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JP2974715B2 - 通水性シート体およびその製造方法 - Google Patents

通水性シート体およびその製造方法

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JP2974715B2
JP2974715B2 JP2034863A JP3486390A JP2974715B2 JP 2974715 B2 JP2974715 B2 JP 2974715B2 JP 2034863 A JP2034863 A JP 2034863A JP 3486390 A JP3486390 A JP 3486390A JP 2974715 B2 JP2974715 B2 JP 2974715B2
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JP
Japan
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water
permeable sheet
plastic film
sheet
permeable
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JP2034863A
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博隆 土屋
嘉一 花野
良平 石黒
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Lion Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Lion Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、紙オムツおよび生理用ナプキン等の吸収性
物品に用いられる通水性シート体、および通水性シート
体の製造方法に関する。
(従来の技術) 紙オムツおよび生理用ナプキン等の吸収性物品は、通
水性のトップシートと、非通水性のバックシートとを備
えており、これらトップシートとバックシートとの間
に、紙、パルプ、吸水性ポリマ等からなる吸水層が設け
られている。また、一般に、トップシートとしては、主
としてプラスチック性の不織布が用いられている(例え
ば、特公昭61−9065号公報、および特開昭61−9402号公
報参照)。
トップシートは液を透過させるものであり、また肌と
直接接触する部分である。このため、トップシートに用
いる不織布としては、柔軟性を有しかつ感触の良いもの
が選定されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、トップシートに用いられる不織布はプ
ラスチック製の繊維からなっており、このため肌触りに
は限界がある。また液はトップシートに浸込むように透
過していくため、トップシートの表面は常に濡れた状態
となり、肌に対して湿った感じを与えている。
ところで、このような不織布に代わるものとして、ポ
リエチレン等のプラスチックフィルムに穴を開けたプラ
スチックシートをトップシートとして用いたものがある
(例えば、特開昭56−169801号公報)。しかしプラスチ
ックフィルムに穴を開けたものをトップシートとして用
いた場合、トップシート強度が小さくなってしまうとい
う問題がある。
本発明はこのような点を考慮したものであり、肌に対
する感触が良く、湿り感を生じさせない通水性シート
体、およびその製造方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、通水性シート表面の一部に発泡樹脂層を設
けたことを特徴とする通水性シート体、通水性シート
と、非通水性シートと、これら通水性シートと非通水性
シートとの間に設けられた吸収層とからなる吸収性物品
において、前記通水性シート表面の一部の、発泡樹脂層
を形成したことを特徴とする吸収性物品、およびプラス
チックフィルムに発泡剤を添加した発泡性樹脂溶液を塗
布し、このプラスチックフィルムの塗布面に通水性シー
トを密着させ、前記通水性シートに塗布された発泡性樹
脂を加熱して通水性シートに発泡樹脂層を形成すること
からなる通水性シート体の製造方法である。
(作 用) 本発明によれば、通水性シートの表面の一部に発泡樹
脂層を設けたことにより、肌に対する感触と液のもどり
性にすぐれた通水性シート体を得ることができる。ま
た、この通水性シート体を用いた吸収性物品において
も、同様に感触と液のもどり性の向上を図ることができ
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図乃至第4図は本発明による通水性シート体およ
びその製造方法の実施例を示す図である。
まず、第4図により、紙オムツおよび生理用ナプキン
等の吸収性物品について説明する。第4図において、吸
収性物品10は肌側のトップシートとして用いられる通水
性シート11と、バックシートとして用いられる非通水性
シート13とを備えており、これら通水性シート11と非通
水性シート13との間に吸水層14が設けられている。
このうち、非通水性シート13はプラスチック製のフィ
ルムシートからなり、また吸水層14は紙、パルプ、およ
び吸水性ポリマ等から形成されている。
また、通水性シート11の表面には発泡樹脂層12が形成
され、通水性シート11と発泡樹脂層12とによって通水性
シート体が構成されている。通水性シート体について、
第1図乃至第3図によりさらに詳述する。
発泡樹脂層12は、通水性シート11の表面に、格子状
(第2図)またはドット状(第3図)に配設されてい
る。
本実施例による通水性シート11は、レーヨン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステルなど
の繊維を用いた不織布からなっている。また通水性シー
ト11は、乾式、湿式、スパンボンド法など、公知の方法
により作成され、その均量は15〜100g/m2となってい
る。不織布を構成する各繊維は、2種の樹脂を芯鞘構造
に複合したものも用いられる。
発泡樹脂層12は、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン
−エチルアクリレート無水マレイン酸共重合体、アクリ
ル系樹脂、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、
塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン、などの熱可塑性樹
脂(発泡性樹脂)を発泡させたものである。
発泡剤としてはブタンが最適であり、その他炭酸水素
ナトリウム、炭酸アンモニウム、酢酸アミル、酢酸ブチ
ル、ジアゾアミノベンゼンなどがある。気泡は独立でも
連続でも良い。
