JP2996421B2 - β,β’−ジアルキルナフタレン類の製造方法 - Google Patents
β,β’−ジアルキルナフタレン類の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高分子材料として特に
注目されている、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸等
の中間体であるβ,β’−ジアルキルナフタレン類の選
択的な製造方法に関するものである。
注目されている、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸等
の中間体であるβ,β’−ジアルキルナフタレン類の選
択的な製造方法に関するものである。
【0002】
【技術背景】ジアルキルナフタレン類は、近年、ポリマ
ー等の機能製材料の中間原料としての重要性が高まって
いる。特に、ナフタレンのβ位にアルキル基を有する
2,6−及び2,7−ジアルキルナフタレンは、その側
鎖を酸化することにより、高機能性ポリエステル、高機
能性ポリアミド等の原料となるナフタレン−2,6ジカ
ルボン酸等を製造できることから注目を集めており、多
くの製造方法が報告されている。
ー等の機能製材料の中間原料としての重要性が高まって
いる。特に、ナフタレンのβ位にアルキル基を有する
2,6−及び2,7−ジアルキルナフタレンは、その側
鎖を酸化することにより、高機能性ポリエステル、高機
能性ポリアミド等の原料となるナフタレン−2,6ジカ
ルボン酸等を製造できることから注目を集めており、多
くの製造方法が報告されている。
【0003】従来、このようなジアルキルナフタレン類
の製造方法としては、石炭乾留で副生するタール油又は
減圧軽油の接触分解で副生する分解軽油から2,6−ジ
メチルナフタレンを分離精製する方法が採られている。
しかし、この方法では、原料油中の当該化合物の含有率
が低く、また含有される化合物の分布も広いことから、
分離精製が難しく、得られる2,6−ジメチルナフタレ
ンの収率が低い等の難点がある。
の製造方法としては、石炭乾留で副生するタール油又は
減圧軽油の接触分解で副生する分解軽油から2,6−ジ
メチルナフタレンを分離精製する方法が採られている。
しかし、この方法では、原料油中の当該化合物の含有率
が低く、また含有される化合物の分布も広いことから、
分離精製が難しく、得られる2,6−ジメチルナフタレ
ンの収率が低い等の難点がある。
【0004】また、ナフタレン及びメチルナフタレンを
低級オレフィンを用いてアルキル化することによりジア
ルキルナフタレンを製造する方法も幾つか知られてい
る。一例を挙げれば、塩化アルミニウム,三フッ化ホウ
素等の触媒を使用して均一液相反応によりアルキル化す
るフリーデルクラフツ反応がある。しかし、この場合に
は、ナフタレン環に導入されるアルキル基の位置は、非
選択的であり、多くの異性体を混合物として与えるのみ
ならず、ナフタレンを原料とした場合、反応副生成物と
してアルキル基が三以上導入された高沸点化合物が多量
に生成する。更に、反応後、触媒を分解するための中和
水洗処理が必要になり、この処理の際に大量の酸性廃液
が発生し、該酸性廃液のため装置の腐食が起こる。ま
た、触媒の再使用が不可能であり、しかも触媒が吸湿性
で取り扱い難い等の難点を多く有している。
低級オレフィンを用いてアルキル化することによりジア
ルキルナフタレンを製造する方法も幾つか知られてい
る。一例を挙げれば、塩化アルミニウム,三フッ化ホウ
素等の触媒を使用して均一液相反応によりアルキル化す
るフリーデルクラフツ反応がある。しかし、この場合に
は、ナフタレン環に導入されるアルキル基の位置は、非
選択的であり、多くの異性体を混合物として与えるのみ
ならず、ナフタレンを原料とした場合、反応副生成物と
してアルキル基が三以上導入された高沸点化合物が多量
