JP2805301B2 - 擬似ランダム雑音符号発生器 - Google Patents
擬似ランダム雑音符号発生器Info
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- JP2805301B2 JP2805301B2 JP8303387A JP8303387A JP2805301B2 JP 2805301 B2 JP2805301 B2 JP 2805301B2 JP 8303387 A JP8303387 A JP 8303387A JP 8303387 A JP8303387 A JP 8303387A JP 2805301 B2 JP2805301 B2 JP 2805301B2
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Description
【発明の詳細な説明】
A.産業上の利用分野
本発明はディジタルデータの擬似ランダム雑音符号発
生器に関する。 B.発明の概要 シフトレジスタ最終段出力(帰還信号出力)から、シ
フトレジスタ各段の入力(帰還信号入力)への帰還経路
において、他の符号発生器への帰還信号出力および他の
符号発生器からの帰還信号入力を兼用する入出力端子を
設け、帰還信号出力は3ステート出力とし、イネーブル
状態の時は外部への帰還信号出力および内部への帰還信
号入力を可能とし、ハイインピーダンス状態の時は、外
部からの帰還信号入力専用に機能する帰還回路を持つ擬
似ランダム雑音符号発生器。 カスケード接続時に、二つの符号発生器の前段の最終
段のフリップフロップと、後段の第1段目のフリップフ
ロップの間の帰還状態を決定するANDゲートおよび排他
的論理和(以下本明細書においてはEORと略記する。)
ゲートを、第1段目のフリップフロップの入力部に設
け、このANDゲートおよびEORゲートを利用し、適当な値
を設定することでシフトレジスタ最終段のフリップフロ
ップからシフトレジスタ初段のフリップフロップへの帰
還が符号発生器内部で可能となる。 C.従来の技術 符号の設定が可能で、IC化に適した擬似ランダム雑音
符号発生器として、例えば、特願昭第61−163088号に記
載され、第5図に示すようなものがある。第5図中、SR
1〜SRnはシフトレジスタを構成するフリップフロップ、
E1〜EnはEORゲート、G1〜Gnは上記フリップフロップに
初期値を与えるためのステアリングゲートである。 第5図の符号発生器では、符号設定のため、以下の
(i)〜(iii)のデータを外部から与える必要があ
る。 (i)フリップフロップの初期値 (ii)帰還状態 (iii)シフトレジスタの段数 上記(i)のデータにより出力される符号の位相が、
上記(ii)のデータにより符号のパターンが、上記(ii
i)のデータにより符号の周期が制御できる。 第6図に、モジュラ型シフトレジスタによる擬似ラン
ダム雑音符号発生器の基本構成を示す。第6図中、A1〜
AN-1は上記(ii)のデータに相当し、「高」レベルの
時、シフトレジスタ最終段SRnからの帰還有り、「低」
レベルの時、帰還無しの状態が設定される。また、シフ
トレジスタの段数Nにより出力される符号の周期が決定
され、長周期符号を得るには、Nを大きくする必要があ
る。(例えばm系列符号の周期は2N−1である。)第5
図の符号発生器では、上記(iii)のデータによりマル
チプレクサでシフトレジスタの最終段を決定する(N≦
nの場合)。 ところで第5図の符号発生器の特長はIC化した場合で
も、複数をカスケード接続することで、容易に所望の長
周期符号が得られることである(N>nの場合)。第7
図(a)に第1図の符号発生器を単独で使用する場合の
接続方法を、第7図(b)にカスケード接続して使用す
る場合の接続方法を示す。 第5図の符号発生器において、CAS端子は、各ICのシ
フトレジスタn段目の出力、FB1端子は1段目への入力
端子である。また、FB0端子は各ICのシフトレジスタ各
段への帰還信号入力端子であり、FB2端子はマルチプレ
クサの出力、すなわち上記(iii)のデータで指定した
シフトレジスタ最終段の出力端子(以降、帰還信号出力
端子と呼ぶ)である。 したがって、CAS端子を次段のICのFB1端子へと接続し
ていくことで必要なだけシフトレジスタの段数を増すこ
とができる。また、FB2端子は3ステート出力になって
いるため、最終段のICのFB2端子以外を全てハイインピ
ーダンス状態にしておけば、第7図(b)のnet3にシフ
