JP2973828B2 - スパンライク毛羽糸およびその製造方法 - Google Patents
スパンライク毛羽糸およびその製造方法Info
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Description
性や毛羽特性を備えたマルチフィラメント糸条からなる
スパンライク毛羽糸およびその製造方法に関する。
毛羽特性を合成繊維マルチフィラメント糸条に付与する
ように試みたスパンライク毛羽糸の提案が多数ある。こ
のスパンライク毛羽糸の製造方法として、マルチフィラ
メント糸条をブレードで擦過しながら仮ヨリ加工または
撚糸する方法があるが、この方法はブレードが経時的に
摩耗するため、糸長手方向における毛羽数や糸強力も経
時的に変化して糸筋が不均一になるという欠点があっ
た。
によって糸条の片側面のみが擦過されたり、擦過張力の
変動により毛羽発生部分に偏りが生じ、かつ毛羽にカー
ルが生じたりするため、スパン糸の毛羽長さに近い毛羽
は得られず、しかも毛羽数の少ないものしか得られなか
った。そのため、得られた毛羽糸はスパン糸が有する特
有の嵩高性や毛羽特性を十分に備えているとはいえなか
った。
ン糸が有する特有の嵩高性と毛羽特性とを備えたマルチ
フィラメント糸条からなるスパンライク毛羽糸と、その
スパンライク毛羽糸を合理的に得る製造方法を提供する
ことにある。
明のスパンライク毛羽糸は、下ヨリの施された複数本の
マルチフィラメント糸条が引き揃えられて上ヨリが施さ
れ、前記マルチフィラメント糸条を構成する単繊維フィ
ラメントの一部が短繊維化され、その短繊維の一端が下
ヨリと上ヨリにより拘束されて糸条表面に毛羽として突
出した毛羽糸であり、該毛羽糸から突出する毛羽総数の
90%以上が毛羽長1〜5mmであると共に、その毛羽長
の毛羽数が200〜950個/mであり、かつウースタ
特性U%が1.0〜2.0%の糸むらを有することを特
徴とするものである。
は、下ヨリ工程において下ヨリを与えたマルチフィラメ
ント糸条をガイドに往復巻きかけ、その往路側の糸条と
復路側の糸条とを互いに交錯させることにより両糸条に
捩りと扱きを同時に与えて毛羽加工し、次いで上ヨリ工
程において前記毛羽加工されたマルチフィラメント糸条
を複数本引き揃えて上ヨリをかけることを特徴とするも
のである。
説明する。図1は、本発明のスパンライク毛羽糸の一例
について、その外観を示すものである。このスパンライ
ク毛羽糸YK は、それぞれ下ヨリが施された複数本のマ
ルチフィラメント糸条Yが、上ヨリが掛けられて撚り合
わされた構成になっている。各マルチフィラメント糸条
Yは複数本の単繊維フィラメントから構成されており、
その単繊維フィラメントの一部が長手方向にランダムに
切断されて短繊維化され、かつそれら短繊維の端部が下
ヨリや上ヨリに拘束され、多数の毛羽イとなって糸条表
面に突出している。また短繊維の端部の一部には、端部
が上ヨリに挟まれてタルミ状の毛羽ロになっているもの
もある。これら毛羽イ,ロは、いずれもクリンプをもた
ず、実質的にストレートな形状になっているのが特徴で
ある。
その総数の90%以上の毛羽は、1〜5mmの適度の毛羽
長を有し、かつこの範囲の毛羽長を有する毛羽の数が2
00〜950個/mの多数になっている。このように毛
羽糸YK が適度の毛羽長の毛羽を200個/m以上もの
多数を有していることにより、従来のスパンライク毛羽
糸では得られなかった、より一層スパン糸に近い特有の
極めて柔らかい手触り感のスパンライク風合いを呈する
ものになる。このようなスパンライク風合いの効果は、
毛羽長1〜5mmの毛羽の毛羽数が200個/mよりも少
なくなればなるほど得られなくなる。
ント糸条をベースに毛羽が付与されているので、糸筋が
極めて均一であり、ウースタ特性U%で評価したときの
糸むらにして、1.0〜2.0%の極めて小さな値にな
っている。このように均一な糸筋を有するため、特にミ
シン糸に使用したときの縫い目を均整にすることがで
き、見栄えを極めて良好にすることができる。
ト糸(下ヨリ、上ヨリを挿入したヨリ糸)では1.5%
