JP2820997B2 - 小突出部及びたるみを有する混繊糸 - Google Patents
小突出部及びたるみを有する混繊糸Info
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- JP2820997B2 JP2820997B2 JP2056143A JP5614390A JP2820997B2 JP 2820997 B2 JP2820997 B2 JP 2820997B2 JP 2056143 A JP2056143 A JP 2056143A JP 5614390 A JP5614390 A JP 5614390A JP 2820997 B2 JP2820997 B2 JP 2820997B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、糸条表面にループ、カール等の突出部と不
規則なたるみを有する混繊糸に関するものである。
規則なたるみを有する混繊糸に関するものである。
(従来の技術) 従来より、ポリエステルフイラメントは単純なストレ
ートな形状から始まり、糸条にふくよかさを求めて種々
の工夫がなされてきた。その1つはストレートなフイラ
メントでありながらたるみを設けたシルク調分野であ
り、第2は捲縮とたるみを設けた加工糸や構造糸の分野
であり、第3は糸条表面にループやカール等の突出部を
設ける分野である。
ートな形状から始まり、糸条にふくよかさを求めて種々
の工夫がなされてきた。その1つはストレートなフイラ
メントでありながらたるみを設けたシルク調分野であ
り、第2は捲縮とたるみを設けた加工糸や構造糸の分野
であり、第3は糸条表面にループやカール等の突出部を
設ける分野である。
(発明が解決しようとする課題) 従来から、突出部を有する延伸糸はマルチフイラメン
トに攪乱流体処理を施すことで製造されてきた。このよ
うな延伸糸はチーズ又はパーンからの解舒性が悪いとい
う欠点を有している。これは突出部が糸条間ではまり合
うフアスナー効果と巻糸表面を擦れるときの摩擦抵抗が
大きいためであり、結果として断糸を引き起こすもので
ある。この欠点を解消するため、特開昭63−196732号公
報、特開昭63−182433号公報に示される様に突出部を小
さくする種々の工夫がなされている。しかし、これらは
突出部を小さくしたため繊維間の空間の多様性が少な
く、ナチュラルなふくらみ感に劣つている。
トに攪乱流体処理を施すことで製造されてきた。このよ
うな延伸糸はチーズ又はパーンからの解舒性が悪いとい
う欠点を有している。これは突出部が糸条間ではまり合
うフアスナー効果と巻糸表面を擦れるときの摩擦抵抗が
大きいためであり、結果として断糸を引き起こすもので
ある。この欠点を解消するため、特開昭63−196732号公
報、特開昭63−182433号公報に示される様に突出部を小
さくする種々の工夫がなされている。しかし、これらは
突出部を小さくしたため繊維間の空間の多様性が少な
く、ナチュラルなふくらみ感に劣つている。
本発明の目的は、解舒性を初め、撚糸、製織工程通過
性が良好で、ふくらみ感の優れた混繊糸を提供すること
である。
性が良好で、ふくらみ感の優れた混繊糸を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 即ち、本発明は、芯鞘構造を有する混繊糸において、
芯糸又は鞘糸の少なくとも一方が3葉以上の異形断面繊
維を含んでおり、鞘糸の一部は突出部係数(突出部高さ
/突出部幅)が0.5〜2.5で、突出部高さが混繊糸の直径
の1/3以上である突出部を混繊糸長25mmあたり2ケ以上
有するとともに、複数本の単繊維が異なる位相で混繊糸
直径以上の高さで、該高さの2倍以上の幅を有する不規
則なたるみを混繊糸長25mmあたり1ケ所以上有し、且つ
下記によって求められる糸長差(L0)が10%以下である
ことを特徴とする混繊糸である。
芯糸又は鞘糸の少なくとも一方が3葉以上の異形断面繊
維を含んでおり、鞘糸の一部は突出部係数(突出部高さ
/突出部幅)が0.5〜2.5で、突出部高さが混繊糸の直径
の1/3以上である突出部を混繊糸長25mmあたり2ケ以上
有するとともに、複数本の単繊維が異なる位相で混繊糸
直径以上の高さで、該高さの2倍以上の幅を有する不規
則なたるみを混繊糸長25mmあたり1ケ所以上有し、且つ
下記によって求められる糸長差(L0)が10%以下である
