JP2968724B2 - コーナ床パネル及びその取付構造 - Google Patents
コーナ床パネル及びその取付構造Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平耐力を向上で
き、床体強度を高めうるとともに、一枚のパネルで二方
向の水勾配を設けうるコーナ床パネル及びその取付構造
に関する。
き、床体強度を高めうるとともに、一枚のパネルで二方
向の水勾配を設けうるコーナ床パネル及びその取付構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床パネルは、枠材を矩形に接合し
た外周枠内に、一つの枠材と平行に補強用枠材を配設し
ている。
た外周枠内に、一つの枠材と平行に補強用枠材を配設し
ている。
【0003】又一般にパネルを用いて二方向の勾配を持
たせるには、図17に略示するように、二枚のパネル
a、aを山形状に配置する必要がある。
たせるには、図17に略示するように、二枚のパネル
a、aを山形状に配置する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
枠材と平行な補強用枠材を有する床パネルは、その水平
力に対する耐力が一方向において特に強くなり、他の方
向では耐力を十分に高め得ないことが判明した。
枠材と平行な補強用枠材を有する床パネルは、その水平
力に対する耐力が一方向において特に強くなり、他の方
向では耐力を十分に高め得ないことが判明した。
【0005】又二方向の勾配を設けるために二枚のパネ
ルを用いるものは、工数の増大が避けられず、その改善
が要望されている。
ルを用いるものは、工数の増大が避けられず、その改善
が要望されている。
【0006】本発明は、矩形の外周枠内の一つの対角線
上に斜材を配した枠組を具えることを基本として、水平
耐力をバランスよく向上でき、床体強度を高めうるコー
ナ床パネル及びその取付構造の提供を目的としている。
上に斜材を配した枠組を具えることを基本として、水平
耐力をバランスよく向上でき、床体強度を高めうるコー
ナ床パネル及びその取付構造の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明のコーナ床パネルは、枠材を矩形に接合した外
周枠内の一つの対角線上に、この外周枠で両端が固定さ
れる斜材を配した枠組と、前記斜材上で突き合わされる
斜辺を有し前記枠組の上面に貼設されて前記枠組を覆う
2枚の直角三角形の面材とからなり、かつ前記斜材は、
ウエブ上端に前記面材が載置されるフランジを有する一
対の枠材体が前記ウエブが接する背中合わせにかつ上部
間に小間隙を有してかつウエブの下部で互いに結合させ
ることにより、前記斜材は、前記枠材体間がなす長手方
向中心線を稜部として前記枠材体のフランジを山形とし
たことを特徴としている。
に本発明のコーナ床パネルは、枠材を矩形に接合した外
周枠内の一つの対角線上に、この外周枠で両端が固定さ
れる斜材を配した枠組と、前記斜材上で突き合わされる
斜辺を有し前記枠組の上面に貼設されて前記枠組を覆う
2枚の直角三角形の面材とからなり、かつ前記斜材は、
ウエブ上端に前記面材が載置されるフランジを有する一
対の枠材体が前記ウエブが接する背中合わせにかつ上部
間に小間隙を有してかつウエブの下部で互いに結合させ
ることにより、前記斜材は、前記枠材体間がなす長手方
向中心線を稜部として前記枠材体のフランジを山形とし
たことを特徴としている。
【0008】前記枠材体は、前記ウエブの上下端にフラ
ンジを突設した断面略コ字をなしかつ前記ウエブの下部
が溶接されることにより結合するのがよい。
ンジを突設した断面略コ字をなしかつ前記ウエブの下部
が溶接されることにより結合するのがよい。
【0009】又前記溶接は、スポット溶接とすることが
できる。
できる。
【0010】なお前記小間隙には、スペーサを嵌着する
のがよい。
のがよい。
【0011】さらに、請求項1記載のコーナ床パネル
が、前記対角線上の一端を上位置に、他端を下位置に床
架構体に取付けられ、コーナ床を形成するとともに、前
記斜材はその長手方向中心線を稜部として上面が山形を
なすことにより、前記面材も稜部を有する山形に配する
ことができる。
が、前記対角線上の一端を上位置に、他端を下位置に床
