JP2950031B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JP2950031B2 JP2950031B2 JP21429892A JP21429892A JP2950031B2 JP 2950031 B2 JP2950031 B2 JP 2950031B2 JP 21429892 A JP21429892 A JP 21429892A JP 21429892 A JP21429892 A JP 21429892A JP 2950031 B2 JP2950031 B2 JP 2950031B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−1369号公報には、ニー
ドル弁後端に燃料で満たされた圧力室を形成し、ピエゾ
圧電素子(以下「PZT」という)を収縮せしめて圧力
室内の燃料圧を減少せしめ、これによってニードル弁を
上昇せしめてニードル弁の先端が燃料噴射口を開弁せし
め、斯くして燃料噴射を実行し、一方、PZTを伸長せ
しめて圧力室内の燃料圧を増大せしめ、これによってニ
ードル弁を下降せしめてニードル弁の先端が燃料噴射口
を閉弁せしめ、斯くして燃料噴射を停止せしめるように
した燃料噴射弁が開示されている。
ドル弁後端に燃料で満たされた圧力室を形成し、ピエゾ
圧電素子(以下「PZT」という)を収縮せしめて圧力
室内の燃料圧を減少せしめ、これによってニードル弁を
上昇せしめてニードル弁の先端が燃料噴射口を開弁せし
め、斯くして燃料噴射を実行し、一方、PZTを伸長せ
しめて圧力室内の燃料圧を増大せしめ、これによってニ
ードル弁を下降せしめてニードル弁の先端が燃料噴射口
を閉弁せしめ、斯くして燃料噴射を停止せしめるように
した燃料噴射弁が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの燃料噴射
弁では、燃料噴射を停止せしめるためにPZTを伸長せ
しめて圧力室内の燃料圧を増大せしめても、慣性のため
にニードルはただちに下降せず、このため、圧力室内の
燃料圧が急激に増大せしめられる。この結果、ニードル
は高速で閉弁方向に変位せしめられ、このため、高速で
弁座に衝突する。斯くして、ニードルは一旦閉弁する
が、弁座でバウンシングして再度開弁し二次噴射を発生
するという問題を生ずる。
弁では、燃料噴射を停止せしめるためにPZTを伸長せ
しめて圧力室内の燃料圧を増大せしめても、慣性のため
にニードルはただちに下降せず、このため、圧力室内の
燃料圧が急激に増大せしめられる。この結果、ニードル
は高速で閉弁方向に変位せしめられ、このため、高速で
弁座に衝突する。斯くして、ニードルは一旦閉弁する
が、弁座でバウンシングして再度開弁し二次噴射を発生
するという問題を生ずる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明によれば、ニードル後端の一部に面して圧作動
室を形成し、圧作動室を燃料で満たして圧作動室内の燃
料圧を増大または減少せしめることによってニードルを
変位せしめてニードルの先端が燃料噴射口を閉弁または
開弁せしめる燃料噴射弁であって、ニードル後端の一部
に凹部を形成し、凹部内に凹部内周面との間に絞り通路
である所定クリアランスを有して凸部を挿入して凹部と
凸部との間に圧作動室を形成し、前述の一部以外のニー
ドル後端の部分に面して燃料で満たされたダンパ室を形
成し、少なくともニードルが燃料噴射口を閉弁せしめる
方向に変位するときにはダンパ室は絞り通路のみを介し
て圧作動室に連通せしめられるようにしている。
め本発明によれば、ニードル後端の一部に面して圧作動
室を形成し、圧作動室を燃料で満たして圧作動室内の燃
料圧を増大または減少せしめることによってニードルを
変位せしめてニードルの先端が燃料噴射口を閉弁または
開弁せしめる燃料噴射弁であって、ニードル後端の一部
に凹部を形成し、凹部内に凹部内周面との間に絞り通路
である所定クリアランスを有して凸部を挿入して凹部と
凸部との間に圧作動室を形成し、前述の一部以外のニー
ドル後端の部分に面して燃料で満たされたダンパ室を形
成し、少なくともニードルが燃料噴射口を閉弁せしめる
方向に変位するときにはダンパ室は絞り通路のみを介し
て圧作動室に連通せしめられるようにしている。
【0005】
【作用】ニードルが燃料噴射口を閉弁せしめる方向に変
位するときにはダンパ室は絞り通路のみを介して圧作動
室に連通せしめられる。このため、燃料噴射口を閉弁せ
しめる方向にニードルが変位するにつれてダンパ室内の
燃料圧が低減せしめられ、ニードルの閉弁方向の変位速
度が低減せしめられる。
位するときにはダンパ室は絞り通路のみを介して圧作動