ことを特徴とする混繊糸である。
糸長差(L0):混繊糸の撚りを除いて約1m採取する。
両端に結び目をつくりその長さ(l1)を測り、次に針で
鞘糸を伸ばさないように芯糸と鞘糸を分ける。結び目か
ら結び目まで全て分けたところで鞘糸側の長さ(l2)を
測定し、下記式よりL0を求める。
両端に結び目をつくりその長さ(l1)を測り、次に針で
鞘糸を伸ばさないように芯糸と鞘糸を分ける。結び目か
ら結び目まで全て分けたところで鞘糸側の長さ(l2)を
測定し、下記式よりL0を求める。
L0=(l2−l1)/l1 本発明の主たる特徴は、3葉以上の異形断面繊維を芯
糸又は鞘糸の少なくともどちらか一方に用いること、突
出部は高くしないで種々の形、大きさをもつているこ
と、長さ方向に混繊絡みを有すること、不規則であまり
大きくないたるみを有することである。
糸又は鞘糸の少なくともどちらか一方に用いること、突
出部は高くしないで種々の形、大きさをもつているこ
と、長さ方向に混繊絡みを有すること、不規則であまり
大きくないたるみを有することである。
本発明において、突出部とはループやカール等の糸条
から外側に突出している部分を総称して云うものであ
り、風合い上、好ましいのは小突出部であり、更に、各
々の突出部の形態、大きさは一定でなく様々であるもの
が望ましい。この突出部の形態、大きさの多様化によつ
て自然なまるみをもつた風合いが醸しだされる。また、
実質的に高い効果を示す突出部は形状のシヤープなもの
であり、第1図で示すように(突出部高さ)/(突出部
幅)の値(これを、突出部係数と定義する)の大きなも
のである。具体的には、突出部係数が0.5〜2.5、好まし
くは0.7〜2.0で、かつその高さが混繊糸条直径の1/3以
上のものを2ケ/25mm以上、好ましくは5ケ/25mm以上保
有しているものである。この条件を満足することによ
り、織編物の風合い及び取扱い性が良好なものとなる。
から外側に突出している部分を総称して云うものであ
り、風合い上、好ましいのは小突出部であり、更に、各
々の突出部の形態、大きさは一定でなく様々であるもの
が望ましい。この突出部の形態、大きさの多様化によつ
て自然なまるみをもつた風合いが醸しだされる。また、
実質的に高い効果を示す突出部は形状のシヤープなもの
であり、第1図で示すように(突出部高さ)/(突出部
幅)の値(これを、突出部係数と定義する)の大きなも
のである。具体的には、突出部係数が0.5〜2.5、好まし
くは0.7〜2.0で、かつその高さが混繊糸条直径の1/3以
上のものを2ケ/25mm以上、好ましくは5ケ/25mm以上保
有しているものである。この条件を満足することによ
り、織編物の風合い及び取扱い性が良好なものとなる。
尚、本発明で云う突出部高さ、突出部幅、および糸条
直径は測定部分の糸条が物に触れないようにして糸条を
0.05g/dの張力で張つた状態のものを拡大投影機に投影
し、糸条を糸軸にそつて回転させた時に観察される個々
の突出部の最大高さ、最大幅及び個々の突出部の形成さ
れている付近の糸条の平均直径を示すものである(第1
図参照)。
直径は測定部分の糸条が物に触れないようにして糸条を
0.05g/dの張力で張つた状態のものを拡大投影機に投影
し、糸条を糸軸にそつて回転させた時に観察される個々
の突出部の最大高さ、最大幅及び個々の突出部の形成さ
れている付近の糸条の平均直径を示すものである(第1
図参照)。
また、織編物に自然なふくらみを与えるためには、上
記事項の他に鞘糸が芯糸に対して不等長の不規則なたる
みをもつて混繊交絡していることが重要である。
記事項の他に鞘糸が芯糸に対して不等長の不規則なたる
みをもつて混繊交絡していることが重要である。
本発明において、不規則なたるみとは、複数本の単繊
維が異なる位相で、糸条直径以上の高さで、該高さの2
倍以上の幅をもつた「たるみ」であり、この「たるみ」
が1ケ所/25mm以上存在するものである。ここで、高さ
とはたるみの最大高さを意味し、幅は最大高さを高さと
する二等辺三角形の底辺の長さを示すものである。そし
て、不規則なたるみは便宜的に、該二等辺三角形に基づ
いて測定することができる。
維が異なる位相で、糸条直径以上の高さで、該高さの2
倍以上の幅をもつた「たるみ」であり、この「たるみ」
が1ケ所/25mm以上存在するものである。ここで、高さ
とはたるみの最大高さを意味し、幅は最大高さを高さと