に生成する。更に、反応後、触媒を分解するための中和
水洗処理が必要になり、この処理の際に大量の酸性廃液
が発生し、該酸性廃液のため装置の腐食が起こる。ま
た、触媒の再使用が不可能であり、しかも触媒が吸湿性
で取り扱い難い等の難点を多く有している。
【0005】他方、Yゼオライト、Xゼオライト、ZS
M−5、モルデナイト、シリカ・アルミナ等の固体酸触
媒を使用したナフタレン類のアルキル化反応も提案され
ている。しかし、この場合、気相反応では、高温を必要
とし、副反応による上記のような高沸点化合物が多量に
生成するため目的物の選択率や収率が低いと共に、反応
による触媒劣化が起こる等の難点がある。これらを改善
するために、液相で反応を行うことも提案されており、
収率、選択性が幾分改善されるが、充分とは言えない。
M−5、モルデナイト、シリカ・アルミナ等の固体酸触
媒を使用したナフタレン類のアルキル化反応も提案され
ている。しかし、この場合、気相反応では、高温を必要
とし、副反応による上記のような高沸点化合物が多量に
生成するため目的物の選択率や収率が低いと共に、反応
による触媒劣化が起こる等の難点がある。これらを改善
するために、液相で反応を行うことも提案されており、
収率、選択性が幾分改善されるが、充分とは言えない。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる状況に鑑みなされたも
のであって、β,β’−ジアルキルナフタレンを選択的
に、収率よく製造し得る経済的なナフタレン類のアルキ
ル化方法を提供することを目的とする。
のであって、β,β’−ジアルキルナフタレンを選択的
に、収率よく製造し得る経済的なナフタレン類のアルキ
ル化方法を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明者等は、以上のような従来技術の
難点を解決し、β,β’−ジアルキルナフタレン類を選
択的に製造し得る方法について鋭意研究を重ねた結果、
特定の固体超強酸触媒の存在下にナフタレン類とアルキ
ル化剤を反応させることによって、β,β’−ジアルキ
ルナフタレン類を収率良く、且つ選択的に製造し得るこ
とを見出し本発明を完成させた。すなわち、本発明の要
旨は、低級オレフィンをアルキル化剤としてナフタレン
類をアルキル化するに当たり、触媒として、IV族金属
の水酸化物又は酸化物を硫酸根を有する化合物で処理し
焼成安定化して調製した固体超強酸触媒であって、かつ
白金を担持させた触媒を用いることを特徴とするβ,
β’−ジアルキルナフタレン類の選択的な製造方法にあ
る。
難点を解決し、β,β’−ジアルキルナフタレン類を選
択的に製造し得る方法について鋭意研究を重ねた結果、
特定の固体超強酸触媒の存在下にナフタレン類とアルキ
ル化剤を反応させることによって、β,β’−ジアルキ
ルナフタレン類を収率良く、且つ選択的に製造し得るこ
とを見出し本発明を完成させた。すなわち、本発明の要
旨は、低級オレフィンをアルキル化剤としてナフタレン
類をアルキル化するに当たり、触媒として、IV族金属
の水酸化物又は酸化物を硫酸根を有する化合物で処理し
焼成安定化して調製した固体超強酸触媒であって、かつ
白金を担持させた触媒を用いることを特徴とするβ,
β’−ジアルキルナフタレン類の選択的な製造方法にあ
る。
【0008】これまで、固体超強酸触媒を使用した反応
としては、硫酸ジルコニウムを用いたトルエンのベンゾ
イルクロリドによるアシル化反応、硫酸ジルコニウムを
用いた酢酸の低級アルコールによるエステル化反応及び
テレフタル酸のエチレングリコールによるエステル化反
応、硫酸ジルコニウム及び硫酸チタニウムを用いたベン
ゼンのプロピレンによるアルキル化反応、白金硫酸ジル
コニウムを用いたn−ペンタンからi−ペンタンへの骨
格の異性化反応、白金硫酸ジルコニウムを用いたイソブ
タンのオレフィンによるアルキル化反応等について報告
されているが、ナフタレン類のアルキル化反応について
