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JP2892316B2 - コンクリート製品等の挟持装置 - Google Patents

コンクリート製品等の挟持装置

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Publication number
JP2892316B2
JP2892316B2 JP23991196A JP23991196A JP2892316B2 JP 2892316 B2 JP2892316 B2 JP 2892316B2 JP 23991196 A JP23991196 A JP 23991196A JP 23991196 A JP23991196 A JP 23991196A JP 2892316 B2 JP2892316 B2 JP 2892316B2
Authority
JP
Japan
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arm
holding
arms
hole
groove
Prior art date
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JP23991196A
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JPH1059677A (ja
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裕一 坂井
敏郎 高橋
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、U字溝の蓋等のコ
ンクリート製品を挟持して移動させたり、定位させたり
するのに適したコンクリート製品等の挟持装置、さらに
詳しく言えばそのような装置で必要なときに対のアーム
の相対位置をロック可能に構成したことを特徴とするコ
ンクリート製品等の挟持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品等を挟持して移動させ
たり、定位するための装置について数多くの提案がなさ
れている。実開平4−86687号には護床護岸ブロッ
ク用吊り金具、実開平4−101995号には据え付け
作業がしやすいU字溝吊りクランプ、登録実用新案公報
第3021988号にはコンクリート製側溝蓋の挟持装
置の構造が示されている。特開平4−315665号に
は石材積み上げ装置の発明が示されている。本願発明者
等は、前述の装置を一層簡略化したコンクリート製品等
の挟持装置(特願平8−145142号)の提案をして
いる。
【0003】前記コンクリート製品等の挟持装置を図7
を参照して説明すると次のとおりである。一辺を下辺,
他の辺を合わせ面とするL字形断面を有し、一端に吊り
部材結合部、前記合わせ面中腹に枢支部が設けられてい
る略直線上のアーム一対1A,1Bと、前記各アーム1
A,1Bの他端の前記下辺より下方で前記アームに直角
方向に設けられている一対の挟み板部3A,3Bと、前
記各アーム1A,1Bを前記挟み板部3A,3Bが左右
になるように配置して前記枢支部で回転可能に支持する
枢軸部材5と、前記各アームの前記吊り部材結合部にそ
れぞれ結合して引き上げる吊り部材7A,7Bから構成
されている。吊り部材7A,7Bを引き上げると前記挟
み板部3A,3BがU字溝の蓋等のコンクリート製品1
0を挟持する。この状態でコンクリート製品10を移動
させたり、定位させたりすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コンクリー
ト製品10などを挟持していないときは前記各アーム1
A,1Bの相対位置が決まらずぶらぶらしているので二
名の作業者がそれぞれ吊り部材7A,7Bをもって移動
したり、次の作業に移るときに不都合がある。しゃがみ
こんで前記各アーム1A,1Bを支持して移動するなど
の作業は能率が悪い。回転する爪と固定ピンなどを利用
してアームなどを固定しようとする提案があるが、作業
性も良くないし、構造も複雑になる。本発明の目的は、
部品を全く増設しないで、必要時に対のアームの相対位
置をロック可能にしたコンクリート製品等の挟持装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるコンクリート製品等の挟持装置は、一端
に対象を挟む挟み部材,他方に吊り部材結合孔を有する
一対のアームを前記挟み部材が左右になるように枢軸止
し、各結合孔に吊り部材の棒状端を結合させて引き上げ
て前記挟み部材で前記対象を挟持するコンクリート製品
等の挟持装置において、前記一方のアームの挟み部材側
に前記他方のアームの吊り部材結合孔の一部に重なるロ
ック溝を設け、前記他方のアームの吊り部材結合孔に結
合している吊り部材の棒状端を前記ロック溝に同時に結
合可能にし、前記同時結合時に前記対のアームの相対位
置をロック可能に構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して本発明を
さらに詳しく説明する。図1,図2および図3は、本発
明によるコンクリート製品等の挟持装置の対のアームを
連結した組立の平面図,正面図および側面図である。な
お図3,図4では要部を詳細に示すために一部を省略し
て示してある。この実施例においてL字鋼を用いたアー
ム1A,1Bの外形は略同一の形状であり、挟み板3
A,3BもL字鋼を用い互いに同じ形状となっている。
そのため左右別々に2種類の部品を用意する必要はな
い。アーム1Aは一辺を下辺,他の辺を合わせ面とする
L字形断面を有し、一端側に吊り部材結合部である孔2