する二等辺三角形の底辺の長さを示すものである。そし
て、不規則なたるみは便宜的に、該二等辺三角形に基づ
いて測定することができる。
従来のように、延伸糸の段階でたるみをもたない異収
縮混繊糸は、織物中では経糸は緯糸に、緯糸は経糸に拘
束されるため収縮処理後も均一で小さなたるみしか得ら
れないのに対し、本発明の混繊糸は、延伸糸段階でラン
ダムな糸長差を有するため織物中で拘束されることも少
なく、より一層不規則で大きなたるみを有するものとな
る。
縮混繊糸は、織物中では経糸は緯糸に、緯糸は経糸に拘
束されるため収縮処理後も均一で小さなたるみしか得ら
れないのに対し、本発明の混繊糸は、延伸糸段階でラン
ダムな糸長差を有するため織物中で拘束されることも少
なく、より一層不規則で大きなたるみを有するものとな
る。
織物中で優れたふくらみを得るために緯糸は経糸、経
糸は緯糸による拘束力に打ち勝ち、収縮差を発現させる
必要があり、そのためには熱処理前の段階で鞘糸と芯糸
との糸長差(L0)は0.5〜10%が望ましい。
糸は緯糸による拘束力に打ち勝ち、収縮差を発現させる
必要があり、そのためには熱処理前の段階で鞘糸と芯糸
との糸長差(L0)は0.5〜10%が望ましい。
このL0が0.5%以下では充分なふくらみは得られな
い。また、L0が10%以上ではループ、たるみが大きすぎ
て工程通過性が悪くなり好ましくない。そして、実際に
織物等の布帛として優れたふくらみを得るため熱処理後
において糸長差を有していなければならない。このため
本発明の混繊糸は98℃、0.5g/dの荷重下での熱処理後の
糸長差L1が0.2〜5%の糸長差を有している。
い。また、L0が10%以上ではループ、たるみが大きすぎ
て工程通過性が悪くなり好ましくない。そして、実際に
織物等の布帛として優れたふくらみを得るため熱処理後
において糸長差を有していなければならない。このため
本発明の混繊糸は98℃、0.5g/dの荷重下での熱処理後の
糸長差L1が0.2〜5%の糸長差を有している。
L1は、混繊糸が織物となるまでの処理工程中に受ける
外力及び織物中での拘束力下での糸長差、すなわち収縮
力を意味している。L1測定時の0.5g/dという荷重は、サ
イジング張力、染色時の湿熱処理張力及び織物中での拘
束力を想定したものである。サイジング条件は、原糸銘
柄、糸条物性、更に織物規格等により異なり、特にサイ
ジング張力については糸条物性、糸速、感想温度等によ
り異なる。最終的にはチヤンバー内(糊剤乾燥機)のド
ラフト調整をして適性張力に合わせなければならない
が、一般的にポリエステルフイラメントで0.25g/d以下
である。従つて、少なくとも0.25g/dのサイジング張力
を上回る収縮力を潜在的に有していなければ定長熱処理
工程通過後の収縮は期待できない。
外力及び織物中での拘束力下での糸長差、すなわち収縮
力を意味している。L1測定時の0.5g/dという荷重は、サ
イジング張力、染色時の湿熱処理張力及び織物中での拘
束力を想定したものである。サイジング条件は、原糸銘
柄、糸条物性、更に織物規格等により異なり、特にサイ
ジング張力については糸条物性、糸速、感想温度等によ
り異なる。最終的にはチヤンバー内(糊剤乾燥機)のド
ラフト調整をして適性張力に合わせなければならない
が、一般的にポリエステルフイラメントで0.25g/d以下
である。従つて、少なくとも0.25g/dのサイジング張力
を上回る収縮力を潜在的に有していなければ定長熱処理
工程通過後の収縮は期待できない。
次に、混繊糸の収縮力を欠損させるもう一つの大きな
要因として、織物中における経糸あるいは緯糸の拘束力
がある。この拘束力についても使用する糸条の繊度、沸
水収縮率、織物組織、密度により変化する。この拘束力
は統計的に(1)式で示される。
要因として、織物中における経糸あるいは緯糸の拘束力
がある。この拘束力についても使用する糸条の繊度、沸
水収縮率、織物組織、密度により変化する。この拘束力
は統計的に(1)式で示される。
F :拘束力 W1:1/20g/d荷重下での沸水収縮率 W2:織物組織中での実際の沸水収縮率 ここでいうW2は、生機巾又は生機長と仕上巾又は仕上
長との差から織りウエーブを引いた値であり、通常W1の
およそ半分以下である。統計的にこの拘束力は、0.24g/
d以下である。故に、織物上で収縮差を利用し、たるみ
を発現させるためには、少なくともサイジング張力+拘