トレジスタ最終段からの出力信号が得られる。これを各
ICのFB0端子に接続すれば、第6図の構成となり、長周
期符号の出力が可能となる。 D.発明が解決しようとする問題点 しかし、第5図の符号発生器では、カスケード接続を
可能にしたために、単独で使用する場合においても、第
7図(a)に示すように、外部配線が必要になるという
欠点があった。 本発明の目的は、ICを単独で使用する場合に、カスケ
ード接続用端子の外部接続を不要とし、また、カスケー
ド接続の方法を簡便化すること、およびピン数を削減す
ることを可能とする擬似ランダム雑音符号発生器を提供
することである。 E.問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の擬似ランダム雑音
符号発生器は、 ステアリングゲートに出力し、フリップフロップに擬
似ランダム雑音位相の初期値を設定する第1のラッチ手
段、 排他的論理和ゲートの一方の入力に出力し、EOR演算
の制御を行なう第1のANDゲート、 第2のラッチ手段からの出力に応じて上記第1のAND
ゲートの一方の入力に帰還状態制御信号を出力し、マル
チプレクサからの出力の帰還状態を制御する第4のラッ
チ手段、 上記第1のANDゲート、排他的論理和ゲート、ステア
リングゲートおよびフリップフロップをこの順に接続し
て成る構成単位の、複数組をカスケードに接続し、構成
されたモジュラ型シフトレジスタ、 上記各フリップフロップの出力が入力されるマルチプ
レクサ、 第3のラッチ手段の出力に応じて上記マルチプレクサ
に擬似ランダム雑音設定用データを与える第5のラッチ
手段、 各フリップフロップの初期状態、帰還状態およびその
最終段選択状態を指示するデータをそれぞれ上記第1、
第2および第3のラッチ手段へラッチ可能とするための
ラッチイネーブルパルスLEと擬似ランダム雑音符号発生
器を動作させるためのチップセレクト▲▼の二つの
信号を入力とする第2のANDゲートAND0、および 上記第2のANDゲートの出力を制御信号とし、二つの
選択信号SEL0,SEL1に応答して、上記第1、第2および
第3のラッチ手段を選択し、データ線から時分割でそれ
ぞれのラッチ手段にデータを入力するためのデマルチプ
レクサ回路 を含む擬似ランダム雑音符号発生器において、さらに 前記第5のラッチ手段のデータに応じて上記マルチプ
レクサが出力する前記擬似ランダム雑音信号を上記モジ
ュラ型シフトレジスタの各構成単位の第1のANDゲート
の他方の入力に帰還する帰還回路、を備えたことを要旨
とする。 F.作用 カスケード接続時に必要となる、ANDゲートおよびEOR
ゲートの位置を変更したために、帰還状態を設定するデ
ータの設定方法も変更する必要がある。従来方式では第
2図(a)のように、帰還状態設定用のデータを読み込
んでいたが、本発明の方式では同図(b)のようにデー
タを1ビットシフトして読み込む。第2図(a)は従来
方式の帰還状態設定用データを示し、同図(b)は本発
明の帰還状態設定用データを示す。Aiはモジュラ型シフ
トレジスタi+1段目への帰還状態設定用データであ
り、「高」レベルで帰還有り、「低」レベルで帰還無し
を表わす。Hは「高」レベル、Xは無関係であることを
示す。 また、本発明の方式ではシフトレジスタ初段への帰還
状態設定データ、すなわち、初段のICのDAT0には必ず
「高」レベルを設定し、また、FBI端子は「低」レベル
に固定し、ANDc,Ecによりシフトレジスタ最終段の出力
をシフトレジスタ初段の入力に帰還できるようにする。 G.実施例 以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて本発明
を一層詳細に説明するが、それらは例示に過ぎず、本発
明の枠を越えることなしにいろいろな変形や改良があり
得ることは勿論である。 第1図は本発明による擬似ランダム雑音符号発生器の
構成を示すブロック図、第3図は第1図に示す擬似ラン
ダム雑音符号発生器使用時の外部接続図である。 第1図中のFBI端子は、従来方式のFB1端子に相当し、
FB端子は、従来方式のFB0端子とFB2端子を兼ねた端子
である。 なお、第1図中の信号STB,▲▼,LE,SEL0,SEL1,▲
▼は夫々従来方式である特願昭61−163088号
(特公平7−48702号)に使用されている信号と同一の
ものである。STBはストローブパルスで、第1のラッチ
手段からの出力をステアリングゲートを介してフリップ
フロップに設定するために用いられる。▲▼はチッ
プセレクトパルス、LEはラッチenableパルスで、第2の