以下であり、また糸ムラの大きなスパン糸では7%以上
であるので、毛羽糸としてウースタ特性U%が2.0%
を越えると、太部と細部との差が目立った状態になり、
特にミシン糸用にした場合には縫い目が不均整になって
現われる。
の長さに採取した毛羽糸を万能投影器を用いて20倍に
拡大投影し、その状態で毛羽長と共に実測した数を1m
当たりの数に換算したものである。また、糸むらのウス
ター特性U%は、計測器工業株式会社製 KET−80
Bにて測定したものである。上述した本発明のスパンラ
イク毛羽糸において、これを構成する複数本のマルチフ
ィラメント糸条は、それぞれ単糸繊度の小さい単繊維フ
ィラメント群と、これよりも単糸繊度が大きい単繊維フ
ィラメント群との少なくとも2種類の組合せからなる。
そして、そのうち単糸繊度の小さい単繊維フィラメント
群が選択的に短繊維化され、単糸繊度の大きい単繊維フ
ィラメント群の方はほとんど短繊維化されないようにし
て構成されている。
力が低下するような逆相関関係が成立する。しかし、本
発明のスパンライク毛羽糸は、単糸繊度の細い単繊維フ
ィラメントを毛羽成分とする一方で、単糸繊度が太い単
繊維フィラメントを糸強力成分として存在させた糸構成
にしているので、毛羽数を多くしながら糸強力を高く維
持することができる特長がある。
の単繊維フィラメント群の組合わせ例としては、単糸繊
度の細い単繊維フィラメント群の単糸繊度を0.1〜
1.5デニール、単糸繊度の太い単繊維フィラメント群
の単糸繊度を3.5〜10デニールの範囲にして組み合
わせるとよく、デニール差として少なくとも2デニール
以上を有するようにすることが望ましい。
フィラメントの本数は、1マルチフィラメント糸条当た
り20〜150本にするのがよい。また、太い単糸繊度
の単繊維フィラメント群の本数と細い単糸繊度の単繊維
フィラメント群の本数との構成比率は、太い単糸繊度の
単繊維フィラメント群の方を5〜50%の範囲の少数割
合にすることが好ましい。
ィラメントの構成本数が20本未満では十分な毛羽数を
発生させることはできず、本発明の目的とするスパンラ
イクな風合いを得ることが難しくなる。したがって、単
繊維フィラメントの構成本数は20本以上とし、これが
多くなればなるほど毛羽糸に発生する毛羽数を多く発生
させることができる。しかし、150本よりも多くなる
とネップの発生や糸面の乱れが生じるので好ましくな
い。
い単糸繊度の単繊維フィラメント群の構成割合を多くす
ればするほど毛羽糸に発生する毛羽数を多くすることが
できる。しかし、細い単糸繊度の単繊維フィラメント群
の割合があまり多すぎると糸強力が低下するので、糸強
力を保持する上で太い単糸繊度の単繊維フィラメント群
の構成割合を5〜50%の範囲にすることが望ましい。
ルチフィラメント糸条の素材としては、合成繊維であれ
ば特に限定されるものではない。好ましくはポリエステ
ル、ナイロンなどの熱可塑性合成繊維フィラメント糸で
あって、かつ低伸度の高強力タイプを使用するのがよ
い。マルチフィラメント糸条の繊度としては10〜50
0デニールで、単繊維フィラメントの構成本数を20〜
150本にする。特に衣料用ポリエステルフィラメント
糸条の場合は30〜100デニール、単繊維フィラメン
トの構成本数を20〜150本にするのがよい。
般的であるが、そのほかに三角形、Y形、五角形、中
空、偏平などの異形断面であってもよく、また高光沢、
低光沢などの特殊な品種を用いることもできる。また、
マルチフィラメント糸条を構成する少なくとも2種類の
単繊維フィラメント群は、短繊維化されるものと短繊維
化されないものとの糸強力差を、前述のようにデニール
差によって構成してもよいが、これをデニール構成は同
じにして単繊維フィラメント自体に相互の糸強力差を設
けたり、伸度差を設けたりしてもよい。
造方法は、マルチフィラメント糸条の下ヨリ工程と、こ
の下ヨリ工程で得た複数本の下ヨリ糸条を引き揃えて上
ヨリを施す上ヨリ工程から構成される。下ヨリ工程で
は、下ヨリを与えた後のマルチフィラメント糸条をガイ
トに往復巻き掛けるようにし、そのガイドに向う往路側