架構体に取付けられ、コーナ床を形成するとともに、前
記斜材はその長手方向中心線を稜部として上面が山形を
なすことにより、前記面材も稜部を有する山形に配する
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図において本発明のコーナ床パ
ネル1は、枠材14…を矩形に接合した外周枠15内の
一つの対角線上に、この外周枠15で両端が固定される
斜材16を配した枠組17と、前記斜材16上で突き合
わされる斜辺19a、19aを有し前記枠組17の上面
に貼設されて枠組17を覆う2枚の直角三角形の面材1
9、19とからなり、本例ではバルコニー床Bのコーナ
バルコニー床部7を形成するために用いられる。
図面に基づき説明する。図において本発明のコーナ床パ
ネル1は、枠材14…を矩形に接合した外周枠15内の
一つの対角線上に、この外周枠15で両端が固定される
斜材16を配した枠組17と、前記斜材16上で突き合
わされる斜辺19a、19aを有し前記枠組17の上面
に貼設されて枠組17を覆う2枚の直角三角形の面材1
9、19とからなり、本例ではバルコニー床Bのコーナ
バルコニー床部7を形成するために用いられる。
【0013】前記バルコニー床Bを有するバルコニーの
構造は、複数階建の家屋の、各梁材2A、2Bにより支
持された2つの階上の外壁W1、W2がなす出隅コーナ
部Aに、2つの突出杆3A、3Bが内端で結合されL字
状をなすL字片持梁4の結合部5を、前記各梁材2A、
2Bの延長線上に各突出杆3A、3Bを位置させること
により各突出杆3A、3Bを前記各外壁W2、W1に直
交させて結合するとともに、突出杆3A、3Bにより、
この突出杆3A、3Bと直角をなす前記外壁W2、W1
に沿って設ける壁面バルコニー床部6、6の一端と、突
出杆3A、3Bが挟むコーナ部分に配され壁面バルコニ
ー床部6、6の間を継いで連続したバルコニー床Bを形
成するコーナバルコニー床部7とを支持させる。
構造は、複数階建の家屋の、各梁材2A、2Bにより支
持された2つの階上の外壁W1、W2がなす出隅コーナ
部Aに、2つの突出杆3A、3Bが内端で結合されL字
状をなすL字片持梁4の結合部5を、前記各梁材2A、
2Bの延長線上に各突出杆3A、3Bを位置させること
により各突出杆3A、3Bを前記各外壁W2、W1に直
交させて結合するとともに、突出杆3A、3Bにより、
この突出杆3A、3Bと直角をなす前記外壁W2、W1
に沿って設ける壁面バルコニー床部6、6の一端と、突
出杆3A、3Bが挟むコーナ部分に配され壁面バルコニ
ー床部6、6の間を継いで連続したバルコニー床Bを形
成するコーナバルコニー床部7とを支持させる。
【0014】前記家屋は、大型外壁パネル、床パネル等
を接続金物を用いて組立てるいわゆる大型壁パネル工法
の家屋であって、図4に示すように、前記出隅コーナ部
Aで側端面が直角に配される外壁パネル30、30の上
面に、断面コ字の溝形鋼からなる前記梁材2A、2B
が、その溝部を外に向けて互いに直角にかつ水平に固定
される。
を接続金物を用いて組立てるいわゆる大型壁パネル工法
の家屋であって、図4に示すように、前記出隅コーナ部
Aで側端面が直角に配される外壁パネル30、30の上
面に、断面コ字の溝形鋼からなる前記梁材2A、2B
が、その溝部を外に向けて互いに直角にかつ水平に固定
される。
【0015】又出隅コーナ部Aにおいて、前記外壁パネ
ル30、30の隣り合う側端面は、この外壁パネル3
0、30の上面と同高の上面を有する水平な受片31A
を設けた接続金物31によって連結されるとともに、前
記L字片持梁4の結合部5を前記受片31A上に載置し
て固定する。
ル30、30の隣り合う側端面は、この外壁パネル3
0、30の上面と同高の上面を有する水平な受片31A
を設けた接続金物31によって連結されるとともに、前
記L字片持梁4の結合部5を前記受片31A上に載置し
て固定する。
【0016】L字片持梁4は、角パイプ状の垂直な基体
32Aの下面、上面に平板状の取付プレート32Bを添
着し前記結合部5をなすコーナ柱状金物32と、このコ
ーナ柱状金物32の前記基体32Aの隣り合う面に夫々
内端が溶接等により結合され平面L字状に配されるとと
もに断面I字の形鋼材からなる水平な前記突出杆3A、
3Bとを具える。
32Aの下面、上面に平板状の取付プレート32Bを添
