JP2911927B2 - 可撓管の製造方法 - Google Patents
可撓管の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、内視鏡またはカテーテルの挿入部等に使
用される可撓管の製造方法に関するものである。
用される可撓管の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、内視鏡用可撓管は、断面形状を一定に保持す
る、いわゆる保形性に富んだものであること、および柔
軟性に富んだものであることが重要である。そこで、第
5図に示すように、従来の内視鏡用可撓管はA、内側か
ら外側へ向かって順次配置された、フレックスa、ブレ
ードbおよび外被cからなる3層構造とされている。こ
こで、フレックスaは、可撓管Aの保形性を確保するた
めのものであり、金属帯を螺旋状に巻回して形成されて
いる。ブレードBは、可撓管Aの引っ張り強度および捩
り強度を向上させるためのものであり、金属細線、化学
繊維、またはそれら両者を編んで筒状に形成されてい
る。外被cは、柔軟性を有する樹脂からなるものであ
り、可撓管Aの水密性を確保している。
る、いわゆる保形性に富んだものであること、および柔
軟性に富んだものであることが重要である。そこで、第
5図に示すように、従来の内視鏡用可撓管はA、内側か
ら外側へ向かって順次配置された、フレックスa、ブレ
ードbおよび外被cからなる3層構造とされている。こ
こで、フレックスaは、可撓管Aの保形性を確保するた
めのものであり、金属帯を螺旋状に巻回して形成されて
いる。ブレードBは、可撓管Aの引っ張り強度および捩
り強度を向上させるためのものであり、金属細線、化学
繊維、またはそれら両者を編んで筒状に形成されてい
る。外被cは、柔軟性を有する樹脂からなるものであ
り、可撓管Aの水密性を確保している。
第6図は、上記のように構成された可撓管Aを湾曲さ
せた状態を示すものである。可撓管Aを湾曲させると、
湾曲部の内側では外被cが縮もうとする。この場合、外
被cがブレードbに強固に結合していれば問題ないが、
ブレードbに対する外被cの固着力が弱いと、外被cが
ブレードbから剥離する。この結果、外被cにしわが発
生し、可撓管Aを真っすぐにしても元の状態に戻らなく
なったり、あるいは外被cの一部が折れ曲がり、そこか
ら可撓管Aが変形したり、座屈したり、またブレードが
切れたりする等の不都合が生じることがある。したがっ
て、外被cとブレードbとについては、互いに強固に固
着する必要がある。
せた状態を示すものである。可撓管Aを湾曲させると、
湾曲部の内側では外被cが縮もうとする。この場合、外
被cがブレードbに強固に結合していれば問題ないが、
ブレードbに対する外被cの固着力が弱いと、外被cが
ブレードbから剥離する。この結果、外被cにしわが発
生し、可撓管Aを真っすぐにしても元の状態に戻らなく
なったり、あるいは外被cの一部が折れ曲がり、そこか
ら可撓管Aが変形したり、座屈したり、またブレードが
切れたりする等の不都合が生じることがある。したがっ
て、外被cとブレードbとについては、互いに強固に固
着する必要がある。
そこで、可撓管Aを製造するに際しては、従来、ブレ
ードbと外被cとを次の2つの方法のいずれかによって
強固に固着するようにしていた。
ードbと外被cとを次の2つの方法のいずれかによって
強固に固着するようにしていた。
1つの方法は、外被cとして熱収縮チューブ等を用い
る場合のものであり、予めフレックスaの外周にブレー
ドbを密着挿入しておき、ブレードbの外周に接着剤を
塗布する。次に、ブレードbの外周に熱収縮チューブを
挿入し、これを収縮させて外被cとするものである。
る場合のものであり、予めフレックスaの外周にブレー
ドbを密着挿入しておき、ブレードbの外周に接着剤を
塗布する。次に、ブレードbの外周に熱収縮チューブを
挿入し、これを収縮させて外被cとするものである。
また、他の1つの方法は、フレックスaの外周にブレ
ードbを予め密着挿入する点は前者のものと同様である
が、この場合には接着剤を用いることなく、ブレードb
の外周に押出成形法、あるいはディッピング法等によっ
て液状の樹脂を層状に付着させ、これを固化させて外被
cとするものである。
ードbを予め密着挿入する点は前者のものと同様である
が、この場合には接着剤を用いることなく、ブレードb
の外周に押出成形法、あるいはディッピング法等によっ
て液状の樹脂を層状に付着させ、これを固化させて外被
cとするものである。
前者の方法においては、ブレードbと外被cとが接着
剤によって強固に固着される。また、後者の方法におい
ては、液状の樹脂がブレードbが構成する素線間に入り
込んで各素線を包み込むことにより、ブレードbと外被
cとが強固に固着される。
剤によって強固に固着される。また、後者の方法におい
ては、液状の樹脂がブレードbが構成する素線間に入り
