JP2985947B2 - 二段式駐輪装置 - Google Patents
二段式駐輪装置Info
- Publication number
- JP2985947B2 JP2985947B2 JP9155973A JP15597397A JP2985947B2 JP 2985947 B2 JP2985947 B2 JP 2985947B2 JP 9155973 A JP9155973 A JP 9155973A JP 15597397 A JP15597397 A JP 15597397A JP 2985947 B2 JP2985947 B2 JP 2985947B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- bicycle
- holding
- fixed
- guide rail
- Prior art date
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い駐輪スペース
を有効に利用するために、駐輪スペースに自転車を上下
二段で駐輪する二段式駐輪装置に関するものである。
を有効に利用するために、駐輪スペースに自転車を上下
二段で駐輪する二段式駐輪装置に関するものである。
【0002】従来、この種の二段式駐輪装置は、下段駐
輪スペースに支柱を立設し、この支柱には固定レールを
略水平方向に取り付け、該固定レールには手動で抜き差
しする上段自転車保持レールを設け、この上段自転車保
持レールは該固定レールにその前端部を差し込むと該固
定レールによって略水平方向に保持され、引き出したと
きに前端側の途中部位を該固定レールで支承すると共
に、後端側を下方に向けて傾斜できるようになしてあ
る。
輪スペースに支柱を立設し、この支柱には固定レールを
略水平方向に取り付け、該固定レールには手動で抜き差
しする上段自転車保持レールを設け、この上段自転車保
持レールは該固定レールにその前端部を差し込むと該固
定レールによって略水平方向に保持され、引き出したと
きに前端側の途中部位を該固定レールで支承すると共
に、後端側を下方に向けて傾斜できるようになしてあ
る。
【0003】そして、従来の上記のような二段式駐輪装
置は、上段自転車保持レールを固定レールより引き出
し、その後端(引き出し方向の先端)を下段駐車スペー
スの床面側に降ろして該上段自転車保持レールを傾斜さ
せる。そして、この上段自転車保持レールが傾斜した状
態で、自転車を使用者が持ち上げてこの上段自転車保持
レールに上げ降ろしさせるようになしてある。
置は、上段自転車保持レールを固定レールより引き出
し、その後端(引き出し方向の先端)を下段駐車スペー
スの床面側に降ろして該上段自転車保持レールを傾斜さ
せる。そして、この上段自転車保持レールが傾斜した状
態で、自転車を使用者が持ち上げてこの上段自転車保持
レールに上げ降ろしさせるようになしてある。
【0004】すなわち、自転車を上記従来の二段式駐輪
装置の上段に乗せる場合は、上記のように傾斜させた上
段自転車保持レールの上に自転車を持ち上げて乗せ、次
いで、上段自転車保持レールの後端を手にして持ち上げ
て、自転車と共に該上段自転車保持レールを略水平とな
して、自転車を載せた該上段自転車保持レールの前端を
固定レール内に差し込むようになしてある。なお、上段
の自転車を降ろす場合はこの操作を逆に行うようになっ
ている。
装置の上段に乗せる場合は、上記のように傾斜させた上
段自転車保持レールの上に自転車を持ち上げて乗せ、次
いで、上段自転車保持レールの後端を手にして持ち上げ
て、自転車と共に該上段自転車保持レールを略水平とな
して、自転車を載せた該上段自転車保持レールの前端を
固定レール内に差し込むようになしてある。なお、上段
の自転車を降ろす場合はこの操作を逆に行うようになっ
ている。
【0005】したがって、上記のような従来の二段式駐
輪装置は、比較的重量の大きい自転車を使用者自身が上
段の所定の高さまで持ち上げなくてはならず、操作に大
きな力を要するという問題点を有するものであった。
輪装置は、比較的重量の大きい自転車を使用者自身が上
段の所定の高さまで持ち上げなくてはならず、操作に大
きな力を要するという問題点を有するものであった。
【0006】また、従来のこの種の二段式駐輪装置の使
用に起因する大きな事故例の報告はほとんど無いが、比
較的重量の大きい自転車を人手で所定の高さに上げ降ろ
しするには危険が伴うもので、特に高所より自転車を降
ろす作業には、危険が伴うことを否定できないという問
題点を有している。
用に起因する大きな事故例の報告はほとんど無いが、比
較的重量の大きい自転車を人手で所定の高さに上げ降ろ
しするには危険が伴うもので、特に高所より自転車を降
ろす作業には、危険が伴うことを否定できないという問
題点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
問題点を解決すべくなされたもので、高段への自転車の
上げ降ろしを遠隔操作で、安全に、小さな力で、容易に
行える二段式駐輪装置を提供することを課題としたもの
である。
問題点を解決すべくなされたもので、高段への自転車の
上げ降ろしを遠隔操作で、安全に、小さな力で、容易に
行える二段式駐輪装置を提供することを課題としたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の構成は、下段駐輪スペースSに支柱1を立
設し、この支柱1には固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、樋状の上段自転車保持レ
ール31よりなる上段自転車保持体3の前端を引き出し
式に連結し、上記固定レール2の前端部には上記上段自
転車保持体3を差し込んだとき該上段自転車保持体3を
略水平方向に保持する保持面21cを、後端部には上記
上段自転車保持体3を引き出したときにその前端近くの
途中部位を支点状に支承して、その後端側を下段駐輪ス
ペースSの床面Fに向けて傾斜できるようになした支承
部22を設け、上記固定レール2等の固定部位と上段自
転車保持体3との間には、該上段自転車保持体3を固定
レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、さらに、上記固定レール2等の適宜固定部位には、
上段自転車保持レール31の抜き差しを行う牽引条R1
を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先端を該固
定レール2内を通して該上段自転車保持体3の前端部位
に連結してなる技術的手段を講じたものである。
め、本発明の構成は、下段駐輪スペースSに支柱1を立
設し、この支柱1には固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、樋状の上段自転車保持レ
ール31よりなる上段自転車保持体3の前端を引き出し
式に連結し、上記固定レール2の前端部には上記上段自
転車保持体3を差し込んだとき該上段自転車保持体3を
略水平方向に保持する保持面21cを、後端部には上記
上段自転車保持体3を引き出したときにその前端近くの
途中部位を支点状に支承して、その後端側を下段駐輪ス
ペースSの床面Fに向けて傾斜できるようになした支承
部22を設け、上記固定レール2等の固定部位と上段自
転車保持体3との間には、該上段自転車保持体3を固定
レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、さらに、上記固定レール2等の適宜固定部位には、
上段自転車保持レール31の抜き差しを行う牽引条R1
を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先端を該固
定レール2内を通して該上段自転車保持体3の前端部位
に連結してなる技術的手段を講じたものである。
【0009】それ故本発明は、上段自転車保持レール3
1の上に自転車Bを乗せ、該上段自転車保持レール31
を「図1」の傾斜した状態よりその後部を持ち上げ、略
水平となした後、該上段自転車保持レール31の先端を
「図1」に二点鎖線で示すように固定レール2内に差し
込んでいたとして、この上段自転車保持レール31乃至
その上に乗せた自転車Bを固定レール2より降ろすに
は、ウインチRを手動または電動で巻き戻す。すると、
ウインチRの巻き戻し当初は、上段自転車保持レール3
1は付勢装置4で固定レール2より引き出される方向に
移動する作用を呈する。
1の上に自転車Bを乗せ、該上段自転車保持レール31
を「図1」の傾斜した状態よりその後部を持ち上げ、略
水平となした後、該上段自転車保持レール31の先端を
「図1」に二点鎖線で示すように固定レール2内に差し
込んでいたとして、この上段自転車保持レール31乃至
その上に乗せた自転車Bを固定レール2より降ろすに
は、ウインチRを手動または電動で巻き戻す。すると、
ウインチRの巻き戻し当初は、上段自転車保持レール3
1は付勢装置4で固定レール2より引き出される方向に
移動する作用を呈する。
【0010】そして、上段自転車保持レール31が固定
レール2より引き出され、さらにウインチRを巻き戻す
と、上段自転車保持体3はその前端近くの途中部位を支
承部22で支点状に支承してあるので、その後端側が該
上段自転車保持レール31の自重で、さらには自転車が
載っている場合はその荷重で下降して、この上段自転車
保持レール31は、前端近くを固定レール2で支承され
後端を下段駐輪スペースSの床面F上に位置させて「図
1」に示す状態に傾斜する作用を呈する。
レール2より引き出され、さらにウインチRを巻き戻す
と、上段自転車保持体3はその前端近くの途中部位を支
承部22で支点状に支承してあるので、その後端側が該
上段自転車保持レール31の自重で、さらには自転車が
載っている場合はその荷重で下降して、この上段自転車
保持レール31は、前端近くを固定レール2で支承され
後端を下段駐輪スペースSの床面F上に位置させて「図
1」に示す状態に傾斜する作用を呈する。
【0011】そして、上記の状態で、すなわち「図1」
図示状態に上段自転車保持レール31を傾斜させた状態
で、自転車を該上段自転車保持レール31上に上げ降ろ
しすればよいが、上段自転車保持レール31に自転車B
(「図1」では省略)を載せてこの自転車Bを上段に持
ち上げるにはウインチRを操作する。すなわち、ウイン
チRに牽引条R1を巻き込むと、上段自転車保持レール
31を牽引する作用を呈し、この牽引に際し、牽引条R
1を固定レール2内に通してあるので当初は該固定レー
ル2より引き出された該固定レール2より上方に位置し
ている上段自転車保持レール31の前端を引き下げ、該
上段自転車保持レール31を略水平とし、次いで、該上
段自転車保持レール31の前端を固定レール2内に引き
込み、該上段自転車保持レール31を「図1」に二点鎖
線で示す位置に保持するように作用する。
図示状態に上段自転車保持レール31を傾斜させた状態
で、自転車を該上段自転車保持レール31上に上げ降ろ
しすればよいが、上段自転車保持レール31に自転車B
(「図1」では省略)を載せてこの自転車Bを上段に持
ち上げるにはウインチRを操作する。すなわち、ウイン
チRに牽引条R1を巻き込むと、上段自転車保持レール
31を牽引する作用を呈し、この牽引に際し、牽引条R
1を固定レール2内に通してあるので当初は該固定レー
ル2より引き出された該固定レール2より上方に位置し
ている上段自転車保持レール31の前端を引き下げ、該
上段自転車保持レール31を略水平とし、次いで、該上
段自転車保持レール31の前端を固定レール2内に引き
込み、該上段自転車保持レール31を「図1」に二点鎖
線で示す位置に保持するように作用する。
【0012】そして、上段自転車保持レール31の前端
を固定レール2内に引き込むと、この上段自転車保持レ
ール31は、その上に自転車を載せたままで固定レール
2に保持される作用を呈するものである。
を固定レール2内に引き込むと、この上段自転車保持レ
ール31は、その上に自転車を載せたままで固定レール
2に保持される作用を呈するものである。
【0013】次ぎに、「請求項2」の発明は、下段駐輪
スペースFに支柱1を立設し、この支柱1には固定レー
ル2を略水平方向に取り付け、上記固定レール2には、
上段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭
載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レ
ール後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール31とからなる上段自転車保持体
3の前端を引き出し式に連結し、上記固定レール2の前
端部には上記上段自転車保持体3を差し込んだとき該上
段自転車保持体3を略水平方向に保持する保持面21c
を、後端部には上記上段自転車保持体3を引き出したと
きに、上記上段案内レール32の前端近くの途中部位を
支点状に支承して、その後端側を下段駐輪スペースSの
床面Fに向けて傾斜できるようになした支承部22を設
け、上記固定レール2等の固定部位と上段案内レール3
2との間には、該上段案内レール32を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、さらに、
上記固定レール2等の固定部位には、上記上段自転車保
持レール31の抜き差しを行う牽引条R1を有したウイ
ンチRを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を
通して該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し
てなる技術的手段を講じたものである。
スペースFに支柱1を立設し、この支柱1には固定レー
ル2を略水平方向に取り付け、上記固定レール2には、
上段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭
載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レ
ール後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール31とからなる上段自転車保持体
3の前端を引き出し式に連結し、上記固定レール2の前
端部には上記上段自転車保持体3を差し込んだとき該上
段自転車保持体3を略水平方向に保持する保持面21c
を、後端部には上記上段自転車保持体3を引き出したと
きに、上記上段案内レール32の前端近くの途中部位を
支点状に支承して、その後端側を下段駐輪スペースSの
床面Fに向けて傾斜できるようになした支承部22を設
け、上記固定レール2等の固定部位と上段案内レール3
2との間には、該上段案内レール32を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、さらに、
上記固定レール2等の固定部位には、上記上段自転車保
持レール31の抜き差しを行う牽引条R1を有したウイ
ンチRを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を
通して該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し
てなる技術的手段を講じたものである。
【0014】それ故本発明は、上記「請求項1」の作用
に加え、上段自転車保持体3が上段案内レール32と、
上段自転車保持レール31とで構成し、しかも、該上段
自転車保持レール31は自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となしてあるので、上記上段自転車保持体3を上段よ
り降ろす際、先ず、上段案内レール32が「図2」に示
すように、その前端途中部位を固定レール2で支承さ
れ、その後端を床面Fに降ろして傾斜する作用を呈す
る。
に加え、上段自転車保持体3が上段案内レール32と、
上段自転車保持レール31とで構成し、しかも、該上段
自転車保持レール31は自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となしてあるので、上記上段自転車保持体3を上段よ
り降ろす際、先ず、上段案内レール32が「図2」に示
すように、その前端途中部位を固定レール2で支承さ
れ、その後端を床面Fに降ろして傾斜する作用を呈す
る。
【0015】そして、上記のごとく上段案内レール32
を傾斜させた後、さらにウインチRを巻き戻すことで、
上記上段自転車保持レール31は、上段案内レール32
の上に搭載され、自転車保持レール前方車輪31aと自
転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能とな
してあるので、この上段案内レール32より該上段自転
車保持レール31が上段案内レール32より滑り下り
て、この上段自転車保持レール31を「図2」に破線で
示すように、床面F上に略水平となるまで降ろせる作用
を呈するものである。
を傾斜させた後、さらにウインチRを巻き戻すことで、
上記上段自転車保持レール31は、上段案内レール32
の上に搭載され、自転車保持レール前方車輪31aと自
転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能とな
してあるので、この上段案内レール32より該上段自転
車保持レール31が上段案内レール32より滑り下り
て、この上段自転車保持レール31を「図2」に破線で
示すように、床面F上に略水平となるまで降ろせる作用
を呈するものである。
【0016】次ぎに、「請求項3」の発明は、下段駐輪
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には固定レー
ル2を略水平方向に取り付け、上記固定レール2には、
該固定レール2に案内されてこの固定レール2に対して
抜き差し方向に移動可能となした移動台33と、該移動
台33の上に位置して該移動台33の後端に水平軸33
aによって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レー
ル32と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車
保持レール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪
31bとによって移動可能となした樋状の上段自転車保
持レール31とからなる上段自転車保持体3の前端を引
き出し式に連結し、上記固定レール2の前端側には、上
記上段自転車保持体3の上段案内レール32の前端部を
差し込んだとき該上段自転車保持体3を略水平方向に保
持すると共に、引き出したとき上段案内レール32の後
端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できる
ようになした保持面21cを設け、上記固定レール2等
の固定部位と移動台33との間には、該移動台33を固
定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、さらに、上記固定レール2等の固定部位には、上段
自転車保持レール31の移動を行う牽引条R1を有した
ウインチRを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2
内を通し、また上段案内レール32の前端に設けた案内
レール滑車32dに掛けて該上段自転車保持レール31
の前端部位に連結してなる技術的手段を講じたものであ
る。
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には固定レー
ル2を略水平方向に取り付け、上記固定レール2には、
該固定レール2に案内されてこの固定レール2に対して
抜き差し方向に移動可能となした移動台33と、該移動
台33の上に位置して該移動台33の後端に水平軸33
aによって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レー
ル32と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車
保持レール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪
31bとによって移動可能となした樋状の上段自転車保
持レール31とからなる上段自転車保持体3の前端を引
き出し式に連結し、上記固定レール2の前端側には、上
記上段自転車保持体3の上段案内レール32の前端部を
差し込んだとき該上段自転車保持体3を略水平方向に保
持すると共に、引き出したとき上段案内レール32の後
端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できる
ようになした保持面21cを設け、上記固定レール2等
の固定部位と移動台33との間には、該移動台33を固
定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、さらに、上記固定レール2等の固定部位には、上段
自転車保持レール31の移動を行う牽引条R1を有した
ウインチRを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2
内を通し、また上段案内レール32の前端に設けた案内
レール滑車32dに掛けて該上段自転車保持レール31
の前端部位に連結してなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0017】それ故本発明は、上記「請求項2」の作用
に加え、上段自転車保持体3を移動台33と、上段案内
レール32と、上段自転車保持レール31とで構成し、
この移動台33に該移動台33を固定レール2より引き
出す方向に付勢する付勢装置4を設けてあるので、この
付勢装置4は移動台33の往復直線運動のみに作用す
る。
に加え、上段自転車保持体3を移動台33と、上段案内
レール32と、上段自転車保持レール31とで構成し、
この移動台33に該移動台33を固定レール2より引き
出す方向に付勢する付勢装置4を設けてあるので、この
付勢装置4は移動台33の往復直線運動のみに作用す
る。
【0018】すなわち、上記移動台33は直線往復移動
のみを行ない、上段案内レール32は水平軸33aを回
動中心軸として仰伏動するので、両者の動きを総合する
ことで、該上段案内レール32を固定台2より引き出し
て後端側を下降するように傾斜する(またはその逆の作
動を行なう)ことが可能となる作用を呈するものであ
る。
のみを行ない、上段案内レール32は水平軸33aを回
動中心軸として仰伏動するので、両者の動きを総合する
ことで、該上段案内レール32を固定台2より引き出し
て後端側を下降するように傾斜する(またはその逆の作
動を行なう)ことが可能となる作用を呈するものであ
る。
【0019】次ぎに、「請求項4」の発明は、下段駐輪
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内さ
れてこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能
となした移動台33と、該移動台33の上に位置して該
移動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途
中部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レ
ール32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる
上段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記
移動台33の前端側には移動台滑車33bを設け、ま
た、上記上段案内レール32の前端には案内レール滑車
32dと、該上段案内レール32を略水平となしてその
前端部を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レ
ール2の保持面21c,21cの下方に位置して該上段
案内レール32を略水平方向に保持する水平保持転車3
2eとを設け、この上段案内レール32は固定レール2
より引き出したときに前端側を該移動台33の水平軸3
3aによって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面
Fに向けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等
の固定部位と移動台33との間には、該移動台33を固
定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、上記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保
持レール31の移動を行う牽引条R1を有したウインチ
Rを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通
し、また上記移動台滑車33bと案内レール滑車32d
とに掛けて該上段自転車保持レール31の前端部位に連
結し、さらに、上記固定レール2と移動台33との間に
は、該移動台33を固定レール2より引き出す方向に移
動した際に所定位置で両者を係止して、上段案内レール
32が略水平となることでこの両者の係止が脱着される
係止装置5を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内さ
れてこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能
となした移動台33と、該移動台33の上に位置して該
移動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途
中部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レ
ール32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる
上段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記
移動台33の前端側には移動台滑車33bを設け、ま
た、上記上段案内レール32の前端には案内レール滑車
32dと、該上段案内レール32を略水平となしてその
前端部を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レ
ール2の保持面21c,21cの下方に位置して該上段
案内レール32を略水平方向に保持する水平保持転車3
2eとを設け、この上段案内レール32は固定レール2
より引き出したときに前端側を該移動台33の水平軸3
3aによって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面
Fに向けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等
の固定部位と移動台33との間には、該移動台33を固
定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、上記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保
持レール31の移動を行う牽引条R1を有したウインチ
Rを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通
し、また上記移動台滑車33bと案内レール滑車32d
とに掛けて該上段自転車保持レール31の前端部位に連
結し、さらに、上記固定レール2と移動台33との間に
は、該移動台33を固定レール2より引き出す方向に移
動した際に所定位置で両者を係止して、上段案内レール
32が略水平となることでこの両者の係止が脱着される
係止装置5を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0020】それ故本発明は、上記「請求項3」の作用
に加え、固定レール2と移動台33との間に係止装置5
を設けてなるので、上段自転車保持レール31(自転車
B)を引き上げる際に、上段案内レール32が引き上げ
られて水平となった後に、該係止装置5の係止が脱着し
て、移動台33が引き戻されるという順番が確実に行な
えるという作用を呈するものである。
に加え、固定レール2と移動台33との間に係止装置5
を設けてなるので、上段自転車保持レール31(自転車
B)を引き上げる際に、上段案内レール32が引き上げ
られて水平となった後に、該係止装置5の係止が脱着し
て、移動台33が引き戻されるという順番が確実に行な
えるという作用を呈するものである。
【0021】次ぎに、「請求項5」の発明は、下段駐輪
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、固定レール2に案内され
てこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能と
なした移動台33と該移動台33の上に位置して該移動
台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途中部
位を枢着した上段案内レール32と該上段案内レール3
2の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31aと自
転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能とな
した樋状の上段自転車保持レール31とからなる上段自
転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記移動台
33の前端側には移動台滑車33bを設け、また、上記
上段案内レール32の前端には案内レール滑車32d
と、該上段案内レール32を略水平となしてその前端部
を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レール2