の糸条と戻る復路側の糸条とを互いに交錯せしめること
により、両糸条に強い捩りと扱きとを同時に与えて毛羽
加工する。
アップツイスタ或いはカバーリング機、イタリ式撚糸
機、ダブルツイスタなどと呼ばれる撚糸機を使用するこ
とができる。この撚糸機において毛羽加工する部分は、
下ヨリを与えた後の引き揃え中或いは巻き取り前などの
糸が走行する部分であれば特に制約はない。図2は、ア
ップツイスタによって下ヨリを施したのち、毛羽加工す
る場合の一例を示す。
ント糸条Yは、少なくとも2種類の単糸繊度が互いに異
なる単繊維フィラメント群から構成されている。ボビン
1はスピンドル2に仕掛けられ、ベルト3により回転駆
動されるようになっている。スピンドル2を回転させな
がらマルチフィラメント糸条Yがボビン1の軸方向に引
出されると、そのマルチフィラメント糸条Yにフィード
ローラ4との間でS方向又はZ方向に下ヨリが加えら
れ、次いで下ヨリが挿入されたマルチフィラメント糸条
Yはフィードローラ4と6の間で緊張を与えられなが
ら、ガイドローラ5とピン10で構成された糸−糸自己
擦過装置により毛羽加工される。
チフィラメント糸条Yをガイドローラ5に往復巻き掛け
るに当り、そのガイドローラ5に向かう往路側の糸条Y
aと戻る往路側の糸条Ybとをピン10において交錯せ
しめ、その交錯点Pで両糸条Ya,Ybに強い捩りと扱
きとを同時に与えるとき、マルチフィラメント糸条Yを
構成する単繊維フィラメント群の一部を短繊維化するこ
とによって毛羽を発生させるようにしている。このよう
にして毛羽を発生したマルチフィラメント糸条Yは、フ
ィードローラ6からテイクアップローラ8を介してチー
ズ7に巻き上げられる。
には復路側の糸条Ybと交錯することにより約90°の
捩りが与えられ、また、復路側の糸条Ybにも往路側の
糸条Yaと交錯することにより約90°の捩りが与えら
れる。したがって、マルチフィラメント糸条Yには、交
錯点Pを往復して通過することにより、合計して約18
0°の捩りが与えられることになる。
の捩りと扱き作用を安定化させるには、交錯点Pの内側
にピン10またはローラを配置するとよい。さらに好ま
しくは、交錯点Pの供給側と糸出側に案内用のローラ
9,11またはピンを配置し、後者のローラ11または
ピンを糸道を横切るように矢印方向に移動させて、糸の
入り側と出側とのなす入出角θを変更調整するようにす
れば、捩りと扱きの程度を変えることができ、それによ
って毛羽数を調整することができる。
復路側、往路側とも 0.3g/d以上であることが好
ましい。また、この交錯処理によって付与する捩りは、
180°以上、好ましくは360°以上にするのがよ
い。交錯処理において180°以上の捩りを与えること
によって、糸条外周の半周以上を相手側の糸条と摩擦接
触させることができ、それによって単繊維フィラメント
の切断を糸長手方向にランダム化させると共に、相互の
単繊維フィラメント間においてもランダム化させること
ができる。また、このように切断をランダム化すること
によって毛羽糸としての糸筋を一層均一化することがで
きる。
れの方向であってもよいが、好ましくは下ヨリ方向と同
じ方向に捩じりながら交錯処理するほうがよい。このよ
うに捩り方向を下ヨリと同じ方向にすることにより毛羽
数を多くすることができる。また、毛羽長は下ヨリ数を
多く挿入すると短くなり、少なく挿入すると長くするこ
とができる。
は、単糸繊度の細い単繊維フィラメント群の方を選択的
に短繊維化し、単糸繊度の太い単繊維フィラメント群の
方はほとんど短繊維化しないようにすることができる。
したがって、撚糸機で下ヨリを施す工程において、連続
工程として糸−糸自己擦過装置を取り付けることにより
容易に毛羽加工することができる。
速度は3〜50m/min にすることが好ましい。50m
/min よりも大きい速度で交錯処理を行うと、自己擦過
による瞬間摩擦熱を発生することにより単繊維フィラメ
ントが脆化したり、削れたりするため、糸強力低下や擦
過部の染色を淡色にしたりして、糸品位を低下すること
がある。
れば、瞬間摩擦熱が押さえられ、糸強力低下をほとんど