込んで各素線を包み込むことにより、ブレードbと外被
cとが強固に固着される。
なお、そのような方法が記載された刊行物としては、
例えば特開昭58−163330号公報、特開昭60−230614号公
報等がある。
例えば特開昭58−163330号公報、特開昭60−230614号公
報等がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記いずれの方法によってブレードb
と外被cとを固着させた場合にも、製造された可撓管A
の柔軟性が低下するという問題があった。
と外被cとを固着させた場合にも、製造された可撓管A
の柔軟性が低下するという問題があった。
すなわち、第6図から明らかなように、可撓管Aを湾
曲させた場合には、湾曲部の内側ではフレックスaの素
材の間隔が狭くなり、湾曲部の外側ではフレックスaの
素材の間隔が広くなる。このため、フレックスaの素材
はブレードbに対して相対移動することになる。換言す
れば、可撓管Aが湾曲するためには、フレックスaとブ
レードbとが相対移動する必要がある。
曲させた場合には、湾曲部の内側ではフレックスaの素
材の間隔が狭くなり、湾曲部の外側ではフレックスaの
素材の間隔が広くなる。このため、フレックスaの素材
はブレードbに対して相対移動することになる。換言す
れば、可撓管Aが湾曲するためには、フレックスaとブ
レードbとが相対移動する必要がある。
しかるに、ブレードbと外被cを接着した場合には、
接着剤の一部がブレードbの細線間を通ってフレックス
aに至り、ブレードbとフレックスaとをも接着してし
まう。このため、フレックスaとブレードbとの相対移
動が困難になり、可撓管Aの柔軟性が低下するという問
題を招来していたのである。
接着剤の一部がブレードbの細線間を通ってフレックス
aに至り、ブレードbとフレックスaとをも接着してし
まう。このため、フレックスaとブレードbとの相対移
動が困難になり、可撓管Aの柔軟性が低下するという問
題を招来していたのである。
なお、ブレードbとフレックスaとの接着を防止する
ために、フレックスaの外側に薄膜を形成するようにし
たものもある(特開昭59−149124号公報参照)が、可撓
管の外径を一定とした場合、薄膜の分だけ可撓管の内部
容積が減少するとともに、柔軟性が低下する。特に、外
径が2mm以下の極細の可撓管においては、そのような不
都合が顕著であり、根本的な解決策にはなり得ないもの
であった。
ために、フレックスaの外側に薄膜を形成するようにし
たものもある(特開昭59−149124号公報参照)が、可撓
管の外径を一定とした場合、薄膜の分だけ可撓管の内部
容積が減少するとともに、柔軟性が低下する。特に、外
径が2mm以下の極細の可撓管においては、そのような不
都合が顕著であり、根本的な解決策にはなり得ないもの
であった。
また、後者の方法のように、液状の樹脂をブレードb
の外周に層状に付着させて外被cを形成する場合には、
樹脂の一部がブレードbの細線間を通ってフレックスa
に達し、フレックスaの金属帯の間に入り込んで固化す
る。この結果、フレックスaの素材の間隔が狭くなるこ
とができず、可撓管Aを湾曲させることが困難になると
いう不都合があった。
の外周に層状に付着させて外被cを形成する場合には、
樹脂の一部がブレードbの細線間を通ってフレックスa
に達し、フレックスaの金属帯の間に入り込んで固化す
る。この結果、フレックスaの素材の間隔が狭くなるこ
とができず、可撓管Aを湾曲させることが困難になると
いう不都合があった。
この発明は、上記問題を解決するためになされたもの
で、可撓管の柔軟性を低下させることなく、ブレードと
外被とを強固に結合することができる内視鏡用可撓管の
製造方法を提供することを目的とする。
で、可撓管の柔軟性を低下させることなく、ブレードと
外被とを強固に結合することができる内視鏡用可撓管の
製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記の目的を達成するために、芯材の外
周に前記ブレードを挿入し、次にブレードに外被を固着
し、次に芯材をブレードから除去し、その後ブレードの
内周にフレックスを挿入するようにしたものである。
周に前記ブレードを挿入し、次にブレードに外被を固着
し、次に芯材をブレードから除去し、その後ブレードの
内周にフレックスを挿入するようにしたものである。
ブレードと外被との固着を、接着によって、または外
被の一部をブレードの素線間に入り込ませて素線を包む
ことによって行うことができる。
被の一部をブレードの素線間に入り込ませて素線を包む
ことによって行うことができる。
また、芯材の除去については、芯材をその軸線方向に
引っ張ってブレードから引き抜くようにしてもよく、あ
るいは溶解するようにしてもよい。
引っ張ってブレードから引き抜くようにしてもよく、あ
るいは溶解するようにしてもよい。
芯材を引き抜く場合には、芯材の外周面に予め離型剤