の保持面21c,21cの下方に位置して該上段案内レ
ール32を略水平方向に保持する水平保持転車32eと
を設け、この上段案内レール32は固定レール2より引
き出したときに前端側を該移動台33の水平軸33aに
よって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向
けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等の固定
部位と移動台33との間には、該移動台33を固定レー
ル2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上
記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保持レー
ル31の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを設
け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、また
上記移動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛け
て該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し、ま
た、下段駐輪スペースSの上記固定レール2の下方に
は、前輪保持レール61を固定し、この前輪保持レール
61の後端には垂直軸62で後輪保持レール63を連結
してなる下段自転車保持レール6を設け、この下段自転
車保持レール6の上記前輪保持レール61と後輪保持レ
ール63との間には、両者が一直線上に位置する方向に
付勢する付勢装置66を設け、さらに、上記後輪保持レ
ール63の前端側には回動用アーム64を延設し、この
回動用アーム64の前端側には前記上段自転車保持レー
ル31の引き出しに伴って該後輪保持レール63を付勢
装置66の付勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛け
るための後輪保持レール滑車65を設けてなる技術的手
段を講じたものである。
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、固定レール2に案内され
てこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能と
なした移動台33と該移動台33の上に位置して該移動
台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途中部
位を枢着した上段案内レール32と該上段案内レール3
2の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31aと自
転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能とな
した樋状の上段自転車保持レール31とからなる上段自
転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記移動台
33の前端側には移動台滑車33bを設け、また、上記
上段案内レール32の前端には案内レール滑車32d
と、該上段案内レール32を略水平となしてその前端部
を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レール2
の保持面21c,21cの下方に位置して該上段案内レ
ール32を略水平方向に保持する水平保持転車32eと
を設け、この上段案内レール32は固定レール2より引
き出したときに前端側を該移動台33の水平軸33aに
よって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向
けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等の固定
部位と移動台33との間には、該移動台33を固定レー
ル2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上
記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保持レー
ル31の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを設
け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、また
上記移動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛け
て該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し、ま
た、下段駐輪スペースSの上記固定レール2の下方に
は、前輪保持レール61を固定し、この前輪保持レール
61の後端には垂直軸62で後輪保持レール63を連結
してなる下段自転車保持レール6を設け、この下段自転
車保持レール6の上記前輪保持レール61と後輪保持レ
ール63との間には、両者が一直線上に位置する方向に
付勢する付勢装置66を設け、さらに、上記後輪保持レ
ール63の前端側には回動用アーム64を延設し、この
回動用アーム64の前端側には前記上段自転車保持レー
ル31の引き出しに伴って該後輪保持レール63を付勢
装置66の付勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛け
るための後輪保持レール滑車65を設けてなる技術的手
段を講じたものである。
【0022】それ故本発明は、前記「請求項3」の作用
に加え、下段自転車保持レール6を設け、この下段自転
車保持レール6は、上段自転車保持レール31の引き出
しに伴って該後輪保持レール63を付勢装置66の付勢
力に抗して折り曲げるようになしてあるので、上段自転
車保持レール31を引き出す際に、その下方にある自転
車Bの後部を、上段自転車保持レール31を下げる際の
支障とならない位置に移動する作用を呈するものであ
る。
に加え、下段自転車保持レール6を設け、この下段自転
車保持レール6は、上段自転車保持レール31の引き出
しに伴って該後輪保持レール63を付勢装置66の付勢
力に抗して折り曲げるようになしてあるので、上段自転
車保持レール31を引き出す際に、その下方にある自転
車Bの後部を、上段自転車保持レール31を下げる際の
支障とならない位置に移動する作用を呈するものであ
る。
【0023】次ぎに、「請求項6」の発明は、下段駐輪
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内さ
れてこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能
となした移動台33と、該移動台33の上に位置して該
移動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途
中部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レ
ール32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる
上段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記
移動台33の前端側には移動台滑車33bを設け、ま
た、上記上段案内レール32の前端には案内レール滑車
32dと、該上段案内レール32を略水平となしてその
前端部を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レ
ール2の保持面21c,21cの下方に位置して該上段
案内レール32を略水平方向に保持する水平保持転車3
2eとを設け、この上段案内レール32は固定レール2
より引き出したときに前端側を該移動台33の水平軸3
3aによって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面
Fに向けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等
の固定部位と移動台33との間には、該移動台33を固
定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、上記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保
持レール31の移動を行う牽引条R1を有したウインチ
Rを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通
し、また上記移動台滑車33bと案内レール滑車32d
とに掛けて該上段自転車保持レール31の前端部位に連
結し、上記固定レール2と移動台33との間には、該移
動台33を固定レール2より引き出す方向に移動した際
に所定位置で両者を係止して、上段案内レール32が略
水平となることでこの両者の係止が脱着される係止装置
5を設け、さらに、上記上段自転車保持レール31の後
端側には、一対の開閉アーム71,71と、昇降によっ
てこの開閉アーム71,71を開閉する開閉昇降体72
とからなり、常時またはこの上段自転車保持レール31
が上段案内レール32上にある際は該開閉アーム71,
71が閉じて後輪BWを保持し、上段自転車保持レール
31が下部駐輪スペースFの床面上に下りると該開閉昇
降体72が床面によって見かけ上押し上げられ該開閉ア
ーム71,71が開いて後輪BWの保持を脱着する後輪
保持装置7を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内さ
れてこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能
となした移動台33と、該移動台33の上に位置して該
移動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途
中部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レ
ール32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる
上段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記
移動台33の前端側には移動台滑車33bを設け、ま
た、上記上段案内レール32の前端には案内レール滑車
32dと、該上段案内レール32を略水平となしてその
前端部を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レ
ール2の保持面21c,21cの下方に位置して該上段
案内レール32を略水平方向に保持する水平保持転車3
2eとを設け、この上段案内レール32は固定レール2
より引き出したときに前端側を該移動台33の水平軸3
3aによって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面
Fに向けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等
の固定部位と移動台33との間には、該移動台33を固
定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設
け、上記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保
持レール31の移動を行う牽引条R1を有したウインチ
Rを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通
し、また上記移動台滑車33bと案内レール滑車32d
とに掛けて該上段自転車保持レール31の前端部位に連
結し、上記固定レール2と移動台33との間には、該移
動台33を固定レール2より引き出す方向に移動した際
に所定位置で両者を係止して、上段案内レール32が略
水平となることでこの両者の係止が脱着される係止装置
5を設け、さらに、上記上段自転車保持レール31の後
端側には、一対の開閉アーム71,71と、昇降によっ
てこの開閉アーム71,71を開閉する開閉昇降体72
とからなり、常時またはこの上段自転車保持レール31
が上段案内レール32上にある際は該開閉アーム71,
71が閉じて後輪BWを保持し、上段自転車保持レール
31が下部駐輪スペースFの床面上に下りると該開閉昇
降体72が床面によって見かけ上押し上げられ該開閉ア
ーム71,71が開いて後輪BWの保持を脱着する後輪
保持装置7を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。
【0024】それ故、本発明は、「請求項3」の作用に
加え、後輪保持装置7を設けてあるので、上段の自転車
Bを降ろす際に上段案内レール32の後端が床面Fに何
等かの事情で衝突した場合、自転車Bの後輪BWが保持
され、上段自転車保持レール31よりその衝撃で跳ね上
がってこの自転車Bが脱落するのを防ぐ作用を呈するも
のである。
加え、後輪保持装置7を設けてあるので、上段の自転車
Bを降ろす際に上段案内レール32の後端が床面Fに何
等かの事情で衝突した場合、自転車Bの後輪BWが保持
され、上段自転車保持レール31よりその衝撃で跳ね上
がってこの自転車Bが脱落するのを防ぐ作用を呈するも
のである。
【0025】また、「請求項7」の発明は、下段駐輪ス
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付
け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内され
てこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能と
なした移動台33と、該移動台33の上に位置して該移
動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途中
部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レー
ル32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31a
と自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能
となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる上
段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記移
動台33の前端側には移動台滑車33bを設け、また、
上記上段案内レール32の前端には案内レール滑車32
dと、該上段案内レール32を略水平となしてその前端
部を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レール
2の保持面21c,21cの下方に位置して該上段案内
レール32を略水平方向に保持する水平保持転車32e
とを設け、この上段案内レール32は固定レール2より
引き出したときに前端側を該移動台33の水平軸33a
によって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに
向けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等の固
定部位と移動台33との間には、該移動台33を固定レ
ール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、
上記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保持レ
ール31の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを
設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、ま
た上記移動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛
けて該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し、
上記固定レール2と移動台33との間には、該移動台3
3を固定レール2より引き出す方向に移動した際に所定
位置で両者を係止して、上段案内レール32が略水平と
なることでこの両者の係止が脱着される係止装置5を設
け、また、下段駐輪スペースSの上記固定レール2の下
方には、前輪保持レール61を固定し、この前輪保持レ
ール61の後端には垂直軸62で後輪保持レール63を
連結してなる下段自転車保持レール6を設け、この下段
自転車保持レール6の前輪保持レール61と後輪保持レ
ール63との間には、両者が一直線上に位置する方向に
付勢する付勢装置66を設け、さらに、上記後輪保持レ
ール63の前端側には回動用アーム64を延設し、この
回動用アーム64の前端側には前記上段自転車保持レー
ル31の引き出しに伴って該後輪保持レール63を付勢
装置66の付勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛け
るための後輪保持レール滑車65を設けてなる技術的手
段を講じたものである。
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付
け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内され
てこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能と
なした移動台33と、該移動台33の上に位置して該移
動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途中
部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レー
ル32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31a
と自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能
となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる上
段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結し、上記移
動台33の前端側には移動台滑車33bを設け、また、
上記上段案内レール32の前端には案内レール滑車32
dと、該上段案内レール32を略水平となしてその前端
部を上記固定レール2内に差し込んだとき該固定レール
2の保持面21c,21cの下方に位置して該上段案内
レール32を略水平方向に保持する水平保持転車32e
とを設け、この上段案内レール32は固定レール2より
引き出したときに前端側を該移動台33の水平軸33a
によって支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに
向けて傾斜できるようになし、上記固定レール2等の固
定部位と移動台33との間には、該移動台33を固定レ
ール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、
上記固定レール2等の固定部位には、上段自転車保持レ
ール31の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを
設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、ま
た上記移動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛
けて該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し、
上記固定レール2と移動台33との間には、該移動台3
3を固定レール2より引き出す方向に移動した際に所定
位置で両者を係止して、上段案内レール32が略水平と
なることでこの両者の係止が脱着される係止装置5を設
け、また、下段駐輪スペースSの上記固定レール2の下
方には、前輪保持レール61を固定し、この前輪保持レ
ール61の後端には垂直軸62で後輪保持レール63を
連結してなる下段自転車保持レール6を設け、この下段
自転車保持レール6の前輪保持レール61と後輪保持レ
ール63との間には、両者が一直線上に位置する方向に
付勢する付勢装置66を設け、さらに、上記後輪保持レ
ール63の前端側には回動用アーム64を延設し、この
回動用アーム64の前端側には前記上段自転車保持レー
ル31の引き出しに伴って該後輪保持レール63を付勢
装置66の付勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛け
るための後輪保持レール滑車65を設けてなる技術的手
段を講じたものである。
【0026】それ故本発明は、前記「請求項4」の作用
に加えて、「請求項5」の上段自転車保持レール31の
引き出しに伴って後輪保持レール63を付勢装置66の
付勢力に抗して折り曲げ、上段自転車保持レール31を
引き出す際にその下方にある自転車Bの後部を、上段自
転車保持レール31を下げる際の支障とならない位置に
移動する作用を呈するものである。
に加えて、「請求項5」の上段自転車保持レール31の
引き出しに伴って後輪保持レール63を付勢装置66の
付勢力に抗して折り曲げ、上段自転車保持レール31を
引き出す際にその下方にある自転車Bの後部を、上段自
転車保持レール31を下げる際の支障とならない位置に
移動する作用を呈するものである。
【0027】また、「請求項8」の発明は、下段駐輪ス
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付
け、上記固定レール2には、下面に車輪33c,33c
を有して該固定レール2に案内されてこの固定レール2
に対して抜き差し方向に移動可能となした移動台33
と、該移動台33の上に位置して該移動台33の後端に
水平軸33aによって前端近くの途中部位を枢着した上
段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭載
され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レー
ル後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の上
段自転車保持レール31とからなる上段自転車保持体3
の前端を引き出し式に連結し、上記上段自転車保持レー
ル31には、前後両端部に平面U字状に折り曲げた枠棒
34aからなり、その折り返し端部を上段自転車保持レ
ール31の端部上方に位置させ、平行棒部は該上段自転
車保持レール31の中央側に向かうにしたがって下降さ
せてその先端を該上段自転車保持レール31の両側に固
着した転倒防止枠34,34を取り付け、上記移動台3
3の前端側には移動台滑車33bを設け、また、上記上
段案内レール32の前端には案内レール滑車32dと、
該上段案内レール32を略水平となしてその前端部を上
記固定レール2内に差し込んだとき該固定レール2の保
持面21c,21cの下方に位置して該上段案内レール
32を略水平方向に保持する水平保持転車32eとを設
け、この上段案内レール32は固定レール2より引き出
したときに前端側を該移動台33の水平軸33aによっ
て支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向けて
傾斜できるようになし、上記固定レール2等の固定部位
と移動台33との間には、該移動台33を固定レール2
より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固
定レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール3
1の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを設け、
該牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、また上記
移動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該
上段自転車保持レール31の前端部位に連結し、上記固
定レール2には係止孔23又は係止凸部23aを設け、
移動台33には該係止孔23又は係止凸部23aに一端
を係止する係止アーム51の中間部を水平軸52で枢着
し、この係止アーム51は水平軸52より係止端側が自
重等で下方に下がるようになすと共に、係止反対端側を
移動台33の上方に突出させ、該移動台33を固定レー
ル2より引き出す方向に移動した際に所定位置で係止ア
ーム51が係止孔23又は係止凸部23aに係止して、
上段案内レール32が略水平となることで該係止アーム
51の係止反対端側をこの上段案内レール32で押し下
げて係止が脱着されるようになした係止装置5を設け、
また、下段駐輪スペースSの上記固定レール2の下方に
は、前輪保持レール61を固定し、この前輪保持レール
61の後端には垂直軸62で後輪保持レール63を連結
してなる下段自転車保持レール6を設け、この下段自転
車保持レール6前輪保持レール61と後輪保持レール6
3との間には、両者が一直線上に位置する方向に付勢す
る付勢装置66を設け、上記後輪保持レール63の前端
側には回動用アーム64を延設し、この回動用アーム6
4の前端側には前記上段自転車保持レール31の引き出
しに伴って該後輪保持レール63を付勢装置66の付勢
力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛けるための後輪保
持レール滑車65を設け、さらに、上記上段自転車保持
レール31の後端側には、一対の開閉アーム71,71
と、昇降によってこの開閉アーム71,71を開閉する
開閉昇降体72とからなり、常時またはこの上段自転車
保持レール31が上段案内レール32上にある際は該開
閉アーム71,71が閉じて後輪BWを保持し、上段自
転車保持レール31が下部駐輪スペースFの床面上に下
りて略水平となると該開閉昇降体72が床面によって見
かけ上押し上げられ該開閉アーム71,71が開いて後
輪BWの保持を脱着する後輪保持装置7を設けてなる技
術的手段を講じたものである。
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付
け、上記固定レール2には、下面に車輪33c,33c
を有して該固定レール2に案内されてこの固定レール2
に対して抜き差し方向に移動可能となした移動台33
と、該移動台33の上に位置して該移動台33の後端に
水平軸33aによって前端近くの途中部位を枢着した上
段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭載
され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レー
ル後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の上
段自転車保持レール31とからなる上段自転車保持体3
の前端を引き出し式に連結し、上記上段自転車保持レー
ル31には、前後両端部に平面U字状に折り曲げた枠棒
34aからなり、その折り返し端部を上段自転車保持レ
ール31の端部上方に位置させ、平行棒部は該上段自転
車保持レール31の中央側に向かうにしたがって下降さ
せてその先端を該上段自転車保持レール31の両側に固
着した転倒防止枠34,34を取り付け、上記移動台3
3の前端側には移動台滑車33bを設け、また、上記上
段案内レール32の前端には案内レール滑車32dと、
該上段案内レール32を略水平となしてその前端部を上
記固定レール2内に差し込んだとき該固定レール2の保
持面21c,21cの下方に位置して該上段案内レール
32を略水平方向に保持する水平保持転車32eとを設
け、この上段案内レール32は固定レール2より引き出
したときに前端側を該移動台33の水平軸33aによっ
て支承し後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向けて
傾斜できるようになし、上記固定レール2等の固定部位
と移動台33との間には、該移動台33を固定レール2
より引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固
定レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール3
1の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを設け、
該牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、また上記
移動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該
上段自転車保持レール31の前端部位に連結し、上記固
定レール2には係止孔23又は係止凸部23aを設け、
移動台33には該係止孔23又は係止凸部23aに一端
を係止する係止アーム51の中間部を水平軸52で枢着
し、この係止アーム51は水平軸52より係止端側が自
重等で下方に下がるようになすと共に、係止反対端側を
移動台33の上方に突出させ、該移動台33を固定レー
ル2より引き出す方向に移動した際に所定位置で係止ア
ーム51が係止孔23又は係止凸部23aに係止して、
上段案内レール32が略水平となることで該係止アーム
51の係止反対端側をこの上段案内レール32で押し下
げて係止が脱着されるようになした係止装置5を設け、