室に連通せしめられる。このため、燃料噴射口を閉弁せ
しめる方向にニードルが変位するにつれてダンパ室内の
燃料圧が低減せしめられ、ニードルの閉弁方向の変位速
度が低減せしめられる。
【0006】
【実施例】まず、第1の実施例について説明する。図1
を参照すると、ノズルボディ1内にはニードル挿入孔2
が形成され、このニードル挿入孔2はノズルボディ1の
軸線に沿ってまっすぐに延びている。ニードル挿入孔2
内には、ニードル挿入孔2の先端に形成されたノズル口
3を開閉可能なニードル4が挿入されている。ニードル
4の上部には拡大径部4aが形成され、拡大径部4aの
下端はテーパ状の受圧面4bを介して拡大径部4aより
小径のシャフト部4cに連絡される。ニードル4の受圧
面4bの周りのニードル挿入孔2内には弯曲した凹部で
ある燃料溜り室5が形成され、ノズル口3と燃料溜り室
5の間のニードル4シャフト部4cの周りには蓄圧室6
が形成される。ニードル挿入孔上端部2a内周面とニー
ドル4拡大径部4a外周面の間にはクリアランス7が形
成されている。ノズルボディ1には燃料溜り室5に開口
する燃料供給通路8が形成される。
を参照すると、ノズルボディ1内にはニードル挿入孔2
が形成され、このニードル挿入孔2はノズルボディ1の
軸線に沿ってまっすぐに延びている。ニードル挿入孔2
内には、ニードル挿入孔2の先端に形成されたノズル口
3を開閉可能なニードル4が挿入されている。ニードル
4の上部には拡大径部4aが形成され、拡大径部4aの
下端はテーパ状の受圧面4bを介して拡大径部4aより
小径のシャフト部4cに連絡される。ニードル4の受圧
面4bの周りのニードル挿入孔2内には弯曲した凹部で
ある燃料溜り室5が形成され、ノズル口3と燃料溜り室
5の間のニードル4シャフト部4cの周りには蓄圧室6
が形成される。ニードル挿入孔上端部2a内周面とニー
ドル4拡大径部4a外周面の間にはクリアランス7が形
成されている。ノズルボディ1には燃料溜り室5に開口
する燃料供給通路8が形成される。
【0007】ノズルボディ1の上端はボディ10に嵌合
されピストンホルダ11に係合してリテーニングナット
によって固定されている。ボディ10およびピストンホ
ルダ11には燃料供給通路8に接続される燃料通路13
が形成される。図2にはニードル4上端部の拡大断面図
を示す。図2を参照すると、ニードル4上端には円筒状
の凹部15が同心に形成される。この凹部15に対向し
て円柱状の凸部16がピストンホルダ11に一体に突出
して形成される。凸部16は、ニードル4が摺動変位可
能なように、凹部15内に挿入されており、凹部15と
凸部16との間には圧作動室18が形成されている。凹
部15内周面と凸部16外周面との間には絞り通路であ
るクリアランス17が形成されている。
されピストンホルダ11に係合してリテーニングナット
によって固定されている。ボディ10およびピストンホ
ルダ11には燃料供給通路8に接続される燃料通路13
が形成される。図2にはニードル4上端部の拡大断面図
を示す。図2を参照すると、ニードル4上端には円筒状
の凹部15が同心に形成される。この凹部15に対向し
て円柱状の凸部16がピストンホルダ11に一体に突出
して形成される。凸部16は、ニードル4が摺動変位可
能なように、凹部15内に挿入されており、凹部15と
凸部16との間には圧作動室18が形成されている。凹
部15内周面と凸部16外周面との間には絞り通路であ
るクリアランス17が形成されている。
【0008】ニードル挿入孔上端部2a内には、凸部1
6外周面およびニードル4上端面によって円環状のダン
パ室19が形成されている。ダンパ室19は、ニードル
挿入孔上端部2a内周面とニードル4拡大径部4a外周
面との間のクリアランス7を介して燃料溜り室5(図1
参照)に接続されている。図2に示す状態はノズル口3
(図1参照)閉弁時を示しており、ニードル4が最下端
に移動した状態を示している。この状態においても、ダ
ンパ室19はクリアランス17を介して圧作動室18に
接続されている。すなわち,ダンパ室19と圧作動室1
8とは開放状態で連通されることはなく、常にクリアラ
ンス17を介して連通されている。
6外周面およびニードル4上端面によって円環状のダン
パ室19が形成されている。ダンパ室19は、ニードル
挿入孔上端部2a内周面とニードル4拡大径部4a外周
面との間のクリアランス7を介して燃料溜り室5(図1
参照)に接続されている。図2に示す状態はノズル口3
(図1参照)閉弁時を示しており、ニードル4が最下端
に移動した状態を示している。この状態においても、ダ
ンパ室19はクリアランス17を介して圧作動室18に
接続されている。すなわち,ダンパ室19と圧作動室1
8とは開放状態で連通されることはなく、常にクリアラ