の層を形成しておくのが望ましい。
の層を形成しておくのが望ましい。
また、芯材を溶解する場合には、溶解の効率を向上さ
せるためにパイプ材を用いるのが望ましく、例えば硝酸
によって溶解されるガラスパイプが芯材として用いられ
る。
せるためにパイプ材を用いるのが望ましく、例えば硝酸
によって溶解されるガラスパイプが芯材として用いられ
る。
[作用] ブレードと外被とを固着した後に、ブレードの内周に
フレックスを挿入するものであるから、ブレードと外被
とが接着されたり、あるいは外被の一部がフレックスの
金属帯の間に入り込むことがない。したがって、フレッ
クスとブレードとは円滑に相対移動可能である。
フレックスを挿入するものであるから、ブレードと外被
とが接着されたり、あるいは外被の一部がフレックスの
金属帯の間に入り込むことがない。したがって、フレッ
クスとブレードとは円滑に相対移動可能である。
[実施例] 以下、この発明の製造方法の実施例について、第1図
ないし第4図を参照して説明する。
ないし第4図を参照して説明する。
まず、この発明の製造方法によって製造される内視鏡
用可撓管Bについて説明する。
用可撓管Bについて説明する。
可撓管Bは、第3図に示すように、金属帯を螺旋状に
巻回してなるフレックス1と、ステンレス鋼、銅、ある
いは銅合金等からなる金属細線、ナイロン系ポリエステ
ル等からなる化学繊維、または両者を編んで筒状に形成
され、フレックス1の外側に設けられたブレード2と、
このブレード2の外側に設けられた柔軟性を有する樹脂
からなる外被3とを備えており、フレックス1の外周に
は、ブレード2との間の相対移動をより一層円滑にする
ために潤滑性薄膜層4が形成され、さらにブレード2と
外被3との間にはそれらを接着するための接着剤層5が
形成されている。この場合、接着剤層5の一部は、ブレ
ード2の網目の内部に入り込んでいる。したがって、接
着剤層5は、弾性を有する接着剤によって形成するのが
よい。
巻回してなるフレックス1と、ステンレス鋼、銅、ある
いは銅合金等からなる金属細線、ナイロン系ポリエステ
ル等からなる化学繊維、または両者を編んで筒状に形成
され、フレックス1の外側に設けられたブレード2と、
このブレード2の外側に設けられた柔軟性を有する樹脂
からなる外被3とを備えており、フレックス1の外周に
は、ブレード2との間の相対移動をより一層円滑にする
ために潤滑性薄膜層4が形成され、さらにブレード2と
外被3との間にはそれらを接着するための接着剤層5が
形成されている。この場合、接着剤層5の一部は、ブレ
ード2の網目の内部に入り込んでいる。したがって、接
着剤層5は、弾性を有する接着剤によって形成するのが
よい。
次に、上記構成の可撓管Bの製造方法について説明す
る。
る。
この発明の製造方法は、ブレード2と外被3とを組み
付け、その後ブレード2の内側にフレックス1を組み付
ける点に最大の特徴がある。ただし、ブレード2は、単
独では形状および寸法が一定しない。したがって、ブレ
ード2の外側に外被3を組み付けるのが困難になる。そ
こで、この製造方法においては、ブレード2の形状、寸
法を一定にするために、第1図(A)に示すような芯材
11を用い、この芯材11の外周にブレード2を挿入して密
着させるようにしている。
付け、その後ブレード2の内側にフレックス1を組み付
ける点に最大の特徴がある。ただし、ブレード2は、単
独では形状および寸法が一定しない。したがって、ブレ
ード2の外側に外被3を組み付けるのが困難になる。そ
こで、この製造方法においては、ブレード2の形状、寸
法を一定にするために、第1図(A)に示すような芯材
11を用い、この芯材11の外周にブレード2を挿入して密
着させるようにしている。
芯材11は、ブレード2の形状、寸法を一定にし得るも
のであればどのようなものでもよいが、その外径につい
てはフレックス1の外径と同一になされる。また、芯材
11は、上記可撓管Bの構造から明らかなように、その一
部とはならず、製造途中において除去されるものであ
る。芯材11の除去方法としては、後述するように芯材11
を溶解する方法と、芯材11をその軸線方向に引っ張って
ブレード2から引き抜く方法とがある。
のであればどのようなものでもよいが、その外径につい
てはフレックス1の外径と同一になされる。また、芯材
11は、上記可撓管Bの構造から明らかなように、その一
部とはならず、製造途中において除去されるものであ
る。芯材11の除去方法としては、後述するように芯材11
を溶解する方法と、芯材11をその軸線方向に引っ張って
ブレード2から引き抜く方法とがある。
芯材11を溶解する場合には、通常、溶媒として酸また
アルカリが用いられるのであり、そのような溶媒によっ
て溶解される材質によって芯材11を形成する。この実施
例では、芯材11として硝酸によって溶解されるガラスパ
イプが用いられている。芯材11をパイプとしたのは、芯
