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JP2885237B1 - スクリーン積層感光体及びその製造方法、並びに画像記録装置 - Google Patents

スクリーン積層感光体及びその製造方法、並びに画像記録装置

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Publication number
JP2885237B1
JP2885237B1 JP6002898A JP6002898A JP2885237B1 JP 2885237 B1 JP2885237 B1 JP 2885237B1 JP 6002898 A JP6002898 A JP 6002898A JP 6002898 A JP6002898 A JP 6002898A JP 2885237 B1 JP2885237 B1 JP 2885237B1
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JP
Japan
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dry film
photocurable dry
photoconductor
screen
photocurable
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JP6002898A
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健志 堀
勉 上薗
朋幸 吉井
康弘 舩山
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH11258829A publication Critical patent/JPH11258829A/ja
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 絶縁性スクリーンを感光体上に容易且つ低コ
ストで形成でき、均一な間隔の貫通孔を形成することが
可能なスクリーン積層感光体及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 スクリーン積層感光体100は、透光性
支持体11上に透光性導電層12と光導電層13とがこ
の順に積層された感光体33と、感光体33上に形成さ
れた多数の目開き14aを有する絶縁性スクリーン14
とを備えている。絶縁性スクリーン14は、光硬化性ド
ライフィルム21で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン積層感
光体及びその製造方法、並びに画像記録装置に関し、更
に詳しくは、複写機、プリンタ及びファクシミリ等の画
像記録装置に用いられるスクリーン積層感光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像記録装
置では、画像形成技術として電子写真プロセスが広く採
用されており、その代表的なものとして、カールソン法
(ゼログラフィ)が知られている。カールソン法では、
帯電、露光、現像、転写、定着、及びクリーニングとい
う6工程を経ることによって印字が行われ、各工程に専
用ユニットを要するため、装置全体の大型化が回避し難
い。
【0003】特開平9-204092号公報には、カールソン法
に代わる簡略化された電子写真プロセスの画像記録装置
を用いた画像記録方法が記載されている。この公報に記
載された画像記録装置は、透光性支持体上に光導電層を
備えており、光導電層の表面に、透光性導電層、光導電
層、及び、多数の貫通孔(目開き)を有する絶縁性スク
リーンを積層して有する。絶縁性スクリーンの表面に
は、スクリーン電極層が形成されている。これら透光性
支持体、透光性導電層、光導電層、絶縁性スクリーン、
及びスクリーン電極層からスクリーン積層感光体が構成
される。
【0004】上記公報の画像記録装置は、スクリーン積
層感光体との間に空隙をあけて対向配置され、導電性着
色粒子を表面に保持する電極部材と、透光性導電層及び
