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JP2963701B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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Publication number
JP2963701B2
JP2963701B2 JP24197189A JP24197189A JP2963701B2 JP 2963701 B2 JP2963701 B2 JP 2963701B2 JP 24197189 A JP24197189 A JP 24197189A JP 24197189 A JP24197189 A JP 24197189A JP 2963701 B2 JP2963701 B2 JP 2963701B2
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JP
Japan
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region
semiconductor
resonator
electrode
groove
Prior art date
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JP24197189A
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JPH03105991A (ja
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敏弘 河野
伸二 辻
誠 羽田
佑一 小野
国男 相木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体多層反射膜を用いた面発光型半導体
レーザに関する。
〔従来の技術〕
従来の面発光型半導体レーザは、第49回応用物理学会
講演予稿集(昭和63年秋季、7p−ZC−13,P914)や第36
回応用物理学会講演予稿集(平成元年春季、2P−ZC−8
および10,P915)記載のように、n側電極(又はp側電
極)が半導体基板側に、p側電極(又はn側電極)がエ
ピタキシヤル成長層側に設置され、各半導体層をpおよ
びn電極により挾んだ構造となつていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、pおよびn電極が表裏両面に設けら
れており、素子の集積化、例えば受光素子など他の光機
能素子との特に3次元的な集積化において問題があつ
た。また、素子の放熱特性を良くするためにはジヤンク
シヨン・ダウン(エピタキシヤル成長層側をヒートシン
ク側にする)で組み立てる必要があり、光出射面が基板
側になること(特にGaAs基板を用いる場合に問題とな
る)、更に単一縦モード動作や共振器内での吸収損失を
小さくするためには短共振器構造とする必要があること
などから光出射面となる基板の一部に窓構造を形成する
必要がある。そのためエピタキシヤル成長層に達する非
常に深い(50〜100μm程度)選択エツチングを行なわ
なければならず素子作製上問題があつた。
本発明の目的は、半導体レーザの2次元的な集積化は
もちろんのこと、他の素子との2次元的あるいは3次元
的な集積化が容易であり、かつ素子作製が容易な面発光
型半導体レーザを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、レーザ光に対して透明な半
導体基板上に少なくともクラツド層、活性層、半導体多
層膜反射層を有する面発光型半導体レーザにおいて、p
およびn側電極を同一平面(エピタキシヤル成長層側)
に設け、レーザ光は半導体基板側から出射する構造とし
た。この時、pおよびn側電極間はアイソレーシヨン溝
により分離した。また、短共振器構造の形成において
は、p側およびn側の両方に半導体多層反射膜を有する
構造とすることにより達成した。
〔作用〕
p側およびn側電極をエピタキシヤル成長層側の同一
平面内に設け、且つ共振器領域を囲んで分離溝を設ける
ことにより、発光の面内の均一化と言う面発光型の難点
を問題なきものとしつつ、且つ他の素子を積層集積化す
る際に電極が障害とならず、集積化が容易となる。ま
た、pおよびn側に2つの半導体多層膜反射層を設ける
ことにより短共振器構造が容易に得られ、レーザ光に対
して透明な基板を用いることによつて光出射部の選択エ
ツジングを必要としない。したがつて素子作製が容易で
ある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1〜2図により説明する。
