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JP2981042B2 - Si3N4に基づく焼成材料及びその製造方法 - Google Patents

Si3N4に基づく焼成材料及びその製造方法

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Publication number
JP2981042B2
JP2981042B2 JP3334589A JP33458991A JP2981042B2 JP 2981042 B2 JP2981042 B2 JP 2981042B2 JP 3334589 A JP3334589 A JP 3334589A JP 33458991 A JP33458991 A JP 33458991A JP 2981042 B2 JP2981042 B2 JP 2981042B2
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mgo
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powder
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JP3334589A
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ゲルハルト・ベツテイング
ゲルハルト・ライマー
ルツツ・フラツセク
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Bayer AG
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Publication date
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    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/584Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、MgO及び随時焼結添加剤を含
有するSi34に基づく焼結した材料、及びこの焼結し
た材料の製造法に関する。
【0002】高密度のSi34(理論密度の≧96%の
密度を有するもの)の製造は、粉末成形物(大気圧又は
昇圧下での焼結、加熱プレス、加熱等圧プレス)の高密
度化のために、熱処理中に液相を生成せしめることに寄
与し、斯くして公知の液相焼結機構によつて高密度化を
達成させる適当な添加剤の添加を必要とする。この種の
添加剤は、焼結のために典型的に適用される温度におい
て、Si34粉末中に常に存在する酸素(SiO2とし
て表示される)と共に安定なシリケート又はオキシナイ
トライド溶融物相を形成し、そしてSi34を完全に濡
らし且つSi34をある程度まで溶解させる酸化物又は
酸化物混合物である。この酸化物の他に、一方で一般に
高温での性質に関して利点を提供すると考えられる液相
の窒素含量を増加させるために窒化物、炭化物、ホウ化
物又はシリサイドも使用され、また他方で好ましくは室
温での機械的性質に正の影響を付与することに関して他
の結晶性2次相がSi34マトリツクス材料に混入され
る。
【0003】通常の焼結添加剤はMgOそれ自体及び他
の添加剤と組合せた又はそれとの化合物の形のMgOで
ある[独国特許公報第2,855,858号、第2,35
3,093号、第2,302,438号、第2,945,1
46号]。従来工業的には添加剤を粉末形で混入するこ
とにだけ重要性が置かれていた。沈殿による混入又は適
合は文献で言及されているけれど、いずれもが材料の性
質及び/又は工程費に関して示しうる利点をもたらして
いない。
【0004】しかしながら粉末形のMgO又はMgO化
合物の使用は、とりわけ噴霧乾燥により成形しうる粒状
物を得ることに関して或いはスリツプ・キヤスト(slip
cast)法による成形に関して水を使用しなければなら
ないという難点を含む。
【0005】この難点は次の通りである:−MgOは処
理中に水性懸濁液中で水和し、また加水分解し、これが
噴霧乾燥の場合にプレス成形で完全に破壊することので
きない非常に硬い粒状物になり、斯くして焼結した製品
に強度の限られた欠陥を形成する。
【0006】−MgOの等電点(pH>11)に関し
て、MgOのSi34に基づくスリツプ中への導入に対