また、下段駐輪スペースSの上記固定レール2の下方に
は、前輪保持レール61を固定し、この前輪保持レール
61の後端には垂直軸62で後輪保持レール63を連結
してなる下段自転車保持レール6を設け、この下段自転
車保持レール6前輪保持レール61と後輪保持レール6
3との間には、両者が一直線上に位置する方向に付勢す
る付勢装置66を設け、上記後輪保持レール63の前端
側には回動用アーム64を延設し、この回動用アーム6
4の前端側には前記上段自転車保持レール31の引き出
しに伴って該後輪保持レール63を付勢装置66の付勢
力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛けるための後輪保
持レール滑車65を設け、さらに、上記上段自転車保持
レール31の後端側には、一対の開閉アーム71,71
と、昇降によってこの開閉アーム71,71を開閉する
開閉昇降体72とからなり、常時またはこの上段自転車
保持レール31が上段案内レール32上にある際は該開
閉アーム71,71が閉じて後輪BWを保持し、上段自
転車保持レール31が下部駐輪スペースFの床面上に下
りて略水平となると該開閉昇降体72が床面によって見
かけ上押し上げられ該開閉アーム71,71が開いて後
輪BWの保持を脱着する後輪保持装置7を設けてなる技
術的手段を講じたものである。
【0028】それ故本発明は、上記「請求項7」の作用
に加え、「請求項6」の後輪保持作用を呈するものであ
る。
に加え、「請求項6」の後輪保持作用を呈するものであ
る。
【0029】
【発明の実施の態様】次ぎに、本発明の実施の態様を添
付図面を参照して詳細に説明する。図中、Sが下段駐輪
スペース、Fが該下段駐輪スペースSの床面である。こ
の下段駐輪スペースSは自転車Bを容易に乗り入れられ
る場所であれば、屋外・屋内(階上を含む)のいずれで
もよいのは無論である。
付図面を参照して詳細に説明する。図中、Sが下段駐輪
スペース、Fが該下段駐輪スペースSの床面である。こ
の下段駐輪スペースSは自転車Bを容易に乗り入れられ
る場所であれば、屋外・屋内(階上を含む)のいずれで
もよいのは無論である。
【0030】なお、本願では、特に説明する場合を除い
ては、前端とは各図の左端を、後端とは各図の右端を意
味するものとする。但し、「図19」では同図をその他
の図面に対して左右逆方向に示してあるので、前端とは
同図の右端を、後端とは同図の左端を意味するものとす
る。
ては、前端とは各図の左端を、後端とは各図の右端を意
味するものとする。但し、「図19」では同図をその他
の図面に対して左右逆方向に示してあるので、前端とは
同図の右端を、後端とは同図の左端を意味するものとす
る。
【0031】そして、上記下段駐輪スペースSに支柱1
を立設し、この支柱1には固定レール2を略水平方向に
取り付けてある。この支柱1と固定レール2とは型鋼材
で構成される。そして、該支柱1は通常鉛直に立設し、
その上に固定レール2を略水平方向に取り付ける。図示
例では、一本の支柱1に一本の固定レール2を取り付け
てなるものを複数組並置するようになしてあるが、支柱
1の上に図示しない横桟を固定(通常、複数本の支柱
1,1,1・・・に渡して該横桟を固定する。)し、こ
の横桟上に所定間隔で複数本の固定レール2,2,2・
・・を並置して取り付けるようになしてもよいのは無論
である。
を立設し、この支柱1には固定レール2を略水平方向に
取り付けてある。この支柱1と固定レール2とは型鋼材
で構成される。そして、該支柱1は通常鉛直に立設し、
その上に固定レール2を略水平方向に取り付ける。図示
例では、一本の支柱1に一本の固定レール2を取り付け
てなるものを複数組並置するようになしてあるが、支柱
1の上に図示しない横桟を固定(通常、複数本の支柱
1,1,1・・・に渡して該横桟を固定する。)し、こ
の横桟上に所定間隔で複数本の固定レール2,2,2・
・・を並置して取り付けるようになしてもよいのは無論
である。
【0032】上記の並置された複数の固定レール2,
2,2・・・は、一本おきに高さを交互に変更してもよ
く、そのためには支柱1,1,1・・・は一本おきにそ
の高さに高低差を設ければよく、または、上記横桟を使
用する実施態様では一本おきに上記横桟上に同じく図示
はしていないが、所定長さの第二の支柱を取り付けても
よい。また、上記固定レール2,2,2・・・の取り付
け位置に高低差を設けるのに対して、該固定レール2,
2,2・・・を前後方向(図左右方向)に交互にずらし
てもよいものである。
2,2・・・は、一本おきに高さを交互に変更してもよ
く、そのためには支柱1,1,1・・・は一本おきにそ
の高さに高低差を設ければよく、または、上記横桟を使
用する実施態様では一本おきに上記横桟上に同じく図示
はしていないが、所定長さの第二の支柱を取り付けても
よい。また、上記固定レール2,2,2・・・の取り付
け位置に高低差を設けるのに対して、該固定レール2,
2,2・・・を前後方向(図左右方向)に交互にずらし
てもよいものである。
【0033】上記のように固定レール2,2,2・・・
の取り付け位置を一本おきに交互にずらす技術は従来公
知なもので、自転車BはハンドルH部位が最も幅が広い
ので、このハンドルH部位の位置を上下や前後にその位
置を交互にずらすことで、駐輪間隔を狭くし、同じ広さ
の駐車スペースSにより多数の自転車B,B,B・・・
を駐輪することができるようになすためである。
の取り付け位置を一本おきに交互にずらす技術は従来公
知なもので、自転車BはハンドルH部位が最も幅が広い
ので、このハンドルH部位の位置を上下や前後にその位
置を交互にずらすことで、駐輪間隔を狭くし、同じ広さ
の駐車スペースSにより多数の自転車B,B,B・・・
を駐輪することができるようになすためである。
【0034】そして、本願において、「(固定レール2
を)略水平方向に取り付ける」とあるのは、上記固定レ
ール2,2,2・・・を一本おきに高さを交互に変更し
た際に、高段のものは水平に、低段のものは後端側を上
昇させて、後記する各上段自転車保持体3,3,3・・
・の後端の高さを合わせる(この上段自転車保持体3,
3,3・・・の夫々の前端を各固定レール2に差し込ん
だ状態)ことで、多くの部品の共通化をはかるようにな
すものを含むもので、ここでの「略水平」とは相当に傾
斜したものをも含むものである。また、上記上段自転車
保持体3は保持した自転車Bの荷重で、固定レール2よ
り自然と抜け出ないようになすため、固定レール2の後
端側を多少高くなるように設定することもあり得るが、
本願での略水平とはこのようなものをも含むものであ
る。さらには、本発明では、上段自転車保持体3は牽引
条R1で保持されるので、前記とは逆にその後端側が多
少下方に向かって傾斜してもずれ落ちることがないの
で、「略水平」にはこのようなものをも含むものとす
る。
を)略水平方向に取り付ける」とあるのは、上記固定レ
ール2,2,2・・・を一本おきに高さを交互に変更し
た際に、高段のものは水平に、低段のものは後端側を上
昇させて、後記する各上段自転車保持体3,3,3・・
・の後端の高さを合わせる(この上段自転車保持体3,
3,3・・・の夫々の前端を各固定レール2に差し込ん
だ状態)ことで、多くの部品の共通化をはかるようにな
すものを含むもので、ここでの「略水平」とは相当に傾
斜したものをも含むものである。また、上記上段自転車
保持体3は保持した自転車Bの荷重で、固定レール2よ
り自然と抜け出ないようになすため、固定レール2の後
端側を多少高くなるように設定することもあり得るが、
本願での略水平とはこのようなものをも含むものであ
る。さらには、本発明では、上段自転車保持体3は牽引
条R1で保持されるので、前記とは逆にその後端側が多
少下方に向かって傾斜してもずれ落ちることがないの
で、「略水平」にはこのようなものをも含むものとす
る。
【0035】上記固定レール2は、後記する上段自転車
保持レール31を抜き差し可能に収納できるものであれ
ば断面方形等の適宜断面形状のものを使用してよいが、
本実施態様では、「図13」に最も明らかに示すよう
に、底面21aと、立ち上がり両側面21b,21b
と、該両側面21b,21bの上端より内側に折り曲げ
た保持面21c,21cとを有し、この保持面21c,
21cの間には適宜な間隙を有した断面形状となしてあ
る。
保持レール31を抜き差し可能に収納できるものであれ
ば断面方形等の適宜断面形状のものを使用してよいが、
本実施態様では、「図13」に最も明らかに示すよう
に、底面21aと、立ち上がり両側面21b,21b
と、該両側面21b,21bの上端より内側に折り曲げ
た保持面21c,21cとを有し、この保持面21c,
21cの間には適宜な間隙を有した断面形状となしてあ
る。
【0036】そして、上記固定レール2には、樋状の上
段自転車保持レール31よりなる上段自転車保持体3の
前端を引き出し式に連結してある。この上段自転車保持
レール31は、樋状部内に自転車Bの車輪FWと後輪B
Wとを入れて(乗せて)保持するもので、支柱1や固定
レール2と同様に型鋼で構成される。そして、樋状とし
ては通常の断面半円形を始め、断面U字状、断面V字状
のもの等は使用できる。なお、図示実施態様では、「図
11」乃至「図13」に示すように、平らな底面31c
と、この底面31cより上方の間隔が広がる傾斜立ち上
がる両側面31d,31dと、該両側面31d,31d
の上端より外方に水平に延設した水平面31e,31e
とで構成しされた断面略V字状の断面形状で、所定の長
さのものを使用している。
段自転車保持レール31よりなる上段自転車保持体3の
前端を引き出し式に連結してある。この上段自転車保持
レール31は、樋状部内に自転車Bの車輪FWと後輪B
Wとを入れて(乗せて)保持するもので、支柱1や固定
レール2と同様に型鋼で構成される。そして、樋状とし
ては通常の断面半円形を始め、断面U字状、断面V字状
のもの等は使用できる。なお、図示実施態様では、「図
11」乃至「図13」に示すように、平らな底面31c
と、この底面31cより上方の間隔が広がる傾斜立ち上
がる両側面31d,31dと、該両側面31d,31d
の上端より外方に水平に延設した水平面31e,31e
とで構成しされた断面略V字状の断面形状で、所定の長
さのものを使用している。
【0037】なお、上記上段自転車保持レール31は、
該上段自転車保持レール31をその長手方向の一端側を
下方に下げるように傾斜しても自転車Bがずれ落ちない
ようになしておくのは無論で、「図1」では省略してあ
るが、「図2」に示す従来公知な転倒防止枠34,34
で、自転車Bの転倒と上段自転車保持レール31上より
のずれ落ち(上段自転車保持レール31の長手方向への
ずれ落ち)とを防ぐようになしてある。
該上段自転車保持レール31をその長手方向の一端側を
下方に下げるように傾斜しても自転車Bがずれ落ちない
ようになしておくのは無論で、「図1」では省略してあ
るが、「図2」に示す従来公知な転倒防止枠34,34
で、自転車Bの転倒と上段自転車保持レール31上より
のずれ落ち(上段自転車保持レール31の長手方向への
ずれ落ち)とを防ぐようになしてある。
【0038】上記転倒防止枠34,34は、平面U字状
に折り曲げた枠棒34aからなり、その折り返し端部を
上段自転車保持レール31の前端または後端の上方部位
に位置させ、その平行棒部は上段自転車保持レール31
の中央側に向かって順次下降するようになして、その先
端を該上段自転車保持レール31の両側に、図示では両
水平面31e,31e上に夫々溶接等の適宜手段で固定
してある。また、上記枠棒34aの平行棒部の適所と上
段自転車保持レール31(水平面31e,31e)とは
縦棒34b,34b,34b・・・で連結して、固定を
確実にするように補強してある。
に折り曲げた枠棒34aからなり、その折り返し端部を
上段自転車保持レール31の前端または後端の上方部位
に位置させ、その平行棒部は上段自転車保持レール31
の中央側に向かって順次下降するようになして、その先
端を該上段自転車保持レール31の両側に、図示では両
水平面31e,31e上に夫々溶接等の適宜手段で固定
してある。また、上記枠棒34aの平行棒部の適所と上
段自転車保持レール31(水平面31e,31e)とは
縦棒34b,34b,34b・・・で連結して、固定を
確実にするように補強してある。
【0039】そして、上記固定レール2の前端部には上
記上段自転車保持体3を差し込んだとき該上段自転車保
持体3を略水平方向に保持する保持面21cを、後端部
には上記上段自転車保持体3を引き出したときにその前
端近くの途中部位を支点状に支承して、その後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
した支承部22を設けてある。
記上段自転車保持体3を差し込んだとき該上段自転車保
持体3を略水平方向に保持する保持面21cを、後端部
には上記上段自転車保持体3を引き出したときにその前
端近くの途中部位を支点状に支承して、その後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
した支承部22を設けてある。
【0040】上記保持面21cは固定レール2の全幅に
渡って設けてもよいが、図示実施態様では、該保持面2
1c,21cは固定レール2の幅方向中央部では前記も
したように所定の間隙を有するようになして設けてあ
る。また、この保持面21c,21cは固定レール2の
全長に渡って設けられるものでは無く、該固定レール2
の前端側にのみ設け(但し、「図5」に最も明らかに示
すように所定の長さで保持面21c,21cを省略して
その後方には所定の間隔、すなわち、後記する一対の転
車31f,31f(別の実施態様では水平保持転車32
e)が出入できる間隔を設けた後、その後方に保持面2
1c,21cの延長部を設けてもよい。)ている。
渡って設けてもよいが、図示実施態様では、該保持面2
1c,21cは固定レール2の幅方向中央部では前記も
したように所定の間隙を有するようになして設けてあ
る。また、この保持面21c,21cは固定レール2の
全長に渡って設けられるものでは無く、該固定レール2
の前端側にのみ設け(但し、「図5」に最も明らかに示
すように所定の長さで保持面21c,21cを省略して
その後方には所定の間隔、すなわち、後記する一対の転
車31f,31f(別の実施態様では水平保持転車32
e)が出入できる間隔を設けた後、その後方に保持面2
1c,21cの延長部を設けてもよい。)ている。
【0041】そして、上段自転車保持体3、すなわち上
段自転車保持レール31はその最大幅が両保持面21
c,21cの間隔より小さく設定して、該上段自転車保
持レール31の前端が固定レール2の前端近くまで進入
できるようになしてある。すなわち、上段自転車保持レ
ール31自体は両保持面21c,21cが間隙を有して
いなくても固定レール2内に差し込める。しかし、その
上に自転車Bが乗っていると、この自転車Bは該上段自
転車保持レール31の上に立ち上がっている。また、
「図2」例では該上段自転車保持レール31の前端には
縦棒34b,34bが立設されている。
段自転車保持レール31はその最大幅が両保持面21
c,21cの間隔より小さく設定して、該上段自転車保
持レール31の前端が固定レール2の前端近くまで進入
できるようになしてある。すなわち、上段自転車保持レ
ール31自体は両保持面21c,21cが間隙を有して
いなくても固定レール2内に差し込める。しかし、その
上に自転車Bが乗っていると、この自転車Bは該上段自
転車保持レール31の上に立ち上がっている。また、
「図2」例では該上段自転車保持レール31の前端には
縦棒34b,34bが立設されている。
【0042】したがって、該上段自転車保持レール31
より立ち上がる上記縦棒34b,34b等は、上段自転
車保持レール31を固定レール2に差し込む際、両保持
面21c,21cの幅方向中央に間隔がないと引っ掛か
ってしまうので、該上段自転車保持レール31を固定レ
ール2に差し込んだ時に、この固定レール2の上面の下
に隠れる部分には、これら支障物となる立ち上がる物
を、載せたり立設したりすることができないことにな
る。そして、その結果、該固定レール2の全長を有効に
利用できなくなるため、両保持面21c,21cの幅方
向中央には間隙を設けて、上段自転車保持レール31よ
り立ち上がる部位がこの間隙内に差し込むことができる
ようになして、短い固定レール2の全長を有効に利用で
きるようになしてある。
より立ち上がる上記縦棒34b,34b等は、上段自転
車保持レール31を固定レール2に差し込む際、両保持
面21c,21cの幅方向中央に間隔がないと引っ掛か
ってしまうので、該上段自転車保持レール31を固定レ
ール2に差し込んだ時に、この固定レール2の上面の下
に隠れる部分には、これら支障物となる立ち上がる物
を、載せたり立設したりすることができないことにな
る。そして、その結果、該固定レール2の全長を有効に
利用できなくなるため、両保持面21c,21cの幅方
向中央には間隙を設けて、上段自転車保持レール31よ
り立ち上がる部位がこの間隙内に差し込むことができる
ようになして、短い固定レール2の全長を有効に利用で
きるようになしてある。
【0043】また、この上段自転車保持レール31の前
端には一対の転車31f,31fが「図1」奥手前方向
に取り付け(したがって、一方の転車31fは見えな
い。)てあり、この両転車31f,31fは上段自転車
保持体3の両側方に突出して、保持面21c,21cの
下面と固定レール2の底面21aに上のいずれか一方に
接して転動できるようになしてある。
端には一対の転車31f,31fが「図1」奥手前方向
に取り付け(したがって、一方の転車31fは見えな
い。)てあり、この両転車31f,31fは上段自転車
保持体3の両側方に突出して、保持面21c,21cの
下面と固定レール2の底面21aに上のいずれか一方に
接して転動できるようになしてある。
【0044】したがって、両転車31f,31fが「図
1」に二点鎖線で示すように、保持面21c,21cの
下方に位置する場合は、該上段自転車保持体3の後端側
に荷重が加わっても、この上段自転車保持体3を支承部
22を支点として回動することはなく、略水平状態を保
つようになっている。そして、この上段自転車保持体3
を固定レール2より引き出す方向に移動し、両転車31
f,31fの上方に保持面21c,21cが無くなる
と、該上段自転車保持体3はその後端側に自重または自
転車Bの荷重が加わっているので、支承部22を支点と
して、この上段自転車保持体3の後端側が下方に下がる
ようになっている。
1」に二点鎖線で示すように、保持面21c,21cの
下方に位置する場合は、該上段自転車保持体3の後端側
に荷重が加わっても、この上段自転車保持体3を支承部
22を支点として回動することはなく、略水平状態を保
つようになっている。そして、この上段自転車保持体3
を固定レール2より引き出す方向に移動し、両転車31
f,31fの上方に保持面21c,21cが無くなる
と、該上段自転車保持体3はその後端側に自重または自
転車Bの荷重が加わっているので、支承部22を支点と
して、この上段自転車保持体3の後端側が下方に下がる
ようになっている。
【0045】なお、上記転車31f,31fは、上段自
転車保持体3を移動しやすくする車輪の目的にも使用さ
れるもので、後記する回転自在な支承部22と共に、上
段自転車保持体3の水平方向(固定レール2への抜き差
し方向)の移動に際して、固定レール2との摩擦抵抗が
なく移動しやすいようにしている。
転車保持体3を移動しやすくする車輪の目的にも使用さ
れるもので、後記する回転自在な支承部22と共に、上
段自転車保持体3の水平方向(固定レール2への抜き差
し方向)の移動に際して、固定レール2との摩擦抵抗が
なく移動しやすいようにしている。
【0046】また、上記支承部22は、上段自転車保持
体3、すなわち上段自転車保持レール31の前端近くの
途中部位を支点状に支承するためのもので、図では明示
していないが、両端を固定レール2の両側面21b,2
1bに回転自在に挿通して構成され、この支承部22の
上に上記上段自転車保持体3、すなわち上段自転車保持
レール31が移動可能(該上段自転車保持レール31の
移動案内ローラを兼ねる。)に乗るようになしてある。
体3、すなわち上段自転車保持レール31の前端近くの
途中部位を支点状に支承するためのもので、図では明示
していないが、両端を固定レール2の両側面21b,2
1bに回転自在に挿通して構成され、この支承部22の
上に上記上段自転車保持体3、すなわち上段自転車保持
レール31が移動可能(該上段自転車保持レール31の
移動案内ローラを兼ねる。)に乗るようになしてある。
【0047】そして、この支承部22は上記保持面21
c,21cの後端よりさらに後方に位置することで、上
段自転車保持体3を固定レール2より引き出す方向に移
動し、両転車31f,31f上方に保持面21c,21
cが無くなると、該上段自転車保持体3は該支承部22
を支点として回動し「図1」に実線で示す図示状態に傾
斜するようになしてある。
c,21cの後端よりさらに後方に位置することで、上
段自転車保持体3を固定レール2より引き出す方向に移
動し、両転車31f,31f上方に保持面21c,21
cが無くなると、該上段自転車保持体3は該支承部22
を支点として回動し「図1」に実線で示す図示状態に傾
斜するようになしてある。
【0048】なお、上記支承部22は、図示例では前記
したような水平で回転自在な軸で構成しているが、従
来、固定レール2の両側面21b,21bの内面に水平
車軸で保持した、図示しない一対の転車を設け、上段自
転車保持体3(上段自転車保持レール31)の両側面に
はこの転車が入る断面コの字状または逆L字状のレール
を夫々取り付けたものが使用されており、無論、本発明
もこのような他の従来法を使用してもよいものである。
したような水平で回転自在な軸で構成しているが、従
来、固定レール2の両側面21b,21bの内面に水平
車軸で保持した、図示しない一対の転車を設け、上段自
転車保持体3(上段自転車保持レール31)の両側面に
はこの転車が入る断面コの字状または逆L字状のレール
を夫々取り付けたものが使用されており、無論、本発明
もこのような他の従来法を使用してもよいものである。
【0049】したがって、上記上段自転車保持レール3
1を「図1」に実線で示すように傾斜させた状態で自転
車を上げ降ろしして、常時は該上段自転車保持レール3
1を「図1」図示実線状態より後端側を上昇させて水平
となし、その先端を固定レール2に差し込み同図に二点
鎖線で示す状態とすることで、下段駐車スペースSの上
方に、もう一段の駐輪スペースを得ることができるもの
である。
1を「図1」に実線で示すように傾斜させた状態で自転
車を上げ降ろしして、常時は該上段自転車保持レール3
1を「図1」図示実線状態より後端側を上昇させて水平
となし、その先端を固定レール2に差し込み同図に二点
鎖線で示す状態とすることで、下段駐車スペースSの上
方に、もう一段の駐輪スペースを得ることができるもの
である。
【0050】そして、上記固定レール2等の固定部位と
上段自転車保持体3との間には、該上段自転車保持体3
を固定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4
を設けてある。この付勢装置4は、所定の引っ張り力を
所定距離に渡って有するものが使用でき、通常のコイル
バネ等を使用してもよいが、図示実施態様では、図では
明示していないが、所定の巻き戻し力を付与したドラム
を固定部位に設置し、このドラムに薄板(可曲性の薄板
鋼板)等を巻き、該薄板を引き出してその先端を上段自
転車保持体3の適所に固定したものを使用している。な
お、該付勢装置4は、上段自転車保持体3及びその上に
乗る自転車Bを共に引き戻すに充分な力を有するものが
使用されるのは無論である。
上段自転車保持体3との間には、該上段自転車保持体3
を固定レール2より引き出す方向に付勢する付勢装置4
を設けてある。この付勢装置4は、所定の引っ張り力を
所定距離に渡って有するものが使用でき、通常のコイル
バネ等を使用してもよいが、図示実施態様では、図では
明示していないが、所定の巻き戻し力を付与したドラム
を固定部位に設置し、このドラムに薄板(可曲性の薄板
鋼板)等を巻き、該薄板を引き出してその先端を上段自
転車保持体3の適所に固定したものを使用している。な
お、該付勢装置4は、上段自転車保持体3及びその上に
乗る自転車Bを共に引き戻すに充分な力を有するものが
使用されるのは無論である。
【0051】なお、この付勢装置4の主たる目的は、後
記するウインチRを巻き戻した際に、上段自転車保持体
3(上段自転車保持レール31)を固定レール2より引
き出す方向に移動させるためであるが、上記薄板の先端
を連結する上段自転車保持レール31の位置によって
は、上段自転車保持体3を固定レール2より所定距離引
き出した後、この上段自転車保持体3が「図1」に実線
で示すように後端側を下方に向けて傾斜すると、引き出
し中は一度ドラムに巻き込んだ薄板を、この後端下降傾
斜時に再び巻き戻すようになることがある。そしてこの
際の薄板の巻き戻しは、上段自転車保持体3の後端が下
降する荷重に対して抵抗となるが、この抵抗力は一種の
緩衝機構として作用するので、積極的にこの緩衝機構を
利用してもよいものである。
記するウインチRを巻き戻した際に、上段自転車保持体
3(上段自転車保持レール31)を固定レール2より引
き出す方向に移動させるためであるが、上記薄板の先端
を連結する上段自転車保持レール31の位置によって
は、上段自転車保持体3を固定レール2より所定距離引
き出した後、この上段自転車保持体3が「図1」に実線
で示すように後端側を下方に向けて傾斜すると、引き出
し中は一度ドラムに巻き込んだ薄板を、この後端下降傾
斜時に再び巻き戻すようになることがある。そしてこの
際の薄板の巻き戻しは、上段自転車保持体3の後端が下
降する荷重に対して抵抗となるが、この抵抗力は一種の
緩衝機構として作用するので、積極的にこの緩衝機構を
利用してもよいものである。
【0052】さらに、上記固定レール2等の適宜固定部
位には、上段自転車保持レール31の抜き差しを行う牽
引条R1を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先
端を該固定レール2内を通して該上段自転車保持体3の
前端部位に連結してなる。
位には、上段自転車保持レール31の抜き差しを行う牽
引条R1を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先
端を該固定レール2内を通して該上段自転車保持体3の
前端部位に連結してなる。
【0053】上記ウインチRは、図示例では、「図2
3」に最も明らかに示すように、ハンドルR3を手動で
回すことで、ドラムR4に巻いたワイヤー等の牽引条R
1(「図23」では省略)を巻き取り・巻き戻すもの
(図示はしていないが、ギアー群を介して小さい力で該
ドラムR4を回せるようになすのは無論である。)を使
用しているが、無論電動式のものを使用してもよい。
3」に最も明らかに示すように、ハンドルR3を手動で
回すことで、ドラムR4に巻いたワイヤー等の牽引条R
1(「図23」では省略)を巻き取り・巻き戻すもの
(図示はしていないが、ギアー群を介して小さい力で該
ドラムR4を回せるようになすのは無論である。)を使
用しているが、無論電動式のものを使用してもよい。
【0054】なお、上記ウインチRの操作中に、ハンド
ルR3より手を離す等して、意に反して牽引条R1の無
制御な巻き戻しが生じないものを使用するとよい。すな
わち、意に反する巻き戻しが防止されるウインチRを使
用するのが望ましいもので、例えば、巻き取り時は巻き
取りのみ可能で、逆転はラチェットで不能とする。ま
た、巻き戻し時は所定のブレーキ等が作動して所定速度
以上では巻き戻されないようになすとか、ハンドルR3
を逆転すると巻き戻しはできるがハンドルR3を操作せ
ず牽引条R1を引いても巻き戻しができないようなすと
か、ハンドルR3を巻き戻すとその力でラチェット爪等
の係止爪が外れハンドルR3より手を離すとラチェット
爪がの係止爪が係合して巻き戻しを停止するもの等が使
用できる。
ルR3より手を離す等して、意に反して牽引条R1の無
制御な巻き戻しが生じないものを使用するとよい。すな
わち、意に反する巻き戻しが防止されるウインチRを使
用するのが望ましいもので、例えば、巻き取り時は巻き
取りのみ可能で、逆転はラチェットで不能とする。ま
た、巻き戻し時は所定のブレーキ等が作動して所定速度
以上では巻き戻されないようになすとか、ハンドルR3
を逆転すると巻き戻しはできるがハンドルR3を操作せ
ず牽引条R1を引いても巻き戻しができないようなすと
か、ハンドルR3を巻き戻すとその力でラチェット爪等
の係止爪が外れハンドルR3より手を離すとラチェット
爪がの係止爪が係合して巻き戻しを停止するもの等が使
用できる。
【0055】なお、上記ウインチRの図示実施態様は、
図には必ずしも明示していないが、「図23」に示す切
換レバーR9を操作することで、巻き取りの際は通常の
ラチェット機構、巻き戻しの際はハンドルR3を回わす
力でラチェット爪等の係止爪がが外れる機構が選択され
るものを使用しているが、最近はこの切換レバーR9が
なくても自動的に上記ラチェット機構が選択機能するも
のが市販されているのでこのようなものを使用すればよ
い。
図には必ずしも明示していないが、「図23」に示す切
換レバーR9を操作することで、巻き取りの際は通常の
ラチェット機構、巻き戻しの際はハンドルR3を回わす
力でラチェット爪等の係止爪がが外れる機構が選択され
るものを使用しているが、最近はこの切換レバーR9が
なくても自動的に上記ラチェット機構が選択機能するも
のが市販されているのでこのようなものを使用すればよ
い。
【0056】また、上記ウインチRに電動式のものを使
用する場合は、駆動源に正逆転電動機を使用することが
望ましく、また、リミットスイッチ等の位置検出センサ
ーで上段自転車保持レール31の移動位及び回動位置を
検出して、その検出信号を制御盤で組み合わせ整理して
該電動機への通電を制御し、また、停電時等の非通電時
には常にブレーキが作用する自動ブレーキ付き電動機を