ANDゲートAND0を介してデマルチプレクサに入力され、
デマルチプレクサの制御信号SEL0,SEL1により対応する
ラッチ1,2,3を順次enableにする。▲▼はフ
ィードバックコントロール信号で、この信号とストロー
ブパルスSTBに応じてラッチ6がマルチプレクサをenabl
eにする。 第1図に示す、本発明の符号発生器の特徴は以下に示
す2点である。 (1)同じ符号発生器内の、前記帰還信号出力端子と前
記帰還信号入力端子を接続および併合することで、符号
発生器内部で直接信号の帰還を可能とし、またピン数を
削減した。またカスケード接続に対しては前記帰還信号
出力と帰還信号入力を電気的に切り離せるように、前記
帰還信号出力部を3ステート出力とした。すなわち、カ
スケード接続時においては、最終段の符号発生器以外は
全て、前記帰還信号出力をハイインピーダンス状態に
し、帰還信号入力専用端子として用いることが可能であ
る。 (2)モジュラ型シフトレジスタによる符号発生器をカ
スケード接続する場合、前段の符号発生器のn段目のフ
リップフロップと、次段の符号発生器の1段目のフリッ
プフロップの間にEORゲートおよび帰還の有無を指定す
るANDゲートを挿入する必要がある。従来方式ではこれ
をn段目のフリップフロップの出力部に装備し(第5図
En,ANDn)符号発生器を構成したが、本発明の方式で
は、これらを1段目の入力部に装備し(第4図Ec,AN
Dc)、符号発生器を構成している。 次に、本発明の符号発生器で第6図のモジュラ型シフ
トレジスタを構成する接続方法を説明する。モジュラ型
シフトレジスタを構成するには次の二つの条件が満たさ
れなければならない。 (i)シフトレジスタ最終段のフリップフロップの出力
が、シフトレジスタ各段の帰還信号入力に入力されてい
ること、および (ii)シフトレジスタ最終段のフリップフロップの出力
が、シフトレジスタ初段のフリップフロップの入力に入
力されていること。 a.単独で使用する場合 特徴(1)により、帰還信号出力をイネーブル状態に
すれば条件(i)が満たされる。また、EORゲートの一
方入力を「低」レベルに固定した場合、出力にはもう一
方の入力の状態がそのまゝ出力されるという性質を利用
して、特徴(2)より、ANDcで帰還有りを指定し、Ecの
FBI側の入力を「低」レベルに固定すれば、条件(ii)
を満たすことができる。第4図(a)に帰還方法、
(b)に等価回路を示す。すなわち単独で使用する場合
に、カスケード接続用の端子同士を外部で接続する必要
がない。 b.カスケード接続で使用する場合、 特徴(1)により、カスケード接続する最終段の符号
発生器の帰還信号出力部だけをイネーブルの状態にし、
その他の符号発生器の帰還信号出力部は全てハイインピ
ーダンスの状態にし、これらを全て接続すれば全ての符
号発生器に最終段の符号発生器からの帰還信号が入力さ
れるので、条件(i)が満たされる。また、カスケード
接続の初段の符号発生器のANDcゲート、Ecゲートについ
て単独で使用する場合と同じ設定を行なえば条件(ii)
を満たすことができる。 第3図(a)に本発明の擬似ランダム雑音符号発生器
を単独で使用する場合の外部結線方法を、第3図(b)
にカスケード接続で使用する場合の外部結線方法を示
す。 第4図(a)は本発明による擬似ランダム雑音符号発
生器のシフトレジスタ最終段から初段への信号の帰還方
法を示し、同図(b)はその等価回路を示す。 H.発明の効果 以上説明した通り、本発明によれば、符号発生器を単
独で使用するとき、外部結線が不要になり、簡便なカス
ケード接続方法が実現でき、ピン数が削減されるという
利点が得られる。
生器に関する。 B.発明の概要 シフトレジスタ最終段出力(帰還信号出力)から、シ
フトレジスタ各段の入力(帰還信号入力)への帰還経路
において、他の符号発生器への帰還信号出力および他の
符号発生器からの帰還信号入力を兼用する入出力端子を
設け、帰還信号出力は3ステート出力とし、イネーブル
状態の時は外部への帰還信号出力および内部への帰還信
号入力を可能とし、ハイインピーダンス状態の時は、外
部からの帰還信号入力専用に機能する帰還回路を持つ擬
似ランダム雑音符号発生器。 カスケード接続時に、二つの符号発生器の前段の最終
段のフリップフロップと、後段の第1段目のフリップフ
ロップの間の帰還状態を決定するANDゲートおよび排他
的論理和(以下本明細書においてはEORと略記する。)
ゲートを、第1段目のフリップフロップの入力部に設