材11をその両端面のみならず内周面からも溶解し、これ
によって溶解の効率を向上させることを考慮したもので
ある。なお、芯材11をパイプとし、その内周面から溶解
する場合には、溶解前に芯材11の内周面に非溶解性のも
のが付着しないようにしておく必要がある。そこで、こ
の実施例においては、パイプとされた芯材11の両端部を
封止している。
アルカリが用いられるのであり、そのような溶媒によっ
て溶解される材質によって芯材11を形成する。この実施
例では、芯材11として硝酸によって溶解されるガラスパ
イプが用いられている。芯材11をパイプとしたのは、芯
材11をその両端面のみならず内周面からも溶解し、これ
によって溶解の効率を向上させることを考慮したもので
ある。なお、芯材11をパイプとし、その内周面から溶解
する場合には、溶解前に芯材11の内周面に非溶解性のも
のが付着しないようにしておく必要がある。そこで、こ
の実施例においては、パイプとされた芯材11の両端部を
封止している。
芯材11を引き抜く場合には、芯材11としてステンレス
鋼、黄銅、アルミニウム等からなる棒材またはパイプ材
を用い、引き抜く際のブレード2との摩擦抵抗を減少さ
せるために、芯材11の外周にPTFE(四フッ化エチレン樹
脂)またはFEP(四フッ化エチレン,六フッ化プロピレ
ン共重合体樹脂)等からなる離型剤層を予め形成してお
くのが望ましい。
鋼、黄銅、アルミニウム等からなる棒材またはパイプ材
を用い、引き抜く際のブレード2との摩擦抵抗を減少さ
せるために、芯材11の外周にPTFE(四フッ化エチレン樹
脂)またはFEP(四フッ化エチレン,六フッ化プロピレ
ン共重合体樹脂)等からなる離型剤層を予め形成してお
くのが望ましい。
上記のように構成された芯材11に対し、この発明の製
造方法においては、まずブレード2を挿入し、芯材11の
外周に密着させる。この密着については、ブレード2を
芯材11の外周に挿入した後に、ブレード2の両端をその
軸線方向へ互いに逆向きに引っ張ることによって容易に
なし得る。
造方法においては、まずブレード2を挿入し、芯材11の
外周に密着させる。この密着については、ブレード2を
芯材11の外周に挿入した後に、ブレード2の両端をその
軸線方向へ互いに逆向きに引っ張ることによって容易に
なし得る。
次に、ブレード2の外側に接着剤層5を形成する。こ
の形成法としては、塗布、吹き付けその他の方法を採用
することができるが、いずれの方法を採用する場合であ
っても接着剤はブレード2の網目の内部にまで入り込む
ようにするのが望ましい。その場合には、網目内に入り
込んだ接着剤がブレード2の伸縮挙動を妨げないよう、
弾性を有するものを用いるようにする。
の形成法としては、塗布、吹き付けその他の方法を採用
することができるが、いずれの方法を採用する場合であ
っても接着剤はブレード2の網目の内部にまで入り込む
ようにするのが望ましい。その場合には、網目内に入り
込んだ接着剤がブレード2の伸縮挙動を妨げないよう、
弾性を有するものを用いるようにする。
次に、第1図(B)に示すように、芯材11の外周に樹
脂からなる外被3を挿入し、接着剤層5を介してブレー
ド2に接着する。したがって、外被3は接着剤層5によ
ってブレード2に強固に固着される。なお、外被3を挿
入するに際しては、空気圧によって外被3を膨らませて
その内径をブレード2の外径より大径にしたり、あるい
は外被3として収縮前の内径がブレード2の外径より大
径の熱収縮チューブを用いれば、挿入を容易に行うこと
ができる。外被3として熱収縮チューブを用いる場合に
は、挿入後熱収縮チューブを加熱して縮径させる。この
場合、接着剤としてポリウレタン樹脂の外皮3と金属ブ
レード2の両者に比較的接着性の良好なポリエステル系
のホットメルト剤を用いれば、外被3の縮径とブレード
2に対する接着との両者を同時に行うことができる。
脂からなる外被3を挿入し、接着剤層5を介してブレー
ド2に接着する。したがって、外被3は接着剤層5によ
ってブレード2に強固に固着される。なお、外被3を挿
入するに際しては、空気圧によって外被3を膨らませて
その内径をブレード2の外径より大径にしたり、あるい
は外被3として収縮前の内径がブレード2の外径より大
径の熱収縮チューブを用いれば、挿入を容易に行うこと
ができる。外被3として熱収縮チューブを用いる場合に
は、挿入後熱収縮チューブを加熱して縮径させる。この
場合、接着剤としてポリウレタン樹脂の外皮3と金属ブ
レード2の両者に比較的接着性の良好なポリエステル系
のホットメルト剤を用いれば、外被3の縮径とブレード
2に対する接着との両者を同時に行うことができる。
上記のようにしてブレード2に外被3を接着した後、
芯材11の両端部を切断してその封止を解除する。その
後、第1図(C)に示すように、芯材11を溶解液12に浸
漬して溶解する。この場合、溶解を促進するために溶解
液12を循環させるのが望ましい。また、溶解液12として