束力を上回る、すなわち少なくとも0.49g/d以上の収縮
力を潜在的に有する必要があり、加えて染色時の湿熱処
理張力を考え合わせると、本発明が目的とする織物中で
良好なふくらみを得るためには0.5g/d以上の収縮力が必
要である。したがつて、かかる張力条件下において、L1
が0.2%未満では充分なふくらみは得られない。またL1
が5%を越えるとふかつきとなり好ましくない。
長との差から織りウエーブを引いた値であり、通常W1の
およそ半分以下である。統計的にこの拘束力は、0.24g/
d以下である。故に、織物上で収縮差を利用し、たるみ
を発現させるためには、少なくともサイジング張力+拘
束力を上回る、すなわち少なくとも0.49g/d以上の収縮
力を潜在的に有する必要があり、加えて染色時の湿熱処
理張力を考え合わせると、本発明が目的とする織物中で
良好なふくらみを得るためには0.5g/d以上の収縮力が必
要である。したがつて、かかる張力条件下において、L1
が0.2%未満では充分なふくらみは得られない。またL1
が5%を越えるとふかつきとなり好ましくない。
本発明において糸長差は、次の方法で測定される。ま
ず、混繊糸の撚りを除いて約1m採取する。両端に結び目
をつくりその長さ(l1)を測る。次に針で鞘糸を伸ばさ
ないように注意しながら芯糸と鞘糸を分ける。結び目か
ら結び目まで全て分けたところで鞘糸側の長さ(l2)を
測定する。糸長差L0又はL1は(2)式により求められ
る。
ず、混繊糸の撚りを除いて約1m採取する。両端に結び目
をつくりその長さ(l1)を測る。次に針で鞘糸を伸ばさ
ないように注意しながら芯糸と鞘糸を分ける。結び目か
ら結び目まで全て分けたところで鞘糸側の長さ(l2)を
測定する。糸長差L0又はL1は(2)式により求められ
る。
L0又はL1=(l2−l1)/l1 (2)式 そして、本発明の混繊糸においてはこれら突出部、不
規則なたるみを保持するために繊維相互がずれないこと
が大切であり、止め点あるいは止め部分が必要である。
さらに止める力の大きいことも必要である。本発明にお
いてこれら止めに関する作用は、混繊絡みによるもので
あり、特に突出部の根元で鞘糸と芯糸が混繊絡みをする
ことによつて、突出部及び不規則なたるみが後加工にお
いても消失することなく、有効に保持され、自然なふく
らみを有する製品が得られるというものである。この混
繊絡みは、あまり数少ないと止めとしての作用を十分に
発揮できないので50mmに1ケ以上存在することが好まし
い。また、後加工工程における突出部の消失は、その絡
みの強度が弱い程大であり、交絡性は繊維形状として3
葉以上の断面、特に、3葉断面形状の繊維を使用するこ
とが好ましい。更に、3葉以上の異形断面繊維は芯糸又
は鞘糸の少なくともどちらか一方に用いられておればよ
いが、鞘糸として使用された方が、より好ましい結果を
得ることができるものである。また、混繊絡みの強度
は、流体処理するための過剰供給率及び流体圧によつて
コントロールできる。本発明では、鞘糸は芯糸の過剰供
給率により、さらに大きな過供給率で送り込みループ、
カール等の突出部と不規則なたるみを有する部分を形成
しつつ、その絡み強度を強くしている。
規則なたるみを保持するために繊維相互がずれないこと
が大切であり、止め点あるいは止め部分が必要である。
さらに止める力の大きいことも必要である。本発明にお
いてこれら止めに関する作用は、混繊絡みによるもので
あり、特に突出部の根元で鞘糸と芯糸が混繊絡みをする
ことによつて、突出部及び不規則なたるみが後加工にお
いても消失することなく、有効に保持され、自然なふく
らみを有する製品が得られるというものである。この混
繊絡みは、あまり数少ないと止めとしての作用を十分に
発揮できないので50mmに1ケ以上存在することが好まし
い。また、後加工工程における突出部の消失は、その絡
みの強度が弱い程大であり、交絡性は繊維形状として3
葉以上の断面、特に、3葉断面形状の繊維を使用するこ
とが好ましい。更に、3葉以上の異形断面繊維は芯糸又
は鞘糸の少なくともどちらか一方に用いられておればよ
いが、鞘糸として使用された方が、より好ましい結果を
得ることができるものである。また、混繊絡みの強度
は、流体処理するための過剰供給率及び流体圧によつて
コントロールできる。本発明では、鞘糸は芯糸の過剰供
給率により、さらに大きな過供給率で送り込みループ、