は提案されていない。本発明者等は、触媒として、水酸
化ジルコニウムにH2PtCl6水溶液を含浸させ、硫
酸水溶液に浸漬後、焼成安定化して調製した白金硫酸ジ
ルコニウムを用いたところ、ナフタレン類のオレフィン
によるアルキル化反応において、2,6位及び2,7位
に高選択率かつ高収率で反応が進行することを見出し
た。本触媒については、既に、特開昭61−68137
号,特開昭61−68138号において該触媒の製造法
を、特開平2−71840号において該触媒を使用した
イソパラフィン特にイソブタンのオレフィンによるアル
キル化反応によってオクタン価のより高いガソリン成分
を生成する方法を提案しているが、本発明では更にこの
触媒の他の優れた適用例を提供するものである。
としては、硫酸ジルコニウムを用いたトルエンのベンゾ
イルクロリドによるアシル化反応、硫酸ジルコニウムを
用いた酢酸の低級アルコールによるエステル化反応及び
テレフタル酸のエチレングリコールによるエステル化反
応、硫酸ジルコニウム及び硫酸チタニウムを用いたベン
ゼンのプロピレンによるアルキル化反応、白金硫酸ジル
コニウムを用いたn−ペンタンからi−ペンタンへの骨
格の異性化反応、白金硫酸ジルコニウムを用いたイソブ
タンのオレフィンによるアルキル化反応等について報告
されているが、ナフタレン類のアルキル化反応について
は提案されていない。本発明者等は、触媒として、水酸
化ジルコニウムにH2PtCl6水溶液を含浸させ、硫
酸水溶液に浸漬後、焼成安定化して調製した白金硫酸ジ
ルコニウムを用いたところ、ナフタレン類のオレフィン
によるアルキル化反応において、2,6位及び2,7位
に高選択率かつ高収率で反応が進行することを見出し
た。本触媒については、既に、特開昭61−68137
号,特開昭61−68138号において該触媒の製造法
を、特開平2−71840号において該触媒を使用した
イソパラフィン特にイソブタンのオレフィンによるアル
キル化反応によってオクタン価のより高いガソリン成分
を生成する方法を提案しているが、本発明では更にこの
触媒の他の優れた適用例を提供するものである。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する触媒の出発原料であるIV族の金属水酸化物又
は酸化物としては、例えばジルコニウム,チタン,ハフ
ニウム,ケイ素,ゲルマニウム,スズの金属水酸化物又
は酸化物を挙げることができ、特にジルコニウム,チタ
ン,ケイ素,スズの金属水酸化物又は酸化物が好適に用
いられる。
使用する触媒の出発原料であるIV族の金属水酸化物又
は酸化物としては、例えばジルコニウム,チタン,ハフ
ニウム,ケイ素,ゲルマニウム,スズの金属水酸化物又
は酸化物を挙げることができ、特にジルコニウム,チタ
ン,ケイ素,スズの金属水酸化物又は酸化物が好適に用
いられる。
【0010】本発明における硫酸根を有する化合物とし
ては、例えば、硫酸(H2SO4),硫酸アンモニウム
〔(NH4)2SO4〕,硫酸水素アンモニウム〔(N
H4)HSO4〕,塩化スルフリル(SO2Cl2)等
のように、硫酸根を有する化合物の他に、後述する焼成
安定化処理の際に硫酸根を生成するような化合物(すな
わち硫酸根前駆物質)をも挙げることができ、好ましく
は硫酸,硫酸アンモニウム及び塩化スルフリルである。
このような硫酸根を有する化合物あるいは硫酸根前駆物
質で、上記のIV族の金属水酸化物又は酸化物を処理す
るには、例えば、通常約0.01〜10N好ましくは約
0.1〜5Nの硫酸、あるいは約0.1〜10モル濃度
の硫酸アンモニウム等をIV族金属水酸化物又は酸化物
重量当たり約1〜10倍量使用し、浸漬、もしくは流下
等により、含浸させて処理する方法等が採用できる。本
発明において上記の硫酸根を有する化合物あるいは硫酸
根前駆物質による処理率は、IV族金属水酸化物又は酸
化物に対しSO4の担持量が約2〜5重量%となる程度