ンス17を介して連通されている。
【0009】再び図1を参照すると、ピストン20はピ
ストンホルダ11内に摺動可能に挿入され、ピストン2
0下端とピストンホルダ11との間には圧力制御室21
が形成されている。圧力制御室21は圧力伝達通路25
を介して圧作動室18に連通される。ピストン20上部
にはPZT22が設けられる。このPZT22はリード
線23を介して接続された駆動制御回路24によって伸
縮制御される。
ストンホルダ11内に摺動可能に挿入され、ピストン2
0下端とピストンホルダ11との間には圧力制御室21
が形成されている。圧力制御室21は圧力伝達通路25
を介して圧作動室18に連通される。ピストン20上部
にはPZT22が設けられる。このPZT22はリード
線23を介して接続された駆動制御回路24によって伸
縮制御される。
【0010】燃料通路13はリザーバタンク27、高圧
燃料ポンプ28および低圧フィードポンプ29を介して
燃料タンク30に接続される。リザーバタンク27から
供給される燃料は燃料通路13、燃料供給通路8および
燃料溜り室5を介して蓄圧室6内に充満し、また、圧作
動室18、ダンパ室19、圧力制御室21、および圧伝
達通路25内に充満している。
燃料ポンプ28および低圧フィードポンプ29を介して
燃料タンク30に接続される。リザーバタンク27から
供給される燃料は燃料通路13、燃料供給通路8および
燃料溜り室5を介して蓄圧室6内に充満し、また、圧作
動室18、ダンパ室19、圧力制御室21、および圧伝
達通路25内に充満している。
【0011】図1および図2を参照して、PZT22が
放電せしめられるとPZT22が収縮せしめられる。こ
のため圧力制御室21内の燃料圧は急速に低下するため
に圧作動室18内の燃料圧も急速に低下する。このと
き、ニードル4の受圧面4bに作用するノズル口3開弁
方向の力がニードル4に作用するノズル口3閉弁方向の
力より大きくなるためにニードル4は上方に移動し、ノ
ズル口3が開弁されてノズル口3から燃料が噴射せしめ
られる。このとき、ダンパ室19の容積はニードル4の
上昇と共に減少し、また、ダンパ室19からクリアラン
ス7,17を介して漏れ出る燃料は少量であるために、
ダンパ室19内の燃料圧はニードル4の上昇と共に増大
する。このため、ダンパ室19内の燃料圧によって、ニ
ードル4にノズル口3閉弁方向の力が作用するために、
ニードル4の上昇と共にニードル4に作用するノズル口
3開弁方向の力が減少する。この結果、ニードル4の上
端がピストンホルダ11底部に衝突するときのニードル
4の上昇速度が低下するために、ニードル4がピストン
ホルダ11でバウンシングすることを防止することがで
きる。
放電せしめられるとPZT22が収縮せしめられる。こ
のため圧力制御室21内の燃料圧は急速に低下するため
に圧作動室18内の燃料圧も急速に低下する。このと
き、ニードル4の受圧面4bに作用するノズル口3開弁
方向の力がニードル4に作用するノズル口3閉弁方向の
力より大きくなるためにニードル4は上方に移動し、ノ
ズル口3が開弁されてノズル口3から燃料が噴射せしめ
られる。このとき、ダンパ室19の容積はニードル4の
上昇と共に減少し、また、ダンパ室19からクリアラン
ス7,17を介して漏れ出る燃料は少量であるために、
ダンパ室19内の燃料圧はニードル4の上昇と共に増大
する。このため、ダンパ室19内の燃料圧によって、ニ
ードル4にノズル口3閉弁方向の力が作用するために、
ニードル4の上昇と共にニードル4に作用するノズル口
3開弁方向の力が減少する。この結果、ニードル4の上
端がピストンホルダ11底部に衝突するときのニードル
4の上昇速度が低下するために、ニードル4がピストン
ホルダ11でバウンシングすることを防止することがで
きる。
【0012】ノズル口3開弁期間中においては、ダンパ
室19内の加圧燃料はクリアランス7,17を介して漏
れ出すために、ダンパ室19内の燃料圧は圧作動室18
内の燃料圧と等しくなる。次いで、PZT22が充電せ
しめられるとPZT22が伸長せしめられる。このため
圧力制御室21内の燃料圧は急速に増大するために圧作
動室18内の燃料圧も急速に増大する。このとき、ニー
ドル4上端面に作用するノズル口3閉弁方向の力がニー
ドル4の受圧面4bに作用するノズル口3開弁方向の力
より大きくなるためにニードル4は下方に移動し、ノズ
ル口3が閉弁されて燃料噴射が停止せしめられる。この
とき、ダンパ室19の容積はニードル4の下降と共に増
大し、また、クリアランス7,17を介してダンパ室1
9内に流入する燃料は少量であるために、ダンパ室19
内の燃料圧はニードル4の下降と共に減少する。このた
め、ニードル4の下降と共にニードル4に作用するノズ
ル口3閉弁方向の力が減少する。この結果、ニードル4