次に、通水性シート11に発泡樹脂層12を形成してなる
通水性シート体の製造方法について第5図により説明す
る。
第5図は通水性シート体の製造装置を示す図である。
第5図の製造装置20において、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル等のプラスチックフィルム22が
供給ロール23から供給され、塗布部24においてプラスチ
ックフィルム22に前述した発泡性樹脂が塗布される。
すなわち、塗布部24の槽24bには、発泡性樹脂を溶剤
や水に溶解させ、エマルジョン化またはディスパージョ
ン化した発泡性樹脂溶液が貯留されている。また、この
発泡性樹脂溶液中には、適当な発泡剤、例えば塩化ビニ
リデンやアクリルニトリル樹脂からなるカプセルにブタ
ンを内包したマイクロカプセルが添加されている。そし
て塗布部24において、発泡剤が添加された発泡性樹脂溶
液が、グラビアシリンダ24aを用いて格子状またはドッ
ト状にプラスチックフィルム22に塗布される。
続いて、プラスチックフィルム22はニップ部26に送ら
れ、このニップ部26において、プラスチックフィルム22
の発泡性樹脂溶液塗布面に、供給ロール25から供給され
た通水性シート11が密着する。次に、互いに密着した通
水性シート11およびプラスチックフィルム22は乾燥部27
に送られ、ここで乾燥させられ、通水性シート11に発泡
性樹脂の膜が形成される。乾燥部27を通過した通水性シ
ート11およびプラスチックフィルム22は、分離部31にお
いて分離される。すなわち、通水性シート11からプラス
チックフィルム22が剥離され、プラスチックフィルム22
は巻取ロール28に巻取られる。
その後、表面に発泡性樹脂の膜が形成された通水性シ
ート11が、発泡部29において発泡温度まで加熱される。
この場合、発泡性樹脂の膜が発泡して発泡樹脂層12が形
成され、このようにして通水性シート体が得られる。そ
の後、通水性シート体は巻取ロール30に巻取られる。
なお、上記実施例において、プラスチックフィルム22
の塗布面に通水性シート11を密着させた後、乾燥させた
例を示したが、これに限らずプラスチックフィルム22を
乾燥させた後に、通水性シート11にプラスチックフィル
ム22を密着させてもよい。また、通水性シート11からプ
ラスチックフィルム22を剥離した後、発泡性樹脂の膜を
発泡させた例を示したが、これに限らず発泡性樹脂の膜
を発泡させた後、通水性シート11からプラスチックフィ
ルム22を剥離させてもよい。さらにまた、発泡前の通水
性シート11を巻取ロールで巻き取ってしまい、巻き取り
状態でオーブンに入れて発泡性樹脂の膜を発泡させても
よい。さらに、発泡性樹脂中に、顔料、滑剤、帯電防止
剤、脱臭剤、抗菌剤等を添加してもよい。
次に本発明の具体例を説明する。
(具体例1) プラスチックフィルム22として厚さ20μの二軸延伸ポ
リプロピレンを用い、この二軸延伸ポリプロピレンに2m
m間隔で0.4mm幅の発泡性樹脂溶液を版深110μのグラビ
ア版で格子状に塗布した。
発泡性樹脂溶液としてはエチレン−アクリル酸共重合
体エマルジョンを用い、この溶液中にブタンガスを内包
する塩化ビニリデン樹脂からなるカプセルを添加した。
このカプセルの添加量は溶液中の固形分に対し2重量%
とした。
また、通水性シート11としてはレーヨン不織布(40g/
m2)を用い、この通水性シートとプラスチックフィルム
を密着させた後80℃の温度で乾燥させ、通水性シートか
らプラスチックフィルムを剥離した。その後通水性シー
トを130℃の発泡温度で加熱し、発泡樹脂層を形成し
た。
(具体例2) プラスチックフィルム22として厚さ20μの二軸延伸ポ
リプロピレンを用い、この二軸延伸ポリプロピレンに2m
m間隔で0.4mm幅の発泡性樹脂溶液を版深110μのグラビ
ア版で格子状に塗布した。
発泡性樹脂溶液およびこれに添加されたカプセルは、
具体例1と同様のものを用いた。
また、通水性シート11としてはポリエステル不織布
(40g/m2)を用い、この通水性シートとプラスチックフ
ィルムとを密着させた後、80゜〜130゜まで徐々に昇温
させながら連続的に乾燥発泡させた。その後、通水性シ
ートからプラスチックフィルムを剥離した。
次に具体例1および具体例2のようにして得られた通
水性シート体と、不織布について比較実験を行なった。
その結果を下表に示す。
上記表において、感触は、肌触りを官能で評価した。
また、液のもどり性は、シートの下に脱脂綿を敷き、
50ccの水を上方から浸透させ、シートの上に紙を置き、
さらに紙の上に50gの分銅を乗せ、紙が濡れるか否かみ
た。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、肌に対する感
触と液のもどり性にすぐれた通水性シート体を得ること
ができる。また、この通水性シート体を用いた紙オムツ
および生理用ナプキン等の吸収性物品によれば、装着感
と機能性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図に本発明による通水性シート体を示す側断面図で
あり、第2図および第3図は発泡樹脂層の配置状態を示
す平面図であり、第4図は吸収性物品の側断面図であ
り、第5図は通水性シート体の製造装置を示す図であ
る。 10……吸収性物品、11……通水性シート、12……発泡樹
脂層、13……非通水性シート、14……吸水層、20……通
水性シート体の製造装置、22……プラスチックフィル
ム、24……塗布部、27……乾燥部、29……発泡部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61F 13/15,5/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通水性シート表面の一部に発泡樹脂層を設
    けたことを特徴とする通水性シート体。
  2. 【請求項2】通水性シートは不織布であることを特徴と
    する請求項1記載の通水性シート体。
  3. 【請求項3】発泡樹脂層は通水性シートの表面に格子状
    またはドット状に配置されていることを特徴とする請求
    項1記載の通水性シート体。
  4. 【請求項4】通水性シートと、非通水性シートと、これ
    ら通水性シートと非通水性シートとの間に設けられた吸
    収層とからなる吸収性物品において、前記通水性シート
    表面の一部に、発泡樹脂層を形成したことを特徴とする
    吸収性物品。
  5. 【請求項5】プラスチックフィルムに発泡剤を添加した
    発泡性樹脂溶液を塗布し、このプラスチックフィルムの
    塗布面に通水性シートを密着させ、前記通水性シートに
    塗布された発泡性樹脂を加熱して通水性シートに発泡樹
    脂層を形成することからなる通水性シート体の製造方
    法。
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