A,他端(挟み部材側3A側)に他方のアーム1Bの吊
り部材結合孔4Bの一部に重なるロック溝4Aが設けら
れている。前記アーム1Aの合わせ面中腹に枢支部を形
成する図示されていない孔が設けられている。前記アー
ム1Aの他端の前記下辺より下方で前記アームに直角方
向にL字鋼よりなる押さえ板3Aが溶接で一体に設けら
れている。前記アーム1Bの吊り部材結合孔4Bは間隔
を保って設けられた2つの円の下側を溝で連結した形状
となっており(図4参照)、他端側にL字鋼よりなる押
さえ板3Bが溶接で一体に設けられている。アーム1A
とアーム1Bは前述した各腹部の図示されていない孔に
支点軸ボルト5が挿入され、ナット6で止められてい
る。
【0007】図4は、前述した本発明によるコンクリー
ト製品等の挟持装置の実施例の使用状態を示す正面図で
ある。U字溝の蓋10を搬送するのに利用する例を示し
ている。作業者2名がそれぞれ各アームに結合した吊り
部材7A,7Bを引き上げると各アームの挟み板3A,
3BはU字溝の蓋10の側面を挟み付ける。この状態で
吊り部材7Aは、アーム1Aの結合孔2Aに、吊り部材
7Bはアーム1Bの吊り部材結合孔4Bの右側でアーム
1Aのみに係合している。吊り部材7A,7Bを下ろす
ことによりU字溝の蓋10を釈放することができる。吊
り部材7A,7Bは丸棒を曲げたものであり下端は鉤ま
たは鋭角に折り曲げられている。吊り部材7A,7Bの
長さは作業者の体格等に合わせて選ぶことができるが、
標準的な長さは50〜60cmで前述したアームの長さ
相当あるいは少し長くしてある。
【0008】図5は、前述した本発明によるコンクリー
ト製品等の挟持装置の実施例のアーム1A,1Bをクラ
ンプした状態を示す正面図である。この状態では吊り部
材7Aは、アーム1Aの結合孔2Aに、吊り部材7Bは
アーム1Bの吊り部材結合孔4Bの左側でアーム1Aと
アーム1Bに同時に係合している。このロックした状態
で、挟持装置をつり下げて移動して、挟み板3A,3B
を次の作業対象のコンクリート製品等の側面に位置する
ようにし、吊り部材7Bをアーム1Bの4Bのみに係合
させて引き上げると図4の状態になる。
【0009】この実施例ではアーム1Bの吊り部材結合
孔4Bを2つの孔と各孔を下側で連結する溝としアーム
Aのロック用溝4Aを溝と円の孔(図4参照)とした
が、この形状は図6に示すように種々の形状に変形でき
る。 (I) は、アーム1Bの吊り部材結合孔4Bを矩形孔と
溝とし、アーム1Aのロック用溝4Aを前記矩形孔と溝
に対応する開口溝としたものである。 (II) は、アーム1Bの吊り部材結合孔4Bを梯形孔と
溝とし、アーム1Aのロック用溝4Aを前記溝に対応す
る開口溝と梯形孔としたものである。 (III)は、アーム1Bの吊り部材結合孔4Bを二個のお
結び形状の孔を連結したものとし、アームAのロック用
溝4Aを前記一方のお結び形状の孔と連結部としたもの
である。 (IV) は、アーム1Bの吊り部材結合孔4Bを5角形孔
と溝とし、アームAのロック用溝4Aを前記5角形孔と
前記溝と対応する開放溝としたものである。
【0010】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明による
コンクリート製品等の挟持装置は、何らの部品の追加も
なくロック機構を追加でき、極めて少ない部品点数から
構成できるから装置を安価に提供できる。吊り部材の操
作のみでロックおよびロックの解除ができ極めて操作性
が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンクリート製品等の挟持装置の
実施例の対のアームを連結した組立の平面図である。
【図2】図1に示した組立の正面図である。
【図3】図1に示した組立の側面図である。
【図4】前記実施例の使用状態を示す正面図である。
【図5】前記実施例のロック状態を示す正面図である。
【図6】本発明によるコンクリート製品等の挟持装置の
アームAのロック用溝4AとアームBのつり上げ用の孔
4Bの変形例を示す略図である。
【図7】先の提案に係るコンクリート製品等の挟持装置
の実施例の使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1A,1B アーム 2A アームAのつり上げ用の孔 3A,3B 挟み板 4A アームAのロック用溝 4B アームBのつり上げ用の孔 5 支点軸ボルト 6 ナット 7A,7B 吊り部材 10 U字溝の蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 1/00 - 1/68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に対象を挟む挟み部材,他方に吊り
    部材結合孔を有する一対のアームを前記挟み部材が左右
    になるように枢軸止し、各結合孔に吊り部材の棒状端を
    結合させて引き上げて前記挟み部材で前記対象を挟持す
    るコンクリート製品等の挟持装置において、 前記一方のアームの挟み部材側に前記他方のアームの吊
    り部材結合孔の一部に重なるロック溝を設け、 前記他方のアームの吊り部材結合孔に結合している吊り
    部材の棒状端を前記ロック溝に同時に結合可能にし、 前記同時結合時に前記対のアームの相対位置をロック可
    能に構成したことを特徴とするコンクリート製品等の挟
    持装置。
JP23991196A 1996-08-21 1996-08-21 コンクリート製品等の挟持装置 Expired - Fee Related JP2892316B2 (ja)

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