の下端がノズル口3の弁座に衝突するときのニードル4
の下降速度が低下するために、ニードル4がノズル口3
の弁座でバウンシングして二次噴射を発生するというこ
とを防止することができる。
室19内の加圧燃料はクリアランス7,17を介して漏
れ出すために、ダンパ室19内の燃料圧は圧作動室18
内の燃料圧と等しくなる。次いで、PZT22が充電せ
しめられるとPZT22が伸長せしめられる。このため
圧力制御室21内の燃料圧は急速に増大するために圧作
動室18内の燃料圧も急速に増大する。このとき、ニー
ドル4上端面に作用するノズル口3閉弁方向の力がニー
ドル4の受圧面4bに作用するノズル口3開弁方向の力
より大きくなるためにニードル4は下方に移動し、ノズ
ル口3が閉弁されて燃料噴射が停止せしめられる。この
とき、ダンパ室19の容積はニードル4の下降と共に増
大し、また、クリアランス7,17を介してダンパ室1
9内に流入する燃料は少量であるために、ダンパ室19
内の燃料圧はニードル4の下降と共に減少する。このた
め、ニードル4の下降と共にニードル4に作用するノズ
ル口3閉弁方向の力が減少する。この結果、ニードル4
の下端がノズル口3の弁座に衝突するときのニードル4
の下降速度が低下するために、ニードル4がノズル口3
の弁座でバウンシングして二次噴射を発生するというこ
とを防止することができる。
【0013】次に、図3を参照して第2の実施例につい
て説明する。第2の実施例は、第1の実施例においてピ
ストンホルダ11に一体に形成された凸部16を別体に
形成したものであり、第2の実施例においては第1の実
施例と異なる点についてだけ説明する。図3を参照する
と、ピストンホルダ11の底面は平坦に形成されてい
る。一端に底部を30aを有する円筒状の弁体(カップ
状部材)30は凹部15内に挿入され、凹部15内周面
と弁体30外周面との間にはクリアランス17が常に形
成されている。凹部15と弁体30との間に圧作動室1
8が形成される。圧作動室18内には圧縮コイルばね3
1が配置され、このばね31は弁体30の底部30aが
ピストンホルダ11底面に係合するように弁体30を付
勢している。弁体30の底部30aには、圧作動室18
を圧伝達通路25に連通する連通路32が形成される。
この連通路32の断面積の大きさによって圧作動室18
内の燃料圧減少率を変更することができ、斯くして燃料
噴射率を変更することができる。ニードル挿入孔上端部
2a内には、弁体30外周面およびニードル4上端面に
よって円環状のダンパ室19が形成されている。本実施
例においても第1の実施例と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
て説明する。第2の実施例は、第1の実施例においてピ
ストンホルダ11に一体に形成された凸部16を別体に
形成したものであり、第2の実施例においては第1の実
施例と異なる点についてだけ説明する。図3を参照する
と、ピストンホルダ11の底面は平坦に形成されてい
る。一端に底部を30aを有する円筒状の弁体(カップ
状部材)30は凹部15内に挿入され、凹部15内周面
と弁体30外周面との間にはクリアランス17が常に形
成されている。凹部15と弁体30との間に圧作動室1
8が形成される。圧作動室18内には圧縮コイルばね3
1が配置され、このばね31は弁体30の底部30aが
ピストンホルダ11底面に係合するように弁体30を付
勢している。弁体30の底部30aには、圧作動室18
を圧伝達通路25に連通する連通路32が形成される。
この連通路32の断面積の大きさによって圧作動室18
内の燃料圧減少率を変更することができ、斯くして燃料
噴射率を変更することができる。ニードル挿入孔上端部
2a内には、弁体30外周面およびニードル4上端面に
よって円環状のダンパ室19が形成されている。本実施
例においても第1の実施例と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0014】この実施例では弁体30と凹部15との摺
動部およびばね31をニードル4の頂部内に配置できる
ために、燃料噴射弁の全長を短縮することができる。
動部およびばね31をニードル4の頂部内に配置できる
ために、燃料噴射弁の全長を短縮することができる。
【0015】
【発明の効果】ニードルの閉弁方向の変位速度が低減せ
しめられるために、ニードルが燃料噴射口の弁座でバウ
ンシングして二次噴射を発生することを防止することが
できる。
しめられるために、ニードルが燃料噴射口の弁座でバウ
ンシングして二次噴射を発生することを防止することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例の燃料噴射弁の縦断面図