で充分である。
ては、例えば、硫酸(H2SO4),硫酸アンモニウム
〔(NH4)2SO4〕,硫酸水素アンモニウム〔(N
H4)HSO4〕,塩化スルフリル(SO2Cl2)等
のように、硫酸根を有する化合物の他に、後述する焼成
安定化処理の際に硫酸根を生成するような化合物(すな
わち硫酸根前駆物質)をも挙げることができ、好ましく
は硫酸,硫酸アンモニウム及び塩化スルフリルである。
このような硫酸根を有する化合物あるいは硫酸根前駆物
質で、上記のIV族の金属水酸化物又は酸化物を処理す
るには、例えば、通常約0.01〜10N好ましくは約
0.1〜5Nの硫酸、あるいは約0.1〜10モル濃度
の硫酸アンモニウム等をIV族金属水酸化物又は酸化物
重量当たり約1〜10倍量使用し、浸漬、もしくは流下
等により、含浸させて処理する方法等が採用できる。本
発明において上記の硫酸根を有する化合物あるいは硫酸
根前駆物質による処理率は、IV族金属水酸化物又は酸
化物に対しSO4の担持量が約2〜5重量%となる程度
で充分である。
【0011】上記のようにして処理されたIV族金属水
酸化物又は酸化物は、焼成安定化される。このときの焼
成条件は、硫酸根又は硫酸根前駆物質を上記のような方
法で含有させた後に、約400〜800℃、好ましくは
約450〜700℃で約0.5〜30時間焼成して安定
化するのがよい。以上のように調整した触媒の一例とし
て、硫酸ジルコニウムや硫酸チタニウム等を触媒中に約
0.5〜7重量%含むものを挙げることができるが、本
発明では、これらの固体超強酸触媒に白金を担持金属と
して担持させた触媒を使用するものである。なお、この
担持量は、本発明では、全触媒量の約0.3〜2重量%
とすることが好ましい。
酸化物又は酸化物は、焼成安定化される。このときの焼
成条件は、硫酸根又は硫酸根前駆物質を上記のような方
法で含有させた後に、約400〜800℃、好ましくは
約450〜700℃で約0.5〜30時間焼成して安定
化するのがよい。以上のように調整した触媒の一例とし
て、硫酸ジルコニウムや硫酸チタニウム等を触媒中に約
0.5〜7重量%含むものを挙げることができるが、本
発明では、これらの固体超強酸触媒に白金を担持金属と
して担持させた触媒を使用するものである。なお、この
担持量は、本発明では、全触媒量の約0.3〜2重量%
とすることが好ましい。
【0012】本発明で用いる原料としてのナフタレン類
は、ナフタレンのほか、アルキル基としてメチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基を1個以上含むアルキル
ナフタレンが好ましいが、目的原料のほかに他のアルキ
ルナフタレンが混入していてもかまわない。このような
化合物は単独で使用しても良いし2種類以上を組み合わ
せることもできる。例えば、ナフタレン類をアルキル化
後、ジアルキルナフタレン類を蒸留等により分離し、残
りの未反応ナフタレンとモノアルキルナフタレン、トリ
アルキルナフタレン及びテトラアルキルナフタレン等の
混合物を再び原料として使うこともできる。使用される
アルキル化剤としては、炭素数が2から6までの低級オ
レフィンが好ましく、またオレフィンの前駆体として相
当するオレフィンを生成する炭素数2以上のアルコール
も使用することができる。特に好ましくはプロピレン及
びブテン類、例えばイソブテン、1−ブテン、トランス
及びシス2ブテン等である。
は、ナフタレンのほか、アルキル基としてメチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基を1個以上含むアルキル
ナフタレンが好ましいが、目的原料のほかに他のアルキ
ルナフタレンが混入していてもかまわない。このような
化合物は単独で使用しても良いし2種類以上を組み合わ
せることもできる。例えば、ナフタレン類をアルキル化
後、ジアルキルナフタレン類を蒸留等により分離し、残