着し前記結合部5をなすコーナ柱状金物32と、このコ
ーナ柱状金物32の前記基体32Aの隣り合う面に夫々
内端が溶接等により結合され平面L字状に配されるとと
もに断面I字の形鋼材からなる水平な前記突出杆3A、
3Bとを具える。
【0017】又前記突出杆3A、3Bの上面かつ内端近
傍と外端近傍とには、この上面に固着される固定片の両
側縁から立片33A、33Aを立上げた受金具33、3
3が配設されている。
傍と外端近傍とには、この上面に固着される固定片の両
側縁から立片33A、33Aを立上げた受金具33、3
3が配設されている。
【0018】このように前記コーナ柱状金物32を介し
て2つの突出杆3A、3Bを予め工場等において一体に
結合したL字片持梁4は、図5に示すように、施工現場
で前記出隅コーナ部Aに配される前記受片31A上に前
記結合部5が載置、固定され、かつ前記梁材2A、2B
の端部に固着した端板34、34にボルト止めされるこ
とにより、各梁材2A、2Bの延長線上に各突出杆3
A、3Bを位置させて出隅コーナ部Aに接合される。
て2つの突出杆3A、3Bを予め工場等において一体に
結合したL字片持梁4は、図5に示すように、施工現場
で前記出隅コーナ部Aに配される前記受片31A上に前
記結合部5が載置、固定され、かつ前記梁材2A、2B
の端部に固着した端板34、34にボルト止めされるこ
とにより、各梁材2A、2Bの延長線上に各突出杆3
A、3Bを位置させて出隅コーナ部Aに接合される。
【0019】又前記各梁材2A、2B上には、前記階上
の外壁W1、W2をなす外壁パネル35、35が直交し
て立設されるとともに、この外壁パネル35、35の隣
り合う側端面は、前記取付プレート32Bに底片がボル
ト止めされる接続金物36によって連結される。
の外壁W1、W2をなす外壁パネル35、35が直交し
て立設されるとともに、この外壁パネル35、35の隣
り合う側端面は、前記取付プレート32Bに底片がボル
ト止めされる接続金物36によって連結される。
【0020】なお前記各突出杆3A、3Bは、各梁材2
A、2Bの仮想延長線上に夫々位置することにより、各
外壁W2、W1に直交する。
A、2Bの仮想延長線上に夫々位置することにより、各
外壁W2、W1に直交する。
【0021】又前記L字片持梁4の各突出杆3A、3B
の外端に設けた垂直な端板37、37には、断面コ字の
形鋼材からなる柱状金具9、9の下端部が、その溝部を
外に向けて夫々ボルト止めされるとともに、この柱状金
具9、9の各側面に、前記コーナバルコニー床部7の各
外縁に沿って配される2枚のコーナ手すりパネル10、
10が固定される。
の外端に設けた垂直な端板37、37には、断面コ字の
形鋼材からなる柱状金具9、9の下端部が、その溝部を
外に向けて夫々ボルト止めされるとともに、この柱状金
具9、9の各側面に、前記コーナバルコニー床部7の各
外縁に沿って配される2枚のコーナ手すりパネル10、
10が固定される。
【0022】さらに一方の前記突出杆3Aと、これに平
行な一方のコーナ手すりパネル10の下端部とが、床受
小梁11によって継がれる。
行な一方のコーナ手すりパネル10の下端部とが、床受
小梁11によって継がれる。
【0023】前記床受小梁11は、図4〜6に示すよう
に、前記一方の突出杆3Aの垂直なウエブにボルト止め
される略Z字状の端板39を内端に固着した断面コ字の
形鋼材からなる水平な基部12と、この基部12の外端
に垂直なプレート40を介して固着されるとともに上面
が基部12よりも低い断面コ字の形鋼材からなる水平な
接合部13とを具える。なお前記プレート40の内面下
部と基部12下面とには、三角形状の垂直な補強リブ4
1が固着されている。
に、前記一方の突出杆3Aの垂直なウエブにボルト止め
される略Z字状の端板39を内端に固着した断面コ字の
形鋼材からなる水平な基部12と、この基部12の外端
に垂直なプレート40を介して固着されるとともに上面
が基部12よりも低い断面コ字の形鋼材からなる水平な
接合部13とを具える。なお前記プレート40の内面下
部と基部12下面とには、三角形状の垂直な補強リブ4
1が固着されている。
【0024】又前記コーナ手すりパネル10は、溝形鋼
からなる枠材42…をその溝部を向き合わせて矩形に接
合した外周枠内に、水平な中枠材43、その上方の斜材
44、および中枠材43と下の枠材42Aとを継ぐ垂直