カール等の突出部と不規則なたるみを有する部分を形成
しつつ、その絡み強度を強くしている。
本発明において、この不規則なたるみを維持増大する
ためには、芯糸の収縮率が鞘糸の収縮率より大きいこと
が必要である。芯糸と鞘糸の沸水収縮率の差としては10
%以上、特に15%以上の時、より好ましい結果を与え
る。芯糸の沸水収縮率は15%以上、鞘糸の沸水収縮率は
5%以下が好ましい。
ためには、芯糸の収縮率が鞘糸の収縮率より大きいこと
が必要である。芯糸と鞘糸の沸水収縮率の差としては10
%以上、特に15%以上の時、より好ましい結果を与え
る。芯糸の沸水収縮率は15%以上、鞘糸の沸水収縮率は
5%以下が好ましい。
本発明の混繊糸を構成するポリマーはポリエステル、
ポリアミド等特に限定はないが、好ましくはエチレンテ
レフタレート単位を主体とするポリエステルが使用され
る。
ポリアミド等特に限定はないが、好ましくはエチレンテ
レフタレート単位を主体とするポリエステルが使用され
る。
次に、本発明の混繊糸の製造方法について述べる。第
2図はその1例を示す概略図であるが、芯糸のパッケー
ジ1より解舒された芯糸Aは芯糸供給ローラー3を介し
て圧空乱流域を形成するタスランノズル5に供給され
る。
2図はその1例を示す概略図であるが、芯糸のパッケー
ジ1より解舒された芯糸Aは芯糸供給ローラー3を介し
て圧空乱流域を形成するタスランノズル5に供給され
る。
一方、鞘糸のパッケージ2より解舒された鞘糸Bは鞘
糸供給ローラー4を介してタスランノズル5に供給され
る。
糸供給ローラー4を介してタスランノズル5に供給され
る。
タスランノズル5を通過した両方の糸A、Bは引きつ
づき第1加熱ローラー6、第2加熱ローラー7へ供給さ
れ、引き取りローラー8を介して巻き取りローラー9で
巻き取られる。
づき第1加熱ローラー6、第2加熱ローラー7へ供給さ
れ、引き取りローラー8を介して巻き取りローラー9で
巻き取られる。
ここで、芯糸Aとしては前述の通り沸水収縮率が15%
以上で、単繊維デニール1.5〜6デニール、好ましくは
3〜6デニールのフイラメント糸を用いることが好まし
く、鞘糸Bとしては、沸水収縮率5%以下で単繊維デニ
ールが芯糸のそれより細繊度のもの、特に0.5〜2.0デニ
ールのフイラメント糸を用いることが好ましい。なぜな
らば鞘糸の単繊維デニールは太くなると細かなループが
形成されにくくなり、風合もかたくなるからである。
以上で、単繊維デニール1.5〜6デニール、好ましくは
3〜6デニールのフイラメント糸を用いることが好まし
く、鞘糸Bとしては、沸水収縮率5%以下で単繊維デニ
ールが芯糸のそれより細繊度のもの、特に0.5〜2.0デニ
ールのフイラメント糸を用いることが好ましい。なぜな
らば鞘糸の単繊維デニールは太くなると細かなループが
形成されにくくなり、風合もかたくなるからである。
これらの糸はタスランノズル5に異なつたオーバーフ
イード率で供給されるが、圧空圧としては4〜10kg/cm2
程度が好ましく、芯糸のオーバーフイード率は2〜20
%、鞘糸のオーバーフイード率は5〜30%とするのが好
ましく、特に鞘糸の方が芯糸よりも3%以上高いオーバ
ーフイード率で供給されることが望ましい。
イード率で供給されるが、圧空圧としては4〜10kg/cm2
程度が好ましく、芯糸のオーバーフイード率は2〜20
%、鞘糸のオーバーフイード率は5〜30%とするのが好
ましく、特に鞘糸の方が芯糸よりも3%以上高いオーバ
ーフイード率で供給されることが望ましい。
尚、本発明でいうオーバーフイード率(OF)は、供給
ローラー3、4の表面速度をV1とし、引き取りローラー
8の表面速度をV2としたとき で表わされるものである。
ローラー3、4の表面速度をV1とし、引き取りローラー
8の表面速度をV2としたとき で表わされるものである。
特に、本発明の混繊糸における突出部と不規則なたる
みを出すためにはタスラン処理をエアーで行うことが重
要である。水を使用したタスランではループのような突
出部は発現するが、不規則なたるみを出すことができ
ず、本発明の混繊糸を得ることはできない。本発明にお
いては、エアーによるタスラン処理を施した後に、第1
加熱ローラーで80〜120℃程度の熱処理を行い、そこで
ループ等の突出部と不規則なたるみが形成されるもので
ある。そして必要に応じて0.7g/d以上の張力をかけなが
ら第2加熱ローラーへ導きここで更にループと不規則な