生じない。また、この低速によってマルチフィラメント
糸条は走行中に捩れたり反転し、糸周囲全面を均一に擦
過させることができるので、染め差を生じることもなく
なる。さらに、糸が擦過するときに発生する白粉を抑制
し、製織時のヘルドやおさへの白粉の付着、また縫製時
のミシン針への白粉による目詰まりなどを改善すること
ができる。しかし、あまり低速にし過ぎても、生産性を
低下するので、3m/min を下限とするのがよい。
ルチフィラメント糸条は、これを複数本引き揃え、上ヨ
リを施しながら合糸することにより、本発明のスパンラ
イク毛羽糸を得ることができる。上ヨリを与える前の引
揃え本数は一般には2本とするが、バランス的には3
本、7本などの奇数本にするのが好ましい。また、その
複数本を引き揃える糸条としては、下ヨリ数が互いに異
なるマルチフィラメント糸条であってもよく、また下ヨ
リ方向が互いに異なるマルチフィラメント糸条であって
もよい。
ときのトルクバランスを保つようにヨリ方向とヨリ数を
設定することが好ましい。かつ、下ヨリ方向と上ヨリ方
向とは互いに相反する方向であって、上ヨリ数を下ヨリ
数の6〜9割程度にすることが好ましい。
下ヨリ工程に従って、70デニール、42フィラメント
のポリエステルマルチフィラメント糸条(6デニールの
単繊維フィラメントが6本、1デニールの単繊維フィラ
メントが36本の構成)に、S方向に966T/mの下
ヨリを施し、糸走行速度10m/min 、往路側30g、
復路側150gの高張力下でガイドローラに巻き掛け、
その往路側の糸条と復路側の糸条とをS方向に交錯させ
て、約360°の捩りとを扱きとを与えて毛羽加工し
た。
方向に709T/mの上ヨリを施してスパンライク毛羽
糸を製造した。このスパンライク毛羽糸の特性は次のと
おりであった。 毛羽長 1〜5mm(毛羽総数の100%) 短繊維長 平均266mm 強 力 1250g(強力変動率(CV)2.5%) 毛羽数 320個/m ウースタ特性U% 1.76% 上記毛羽加工において、6デニールの単繊維フィラメン
トは6本とも短繊維化されていなかったが、1デニール
の単繊維フィラメントは36本全部が短繊維化され、図
4のような短繊維長分布になっていて、各繊維長のフィ
ラメント糸本数が比較的揃っていた。
柔らかく湿っとりとした手触りの高級な風合を有してい
た。また、この毛羽糸を染色仕上加工後にミシン糸とし
て評価したところ、可縫性が良好であり、かつ縫い上り
の見栄えが良好であった。
ルマルチフィラメント糸条を使用し、そのポリエステル
マルチフィラメント糸条にS方向に966T/mの下ヨ
リを施し、糸走行速度10m/min で、表面粗さが#4
00で直径20mmの丸棒粗面体に接触角90°、入側張
力20g、出側張力45gにて擦過を与えて毛羽加工し
た。
Z方向に709T/mの上ヨリを施して毛羽糸を製造し
た。この毛羽糸の特性は次の通りであった。 毛羽長 6〜12mm 強 力 1015g(強力変動率(CV)3.9%) 毛羽数 80個/m(ほとんどが「たるみ」やループで あり、毛羽比率はこれら突出単繊維フィラメン ト糸の18%であった。) ウースタ特性U% 2.25% 上記毛羽加工において、6デニールの単繊維フィラメン
ト糸は6本のうち1本が短繊維化されており、1デニー
ルの単繊維フィラメントは36本のうち3本が短繊維化
されていなかった。
は、毛羽総数の90%以上が毛羽長1〜5mmのスパン糸
の長さに近い毛羽であって、その毛羽数が200〜95
0個/mの極めて多数であり、かつ糸筋が均一であるた
め、スパン糸特有の嵩高性や毛羽特性に極めて近似した
スパンライクなタッチの風合いを奏することができる。
そのため衣料用に供した場合には、極めて柔らかく湿っ
とりした手触りの高級な風合を呈するようにすることが
できる。
%が1.0〜2.0%の小さな値になっているので、特
にミシン糸に供した場合にはコーンからのスムースな解
舒性、ミシン糸と針との間やミシン糸と布帛との間の平
滑性を良好にし、可縫性を向上することができる。ま
た、均一な糸筋によって縫い目の見栄えを改善すること
ができる。
面図である。
を示す概略図である。
視図である。