な縦材45を設けた鋼製の枠組を具えるとともに、この
枠組の内面かつ中枠材43上側部分に面材46が、外面
に中枠材43外方で突き合わされる2枚の上下の面材4
7A、47Bが夫々添着されている。
からなる枠材42…をその溝部を向き合わせて矩形に接
合した外周枠内に、水平な中枠材43、その上方の斜材
44、および中枠材43と下の枠材42Aとを継ぐ垂直
な縦材45を設けた鋼製の枠組を具えるとともに、この
枠組の内面かつ中枠材43上側部分に面材46が、外面
に中枠材43外方で突き合わされる2枚の上下の面材4
7A、47Bが夫々添着されている。
【0025】コーナ手すりパネル10、10は、各側面
を前記柱状金具9、9の各側面にボルト止めし、かつ隣
り合う側面をL字の基体を有する垂直な縦長の連結金物
49の各片にボルト止めすることにより、コーナバルコ
ニー床部7の各外縁に沿って配置される。
を前記柱状金具9、9の各側面にボルト止めし、かつ隣
り合う側面をL字の基体を有する垂直な縦長の連結金物
49の各片にボルト止めすることにより、コーナバルコ
ニー床部7の各外縁に沿って配置される。
【0026】又前記床受小梁11の接合部13外端は、
前記一方のコーナ手すりパネル10の下端部かつ前記縦
材45にボルト結合される。
前記一方のコーナ手すりパネル10の下端部かつ前記縦
材45にボルト結合される。
【0027】なお前記柱状金物9の他の側面には、前記
壁面バルコニー床部6の外縁に沿って配される手すりパ
ネル50が固定される。
壁面バルコニー床部6の外縁に沿って配される手すりパ
ネル50が固定される。
【0028】又前記壁面バルコニー床部6に設けられか
つ溝形鋼からなる枠材をその溝部を向き合わせて矩形に
接合した枠組の上面に床下地板を添設してなる床パネル
51は、その一端の枠材が、前記受金具33、33の立
片33A、33Aに、外側を下に水勾配を持たせてボル
ト止めされ、該受金具33、33を介して突出杆3A、
3Bにより支持される。
つ溝形鋼からなる枠材をその溝部を向き合わせて矩形に
接合した枠組の上面に床下地板を添設してなる床パネル
51は、その一端の枠材が、前記受金具33、33の立
片33A、33Aに、外側を下に水勾配を持たせてボル
ト止めされ、該受金具33、33を介して突出杆3A、
3Bにより支持される。
【0029】さらに前記突出杆3A、3Bと、床受小梁
11とによって、前記コーナバルコニー床部7に設ける
コーナ床パネル1が支持される。
11とによって、前記コーナバルコニー床部7に設ける
コーナ床パネル1が支持される。
【0030】コーナ床パネル1は、図5、図9、図10
などに示すように、溝形鋼からなる枠材14…を矩形に
接合した外周枠15内の一つの対角線上に、この外周枠
15で両端が固定される斜材16を配した枠組17と、
前記斜材16上で突き合わされる斜辺19a、19aを
有し前記枠組17の上面に貼設されて枠組17を覆う2
枚の直角三角形の面材19、19とからなる。
などに示すように、溝形鋼からなる枠材14…を矩形に
接合した外周枠15内の一つの対角線上に、この外周枠
15で両端が固定される斜材16を配した枠組17と、
前記斜材16上で突き合わされる斜辺19a、19aを
有し前記枠組17の上面に貼設されて枠組17を覆う2
枚の直角三角形の面材19、19とからなる。
【0031】又前記斜材16は、図12に示すように、
ウエブ20の上下にフランジ21A、21Bを突設した
断面略コ字をなしかつウエブ20、20が接する背中合
わせに接合される1対の溝形の枠材体22、22からな
る。
ウエブ20の上下にフランジ21A、21Bを突設した
断面略コ字をなしかつウエブ20、20が接する背中合
わせに接合される1対の溝形の枠材体22、22からな
る。
【0032】さらに本例では、ウエブ20、20の上部
間に小間隙Gを有してかつ該ウエブ20、20を下部で
互いにスポット溶接等により結合することにより、各枠
材体22、22の上のフランジ21A、21Aの先端が
ウエブ20上端に比べて夫々低所に位置する。従って斜
材16は、長手方向中心線に沿って上面が山形をなす前
記上のフランジ21A、21Aを具えることにより、該
長手方向中心線に稜部23が形成されている。
間に小間隙Gを有してかつ該ウエブ20、20を下部で
互いにスポット溶接等により結合することにより、各枠