は、芯材11だけを溶解し、ブレード2、接着剤層5およ
び外被3については溶解しないものを用いるべきことは
勿論である。この実施例では、芯材11としてガラスパイ
プが用いられ、ブレード2としてステンレス鋼が用いら
れていことから、一規定の硝酸が用いられている。
芯材11の両端部を切断してその封止を解除する。その
後、第1図(C)に示すように、芯材11を溶解液12に浸
漬して溶解する。この場合、溶解を促進するために溶解
液12を循環させるのが望ましい。また、溶解液12として
は、芯材11だけを溶解し、ブレード2、接着剤層5およ
び外被3については溶解しないものを用いるべきことは
勿論である。この実施例では、芯材11としてガラスパイ
プが用いられ、ブレード2としてステンレス鋼が用いら
れていことから、一規定の硝酸が用いられている。
芯材11を溶解することにより、ブレード2、接着剤層
5および外被3からなる筒状体6が得られる。この筒状
体6は、外被3により強度は低いものの、一定の形状に
維持される。
5および外被3からなる筒状体6が得られる。この筒状
体6は、外被3により強度は低いものの、一定の形状に
維持される。
このような筒状体6に対し、第1図(D)に示すよう
に、その内周にフレックス1を挿入する。勿論、フレッ
クス1の外周には潤滑性薄膜層4を予め形成しておく。
フレックス1の挿入に際しては、第2図に示すように、
弾性を利用してフレックス1を縮径させ、外径がフレッ
クス1の内径よりも小さい棒状体13の外周に接触させた
状態でフレックス1の両端を固定しておく。そして、フ
レックス1を棒状体13とともに筒状体6に内部に挿入す
る。その後、フレックス1の両端部の固定を解除してフ
レックス1を元の状態に復帰させることにより、フレッ
クス1をブレード2の内周面に潤滑性薄膜層4を介して
接触した状態で容易に挿入することができる。なお、フ
レックス1を縮径させるのには、フレックス1の両端部
を軸線方向に引っ張ることによってもなし得るが、縮径
前後における長さの変化が小さい点から、フレックス1
を捩るようにするのが望ましい。
に、その内周にフレックス1を挿入する。勿論、フレッ
クス1の外周には潤滑性薄膜層4を予め形成しておく。
フレックス1の挿入に際しては、第2図に示すように、
弾性を利用してフレックス1を縮径させ、外径がフレッ
クス1の内径よりも小さい棒状体13の外周に接触させた
状態でフレックス1の両端を固定しておく。そして、フ
レックス1を棒状体13とともに筒状体6に内部に挿入す
る。その後、フレックス1の両端部の固定を解除してフ
レックス1を元の状態に復帰させることにより、フレッ
クス1をブレード2の内周面に潤滑性薄膜層4を介して
接触した状態で容易に挿入することができる。なお、フ
レックス1を縮径させるのには、フレックス1の両端部
を軸線方向に引っ張ることによってもなし得るが、縮径
前後における長さの変化が小さい点から、フレックス1
を捩るようにするのが望ましい。
フレックス1を筒状体6の内部に挿入した後、ブレー
ド2の両端部をろう付け、接着等の手段によってフレッ
クス1の両端部にそれぞれ固定し、第3図に示す可撓管
Bを得る。
ド2の両端部をろう付け、接着等の手段によってフレッ
クス1の両端部にそれぞれ固定し、第3図に示す可撓管
Bを得る。
上記の製造方法によって製造された可撓管Bにおいて
は、ブレード2と外被3とが接着されているので、可撓
管Bを湾曲させたとしても、外被3がブレード2から剥
離することがない。したがって、外被3にしわが発生し
てそのまま元の状態に戻らなくなったり、あるいはしわ
の一部から孔が明いたりする等の不都合を防止すること
ができる。しかも、ブレード2と外被3とを接着した後
に、ブレード1の内部にフレックス1を挿入するもので
あるから、ブレード2とフレックス1とが接着剤によっ
て接着されることがない。したがって、フレックス1と
ブレード2との間の相対移動が円滑に行われる。よっ
て、可撓管Bの柔軟性が低下するのを防止することがで
きる。特に、この実施例においては、フレックス1とブ
レード2との間に潤滑性薄膜層4を介在させているか
ら、フレックス1とブレード2との相対移動がより円滑
になり、この結果可撓管Bの柔軟性をより一層向上させ
ることができる。
は、ブレード2と外被3とが接着されているので、可撓
管Bを湾曲させたとしても、外被3がブレード2から剥
離することがない。したがって、外被3にしわが発生し
てそのまま元の状態に戻らなくなったり、あるいはしわ
の一部から孔が明いたりする等の不都合を防止すること
ができる。しかも、ブレード2と外被3とを接着した後
に、ブレード1の内部にフレックス1を挿入するもので
あるから、ブレード2とフレックス1とが接着剤によっ
て接着されることがない。したがって、フレックス1と
ブレード2との間の相対移動が円滑に行われる。よっ
て、可撓管Bの柔軟性が低下するのを防止することがで
きる。特に、この実施例においては、フレックス1とブ