使用することが望ましい。
用する場合は、駆動源に正逆転電動機を使用することが
望ましく、また、リミットスイッチ等の位置検出センサ
ーで上段自転車保持レール31の移動位及び回動位置を
検出して、その検出信号を制御盤で組み合わせ整理して
該電動機への通電を制御し、また、停電時等の非通電時
には常にブレーキが作用する自動ブレーキ付き電動機を
使用することが望ましい。
【0057】なお、「図23」実施態様のウインチR
は、ハンドルR3によって回転するドラムR4の回転中
心軸R4をリール本体R10の外方に延設・突出させ、
この回転中心軸R4の突出部外周に螺条R4aを設けて
ナットR5を螺合してある。そして、このナットR5は
ウインチ本体R10に固定した回転防止案内体R6で回
転を阻止し、回転中心軸R4の回転で螺進退のみするよ
うになしてある。また、回転中心軸R4の先方にはナッ
トストッパーR7を設け、上記ナットR5の螺進退距離
を規制して、結果として牽引条R1の巻き取り巻き戻し
量を所定に設定できるようになしてある。
は、ハンドルR3によって回転するドラムR4の回転中
心軸R4をリール本体R10の外方に延設・突出させ、
この回転中心軸R4の突出部外周に螺条R4aを設けて
ナットR5を螺合してある。そして、このナットR5は
ウインチ本体R10に固定した回転防止案内体R6で回
転を阻止し、回転中心軸R4の回転で螺進退のみするよ
うになしてある。また、回転中心軸R4の先方にはナッ
トストッパーR7を設け、上記ナットR5の螺進退距離
を規制して、結果として牽引条R1の巻き取り巻き戻し
量を所定に設定できるようになしてある。
【0058】すなわち、ウインチRが無制限に巻き戻し
可能であると、上段自転車保持レール31が所定位置ま
で降ろされた後にさらにウインチRが巻き戻され、その
結果牽引条R1がたるみ、該牽引条R1が絡んだりして
故障の原因となるので、巻き戻しが所定量以上は行われ
ないようになしてあるものである。
可能であると、上段自転車保持レール31が所定位置ま
で降ろされた後にさらにウインチRが巻き戻され、その
結果牽引条R1がたるみ、該牽引条R1が絡んだりして
故障の原因となるので、巻き戻しが所定量以上は行われ
ないようになしてあるものである。
【0059】また、上記ナットストッパーR7は回転防
止案内体R6に螺合して固定する等、固定位置変更可能
となしてその固定位置を変更することで、牽引条R1の
巻き取り巻き戻し量の設定を変更できるようになしてお
くことが望ましい。
止案内体R6に螺合して固定する等、固定位置変更可能
となしてその固定位置を変更することで、牽引条R1の
巻き取り巻き戻し量の設定を変更できるようになしてお
くことが望ましい。
【0060】なお、「図23」の符号R8は、ラチェッ
ト機構収納部でこのラチェット機構収納部R8内には上
記のようなラチェット機構が収納され、このラチェット
機構は切換レバーR9で選択採用されるようになしてあ
る。また、このラチェット機構収納部R8内には前記ギ
アー群も収納されているものである。
ト機構収納部でこのラチェット機構収納部R8内には上
記のようなラチェット機構が収納され、このラチェット
機構は切換レバーR9で選択採用されるようになしてあ
る。また、このラチェット機構収納部R8内には前記ギ
アー群も収納されているものである。
【0061】なお、「図1」例では、上記ウインチRを
固定レール2の後端側の側面に固定し、その牽引条R1
を固定レール2の前端に設けた滑車21eに掛けて、該
固定レール2内に通して、上段自転車保持体3(上段自
転車保持レール31)の前端部位に連結してある。した
がって、「図1」の状態より牽引条R1をウインチRで
巻き取ると、巻き取り当初は、該上段自転車保持体3の
前端を引っ張って下方に向けて回動(伏動)し、該上段
自転車保持体3が水平となると固定レール2内に引き込
むようになるので、該上段自転車保持体3の前端部位は
自動的に該固定レール2内に入り込まれることになる。
固定レール2の後端側の側面に固定し、その牽引条R1
を固定レール2の前端に設けた滑車21eに掛けて、該
固定レール2内に通して、上段自転車保持体3(上段自
転車保持レール31)の前端部位に連結してある。した
がって、「図1」の状態より牽引条R1をウインチRで
巻き取ると、巻き取り当初は、該上段自転車保持体3の
前端を引っ張って下方に向けて回動(伏動)し、該上段
自転車保持体3が水平となると固定レール2内に引き込
むようになるので、該上段自転車保持体3の前端部位は
自動的に該固定レール2内に入り込まれることになる。
【0062】「図1」(「図2」)中、符号21dは牽
引条R1の案内と上段自転車保持体3の前端部位が固定
レール2内に入り込むための案内とを兼ねる回転自在な
ローラ軸を示すものである。また、図示していないが、
固定レール2に適宜ガイド体を設け、上記上段自転車保
持体3(上段自転車保持レール31)の前端部位は移動
する際に、このガイド体によって強制的に所定の軌跡を
描くようになしても無論差し支えないものである。
引条R1の案内と上段自転車保持体3の前端部位が固定
レール2内に入り込むための案内とを兼ねる回転自在な
ローラ軸を示すものである。また、図示していないが、
固定レール2に適宜ガイド体を設け、上記上段自転車保
持体3(上段自転車保持レール31)の前端部位は移動
する際に、このガイド体によって強制的に所定の軌跡を
描くようになしても無論差し支えないものである。
【0063】なお、このウインチRの牽引条R1は直接
上段自転車保持体3の前端部に連結してもよいが、「図
18」に示すようなマルチプル滑車100を介して連結
してもよい。このマルチプル滑車100は移動側滑車組
101を牽引条R1で移動可能となし、一端を固定した
第二牽引条R1aをこの移動側滑車組101と固定側滑
車組102とに交互に掛け、その他端を上段自転車保持
体3の前端部に連結してなるもので、ウインチRの操作
は小さな力で大きな荷重を巻き上げることができるよう
になしてある。なお、このマルチプル滑車100の使用
は後記する各請求項においても使用できるものである。
上段自転車保持体3の前端部に連結してもよいが、「図
18」に示すようなマルチプル滑車100を介して連結
してもよい。このマルチプル滑車100は移動側滑車組
101を牽引条R1で移動可能となし、一端を固定した
第二牽引条R1aをこの移動側滑車組101と固定側滑
車組102とに交互に掛け、その他端を上段自転車保持
体3の前端部に連結してなるもので、ウインチRの操作
は小さな力で大きな荷重を巻き上げることができるよう
になしてある。なお、このマルチプル滑車100の使用
は後記する各請求項においても使用できるものである。
【0064】しかし、上記ウインチRで上段自転車保持
体3の移動を行なおうとする際、ウインチRを巻き戻し
ても、略水平な上段自転車保持体3は固定レール2より
抜け出る方向には動かないので、この際は前記した付勢
装置4の付勢力で上段自転車保持体3を移動させるよう
になしている。そして、該上段自転車保持体3が一定距
離引き出されると、荷重でこの上段自転車保持体3はそ
の後端側が下降する力が加わるので、ウインチRの巻き
戻しのみで上段自転車保持体3は支承部22を支点とし
て後端側を下降する方向に回動することになるものであ
る。
体3の移動を行なおうとする際、ウインチRを巻き戻し
ても、略水平な上段自転車保持体3は固定レール2より
抜け出る方向には動かないので、この際は前記した付勢
装置4の付勢力で上段自転車保持体3を移動させるよう
になしている。そして、該上段自転車保持体3が一定距
離引き出されると、荷重でこの上段自転車保持体3はそ
の後端側が下降する力が加わるので、ウインチRの巻き
戻しのみで上段自転車保持体3は支承部22を支点とし
て後端側を下降する方向に回動することになるものであ
る。
【0065】また、上段自転車保持体3を「図1」より
固定レール2に差し込むように引き上げるには、ウイン
チRを巻き取る力で行なえばよく、このウインチRは巻
き取り当初は上段自転車保持体3の前端を引き下げ、次
いで上段自転車保持体3が略水平となると固定レール2
内に引き込むことになる。そして、この上段自転車保持
体3を固定レール2内に引き込む際その力の一部が付勢
装置4に作用して、上段自転車保持体3を引き出し方向
に付勢する付勢力が該付勢装置4に蓄えられるものであ
る。
固定レール2に差し込むように引き上げるには、ウイン
チRを巻き取る力で行なえばよく、このウインチRは巻
き取り当初は上段自転車保持体3の前端を引き下げ、次
いで上段自転車保持体3が略水平となると固定レール2
内に引き込むことになる。そして、この上段自転車保持
体3を固定レール2内に引き込む際その力の一部が付勢
装置4に作用して、上段自転車保持体3を引き出し方向
に付勢する付勢力が該付勢装置4に蓄えられるものであ
る。
【0066】次に、「請求項2」の発明は、下段駐輪ス
ペースFに支柱1を立設し、この支柱1には固定レール
2を略水平方向に取り付けてなるのは「請求項1」と同
じである。
ペースFに支柱1を立設し、この支柱1には固定レール
2を略水平方向に取り付けてなるのは「請求項1」と同
じである。
【0067】そして本発明は、上記固定レール2には、
上段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭
載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レ
ール後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール31とからなる上段自転車保持体
3の前端を引き出し式に連結してある。
上段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭
載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レ
ール後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール31とからなる上段自転車保持体
3の前端を引き出し式に連結してある。
【0068】すなわち、「請求項1」では、上段自転車
保持体3が、上段自転車保持レール31の単体で構成さ
れていたのに対して、本発明では上段案内レール32
と、上段自転車保持レール31との組み合わせによって
該上段自転車保持体3を二重テレスコピック式(二重引
き出し式)に構成してある。
保持体3が、上段自転車保持レール31の単体で構成さ
れていたのに対して、本発明では上段案内レール32
と、上段自転車保持レール31との組み合わせによって
該上段自転車保持体3を二重テレスコピック式(二重引
き出し式)に構成してある。
【0069】したがって、上記上段自転車保持体3を上
段より降ろす際、先ず、上段案内レール32が「請求項
1」の上段自転車保持レール31と同様に前端の途中部
位を固定レール2の支承部22で支点状に支承され、そ
の後端側を床面Fに降ろして傾斜することになる。な
お、この上段案内レール32は、同じく型鋼で構成さ
れ、断面形状は特に限定されるものではないが、図示実
施態様では「図13」に示すように、固定レール2と略
同じ形状で該固定レール2内に差し込める太さとなして
ある。
段より降ろす際、先ず、上段案内レール32が「請求項
1」の上段自転車保持レール31と同様に前端の途中部
位を固定レール2の支承部22で支点状に支承され、そ
の後端側を床面Fに降ろして傾斜することになる。な
お、この上段案内レール32は、同じく型鋼で構成さ
れ、断面形状は特に限定されるものではないが、図示実
施態様では「図13」に示すように、固定レール2と略
同じ形状で該固定レール2内に差し込める太さとなして
ある。
【0070】すなわち、上記上段案内レール32は「図
9」に示すように、底面32aと、両側面32b,32
bと、この両側面32b,32bより内側に向けた水平
面32c,32cとで構成され、両水平面32c,32
cの間には上段自転車保持レール31の下部が遊挿され
る間隙を持たせてある。なお、この上段案内レール32
の後端下面には車輪32fを設けて、この車輪32fが
床面Fに接するようになしてあるが、この車輪32fは
省略してもよい。
9」に示すように、底面32aと、両側面32b,32
bと、この両側面32b,32bより内側に向けた水平
面32c,32cとで構成され、両水平面32c,32
cの間には上段自転車保持レール31の下部が遊挿され
る間隙を持たせてある。なお、この上段案内レール32
の後端下面には車輪32fを設けて、この車輪32fが
床面Fに接するようになしてあるが、この車輪32fは
省略してもよい。
【0071】そして、上段自転車保持体3が「図2」に
示すように傾斜すると、上記上段自転車保持レール31
は、上段案内レール32の上に搭載され上段自転車保持
レール31と自転車保持レール後方車輪31bとによっ
て移動可能となしてあるので、さらにウインチRを巻き
戻す(この場合、後記するようにウインチRの牽引条R
1の先端は上段案内レール32ではなく、上段自転車保
持レール31の前端に連結してある。)ことで、この上
段案内レール32上より上段自転車保持レール31が滑
り下りて、該上段自転車保持レール31を「図2」に実
線で示す状態を経て破線で示すように、下段駐輪スペー
スSの床面F上に略水平に置いた状態となるまで降ろせ
ることになる。
示すように傾斜すると、上記上段自転車保持レール31
は、上段案内レール32の上に搭載され上段自転車保持
レール31と自転車保持レール後方車輪31bとによっ
て移動可能となしてあるので、さらにウインチRを巻き
戻す(この場合、後記するようにウインチRの牽引条R
1の先端は上段案内レール32ではなく、上段自転車保
持レール31の前端に連結してある。)ことで、この上
段案内レール32上より上段自転車保持レール31が滑
り下りて、該上段自転車保持レール31を「図2」に実
線で示す状態を経て破線で示すように、下段駐輪スペー
スSの床面F上に略水平に置いた状態となるまで降ろせ
ることになる。
【0072】なお、上記上段自転車保持レール31が上
段案内レール32上より滑り下りる際、該上段自転車保
持レール31は上段案内レール32内より抜け出ないよ
うにしてあり、そのためには、後記する牽引条R1の長
さを所定にするとか、ウインチRの巻き戻し量を所定に
制限するようになすとよく、さらには図示していない
が、段案内レール32の後端に上段自転車保持レール3
1がそれ以上転動しないようになすストッパーを設けれ
ばよい。
段案内レール32上より滑り下りる際、該上段自転車保
持レール31は上段案内レール32内より抜け出ないよ
うにしてあり、そのためには、後記する牽引条R1の長
さを所定にするとか、ウインチRの巻き戻し量を所定に
制限するようになすとよく、さらには図示していない
が、段案内レール32の後端に上段自転車保持レール3
1がそれ以上転動しないようになすストッパーを設けれ
ばよい。
【0073】なお、上記自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとは、上段自転車
保持レール31の下面に通常の車輪を取り付けてもよい
が、図示実施態様では、自転車保持レール前方車輪31
aは、「図10」及び「図11」に示すように、台31
a1に上段自転車保持レール31の前後方向(長手方
向)に並ぶと共に、該上段自転車保持レール31の幅方
向の車軸を有した二対の車輪体31a2,31a2,3
1a2,31a2を設け、この台31a1上に立設した
アーム31a3と上段自転車保持レール31の前端に突
設したアーム31a5とを水平軸31a4で枢着してあ
る。
aと自転車保持レール後方車輪31bとは、上段自転車
保持レール31の下面に通常の車輪を取り付けてもよい
が、図示実施態様では、自転車保持レール前方車輪31
aは、「図10」及び「図11」に示すように、台31
a1に上段自転車保持レール31の前後方向(長手方
向)に並ぶと共に、該上段自転車保持レール31の幅方
向の車軸を有した二対の車輪体31a2,31a2,3
1a2,31a2を設け、この台31a1上に立設した
アーム31a3と上段自転車保持レール31の前端に突
設したアーム31a5とを水平軸31a4で枢着してあ
る。
【0074】上記のように、上段自転車保持レール31
の前端に台31a1を枢着して、該台31a1に二対の
車輪体31a2,31a2,31a2,31a2を設け
ると、上段案内レール32に対して順次角度を変更する
該上段自転車保持レール31の滑り降りをより円滑化で
きるものである。また、この車輪体31a2,31a
2,31a2,31a2を二対とすることで上段案内レ
ール32内での余裕を少なくして、特に図示実施態様で
は、該車輪体31a2,31a2,31a2,31a2
が水平面32c,32cの下方に位置することで、該上
段自転車保持レール31を「図3」に破線で示す状態ま
で滑り降ろした際に、安定性(特に短手方向の安定性
で、言い換えると乗せた自転車の左右方向の安定性)を
確保するようになしてある。
の前端に台31a1を枢着して、該台31a1に二対の
車輪体31a2,31a2,31a2,31a2を設け
ると、上段案内レール32に対して順次角度を変更する
該上段自転車保持レール31の滑り降りをより円滑化で
きるものである。また、この車輪体31a2,31a
2,31a2,31a2を二対とすることで上段案内レ
ール32内での余裕を少なくして、特に図示実施態様で
は、該車輪体31a2,31a2,31a2,31a2
が水平面32c,32cの下方に位置することで、該上
段自転車保持レール31を「図3」に破線で示す状態ま
で滑り降ろした際に、安定性(特に短手方向の安定性
で、言い換えると乗せた自転車の左右方向の安定性)を
確保するようになしてある。
【0075】また、上記自転車保持レール後方車輪31
bは、図には必ずしも明確に示していないが、一対を
「図2」の奥手前方向に並べて、上段自転車保持レール
31の下面に取り付けてある。この自転車保持レール後
方車輪31b,31bを一対となしたのも、上段自転車
保持レール31の安定性(上記と同じ短手方向の安定
性)を向上させるためで、一対の該自転車保持レール後
方車輪31b,31bの間隔を大きくすることで該上段
自転車保持レール31乃至その上に乗せた自転車Bが、
上段自転車保持レール31と共に転倒するのを防いでい
る。
bは、図には必ずしも明確に示していないが、一対を
「図2」の奥手前方向に並べて、上段自転車保持レール
31の下面に取り付けてある。この自転車保持レール後
方車輪31b,31bを一対となしたのも、上段自転車
保持レール31の安定性(上記と同じ短手方向の安定
性)を向上させるためで、一対の該自転車保持レール後
方車輪31b,31bの間隔を大きくすることで該上段
自転車保持レール31乃至その上に乗せた自転車Bが、
上段自転車保持レール31と共に転倒するのを防いでい
る。
【0076】そして、上記固定レール2の前端部には上
記上段自転車保持体3を差し込んだとき該上段自転車保
持体3を略水平方向に保持する保持面21c,21c
を、後端部には上記上段自転車保持体3を引き出したと
きに、上記上段案内レール32の前端近くの途中部位を
支点状に支承して、その後端側を下段駐輪スペースSの
床面Fに向けて傾斜できるようになした支承部22を設
け、上記固定レール2等の固定部位と上段案内レール3
2との間には、該上段案内レール32を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、さらに、
上記固定レール2等の固定部位には、上記上段自転車保
持レール31の抜き差しを行う牽引条R1を有したウイ
ンチRを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を
通して該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し
てなる。
記上段自転車保持体3を差し込んだとき該上段自転車保
持体3を略水平方向に保持する保持面21c,21c
を、後端部には上記上段自転車保持体3を引き出したと
きに、上記上段案内レール32の前端近くの途中部位を
支点状に支承して、その後端側を下段駐輪スペースSの
床面Fに向けて傾斜できるようになした支承部22を設
け、上記固定レール2等の固定部位と上段案内レール3
2との間には、該上段案内レール32を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、さらに、
上記固定レール2等の固定部位には、上記上段自転車保
持レール31の抜き差しを行う牽引条R1を有したウイ
ンチRを設け、該牽引条R1の先端を固定レール2内を
通して該上段自転車保持レール31の前端部位に連結し
てなる。
【0077】上記固定レール2、付勢装置4、ウインチ
Rは、「請求項1」と同じものを使用しているが、上記
固定レール2の支承部22は「請求項1」が上段自転車
保持レール31を支承するのに対して本発明は上段案内
レール32を支承するようになしてある点、また、上記
付勢装置4は「請求項1」が上段自転車保持レール31
を付勢するようになしてあるのに対して本発明は上段案
内レール32を付勢するようになしてある点で相違して
いるものである。
Rは、「請求項1」と同じものを使用しているが、上記
固定レール2の支承部22は「請求項1」が上段自転車
保持レール31を支承するのに対して本発明は上段案内
レール32を支承するようになしてある点、また、上記
付勢装置4は「請求項1」が上段自転車保持レール31
を付勢するようになしてあるのに対して本発明は上段案
内レール32を付勢するようになしてある点で相違して
いるものである。
【0078】したがって、本発明では、上記上段自転車
保持レール31が二重テレスコピック式になしてあるの
で、固定レール2に対して引き出す方向への移動、後端
側を床面Fに降ろす回動、傾斜した上段案内レール32
より床面F上への順次角度を変更しての移動、という複
雑で移動範囲の大きな移動を可能とするものである。ま
た、該上段自転車保持レール31は上段案内レール32
を介して固定レール2に対して抜き差し方向に移動し、
さらに、支承部22を支点として回動する際も上段案内
レール32を介して回動することになり、該上段自転車
保持レール31を支承部22に直接接触することなく移
動、回動でき、その結果該上段自転車保持レール31が
上段案内レール32より円滑に滑り下りるようになすこ
とができるものである。
保持レール31が二重テレスコピック式になしてあるの
で、固定レール2に対して引き出す方向への移動、後端
側を床面Fに降ろす回動、傾斜した上段案内レール32
より床面F上への順次角度を変更しての移動、という複
雑で移動範囲の大きな移動を可能とするものである。ま
た、該上段自転車保持レール31は上段案内レール32
を介して固定レール2に対して抜き差し方向に移動し、
さらに、支承部22を支点として回動する際も上段案内
レール32を介して回動することになり、該上段自転車
保持レール31を支承部22に直接接触することなく移
動、回動でき、その結果該上段自転車保持レール31が
上段案内レール32より円滑に滑り下りるようになすこ
とができるものである。
【0079】上記上段自転車保持レール31を「図2」
破線に示すように、床面F上に水平に降ろして自転車の
上げ降ろしを行なえばよいが、この上段自転車保持レー
ル31はウインチRを巻き取り方向に操作することで、
先ず、上段自転車保持レール31を傾斜する上段案内レ
ール32上に引き上げ、次いで、上段案内レール32の
前端を「図2」図示状態より引き下げ該上段案内レール
32と上段自転車保持レール31とを共に略水平とな
し、次いでこの両者を固定レール2内に引き込むように
なっている。
破線に示すように、床面F上に水平に降ろして自転車の
上げ降ろしを行なえばよいが、この上段自転車保持レー
ル31はウインチRを巻き取り方向に操作することで、
先ず、上段自転車保持レール31を傾斜する上段案内レ
ール32上に引き上げ、次いで、上段案内レール32の
前端を「図2」図示状態より引き下げ該上段案内レール
32と上段自転車保持レール31とを共に略水平とな
し、次いでこの両者を固定レール2内に引き込むように
なっている。
【0080】なお、上記ウインチRの牽引条R1の先端
は固定レール2内を通して該上段自転車保持レール31
の前端部位に連結してなるので、上記上段案内レール3
2と上段自転車保持レール31とを共に固定レール2内
に引き込む際、上段自転車保持レール31の前端が上段
案内レール32の前端より抜け出ないように、必要に応
じては上段案内レール32の前端に抜けどめストッパー
等を配するのは無論である。
は固定レール2内を通して該上段自転車保持レール31
の前端部位に連結してなるので、上記上段案内レール3
2と上段自転車保持レール31とを共に固定レール2内
に引き込む際、上段自転車保持レール31の前端が上段
案内レール32の前端より抜け出ないように、必要に応
じては上段案内レール32の前端に抜けどめストッパー
等を配するのは無論である。
【0081】次ぎに「請求項3」の発明は、下段駐輪ス
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には固定レール
2を略水平方向に取り付けてあるのは、「請求項1」及
び「請求項2」と同じである。
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には固定レール
2を略水平方向に取り付けてあるのは、「請求項1」及
び「請求項2」と同じである。
【0082】そして本発明は、上記固定レール2には、
該固定レール2に案内されてこの固定レール2に対して
抜き差し方向に移動可能となした移動台33と、該移動
台33の上に位置して該移動台33の後端に水平軸33
aによって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レー
ル32と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車
保持レール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪
31bとによって移動可能となした樋状の上段自転車保
持レール31とからなる上段自転車保持体3の前端を引
き出し式に連結してある。
該固定レール2に案内されてこの固定レール2に対して
抜き差し方向に移動可能となした移動台33と、該移動
台33の上に位置して該移動台33の後端に水平軸33
aによって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レー
ル32と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車
保持レール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪
31bとによって移動可能となした樋状の上段自転車保
持レール31とからなる上段自転車保持体3の前端を引
き出し式に連結してある。
【0083】すなわ、本発明では、上段自転車保持体3
を、移動台33と、上段案内レール32と、上段自転車
保持レール31との三部材を主要構成部材として構成し
ている。そして、この移動台33は固定レール2に案内
されて、この固定レール2に対して抜き差し方向にのみ
移動可能となしてある。
を、移動台33と、上段案内レール32と、上段自転車
保持レール31との三部材を主要構成部材として構成し
ている。そして、この移動台33は固定レール2に案内
されて、この固定レール2に対して抜き差し方向にのみ
移動可能となしてある。
【0084】上記移動台33は、図示実施態様では「図
7」に示すように、底面33dとこの底面33dの両側
辺より立ち上げた両側面33e,33eとで構成されて
いる。そして、該底面33dの下面に車輪33c,33
c,33c・・・を取り付け、この車輪33c,33
c,33c・・・が固定レール2の底面21a上を転動
して容易に移動できるようになしてある。なお、該移動
台33の移動範囲は適宜ストッパー等によって固定レー
ル2より脱落しないように特定しておくのがよいのは無
論である。
7」に示すように、底面33dとこの底面33dの両側
辺より立ち上げた両側面33e,33eとで構成されて
いる。そして、該底面33dの下面に車輪33c,33
c,33c・・・を取り付け、この車輪33c,33
c,33c・・・が固定レール2の底面21a上を転動
して容易に移動できるようになしてある。なお、該移動
台33の移動範囲は適宜ストッパー等によって固定レー
ル2より脱落しないように特定しておくのがよいのは無
論である。
【0085】また、上記移動台33の後端に上段案内レ
ール32の前端近くの途中部位を水平軸33aによって
枢着することで、この上段案内レール32は単独では該
水平軸33aを中心軸とした回動のみを行ない、固定レ
ール2の抜き差し方向への移動は移動台33を介して、
該移動台33と共にのみ行なうようになしてある。な
お、この移動台33と上段案内レール32との枢着は蝶
番等を使用した従来公知な種々の枢着法を利用すればよ
いが、図示実施態様では「図13」に最も明らかに示す
ように、上段案内レール32の下面にその幅方向を向く
水平軸33aを固定し、この水平軸33aの両端は移動
台33の両側面33e,33eを回転可能に挿通するよ
うになしてある。
ール32の前端近くの途中部位を水平軸33aによって
枢着することで、この上段案内レール32は単独では該
水平軸33aを中心軸とした回動のみを行ない、固定レ
ール2の抜き差し方向への移動は移動台33を介して、
該移動台33と共にのみ行なうようになしてある。な
お、この移動台33と上段案内レール32との枢着は蝶
番等を使用した従来公知な種々の枢着法を利用すればよ
いが、図示実施態様では「図13」に最も明らかに示す
ように、上段案内レール32の下面にその幅方向を向く
水平軸33aを固定し、この水平軸33aの両端は移動
台33の両側面33e,33eを回転可能に挿通するよ
うになしてある。
【0086】そして本発明は、上記固定レール2の前端
側には、上記上段自転車保持体3の上段案内レール32