け、このANDゲートおよびEORゲートを利用し、適当な値
を設定することでシフトレジスタ最終段のフリップフロ
ップからシフトレジスタ初段のフリップフロップへの帰
還が符号発生器内部で可能となる。 C.従来の技術 符号の設定が可能で、IC化に適した擬似ランダム雑音
符号発生器として、例えば、特願昭第61−163088号に記
載され、第5図に示すようなものがある。第5図中、SR
1〜SRnはシフトレジスタを構成するフリップフロップ、
E1〜EnはEORゲート、G1〜Gnは上記フリップフロップに
初期値を与えるためのステアリングゲートである。 第5図の符号発生器では、符号設定のため、以下の
(i)〜(iii)のデータを外部から与える必要があ
る。 (i)フリップフロップの初期値 (ii)帰還状態 (iii)シフトレジスタの段数 上記(i)のデータにより出力される符号の位相が、
上記(ii)のデータにより符号のパターンが、上記(ii
i)のデータにより符号の周期が制御できる。 第6図に、モジュラ型シフトレジスタによる擬似ラン
ダム雑音符号発生器の基本構成を示す。第6図中、A1〜
AN-1は上記(ii)のデータに相当し、「高」レベルの
時、シフトレジスタ最終段SRnからの帰還有り、「低」
レベルの時、帰還無しの状態が設定される。また、シフ
トレジスタの段数Nにより出力される符号の周期が決定
され、長周期符号を得るには、Nを大きくする必要があ
る。(例えばm系列符号の周期は2N−1である。)第5
図の符号発生器では、上記(iii)のデータによりマル
チプレクサでシフトレジスタの最終段を決定する(N≦
nの場合)。 ところで第5図の符号発生器の特長はIC化した場合で
も、複数をカスケード接続することで、容易に所望の長
周期符号が得られることである(N>nの場合)。第7
図(a)に第1図の符号発生器を単独で使用する場合の
接続方法を、第7図(b)にカスケード接続して使用す
る場合の接続方法を示す。 第5図の符号発生器において、CAS端子は、各ICのシ
フトレジスタn段目の出力、FB1端子は1段目への入力
端子である。また、FB0端子は各ICのシフトレジスタ各
段への帰還信号入力端子であり、FB2端子はマルチプレ
クサの出力、すなわち上記(iii)のデータで指定した
シフトレジスタ最終段の出力端子(以降、帰還信号出力
端子と呼ぶ)である。 したがって、CAS端子を次段のICのFB1端子へと接続し
ていくことで必要なだけシフトレジスタの段数を増すこ
とができる。また、FB2端子は3ステート出力になって
いるため、最終段のICのFB2端子以外を全てハイインピ
ーダンス状態にしておけば、第7図(b)のnet3にシフ
トレジスタ最終段からの出力信号が得られる。これを各
ICのFB0端子に接続すれば、第6図の構成となり、長周
期符号の出力が可能となる。 D.発明が解決しようとする問題点 しかし、第5図の符号発生器では、カスケード接続を
可能にしたために、単独で使用する場合においても、第
7図(a)に示すように、外部配線が必要になるという
欠点があった。 本発明の目的は、ICを単独で使用する場合に、カスケ
ード接続用端子の外部接続を不要とし、また、カスケー
ド接続の方法を簡便化すること、およびピン数を削減す
ることを可能とする擬似ランダム雑音符号発生器を提供
することである。 E.問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の擬似ランダム雑音
符号発生器は、 ステアリングゲートに出力し、フリップフロップに擬
似ランダム雑音位相の初期値を設定する第1のラッチ手
段、 排他的論理和ゲートの一方の入力に出力し、EOR演算
の制御を行なう第1のANDゲート、 第2のラッチ手段からの出力に応じて上記第1のAND
ゲートの一方の入力に帰還状態制御信号を出力し、マル
チプレクサからの出力の帰還状態を制御する第4のラッ
チ手段、 上記第1のANDゲート、排他的論理和ゲート、ステア
リングゲートおよびフリップフロップをこの順に接続し
て成る構成単位の、複数組をカスケードに接続し、構成
されたモジュラ型シフトレジスタ、 上記各フリップフロップの出力が入力されるマルチプ
レクサ、 第3のラッチ手段の出力に応じて上記マルチプレクサ
に擬似ランダム雑音設定用データを与える第5のラッチ
手段、 各フリップフロップの初期状態、帰還状態およびその
最終段選択状態を指示するデータをそれぞれ上記第1、
第2および第3のラッチ手段へラッチ可能とするための
ラッチイネーブルパルスLEと擬似ランダム雑音符号発生