絶縁性スクリーン間に電圧を印加する電源と、スクリー
ン電極層とスクリーン積層感光体との対向部分と異なる
位置でスクリーン積層感光体、空隙、及び記録媒体を挟
んで対向する対向電極とを備える。画像記録装置は更
に、透光性導電層及びスクリーン電極層間に電圧を印加
する電源と、透光性導電層及び対向電極間に電圧を印加
する電源と、透光性支持体側から画像信号に対応して光
導電層に画像光を照射する露光手段とを備える。
【0005】導電性着色粒子は、誘導帯電により帯電さ
れた状態でスクリーンの目開きに充填され、非露光状態
では導電性着色粒子の電位はスクリーン電極層の電位と
ほぼ同じ電位を維持する。このため、充填されている導
電性着色粒子層の表面における電界は非常に弱く、導電
性着色粒子は飛翔しない。一方、画像光が照射される
と、導電性着色粒子の電荷が光導電層を通して中和さ
れ、電位が下がり、スクリーン電極層との間に電位差が
生じて導電性着色粒子層の表面に強い電界が発生する。
その結果、導電性着色粒子は、誘導帯電により帯電し、
記録媒体に向かって飛翔して付着し、画像を形成する。
【0006】上記従来の画像記録方法によると、着色粒
子充填工程、露光飛翔工程、及び定着工程の3工程で印
字を終了できるので、画像記録装置の小型化が実現可能
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記スクリーン積層感
光体を作製する際に、絶縁性スクリーンの貫通孔を予め
レーザー又はドリル等で形成し、次いで、この絶縁性ス
クリーンをドラム状感光体に密着させる方法がある。し
かし、このような密着方法では、絶縁性スクリーンをド
ラム状感光体に巻き回した際のつなぎ目が必ず形成され
るため、製造後のスクリーン積層感光体を用いて画像形
成する際に、つなぎ目が画像として現れ良好な画像品質
を損なうことがある。一方、レーザーを用いてスクリー
ン積層感光体を製造する際には、微細な加工が可能で高
い画像品質が得られるものの、良好な量産性が損なわれ
るためコストアップを招く。また、ドリル等を用いて機
械的に貫通孔を形成する方法は、微細な加工が円滑に行
えないため、スクリーン積層感光体の製造には不向きで
ある。
【0008】特願平9-317245号公報には、スクリーン積
層感光体を簡略に製造するための製造方法が記載されて
いる。この公報に記載の製造方法では、光硬化性液状樹
脂を用いて絶縁性スクリーンを作製するが、液状樹脂を
用いるために絶縁スクリーンの厚みを一定に保つことが
困難であり、また、通常は液状樹脂が高粘度を有するた
めに塗布時の取り扱いが難しい。
【0009】本発明は、上記に鑑み、絶縁性スクリーン
を感光体上に容易且つ低コストで形成でき、均一な間隔
の貫通孔を形成することが可能なスクリーン積層感光体
及びその製造方法を提供することを目的とする。本発明
は更に、フィルム端面のつなぎ目の影響によって良好な
画像品質が損なわれる不具合を回避できる画像記録装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、透光性支持体上に透光性導電層と光導電層とがこの
順に積層された感光体と、該感光体上に形成された多数
の貫通孔を有する絶縁層とを備えるスクリーン積層感光
体において、前記絶縁層が光硬化性ドライフィルムで形
成されることを特徴とする。
【0011】本発明のスクリーン積層感光体によると、
絶縁層に光硬化性ドライフィルムを用いるので、光導電
層への貼付が極めて容易になると共に、厚みが一定な絶
縁層に対して多数の貫通孔を形成することが可能にな
る。
【0012】本発明における光硬化性ドライフィルムと
は、感光性を有し、固体状に形成されたフィルムのこと
を言う。なお、本発明における光は、広義の光を意味
し、具体的には可視光線、紫外線、赤外線及びX線等を
含む。また、本発明においてスクリーンとは、厚み方向
に多数の孔が開いた層を言う。
【0013】ここで、前記スクリーン積層感光体を製造
する製造方法であって、光硬化性ドライフィルムの一端
を感光体に固定した状態で該感光体を一方向に回転さ
せ、光硬化性ドライフィルムを光導電層に熱圧着しつつ
貼着することが好ましい。これにより、光硬化性ドライ