りの未反応ナフタレンとモノアルキルナフタレン、トリ
アルキルナフタレン及びテトラアルキルナフタレン等の
混合物を再び原料として使うこともできる。使用される
アルキル化剤としては、炭素数が2から6までの低級オ
レフィンが好ましく、またオレフィンの前駆体として相
当するオレフィンを生成する炭素数2以上のアルコール
も使用することができる。特に好ましくはプロピレン及
びブテン類、例えばイソブテン、1−ブテン、トランス
及びシス2ブテン等である。
【0013】次に、本発明によりβ,β’−ジアルキル
ナフタレンを製造する際の反応について説明する。この
反応は、連続式でもバッチ式でもよく、また気相でも液
相でもよいが、工業的に大量生産を行うには液相連続式
での反応が適しており、またナフタレン類を液相状態で
反応に供することが触媒劣化を防ぐ点から好ましい。反
応条件は、原料として用いるナフタレン類、アルキル化
剤の種類、使用する溶媒によって最適のものが選択され
る。一般には、反応温度は、約100〜300℃、好ま
しくは約150〜250℃であり、反応温度が約100
℃未満では反応が遅く、反応が効率的に進まず、300
℃を超えると過反応となり、ジアルキル化,トリアルキ
ル化等による多置換アルキルナフタレンの生成量が多く
なる。反応圧力は、約1〜100kg/cm3、好まし
くは約1〜20kg/cm3であり、接触時間は、バッ
チ式では約10分〜10時間、好ましくは約30分〜1
時間、連続式では約0.3〜5h−1、好ましくは約
0.5〜2h−1の液空間速度で行う。更に、この反応
において溶媒を使用することは、触媒の劣化を防ぐ点か
ら好ましい。この溶媒は特に限定されるものではなく、
通常、パラフィン,芳香族炭化水素等の高沸点飽和炭化
水素類又はその混合物が用いられ、例えば、デカリン,
テトラデカン等が挙げられる。
ナフタレンを製造する際の反応について説明する。この
反応は、連続式でもバッチ式でもよく、また気相でも液
相でもよいが、工業的に大量生産を行うには液相連続式
での反応が適しており、またナフタレン類を液相状態で
反応に供することが触媒劣化を防ぐ点から好ましい。反
応条件は、原料として用いるナフタレン類、アルキル化
剤の種類、使用する溶媒によって最適のものが選択され
る。一般には、反応温度は、約100〜300℃、好ま
しくは約150〜250℃であり、反応温度が約100
℃未満では反応が遅く、反応が効率的に進まず、300
℃を超えると過反応となり、ジアルキル化,トリアルキ
ル化等による多置換アルキルナフタレンの生成量が多く
なる。反応圧力は、約1〜100kg/cm3、好まし
くは約1〜20kg/cm3であり、接触時間は、バッ
チ式では約10分〜10時間、好ましくは約30分〜1
時間、連続式では約0.3〜5h−1、好ましくは約
0.5〜2h−1の液空間速度で行う。更に、この反応
において溶媒を使用することは、触媒の劣化を防ぐ点か
ら好ましい。この溶媒は特に限定されるものではなく、
通常、パラフィン,芳香族炭化水素等の高沸点飽和炭化
水素類又はその混合物が用いられ、例えば、デカリン,
テトラデカン等が挙げられる。
【0014】
【実施例】実施例1 市販のオキシ塩化ジルコニウム(関東化学製)450g
を純水350gに溶解し、適当量のアンモニア水を加え
てpHを10とし、沈澱を生成させた。この沈澱を、一
昼夜熟成し、ろ過、洗浄、乾燥してZr(OH)4の白
色粉末150gを得た。この白色粉末を、塩化白金酸水
溶液(担体重量100重量部に対し、白金金属に換算し
て0.5重量部となるような濃度)中に含浸し、110
℃で1昼夜乾燥後、1N硫酸350g中にこの粉末を導
入し、過剰の硫酸をろ過した後、400℃で3時間焼成
して白金硫酸ジルコニウム触媒(硫酸根の担持量4重量
%)を得た。この触媒4.6gと2−メチルナフタレン
0.05mol(7.1g)とテトラデカン50mlと
を200mlのオートクレーブに入れ、プロピレン0.