レード2との間に潤滑性薄膜層4を介在させているか
ら、フレックス1とブレード2との相対移動がより円滑
になり、この結果可撓管Bの柔軟性をより一層向上させ
ることができる。
上記の実施例においては、ブレード2と外被3とを接
着によって固着したが、外被3を構成する樹脂の一部を
ブレード2の網目の内部に入り込ませることによって外
被3をブレード2に固着することも可能である。第4図
はそのようにして製造された可撓管Cを示すものであ
り、この可撓管Cは、フレックス1と、潤滑性薄膜層4
と、ブレード2と外被3とから構成されており、外被3
は、それを構成する樹脂の一部がブレード2の網目の内
部に入り込むことによってブレード2に固着されてい
る。
着によって固着したが、外被3を構成する樹脂の一部を
ブレード2の網目の内部に入り込ませることによって外
被3をブレード2に固着することも可能である。第4図
はそのようにして製造された可撓管Cを示すものであ
り、この可撓管Cは、フレックス1と、潤滑性薄膜層4
と、ブレード2と外被3とから構成されており、外被3
は、それを構成する樹脂の一部がブレード2の網目の内
部に入り込むことによってブレード2に固着されてい
る。
上記構成の可撓管Cを製造する場合にも、まず芯材11
の外周にブレード2を挿入密着させる点は上記の実施例
と同様である。
の外周にブレード2を挿入密着させる点は上記の実施例
と同様である。
しかし、この実施例においては、外被3をブレード2
に対して接着することなく、外被3をそれ自体によって
ブレード2に固着させる。そのために、ブレード2の外
側に液状をなす樹脂を層状に付着させ、これを固化させ
ることによって外被3を形成する。このようにして外被
3を形成すると、液状の樹脂の一部がブレード2の網目
の内部に入り込み、ブレード2を構成する金属細線、ま
たは化学繊維を包み込むようにして固化する。したがっ
て、外被3がブレード2に強固に固着される。
に対して接着することなく、外被3をそれ自体によって
ブレード2に固着させる。そのために、ブレード2の外
側に液状をなす樹脂を層状に付着させ、これを固化させ
ることによって外被3を形成する。このようにして外被
3を形成すると、液状の樹脂の一部がブレード2の網目
の内部に入り込み、ブレード2を構成する金属細線、ま
たは化学繊維を包み込むようにして固化する。したがっ
て、外被3がブレード2に強固に固着される。
なお、ブレード2の外側に液状の樹脂を付着させる方
法としては、押出成形法、ディッピング法等の周知のも
のを採用することができる。
法としては、押出成形法、ディッピング法等の周知のも
のを採用することができる。
外被3を形成した後は、上記の実施例と同様に、芯材
11を除去し、その後ブレード2の内部にフレックス1を
挿入する。
11を除去し、その後ブレード2の内部にフレックス1を
挿入する。
この実施例においても、ブレード2と外被3とを強固
に固着することができるのは勿論のこと、外被3を形成
した後にブレード2に内部にフレックス1を挿入してい
るから、外被3を形成する樹脂の一部がフレックス1の
金属帯の間に入り込むことがない。したがって、フレッ
クス1とブレード2との相対移動が外被3を形成する樹
脂によって阻害されることがない。よって、可撓管Cの
柔軟性が低下するのを防止することができる。
に固着することができるのは勿論のこと、外被3を形成
した後にブレード2に内部にフレックス1を挿入してい
るから、外被3を形成する樹脂の一部がフレックス1の
金属帯の間に入り込むことがない。したがって、フレッ
クス1とブレード2との相対移動が外被3を形成する樹
脂によって阻害されることがない。よって、可撓管Cの
柔軟性が低下するのを防止することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の可撓管の製造方法に
よれば、ブレードに外被を固着した後、ブレードの内周
にフレックスを挿入するようにしているから、ブレード
と外被とを強固に固着することができるのは勿論のこ
と、フレックスとブレードとの相対移動が接着剤または
外被を構成する樹脂によって阻害されることがない。し
たがって、可撓管の柔軟性が低下するのを防止すること
ができる等の効果が得られる。
よれば、ブレードに外被を固着した後、ブレードの内周
にフレックスを挿入するようにしているから、ブレード
と外被とを強固に固着することができるのは勿論のこ
と、フレックスとブレードとの相対移動が接着剤または
外被を構成する樹脂によって阻害されることがない。し
たがって、可撓管の柔軟性が低下するのを防止すること
ができる等の効果が得られる。
第1図はこの発明の製造方法の一実施例を示すもので、
第1図(A)は芯材の外周にブレードを挿入する工程を
示す図、第1図(B)はブレードの外周に外被を挿入す
る工程を示す図、第1図(C)は芯材を溶解する工程を
示す図、第1図(D)はブレードの内周にフレックスを