フィルムを光導電層に極めて容易に貼着することができ
る。
【0014】更に好ましくは、多数の孔パターンを有す
る露光マスクを通して光硬化性ドライフィルムを露光す
る第1工程と、光硬化性ドライフィルムの未硬化部分を
現像液で除去することによって貫通孔を形成する第2工
程とを更に含む。これにより、光硬化性ドライフィルム
から成る絶縁層に多数の貫通孔を形成することができ
る。
【0015】好ましくは、第1工程における露光にレー
ザ光を用いる。或いは、これに代えて、第1工程におけ
る露光にランプ光を用いることも好ましい態様である。
これらの場合に、露光マスクと併用することにより、光
硬化性ドライフィルムに対してパターンを容易且つ確実
に露光することができる。
【0016】また、第2工程が、光硬化性ドライフィル
ムに現像液を噴射しつつ遠心力を作用させることによっ
て未硬化部分を除去する工程を含むことが好ましい。こ
の場合に、現像工程で貫通孔内に詰まった未硬化部分を
遠心力で効果的に除去することができる。
【0017】或いは、上記に代えて、第2工程が、光硬
化性ドライフィルムを現像液に浸漬し且つ光硬化性ドラ
イフィルムに該現像液を噴射しつつ、遠心力を作用させ
ることによって前記未硬化部分を除去する工程を含むこ
とも好ましい態様である。これにより、現像工程で貫通
孔内に詰まった未硬化部分を遠心力でより効果的に除去
することができる。
【0018】好ましくは、光硬化性ドライフィルムに貫
通孔を形成してから光導電層上に貼付する。この場合
に、光硬化性ドライフィルムを感光体に貼着する工程が
極めて容易になる。
【0019】更に好ましくは、貫通孔を形成した光硬化
性ドライフィルムの一端及び他端の相互間の間隙に光硬
化性液状樹脂を充填する工程と、光硬化性液状樹脂の表
面を、光導電層からの光硬化性ドライフィルム表面のレ
ベルと同等にする工程とを更に含む。これにより、絶縁
層のつなぎ目の影響で良好な画像品質が損なわれる等の
不具合を無くすることができる。
【0020】本発明の画像記録装置は、前記スクリーン
積層感光体を用いた画像記録装置であって、感光体がド
ラム状に形成され、該感光体の表面に光硬化性ドライフ
ィルムが巻き回して貼着されており、光硬化性ドライフ
ィルムの巻き方向における端部を検知する検知手段を備
えることを特徴とする。
【0021】本発明の画像記録装置によると、ドラム状
の光導電層に光硬化性ドライフィルムを貼付する際に、
フィルム端面でつなぎ目が生じるが、このつなぎ目を検
知機構で検知できるので、つなぎ目の影響によって良好
な画像品質が損なわれる不具合を上記検知に基づいて回
避することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明を更に詳細
に説明する。図1は、本発明の第1実施形態例に係るス
クリーン積層感光体の全体を示す斜視図である。同図で
は、理解を容易にするために形状を一部変更している。
【0023】スクリーン積層感光体100は、円筒状の
透光性支持体11上に透光性導電層12及び光導電層1
3が順次に積層された感光体33を備える。このドラム
状の感光体33上、つまり光導電層13上には、表面に
スクリーン電極層15が形成され且つ多数の目開き(貫
通孔)14aを有する絶縁性スクリーン(絶縁層)14
が積層される。透光性導電層12は、蒸着法、ディップ
コート法、スプレーコート法などによって形成される。
光導電層13は、通常の有機感光体ドラムを形成する方
法、例えばディップコート法などによって形成される。
【0024】図2は、本実施形態例におけるスクリーン
積層感光体を備えた画像記録装置の画像形成プロセスを
説明するための断面図である。画像記録装置は、下方か
ら順に、導電性ローラ60、スクリーン積層感光体10
0、及び、対向電極18を備える。導電性ローラ60
は、規制ブレード62によって薄層化される導電性着色
粒子薄層61を表面に保持しつつ、図の反時計方向に回
転する。スクリーン積層感光体100は、ドラム内に光
源110を備え、導電性ローラ60から所定の空隙をあ
けて配設され、図の時計方向に回転する。
【0025】対向電極18は、スクリーン積層感光体1
00から所定の空隙をあけて配設されており、スクリー