し、異なる表面荷電特性による凝固を避けるために>1
1の非常に高いpH値を適用しなければならない。
【0007】−MgOの加水分解は、スリツプ・キヤス
ト法が最早や可能でなくなるほど、スリツプをかなり増
粘させる。
【0008】本質的に、この問題は非水性懸濁媒体の使
用によつて回避できるが、これは非常に厳しい技術的な
複雑さをもたらし、入念な工程手段を必要とする。これ
らの問題を克服するために、しばしばMgOが純粋な酸
化物としてよりもむしろ化合物例えばMgスピネル、M
gAl24又はコーデエライト2MgO・2Al23
5SiO2の形で導入される。pH値、等電点及び水和
の傾向に関する徐々の改善とは別に、この方法はMgO
と残存MeOの比が非常に制限されるという欠点をも
つ。
【0009】更にこの方法によつて得られる焼結した材
料の強度値は、そのような性質を満足することが期待さ
れる比較的厳しい要求に必ずしも満足されない。
【0010】従つて本発明によつて探究される問題はこ
れらの必要条件を満足する材料を提供することである。
【0011】上述した必要条件を満足する材料は、焼結
後に、例えばG.クイン(Quinn)、J.アム・セラム・
サイ(Am.Ceram.Sci.)73、2383〜2384
(1990)に記述されている如く、曲げ混合物におい
て下方ローラー対に対する及び上方ローラー対に対して
スパン巾40mmを用いる4点曲げ法で測定して室温下
に≧800MPaの曲げ強度値及び>15のワイブル係
数を有するMgO及び随時他の焼結添加剤を含むSi3
4に基づく焼結した組成物である。そのような材料
は、MgO及び随時他の付加的焼結添加剤及びSi34
粉末を混合して混合物を製造し、この混合物を酸素を含
まない雰囲気で焼成し、次いでこの焼成した混合物を粉
砕して予備合成混合物を得、そしてこの予備合成混合物
を末焼成のSi34粉末に添加し、続いてこれを焼結す
ることによつて製造される。
【0012】これらの必要条件は焼結後に、4点曲げ法
により測定して室温で800MPaの曲げ強度値(4
点法)及び>15のワイブル係数を有するMgOと随時
他の焼結添加剤を含むSi34に基づく焼結した材料に
よつて満足される。800MPa(4点法)の曲げ強度
値は凡そ950MPa(3点法)に相当する。MgO含
量の%は材料の組成に基づいて好ましくは0.5〜10
重量%である。特に良好な性質は、酸化物例えばAl2
3、SiO2、Ac23、Y23及び他の希土類酸化
物、TiO2、ZrO2、HfO2、及び/又は窒化物例
えばAlN、BN、TiN、ZrN、HfH、及び/又
は炭化物例えばAl43、B4C、SiC、TiC、Z
rC、及び/又はホウ化物例えばTiB2、及び/又は
シリサイド例えばMoSi2を、付加的焼結添加剤とし
て材料の組成に基づいて0.5〜20重量%の量で含有
する本発明の材料によつて示される。特に好適な付加的
焼結添加剤は遷移金属窒化物及び/又はAlNの群から
の1つ又はそれ以上である。AlN及び/又はTiは付
加的焼結添加剤として特に有効である。
【0013】更に本発明は本発明による焼結した材料が
製造できる方法に関する。
【0014】本発明による焼結材料を製造する1つのそ
のような方法は、MgO及び随時付加的焼結添加剤をS
34粉末と混合し、得られる混合物を酸素を含まない
雰囲気中で焼成し且つ粉砕し、得られる予備合成混合物
を残りの未焼成Si34粉末に添加し、そして得られる
混合物を続いて焼結した材料に処理することが特徴であ
る。
【0015】本方法は、例えば最初にMgOを、随時付
加的焼結添加剤と共に且つSi34の一部と一緒に、無
水の有機液体中又は乾燥状態下のいずれかにおいて予備
粉砕することにより行うことができる。適当な有機液体
はアセトン、アルコール、ヘキサン、ガソリンなどであ
る。次いでこのように生成せしめた混合物を、随時有機
液体を必要に応じて除去し且つ真空下、窒素又は他の不
活性な気体下に好ましくは1300〜1700℃の温度
で好ましくは30分〜5時間乾燥した後に焼成する。驚
くことにこのような予備処理により水中での加水分解に
対する傾向がかなり減少する。
【0016】更にそのような焼成した合成生成物の水中
でのIEP(等電点)は約pH7の値に移行し、斯くし
てSi34との良好な一致が得られる。これは明らかに
低pH値でスリツプを製造することを可能にし、従つて
上述した技術的難点を排除する。従つてこのような予備
合成は、MgO(及び随時他の添加剤)を添加剤として
含む焼結混合物を、プレス成形しうる粒状物への噴霧乾