たるみを発現させて、引き取りローラー8を介して巻き
取られるものである。
みを出すためにはタスラン処理をエアーで行うことが重
要である。水を使用したタスランではループのような突
出部は発現するが、不規則なたるみを出すことができ
ず、本発明の混繊糸を得ることはできない。本発明にお
いては、エアーによるタスラン処理を施した後に、第1
加熱ローラーで80〜120℃程度の熱処理を行い、そこで
ループ等の突出部と不規則なたるみが形成されるもので
ある。そして必要に応じて0.7g/d以上の張力をかけなが
ら第2加熱ローラーへ導きここで更にループと不規則な
たるみを発現させて、引き取りローラー8を介して巻き
取られるものである。
本発明の混繊糸の原料である芯糸Aとしては沸水収縮
率が15%以上の高収縮糸であれば特に限定されず従来、
公知の方法で得ることができ、例えば4,000〜4,500m/分
の紡速で得られたものを適宜延伸処理して得ることがで
きる。鞘糸Bとしては沸水収縮率が5%以下の、例えば
従来公知のDSY等を利用することができる。
率が15%以上の高収縮糸であれば特に限定されず従来、
公知の方法で得ることができ、例えば4,000〜4,500m/分
の紡速で得られたものを適宜延伸処理して得ることがで
きる。鞘糸Bとしては沸水収縮率が5%以下の、例えば
従来公知のDSY等を利用することができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが本発
明はこれらに限定されるものではない。
明はこれらに限定されるものではない。
実施例1〜3 第2図において示した装置を用い、第1表に示した芯
糸、鞘糸、及び加工条件により混繊糸を作成した。
糸、鞘糸、及び加工条件により混繊糸を作成した。
得られた混繊糸において、0.5〜2.5の突出部係数を有
し、糸条直径の1/3以上の高さを有する突出部は3.2ケ/2
5mm(実施例1)、5.3ケ/25mm(実施例2)、2.4ケ/25m
m(実施例3)あり、複数本の単繊維が異なる位相で混
繊糸直径以上の高さで、該高さの2倍以上の幅を有する
不規則なたるみを5ケ/25mm(実施例1、3)、7ケ/25
mm(実施例2)有しており、芯糸と鞘糸の平均糸長差
(L1)は1.2%(実施例1)、4.5%(実施例2)、0.2
%(実施例3)であつた。この混繊糸は撚糸、製織工程
通過性が良く、また得られた織物は、自然なふくらみと
タツチを有するものであつた。
し、糸条直径の1/3以上の高さを有する突出部は3.2ケ/2
5mm(実施例1)、5.3ケ/25mm(実施例2)、2.4ケ/25m
m(実施例3)あり、複数本の単繊維が異なる位相で混
繊糸直径以上の高さで、該高さの2倍以上の幅を有する
不規則なたるみを5ケ/25mm(実施例1、3)、7ケ/25
mm(実施例2)有しており、芯糸と鞘糸の平均糸長差
(L1)は1.2%(実施例1)、4.5%(実施例2)、0.2
%(実施例3)であつた。この混繊糸は撚糸、製織工程
通過性が良く、また得られた織物は、自然なふくらみと
タツチを有するものであつた。
実施例4 芯糸及び鞘糸の種類を第1表に示したものに変更する
こと以外は実施例1と同一の条件にて混繊糸を作成し
た。得られた混繊糸において0.5〜2.5の突出部係数を有
し、糸条直径の1/3以上の高さを有する突出部は3.2ケ/2
5mmであり、不規則なたるみは5ケ/25mm、芯糸と鞘糸の
平均糸長差(L1)は1.1%であつた。この混繊糸は撚
糸、製織工程通過性が良く、また得られた織物は自然な
ふくらみ、ソフトタッチと張り腰を有するものであつ
た。
こと以外は実施例1と同一の条件にて混繊糸を作成し
た。得られた混繊糸において0.5〜2.5の突出部係数を有
し、糸条直径の1/3以上の高さを有する突出部は3.2ケ/2
5mmであり、不規則なたるみは5ケ/25mm、芯糸と鞘糸の
平均糸長差(L1)は1.1%であつた。この混繊糸は撚
糸、製織工程通過性が良く、また得られた織物は自然な
ふくらみ、ソフトタッチと張り腰を有するものであつ
た。
実施例5 芯糸及び鞘糸の種類、加工条件を第1表に示すように
して混繊糸を作成した。得られた混繊糸において、0.5
〜2.5の突出部係数を有し、糸条直径の1/3以上の高さを
有する突出部は3.2ケ/25mmであり、不規則なたるみは5
ケ/25mm、芯糸と鞘糸の平均糸長差(L1)は1.1%であつ