(実施例1) 第1図に示すようにレーザ光に対して透明なAlxGa1_x
As基板(本実施例2ではレーザ光波長が830nmであるこ
とからx=0.10〜0.40とした)1上に有機金属気相成長
(MOCDV)法により、p側領域とn側領域間の電流通路
となるp−AlxGa1_xAs(x=0.1〜0.40、キヤリア濃度
1×1018cm-3、厚み20μm)2を成長し、更にp−AlGa
As多層膜反射層3、p−AlxGa1_xAs(x=0.37,0.5〜1
×1018cm-3、〜5μm)クラツド層4,多重量子井戸(MQ
W)活性層5,n−AlxGa1_xAs(x=0.37、1×1018cm-3
〜5μm)6,n−AlGaAs多層反射層7,n−GaAs(〜5×10
18cm-3、1μm)コンタクト層8を順次積層する。AlGa
As多層膜反射層3および7は、低屈折率層と高屈折率層
の2層から成り、そのくり返しによつて構成されてい
る。これら2層の屈折率差が大きい程反射層の反射率は
高くなるので、低屈折率層としてはAlAs層が最適である
が、本実施例ではMOCVD成立の容易さ等を考慮しAl0.6Ga
0.4As層(64.4nm)を低屈折率層として用いた。高屈折
率層はAl0.2Ga0.8As層(59.4nm)である。p側の反射層
はこれら2層の20ペアから成り、キヤリア濃度は0.5〜
1×1018cm-3、この時の反射率は約90%である。また、
n側反射層は上記2層の30ペアで構成され、キヤリア濃
度は1×1018cm-3である。30ペアの時の反射率は98%に
なる。MQW活性層5は、GaAs井戸層(8nm)とAl0.2Ga0.8
As障壁層(3nm)から成り、活性層厚2〜5μm、導電
型はp型(キヤリア濃度0.5〜1×1018cm-3)である。
また、発光領域は10〜20μmφとした。
以上のウエハに、図のようなZn拡散9を施こし、p型
領域とn型領域をPAlGaAs多層膜反射層3あるいはp−A
lGaAs層2に達するアイソレーシヨン溝10の形成により
分離する。更に、素子化の際便利なようにAlGaAs基板1
側を研磨・化学エツチングしてウエハ層100μm程度に
する。その後p電極11とn電極12を形成し素子化する。
本実施例による面発光型半導体レーザ素子において、
発振波長830nm、しきい値電流30mAのCW動作が得られ
た。
(実施例2) 本発明の別の実施例を第2図により説明する。MOCVD
法により実施例1と同様にAlGaAs基板上1上に半導体層
2〜6を順次エピタキシヤル成長する。その後連続して
n−GaAsコンタクト層8を積層する。次に実施例1と同
様にZn拡散を施こした後n−GaAsコンタクト層の一部に
絶縁膜(〜2000Å程度)を形成する。この絶縁膜は発光
領域の中央に5〜15μmφで形成した。その後更に実施
例1と同様に研磨・化学エツチングを施こし、pおよび
n電極を形成して素子化する。本実施例による素子の共
振器は半導体多層膜反射層(p側)と電極12(n側)に
よつて構成されている。このような素子においても実施
例1と有意差の無い素子特性が得られた。
本実施例ではAlGaAs系についてのみ示したが本発明は
InP系に対しても適用可能であり、InP基板の場合基板そ
のものがレーザ光に対して透明であることもエピタキシ
ヤル成長上好都合である。また、本実施例では光出射面
が平坦な場合について記したが、光出射面の少なくとも
一部をドーム状にして良い。この場合光フアイバや他の
デバイスの結合効率が増す。
更に本実施例では面版発光型半導体レーザ単体につい
てのみ示したが、本発明の本来の目的であるレーザ素子
の2次元アレイあるいは他のデバイスとの積層集積化を
行なつてもよい。
〔発明の効果〕
本発明による面発光型半導体レーザでは、p側電極お
よびn側電極が同一平面内に設け且つ共振器領域を囲ん
で分離溝を設けられているため、発光の面内の均一化と
言う面発光型の難点を問題なきものとしつつ、且つ他の
デバイスとの積層集積化の際電極が障害とならず、集積
化が容易である。更に、レーザ光に対して透明な基板と
2つの半導体多層膜反射層を併用することにより光出射
面の一部を選択除去する必要がなく素子作製が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の面発光型半導体レーザの断
面図、第2図は本発明の別の実施例の面発光型半導体レ
ーザの断面図である。 1……AlGaAs基板、3……p−AlGaAs多層膜反射層、5
……MQW活性層、7……n−AlGaAs多層膜反射層、9…
…Zn拡散、10……アイソレーシヨン溝、11……p電極、