ン積層感光体100との間の空隙に、用紙等の記録媒体
17を通過させる。スクリーン積層感光体100及び対
向電極18から画像記録部が構成される。また、スクリ
ーン積層感光体100と導電性ローラ60との対向部分
で、透光性導電層12から導電性ローラ60方向に向か
う電界を発生させるために、透光性導電層12、スクリ
ーン電極層15及び導電性ローラ60に対して所定の電
圧が印加される。
【0026】上記構成の画像記録装置では、電界によっ
て導電性ローラ60上の導電性粒子16が負極性に誘導
帯電し、絶縁性スクリーン14の目開き14aに充填さ
れる。この後、スクリーン電極層15に衝突した負極性
の導電性着色粒子16は、電界によって正極性に帯電
し、導電性ローラ60方向に戻る。このため、導電性着
色粒子16は、負極性に帯電して絶縁性スクリーン14
の目開き14a中に充填される。また、目開き14a中
の導電性着色粒子16は、スクリーン電極層15の電位
と等しくなるように充填され、粒子層表面の電界が0に
近づく。これにより、充填された導電性着色粒子16
は、絶縁性スクリーン14の目開き14aの中に閉じ込
められる。
【0027】スクリーン積層感光体100と記録媒体1
7とが対向する画像記録部では、透光性導電層12から
対向電極18方向に向かう電界を発生させるために、対
向電極18に電圧を印加する。画像に対応した光が光源
110から光導電層13に照射されると、照射部分の光
導電層13の導電率が高くなり、目開き14a中の導電
性着色粒子16の電荷が光導電層13を通してリークす
る。電荷がリークすると、目開き14a中の導電性着色
粒子16の電位が透光性導電層12に近づくため、導電
性着色粒子16の層の表面に電界が発生し、スクリーン
電極層15側の導電性着色粒子16が正極性に帯電して
目開き14aから飛翔し、記録媒体17に付着して画像
を形成する。
【0028】以上の説明から分かるように、目開き14
aのピッチ及び孔径は、画像濃度を直接的に左右するた
め、可能な限りピッチ間隔を小さくし、孔径が大きくと
れるようにパターン形状及び配列を検討する必要があ
る。また、記録媒体17上に効率的に印字を行うために
は、連続的に印字プロセスを進行できる円筒形状、若し
くはそれに類似する形状の上に画像形成することが望ま
しい。以下に、ドラム状のスクリーン積層感光体を簡易
に作製し、且つ目開きを適正に配設できる製造方法を説
明する。
【0029】図3は、本実施形態例におけるスクリーン
積層感光体に光硬化性ドライフィルムを貼着する工程を
説明するための製造装置の側面断面図である。本実施形
態例では、絶縁性スクリーン14を形成する光硬化性フ
ィルムとして、ネガ型の光硬化性ドライフィルム「オー
ディル(東京応化工業社製)」を使用する。
【0030】上記製造装置は、ドラム状の感光体33の
回転軸40を回転自在に支持する支持部(図示せず)
と、感光体33に対向する熱圧着ローラ22と、感光体
33の下方に配置された巻取りローラ19とを備えてい
る。熱圧着ローラ22の中心部分にはヒータ23が配設
される。
【0031】まず、感光体33を支持部に回転自在に支
持し、光硬化性ドライフィルム21の先端部を光導電層
13上の所定部分に固定し、且つ、ヒータ22を発熱さ
せた状態で、感光体33、熱圧着ローラ22及び巻取り
ローラ19を所定の回転比で夫々回転させる。この際
に、光硬化性ドライフィルム21は、反時計方向に回転
する巻取りローラ19により、裏面の保護用カバーフィ
ルム20を剥離され、且つテンションが張られて皺を延
ばされる。光硬化性ドライフィルム21は更に、表面が
約115℃程度に加熱された熱圧着ローラ22で圧着す
るラミネート法によって光導電層13に密着される。熱
圧着ローラ22としては、公知の電子写真方式によるプ
リンタの定着ユニットを流用している。本実施形態例で
は、ドラム状の感光体33に光硬化性ドライフィルム2
1を貼着したが、これに限らず、例えば無端状のフレキ
シブルなフィルム状感光体に対して光硬化性ドライフィ
ルム21を適応することも可能である。
【0032】感光体33の光導電層13(ドラム被覆
物)に光硬化性ドライフィルム21を張り付ける場合
に、フィルム21の長さが光導電層13に比して長過ぎ