05molを20ml/minの速度で1時間送入する
と同時に、200℃で1時間加熱攪拌した。冷却後、触
媒を分離し、反応生成物をガスクロマトグラフィーによ
り分析した。この結果を表1に示す。
を純水350gに溶解し、適当量のアンモニア水を加え
てpHを10とし、沈澱を生成させた。この沈澱を、一
昼夜熟成し、ろ過、洗浄、乾燥してZr(OH)4の白
色粉末150gを得た。この白色粉末を、塩化白金酸水
溶液(担体重量100重量部に対し、白金金属に換算し
て0.5重量部となるような濃度)中に含浸し、110
℃で1昼夜乾燥後、1N硫酸350g中にこの粉末を導
入し、過剰の硫酸をろ過した後、400℃で3時間焼成
して白金硫酸ジルコニウム触媒(硫酸根の担持量4重量
%)を得た。この触媒4.6gと2−メチルナフタレン
0.05mol(7.1g)とテトラデカン50mlと
を200mlのオートクレーブに入れ、プロピレン0.
05molを20ml/minの速度で1時間送入する
と同時に、200℃で1時間加熱攪拌した。冷却後、触
媒を分離し、反応生成物をガスクロマトグラフィーによ
り分析した。この結果を表1に示す。
【0015】実施例2 反応圧力を10kg/cm2に変えた以外は実施例1と
同一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と同様
にして分析し、結果を表1に示す。表1から明らかなよ
うに、反応圧力を高くすることにより2−メチルナフタ
レン転化率及びメチルイソプロピルナフタレン選択率が
向上することが判る。
同一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と同様
にして分析し、結果を表1に示す。表1から明らかなよ
うに、反応圧力を高くすることにより2−メチルナフタ
レン転化率及びメチルイソプロピルナフタレン選択率が
向上することが判る。
【0016】実施例3 反応温度を180℃に、溶媒をデカリン50mlに代え
た以外は実施例1と同一の条件で反応を行い、反応生成
物を実施例1と同様にして分析し、結果を表1に示す。
表1から明らかなように、反応温度を低くすることによ
り、2−メチルナフタレン転化率は低下するが、メチル
イソプロピルナフタレン選択率は79.2%まで高まる
ことが判る。
た以外は実施例1と同一の条件で反応を行い、反応生成
物を実施例1と同様にして分析し、結果を表1に示す。
表1から明らかなように、反応温度を低くすることによ
り、2−メチルナフタレン転化率は低下するが、メチル
イソプロピルナフタレン選択率は79.2%まで高まる
ことが判る。
【0017】比較例3 触媒を白金硫酸ジルコニウムから硫酸ジルコニウム(硫
酸根の担持量4重量%)に代えた以外は実施例1と同一
条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と同様にして
分析し、結果を表1に示す。表1から明らかなように、
硫酸ジルコニウムは、実施例1の白金硫酸ジルコニウム
とほぼ同様の性能を示すことが判る。なお、硫酸ジルコ
ニウムは、実施例1において塩化白金酸水溶液中に含浸
する操作を行わなかった以外は、実施例1と同様の操作
を行って得た。
酸根の担持量4重量%)に代えた以外は実施例1と同一
条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と同様にして
分析し、結果を表1に示す。表1から明らかなように、
硫酸ジルコニウムは、実施例1の白金硫酸ジルコニウム
とほぼ同様の性能を示すことが判る。なお、硫酸ジルコ
ニウムは、実施例1において塩化白金酸水溶液中に含浸
する操作を行わなかった以外は、実施例1と同様の操作
を行って得た。
【0018】比較例1〜2 触媒として、比較例1では市販のHYゼオライト1.5
gを、比較例2では市販のHモルデナイト3.3gを使
用し、反応温度を230℃に変えた以外は実施例1と同
一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と同様に
して分析し、結果を表2に示す。表2から明らかなよう
に、HYゼオライトの2−メチルナフタレン転化率は本
発明の触媒の転化率と略同等であるが、有用な2−メチ
ル−6−イソプロピレンの濃度が小さい(選択性が低
い)ことが判る。一方、Hモルデナイトの選択性は本発
明の触媒に近い値を示すが、転化率が低いことが判る。
gを、比較例2では市販のHモルデナイト3.3gを使
用し、反応温度を230℃に変えた以外は実施例1と同
一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と同様に