材体22、22の上のフランジ21A、21Aの先端が
ウエブ20上端に比べて夫々低所に位置する。従って斜
材16は、長手方向中心線に沿って上面が山形をなす前
記上のフランジ21A、21Aを具えることにより、該
長手方向中心線に稜部23が形成されている。
【0033】このように斜材16に前記稜部23を形成
したため、前記2枚の面材19、19を、夫々前記斜辺
19a、19aを上にしてかつ斜材16の上のフランジ
21A、21Aを利用して容易に山形に配置することが
でき、一枚のコーナ床パネル1を用いて二方向の水勾配
を簡単に設けることができる。
したため、前記2枚の面材19、19を、夫々前記斜辺
19a、19aを上にしてかつ斜材16の上のフランジ
21A、21Aを利用して容易に山形に配置することが
でき、一枚のコーナ床パネル1を用いて二方向の水勾配
を簡単に設けることができる。
【0034】又図12、図13に示す例では、普通形状
の溝形の枠材体22、22のウエブ20、20下部でス
ポット溶接等により結合して前記小間隙Gを形成してい
るため、溝形材に稜部23を形成するための特別な加工
を施す必要がなく、生産性を向上しうる。
の溝形の枠材体22、22のウエブ20、20下部でス
ポット溶接等により結合して前記小間隙Gを形成してい
るため、溝形材に稜部23を形成するための特別な加工
を施す必要がなく、生産性を向上しうる。
【0035】なお図12に示す例では、前記小間隙Gに
スペーサ52を嵌着しており、上からの荷重による稜部
23の平坦化を防止している。
スペーサ52を嵌着しており、上からの荷重による稜部
23の平坦化を防止している。
【0036】又図14は、斜材16を構成する枠材体2
2、22の垂直なウエブ20、20の上下のフランジ2
1A、21Bを共に傾かせてその先端を夫々低所に位置
させることにより、前記稜部23を形成した例、さらに
図15は、上のフランジ21Aのみを傾かせてその先端
を低所に位置させた例を単に開示している。
2、22の垂直なウエブ20、20の上下のフランジ2
1A、21Bを共に傾かせてその先端を夫々低所に位置
させることにより、前記稜部23を形成した例、さらに
図15は、上のフランジ21Aのみを傾かせてその先端
を低所に位置させた例を単に開示している。
【0037】このようなコーナ床パネル1は、前記コー
ナバルコニー床部7よりも平面寸法が小さく、前記対角
線上の一端(図1において右上端)を上位置に、他端
(図1において左下端)を下位置にして床架構体24を
なす前記突出杆3A、3B上の立片33A…に外周枠1
5をボルト止めしかつ前記床受小梁11の基部12上面
を斜材16の下のフランジ21B、21Bにボルト止め
することによって、このコーナ床パネル1の2つの外縁
と、前記コーナ手すりパネル10、10との間に間隙H
を形成して該床架構体24、すなわち突出杆3A、3B
と床受小梁11とに取付けられ、コーナ床Fを形成す
る。
ナバルコニー床部7よりも平面寸法が小さく、前記対角
線上の一端(図1において右上端)を上位置に、他端
(図1において左下端)を下位置にして床架構体24を
なす前記突出杆3A、3B上の立片33A…に外周枠1
5をボルト止めしかつ前記床受小梁11の基部12上面
を斜材16の下のフランジ21B、21Bにボルト止め
することによって、このコーナ床パネル1の2つの外縁
と、前記コーナ手すりパネル10、10との間に間隙H
を形成して該床架構体24、すなわち突出杆3A、3B
と床受小梁11とに取付けられ、コーナ床Fを形成す
る。
【0038】又前記斜材16は、その長手方向中心線を
稜部23として上面が山形をなすことにより、前記面材
19、19も稜部23Aを有する山形に配され、一枚の
コーナ床パネル1で二方向の水勾配を設けることが出来
る。
稜部23として上面が山形をなすことにより、前記面材
19、19も稜部23Aを有する山形に配され、一枚の
コーナ床パネル1で二方向の水勾配を設けることが出来
る。
【0039】なお図12、図13に示す斜材16を有す
るコーナ床パネル1は、施工前は面材19、19の勾配
を0としておき、床架構体24に取付けたのちに上から
の荷重により前記小間隙Gを形成して面材19、19に
夫々勾配を設けることができるため、施工の前にコーナ
床パネル1の平積み等を問題なく行うことが可能とな
り、他の床パネル等と同様に取扱うことが出来る。