器を動作させるためのチップセレクト▲▼の二つの
信号を入力とする第2のANDゲートAND0、および 上記第2のANDゲートの出力を制御信号とし、二つの
選択信号SEL0,SEL1に応答して、上記第1、第2および
第3のラッチ手段を選択し、データ線から時分割でそれ
ぞれのラッチ手段にデータを入力するためのデマルチプ
レクサ回路 を含む擬似ランダム雑音符号発生器において、さらに 前記第5のラッチ手段のデータに応じて上記マルチプ
レクサが出力する前記擬似ランダム雑音信号を上記モジ
ュラ型シフトレジスタの各構成単位の第1のANDゲート
の他方の入力に帰還する帰還回路、を備えたことを要旨
とする。 F.作用 カスケード接続時に必要となる、ANDゲートおよびEOR
ゲートの位置を変更したために、帰還状態を設定するデ
ータの設定方法も変更する必要がある。従来方式では第
2図(a)のように、帰還状態設定用のデータを読み込
んでいたが、本発明の方式では同図(b)のようにデー
タを1ビットシフトして読み込む。第2図(a)は従来
方式の帰還状態設定用データを示し、同図(b)は本発
明の帰還状態設定用データを示す。Aiはモジュラ型シフ
トレジスタi+1段目への帰還状態設定用データであ
り、「高」レベルで帰還有り、「低」レベルで帰還無し
を表わす。Hは「高」レベル、Xは無関係であることを
示す。 また、本発明の方式ではシフトレジスタ初段への帰還
状態設定データ、すなわち、初段のICのDAT0には必ず
「高」レベルを設定し、また、FBI端子は「低」レベル
に固定し、ANDc,Ecによりシフトレジスタ最終段の出力
をシフトレジスタ初段の入力に帰還できるようにする。 G.実施例 以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて本発明
を一層詳細に説明するが、それらは例示に過ぎず、本発
明の枠を越えることなしにいろいろな変形や改良があり
得ることは勿論である。 第1図は本発明による擬似ランダム雑音符号発生器の
構成を示すブロック図、第3図は第1図に示す擬似ラン
ダム雑音符号発生器使用時の外部接続図である。 第1図中のFBI端子は、従来方式のFB1端子に相当し、
FB端子は、従来方式のFB0端子とFB2端子を兼ねた端子
である。 なお、第1図中の信号STB,▲▼,LE,SEL0,SEL1,▲
▼は夫々従来方式である特願昭61−163088号
(特公平7−48702号)に使用されている信号と同一の
ものである。STBはストローブパルスで、第1のラッチ
手段からの出力をステアリングゲートを介してフリップ
フロップに設定するために用いられる。▲▼はチッ
プセレクトパルス、LEはラッチenableパルスで、第2の
ANDゲートAND0を介してデマルチプレクサに入力され、
デマルチプレクサの制御信号SEL0,SEL1により対応する
ラッチ1,2,3を順次enableにする。▲▼はフ
ィードバックコントロール信号で、この信号とストロー
ブパルスSTBに応じてラッチ6がマルチプレクサをenabl
eにする。 第1図に示す、本発明の符号発生器の特徴は以下に示
す2点である。 (1)同じ符号発生器内の、前記帰還信号出力端子と前
記帰還信号入力端子を接続および併合することで、符号
発生器内部で直接信号の帰還を可能とし、またピン数を
削減した。またカスケード接続に対しては前記帰還信号
出力と帰還信号入力を電気的に切り離せるように、前記
帰還信号出力部を3ステート出力とした。すなわち、カ
スケード接続時においては、最終段の符号発生器以外は
全て、前記帰還信号出力をハイインピーダンス状態に
し、帰還信号入力専用端子として用いることが可能であ
る。 (2)モジュラ型シフトレジスタによる符号発生器をカ
スケード接続する場合、前段の符号発生器のn段目のフ
リップフロップと、次段の符号発生器の1段目のフリッ
プフロップの間にEORゲートおよび帰還の有無を指定す
るANDゲートを挿入する必要がある。従来方式ではこれ
をn段目のフリップフロップの出力部に装備し(第5図
En,ANDn)符号発生器を構成したが、本発明の方式で
は、これらを1段目の入力部に装備し(第4図Ec,AN
Dc)、符号発生器を構成している。 次に、本発明の符号発生器で第6図のモジュラ型シフ
トレジスタを構成する接続方法を説明する。モジュラ型
シフトレジスタを構成するには次の二つの条件が満たさ
れなければならない。 (i)シフトレジスタ最終段のフリップフロップの出力
が、シフトレジスタ各段の帰還信号入力に入力されてい