して分析し、結果を表2に示す。表2から明らかなよう
に、HYゼオライトの2−メチルナフタレン転化率は本
発明の触媒の転化率と略同等であるが、有用な2−メチ
ル−6−イソプロピレンの濃度が小さい(選択性が低
い)ことが判る。一方、Hモルデナイトの選択性は本発
明の触媒に近い値を示すが、転化率が低いことが判る。
【0019】実施例4 アルキル化剤となるオレフィンをプロピレンからシス−
2−ブテンに代えた以外は実施例3と同一の条件で反応
を行い、反応生成物を実施例1と同様にして分析し、結
果を表3に示す。表3から明らかなように、高い2−メ
チルナフタレン転化率とメチルブチルナフタレン選択性
が得られることが判る。
2−ブテンに代えた以外は実施例3と同一の条件で反応
を行い、反応生成物を実施例1と同様にして分析し、結
果を表3に示す。表3から明らかなように、高い2−メ
チルナフタレン転化率とメチルブチルナフタレン選択性
が得られることが判る。
【0020】実施例5〜6 アルキル化剤として、実施例5では1−ブテンを、実施
例6ではトランス−2−ブテンを使用した以外は実施例
1と同一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と
同様にして分析し、結果を表3に示す。表3から明らか
なように、高い転化率と高い選択性が得られることが判
る。
例6ではトランス−2−ブテンを使用した以外は実施例
1と同一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と
同様にして分析し、結果を表3に示す。表3から明らか
なように、高い転化率と高い選択性が得られることが判
る。
【0021】実施例7 2−メチルナフタレンの代わりにナフタレン0.025
mol(3.2g)、テトラリン25ml、実施例1で
得られた白金硫酸ジルコニウム量2.2gを200ml
のオートクレーブに入れ、プロピレン0.05molを
20ml/minの速度で1時間送入すると同時に、1
80℃で1時間加熱攪拌した。冷却後、触媒を分離し、
反応生成物を実施例1と同様にして分析した。この結果
を表4に示す。
mol(3.2g)、テトラリン25ml、実施例1で
得られた白金硫酸ジルコニウム量2.2gを200ml
のオートクレーブに入れ、プロピレン0.05molを
20ml/minの速度で1時間送入すると同時に、1
80℃で1時間加熱攪拌した。冷却後、触媒を分離し、
反応生成物を実施例1と同様にして分析した。この結果
を表4に示す。
【0022】実施例8 反応温度を200℃に、溶媒をテトラデカンに代えた以
外は実施例7と同一の条件で反応を行い、反応生成物を
実施例1と同様にして分析した。この結果を表4に示
す。
外は実施例7と同一の条件で反応を行い、反応生成物を
実施例1と同様にして分析した。この結果を表4に示
す。
【0023】
【表1】 触媒;Pt/SO4/ZrO2:白金硫酸ジルコニウム, SO4/ZrO2:硫酸ジルコニウム, 原料ナフタレン;2−MN:2−メチルナフタレン 生成物;MIPN:メチルイソプロピルナフタレン
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】 触媒;Pt/SO4/ZrO2:表1と同じ 原料ナフタレン;2−MN:表1と同じ 生成物;MBN:メチルブチルナフタレン
【0026】
【表4】 触媒;Pt/SO4/ZrO2:表1と同じ 生成物;2−IPN:2−イソプロピルナフタレン DIPN:ジイソプロピルナフタレン
【0027】比較例4 四塩化チタン300gを純水500gに溶解し、pH調
整を行って沈澱を生成させ、熟成、ろ過、洗浄、乾燥し
てTi(OH)4の白色粉末90gを得た。この白色粉
末を、110℃で乾燥後、1モル濃度の硫酸アンモニウ
ム水溶液300cc中に導入し、過剰の硫酸アンモニウ
ム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、次いで60
0℃で3時間焼成して硫酸チタニウム触媒(硫酸根の担
持量4重量%)を得た。この触媒を用いた以外は実施例
1と同一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と
同様にして分析し、結果を表5に示す。
整を行って沈澱を生成させ、熟成、ろ過、洗浄、乾燥し
てTi(OH)4の白色粉末90gを得た。この白色粉
末を、110℃で乾燥後、1モル濃度の硫酸アンモニウ
ム水溶液300cc中に導入し、過剰の硫酸アンモニウ
ム水溶液をろ過した後、110℃で乾燥し、次いで60
0℃で3時間焼成して硫酸チタニウム触媒(硫酸根の担