ても短か過ぎても、つなぎ目の部分で段差や間隙が生じ
る。段差や間隙が生じた感光体33を用いて画像形成を
行うと、段差部分では導電性着色粒子16が良好に充填
されず、或いは、充填されても記録媒体17上に飛翔し
ないため、印字できない。更には、導電性着色粒子16
が段差部分に固着して、記録媒体17が汚れる等の画像
不良を生じることがある。人間の目は約0.1mm程度
の線幅でも認識できるので、段差部分を無くし、又は生
じたとしても印字に反映しないように処置し、白紙部に
おける印字で黒筋が、或いは、黒ベタ部における印字で
白筋が生じないようにする必要がある。
【0033】実際の量産工程においては、光硬化性ドラ
イフィルム21を一定の長さに切断する際に、ある程度
の余裕が必要であり、更に貼付時の伸び具合等によっ
て、ドラム被覆物の全長と同じ長さにならない場合があ
る。この場合に、光硬化性ドライフィルム21の長さが
僅かでも感光体33の周長よりも短ければ、光硬化性ド
ライフィルム21の周方向における一端及び他端間に、
フィルム表面に対する凹状の段差が生じることになる。
【0034】図4は、光硬化性ドライフィルムの間隙に
対する処置を説明するための感光体の斜視図である。ま
ず、光硬化性ドライフィルム21の一端及び他端間の間
隙に、光硬化性液状樹脂24を隙間なく充填して、光硬
化性ドライフィルム21の表面に段差が生じないように
処理する。つまり、光硬化性液状樹脂24の表面を、光
導電層13からの光硬化性ドライフィルム21表面のレ
ベルと同等にする。ここでは、光硬化性液状樹脂24と
して光硬化性液状樹脂APR(旭化成社製)を用いる
が、これに限定されるものではない。次いで、表面の段
差を処置した光硬化性ドライフィルム21に対し、後述
する目開きの形成を行う。
【0035】一方、光硬化性ドライフィルム21が感光
体33の周長よりも長い場合には、フィルム21の両端
部が相互に重なった部分が生じて、感光体33の表面に
凸状の段差が生じる。この場合には、図3で説明した方
法を用い、前述より若干低い温度(約100℃)に加熱
した熱圧着ローラ22によって重なり部分を熱圧着し
て、フィルムの剥離を防止し且つ段差を軽減することが
できる。これに代えて、段差を溶媒で溶かし、或いは、
超音波溶着によってフィルム端部を相互に接合すること
によって段差を軽減することもできる。
【0036】図5は、光硬化性ドライフィルムのつなぎ
目を検知する検知機構を示す斜視図、図6は、検知機構
の作用を説明するための感光体の側面断面図である。図
5に示すように、検知機構39は、感光体33の回転軸
40に、重なり部25の先頭部分に切欠き26を一致さ
せた状態で固定された円板27と、画像記録装置におけ
る円板27と対向する位置に固定された光センサ28と
を備える。
【0037】例えば、製造した感光体33に凸状の重な
り部25が生じた場合に、円板27と光センサ28とに
よって重なり部25を検知することによって、前述の画
像不良の発生を避けることができる。この場合には、図
6に示すように、重なり部25における幅分に対応する
角度θだけ、光導電層13への露光のタイミングを遅延
させる。
【0038】図7は、光硬化性ドライフィルムを貼付し
た後に貫通孔を形成する際の様子を示す感光体等の側面
図である。まず、感光体33を反時計方向に回転自在に
支持し、感光体33上に、孔パターンが印刷された平板
状の露光マスク30を水平方向に移動可能に支持して配
置する。また、露光マスク30の上方に露光装置29を
配置する。本実施形態例では、ランプ光照射による露光
法について述べたが、レーザ光走査による場合において
も同様である。但し、この場合、レーザ光走査によるパ
ターンニングを行うため、露光マスク30は不要とな
る。
【0039】上記の状態で、感光体33を反時計方向に
回転させ、且つ、この回転に同期して露光マスク30を
矢印B方向に移動させる。この際に、形成すべき目開き
14a送り方向の1間隔(ピッチ)分ずつ露光マスク3
0を段階的に移動させ、且つ、感光体33を反時計方向
に対応する角度回転させて、双方を一旦停止する。この
状態で、光硬化性ドライフィルム21及び露光マスク3
0双方の接触部分Aを中心に、露光装置29によって露