るコーナ床パネル1は、施工前は面材19、19の勾配
を0としておき、床架構体24に取付けたのちに上から
の荷重により前記小間隙Gを形成して面材19、19に
夫々勾配を設けることができるため、施工の前にコーナ
床パネル1の平積み等を問題なく行うことが可能とな
り、他の床パネル等と同様に取扱うことが出来る。
【0040】又前記床受小梁11の前記基部12は、図
1、図3に示すように、前記一方の突出梁3Aからのび
て前記コーナ床パネル1を受けるとともに、前記接合部
13は、前記間隙Hの部分に位置する。
1、図3に示すように、前記一方の突出梁3Aからのび
て前記コーナ床パネル1を受けるとともに、前記接合部
13は、前記間隙Hの部分に位置する。
【0041】さらに前記基部12の外端と他方のコーナ
手すりパネル10とは、上面を前記接合部13の上面と
略同高とした連結金具25により接続され、コーナ手す
りパネル10の取付強度を高めている。
手すりパネル10とは、上面を前記接合部13の上面と
略同高とした連結金具25により接続され、コーナ手す
りパネル10の取付強度を高めている。
【0042】連結金具25は、図1、図4、図7、図8
に示すように、前記基部12の下面にボルト止めされる
取付片53と、その一端から垂下片54を介して前記接
合部13上面と略同高さで前記他方のコーナ手すりパネ
ル10に向かってのびる水平な連結片55と、この連結
片55の先端から垂下しかつ他方のコーナ手すりパネル
10の前記縦材45にボルト止めされる固定片56と、
前記連結片55の一側縁から折曲げにより垂下する補強
片57とを一体に具える。
に示すように、前記基部12の下面にボルト止めされる
取付片53と、その一端から垂下片54を介して前記接
合部13上面と略同高さで前記他方のコーナ手すりパネ
ル10に向かってのびる水平な連結片55と、この連結
片55の先端から垂下しかつ他方のコーナ手すりパネル
10の前記縦材45にボルト止めされる固定片56と、
前記連結片55の一側縁から折曲げにより垂下する補強
片57とを一体に具える。
【0043】このように前記コーナ床パネル1の2つの
外縁と前記コーナ手すりパネル10、10との間に前記
間隙Hを形成し、かつ前記接合部13の上面と前記連結
金具25の連結片55の上面とを前記基部12上面より
も低くしているため、図2、図3に示すように、前記間
隙Hを、基部12上面よりも溝底59Aが低い排水溝2
9形成用の樋59を配置した排水溝形成部26とするこ
とができ、図16に略示するような出隅コーナ部Aから
前記階上の外壁W1、W2に沿った平面L字のバルコニ
ー床Bの排水溝29を連続して形成しうるとともに、排
水溝29内に溜まった水を縦樋62等を用いて一ケ所か
ら排水することも可能となる。
外縁と前記コーナ手すりパネル10、10との間に前記
間隙Hを形成し、かつ前記接合部13の上面と前記連結
金具25の連結片55の上面とを前記基部12上面より
も低くしているため、図2、図3に示すように、前記間
隙Hを、基部12上面よりも溝底59Aが低い排水溝2
9形成用の樋59を配置した排水溝形成部26とするこ
とができ、図16に略示するような出隅コーナ部Aから
前記階上の外壁W1、W2に沿った平面L字のバルコニ
ー床Bの排水溝29を連続して形成しうるとともに、排
水溝29内に溜まった水を縦樋62等を用いて一ケ所か
ら排水することも可能となる。
【0044】なお前記床パネル51、コーナ床パネル1
上には、防水シートを介してセメント板等の床材60が
敷設され、バルコニー床Bを仕上げるとともに、前記突
出杆3A、3B及び床パネル51、コーナ床パネル1下
方には、軒天井パネル61が取付けられる。
上には、防水シートを介してセメント板等の床材60が
敷設され、バルコニー床Bを仕上げるとともに、前記突
出杆3A、3B及び床パネル51、コーナ床パネル1下
方には、軒天井パネル61が取付けられる。
【0045】
【発明の効果】叙上の如く本発明のコーナ床パネルは、
外周枠内の一つの対角線上に配した斜材によって外周枠
の何れの方向からの水平力も、効率よく負担でき、水平
耐力を増して、床体強度を向上し、又前記稜部を2枚の
面材の突き合わせ部として、一枚のコーナ床パネルで二
方向の水勾配を設けることができ、施工工数の削減と床
体構成の簡単化とを図りうるとともに、斜材の上のフラ