た。この混繊糸は撚糸、製織工程通過性が良く、また得
られた織物は自然なふくらみ、ソフトタッチと張り腰を
有するものであつた。
して混繊糸を作成した。得られた混繊糸において、0.5
〜2.5の突出部係数を有し、糸条直径の1/3以上の高さを
有する突出部は3.2ケ/25mmであり、不規則なたるみは5
ケ/25mm、芯糸と鞘糸の平均糸長差(L1)は1.1%であつ
た。この混繊糸は撚糸、製織工程通過性が良く、また得
られた織物は自然なふくらみ、ソフトタッチと張り腰を
有するものであつた。
実施例5 芯糸及び鞘糸の種類、加工条件を第1表に示すように
して混繊糸を作成した。得られた混繊糸において、0.5
〜2.5の突出部係数を有し、糸条直径の1/3以上の高さを
有する突出部は4.3ケ/25mm、不規則なたるみ5ケ/25m
m、芯糸と鞘糸の平均糸長差(L1)は1.6%であつた。こ
の混繊糸は撚糸、製織工程通過性が良く、また得られた
織物は自然なふくらみ、ソフトタツチと張り腰を有する
ものであつた。
して混繊糸を作成した。得られた混繊糸において、0.5
〜2.5の突出部係数を有し、糸条直径の1/3以上の高さを
有する突出部は4.3ケ/25mm、不規則なたるみ5ケ/25m
m、芯糸と鞘糸の平均糸長差(L1)は1.6%であつた。こ
の混繊糸は撚糸、製織工程通過性が良く、また得られた
織物は自然なふくらみ、ソフトタツチと張り腰を有する
ものであつた。
比較例1 実施例2の芯糸、鞘糸を用いて第1表に示す如き加工
条件で混繊糸を作成した。
条件で混繊糸を作成した。
これは、芯糸と差を同一速度で送り込み流体乱流処理
を施したものであるが、得られた混繊糸において、0.5
以上の突出部係数を有し、糸条直径の1/3以上の高さる
有する突出部は0.5ケ/25mm、不規則なたるみ0ケ/25m
m、芯糸と鞘糸の糸長差は0であつた。撚糸、製織工程
通過性は良好であつたが、得られた織物はふくらみに乏
しいものであった。
を施したものであるが、得られた混繊糸において、0.5
以上の突出部係数を有し、糸条直径の1/3以上の高さる
有する突出部は0.5ケ/25mm、不規則なたるみ0ケ/25m
m、芯糸と鞘糸の糸長差は0であつた。撚糸、製織工程
通過性は良好であつたが、得られた織物はふくらみに乏
しいものであった。
比較例2 実施例4の芯糸、鞘糸を用いて第1表に示す如き加工
条件で混繊糸を作成した。尚、本例においてはタスラン
ノズルの替りにインタレースノズル(圧空圧4.0kg/c
m2)を用いて流体乱流処理を施した。
条件で混繊糸を作成した。尚、本例においてはタスラン
ノズルの替りにインタレースノズル(圧空圧4.0kg/c
m2)を用いて流体乱流処理を施した。
得られた混繊糸に、突出部及び不規則なたるみはな
く、芯糸と鞘糸の糸長差(L1)は0%であつた。撚糸、
製織工程通過性は良好であつたが、織物の自然なふくら
み、ソフトタツチは乏しいものであつた。
く、芯糸と鞘糸の糸長差(L1)は0%であつた。撚糸、
製織工程通過性は良好であつたが、織物の自然なふくら
み、ソフトタツチは乏しいものであつた。
(発明の効果) 本発明の混繊糸は小突出部と不規則なたるみを兼備し
ているため、従来のループヤーンに比して、自然なふく
らみを有しており、しかもそれらが後加工によつても消
失せずに保持されているのでこれから作られる織編物は
よりナチユラルな風合を発現するものである。
ているため、従来のループヤーンに比して、自然なふく
らみを有しており、しかもそれらが後加工によつても消
失せずに保持されているのでこれから作られる織編物は
よりナチユラルな風合を発現するものである。
第1図は本発明の延伸糸の側面の概略図である。lは小
突出部の幅、hは小突出部の高さ、dは糸条直径を示
す。またaは不規則なたるみの部分を示す。 第2図は本発明の混繊糸を得るための装置の一例であ
る。 1;芯糸パツケージ、2;鞘糸パツケージ、3;芯糸供給ロー
ラー、4;鞘糸供給ローラー、5;タスランノズル、6;第一
加熱ローラー、7;第二加熱ローラー、8;引き取りローラ
ー、9;巻取りローラー、A;芯糸、B;鞘糸
突出部の幅、hは小突出部の高さ、dは糸条直径を示
す。またaは不規則なたるみの部分を示す。 第2図は本発明の混繊糸を得るための装置の一例であ
る。 1;芯糸パツケージ、2;鞘糸パツケージ、3;芯糸供給ロー
ラー、4;鞘糸供給ローラー、5;タスランノズル、6;第一
加熱ローラー、7;第二加熱ローラー、8;引き取りローラ