ること、および (ii)シフトレジスタ最終段のフリップフロップの出力
が、シフトレジスタ初段のフリップフロップの入力に入
力されていること。 a.単独で使用する場合 特徴(1)により、帰還信号出力をイネーブル状態に
すれば条件(i)が満たされる。また、EORゲートの一
方入力を「低」レベルに固定した場合、出力にはもう一
方の入力の状態がそのまゝ出力されるという性質を利用
して、特徴(2)より、ANDcで帰還有りを指定し、Ecの
FBI側の入力を「低」レベルに固定すれば、条件(ii)
を満たすことができる。第4図(a)に帰還方法、
(b)に等価回路を示す。すなわち単独で使用する場合
に、カスケード接続用の端子同士を外部で接続する必要
がない。 b.カスケード接続で使用する場合、 特徴(1)により、カスケード接続する最終段の符号
発生器の帰還信号出力部だけをイネーブルの状態にし、
その他の符号発生器の帰還信号出力部は全てハイインピ
ーダンスの状態にし、これらを全て接続すれば全ての符
号発生器に最終段の符号発生器からの帰還信号が入力さ
れるので、条件(i)が満たされる。また、カスケード
接続の初段の符号発生器のANDcゲート、Ecゲートについ
て単独で使用する場合と同じ設定を行なえば条件(ii)
を満たすことができる。 第3図(a)に本発明の擬似ランダム雑音符号発生器
を単独で使用する場合の外部結線方法を、第3図(b)
にカスケード接続で使用する場合の外部結線方法を示
す。 第4図(a)は本発明による擬似ランダム雑音符号発
生器のシフトレジスタ最終段から初段への信号の帰還方
法を示し、同図(b)はその等価回路を示す。 H.発明の効果 以上説明した通り、本発明によれば、符号発生器を単
独で使用するとき、外部結線が不要になり、簡便なカス
ケード接続方法が実現でき、ピン数が削減されるという
利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による擬似ランダム雑音符号発生器の構
成を示すブロック図、第2図はm個の符号発生器をカス
ケード接続した場合の帰還状態設定データを示す図、第
3図は第1図に示す擬似ランダム雑音符号発生器使用時
の外部接続図、第4図は本発明による擬似ランダム雑音
符号発生器のシフトレジスタ最終段から初段への信号の
帰還方法を示す図、第5図は従来の擬似ランダム雑音符
号発生器のブロック図、第6図はモジュラ型シフトレジ
スタによる擬似ランダム雑音符号発生器の基本構成図、
第7図は第5図の擬似ランダム雑音符号発生器使用時の
外部接続図である。
成を示すブロック図、第2図はm個の符号発生器をカス
ケード接続した場合の帰還状態設定データを示す図、第
3図は第1図に示す擬似ランダム雑音符号発生器使用時
の外部接続図、第4図は本発明による擬似ランダム雑音
符号発生器のシフトレジスタ最終段から初段への信号の
帰還方法を示す図、第5図は従来の擬似ランダム雑音符
号発生器のブロック図、第6図はモジュラ型シフトレジ
スタによる擬似ランダム雑音符号発生器の基本構成図、
第7図は第5図の擬似ランダム雑音符号発生器使用時の
外部接続図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−280135(JP,A)
特開 昭60−176322(JP,A)
特開 昭60−182816(JP,A)
特開 昭61−280134(JP,A)
特開 昭63−132519(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
H03K 3/84
H04J 13/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.(a)ステアリングゲートに出力し、フリップフロ
ップに擬似ランダム雑音位相の初期値を設定する第1の
ラッチ手段、 (b)排他的論理和ゲートの一方の入力に出力し、EOR
演算の制御を行なう第1のANDゲート、 (c)第2のラッチ手段からの出力に応じて上記第1の
ANDゲートの一方の入力に帰還状態制御信号を出力し、
マルチプレクサからの出力の帰還状態を制御する第4の
ラッチ手段、 (d)上記第1のANDゲート、排他的論理和ゲート、ス
テアリングゲートおよびフリップフロップをこの順に接
続して成る構成単位の、複数組をカスケードに接続し、
構成されたモジュラ型シフトレジスタ、 (e)上記各フリップフロップの出力が入力されるマル
チプレクサ、 (f)第3のラッチ手段の出力に応じて上記マルチプレ
クサに擬似ランダム雑音設定用データを与える第5のラ