ンジの傾斜面を利用して、2枚の面材を山形に勾配を持
たせて容易に貼設することも可能となる。
外周枠内の一つの対角線上に配した斜材によって外周枠
の何れの方向からの水平力も、効率よく負担でき、水平
耐力を増して、床体強度を向上し、又前記稜部を2枚の
面材の突き合わせ部として、一枚のコーナ床パネルで二
方向の水勾配を設けることができ、施工工数の削減と床
体構成の簡単化とを図りうるとともに、斜材の上のフラ
ンジの傾斜面を利用して、2枚の面材を山形に勾配を持
たせて容易に貼設することも可能となる。
【0046】さらに請求項1の構成を具えることによ
り、施工前は面材の勾配を0としておき、床架構体に取
付けたのちに上からの荷重により前記小間隙を形成して
面材に夫々勾配を設けることができるため、施工の前に
コーナ床パネルの平積み等を問題なく行うことも可能と
なり、他の床パネル等と同様に取扱うことが出来る。
り、施工前は面材の勾配を0としておき、床架構体に取
付けたのちに上からの荷重により前記小間隙を形成して
面材に夫々勾配を設けることができるため、施工の前に
コーナ床パネルの平積み等を問題なく行うことも可能と
なり、他の床パネル等と同様に取扱うことが出来る。
【0047】又請求項2の発明において、ウエブの上部
間に小間隙を有してかつ該ウエブを下部で互いに結合す
ることにより、各枠材体上のフランジ先端が上端に比べ
て夫々低所に位置することができる。
間に小間隙を有してかつ該ウエブを下部で互いに結合す
ることにより、各枠材体上のフランジ先端が上端に比べ
て夫々低所に位置することができる。
【0048】請求項4の発明において、前記小間隙に
は、スペーサを嵌着したときには、上からの荷重による
稜部の平坦化を防止することが出来る。
は、スペーサを嵌着したときには、上からの荷重による
稜部の平坦化を防止することが出来る。
【0049】又本発明のコーナ床パネルの取付構造は、
コーナ床パネルの斜材が通る対角線上の一端を上位置
に、他端を下位置にしてこのコーナ床パネルを床架構体
に取付け、かつ斜材の長手方向中心線を稜部として上面
が山形をなすことにより、2枚の面材も稜部を有する山
形に配されることを特徴としているため、一枚のコーナ
床パネルを用いてコーナ床に二方向の水勾配を設けるこ
とができ、施工性を向上しうるとともに、コーナ床パネ
ルは取付け前において各面材の勾配をなくして、取付け
後に上からの荷重等により水勾配を得ることができるた
め、施工前に平積み等を問題なく行うことができ、他の
床パネル等と同様に取扱うことが出来る。
コーナ床パネルの斜材が通る対角線上の一端を上位置
に、他端を下位置にしてこのコーナ床パネルを床架構体
に取付け、かつ斜材の長手方向中心線を稜部として上面
が山形をなすことにより、2枚の面材も稜部を有する山
形に配されることを特徴としているため、一枚のコーナ
床パネルを用いてコーナ床に二方向の水勾配を設けるこ
とができ、施工性を向上しうるとともに、コーナ床パネ
ルは取付け前において各面材の勾配をなくして、取付け
後に上からの荷重等により水勾配を得ることができるた
め、施工前に平積み等を問題なく行うことができ、他の
床パネル等と同様に取扱うことが出来る。
【図1】本発明のコーナ床パネルの取付構造の実施の形
態の一例を示す平面図である。
態の一例を示す平面図である。
【図2】そのX−X線断面図である。
【図3】そのY−Y線断面図である。
【図4】その部分分解斜視図である。
【図5】その部分分解斜視図である。
【図6】床受小梁の一例を示す側面図である。
【図7】連結金具の一例を示す側面図である。
【図8】その正面図である。
【図9】コーナ床パネルの実施の形態の一例を示す平面
図である。
図である。
【図10】その枠組を例示する平面図である。
【図11】その断面図である。
【図12】斜材の稜部を例示する部分断面図である。
【図13】斜材の稜部を例示する部分断面図である。
【図14】斜材の稜部を例示する部分断面図である。
【図15】斜材の稜部を例示する部分断面図である。
【図16】バルコニーを例示する線図である。
【図17】従来の技術を説明するための部分断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 14 枠材 15 外周枠 16 斜材 17 枠組 19 面材 19a 斜辺 20 ウエブ 20A 上のフランジ 20B 下のフランジ 22 枠材体 23 稜部 24 床架構体 F コーナ床