ー、9;巻取りローラー、A;芯糸、B;鞘糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−102436(JP,A) 特開 昭56−9435(JP,A) 特開 昭58−191236(JP,A) 特開 昭63−243346(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】芯鞘構造を有する混繊糸において、芯糸又
は鞘糸の少なくとも一方が3葉以上の異形断面繊維を含
んでおり、鞘糸の一部は突出部係数(突出部高さ/突出
部幅)が0.5〜2.5で、突出部高さが混繊糸の直径の1/3
以上である突出部を混繊糸長25mmあたり2ケ以上有する
とともに、複数本の単繊維が異なる位相で混繊糸直径以
上の高さで、該高さの2倍以上の幅を有する不規則なた
るみを混繊糸長25mmあたり1ケ所以上有し、且つ下記に
よって求められる糸長差(L0)が10%以下であることを
特徴とする混繊糸。 糸長差(L0):混繊糸の撚りを除いて約1m採取する。両
端に結び目をつくりその長さ(l1)を測り、次に針で鞘
糸を伸ばさないように芯糸と鞘糸を分ける。結び目から
結び目まで全て分けたところで鞘糸側の長さ(l2)を測
定し、下記式よりL0を求める。 L0=(l2−l1)/l1
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056143A JP2820997B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 小突出部及びたるみを有する混繊糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2056143A JP2820997B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 小突出部及びたるみを有する混繊糸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03260128A JPH03260128A (ja) | 1991-11-20 |
JP2820997B2 true JP2820997B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=13018858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2056143A Expired - Fee Related JP2820997B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 小突出部及びたるみを有する混繊糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820997B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210324547A1 (en) * | 2020-08-21 | 2021-10-21 | Suntex Fiber Co., Ltd. | Air textured yarn (aty) and manufacturing method thereof |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS569435A (en) * | 1979-07-06 | 1981-01-30 | Toray Industries | Production of fancy yarn |
JPS61102436A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-21 | 帝人株式会社 | 潜在嵩高性ポリエステルマルチフイラメント糸及びその製造法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP2056143A patent/JP2820997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03260128A (ja) | 1991-11-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |