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JP2943259B2 - 金属板のエッチング方法 - Google Patents

金属板のエッチング方法

Info

Publication number
JP2943259B2
JP2943259B2 JP17678290A JP17678290A JP2943259B2 JP 2943259 B2 JP2943259 B2 JP 2943259B2 JP 17678290 A JP17678290 A JP 17678290A JP 17678290 A JP17678290 A JP 17678290A JP 2943259 B2 JP2943259 B2 JP 2943259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
etching
image
etching method
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17678290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0466680A (ja
Inventor
龍二 上田
和之 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP17678290A priority Critical patent/JP2943259B2/ja
Publication of JPH0466680A publication Critical patent/JPH0466680A/ja
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Publication of JP2943259B2 publication Critical patent/JP2943259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Optical Filters (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、金属板のエッチング方法に関するものであ
る。
【従来の技術】
液晶ディスプー用カラーフィルターは、凹板オフセッ
ト印刷等の印刷手法によって現在盛んに製造されてい
る。この様にフィルターを印刷手法によって製造するた
めには、微細なストライプ状の画線溝を多数繰り返し形
成した印刷版が必要であり、現在この画線溝は主にエッ
チング手法によって刻設されている。
【発明が解決しようとする課題】
金属板1の表面にレジスト2を所望のパターン状に残
存形成させ、例えば窓状露出部11をエッチングして画線
溝12を形成する際には、金属板1はエッチング液との接
触面に垂直にエッチングされるため、板厚方向のエッチ
ングと共に幅方向にもエッチングが同時進行するので、
レジスト2によって被覆されている下側にもエッチング
が及ぶ。したがって、エッチングの進行と共に画線溝12
は幅が広がり、またこのために両サイド程浅く形成され
る。この様な形状の画線溝からは、精度の高い画線を印
刷形成することは困難であり、また幅方向にはインキむ
らが生じて濃淡のあるカラーフィルターしか製造するこ
とが出来ないと云う問題点があった。このため、可能な
限り幅の増加が少なく、深さも出来る限り均一な画線溝
を刻設することが出来るエッチング方法の開発が強く望
まれていた。
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した従来技術の課題を解決するためにな
されたもので、レジストがパターン状に残存形成された
金属板表面に、47゜Be′を越える濃度の塩化第二鉄液を
60℃を越える温度で15cmより短い距離から2Kgf/cm2を越
える圧力でスプレー噴射することを特徴とする金属板の
エッチング方法を提供するものである。
【作用】
本発明のエッチング方法は、従来のエッチング法に比
べてエッチング液を高濃度、高温にして近距離から高圧
で吹き付けるため、エッチングが幅方向よりも板厚方向
に大きく進行する。このため、画線溝は幅方向にはそれ
程拡大せず、板厚方向に深く形成される。
【実施例および比較例】
つぎに、本発明を比較例との関連で詳細に説明する。 金属板1として板厚が100μmのステンレス鋼鈑を用
い、この片面に適宜のレジスト(例えばカゼイン)2を
10μmの厚さで均一に塗膜し、従来周知のホトリソグラ
フィの手法によってマスク露光させ、例えば露光部を40
μm幅に除去して金属板1の中央部に窓状露出部11を形
成した。 前記窓状露出部11を上に向けて金属板1を水平に設置
し、上方からエッチング液の塩化大二鉄液3を表−1に
示した条件でスプレー噴射し、金属板1の窓状露出部11
に対応して刻設された深さ50μmの画線溝12の形状を比
較した。 エッチング状況の優劣は、画線溝の深さ、幅等を単独
で比較するのではなく、第4図に示す様に窓状露出部11
の幅をW1、実際に刻設された画線溝12の深さをD、幅を
W2としたとき、次式によって定義されるエッチファクタ
ーE.Fを求め、この値をパラメーターとして比較した。
なお、このエッチファクターE.Fは定義から分る様に値
が大きい程、加工精度の観点から好ましい。 比較結果を示す第1図から明らかな様に、本発明の実
験番号15と16は、他の実験番号のエッチファクターE.F
より高い。したがって、幅方向より、深さ方向にエッチ
ングが効果的に進行したことが分かる。これは、実験番
号16によって刻設された画線溝12の断面形状(第2a図)
と、実験番号1により得られた画線溝12の断面形状(第
2b図)の比較からも明らかである。この様に、本発明の
エッチング方法によれば、従来と同一の深さの画線溝12
を形成する際にも、溝幅の増加が少ないので、予め適宜
の幅に窓状露出部11を形成しておくと、この幅から大き
く拡がることがないため、溝幅の精度を高めることが出
来る。そして、画線溝12の両サイドも従前の技術と比較
すると、浅くなる程度が大幅に解消されているので、カ
ラーフィルター等の印刷形成に用いた場合に、幅精度が
高く、しかも幅方向に濃淡の安定した画線が容易に形成
される。 なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない
ので、金属板1としては銅板のほかにも黄銅、ニッケ
ル、鉄/ニッケル合金、SUS−304等のステンレス鋼、キ
ュープロニッケル等であって良いし、レジスト2につい
ても所望の精度でエッチングすべき部分のみを露出する
ことが出来るものであれば、材質等は問うものではない
し、露出させる形状、大きさ、個数等についても限定さ
れるものではない。また、塩化第二鉄液を吹き付ける方
法についても、金属板1の露出表面に一様な圧力で吹き
付けることの出来る方法であれば何れの方法であっても
構わない。
【発明の効果】
以上説明した様に従来のエッチング法に比べてエッチ
ング液を高濃度、高温にして近距離から高圧で吹き付け
る本発明の金属板のエッチング方法は、エッチングが幅
方向よりも板厚方向に大きく進行するので、画線溝は幅
方向にはそれ程拡大せず、板厚方向に深く形成される。
したがって、両サイドが殆ど浅くなっていない形状の画
線溝が高い精度で刻設されるため、液晶ディスプー用カ
ラーフィルター等の印刷版を製造する上で極めて有効な
エッチング方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例と比較例の実験結果を示す説明
図、第2a図と第2b図は各々実験番号16と1による画線溝
の断面形状を示す図、第3図はエッチング要領を示す説
明図、第4図は形状測定例を示す説明図である。 1……金属板 11……窓状露出部 12……画線溝 2……レジスト 3……塩化第二鉄液

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レジストがパターン状に残存形成された金
    属板表面に、47゜Be′を越える濃度の塩化第二鉄液を60
    ℃を越える温度で15cmより短い距離から2Kgf/cm2を越え
    る圧力でスプレー噴射することを特徴とする金属板のエ
    ッチング方法。
JP17678290A 1990-07-04 1990-07-04 金属板のエッチング方法 Expired - Lifetime JP2943259B2 (ja)

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JPH0466680A JPH0466680A (ja) 1992-03-03
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JP2002356793A (ja) * 2001-05-30 2002-12-13 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電鋳メタルとその製造方法

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