の前端部を差し込んだとき該上段自転車保持体3を略水
平方向に保持すると共に、引き出したとき上段案内レー
ル32の後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向けて
傾斜できるようになした保持面21cを設け、上記固定
レール2等の固定部位と移動台33との間には、該移動
台33を固定レール2より引き出す方向に付勢する付勢
装置4を設けてある。
側には、上記上段自転車保持体3の上段案内レール32
の前端部を差し込んだとき該上段自転車保持体3を略水
平方向に保持すると共に、引き出したとき上段案内レー
ル32の後端側を下段駐輪スペースSの床面Fに向けて
傾斜できるようになした保持面21cを設け、上記固定
レール2等の固定部位と移動台33との間には、該移動
台33を固定レール2より引き出す方向に付勢する付勢
装置4を設けてある。
【0087】上記固定レール2と付勢装置4とは「請求
項1」と同じものを使用しているが、該付勢装置4は
「請求項1」が上段自転車保持レール31を直接付勢す
るようになし、「請求項2」は上段案内レール32を付
勢するようになしてあるのに対して、本発明は移動台3
3を付勢するようになしてある点で相違しているもので
ある。したがって、この付勢装置4は移動台33の直線
的移動にのみ作用し、付勢対象物が複雑な動きをしない
(上段案内レール32の回動には無関係)ので小さい付
勢力を効率的に利用することが可能となるものである。
項1」と同じものを使用しているが、該付勢装置4は
「請求項1」が上段自転車保持レール31を直接付勢す
るようになし、「請求項2」は上段案内レール32を付
勢するようになしてあるのに対して、本発明は移動台3
3を付勢するようになしてある点で相違しているもので
ある。したがって、この付勢装置4は移動台33の直線
的移動にのみ作用し、付勢対象物が複雑な動きをしない
(上段案内レール32の回動には無関係)ので小さい付
勢力を効率的に利用することが可能となるものである。
【0088】なお、この移動台33を使用する場合、よ
り円滑な動きを確保する実施態様として「図15」のよ
うに、固定レール2の後端に上段案内レール32の下面
支承ローラ24を設けておくことが望ましい。
り円滑な動きを確保する実施態様として「図15」のよ
うに、固定レール2の後端に上段案内レール32の下面
支承ローラ24を設けておくことが望ましい。
【0089】すなわち、上段案内レール32は移動台3
3の後端側に大きく突出しているので、荷重によって上
段自転車保持体3の全体は前端側が上方に後端側が下方
に向かうように力を受けることになる。そして、この力
に対して点P1と点P2で二点支承すると両点P1,P
2の間隔が短いため、車輪33c,33c,33c・・
・と、後記する水平保持転車32eが円滑に回転でき
ず、移動台33の円滑な移動が阻害されることがある。
3の後端側に大きく突出しているので、荷重によって上
段自転車保持体3の全体は前端側が上方に後端側が下方
に向かうように力を受けることになる。そして、この力
に対して点P1と点P2で二点支承すると両点P1,P
2の間隔が短いため、車輪33c,33c,33c・・
・と、後記する水平保持転車32eが円滑に回転でき
ず、移動台33の円滑な移動が阻害されることがある。
【0090】そこで、固定レール2の後端に、上段案内
レール32の下面支承ローラ24を設けると、上段自転
車保持体3は点P1,P2,P3の三点で支承され、特
に間隔の大きい点P1,P3で支承されることから、大
きな荷重が加わっても移動台車33の円滑な移動が保証
されるものである。
レール32の下面支承ローラ24を設けると、上段自転
車保持体3は点P1,P2,P3の三点で支承され、特
に間隔の大きい点P1,P3で支承されることから、大
きな荷重が加わっても移動台車33の円滑な移動が保証
されるものである。
【0091】さらに、本発明は上記固定レール2等の固
定部位には、上段自転車保持レール31の移動を行う牽
引条R1を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先
端を固定レール2内を通し、また上段案内レール32の
前端に設けた案内レール滑車32dに掛けて該上段自転
車保持レール31の前端部位に連結してなる。
定部位には、上段自転車保持レール31の移動を行う牽
引条R1を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先
端を固定レール2内を通し、また上段案内レール32の
前端に設けた案内レール滑車32dに掛けて該上段自転
車保持レール31の前端部位に連結してなる。
【0092】上記ウインチRも「請求項1」と同じもの
を使用しているが、このウインチRの牽引条R1の先端
は、固定レール2内を通し、また上段案内レール32の
前端に設けた案内レール滑車32dに掛けて該上段自転
車保持レール31の前端部位に連結して、上段自転車保
持レール31を固定レール2内に引き上げる際、最初に
上段自転車保持レール31のみを引き上げ、次いで上段
案内レール32をも伴い両者を略水平条他となし、さら
には該移動台33をも伴って、固定レール2内に引き込
むように移動できるようになしてある。
を使用しているが、このウインチRの牽引条R1の先端
は、固定レール2内を通し、また上段案内レール32の
前端に設けた案内レール滑車32dに掛けて該上段自転
車保持レール31の前端部位に連結して、上段自転車保
持レール31を固定レール2内に引き上げる際、最初に
上段自転車保持レール31のみを引き上げ、次いで上段
案内レール32をも伴い両者を略水平条他となし、さら
には該移動台33をも伴って、固定レール2内に引き込
むように移動できるようになしてある。
【0093】次ぎに、「請求項4」の発明は、下段駐輪
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付けてある。
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付けてある。
【0094】本発明が上記固定レール2の断面形状を特
に限定したのは、保持面21c,21cの間に間隙を持
たせ、この間隙に上段自転車保持レール31の前端が進
入可能(前記したように、該上段自転車保持レール31
の前端に転倒防止枠34を立設して支障物があっても進
入可能)とすることで、該固定レール2の略全長を有効
に利用するためである。
に限定したのは、保持面21c,21cの間に間隙を持
たせ、この間隙に上段自転車保持レール31の前端が進
入可能(前記したように、該上段自転車保持レール31
の前端に転倒防止枠34を立設して支障物があっても進
入可能)とすることで、該固定レール2の略全長を有効
に利用するためである。
【0095】そして、上記固定レール2には、該固定レ
ール2に案内されて、この固定レール2に対して抜き差
し方向に移動可能となした移動台33と、該移動台33
の上に位置して該移動台33の後端に水平軸33aによ
って前端近くの途中部位を枢着した上段案内レール32
と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車保持レ
ール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪31b
とによって移動可能となした樋状の上段自転車保持レー
ル31とからなる上段自転車保持体3の前端を引き出し
式に連結してあるのは「請求項3」と同じである。
ール2に案内されて、この固定レール2に対して抜き差
し方向に移動可能となした移動台33と、該移動台33
の上に位置して該移動台33の後端に水平軸33aによ
って前端近くの途中部位を枢着した上段案内レール32
と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車保持レ
ール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪31b
とによって移動可能となした樋状の上段自転車保持レー
ル31とからなる上段自転車保持体3の前端を引き出し
式に連結してあるのは「請求項3」と同じである。
【0096】そして、上記移動台33の前端側には移動
台滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の
前端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール3
2を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に
差し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21c
の下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に
保持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レ
ール32は固定レール2より引き出したときに前端側を
該移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
してある。
台滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の
前端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール3
2を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に
差し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21c
の下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に
保持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レ
ール32は固定レール2より引き出したときに前端側を
該移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
してある。
【0097】すなわち、前記したように保持面21c,
21cの間に間隙を持たせてあるので、水平保持転車3
2eはこの間隙部からはずらして保持面21c,21c
の下方に位置するようになしてあり、該水平保持転車3
2eは「図9」に最も明らかに示すように一対が固定レ
ール2の側方に突出して位置するように取り付けてあ
る。
21cの間に間隙を持たせてあるので、水平保持転車3
2eはこの間隙部からはずらして保持面21c,21c
の下方に位置するようになしてあり、該水平保持転車3
2eは「図9」に最も明らかに示すように一対が固定レ
ール2の側方に突出して位置するように取り付けてあ
る。
【0098】そして、上記固定レール2等の固定部位と
移動台33との間には、該移動台33を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定
レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール31
の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを設け、該
牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、また上記移
動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上
段自転車保持レール31の前端部位に連結してある。
移動台33との間には、該移動台33を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定
レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール31
の移動を行う牽引条R1を有したウインチRを設け、該
牽引条R1の先端を固定レール2内を通し、また上記移
動台滑車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上
段自転車保持レール31の前端部位に連結してある。
【0099】上記付勢装置4とウインチRとは前記した
ものと同じものが使用されるが、本発明ではその牽引条
R1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台滑
車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転
車保持レール31の前端部位に連結してある。なお、ウ
インチRを固定レール2に固定してあるので図示例では
牽引条R1は該固定レール2の前端に設けた滑車21
f,21fにも掛けてある。したがって、牽引条R1は
順次滑車21f,21f、移動台滑車33b、案内レー
ル滑車32dによって所定場所を確実に案内されるもの
である。
ものと同じものが使用されるが、本発明ではその牽引条
R1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台滑
車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転
車保持レール31の前端部位に連結してある。なお、ウ
インチRを固定レール2に固定してあるので図示例では
牽引条R1は該固定レール2の前端に設けた滑車21
f,21fにも掛けてある。したがって、牽引条R1は
順次滑車21f,21f、移動台滑車33b、案内レー
ル滑車32dによって所定場所を確実に案内されるもの
である。
【0100】上記牽引条R1を移動台滑車33bと案内
レール滑車32dとに掛けることで、この牽引条R1を
巻き戻したとき、案内レール滑車32dの直下に常に移
動台滑車33bが位置するので、該案内レール滑車32
dを真下方向に引き下げるようになって、上段案内レー
ル32の前端を小さい力で確実に引き下げることができ
るものである。
レール滑車32dとに掛けることで、この牽引条R1を
巻き戻したとき、案内レール滑車32dの直下に常に移
動台滑車33bが位置するので、該案内レール滑車32
dを真下方向に引き下げるようになって、上段案内レー
ル32の前端を小さい力で確実に引き下げることができ
るものである。
【0101】本発明は、さらに上記固定レール2と移動
台33との間には、該移動台33を固定レール2より引
き出す方向に移動した際に所定位置で両者を係止して、
上段案内レール32が略水平となることでこの両者の係
止が脱着される係止装置5を設けてなる。
台33との間には、該移動台33を固定レール2より引
き出す方向に移動した際に所定位置で両者を係止して、
上段案内レール32が略水平となることでこの両者の係
止が脱着される係止装置5を設けてなる。
【0102】上記係止装置5は、図示例では、上記固定
レール2には係止孔23(「図5」参照)を設け、移動
台33には該係止孔23に一端を係止する係止アーム5
1を設けてなる。この係止アーム51は、「図8」に最
も明らかに示すように、その中間部に水平軸52を設
け、一端に鍵状折り曲げ部53を設けてある。
レール2には係止孔23(「図5」参照)を設け、移動
台33には該係止孔23に一端を係止する係止アーム5
1を設けてなる。この係止アーム51は、「図8」に最
も明らかに示すように、その中間部に水平軸52を設
け、一端に鍵状折り曲げ部53を設けてある。
【0103】そして、上記係止アーム51は水平軸52
より係止端側(鍵状折り曲げ部53)が自重等(必要に
応じてスプリングを使用してもよい。)で下方に下がる
ようになし、この鍵状折り曲げ部53は「図7」に最も
明らかに示すように移動台33の底面33dに設けた窓
孔54よりその先端部を常時は下方に突出している。ま
た、該鍵状折り曲げ部53とは反対端側を移動台33の
上方に突出させてある。
より係止端側(鍵状折り曲げ部53)が自重等(必要に
応じてスプリングを使用してもよい。)で下方に下がる
ようになし、この鍵状折り曲げ部53は「図7」に最も
明らかに示すように移動台33の底面33dに設けた窓
孔54よりその先端部を常時は下方に突出している。ま
た、該鍵状折り曲げ部53とは反対端側を移動台33の
上方に突出させてある。
【0104】したがって、該移動台33を固定レール2
より引き出す方向に移動し上段案内レール32が仰動
(この上段案内レール32の先端側が上方に向きよう回
動)した際に、該係止アーム51が係止孔23に係止さ
れる。また、上段案内レール32が略水平となることで
該係止アーム51の係止反対端側をこの上段案内レール
32で押し下げて、該係止アーム51の係止が脱着され
るようになしてある。
より引き出す方向に移動し上段案内レール32が仰動
(この上段案内レール32の先端側が上方に向きよう回
動)した際に、該係止アーム51が係止孔23に係止さ
れる。また、上段案内レール32が略水平となることで
該係止アーム51の係止反対端側をこの上段案内レール
32で押し下げて、該係止アーム51の係止が脱着され
るようになしてある。
【0105】また、「図14」が上記係止装置5の別の
実施態様で、係止アーム51は前記「図8」例とは逆方
向を向け、先端の鍵状折り曲げ部53を係止凸部32a
に係止するようになしてある。すなわち、「図8」例で
は係止を脱着する際に移動台33が同図左方向に引っ張
られているので固く係止され脱着が不能なことも想定で
きる。そこで、「図13」のようになすと、移動台33
が同図左方向に引っ張られていてもさほど大きな抵抗力
を受けずに係止を脱着できるものである。
実施態様で、係止アーム51は前記「図8」例とは逆方
向を向け、先端の鍵状折り曲げ部53を係止凸部32a
に係止するようになしてある。すなわち、「図8」例で
は係止を脱着する際に移動台33が同図左方向に引っ張
られているので固く係止され脱着が不能なことも想定で
きる。そこで、「図13」のようになすと、移動台33
が同図左方向に引っ張られていてもさほど大きな抵抗力
を受けずに係止を脱着できるものである。
【0106】なお、上記係止装置5は、移動台33の所
定移動位置で固定レール2に係止され、上段案内レール
32が略水平となることでこの両者の係止が脱着される
ものであればその他の方式のものを使用しても差し支え
ないものである。
定移動位置で固定レール2に係止され、上段案内レール
32が略水平となることでこの両者の係止が脱着される
ものであればその他の方式のものを使用しても差し支え
ないものである。
【0107】したがって、本発明では上記係止装置5を
設けたので、この係止装置5は「図3」の状態では固定
レール2に係止されており、上段案内レール32と上段
自転車保持レール31とをウインチRで引き上げる際に
移動台33は移動せず、まず、上段自転車保持レール3
1を上段案内レール32上に引き揚げ、次いで、上段案
内レール32と上段自転車保持レール31とを略水平と
なるように回動させ、この上段案内レール32と上段自
転車保持レール31とが略水平となってから該係止装置
5の係止を脱着して、移動台33を共に固定レール2内
に引き込むようになすことができるものである。
設けたので、この係止装置5は「図3」の状態では固定
レール2に係止されており、上段案内レール32と上段
自転車保持レール31とをウインチRで引き上げる際に
移動台33は移動せず、まず、上段自転車保持レール3
1を上段案内レール32上に引き揚げ、次いで、上段案
内レール32と上段自転車保持レール31とを略水平と
なるように回動させ、この上段案内レール32と上段自
転車保持レール31とが略水平となってから該係止装置
5の係止を脱着して、移動台33を共に固定レール2内
に引き込むようになすことができるものである。
【0108】次に「請求項5」の発明は、下段駐輪スペ
ースSに支柱1を立設し、この支柱1には固定レール2
を略水平方向に取り付け、上記固定レール2には、固定
レール2に案内されてこの固定レール2に対して抜き差
し方向に移動可能となした移動台33と該移動台33の
上に位置して該移動台33の後端に水平軸33aによっ
て前端近くの途中部位を枢着した上段案内レール32と
該上段案内レール32の上に搭載され自転車保持レール
前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪31bとに
よって移動可能となした樋状の上段自転車保持レール3
1とからなる上段自転車保持体3の前端を引き出し式に
連結してあるのは「請求項4」と同じである。
ースSに支柱1を立設し、この支柱1には固定レール2
を略水平方向に取り付け、上記固定レール2には、固定
レール2に案内されてこの固定レール2に対して抜き差
し方向に移動可能となした移動台33と該移動台33の
上に位置して該移動台33の後端に水平軸33aによっ
て前端近くの途中部位を枢着した上段案内レール32と
該上段案内レール32の上に搭載され自転車保持レール
前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪31bとに
よって移動可能となした樋状の上段自転車保持レール3
1とからなる上段自転車保持体3の前端を引き出し式に
連結してあるのは「請求項4」と同じである。
【0109】また、上記移動台33の前端側には移動台
滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の前
端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール32
を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に差
し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21cの
下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に保
持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レー
ル32は固定レール2より引き出したときに前端側を該
移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下段
駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようになし
てあるのも「請求項4」と同じである。
滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の前
端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール32
を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に差
し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21cの
下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に保
持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レー
ル32は固定レール2より引き出したときに前端側を該
移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下段
駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようになし
てあるのも「請求項4」と同じである。
【0110】また、記固定レール2等の固定部位と移動
台33との間には、該移動台33を固定レール2より引
き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定レー
ル2等の固定部位には、上段自転車保持レール31の移
動を行う牽引条R1を有したウインチRを設け、該牽引
条R1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台
滑車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自
転車保持レール31の前端部位に連結してあるのも「請
求項4」と同じである。
台33との間には、該移動台33を固定レール2より引
き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定レー
ル2等の固定部位には、上段自転車保持レール31の移
動を行う牽引条R1を有したウインチRを設け、該牽引
条R1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台
滑車33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自
転車保持レール31の前端部位に連結してあるのも「請
求項4」と同じである。
【0111】そして本発明は、下段駐輪スペースSの上
記固定レール2の下方には、前輪保持レール61を固定
し、この前輪保持レール61の後端には垂直軸62で後
輪保持レール63を連結してなる下段自転車保持レール
6を設け、この下段自転車保持レール6の上記前輪保持
レール61と後輪保持レール63との間には、両者が一
直線上に位置する方向に付勢する付勢装置66を設け、
さらに、上記後輪保持レール63の前端側には回動用ア
ーム64を延設し、この回動用アーム64の前端側には
前記上段自転車保持レール31の引き出しに伴って該後
輪保持レール63を付勢装置66の付勢力に抗して折り
曲げる滑車条R2を掛けるための後輪保持レール滑車6
5を設けてなる。
記固定レール2の下方には、前輪保持レール61を固定
し、この前輪保持レール61の後端には垂直軸62で後
輪保持レール63を連結してなる下段自転車保持レール
6を設け、この下段自転車保持レール6の上記前輪保持
レール61と後輪保持レール63との間には、両者が一
直線上に位置する方向に付勢する付勢装置66を設け、
さらに、上記後輪保持レール63の前端側には回動用ア
ーム64を延設し、この回動用アーム64の前端側には
前記上段自転車保持レール31の引き出しに伴って該後
輪保持レール63を付勢装置66の付勢力に抗して折り
曲げる滑車条R2を掛けるための後輪保持レール滑車6
5を設けてなる。
【0112】上記前輪保持レール61と後輪保持レール
63とは、図では必ずしも明確に示していないが、共
に、前記上段自転車保持レール31と同様に型鋼で構成
した樋状のものが使用される。そして、該前輪保持レー
ル61に自転車Bの前輪FWを後輪保持レール63に自
転車Bの後輪BFを乗せるのは無論であるが、図示実施
態様では、該前輪保持レール61と後輪保持レール63
とは前輪保持レール61の方が低く位置するようになし
ておき、その結果、下段自転車保持レール6に乗せた自
転車Bは前輪FWが低くなるようになしてある。
63とは、図では必ずしも明確に示していないが、共
に、前記上段自転車保持レール31と同様に型鋼で構成
した樋状のものが使用される。そして、該前輪保持レー
ル61に自転車Bの前輪FWを後輪保持レール63に自
転車Bの後輪BFを乗せるのは無論であるが、図示実施
態様では、該前輪保持レール61と後輪保持レール63
とは前輪保持レール61の方が低く位置するようになし
ておき、その結果、下段自転車保持レール6に乗せた自
転車Bは前輪FWが低くなるようになしてある。
【0113】そして、上記前輪保持レール61の前端側
には前記したと同様な転倒防止枠34を設け、自転車B
が下段自転車保持レール6の前方にずれ落ちないように
なしてある。
には前記したと同様な転倒防止枠34を設け、自転車B
が下段自転車保持レール6の前方にずれ落ちないように
なしてある。
【0114】上記前輪保持レール61は固定であるのに
対して、後輪保持レール63は垂直軸62で回動可能と
してあるため、該後輪保持レール63を回動すると、そ
の上に乗せた自転車Bは前輪FWはそのままで、後輪B
W側のみが回動する。すなわち、自転車Bはハンドル軸
部で、後輪BW側が枢着されているので、後輪保持レー
ル63を回動すると、その上の自転車Bはハンドル軸を
中心軸としてそれより後方の後輪BWを含む部位が回動
することになる。
対して、後輪保持レール63は垂直軸62で回動可能と
してあるため、該後輪保持レール63を回動すると、そ
の上に乗せた自転車Bは前輪FWはそのままで、後輪B
W側のみが回動する。すなわち、自転車Bはハンドル軸
部で、後輪BW側が枢着されているので、後輪保持レー
ル63を回動すると、その上の自転車Bはハンドル軸を
中心軸としてそれより後方の後輪BWを含む部位が回動
することになる。
【0115】そして、上記後輪保持レール63の枢着の
図示実施態様は、「図16」及び「図17」に最も明ら
かに示すように、前輪保持レール61の後端に床面Fに
接する連結片68を取り付け、この連結片68の前輪保
持レール61の後端よりさらに後方部に前記垂直軸62
を立設して、後輪保持レール63はその前端部をこの垂
直軸62を回転中心軸として回動可能に連結してある。
図示実施態様は、「図16」及び「図17」に最も明ら
かに示すように、前輪保持レール61の後端に床面Fに
接する連結片68を取り付け、この連結片68の前輪保
持レール61の後端よりさらに後方部に前記垂直軸62
を立設して、後輪保持レール63はその前端部をこの垂
直軸62を回転中心軸として回動可能に連結してある。
【0116】上記下段自転車保持レール6も、下段駐輪
スペースSに複数並置するもので、図示はしていない
が、自転車B,B,B・・・の駐輪間隔を詰めるため
に、並置した下段自転車保持レール6,6,6・・・は
前記した固定レール2,2,2・・・と同様に、一本お
きに前端側を上下にまたは前後に位置をずらしたりする
ことが望ましい。なお、該下段自転車保持レール6,
6,6・・・を前後方向に位置をずらすと、各自転車B
の前後方向の駐輪スペースが増すので、下段自転車保持
レール6は略水平のものと、前端側が上昇するように傾
斜するものとを一本おきに並置するのが最も効果的であ
る。
スペースSに複数並置するもので、図示はしていない