光する。露光後に再び、露光マスク30を同方向に上記
1間隔分移動させ、且つ、感光体33を対応する角度回
転させて双方を一旦停止し、露光装置29により露光す
る工程を繰り返す。以上は、ランプ露光の場合について
述べたが、レーザー光走査による場合には、露光マスク
30がないため、感光体33の回転を停止した状態で露
光装置29により感光体33の長手方向を走査し終わっ
たら、感光体33を上記間隔移動させ、再度走査を行う
動作を繰り返すことになる。
【0040】例えば、光硬化性樹脂と露光マスクとの間
に空気層を介在させると、空気中の酸素等により光硬化
性樹脂の硬化性が低下する場合がある。また、空気層に
よる露光光の複屈折による像の乱れを避けるため露光マ
スクを光硬化性樹脂に密着させることがあるが、この場
合には、硬化後に、露光マスクと光硬化性樹脂とが密着
して、感光体33から剥離し難くなることがある。従っ
て、露光マスクと光硬化性樹脂との間に剥離用フィルム
を予め挿入し、露光マスクとの剥離を容易にする必要が
ある。しかし、図7で説明したランプ光照射による露光
方法においては、露光時に露光マスク30と光硬化性ド
ライフィルム21とが接触するのは接触部分Aのみであ
り、露光マスク30の移動と共に接触する部分が刻々と
変化し、光硬化性ドライフィルム21の硬化後、直ぐに
露光マスク30が光硬化性ドライフィルム21から離間
する。このため、露光マスク30と光硬化性ドライフィ
ルム21とが密着する問題を比較的容易に回避できる。
上記方法及びレーザー光走査による露光法では、露光中
に酸素が介在するので、上述した理由により、真空中若
しくは窒素等で置換した雰囲気中で露光を行う。
【0041】一方、ランプ光照射を用いた別の露光方法
として、光硬化性ドライフィルム21の感光体33への
貼付方法と同様に、可撓性を有する露光マスクをドラム
状感光体33の表面に貼付した光硬化性ドライフィルム
21の表面全体に予め貼付し、この状態の感光体33を
一方向に回転させつつ露光マスク上から露光することが
できる。図8は、この露光処理時の様子を示す感光体の
斜視図である。フィルム状の露光マスクと感光体33と
の剥離性が良好であれば、同図に示すように、露光マス
ク30で予め光硬化性ドライフィルム21の全表面を覆
い、露光装置29(図7)によって感光体33の全周囲
を一度に露光することができる。
【0042】本実施形態例で用いる光硬化性ドライフィ
ルム21はネガ型であり、露光マスクのパターンによっ
て遮蔽された部分が硬化せず、パターン以外の部分は光
が透過するため硬化する。露光後には、公知の方法によ
り、光硬化性ドライフィルム21上にアルミニウム層を
真空蒸着で付着させて、スクリーン電極層15を形成す
る。この後、光硬化性ドライフィルム21の未硬化部分
を、スクリーン電極層15と共に除去し、更に、乾燥さ
せてスクリーン積層感光体100としたが、蒸着層の付
着力が弱く現像時に剥がれ易い場合には、未硬化部分を
除去した後にスクリーン電極15を形成してもよい。但
し、この場合、スクリーン解像度が上がると、付着すべ
き面積が細分化され付着しにくくなるので、前者の方法
によるのが好ましい。
【0043】以上のスクリーン積層感光体の作製処理で
は、硬化前の柔らかい光硬化性ドライフィルム21を光
導電層13に密着させ、且つ、その端部を光硬化性液状
樹脂24で固着処理した後に硬化処理するので、光導電
層13から光硬化性ドライフィルム21が剥離するおそ
れが極めて小さい。また、光導電層13上に一旦貼付す
ればその支持が確実であるので、その後における目開き
14aの形成等の作業性が極めて良好になる。但し、こ
の方法によると、光導電層13上に光硬化性ドライフィ
ルム21を貼付した状態でパターン露光、真空蒸着、及
びパターン現像を行うため、光導電層13の特性によっ
ては、これらの処理間に光導電特性等にダメージを受け
るおそれがある。
【0044】図9は、本発明の第2実施形態例における
光硬化性ドライフィルムの板状支持体への貼付状態を模
式的に示す側面図である。例えば、厚さ約5mm程度の
平面性が良好なガラス平板31を支持体とし、ガラス平
板31上に、下面のカバーフィルム20(図3)が剥離