12……n電極、13……絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 佑一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 相木 国男 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 平1−103896(JP,A) 特開 昭62−14465(JP,A) 特開 昭60−42890(JP,A) 特開 昭61−43491(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性の半導体基板上部に第1導電型の第
    1の半導体領域、発光領域を含む第2の半導体領域、及
    び第2導電型の第3の半導体領域を有する半導体積層体
    を有し、前記第1の半導体領域は屈折率の異なる半導体
    層を交互に積層してなる第1の半導体多層膜を有し、前
    記第1の半導体多層膜より前記第3の半導体領域を少な
    くとも有する半導体積層体を含んで面発光型の共振器領
    域が構成され、且つ前記半導体積層体が溝で共振器領域
    を構成する領域と当該共振器領域を囲む共振器領域を構
    成する以外の領域に分離され、当該溝は前記第3の半導
    体領域から前記第1の半導体領域に至る溝であり、前記
    溝で分離された前記共振器領域を構成する以外の半導体
    積層体の領域にある前記第3の半導体領域及び第2の半
    導体領域は第1導電型とされ、前記共振器領域を構成す
    る側の第3の半導体領域側に第1の電極と、前記半導体
    積層体の前記共振器領域を囲む共振器領域を構成する以
    外の領域の第3の半導体領域側に第2の電極を有するこ
    とを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】透光性の半導体基板上部に第1導電型の第
    1の半導体領域、発光領域を含む第2の半導体領域、及
    び第2導電型の第3の半導体領域を有する半導体積層体
    を有し、前記第1の半導体領域は屈折率の異なる半導体
    層を交互に積層してなる第1の半導体多層膜を有し、前
    記第3の半導体領域は屈折率の異なる半導体層を交互に
    積層してなる第2の半導体多層膜を有し、前記第1の半
    導体多層膜より前記第3の半導体領域に至る半導体積層
    体を含んで面発光型の共振器領域が構成され、且つ前記
    半導体積層体が溝で共振器領域を構成する領域と当該共
    振器領域を囲む共振器領域を構成する以外の領域に分離
    され、当該溝は前記第3の半導体領域から前記第1の半
    導体領域に至る溝であり、前記溝で分離された前記共振
    器領域を構成する以外の半導体積層体の領域にある前記
    第3の半導体領域及び第2の半導体領域は第1導電型と
    され、前記共振器領域を構成する側の第3の半導体領域
    側に第1の電極と、前記半導体積層体の共振器領域を囲
    む共振器領域を構成する以外の領域の第3の半導体領域
    側に第2の電極を有することを特徴とする半導体レーザ
    装置。
  3. 【請求項3】透光性の半導体基板上部に第1導電型の第
    1の半導体領域、発光領域を含む第2の半導体領域、及
    び第2導電型の第3の半導体領域を有する半導体積層体
    を有し、前記第1の半導体領域は屈折率の異なる半導体
    層を交互に積層してなる第1の半導体多層膜を有し、前
    記半導体積層体が溝で共振器領域を構成する領域と当該
    共振器領域を囲む共振器領域を構成する以外の領域に分
    離され、当該溝は前記第3の半導体領域から前記第1の
    半導体領域に至る溝であり、前記溝で分離され前記共振
    器領域を囲む共振器領域を構成する以外の半導体積層体
    の領域の第3の半導体領域及び第2の半導体領域は第1
    導電型とされ、前記共振器領域を構成する側の第3の半
    導体領域側に第1の電極と、前記共振器領域を囲む共振
    器領域を構成する以外の半導体積層体の領域のうち第3
    の半導体領域側に第2の電極を有し、且つ前記第1の半
    導体多層膜より前記第1の電極に至る領域で面発光型の
    共振器領域が構成されることを特徴とする半導体レーザ
    装置。
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US5260960A (en) * 1991-07-26 1993-11-09 Siemens Aktiengesellschaft Tunable semiconductor laser on a semi-insulating substrate
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