維長分布図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 下ヨリの施された複数本のマルチフィラ
メント糸条が引き揃えられて上ヨリが施され、前記マル
チフィラメント糸条を構成する単繊維フィラメントの一
部が短繊維化され、その短繊維の一端が下ヨリと上ヨリ
により拘束されて糸条表面に毛羽として突出した毛羽糸
であり、該毛羽糸から突出する毛羽総数の90%以上が
毛羽長1〜5mmであると共に、その毛羽長の毛羽数が2
00〜950個/mであり、かつウースタ特性U%が
1.0〜2.0%の糸むらを有するスパンライク毛羽
糸。 - 【請求項2】 前記マルチフィラメント糸条を構成する
単繊維フィラメント本数が20〜150本であると共
に、該マルチフィラメント糸条が互いに単糸繊度の異な
る少なくとも2種類の単繊維フィラメント群からなり、
そのうち単糸繊度の小さい単繊維フィラメント群が選択
的に短繊維化されている請求項1に記載のスパンライク
毛羽糸。 - 【請求項3】 下ヨリ工程において下ヨリを与えたマル
チフィラメント糸条をガイドに往復巻きかけ、その往路
側の糸条と復路側の糸条とを互いに交錯させることによ
り両糸条に捩りと扱きを同時に与えて毛羽加工し、次い
で上ヨリ工程において前記毛羽加工されたマルチフィラ
メント糸条を複数本引き揃えて上ヨリをかけるスパンラ
イク毛羽糸の製造方法。 - 【請求項4】 前記マルチフィラメント糸条をガイトに
往復巻きかけるときの毛羽加工速度を3〜50m/分に
する請求項3に記載のスパンライク毛羽糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6205813A JP2973828B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | スパンライク毛羽糸およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6205813A JP2973828B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | スパンライク毛羽糸およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874137A JPH0874137A (ja) | 1996-03-19 |
JP2973828B2 true JP2973828B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=16513129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6205813A Expired - Lifetime JP2973828B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | スパンライク毛羽糸およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2973828B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112626897B (zh) * | 2020-11-27 | 2024-02-02 | 山东海工科技有限公司 | 单丝断线起毛纤维捻绳及其制作方法 |
WO2024011551A1 (zh) * | 2022-07-15 | 2024-01-18 | 东丽纤维研究所(中国)有限公司 | 一种聚酯毛羽混纤加工纱及其纺织品 |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP6205813A patent/JP2973828B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0874137A (ja) | 1996-03-19 |
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