挿入する工程を示す図、第2図はフレックスをブレード
の内周に挿入する際に好適な例を示す図、第3図、第4
図はそれぞれこの発明の製造方法によって製造される可
撓管の一例を示す拡大断面図、第5図は可撓管の一部を
切り欠いて示す斜視図、第6図は可撓管を湾曲させた状
態を示す断面図である。 B,C……内視鏡用可撓管、1……フレックス、2……ブ
レード、3……外被、5……接着剤層、11……芯材。
第1図(A)は芯材の外周にブレードを挿入する工程を
示す図、第1図(B)はブレードの外周に外被を挿入す
る工程を示す図、第1図(C)は芯材を溶解する工程を
示す図、第1図(D)はブレードの内周にフレックスを
挿入する工程を示す図、第2図はフレックスをブレード
の内周に挿入する際に好適な例を示す図、第3図、第4
図はそれぞれこの発明の製造方法によって製造される可
撓管の一例を示す拡大断面図、第5図は可撓管の一部を
切り欠いて示す斜視図、第6図は可撓管を湾曲させた状
態を示す断面図である。 B,C……内視鏡用可撓管、1……フレックス、2……ブ
レード、3……外被、5……接着剤層、11……芯材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 23/00 - 23/24 A61B 1/00 B21C 37/06 B32B 1/08 F16L 11/12
Claims (6)
- 【請求項1】金属帯を螺旋状に巻回してなるフレックス
と、このフレックスの外側に設けられたブレードと、こ
のブレードの外側に設けられた柔軟性を有する樹脂製の
外被とを備えてなる可撓管の製造方法であって、芯材の
外周に前記ブレードを挿入し、次に前記ブレードに前記
外被を固着し、次に前記芯材を前記ブレードから除去
し、その後前記ブレードの内周に前記フレックスを挿入
することを特徴とする可撓管の製造方法。 - 【請求項2】前記外被は接着によって前記ブレードに固
着されていることを特徴とする請求項(1)に記載の可
撓管の製造方法。 - 【請求項3】前記外被はその一部が前記ブレードの網目
の内部に入り込んでブレードを構成する素線を包み込む
ことにより、前記ブレードに固着されていることを特徴
とする請求項(1)に記載の可撓管の製造方法。 - 【請求項4】前記芯材の外周面には予め離型剤が層状に
形成されており、前記芯材はその軸線方向へ引き抜くこ
とにより前記ブレードから除去されることを特徴とする
請求項(1)ないし(3)のいずれかに記載の可撓管の
製造方法。 - 【請求項5】前記芯材は、酸、アルカリ等の溶媒によっ
て溶解される可溶性の材質をパイプ状に形成したもので
あり、前記溶媒によって内周面から溶解されることによ
り前記ブレードから除去されることを特徴とする請求項
(1)ないし(3)のいずれかに記載の可撓管の製造方
法。 - 【請求項6】前記芯材は酸溶解性のガラスパイプからな
り、前記溶媒として硝酸が用いられることを特徴とする
請求項(5)に記載の可撓管の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1307616A JP2911927B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 可撓管の製造方法 |
EP19900312622 EP0430542A3 (en) | 1989-11-29 | 1990-11-20 | Method of producing flexible tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1307616A JP2911927B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 可撓管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169535A JPH03169535A (ja) | 1991-07-23 |
JP2911927B2 true JP2911927B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=17971177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1307616A Expired - Lifetime JP2911927B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 可撓管の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0430542A3 (ja) |
JP (1) | JP2911927B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012183232A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-09-27 | Fujifilm Corp | 内視鏡用可撓管及びその製造方法 |