が、自転車B,B,B・・・の駐輪間隔を詰めるため
に、並置した下段自転車保持レール6,6,6・・・は
前記した固定レール2,2,2・・・と同様に、一本お
きに前端側を上下にまたは前後に位置をずらしたりする
ことが望ましい。なお、該下段自転車保持レール6,
6,6・・・を前後方向に位置をずらすと、各自転車B
の前後方向の駐輪スペースが増すので、下段自転車保持
レール6は略水平のものと、前端側が上昇するように傾
斜するものとを一本おきに並置するのが最も効果的であ
る。
【0117】そこで、図示していないが、前輪保持レー
ル61,61,61・・・を一本おきに高く設置すれ
ば、ハンドルHが隣のハンドルHに衝突しないで駐輪間
隔をせばめることができる。なお、前輪保持レール61
を高くする実施態様として、前記とは相違してこの前輪
保持レール61を最も低い後端側を、後輪保持レール6
3と略同じ高さとして、前端側を上昇する方向に傾斜さ
せてある。
ル61,61,61・・・を一本おきに高く設置すれ
ば、ハンドルHが隣のハンドルHに衝突しないで駐輪間
隔をせばめることができる。なお、前輪保持レール61
を高くする実施態様として、前記とは相違してこの前輪
保持レール61を最も低い後端側を、後輪保持レール6
3と略同じ高さとして、前端側を上昇する方向に傾斜さ
せてある。
【0118】しかし、上記のように前輪保持レール61
を高くすると、その上の自転車Bは前記とは逆に該下段
自転車保持レール6の後端側にずれ落ちようとする。そ
こで、前記した前輪保持レール61に設けた転倒防止枠
34の両平行棒部の前輪保持レール61に近づいた比較
的低い位置に連結横桟34c(「図3」参照)を設け
て、自転車Bはこの横桟34cを乗り越えて駐輪するこ
とで該自転車Bの後端側へのずれ落ちを防ぐようになす
とよい。
を高くすると、その上の自転車Bは前記とは逆に該下段
自転車保持レール6の後端側にずれ落ちようとする。そ
こで、前記した前輪保持レール61に設けた転倒防止枠
34の両平行棒部の前輪保持レール61に近づいた比較
的低い位置に連結横桟34c(「図3」参照)を設け
て、自転車Bはこの横桟34cを乗り越えて駐輪するこ
とで該自転車Bの後端側へのずれ落ちを防ぐようになす
とよい。
【0119】また、上記付勢装置66は適宜バネ材で構
成すればよく、図示はしていないが、前輪保持レール6
1と後輪保持レール63とが一直線となる位置にストッ
パーを設けて、このストッパーに後輪保持レール63の
一部が付勢装置66によって圧接するように付勢してお
いてもよいが、板バネ等、常時は後輪保持レール63に
付勢力を加えず、該後輪保持レール63が垂直軸62を
中心軸として回動すると、この回転を戻そうとする付勢
力が初めて生ずるものを使用してもよいものである。
成すればよく、図示はしていないが、前輪保持レール6
1と後輪保持レール63とが一直線となる位置にストッ
パーを設けて、このストッパーに後輪保持レール63の
一部が付勢装置66によって圧接するように付勢してお
いてもよいが、板バネ等、常時は後輪保持レール63に
付勢力を加えず、該後輪保持レール63が垂直軸62を
中心軸として回動すると、この回転を戻そうとする付勢
力が初めて生ずるものを使用してもよいものである。
【0120】なお、上記付勢装置66の実施態様として
は、「図16」及び「図17」に示すように複数枚を重
ねたS字状板バネを使用し、その一端側の湾曲部で垂直
軸62を巻き込みこの付勢装置66を固定螺子等で該垂
直軸62に固定し、このS字状板バネの他端側の湾曲部
は垂直軸62より離れて後輪保持レール63に固定した
垂直軸62aに掛けてある。
は、「図16」及び「図17」に示すように複数枚を重
ねたS字状板バネを使用し、その一端側の湾曲部で垂直
軸62を巻き込みこの付勢装置66を固定螺子等で該垂
直軸62に固定し、このS字状板バネの他端側の湾曲部
は垂直軸62より離れて後輪保持レール63に固定した
垂直軸62aに掛けてある。
【0121】また、上記前輪保持レール61と後輪保持
レール63とは自転車を乗り入れる際に、すなわち、常
時は直線状に連続しているのが便利であるので、前記回
動用アーム64は後輪保持レール63より折り曲げた状
態で延設(図示例では、後輪保持レール63の前端横方
向にアングルで構成した回動用アーム64を突設し、前
輪保持レール61の横に沿うようになしてある。)する
とよい。
レール63とは自転車を乗り入れる際に、すなわち、常
時は直線状に連続しているのが便利であるので、前記回
動用アーム64は後輪保持レール63より折り曲げた状
態で延設(図示例では、後輪保持レール63の前端横方
向にアングルで構成した回動用アーム64を突設し、前
輪保持レール61の横に沿うようになしてある。)する
とよい。
【0122】そして、この回動用アーム64を回動する
ことで、一体的な後輪保持レール63を回動するが、後
輪保持レール63を回動する必要性は、上段自転車保持
体3を固定レール2より傾斜して降ろす際に、その下方
に自転車Bが無いと(特に、自転車Bの後部に篭を取り
付けてあるこの篭が支障となる。)上段自転車保持体3
の傾斜を急激として省スペース化(駐輪する自転車の前
後方向の駐輪スペースの省スペース化)が達成できるた
めである。
ことで、一体的な後輪保持レール63を回動するが、後
輪保持レール63を回動する必要性は、上段自転車保持
体3を固定レール2より傾斜して降ろす際に、その下方
に自転車Bが無いと(特に、自転車Bの後部に篭を取り
付けてあるこの篭が支障となる。)上段自転車保持体3
の傾斜を急激として省スペース化(駐輪する自転車の前
後方向の駐輪スペースの省スペース化)が達成できるた
めである。
【0123】そこで、上段自転車保持体3をその後端を
床面Fに降ろす際、連動して後輪保持レール63を回動
して、該上段自転車保持体3を降ろす下方より、駐輪し
てある自転車Bを別の場所に移動させるようになしたも
ので、回動用アーム64の前端側に前記上段自転車保持
レール31の引き出し(実際には、移動台33の引き出
し)に伴って該後輪保持レール63を付勢装置66の付
勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛けるための後輪
保持レール滑車65を設けてある。
床面Fに降ろす際、連動して後輪保持レール63を回動
して、該上段自転車保持体3を降ろす下方より、駐輪し
てある自転車Bを別の場所に移動させるようになしたも
ので、回動用アーム64の前端側に前記上段自転車保持
レール31の引き出し(実際には、移動台33の引き出
し)に伴って該後輪保持レール63を付勢装置66の付
勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛けるための後輪
保持レール滑車65を設けてある。
【0124】なお、上記滑車条R2の掛け方の具体例は
「図19」に最も明らかに示すように、該滑車条R2の
一端は宜固定部位P1に固定してある。この固定部位
は、前記回動用アーム64が前輪保持レール61の横に
沿うようになしてあるので、該回動用アーム64は前輪
保持レール61に接離する方向、すなわち「図19」の
矢印A1方向に回動可能であるので、前輪保持レール6
1に対して回動用アーム64が沿う側部位(前輪保持レ
ール61に対して「図19」上方部位)が選定される。
「図19」に最も明らかに示すように、該滑車条R2の
一端は宜固定部位P1に固定してある。この固定部位
は、前記回動用アーム64が前輪保持レール61の横に
沿うようになしてあるので、該回動用アーム64は前輪
保持レール61に接離する方向、すなわち「図19」の
矢印A1方向に回動可能であるので、前輪保持レール6
1に対して回動用アーム64が沿う側部位(前輪保持レ
ール61に対して「図19」上方部位)が選定される。
【0125】そして、上記滑車条R2の他端側を上記後
輪保持レール滑車65に掛けた後折り返し、適宜な場所
に設けた滑車65a(前記固定部位P1と並ぶ場所で滑
車条R2の折り返し用),65b(支柱1等の下部の場
所で滑車条R2の立ち上げ用),65c(固定レール2
の前端部位の場所で滑車条R2を該固定レール2内に導
く導入用)で案内(該滑車条R2は「図19」に示す滑
車65bに掛けた後上方に立ち上げて(「図19」手前
側に立ち上げて)、「図3」の滑車65cに掛けるよう
になしてある。)その先端を、固定レール2内を通して
上段自転車保持体3(上段自転車保持体3のどれでもよ
いが、図示実施態様では移動台33の前端部位)に連結
してある。
輪保持レール滑車65に掛けた後折り返し、適宜な場所
に設けた滑車65a(前記固定部位P1と並ぶ場所で滑
車条R2の折り返し用),65b(支柱1等の下部の場
所で滑車条R2の立ち上げ用),65c(固定レール2
の前端部位の場所で滑車条R2を該固定レール2内に導
く導入用)で案内(該滑車条R2は「図19」に示す滑
車65bに掛けた後上方に立ち上げて(「図19」手前
側に立ち上げて)、「図3」の滑車65cに掛けるよう
になしてある。)その先端を、固定レール2内を通して
上段自転車保持体3(上段自転車保持体3のどれでもよ
いが、図示実施態様では移動台33の前端部位)に連結
してある。
【0126】したがって、上段自転車保持体3を固定レ
ール2より引き出す方向に移動すると、上記滑車条R2
は引っ張られ「図19」の上から二番目に示すように後
輪保持レール滑車65に掛けた後の折り返し部の距離L
1が縮まり、回動用アーム64の前端を同図上方に向け
て回動し、その結果後輪保持レール63は同図下方に回
動することになる。
ール2より引き出す方向に移動すると、上記滑車条R2
は引っ張られ「図19」の上から二番目に示すように後
輪保持レール滑車65に掛けた後の折り返し部の距離L
1が縮まり、回動用アーム64の前端を同図上方に向け
て回動し、その結果後輪保持レール63は同図下方に回
動することになる。
【0127】なお、上記後輪保持レール63の回動
(「図19」の矢印A1方向への回動)を円滑にするた
め、該後輪保持レール63と回動用アーム64との下面
には、床面Fの上を転動する車輪66a,66b(「図
3」参照)を設けておくことが望ましい。また、「図1
9」では便宜上同図上から三段目より五段目の牽引条R
2に、たるみ部を設けてあるが、実際にはこのように牽
引条R2にたるみ部を設けることはないのは無論で、適
宜場所にテンション用の滑車を設けてたるみの発生を防
ぐようになしてある。
(「図19」の矢印A1方向への回動)を円滑にするた
め、該後輪保持レール63と回動用アーム64との下面
には、床面Fの上を転動する車輪66a,66b(「図
3」参照)を設けておくことが望ましい。また、「図1
9」では便宜上同図上から三段目より五段目の牽引条R
2に、たるみ部を設けてあるが、実際にはこのように牽
引条R2にたるみ部を設けることはないのは無論で、適
宜場所にテンション用の滑車を設けてたるみの発生を防
ぐようになしてある。
【0128】「図19」例では、複数並べた上記下段自
転車保持レール6,6,6・・・はその一台の後輪保持
レール63を回動させると、並置した数台の下段自転車
保持レール6,6,6・・・に影響して、数台の後輪保
持レール63,63,63・・・を共に回動するように
なしてある。
転車保持レール6,6,6・・・はその一台の後輪保持
レール63を回動させると、並置した数台の下段自転車
保持レール6,6,6・・・に影響して、数台の後輪保
持レール63,63,63・・・を共に回動するように
なしてある。
【0129】すなわち、下段駐輪スペースSに下段自転
車保持レール6,6,6・・・を間隔を狭く設定してお
き、該下段自転車保持レール6上の一台の自転車Bみの
後輪BW側を大きく回動すると、隣の自転車Bに衝突し
て回動できなかったり、無理に回動すると隣の自転車B
を倒してしまうことがある。
車保持レール6,6,6・・・を間隔を狭く設定してお
き、該下段自転車保持レール6上の一台の自転車Bみの
後輪BW側を大きく回動すると、隣の自転車Bに衝突し
て回動できなかったり、無理に回動すると隣の自転車B
を倒してしまうことがある。
【0130】特に、前記したように自転車Bの後部に篭
が取り付けてある場合、上記の回動可能範囲は小さくく
なるので、一台の自転車の後輪BW側を大きく回動する
と、並べて駐輪した自転車B,B,B・・・は順次遠ざ
かるにしたがって回動量が順次少なくなるように共に回
動させて、逆に言うと、数台の自転車B,B,B・・・
少しづつ回動させて大きな間隙を得るようになして上記
の問題点を解決している。
が取り付けてある場合、上記の回動可能範囲は小さくく
なるので、一台の自転車の後輪BW側を大きく回動する
と、並べて駐輪した自転車B,B,B・・・は順次遠ざ
かるにしたがって回動量が順次少なくなるように共に回
動させて、逆に言うと、数台の自転車B,B,B・・・
少しづつ回動させて大きな間隙を得るようになして上記
の問題点を解決している。
【0131】そして、上記の解決手段として、本実施態
様では、後輪保持レール63の後端部位に下段自転車保
持レール6,6,6・・・の並置間隔より所定寸法短く
設定した押し腕67を横方向に突出させて設けてある。
したがって、「図19」で同図上から二番目の下段自転
車保持レール6の後輪保持レール63を所定角度回動
(図下方に向けて回動)させると、この下段自転車保持
レール6の押し腕67が隣の(図下方の)後輪保持レー
ル63を押して多少回動角度を少なく回動させる。そし
て、以後、順次図下方の後輪保持レール63を次第に回
転角度を小さくして回動させるようになしてある。
様では、後輪保持レール63の後端部位に下段自転車保
持レール6,6,6・・・の並置間隔より所定寸法短く
設定した押し腕67を横方向に突出させて設けてある。
したがって、「図19」で同図上から二番目の下段自転
車保持レール6の後輪保持レール63を所定角度回動
(図下方に向けて回動)させると、この下段自転車保持
レール6の押し腕67が隣の(図下方の)後輪保持レー
ル63を押して多少回動角度を少なく回動させる。そし
て、以後、順次図下方の後輪保持レール63を次第に回
転角度を小さくして回動させるようになしてある。
【0132】なお、上記押し腕67の先端には転車67
aを設けて、この転車67aが隣の後輪保持レール63
に接して転動することで、押し腕67と隣の後輪保持レ
ール63との間の摩擦抵抗が生ずるのを防いでいる。
aを設けて、この転車67aが隣の後輪保持レール63
に接して転動することで、押し腕67と隣の後輪保持レ
ール63との間の摩擦抵抗が生ずるのを防いでいる。
【0133】上記押し腕67による下段自転車保持レー
ル6(後輪保持レール63)の回動は、影響する台数を
増やすと大きな力が必要となるので2〜4台程度の後輪
保持レール63,63,63・・・のみに影響するよう
になしておくのが望ましい。
ル6(後輪保持レール63)の回動は、影響する台数を
増やすと大きな力が必要となるので2〜4台程度の後輪
保持レール63,63,63・・・のみに影響するよう
になしておくのが望ましい。
【0134】なお、本発明では回動用アーム64の先端
を回動することで後輪保持レール63を回動するように
なしてあるが、牽引条R2をの一端を後輪保持レール6
3の垂直軸62より離れた位置に連結しても、該後輪保
持レール63を回動することは可能である。しかし、上
段自転車保持体3を固定レール2より引き出す方向に移
動することで直接後輪保持レール63を回動するには大
きな力が必要であるので、この回動用アーム64を使用
して梃作用で容易に後輪保持レール63を回動するよう
になしたものである。
を回動することで後輪保持レール63を回動するように
なしてあるが、牽引条R2をの一端を後輪保持レール6
3の垂直軸62より離れた位置に連結しても、該後輪保
持レール63を回動することは可能である。しかし、上
段自転車保持体3を固定レール2より引き出す方向に移
動することで直接後輪保持レール63を回動するには大
きな力が必要であるので、この回動用アーム64を使用
して梃作用で容易に後輪保持レール63を回動するよう
になしたものである。
【0135】次ぎに、「請求項6」の発明は、下段駐輪
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内さ
れてこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能
となした移動台33と、該移動台33の上に位置して該
移動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途
中部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レ
ール32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる
上段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結してある
のは「請求項4」と同じである。
スペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り
付け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内さ
れてこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能
となした移動台33と、該移動台33の上に位置して該
移動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途
中部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レ
ール32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31
aと自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可
能となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる
上段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結してある
のは「請求項4」と同じである。
【0136】そして、上記移動台33の前端側には移動
台滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の
前端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール3
2を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に
差し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21c
の下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に
保持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レ
ール32は固定レール2より引き出したときに前端側を
該移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
してあるのも「請求項4」と同じである。
台滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の
前端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール3
2を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に
差し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21c
の下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に
保持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レ
ール32は固定レール2より引き出したときに前端側を
該移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
してあるのも「請求項4」と同じである。
【0137】さらに、上記固定レール2等の固定部位と
移動台33との間には、該移動台33を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定
レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール31
の移動を行う牽引条R1のリールRを設け、該牽引条R
1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台滑車
33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転車
保持レール31の前端部位に連結し、上記固定レール2
と移動台33との間には、該移動台33を固定レール2
より引き出す方向に移動した際に所定位置で両者を係止
して、上段案内レール32が略水平となることでこの両
者の係止が脱着される係止装置5を設けてあるのも「請
求項4」と同じである。
移動台33との間には、該移動台33を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定
レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール31
の移動を行う牽引条R1のリールRを設け、該牽引条R
1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台滑車
33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転車
保持レール31の前端部位に連結し、上記固定レール2
と移動台33との間には、該移動台33を固定レール2
より引き出す方向に移動した際に所定位置で両者を係止
して、上段案内レール32が略水平となることでこの両
者の係止が脱着される係止装置5を設けてあるのも「請
求項4」と同じである。
【0138】そして本発明は、さらに、上記上段自転車
保持レール31の後端側には、一対の開閉アーム71,
71と、昇降によってこの開閉アーム71,71を開閉
する開閉昇降体72とからなり、常時またはこの上段自
転車保持レール31が上段案内レール32上にある際は
該開閉アーム71,71が閉じて後輪BWを保持し、上
段自転車保持レール31が下部駐輪スペースFの床面上
に下りると該開閉昇降体72が床面によって押し上げら
れ、該開閉アーム71,71が開いて後輪BWの保持を
脱着する後輪保持装置7を設けてなる。
保持レール31の後端側には、一対の開閉アーム71,
71と、昇降によってこの開閉アーム71,71を開閉
する開閉昇降体72とからなり、常時またはこの上段自
転車保持レール31が上段案内レール32上にある際は
該開閉アーム71,71が閉じて後輪BWを保持し、上
段自転車保持レール31が下部駐輪スペースFの床面上
に下りると該開閉昇降体72が床面によって押し上げら
れ、該開閉アーム71,71が開いて後輪BWの保持を
脱着する後輪保持装置7を設けてなる。
【0139】上記後輪保持装置7は、上記上段自転車保
持体3の後端を急激に床面Fに衝突するように降ろす
と、その衝撃で上段自転車保持レール31の上に載せた
自転車Bが跳ね上がって、該自転車B、特にその後輪B
Wが該上段自転車保持レール31より外れることがある
ので、上段自転車保持体3の後端が床面に衝突する時点
では後輪BWを保持しておくものである。
持体3の後端を急激に床面Fに衝突するように降ろす
と、その衝撃で上段自転車保持レール31の上に載せた
自転車Bが跳ね上がって、該自転車B、特にその後輪B
Wが該上段自転車保持レール31より外れることがある
ので、上段自転車保持体3の後端が床面に衝突する時点
では後輪BWを保持しておくものである。
【0140】上記後輪保持装置7の図実施態様は、「図
20」乃至「図22」に最も明らかに示すように、上段
自転車保持レール31の両側に軸受73,73を設け、
この軸受73,73に開閉アーム71の中間部を該上段
自転車保持レール31の長手方向に沿う軸74で夫々枢
着してある。そして、この両開閉アーム71,71の上
端は上段自転車保持レール31の上方まで延設して、そ
の上端に後輪BWのスポーク部を挟持する押さえ部71
a,71aを設けてある。また、両開閉アーム71,7
1の下端は上段自転車保持レール31の下方まで延設し
てある。
20」乃至「図22」に最も明らかに示すように、上段
自転車保持レール31の両側に軸受73,73を設け、
この軸受73,73に開閉アーム71の中間部を該上段
自転車保持レール31の長手方向に沿う軸74で夫々枢
着してある。そして、この両開閉アーム71,71の上
端は上段自転車保持レール31の上方まで延設して、そ
の上端に後輪BWのスポーク部を挟持する押さえ部71
a,71aを設けてある。また、両開閉アーム71,7
1の下端は上段自転車保持レール31の下方まで延設し
てある。
【0141】なお、上記両開閉アーム71,71は略く
の字状に折り曲げて、その折り曲げ部が外方に膨出する
ように対設し、また折り曲げ部より下方を軸74で枢支
して、常時その上端部が自重で互いに開くようになして
ある。
の字状に折り曲げて、その折り曲げ部が外方に膨出する
ように対設し、また折り曲げ部より下方を軸74で枢支
して、常時その上端部が自重で互いに開くようになして
ある。
【0142】そして、上段自転車保持レール31には開
閉昇降体72が昇降可能に吊り下げられ、この開閉昇降
体72の下部は上記両開閉アーム71,71の間を通る
ようになしてある。図示実施態様では、この開閉昇降体
72は上端部を上段自転車保持レール31の底面31c
を遊挿して、該底面31c上方に貫出した上端に抜け止
め大径部72aを設けてある。また、この開閉昇降体7
2の下端には床面F上を転動するための車輪72bを設
けてある。
閉昇降体72が昇降可能に吊り下げられ、この開閉昇降
体72の下部は上記両開閉アーム71,71の間を通る
ようになしてある。図示実施態様では、この開閉昇降体
72は上端部を上段自転車保持レール31の底面31c
を遊挿して、該底面31c上方に貫出した上端に抜け止
め大径部72aを設けてある。また、この開閉昇降体7
2の下端には床面F上を転動するための車輪72bを設
けてある。
【0143】また、上記開閉昇降体72は、図示実施態
様では、自重で常時下方に下がるようになしてあるが、
必要があればスプリングで下方に向けて付勢してもよい
のは無論であり、さらには前記はしていないが両開閉ア
ーム71,71間にもその上端が開く方向に付勢するス
プリングを配してもよいものである。
様では、自重で常時下方に下がるようになしてあるが、
必要があればスプリングで下方に向けて付勢してもよい
のは無論であり、さらには前記はしていないが両開閉ア
ーム71,71間にもその上端が開く方向に付勢するス
プリングを配してもよいものである。
【0144】そして、上記開閉昇降体72には、該開閉
昇降体72が最下端まで下降した位置で両開閉アーム7
1,71の下端位置に適合して、その間隔を押し開くア
ーム72cを設け、このアーム72cの両側にはローラ
72d,72dを設けている。すなわち、「図21」は
開閉昇降体72が下降しているもので、ローラ72d,
72dが両開閉アーム71,71の下端の間隔を押し開
き、この両開閉アーム71,71の上端は閉じて、後輪
BWを保持している。
昇降体72が最下端まで下降した位置で両開閉アーム7
1,71の下端位置に適合して、その間隔を押し開くア
ーム72cを設け、このアーム72cの両側にはローラ
72d,72dを設けている。すなわち、「図21」は
開閉昇降体72が下降しているもので、ローラ72d,
72dが両開閉アーム71,71の下端の間隔を押し開
き、この両開閉アーム71,71の上端は閉じて、後輪
BWを保持している。
【0145】そして、上記の開閉昇降体72の下端(車
輪72b)が床面Fに接して「図22」に示すように上
昇(見かけ上、上昇するもので、実際には上段自転車保
持レール31が下がる。)すると、両開閉アーム71,
71の下部は両者の間隔が上方に向かって順次拡大する
ようになしてあるので、開閉昇降体72と共にアーム7
2cが見かけ上、上昇して両開閉アーム71,71の下
端の押し開きが無くなるので、両開閉アーム71,71
はその重心の位置を適宜に設定することで、または、図
示しない前記したスプリングの付勢力で、その上端側の
間隔を開くようになしてある。
輪72b)が床面Fに接して「図22」に示すように上
昇(見かけ上、上昇するもので、実際には上段自転車保
持レール31が下がる。)すると、両開閉アーム71,
71の下部は両者の間隔が上方に向かって順次拡大する
ようになしてあるので、開閉昇降体72と共にアーム7
2cが見かけ上、上昇して両開閉アーム71,71の下
端の押し開きが無くなるので、両開閉アーム71,71
はその重心の位置を適宜に設定することで、または、図
示しない前記したスプリングの付勢力で、その上端側の
間隔を開くようになしてある。
【0146】なお、上記開閉昇降体72は、上段自転車
保持レール31が上段案内レール32の上に位置する時
は、その下端が上段案内レール32によって押し上げら
れないようになし、上段自転車保持レール31が床面F
上に引き出されると、該開閉昇降体72が押し上げられ
るようになしておくもので、図示実施態様では、上段自
転車保持レール31の自転車保持レール後方車輪31b
が上段案内レール32に設けた導入案内翼32g,32
gの上に乗ることで、開閉昇降体72の下端は上段案内
レール32の底面等に接触しないようになして該開閉昇
降体72が押し上げられないようになしてある。
保持レール31が上段案内レール32の上に位置する時
は、その下端が上段案内レール32によって押し上げら
れないようになし、上段自転車保持レール31が床面F
上に引き出されると、該開閉昇降体72が押し上げられ