Claims (5)
- 【請求項1】枠材を矩形に接合した外周枠内の一つの対
角線上に、この外周枠で両端が固定される斜材を配した
枠組と、前記斜材上で突き合わされる斜辺を有し前記枠
組の上面に貼設されて前記枠組を覆う2枚の直角三角形
の面材とからなり、かつ前記斜材は、ウエブ上端に前記
面材が載置されるフランジを有する一対の枠材体が前記
ウエブが接する背中合わせにかつ上部間に小間隙を有し
てかつウエブの下部で互いに結合させることにより、前
記斜材は、前記枠材体間がなす長手方向中心線を稜部と
して前記枠材体のフランジを山形としたコーナ床パネ
ル。 - 【請求項2】前記枠材体は、前記ウエブの上下端にフラ
ンジを突設した断面略コ字をなしかつ前記ウエブの下部
が溶接されることにより結合されたことを特徴とする請
求項1記載のコーナ床パネル。 - 【請求項3】前記溶接は、スポット溶接であることを特
徴とする請求項1又は2記載のコーナ床パネル。 - 【請求項4】前記小間隙には、スペーサが嵌着されたこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載のコーナ床パネ
ル。 - 【請求項5】請求項1記載のコーナ床パネルが、前記対
角線上の一端を上位置に、他端を下位置に床架構体に取
付けられ、コーナ床を形成するとともに、前記斜材はそ
の長手方向中心線を稜部として上面が山形をなすことに
より、前記面材も稜部を有する山形に配されることを特
徴とするコーナ床パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8167484A JP2968724B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | コーナ床パネル及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8167484A JP2968724B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | コーナ床パネル及びその取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH108549A JPH108549A (ja) | 1998-01-13 |
JP2968724B2 true JP2968724B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=15850546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8167484A Expired - Fee Related JP2968724B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | コーナ床パネル及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2968724B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5614107U (ja) * | 1979-07-11 | 1981-02-06 | ||
JPS5931842Y2 (ja) * | 1979-10-31 | 1984-09-07 | 松下電工株式会社 | 漏れ縁隅施工用仮枠組桟 |
JPH03208947A (ja) * | 1990-01-12 | 1991-09-12 | Natl House Ind Co Ltd | 屋根ユニット |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8167484A patent/JP2968724B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH108549A (ja) | 1998-01-13 |
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Legal Events
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