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---|---|---|---|---|
US6515009B1 (en) | 1991-09-27 | 2003-02-04 | Neorx Corporation | Therapeutic inhibitor of vascular smooth muscle cells |
ATE164056T1 (de) * | 1993-04-23 | 1998-04-15 | Schneider Europ Ag | Stent mit einer beschichtung aus elastischem material und verfahren zum anbringen der beschichtung auf dem stent |
GB9400150D0 (en) * | 1994-01-06 | 1994-03-02 | Powerplus International Corp L | Fuel hose & apparatus for improving the efficiency of fuel combustion |
NL1000081C2 (en) * | 1995-04-06 | 1996-10-08 | Cordis Europ | Small diameter and wall thickness catheter |
US5755704A (en) * | 1996-10-29 | 1998-05-26 | Medtronic, Inc. | Thinwall guide catheter |
GB9623402D0 (en) * | 1996-11-08 | 1997-01-08 | Smiths Industries Plc | Catheter assemblies and inner cannulae |
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WO2008105328A1 (ja) * | 2007-02-26 | 2008-09-04 | Machida Endoscope. Co., Ltd. | Mri用軟性内視鏡 |
WO2010059542A1 (en) * | 2008-11-24 | 2010-05-27 | Sabin Corporation | Method of forming reinforced tubing |
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JP6113089B2 (ja) * | 2014-01-21 | 2017-04-12 | オリンパス株式会社 | 内視鏡可撓管部 |
JP7022210B2 (ja) * | 2018-06-20 | 2022-02-17 | Hoya株式会社 | 内視鏡用可撓管の製造方法 |
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FR1196284A (fr) * | 1958-05-22 | 1959-11-23 | Perfectionnements aux tubes en matière plastique | |
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FR2071500A5 (ja) * | 1969-12-31 | 1971-09-17 | Bvs | |
JPS60230614A (ja) * | 1984-04-30 | 1985-11-16 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡用可撓管の製造方法 |
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-
1989
- 1989-11-29 JP JP1307616A patent/JP2911927B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-11-20 EP EP19900312622 patent/EP0430542A3/en not_active Withdrawn
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0430542A2 (en) | 1991-06-05 |
EP0430542A3 (en) | 1991-07-17 |
JPH03169535A (ja) | 1991-07-23 |
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