JP2964409B2 - ガスケットの製造方法 - Google Patents
ガスケットの製造方法Info
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- JP2964409B2 JP2964409B2 JP1076465A JP7646589A JP2964409B2 JP 2964409 B2 JP2964409 B2 JP 2964409B2 JP 1076465 A JP1076465 A JP 1076465A JP 7646589 A JP7646589 A JP 7646589A JP 2964409 B2 JP2964409 B2 JP 2964409B2
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- Japan
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- adhesive
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シール技術に係るガスケットの製造方法に
関するものである。
関するものである。
従来から、ガスケットの一種として、第5図および第
6図に示すように、流路孔2と複数の取付孔3を穿設し
た金属製のプレート1を有し、該プレート1の流路孔2
周縁部にゴム材製のパッキン4を加硫接着したものが知
られている。
6図に示すように、流路孔2と複数の取付孔3を穿設し
た金属製のプレート1を有し、該プレート1の流路孔2
周縁部にゴム材製のパッキン4を加硫接着したものが知
られている。
この種のガスケットは、生産性向上の観点から多数ま
とめて製造され、すなわち、予めプレス成形した複数の
プレート1に同時に接着剤を塗布し、その後、各プレー
ト1にパッキン4を接着している。プレート1に接着剤
を塗布するに際しては接着剤を入れた大きな塗布容器を
用意し、この容器に複数のプレート1を同時にばら入れ
し、各プレート1を丸ごと接着剤に漬している。第6図
をみると、パッキン4はプレート1の孔内壁だけに接着
されているようにみえるが、実際にはプレート1の平坦
度などによってゴムがプレート1の両端面に廻り込むこ
とがあり、この場合に対処し得るようにプレート1の端
面にも接着剤を塗布する必要がある。またプレート1に
接着剤を塗布すると防錆効果を得ることができるため、
このためにもプレート1の端面に接着剤を塗布する必要
がある。
とめて製造され、すなわち、予めプレス成形した複数の
プレート1に同時に接着剤を塗布し、その後、各プレー
ト1にパッキン4を接着している。プレート1に接着剤
を塗布するに際しては接着剤を入れた大きな塗布容器を
用意し、この容器に複数のプレート1を同時にばら入れ
し、各プレート1を丸ごと接着剤に漬している。第6図
をみると、パッキン4はプレート1の孔内壁だけに接着
されているようにみえるが、実際にはプレート1の平坦
度などによってゴムがプレート1の両端面に廻り込むこ
とがあり、この場合に対処し得るようにプレート1の端
面にも接着剤を塗布する必要がある。またプレート1に
接着剤を塗布すると防錆効果を得ることができるため、
このためにもプレート1の端面に接着剤を塗布する必要
がある。
上記従来の製造方法に対しては次の問題が指摘され
る。
る。
すなわち、複数のプレート1をまとめて塗布容器に入
れる際に2枚または3枚以上のプレート1が完全に重な
って密着した状態で入れられることがあり、この場合、
プレート1の密着端面に必要量の接着剤が付かずに不良
品が発生する虞れがある。
れる際に2枚または3枚以上のプレート1が完全に重な
って密着した状態で入れられることがあり、この場合、
プレート1の密着端面に必要量の接着剤が付かずに不良
品が発生する虞れがある。
本発明は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問
題を解消する目的でなされたもので、この目的を達成す
るため、請求項1に記載したように、複数のプレートに
同時に接着剤を付け、各プレートにパッキンを接着する
ガスケットの製造方法があって、プレートに接着剤を付
けるときにプレート同士が重ならないように各プレート
に予め、重なり防止突起を設ける工程と、前記突起によ
りプレート同士が重ならない状態として、各プレートに
接着剤を付ける工程と、接着剤の付着後に前記突起を潰
す工程とを有することにした。また請求項2に記載した
ように、上記請求項1の記載において、パッキンの加硫
成形時における成形圧力ないし型締め圧力によって突起
を潰すことにした。
題を解消する目的でなされたもので、この目的を達成す
るため、請求項1に記載したように、複数のプレートに
同時に接着剤を付け、各プレートにパッキンを接着する
ガスケットの製造方法があって、プレートに接着剤を付
けるときにプレート同士が重ならないように各プレート
に予め、重なり防止突起を設ける工程と、前記突起によ
りプレート同士が重ならない状態として、各プレートに
接着剤を付ける工程と、接着剤の付着後に前記突起を潰
す工程とを有することにした。また請求項2に記載した
ように、上記請求項1の記載において、パッキンの加硫
成形時における成形圧力ないし型締め圧力によって突起
を潰すことにした。
上記従来技術において、接着剤の塗布時にプレート1
の重なりが生じたのは、各プレート1が初めから最終的
な製品形状である完全な平板状に成形されていたからで
ある。これに対して、本発明では、プレートに一時的に
厚さ方向に突出する突起設けてプレート同士が重なるの
を防止することとした。また、その後の工程でゴム製の
パッキンを加硫接着する場合、加硫時の成形圧力ないし
型締め圧力によって前記突起を潰せば加工を簡単にする
ことができる。
の重なりが生じたのは、各プレート1が初めから最終的
な製品形状である完全な平板状に成形されていたからで
ある。これに対して、本発明では、プレートに一時的に
厚さ方向に突出する突起設けてプレート同士が重なるの
を防止することとした。また、その後の工程でゴム製の
パッキンを加硫接着する場合、加硫時の成形圧力ないし
型締め圧力によって前記突起を潰せば加工を簡単にする
ことができる。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図および第2図に示すように、金属製のプレート
1をプレス成形する段階で、該プレート1に、該プレー
ト1の厚さ方向に突出する突起5,6を少なくとも2つ、
互いに反対に向けて設け、これにより第3図に示すよう
にプレート1同士の重なりを防止した上で各プレート1
に必要十分な接着剤を付け、その後で、各プレート1に
