような条件を満たす多孔性吸油担体とし
ては、吸油性非晶質シリカが一般的であり、例えばトク
シールAL−1、ニップシールNA、Tixolex 25、カー
プレックス#100(シオノギ)、SIPERNAT D 10 等が挙げ
られる。また、その他の吸油剤として炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、パーライト(真珠岩)等を併用して
もよい。(c) 成分は全組成分中に2〜25重量%、好まし
くは3〜15重量%、特に好ましくは5〜15重量%配合さ
れるのが望ましい。(c) 成分の配合量が2重量%未満で
は本発明の必須成分である非イオン性界面活性剤を十分
量配合することが困難になる。
【0012】本発明の錠剤型洗浄剤組成物には、イオン
性の界面活性剤を非イオン性界面活性剤に対して1/3
未満(重量比)、特に望ましくは1/5以下配合するこ
とによって溶解性を損なうことなく、泥汚れ洗浄力を向
上させることが可能である。この時、イオン性の界面活
性剤を1/3以上添加すると錠剤の溶解性を低下させ
る。イオン性の界面活性剤としては、例えばアルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、アルキ
ルエーテル硫酸塩、脂肪酸塩、α−スルホ脂肪酸エステ
ル塩、α−スルホ脂肪酸塩等が使用でき、活性剤の対イ
オンとしては、Na、K、アンモニウムが使われ、好まし
くは、Na、K塩である。
【0013】本発明の錠剤型洗浄剤組成物には、上記成
分の他に、通常洗浄剤に配合されている炭酸ソーダ、珪
酸ソーダ等のアルカリ剤、硫酸ソーダ等の無機電解質、
アミノポリ酢酸塩、ポリアクリル酸塩等の有機キレート
剤、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ
等の酵素、酸化防止剤、螢光染料、香料等を配合してよ
い。
【0014】本発明錠剤型洗浄剤組成物の製造方法は、
特に限定するものではないが、例えば結晶性アルミノ珪
酸塩、吸油担体、炭酸塩粉末をナウターミキサーで混合
し、バーチカルグラニュエーターにて液体状非イオン界
面活性剤を徐々に添加ないし噴霧し均一混合した物を、
打錠成形する事によって、錠剤型洗浄剤が容易に得られ
る。
【0015】
【実施例】以下実施例にて本発明を更に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定される物ではない。
【0016】実施例1 表1には JIS K 6220 に基づいて測定した各種吸油担体
の5%分散液のpH値を示した。
【0017】
【表1】
【0018】表2に示すゼオライト 4A 、表1に示す性
状の各種吸油担体を表2に示す量、イオン性界面活性剤
(アルキル(C12〜C16)硫酸エステルナトリウム)を表2
に示す量、炭酸ソーダ10重量%、ポリアクリル酸ソーダ
3重量%、及びバランス量の硫酸ソーダの粉末成分を均
一に混合した後、表2に示す液状非イオン界面活性剤を
混合した。この配合物25gを内径40mmのシリンダーに採
り、100(kg/cm2)の圧力をかけて錠剤型洗浄剤組成物を
得た。 1) 溶解性評価 上記によって得られた錠剤型洗剤を予め20℃、30リット
ルの水道水と洗濯衣料としてタオルを1.5 kg入れておい
た2槽式洗濯機 (東芝) に投入する。撹拌強度を標準と
して3分間撹拌したあと、脱水を行い溶解性の評価を行
った。評価方法洗濯槽内の錠剤型洗浄剤の残留および、
タオルへの残留の程度によって評価した。結果を表2に
示す。 1…洗剤不溶物が認められない 2…洗剤不溶物が認められる
【0019】
【表2】
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 17/06 C11D 1/72 C11D 3/12 CA(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a) 、(b) 及び(c) を含有して
    なる非イオン界面活性剤を主界面活性剤とする錠剤型洗
    浄剤組成物。 (a) 融点が90℃以下の非イオン界面活性剤 (b) 結晶性アルミノ珪酸塩 (c) 分散液のpHが9以上である多孔性吸油担体
JP7103491A 1991-04-03 1991-04-03 錠剤型洗浄剤組成物 Expired - Fee Related JP2912045B2 (ja)

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DE19910818A1 (de) * 1999-03-11 2000-09-14 Henkel Kgaa Wasch- und Reinigungsmittelformkörper mit Tensid-Builderkombination

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