である。
である。
【図2】図1のニードル上端部の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のニードル上端部の拡大
断面図である。
断面図である。
3…ノズル口 4…ニードル 15…凹部 16…凸部 17…クリアランス 18…圧作動室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−206668(JP,A) 特開 平5−79422(JP,A) 特開 昭59−190472(JP,A) 実開 昭60−162270(JP,U) 実開 平1−160168(JP,U) 実開 昭58−18064(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02M 47/00 F02M 61/10 F02M 61/20
Claims (3)
- 【請求項1】 ニードル後端の一部に面して圧作動室を
形成し、該圧作動室を燃料で満たして該圧作動室内の燃
料圧を増大または減少せしめることによってて前記ニー
ドルを変位せしめて前記ニードルの先端が燃料噴射口を
閉弁または開弁せしめる燃料噴射弁であって、前記ニー
ドル後端の前記一部に凹部を形成し、該凹部内に該凹部
内周面との間に絞り通路である所定クリアランスを有し
て凸部を挿入して前記凹部と前記凸部との間に前記圧作
動室を形成し、前記一部以外の前記ニードル後端の部分
に面して燃料で満たされたダンパ室を形成し、少なくと
も前記ニードルが前記燃料噴射口を閉弁せしめる方向に
変位するときには前記ダンパ室は前記絞り通路のみを介
して前記圧作動室に連通せしめられる燃料噴射弁。 - 【請求項2】 前記凸部は燃料噴射弁のハウジングと一
体に形成された請求項1記載の燃料噴射弁。 - 【請求項3】 前記凸部は燃料噴射弁のハウジングと別
体のカップ状部材として、該カップ状部材底部と前記凹
部との間にばねを配置した請求項1記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21429892A JP2950031B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21429892A JP2950031B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 燃料噴射弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666218A JPH0666218A (ja) | 1994-03-08 |
JP2950031B2 true JP2950031B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=16653421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21429892A Expired - Fee Related JP2950031B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2950031B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4280066B2 (ja) * | 2000-11-17 | 2009-06-17 | いすゞ自動車株式会社 | 燃料噴射用インジェクタ、及び燃料噴射用インジェクタのニードルリフトダンピング方法 |
ATE481567T1 (de) * | 2006-06-13 | 2010-10-15 | Avl List Gmbh | Dämpfungseinrichtung für einen oszillierenden bauteil |
JP4968180B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2012-07-04 | 株式会社デンソー | インジェクタ |
JP6160562B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2017-07-12 | 株式会社デンソー | 燃料噴射弁 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP21429892A patent/JP2950031B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0666218A (ja) | 1994-03-08 |
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