るようになしておくもので、図示実施態様では、上段自
転車保持レール31の自転車保持レール後方車輪31b
が上段案内レール32に設けた導入案内翼32g,32
gの上に乗ることで、開閉昇降体72の下端は上段案内
レール32の底面等に接触しないようになして該開閉昇
降体72が押し上げられないようになしてある。
【0147】また、「請求項7」の発明は、下段駐輪ス
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付
け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内され
てこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能と
なした移動台33と、該移動台33の上に位置して該移
動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途中
部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レー
ル32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31a
と自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能
となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる上
段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結してあるの
は「請求項4」と同じである。
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付
け、上記固定レール2には、該固定レール2に案内され
てこの固定レール2に対して抜き差し方向に移動可能と
なした移動台33と、該移動台33の上に位置して該移
動台33の後端に水平軸33aによって前端近くの途中
部位を枢着した上段案内レール32と、該上段案内レー
ル32の上に搭載され自転車保持レール前方車輪31a
と自転車保持レール後方車輪31bとによって移動可能
となした樋状の上段自転車保持レール31とからなる上
段自転車保持体3の前端を引き出し式に連結してあるの
は「請求項4」と同じである。
【0148】また、上記移動台33の前端側には移動台
滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の前
端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール32
を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に差
し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21cの
下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に保
持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レー
ル32は固定レール2より引き出したときに前端側を該
移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下段
駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようになし
てあるのも「請求項4」と同じである。
滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の前
端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール32
を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に差
し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21cの
下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に保
持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レー
ル32は固定レール2より引き出したときに前端側を該
移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下段
駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようになし
てあるのも「請求項4」と同じである。
【0149】さらに、上記固定レール2等の固定部位と
移動台33との間には、該移動台33を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定
レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール31
の移動を行う牽引条R1のリールRを設け、該牽引条R
1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台滑車
33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転車
保持レール31の前端部位に連結して、上記固定レール
2と移動台33との間には、該移動台33を固定レール
2より引き出す方向に移動した際に所定位置で両者を係
止して、上段案内レール32が略水平となることでこの
両者の係止が脱着される係止装置5を設けてなるのも
「請求項4」と同じである。
移動台33との間には、該移動台33を固定レール2よ
り引き出す方向に付勢する付勢装置4を設け、上記固定
レール2等の固定部位には、上段自転車保持レール31
の移動を行う牽引条R1のリールRを設け、該牽引条R
1の先端を固定レール2内を通し、また上記移動台滑車
33bと案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転車
保持レール31の前端部位に連結して、上記固定レール
2と移動台33との間には、該移動台33を固定レール
2より引き出す方向に移動した際に所定位置で両者を係
止して、上段案内レール32が略水平となることでこの
両者の係止が脱着される係止装置5を設けてなるのも
「請求項4」と同じである。
【0150】そして本発明は、下段駐輪スペースSの上
記固定レール2の下方には、前輪保持レール61を固定
し、この前輪保持レール61の後端には垂直軸62で後
輪保持レール63を連結してなる下段自転車保持レール
6を設け、この下段自転車保持レール6の前輪保持レー
ル61と後輪保持レール63との間には、両者が一直線
上に位置する方向に付勢する付勢装置66を設け、さら
に、上記後輪保持レール63の前端側には回動用アーム
64を延設し、この回動用アーム64の前端側には前記
上段自転車保持レール31の引き出しに伴って該後輪保
持レール63を付勢装置66の付勢力に抗して折り曲げ
る滑車条R2を掛けるための後輪保持レール滑車65を
設けてなる。なお、この下段自転車保持レール6は「請
求項5」と同じであるので説明を省略する。
記固定レール2の下方には、前輪保持レール61を固定
し、この前輪保持レール61の後端には垂直軸62で後
輪保持レール63を連結してなる下段自転車保持レール
6を設け、この下段自転車保持レール6の前輪保持レー
ル61と後輪保持レール63との間には、両者が一直線
上に位置する方向に付勢する付勢装置66を設け、さら
に、上記後輪保持レール63の前端側には回動用アーム
64を延設し、この回動用アーム64の前端側には前記
上段自転車保持レール31の引き出しに伴って該後輪保
持レール63を付勢装置66の付勢力に抗して折り曲げ
る滑車条R2を掛けるための後輪保持レール滑車65を
設けてなる。なお、この下段自転車保持レール6は「請
求項5」と同じであるので説明を省略する。
【0151】すなわち、本発明は「請求項4」の発明
に、「請求項5」の下段自転車保持レール6を組み合わ
せてなるものである。
に、「請求項5」の下段自転車保持レール6を組み合わ
せてなるものである。
【0152】次に、「請求項8」の発明は、下段駐輪ス
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付け
てあるのも「請求項4」と同じである。
ペースSに支柱1を立設し、この支柱1には底面21a
と、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面21
b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21c,
21cとを有した固定レール2を略水平方向に取り付け
てあるのも「請求項4」と同じである。
【0153】上記固定レール2には、下面に車輪33
c,33cを有して該固定レール2に案内されてこの固
定レール2に対して抜き差し方向に移動可能となした移
動台33と、該移動台33の上に位置して該移動台33
の後端に水平軸33aによって前端近くの途中部位を枢
着した上段案内レール32と、該上段案内レール32の
上に搭載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車
保持レール後方車輪31bとによって移動可能となした
樋状の上段自転車保持レール31とからなる上段自転車
保持体3の前端を引き出し式に連結してある。
c,33cを有して該固定レール2に案内されてこの固
定レール2に対して抜き差し方向に移動可能となした移
動台33と、該移動台33の上に位置して該移動台33
の後端に水平軸33aによって前端近くの途中部位を枢
着した上段案内レール32と、該上段案内レール32の
上に搭載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車
保持レール後方車輪31bとによって移動可能となした
樋状の上段自転車保持レール31とからなる上段自転車
保持体3の前端を引き出し式に連結してある。
【0154】上記移動台33と上段自転車保持体3とは
「請求項4」のものと略同じであるが、本発明では特に
該移動台33に車輪33c,33c,33c・・・を設
けてある。この車輪33c,33cは、移動台33には
その自重と、上段自転車保持体3と、上段自転車保持レ
ール31と、搭載した自転車Bとの荷重が加わるので相
応の重量となる。このように比較的重量の大きいものを
移動させるには車輪33c,33c,33c・・・を設
けることが常套手段として行なわれているもので、特に
本発明では後記する付勢装置4の付勢力でこの移動台3
3を移動させるようになしてあるので、この車輪33
c,33c,33c・・・を設けることで該移動台33
の円滑な移動が保証できるものである。
「請求項4」のものと略同じであるが、本発明では特に
該移動台33に車輪33c,33c,33c・・・を設
けてある。この車輪33c,33cは、移動台33には
その自重と、上段自転車保持体3と、上段自転車保持レ
ール31と、搭載した自転車Bとの荷重が加わるので相
応の重量となる。このように比較的重量の大きいものを
移動させるには車輪33c,33c,33c・・・を設
けることが常套手段として行なわれているもので、特に
本発明では後記する付勢装置4の付勢力でこの移動台3
3を移動させるようになしてあるので、この車輪33
c,33c,33c・・・を設けることで該移動台33
の円滑な移動が保証できるものである。
【0155】そして、上記上段自転車保持レール31に
は、前後両端部に平面U字状に折り曲げた枠棒34aか
らなり、その折り返し端部を上段自転車保持レール31
の端部上方に位置させ、平行棒部は該上段自転車保持レ
ール31の中央側に向かうにしたがって下降させてその
先端を該上段自転車保持レール31の両側に固着した転
倒防止枠34,34を取り付けてある。
は、前後両端部に平面U字状に折り曲げた枠棒34aか
らなり、その折り返し端部を上段自転車保持レール31
の端部上方に位置させ、平行棒部は該上段自転車保持レ
ール31の中央側に向かうにしたがって下降させてその
先端を該上段自転車保持レール31の両側に固着した転
倒防止枠34,34を取り付けてある。
【0156】上記転倒防止枠34,34に関しては前記
もしたが、この種駐輪装置には従来汎用されているもの
である。一般的には、自転車Bの前輪FW側にのみに設
けることで自転車Bの転倒は防げるものであるとされて
いる。しかし本発明では、この転倒防止枠34,34は
自転車の転倒防止の目的の他に、傾斜した上段自転車保
持レール31よりの自転車Bのずれ落ち防止をも目的と
するため、後輪BW側の、すなわち上段自転車保持レー
ル31の後端側の転倒防止枠43が必要となるものであ
る。
もしたが、この種駐輪装置には従来汎用されているもの
である。一般的には、自転車Bの前輪FW側にのみに設
けることで自転車Bの転倒は防げるものであるとされて
いる。しかし本発明では、この転倒防止枠34,34は
自転車の転倒防止の目的の他に、傾斜した上段自転車保
持レール31よりの自転車Bのずれ落ち防止をも目的と
するため、後輪BW側の、すなわち上段自転車保持レー
ル31の後端側の転倒防止枠43が必要となるものであ
る。
【0157】なお、上段自転車保持レール31が「図
3」のように傾斜すると、自転車Bは図右側にずれ落ち
ようとするが、上段自転車保持レール31の後端側の転
倒防止枠43のU字状折り返し部に後輪BWが衝合して
ずれ落ちが防止されるものである。
3」のように傾斜すると、自転車Bは図右側にずれ落ち
ようとするが、上段自転車保持レール31の後端側の転
倒防止枠43のU字状折り返し部に後輪BWが衝合して
ずれ落ちが防止されるものである。
【0158】そして、上記移動台33の前端側には移動
台滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の
前端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール3
2を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に
差し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21c
の下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に
保持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レ
ール32は固定レール2より引き出したときに前端側を
該移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
し、上記固定レール2等の固定部位と移動台33との間
には、該移動台33を固定レール2より引き出す方向に
付勢する付勢装置4を設け、上記固定レール2等の固定
部位には、上段自転車保持レール31の移動を行う牽引
条R1を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先端
を固定レール2内を通し、また上記移動台滑車33bと
案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転車保持レー
ル31の前端部位に連結してある。
台滑車33bを設け、また、上記上段案内レール32の
前端には案内レール滑車32dと、該上段案内レール3
2を略水平となしてその前端部を上記固定レール2内に
差し込んだとき該固定レール2の保持面21c,21c
の下方に位置して該上段案内レール32を略水平方向に
保持する水平保持転車32eとを設け、この上段案内レ
ール32は固定レール2より引き出したときに前端側を
該移動台33の水平軸33aによって支承し後端側を下
段駐輪スペースSの床面Fに向けて傾斜できるようにな
し、上記固定レール2等の固定部位と移動台33との間
には、該移動台33を固定レール2より引き出す方向に
付勢する付勢装置4を設け、上記固定レール2等の固定
部位には、上段自転車保持レール31の移動を行う牽引
条R1を有したウインチRを設け、該牽引条R1の先端
を固定レール2内を通し、また上記移動台滑車33bと
案内レール滑車32dとに掛けて該上段自転車保持レー
ル31の前端部位に連結してある。
【0159】なお、上記移動台車33、付勢装置4、ウ
インチRの構成は「請求項4」以下に説明したものと同
じであるので、ここでは説明を省略する。
インチRの構成は「請求項4」以下に説明したものと同
じであるので、ここでは説明を省略する。
【0160】また、上記固定レール2には係止孔23又
は係止凸部23aを設け、移動台33には該係止孔23
又は係止凸部23aに一端を係止する係止アーム51の
中間部を水平軸52で枢着し、この係止アーム51は水
平軸52より係止端側が自重等で下方に下がるようにな
すと共に、係止反対端側を移動台33の上方に突出さ
せ、該移動台33を固定レール2より引き出す方向に移
動した際に所定位置で係止アーム51が係止孔23又は
係止凸部23aに係止して、上段案内レール32が略水
平となることで該係止アーム51の係止反対端側をこの
上段案内レール32で押し下げて係止が脱着されるよう
になした係止装置5を設けてある。
は係止凸部23aを設け、移動台33には該係止孔23
又は係止凸部23aに一端を係止する係止アーム51の
中間部を水平軸52で枢着し、この係止アーム51は水
平軸52より係止端側が自重等で下方に下がるようにな
すと共に、係止反対端側を移動台33の上方に突出さ
せ、該移動台33を固定レール2より引き出す方向に移
動した際に所定位置で係止アーム51が係止孔23又は
係止凸部23aに係止して、上段案内レール32が略水
平となることで該係止アーム51の係止反対端側をこの
上段案内レール32で押し下げて係止が脱着されるよう
になした係止装置5を設けてある。
【0161】上記係止装置5は、「請求項4」の発明の
説明で図示実施態様として説明したもので、係止孔23
又は係止凸部23aと係止アーム51とのみで構成さ
れ、可動部位は係止アーム51のみであるので、簡易な
構成で故障の少ない耐久性が大きいという特長を有する
ものである。
説明で図示実施態様として説明したもので、係止孔23
又は係止凸部23aと係止アーム51とのみで構成さ
れ、可動部位は係止アーム51のみであるので、簡易な
構成で故障の少ない耐久性が大きいという特長を有する
ものである。
【0162】また、下段駐輪スペースSの上記固定レー
ル2の下方には、前輪保持レール61を固定し、この前
輪保持レール61の後端には垂直軸62で後輪保持レー
ル63を連結してなる下段自転車保持レール6を設け、
この下段自転車保持レール6前輪保持レール61と後輪
保持レール63との間には、両者が一直線上に位置する
方向に付勢する付勢装置66を設け、上記後輪保持レー
ル63の前端側には回動用アーム64を延設し、この回
動用アーム64の前端側には前記上段自転車保持レール
31の引き出しに伴って該後輪保持レール63を付勢装
置66の付勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛ける
ための後輪保持レール滑車65を設けてある。なお、こ
の下段自転車保持レール6は、「請求項5」の発明の説
明で説明したものと同じであるので、ここでは説明を省
略する。
ル2の下方には、前輪保持レール61を固定し、この前
輪保持レール61の後端には垂直軸62で後輪保持レー
ル63を連結してなる下段自転車保持レール6を設け、
この下段自転車保持レール6前輪保持レール61と後輪
保持レール63との間には、両者が一直線上に位置する
方向に付勢する付勢装置66を設け、上記後輪保持レー
ル63の前端側には回動用アーム64を延設し、この回
動用アーム64の前端側には前記上段自転車保持レール
31の引き出しに伴って該後輪保持レール63を付勢装
置66の付勢力に抗して折り曲げる滑車条R2を掛ける
ための後輪保持レール滑車65を設けてある。なお、こ
の下段自転車保持レール6は、「請求項5」の発明の説
明で説明したものと同じであるので、ここでは説明を省
略する。
【0163】さらに、上記上段自転車保持レール31の
後端側には、一対の開閉アーム71,71と、昇降によ
ってこの開閉アーム71,71を開閉する開閉昇降体7
2とからなり、常時またはこの上段自転車保持レール3
1が上段案内レール32上にある際は該開閉アーム7
1,71が閉じて後輪BWを保持し、上段自転車保持レ
ール31が下部駐輪スペースFの床面上に下りて略水平
となると該開閉昇降体72が床面によって押し上げられ
該開閉アーム71,71が開いて後輪BWの保持を脱着
する後輪保持装置7を設けてなる。なお、この後輪保持
装置7は、「請求項6」の発明の説明で説明したものと
同じであるのでここでは説明を省略する。
後端側には、一対の開閉アーム71,71と、昇降によ
ってこの開閉アーム71,71を開閉する開閉昇降体7
2とからなり、常時またはこの上段自転車保持レール3
1が上段案内レール32上にある際は該開閉アーム7
1,71が閉じて後輪BWを保持し、上段自転車保持レ
ール31が下部駐輪スペースFの床面上に下りて略水平
となると該開閉昇降体72が床面によって押し上げられ
該開閉アーム71,71が開いて後輪BWの保持を脱着
する後輪保持装置7を設けてなる。なお、この後輪保持
装置7は、「請求項6」の発明の説明で説明したものと
同じであるのでここでは説明を省略する。
【0164】すなわち、本発明は「請求項4」の発明
に、「請求項5」の下段自転車保持レール6と、「請求
項6」の後輪保持装置7とを組み合わせてなるものであ
る。
に、「請求項5」の下段自転車保持レール6と、「請求
項6」の後輪保持装置7とを組み合わせてなるものであ
る。
【0165】
【発明の効果】本発明は上記のごとき構成よりなるの
で、自転車Bを上段自転車保持レール31上に上げ降ろ
しするのは使用者が直接自転車Bを手にして行わなくて
はならないのは従来と同じであるが、上段自転車保持レ
ール31上の自転車Bを上段の駐輪スペースに引き上げ
たり、降ろしたりする作業はウインチRで行うことがで
き、上げ下しする自転車Bが万が一にも滑り落ちてこな
い安全な場所で操作できるという利点と、小さな力で操
作できるという利点を有した二段式駐輪装置を提供でき
るものである。
で、自転車Bを上段自転車保持レール31上に上げ降ろ
しするのは使用者が直接自転車Bを手にして行わなくて
はならないのは従来と同じであるが、上段自転車保持レ
ール31上の自転車Bを上段の駐輪スペースに引き上げ
たり、降ろしたりする作業はウインチRで行うことがで
き、上げ下しする自転車Bが万が一にも滑り落ちてこな
い安全な場所で操作できるという利点と、小さな力で操
作できるという利点を有した二段式駐輪装置を提供でき
るものである。
【0166】また、本発明は上記ウインチRと付勢装置
4とを、上段自転車保持レール31の駆動装置として使
用したため、前端部を固定レール2内に差し込んで略水
平状態に保持しておいた上段自転車保持レール31をそ
の固定レール2より引く抜き、水平保持状態を外し、継
いで該上段自転車保持レール31の後端側を下方に下げ
るように回動するという複雑な動きと、その逆方向の動
きとを確実に行える二段式駐輪装置を提供できるもので
ある。
4とを、上段自転車保持レール31の駆動装置として使
用したため、前端部を固定レール2内に差し込んで略水
平状態に保持しておいた上段自転車保持レール31をそ
の固定レール2より引く抜き、水平保持状態を外し、継
いで該上段自転車保持レール31の後端側を下方に下げ
るように回動するという複雑な動きと、その逆方向の動
きとを確実に行える二段式駐輪装置を提供できるもので
ある。
【0167】また、「請求項2」の発明は、上記の特長
に加え、上段自転車保持体3を、上段案内レール32
と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車保持レ
ール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪31b
とによって移動可能となした樋状の上段自転車保持レー
ル31とで構成したので、上段案内レール32を前端側
を固定レール2で保持し後端側を床面Fに降ろした状態
に傾斜した後、さらに、上段自転車保持レール31をこ
の上段案内レール32上から滑り降ろして床面F上にま
で降ろすことができ、自転車Bの上げ降ろしを傾斜した
上段自転車保持レール31へではなく、床面Fの低い位
置にまで水平状態に降ろした上段自転車保持レール31
へ行えばよく、自転車Bの使用者の手で行なう上げ降ろ
しが容易な二段式駐輪装置を提供できるものである。
に加え、上段自転車保持体3を、上段案内レール32
と、該上段案内レール32の上に搭載され自転車保持レ
ール前方車輪31aと自転車保持レール後方車輪31b
とによって移動可能となした樋状の上段自転車保持レー
ル31とで構成したので、上段案内レール32を前端側
を固定レール2で保持し後端側を床面Fに降ろした状態
に傾斜した後、さらに、上段自転車保持レール31をこ
の上段案内レール32上から滑り降ろして床面F上にま
で降ろすことができ、自転車Bの上げ降ろしを傾斜した
上段自転車保持レール31へではなく、床面Fの低い位
置にまで水平状態に降ろした上段自転車保持レール31
へ行えばよく、自転車Bの使用者の手で行なう上げ降ろ
しが容易な二段式駐輪装置を提供できるものである。
【0168】また、「請求項3」の発明は、さらに上記
の特長に加え、上段自転車保持体3を、固定レール2に
対して抜き差し方向に移動可能となした移動台33と、
上段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭
載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レ
ール後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール31とで構成したので、該上段自
転車保持レール31の上記のような複雑な動きを、移動
台33の直線往復移動と、上段案内レール32の回動
と、上段自転車保持レール31の上段案内レール32か
らの滑り降りまたは引き上げの各動きで分担し、円滑で
確実な作動が得られ、特に、大きな力が得られずらい付
勢装置4でも確実な動きが保証される二段式駐輪装置を
提供できるものである。
の特長に加え、上段自転車保持体3を、固定レール2に
対して抜き差し方向に移動可能となした移動台33と、
上段案内レール32と、該上段案内レール32の上に搭
載され自転車保持レール前方車輪31aと自転車保持レ
ール後方車輪31bとによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール31とで構成したので、該上段自
転車保持レール31の上記のような複雑な動きを、移動
台33の直線往復移動と、上段案内レール32の回動
と、上段自転車保持レール31の上段案内レール32か
らの滑り降りまたは引き上げの各動きで分担し、円滑で
確実な作動が得られ、特に、大きな力が得られずらい付
勢装置4でも確実な動きが保証される二段式駐輪装置を
提供できるものである。
【0169】また、「請求項4」の発明は、さらに上記
の特長に加え、移動台33と固定レール2との間に係止
装置5を設けたので、上段案内レール32の後端側が持
ち上げられて略水平となって該移動台33の固定レール
2への係止が外れてから移動台33が移動を開始すると
いう工程が確保でき作動の信頼性の高い二段式駐輪装置
を提供できるものである。
の特長に加え、移動台33と固定レール2との間に係止
装置5を設けたので、上段案内レール32の後端側が持
ち上げられて略水平となって該移動台33の固定レール
2への係止が外れてから移動台33が移動を開始すると
いう工程が確保でき作動の信頼性の高い二段式駐輪装置
を提供できるものである。
【0170】また、本発明では固定レール2を底面21
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した形状となしてあるので、両保持面
21c,21cの間に間隙を設けて、上段自転車保持体
3を差し込む際、この上段自転車保持体3に転倒防止枠
34等の支障物が立ちあげていても上記間隙内に差し込
んで該固定レールの全長を有効に利用でき、しいては短
い固定レール2で上段自転車保持体3を急傾斜とするこ
とで駐輪スペースを有効に利用できる二段式駐輪装置を
提供できるものである。
aと、立ち上がり両側面21b,21bと、該両側面2
1b,21bの上端より内側に折り曲げた保持面21
c,21cとを有した形状となしてあるので、両保持面
21c,21cの間に間隙を設けて、上段自転車保持体
3を差し込む際、この上段自転車保持体3に転倒防止枠
34等の支障物が立ちあげていても上記間隙内に差し込
んで該固定レールの全長を有効に利用でき、しいては短
い固定レール2で上段自転車保持体3を急傾斜とするこ
とで駐輪スペースを有効に利用できる二段式駐輪装置を
提供できるものである。
【0171】また、「請求項5」の発明は、固定レール
2の下方に、下段自転車保持レール6を設け、この下段
自転車保持レール6の後輪保持レール63が上段自転車
保持レール31の引き出しで回動するようになしてある
ので、下段駐輪スペースSに自転車Bを駐輪してあって
も、上段自転車保持レール31の上げ降ろしに支障がな
く、特に、下段駐輪スペースSに駐輪した自転車Bのさ
らに後方に上段の自転車Bを降ろすのではなく、下段の
自転車をその後輪BWを横方向に移動してできた空隙を
利用しているので駐輪した自転車の前後方向の必要スペ
ースを少なくすることのできる二段式駐輪装置を提供で
きるものである。
2の下方に、下段自転車保持レール6を設け、この下段
自転車保持レール6の後輪保持レール63が上段自転車
保持レール31の引き出しで回動するようになしてある
ので、下段駐輪スペースSに自転車Bを駐輪してあって
も、上段自転車保持レール31の上げ降ろしに支障がな