燥のために及びスリツプ・キヤスト用のスリツプのため
に調製しうる上述した技術的難点を排除する適当な方法
である。
【0017】焼成条件を適合させることにより、この効
果はMgOだけのSi34粉末への添加時に起こるだけ
でなく、本方法は対応してMgOの、酸化物例えばAl
23、SiO2、Sc23、Y23、La23及び他の
希土類酸化物TiO2、ZrO2、HfO2との混合物に
及び更に非酸化物添加剤にも当てはめうるということが
発見された。非酸化物添加剤は炭化物例えばSiC、B
4C、Al43、TiC、ZrC;窒化物例えばBN、
AlN、TiN、ZrN、HfN;ホウ化物例えばTi
2及び更にシリサイド例えばMoSi2を含む。すべて
これらの場合、加水分解への傾向は、本発明による予備
処理により、安定なスリツプが<10のpH値で調製で
き、また噴霧乾燥後の過度に硬い凝集体の生成が回避さ
れるというような程度まで減ずることができる。
【0018】従つて本発明の方法の好適な具体例は、予
備合成混合物を水性媒体中の残りのSi34粉末に添加
し、続いて噴霧乾燥することが特色である。
【0019】他の同様に有利な具体例は、予備合成混合
物を水性媒体中の残りのSi34粉末に添加し、続いて
スリツプ・キヤストすることが特色である。
【0020】ヨーロツパ特許第80,711号はSi3
4出発粉末及び更にSi34と焼結添加剤の混合物を非
酸化性雰囲気中において1450〜1800℃の温度で
予備焼成するという方法を開示しているけれど、この予
備処理の目的はSi34粉末のSiO2含量を減じて究
極的に良好な高温における性質を得るためであると言わ
れる。しかしながらこのSi34出発原料の予備処理は
Si34粉末の物理的/化学的表面性を、水性懸濁液形
での更なる処理ができなくなる程度まで変えてしまう。
Si34粉末の分散性が影響を受け、Si34は表面に
SiO2保護層がないために過度な水和を受ける。従つ
てこの方法で予備処理した混合物は、スリツプ・キヤス
ト又は噴霧乾燥のための水性懸濁液の製造に対して本発
明の方法により処理することができない。
【0021】従つて問題の種類の予備合成生成物は未焼
成の純粋なSi34粉末に焼結添加剤として添加するこ
とができる。予備合成生成物がすでに添加剤/Si34
の分布に関して高程度の均一性を示し、更に予備合成生
成物を用いる場合にこの生成物が全組成物に対して意図
されるSi34の一部をすでに含んでいるから比較的多
量の添加物を対応して減ぜられた量のSi34中に導入
しなければならないという事実が組合わされるために、
純粋な出発物質の添加によつて製造される混合物の場合
よりも明らかに良好な全体の均一性を達成することがで
きる。
【0022】予備合成混合物の含量%は比較的広範囲内
で変えられる。焼結した材料に期待する添加剤含量及び
予備合成生成物中の添加剤とSi34の選択比に依存し
て、添加量は全体としての混合物に基づいて5〜40重
量%に相当する。予備合成生成物中の添加剤とSi34
の重量比はいずれの場合でも効果を損わずに4:1〜
1:4で変化させうる。
【0023】高程度の高密度化(理論密度の≧96%の
焼結密度)に至る焼結後、本発明の方法で製造した混合
物は室温において800MPaの曲げ強度(4点法)
と≧15のワイブル係数を有し、一方予備合成してない
添加剤混合物に基づく対照混合物は硬い凝集物によつて
誘導される上述した欠陥のためにこの強度値を達成しな
い。
【0024】次の実施例はいずれの具合にも本発明を限
定することなしにこれを例示することが意図される。
【0025】
【実施例】実施例1 2.5重量%のMgOを焼結添加剤として含有する焼結
混合物を対比した。本発明による混合物Aは次の如く製
造した:MgO 50重量%及びSi34 50重量%の
混合物を遠心ボールミルによりイソプロパノール中で1
0時間粉砕し(最小の細かさ10m2/g);蒸発濃縮
し、ふるいにかけ、N2中1500℃で1時間焼成し;
合成生成物を乳鉢で粉砕し;この合成生成物5重量%
を、比表面積≧15m2/g及び全金属不純物含量≦0.
5重量%の焼結しうるSi34粉末95重量%に添加
し;NH4OH(及び随時適当な分散剤及び/又はプレ
ス助剤)でpHを9に調節し且つ固体含量を60重量%
にして、遠心ボールミルによりH2O中で10時間粉砕
し;噴霧乾燥し、寸法3×4×45mmの強度試験試料
を作るために適当な大きさのシートにプレス成形した。
【0026】対照混合物Bは、Aに対応するMgO粉末
形のMgO 2.5重量%量を同一のSi34粉末97.