ッチ手段、 (g)各フリップフロップの初期状態、帰還状態および
その最終段選択状態を指示するデータをそれぞれ上記第
1、第2および第3のラッチ手段へラッチ可能とするた
めのラッチイネーブルパルスLEと擬似ランダム雑音符号
発生器を動作させるためのチップセレクト▲▼の二
つの信号を入力とする第2のANDゲートAND0、および (h)上記第2のANDゲートの出力を制御信号とし、二
つの選択信号SEL0,SEL1に応答して、上記第1、第2お
よび第3のラッチ手段を選択し、データ線から時分割で
それぞれのラッチ手段にデータを入力するためのデマル
チプレクサ回路 を含む擬似ランダム雑音符号発生器において、さらに (i)前記第5のラッチ手段のデータに応じて上記マル
チプレクサが出力する前記擬似ランダム雑音信号を上記
モジュラ型シフトレジスタの各構成単位の第1のANDゲ
ートの他方の入力に帰還する帰還回路、 を含むことを特徴とする擬似ランダム雑音符号発生器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8303387A JP2805301B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 擬似ランダム雑音符号発生器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8303387A JP2805301B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 擬似ランダム雑音符号発生器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63250210A JPS63250210A (ja) | 1988-10-18 |
JP2805301B2 true JP2805301B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=13790913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8303387A Expired - Lifetime JP2805301B2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 | 擬似ランダム雑音符号発生器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2805301B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5111416A (en) * | 1989-02-20 | 1992-05-05 | Clarion Co., Ltd. | Pseudo random noise code generator for selectively generating a code or its mirror image from common data |
JPH07154214A (ja) * | 1993-11-26 | 1995-06-16 | Nec Corp | ディジタル信号処理回路 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176322A (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-10 | Omron Tateisi Electronics Co | M系列符号発生器 |
JPS60182816A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | Omron Tateisi Electronics Co | M系列符号発生器 |
JPS61280135A (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-10 | Clarion Co Ltd | スペクトラム拡散通信方式におけるm系列符号発生装置 |
-
1987
- 1987-04-06 JP JP8303387A patent/JP2805301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63250210A (ja) | 1988-10-18 |
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