持量4重量%)を得た。この触媒を用いた以外は実施例
1と同一の条件で反応を行い、反応生成物を実施例1と
同様にして分析し、結果を表5に示す。
【0028】比較例5 触媒の出発原料を四塩化チタン50重量部とオキシ塩化
ジルコニウム50重量部とをした以外は比較例4と同様
にして触媒(硫酸根の担持量4重量%)を得、この触媒
を用いた以外は実施例1と同一の条件で反応を行い、反
応生成物を実施例1と同様にして分析し、結果を表5に
示す。
ジルコニウム50重量部とをした以外は比較例4と同様
にして触媒(硫酸根の担持量4重量%)を得、この触媒
を用いた以外は実施例1と同一の条件で反応を行い、反
応生成物を実施例1と同様にして分析し、結果を表5に
示す。
【0029】
【表5】 触媒;SO4/TiO2:硫酸チタニウム, SO4/ZrO2・TiO2:硫酸ジルコニウム・硫酸チタニウム 原料ナフタレン;2−MN:表1と同じ 生成物;MIPN:表1と同じ
【0030】なお、表1〜表5中の異性体濃度は、次式
により計算したものである。
により計算したものである。
【数1】
【0031】
【発明の効果】本発明によるβ,β’−ジアルキルナフ
タレン類の製造方法によれば、目的とするナフタレン類
を選択的に収率よく製造することができる。特に、液相
状態で反応させる場合は、大量生産に適しており、しか
も触媒の劣化もなく、工業的価値が極めて高い。
タレン類の製造方法によれば、目的とするナフタレン類
を選択的に収率よく製造することができる。特に、液相
状態で反応させる場合は、大量生産に適しており、しか
も触媒の劣化もなく、工業的価値が極めて高い。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 2/70 C07C 2/70 13/47 13/47 (56)参考文献 特開 平3−34939(JP,A) 特開 平1−299237(JP,A) 特開 昭56−33033(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 15/24 B01J 21/06 B01J 21/08 B01J 23/42 B01J 27/053 C07C 2/70 C07C 13/47
Claims (1)
- 【請求項1】 低級オレフィンをアルキル化剤としてナ
フタレン類をアルキル化するに当たり、触媒として、I
V族金属の水酸化物又は酸化物を硫酸根を有する化合物
で処理し焼成安定化して調製した固体超強酸触媒であっ
て、かつ白金を担持させた触媒を用いることを特徴とす
るβ,β’−ジアルキルナフタレン類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3146924A JP2996421B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | β,β’−ジアルキルナフタレン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3146924A JP2996421B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | β,β’−ジアルキルナフタレン類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346942A JPH04346942A (ja) | 1992-12-02 |
JP2996421B2 true JP2996421B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=15418653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3146924A Expired - Fee Related JP2996421B2 (ja) | 1991-05-22 | 1991-05-22 | β,β’−ジアルキルナフタレン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2996421B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-22 JP JP3146924A patent/JP2996421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04346942A (ja) | 1992-12-02 |
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