5重量%に添加することによつて製造した。混合物Aと
同一の方法で、この混合物を遠心ボールミルによりpH
10下に水性スリツプ(固体60%)の形で粉末し、以
降混合物Aと同一の方法に従つた。
【0027】混合物Aに用いた合成生成物のX線回折に
よる相分析は約45%のα−Si34、約5%のβ−S
34、約20%のMgO、残りの未同定の、多くの場
合にフオレステナイトMg2SiO4のピークに近い小さ
な回折を示す物の存在を示した。
【0028】Aで用いた合成生成物の、0.001N H
NO3溶液中における電気動力学的易動性の決定は、p
H値(HNO3/KOHの添加によつて調節)に依存し
て、pH7におけるIEPに関し一定の曲線を示した
(pH13における純MgOと対比しうる)。
【0029】混合物Aで用いた合成生成物からのMgO
の抽出性の決定はpH10において0.96%のMgO
を示したが、同一の条件下に純粋なMgO(混合物で使
用)の場合には18%MgOを示した。
【0030】従つて合成生成物は技術的に非常に好まし
いIEPを有し、また純粋なMgOと比較して耐加水分
解性において技術的に重要な改善を示す。
【0031】混合物A及びBから調製した試料を、Si
34 67.5重量%+MgO 2.5重量%+BN 30
重量%の粉末混合物中へ混入した後100バールのN2
圧下に1850℃で1時間焼成した。次の結果を得た:
【0032】
【表1】 ρ - s ρ - th σ - RT ワイブル [g/cm3] [ % ] [MPa] [ - ] 混合物A、本発明 3.18 99.5 825 18 混合物B、対照 3.15 98.7 645 12 (ρ−s=焼結した密度、ρ−th=理論密度の%、σ
−RT=室温での曲げ強度、ワイブル=ワイブル係数) 従つて本発明の原料Aを用いると、かなり良好なワイブ
ル係数で特徴づけられるように材料Aのより大きい均一
性に帰せられる強度値の明白な増加が達成された。
【0033】実施例2 実施例1に記述したものと正確に同一の方法で製造した
次の混合物を比較した:
【0034】
【表2】 混合物 添加剤 予 備 反 応 (重量%) 含 量 % 条 件 C 1.4 MgO + 3.6 Al2O3 添加剤混合物50% Si3N4 50% 1500℃、1時間、N2 D 5 MgAl2O4 − − E 2 MgO + 3 AlN 添加剤混合物50% Si3N4 50% 1450℃、1時間、N2 F 1 MgO + 3 AlN − 合成生成物の、純物質との比較における分析は次の結果
を与えた:
【0035】
【表3】 混合物 X線回折 IEPのpH 抽出性 相分析(Si3N4以外) (pH=10) C 痕跡量の残りの 7.5 0.05 % Mg 未同定物 MgAl2O4 150 ppm Al D − 2つのピーク分布; 0.4 % Mg 最小=11 0.4 % Al E 小さい未同定の回折 7 0.07 % Mg 130 ppm Al F − 多くのピーク分布 11.0 % Mg 1.4 % Al 第1の実施例における如く、試料を混合物C〜Fから製
造し、次の条件下に粉末床で焼結した:1,820℃/
2時間/1バールN2。次の結果を得た:
【0036】
【表4】 ρ - s ρ - th σ - RT ワイブル [g/cm3] [ % ] [MPa] [ - ] 混合物C、本発明: 3.17 99.5 914 22 Cに対する対照混合物D: 3.12 97.5 645 9 混合物E、本発明: 3.17 99.0 870 18 Eに対する対照混合物F: 3.14 98.1 729 13 従つて本発明の混合物C及びEは各対照混合物よりもか
なり良好な性質を達成した。
【0037】実施例3 3つまでの異なる酸化物、窒化物又は炭化物添加剤を含
有する混合物を本実施例で比較した:
【0038】
【表5】 混合物 添加剤 予 備 反 応 (重量%) 含 量 % 条 件 G 1 MgO + 6 Y2O3 50 添加剤混合物 1,550℃、1時間、N2 + 2 Al2O3 + 50 Si3N4 H 1 MgO + 6 Y2O3 − − + 2 Al2O3 I 4 MgO + 6 Y2O3 50 添加剤混合物 1450℃、1時間、N2 + 1 ZrO2 + 50 Si3N4 J 4 MgO + 6 Y2O3 − − + 1 ZrO2 K 1 MgO + 4 ZrO2 30 添加剤混合物 1,500℃、1時間、N2 + 6 Al2O3 + 70 Si3O4 L 1 MgO + 4 ZrO2 − − + 6 Al2O3 M 1 MgO + 1.5 AlN 50 添加剤混合物 1.500℃、1時間、N2 + 2.5 TiN + 50 Si3N4 N 1 MgO + 1.5 AlN − − + 2.5 TiN 次の表は実施例1のように決定したpH10での抽出性
及び用いた純物質のIEPのpH値を示す。
【0039】
【表6】原 料 抽出性(pH10) IEPのpH MgO Mg: 11重量 % 〜13 Al2O3 Al: 200 ppm 10 Y2O3 Y: 1.4重量 % 11.5 ZrO2 Zr: 150 ppm 10.5 AlN Al: 1.4重量 % 9 TiN Ti: 120 ppm 4 混合物G、I、K及びMに用いた合成生成物の抽出性及