く、特に、下段駐輪スペースSに駐輪した自転車Bのさ
らに後方に上段の自転車Bを降ろすのではなく、下段の
自転車をその後輪BWを横方向に移動してできた空隙を
利用しているので駐輪した自転車の前後方向の必要スペ
ースを少なくすることのできる二段式駐輪装置を提供で
きるものである。
【0172】また、「請求項6」の発明は、上段自転車
保持レール31に自転車Bの後輪BWを保持する保持装
置7を設けてあるので、該上段自転車保持レール31よ
り自転車Bが脱落しない、特に上段の自転車Bを上段よ
り降ろす際に万が一衝撃が加わっても自転車Bが脱落し
ない安全性の高い二段式駐輪装置を提供できるものであ
る。
保持レール31に自転車Bの後輪BWを保持する保持装
置7を設けてあるので、該上段自転車保持レール31よ
り自転車Bが脱落しない、特に上段の自転車Bを上段よ
り降ろす際に万が一衝撃が加わっても自転車Bが脱落し
ない安全性の高い二段式駐輪装置を提供できるものであ
る。
【0173】また、本発明は移動台33に移動台滑車3
3bを設けてウインチRの牽引条R1をこの移動台滑車
33bと、上段案内レール32の前端の案内レール滑車
32dとに掛けてあるので、前記したように小さな力で
上段案内レール32を伏動させることができる二段式駐
輪装置を提供できるものである。
3bを設けてウインチRの牽引条R1をこの移動台滑車
33bと、上段案内レール32の前端の案内レール滑車
32dとに掛けてあるので、前記したように小さな力で
上段案内レール32を伏動させることができる二段式駐
輪装置を提供できるものである。
【0174】また、「請求項7」の発明は、上記係止装
置5と下段自転車保持レール6とを共に設けてあるた
め、作動が確実で、かつ駐車スペースSが有効に活用で
きる二段式駐輪装置を提供できるものである。
置5と下段自転車保持レール6とを共に設けてあるた
め、作動が確実で、かつ駐車スペースSが有効に活用で
きる二段式駐輪装置を提供できるものである。
【0175】また、「請求項8」の発明は、上記係止装
置5と、下段自転車保持レール6と、保持装置7とを共
に設けてあるため、作動が確実で、かつ駐車スペースS
が有効に活用でき、しかも安全な二段式駐輪装置を提供
できるものである。
置5と、下段自転車保持レール6と、保持装置7とを共
に設けてあるため、作動が確実で、かつ駐車スペースS
が有効に活用でき、しかも安全な二段式駐輪装置を提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明二段式駐輪装置の一実施態様を示す正面
図である。
図である。
【図2】別の実施態様を示す正面図である。
【図3】さらに別の実施態様を示す正面図である。
【図4】要部断面部分正面図である。
【図5】本発明二段式駐輪装置に使用される固定レール
の平面図である。
の平面図である。
【図6】上記固定レール部の断面図である。
【図7】本発明二段式駐輪装置に使用される移動台の平
面図である。
面図である。
【図8】上記移動台の正面図である。
【図9】本発明二段式駐輪装置に使用される上段案内レ
ールの左側面図である。
ールの左側面図である。
【図10】本発明二段式駐輪装置に使用される上段自転
車保持体の部分切欠正面図である。
車保持体の部分切欠正面図である。
【図11】上記上段自転車保持体の後端(図10の右端
側)の一部を省略した左側面図である。
側)の一部を省略した左側面図である。
【図12】上記上段自転車保持体の前端(図10の左端
側)の一部を省略した右側面図である。
側)の一部を省略した右側面図である。
【図13】「図6」A−A線部拡大断面図である。
【図14】本発明二段式駐輪装置に使用される係止装置
の別の実施態様を説明するための、固定レール部の断面
図である。
の別の実施態様を説明するための、固定レール部の断面
図である。
【図15】本発明二段式駐輪装置に使用される移動台部
の別の実施態様を説明するための、要部断面部分正面図
である。
の別の実施態様を説明するための、要部断面部分正面図
である。
【図16】本発明二段式駐輪装置に使用される、下段自
転車保持レール体の一部切欠正面図である。
転車保持レール体の一部切欠正面図である。
【図17】下段自転車保持レール体の要部平面図であ
る。
る。
【図18】本発明二段式駐輪装置に使用される固定レー
ルの別の実施態様での平面図である。
ルの別の実施態様での平面図である。
【図19】本発明二段式駐輪装置に使用される下段自転
車保持レール群の平面図である。
車保持レール群の平面図である。
【図20】本発明二段式駐輪装置に使用される後輪保持
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図21】上記後輪保持装置の保持状態での側面図であ
る。
る。
【図22】上記後輪保持装置の保持脱着状態での側面図
である。
である。
【図23】本発明二段式駐輪装置に使用されるウインチ
の側面図である。
の側面図である。
1 支柱 2 固定レール 21a 底面 21b 側面 21c 保持面 22 支承部 23 係止孔 23a 係止凸部 3 上段自転車保持体 31 上段自転車保持レール 31a 自転車保持レール前方車輪 31b 自転車保持レール後方車輪 32 上段案内レール 32d 案内レール滑車 32e 水平保持転車 33 移動台 33a 水平軸 33b 移動台滑車 33c 車輪 34 転倒防止枠 34a 枠棒 4 付勢装置 5 係止装置 51 係止アーム 52 水平軸 6 下段自転車保持レール体 61 前輪保持レール 62 垂直軸 63 後輪保持レール 64 回動用アーム 65 後輪保持レール滑車 66 付勢装置 7 後輪保持装置 71 開閉アーム 72 開閉昇降体 BW 後輪 F 床面 S 下段駐輪スペース R リール R1 牽引条 R2 滑車条
Claims (8)
- 【請求項1】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には固定レール(2)を略水平
方向に取り付け、 上記固定レール(2)には、樋状の上段自転車保持レー
ル(31)よりなる上段自転車保持体(3)の前端を引
き出し式に連結し、 上記固定レール(2)の前端部には上記上段自転車保持
体(3)を差し込んだとき該上段自転車保持体(3)を
略水平方向に保持する保持面(21c)を、後端部には
上記上段自転車保持体(3)を引き出したときにその前
端近くの途中部位を支点状に支承して、その後端側を下
段駐輪スペース(S)の床面(F)に向けて傾斜できる
ようになした支承部(22)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位と上段自転車保持体
(3)との間には、該上段自転車保持レール(31)を
固定レール(2)より引き出す方向に付勢する付勢装置
(4)を設け、 さらに、上記固定レール(2)等の適宜固定部位には、
上段自転車保持レール(3)の抜き差しを行う牽引条
(R1)を有したウインチ(R)を設け、該牽引条(R
1)の先端を該固定レール(2)内を通して該上段自転
車保持体(3)の前端部位に連結してなる二段式駐輪装
置。 - 【請求項2】 下段駐輪スペース(F)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には固定レール(2)を略水平
方向に取り付け、 上記固定レール(2)には、上段案内レール(32)
と、該上段案内レール(32)の上に搭載され自転車保
持レール前方車輪(31a)と自転車保持レール後方車
輪(31b)とによって移動可能となした樋状の上段自
転車保持レール(31)とからなる上段自転車保持体
(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記固定レール(2)の前端部には上記上段自転車保持
体(3)を差し込んだとき該上段自転車保持体(3)を
略水平方向に保持する保持面(21c)を、後端部には
上記上段自転車保持体(3)を引き出したときに、上記
上段案内レール(32)の前端近くの途中部位を支点状
に支承して、その後端側を下段駐輪スペース(S)の床
面(F)に向けて傾斜できるようになした支承部(2
2)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位と上段案内レール
(32)との間には、該上段案内レール(32)を固定
レール(2)より引き出す方向に付勢する付勢装置
(4)を設け、 さらに、上記固定レール(2)等の固定部位には、上記
上段自転車保持レール(31)の抜き差しを行う牽引条
(R1)を有したウインチ(R)を設け、該牽引条(R
1)の先端を固定レール(2)内を通して該上段自転車
保持レール(31)の前端部位に連結してなる二段式駐
輪装置。 - 【請求項3】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には固定レール(2)を略水平
方向に取り付け、 上記固定レール(2)には、該固定レール(2)に案内
されてこの固定レール(2)に対して抜き差し方向に移
動可能となした移動台(33)と、該移動台(33)の
上に位置して該移動台(33)の後端に水平軸(33
a)によって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レ
ール(32)と、該上段案内レール(32)の上に搭載
され自転車保持レール前方車輪(31a)と自転車保持
レール後方車輪(31b)とによって移動可能となした
樋状の上段自転車保持レール(31)とからなる上段自
転車保持体(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記固定レール(2)の前端側には、上記上段自転車保
持体(3)の上段案内レール(32)の前端部を差し込
んだとき該上段自転車保持体(3)を略水平方向に保持
すると共に、引き出したとき上段案内レール(32)の
後端側を下段駐輪スペース(S)の床面(F)に向けて
傾斜できるようになした保持面(21c)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位と移動台(33)と
の間には、該移動台(33)を固定レール(2)より引
き出す方向に付勢する付勢装置(4)を設け、 さらに、上記固定レール(2)等の固定部位には、上段
自転車保持レール(31)の移動を行う牽引条(R1)
を有したウインチ(R)を設け、該牽引条(R1)の先
端を固定レール(2)内を通し、また上段案内レール
(32)の前端に設けた案内レール滑車(32d)に掛
けて該上段自転車保持レール(31)の前端部位に連結
してなる二段式駐輪装置。 - 【請求項4】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には底面(21a)と、立ち上
がり両側面(21b,21b)と、該両側面(21b,
21b)の上端より内側に折り曲げた保持面(21c,
21c)とを有した固定レール(2)を略水平方向に取
り付け、 上記固定レール(2)には、該固定レール(2)に案内
されてこの固定レール(2)に対して抜き差し方向に移
動可能となした移動台(33)と、該移動台(33)の
上に位置して該移動台(33)の後端に水平軸(33
a)によって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レ
ール(32)と、該上段案内レール(32)の上に搭載
され自転車保持レール前方車輪(31a)と自転車保持
レール後方車輪(31b)とによって移動可能となした
樋状の上段自転車保持レール(31)とからなる上段自
転車保持体(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記移動台(33)の前端側には移動台滑車(33b)
を設け、また、上記上段案内レール(32)の前端には
案内レール滑車(32d)と、該上段案内レール(3
2)を略水平となしてその前端部を上記固定レール
(2)内に差し込んだとき該固定レール(2)の保持面
(21c,21c)の下方に位置して該上段案内レール
(32)を略水平方向に保持する水平保持転車(32
e)とを設け、この上段案内レール(32)は固定レー
ル(2)より引き出したときに前端側を該移動台(3
3)の水平軸(33a)によって支承し後端側を下段駐
輪スペース(S)の床面(F)に向けて傾斜できるよう
になし、 上記固定レール(2)等の固定部位と移動台(33)と
の間には、該移動台(33)を固定レール(2)より引
き出す方向に付勢する付勢装置(4)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位には、上段自転車保
持レール(31)の移動を行う牽引条(R1)を有した
ウインチ(R)を設け、該牽引条(R1)の先端を固定
レール(2)内を通し、また上記移動台滑車(33b)
と案内レール滑車(32d)とに掛けて該上段自転車保
持レール(31)の前端部位に連結し、 さらに、上記固定レール(2)と移動台(33)との間
には、該移動台(33)を固定レール(2)より引き出
す方向に移動した際に所定位置で両者を係止して、上段
案内レール(32)が略水平となることでこの両者の係
止が脱着される係止装置(5)を設けてなる二段式駐輪
装置。 - 【請求項5】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には底面(21a)と、立ち上
がり両側面(21b,21b)と、該両側面(21b,
21b)の上端より内側に折り曲げた保持面(21c,
21c)とを有した固定レール(2)を略水平方向に取
り付け、 上記固定レール(2)には、固定レール(2)に案内さ
れてこの固定レール(2)に対して抜き差し方向に移動
可能となした移動台(33)と該移動台(33)の上に
位置して該移動台(33)の後端に水平軸(33a)に
よって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レール
(32)と該上段案内レール(32)の上に搭載され自
転車保持レール前方車輪(31a)と自転車保持レール
後方車輪(31b)とによって移動可能となした樋状の
上段自転車保持レール(31)とからなる上段自転車保
持体(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記移動台(33)の前端側には移動台滑車(33b)
を設け、また、上記上段案内レール(32)の前端には
案内レール滑車(32d)と、該上段案内レール(3
2)を略水平となしてその前端部を上記固定レール
(2)内に差し込んだとき該固定レール(2)の保持面
(21c,21c)の下方に位置して該上段案内レール
(32)を略水平方向に保持する水平保持転車(32
e)とを設け、この上段案内レール(32)は固定レー
ル(2)より引き出したときに前端側を該移動台(3
3)の水平軸(33a)によって支承し後端側を下段駐
輪スペース(S)の床面(F)に向けて傾斜できるよう
になし、 上記固定レール(2)等の固定部位と移動台(33)と
の間には、該移動台(33)を固定レール(2)より引
き出す方向に付勢する付勢装置(4)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位には、上段自転車保
持レール(31)の移動を行う牽引条(R1)を有した
ウインチ(R)を設け、該牽引条(R1)の先端を固定
レール(2)内を通し、また上記移動台滑車(33b)
と案内レール滑車(32d)とに掛けて該上段自転車保
持レール(31)の前端部位に連結し、 また、下段駐輪スペース(S)の上記固定レール(2)
の下方には、前輪保持レール(61)を固定し、この前
輪保持レール(61)の後端には垂直軸(62)で後輪
保持レール(63)を連結してなる下段自転車保持レー
ル(6)を設け、この下段自転車保持レール(6)の上
記前輪保持レール(61)と後輪保持レール(63)と
の間には、両者が一直線上に位置する方向に付勢する付
勢装置(66)を設け、さらに、上記後輪保持レール
(63)の前端側には回動用アーム(64)を延設し、
この回動用アーム(64)の前端側には前記上段自転車
保持レール(31)の引き出しに伴って該後輪保持レー
ル(63)を付勢装置(66)の付勢力に抗して折り曲
げる滑車条(R2)を掛けるための後輪保持レール滑車
(65)を設けてなる二段式駐輪装置。 - 【請求項6】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には底面(21a)と、立ち上
がり両側面(21b,21b)と、該両側面(21b,
21b)の上端より内側に折り曲げた保持面(21c,
21c)とを有した固定レール(2)を略水平方向に取
り付け、 上記固定レール(2)には、該固定レール(2)に案内
されてこの固定レール(2)に対して抜き差し方向に移
動可能となした移動台(33)と、該移動台(33)の
上に位置して該移動台(33)の後端に水平軸(33
a)によって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レ
ール(32)と、該上段案内レール(32)の上に搭載
され自転車保持レール前方車輪(31a)と自転車保持
レール後方車輪(31b)とによって移動可能となした
樋状の上段自転車保持レール(31)とからなる上段自
転車保持体(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記移動台(33)の前端側には移動台滑車(33b)
を設け、また、上記上段案内レール(32)の前端には
案内レール滑車(32d)と、該上段案内レール(3
2)を略水平となしてその前端部を上記固定レール
(2)内に差し込んだとき該固定レール(2)の保持面
(21c,21c)の下方に位置して該上段案内レール
(32)を略水平方向に保持する水平保持転車(32
e)とを設け、この上段案内レール(32)は固定レー
ル(2)より引き出したときに前端側を該移動台(3
3)の水平軸(33a)によって支承し後端側を下段駐
輪スペース(S)の床面(F)に向けて傾斜できるよう
になし、 上記固定レール(2)等の固定部位と移動台(33)と
の間には、該移動台(33)を固定レール(2)より引
き出す方向に付勢する付勢装置(4)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位には、上段自転車保
持レール(31)の移動を行う牽引条(R1)を有した
ウインチ(R)を設け、該牽引条(R1)の先端を固定
レール(2)内を通し、また上記移動台滑車(33b)
と案内レール滑車(32d)とに掛けて該上段自転車保
持レール(31)の前端部位に連結し、 上記固定レール(2)と移動台(33)との間には、該
移動台(33)を固定レール(2)より引き出す方向に
移動した際に所定位置で両者を係止して、上段案内レー
ル(32)が略水平となることでこの両者の係止が脱着
される係止装置(5)を設け、 さらに、上記上段自転車保持レール(31)の後端側に
は、一対の開閉アーム(71,71)と、昇降によって
この開閉アーム(71,71)を開閉する開閉昇降体
(72)とからなり、常時またはこの上段自転車保持レ
ール(31)が上段案内レール(32)上にある際は該
開閉アーム(71,71)が閉じて後輪(BW)を保持
し、上段自転車保持レール(31)が下部駐輪スペース
(F)の床面上に下りると該開閉昇降体(72)が床面
によって見かけ上押し上げられ該開閉アーム(71,7
1)が開いて後輪(BW)の保持を脱着する後輪保持装
置(7)を設けてなる二段式駐輪装置。 - 【請求項7】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には底面(21a)と、立ち上
がり両側面(21b,21b)と、該両側面(21b,
21b)の上端より内側に折り曲げた保持面(21c,
21c)とを有した固定レール(2)を略水平方向に取
り付け、 上記固定レール(2)には、該固定レール(2)に案内
されてこの固定レール(2)に対して抜き差し方向に移
動可能となした移動台(33)と、該移動台(33)の
上に位置して該移動台(33)の後端に水平軸(33
a)によって前端近くの途中部位を枢着した上段案内レ
ール(32)と、該上段案内レール(32)の上に搭載
され自転車保持レール前方車輪(31a)と自転車保持
レール後方車輪(31b)とによって移動可能となした
樋状の上段自転車保持レール(31)とからなる上段自
転車保持体(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記移動台(33)の前端側には移動台滑車(33b)
を設け、また、上記上段案内レール(32)の前端には
案内レール滑車(32d)と、該上段案内レール(3
2)を略水平となしてその前端部を上記固定レール
(2)内に差し込んだとき該固定レール(2)の保持面
(21c,21c)の下方に位置して該上段案内レール
(32)を略水平方向に保持する水平保持転車(32
e)とを設け、この上段案内レール(32)は固定レー
ル(2)より引き出したときに前端側を該移動台(3
3)の水平軸(33a)によって支承し後端側を下段駐
輪スペース(S)の床面(F)に向けて傾斜できるよう
になし、 上記固定レール(2)等の固定部位と移動台(33)と
の間には、該移動台(33)を固定レール(2)より引
き出す方向に付勢する付勢装置(4)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位には、上段自転車保
持レール(31)の移動を行う牽引条(R1)を有した
ウインチ(R)を設け、該牽引条(R1)の先端を固定
レール(2)内を通し、また上記移動台滑車(33b)
と案内レール滑車(32d)とに掛けて該上段自転車保
持レール(31)の前端部位に連結し、 上記固定レール(2)と移動台(33)との間には、該
移動台(33)を固定レール(2)より引き出す方向に
移動した際に所定位置で両者を係止して、上段案内レー
ル(32)が略水平となることでこの両者の係止が脱着
される係止装置(5)を設け、 また、下段駐輪スペース(S)の上記固定レール(2)
の下方には、前輪保持レール(61)を固定し、この前
輪保持レール(61)の後端には垂直軸(62)で後輪
保持レール(63)を連結してなる下段自転車保持レー
ル(6)を設け、この下段自転車保持レール(6)の前
輪保持レール(61)と後輪保持レール(63)との間
には、両者が一直線上に位置する方向に付勢する付勢装
置(66)を設け、さらに、上記後輪保持レール(6
3)の前端側には回動用アーム(64)を延設し、この
回動用アーム(64)の前端側には前記上段自転車保持
レール(31)の引き出しに伴って該後輪保持レール
(63)を付勢装置(66)の付勢力に抗して折り曲げ
る滑車条(R2)を掛けるための後輪保持レール滑車
(65)を設けてなる二段式駐輪装置。 - 【請求項8】 下段駐輪スペース(S)に支柱(1)を
立設し、この支柱(1)には底面(21a)と、立ち上
がり両側面(21b,21b)と、該両側面(21b,
21b)の上端より内側に折り曲げた保持面(21c,
21c)とを有した固定レール(2)を略水平方向に取
り付け、 上記固定レール(2)には、下面に車輪(33c,33
c)を有して該固定レール(2)に案内されてこの固定
レール(2)に対して抜き差し方向に移動可能となした
移動台(33)と、該移動台(33)の上に位置して該
移動台(33)の後端に水平軸(33a)によって前端
近くの途中部位を枢着した上段案内レール(32)と、
該上段案内レール(32)の上に搭載され自転車保持レ
ール前方車輪(31a)と自転車保持レール後方車輪
(31b)とによって移動可能となした樋状の上段自転
車保持レール(31)とからなる上段自転車保持体
(3)の前端を引き出し式に連結し、 上記上段自転車保持レール(31)には、前後両端部に
平面U字状に折り曲げた枠棒(34a)からなり、その
折り返し端部を上段自転車保持レール(31)の端部上
方に位置させ、平行棒部は該上段自転車保持レール(3
1)の中央側に向かうにしたがって下降させてその先端
を該上段自転車保持レール(31)の両側に固着した転
倒防止枠(34,34)を取り付け、 上記移動台(33)の前端側には移動台滑車(33b)
を設け、また、上記上段案内レール(32)の前端には
案内レール滑車(32d)と、該上段案内レール(3
2)を略水平となしてその前端部を上記固定レール
(2)内に差し込んだとき該固定レール(2)の保持面
(21c,21c)の下方に位置して該上段案内レール
(32)を略水平方向に保持する水平保持転車(32
e)とを設け、この上段案内レール(32)は固定レー
ル(2)より引き出したときに前端側を該移動台(3
3)の水平軸(33a)によって支承し後端側を下段駐
輪スペース(S)の床面(F)に向けて傾斜できるよう
になし、 上記固定レール(2)等の固定部位と移動台(33)と
の間には、該移動台(33)を固定レール(2)より引
き出す方向に付勢する付勢装置(4)を設け、 上記固定レール(2)等の固定部位には、上段自転車保
持レール(31)の移動を行う牽引条(R1)を有した
ウインチ(R)を設け、該牽引条(R1)の先端を固定
レール(2)内を通し、また上記移動台滑車(33b)
と案内レール滑車(32d)とに掛けて該上段自転車保
持レール(31)の前端部位に連結し、 上記固定レール(2)には係止孔(23)又は係止凸部
(23a)を設け、移動台(33)には該係止孔(2
3)又は係止凸部(23a)に一端を係止する係止アー
ム(51)の中間部を水平軸(52)で枢着し、この係
止アーム(51)は水平軸(52)より係止端側が自重
等で下方に下がるようになすと共に、係止反対端側を移
動台(33)の上方に突出させ、該移動台(33)を固
定レール(2)より引き出す方向に移動した際に所定位
置で係止アーム(51)が係止孔(23)又は係止凸部
(23a)に係止して、上段案内レール(32)が略水
平となることで該係止アーム(51)の係止反対端側を
この上段案内レール(32)で押し下げて係止が脱着さ
れるようになした係止装置(5)を設け、 また、下段駐輪スペース(S)の上記固定レール(2)
の下方には、前輪保持レール(61)を固定し、この前
輪保持レール(61)の後端には垂直軸(62)で後輪
保持レール(63)を連結してなる下段自転車保持レー
ル(6)を設け、この下段自転車保持レール(6)前輪
保持レール(61)と後輪保持レール(63)との間に
は、両者が一直線上に位置する方向に付勢する付勢装置
(66)を設け、上記後輪保持レール(63)の前端側
には回動用アーム(64)を延設し、この回動用アーム
(64)の前端側には前記上段自転車保持レール(3
1)の引き出しに伴って該後輪保持レール(63)を付
勢装置(66)の付勢力に抗して折り曲げる滑車条(R
2)を掛けるための後輪保持レール滑車(65)を設
け、 さらに、上記上段自転車保持レール(31)の後端側に
は、一対の開閉アーム(71,71)と、昇降によって
この開閉アーム(71,71)を開閉する開閉昇降体
(72)とからなり、常時またはこの上段自転車保持レ
ール(31)が上段案内レール(32)上にある際は該
開閉アーム(71,71)が閉じて後輪(BW)を保持
し、上段自転車保持レール(31)が下部駐輪スペース
(F)の床面上に下りて略水平となると該開閉昇降体
(72)が床面によって見かけ上押し上げられ該開閉ア
ーム(71,71)が開いて後輪(BW)の保持を脱着
する後輪保持装置(7)を設けてなる二段式駐輪装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155973A JP2985947B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 二段式駐輪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155973A JP2985947B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 二段式駐輪装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331468A JPH10331468A (ja) | 1998-12-15 |
JP2985947B2 true JP2985947B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15617587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9155973A Expired - Lifetime JP2985947B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 二段式駐輪装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985947B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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CN109098507A (zh) * | 2018-07-21 | 2018-12-28 | 浙江工业大学 | 便捷式倾斜停车装置 |
CN108979225B (zh) * | 2018-08-20 | 2023-10-31 | 台州学院 | 双层停车装置 |
JP2023062906A (ja) * | 2021-10-22 | 2023-05-09 | 株式会社ユニコ | 自転車用スタンド |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP9155973A patent/JP2985947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10331468A (ja) | 1998-12-15 |
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