パッキン4を接着する。このパッキン4がゴム材製で加
硫成形と同時にプレート1に接着されるものである場
合、第4図に示すように成形型に十分な硬さを有する押
圧部材7a,7b,8a,8bを設け、型締めと同時に、この型締
め力によって各突起5,6を押し潰す。
1をプレス成形する段階で、該プレート1に、該プレー
ト1の厚さ方向に突出する突起5,6を少なくとも2つ、
互いに反対に向けて設け、これにより第3図に示すよう
にプレート1同士の重なりを防止した上で各プレート1
に必要十分な接着剤を付け、その後で、各プレート1に
パッキン4を接着する。このパッキン4がゴム材製で加
硫成形と同時にプレート1に接着されるものである場
合、第4図に示すように成形型に十分な硬さを有する押
圧部材7a,7b,8a,8bを設け、型締めと同時に、この型締
め力によって各突起5,6を押し潰す。
以上説明したように、本発明によればプレートの重な
りを防止して各プレートに十分な接着剤を付けることが
でき、接着剤の均一塗布を実現して不良品の発生を防ぐ
ことができる。また接着剤の塗布後に突起を潰すことと
したため従来品と実質的に変わらぬ製品を得ることがで
きる。また突起を潰すに際して加硫時の成形圧力ないし
型締め圧力を利用することとすれば、特に別段の方法を
講じる必要がなく、簡単に加工することができる。
りを防止して各プレートに十分な接着剤を付けることが
でき、接着剤の均一塗布を実現して不良品の発生を防ぐ
ことができる。また接着剤の塗布後に突起を潰すことと
したため従来品と実質的に変わらぬ製品を得ることがで
きる。また突起を潰すに際して加硫時の成形圧力ないし
型締め圧力を利用することとすれば、特に別段の方法を
講じる必要がなく、簡単に加工することができる。
第1図ないし第4図はそれぞれ本発明の実施例を示す工
程説明図で第2図はとくに第1図におけるA−A断面
図、第5図はガスケットの正面図、第6図は第5図にお
けるB−B断面図である。 1プレート、2流路孔、3取付孔 4パッキン、5,6突起 7a,7b,8a,8b押圧部材
程説明図で第2図はとくに第1図におけるA−A断面
図、第5図はガスケットの正面図、第6図は第5図にお
けるB−B断面図である。 1プレート、2流路孔、3取付孔 4パッキン、5,6突起 7a,7b,8a,8b押圧部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16J 15/00 - 15/14 F16B 3/00 - 3/06 F16B 4/00 B21D 39/00 - 39/20 H02K 15/02
Claims (2)
- 【請求項1】複数のプレート(1)に同時に接着剤を付
け、各プレート(1)にパッキン(4)を接着するガス
ケットの製造方法であって、 プレート(1)に接着剤を付けるときにプレート(1)
同士が重ならないように各プレート(1)に予め、重な
り防止突起(5)(6)を設ける工程と、 前記突起(5)(6)によりプレート(1)同士が重な
らない状態として、各プレート(1)に接着剤を付ける
工程と、 接着剤の付着後に前記突起(5)(6)を潰す工程とを
有することを特徴とするガスケットの製造方法。 - 【請求項2】請求項1のガスケットの製造方法におい
て、 パッキン(4)の加硫成形時における成形圧力ないし型
締め圧力によって突起(5)(6)を潰すことを特徴と
するガスケットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076465A JP2964409B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | ガスケットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1076465A JP2964409B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | ガスケットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02256968A JPH02256968A (ja) | 1990-10-17 |
JP2964409B2 true JP2964409B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=13605915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1076465A Expired - Lifetime JP2964409B2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-03-30 | ガスケットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2964409B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001056719A1 (fr) | 2000-02-01 | 2001-08-09 | Nok Corporation | Element metallique et procede de traitement de surface de celui-ci |
JP2015102183A (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | Nok株式会社 | シール製品の製造方法 |
JP6331213B2 (ja) * | 2013-12-03 | 2018-05-30 | Nok株式会社 | シール製品の製造方法 |
CN105984060B (zh) * | 2015-03-04 | 2019-01-22 | Nok株式会社 | 密封产品的制造方法、密封产品以及密封产品的板状部件 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62259628A (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-12 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | 部材の連結方法 |
-
1989
- 1989-03-30 JP JP1076465A patent/JP2964409B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02256968A (ja) | 1990-10-17 |
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