びIEP値を下表に示す。X線回折相解析は、僅かに変
化するα/β−Si34含量と(M)の場合のTiNの
残存とは別に未同定の反射だけしか観察されなかつたか
ら結果には含めなかつた。
【0040】
【表7】 合成生成物と組成 抽出性(pH10) pH−IEP (重量%) (ppm) G: 50 Si3N4 + 5.6 MgO + Mg: 300 Y: 250 7.5 33.3 Y2O3 + 11.1 Al2O3 Al: 120 I: 50 Si3N4 + 18.2 MgO + Mg: 400 Y: 200 8 27.3 Y2O3 + 4.2 ZrO2 Zr: 50 K: 70 Si3N4 + 2.7 MgO + Mg: 120 Zr: 100 7.5 10.9 ZrO2 + 16.4 Al2O3 Al: 150 M: 50 Si3N4 + 10 MgO + Mg: 400 Al: 130 7 15 AlN + 25 TiN Ti: < 1 これら2つの表は、添加剤成分の加水分解に対する傾向
が予備合成でかなり減ぜられることを示す。更に混合物
は7〜8の等電点を有するpH値の関数としての一定の
電気動力学的易動性を示す。これに対し、対照混合物は
明白なIEPをもたない変化する、一般に多ピークの傾
向を示し、これは非常に高粘度のスリツプ及び更に粘度
の著るしい温度依存性にも反映される。焼結試験及び強
度測定値の結果を下表に示す。
【0041】
【表8】
【0042】これらの実施例も、本発明による予備合成
法によれば、純粋な出発物質を混合する通常の方法で製
造される対照材料よりも明らかに良好な性質を示す材料
を得ることができることを示す。
【0043】本発明の特徴及び態様は以下の通りであ
る: 1.焼結後に、4点曲げ法により測定して室温で80
0MPaの曲げ強度値及び>15のワイブル係数を有す
るMgOと随時他の焼結添加剤を含むSi34に基づく
焼結した組成物
【0044】2.MgOの含量が0.5〜10重量%で
ある上記1の焼結した組成物。
【0045】3.少くとも1つの酸化物を含んでなる他
の焼結添加剤を0.5〜20重量%の量で含有する上記
1の焼結した組成物。
【0046】4.1つ又はそれ以上の遷移金属窒化物の
他の焼結添加剤を含有する上記3の焼結した組成物。
【0047】5.Al23、SiO2、Sc23、Y2
3、La23、TiO2、ZrO2、HfO2、AlN、B
N、TiN、ZrN、HfN、Al43、B4C、Si
C、TiC、ZrC、TiB2又はMoSiを含んでな
る他の焼結添加剤を含む上記3の焼結した組成物。
【0048】6.AlN、TiN又は両方を含んでなる
他の焼結添加剤を含む上記3の焼結した組成物。
【0049】7.焼結後に、4点曲げ法により測定して
室温で800MPaの曲げ強度値及び>15のワイブ
ル係数を有するMgOと随時他の焼結添加剤を含むSi
34に基づく焼結した組成物を製造する方法にして、い
ずれかの他の付加的焼結添加剤及びSi34粉末を混合
して混合物を製造し、この混合物を酸素を含まない雰囲
気で焼成し、次いでこの焼成した混合物を粉砕して予備
合成混合物を得、そしてこの予備合成混合物を未焼成の
Si34粉末に添加し、続いてこれを焼結することを含
んでなる該Si34に基づく焼結した組成物の製造法。
【0050】8.予備合成混合物を水性媒体中の未焼成
Si34粉末に添加し、続いて噴霧乾燥する上記7の方
法。
【0051】9.予備合成混合物を水性媒体中の未焼成
Si34粉末に添加し、続いてスリツプキヤストする上
記7の方法。
【0052】10.予備合成混合物が組成物の5〜40
重量%である上記7の方法。
【0053】11.予備合成混合物中のSi34と焼結
添加剤の重量比が4:1〜1:4である上記7の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルツツ・フラツセク ドイツ連邦共和国デー8633ローデンター ル・ベルクハイムシユトラーセ7 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C04B 35/626

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結後に、4点曲げ法により測定して室
    温で800MPaの曲げ強度値及び>15のワイブル
    係数を有するMgOと随時他の焼結添加剤を含むSi3
    4に基づく焼結した組成物を製造する方法にして、い
    ずれかの他の付加的焼結添加剤及びSi34粉末を混合
    して混合物を製造し、この混合物を酸素を含まない雰囲
    気で焼成し、次いでこの焼成した混合物を粉砕して予備
    合成混合物を得、そしてこの予備合成混合物を未焼成の
    Si34粉末に添加し、続いてこれを焼結することを含
    んでなる該Si34に基づく焼結した組成物の製造法。
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