された光硬化性ドライフィルム21を、熱圧着ローラ2
2で熱圧着しつつ、気泡が生じないように貼付する。更
に、光硬化性ドライフィルム21の上部カバーフィルム
(図示せず)を剥離し、熱圧着を上記と同様に行って、
露光マスク30を光硬化性ドライフィルム21上に貼付
する。
【0045】図10は、板状支持体上に貼付した光硬化
性ドライフィルムへの露光工程を模式的に示す側面図で
ある。ここでは、露光装置29によりレーザ光を走査、
又はランプ光を照射してマスクパターンを露光した後
に、露光マスク30を取り外し、マスクパターンが形成
された光硬化性ドライフィルム21における未硬化部分
を除去することによって、目開き14aを形成する。図
7と同様にレーザー光走査による露光の場合には、露光
マスク30は不要となる。この後、前述した真空蒸着法
によって、絶縁性スクリーン14上にスクリーン電極1
5を付着させる。更に、ガラス平板31から光硬化性ド
ライフィルム21を剥離した後に、感光体33の光導電
層13上に貼り付ける。
【0046】図11は、図10の光硬化性ドライフィル
ムを感光体上に貼付する様子を示す斜視図である。ここ
では、光硬化性ドライフィルム21は既に硬化している
ので、光導電層13との密着性を向上させるために、光
導電層13と光硬化性ドライフィルム21との間に、微
量のイソプロピルアルコール(IPA)(和光純薬社
製)を噴霧し、双方の界面を若干溶解させて密着させ
る。或いは、IPAに代えて、約1μm程度のナイロン
樹脂やエポキシ樹脂等を溶媒に溶かして接着層とするこ
ともできる。これらの場合にも、フィルム重ね合わせ部
分に対する処置を行うが、微細な目開き14aが光硬化
性ドライフィルム21に既に形成されているので、スク
リーンとしての光硬化性ドライフィルム21の全長を感
光体33の周長よりも長く切断して用い、重ね合わせ部
分を熱圧着した後に、検知機構39(図6)で重ね合わ
せ部分を検知して、画像に反映しないように処理するこ
とができる。
【0047】本実施形態例によれば、光硬化性ドライフ
ィルム21がガラス平板31上で露光され、目開き14
aが予め形成されるので、照射光が光硬化性ドライフィ
ルム21の表面全体に有効に届く状態でフィルム全面を
露光することができる。このため、感光体33を回転さ
せる等の処置が不要であり、露光処理を一度で完了させ
ることができる。
【0048】図12は、下地層からの露光光の反射を模
式的に示す側面図である。本実施形態例のように、光硬
化性ドライフィルム(光硬化性樹脂)によるμmレベル
の微細加工では、光硬化性樹脂34の直ぐ下方の支持体
である下地層35や、下地層35と光硬化性樹脂34
(光硬化性ドライフィルム21)との界面による影響が
しばしば重要で、下地層35からの反射光32の影響で
形成される像の形状が大きく異なる。すなわち、アルミ
等の金属層が下地層35である場合には、光硬化性樹脂
34内を透過した露光光が反射し易く、フィルム露光部
の下層においても硬化の進行が良好になる結果をもたら
すが、その反面、これらの界面で乱反射があると未露光
部分においても硬化が生じて好ましくない。また、光硬
化性樹脂34内を透過した光と反射した光とが相互に干
渉した場合も、上記と同様に好ましくない。図12は、
ランプ光照射による露光法についてであるが、レーザー
光走査による場合も、露光マスク30が不要となるだけ
で、上記傾向は同様である。
【0049】このように、下地層35は、目開き14a
の加工に大きな影響を与えるが、本実施形態例では、支
持体である下地層35上に形成した光硬化性ドライフィ
ルム21を一旦剥離して光導電層13に貼付する手法を
採る。従って、光硬化性ドライフィルム21の光透過特
性やパターン等に対応して下地層を適宜選択することが
できる。更に、感光体33にダメージを与える光硬化性
ドライフィルム21を硬化させるための露光、特に紫外
線の照射や、光硬化性樹脂34の未硬化部分を溶解して
除去するための現像液、スクリーン電極層15を付着す
るための真空蒸着やメッキ液等に光導電層13を晒す不
都合を回避することができる。
【0050】第1実施形態例及び第2実施形態例を選択
する場合に、光導電層13が光を吸収し易い、或いは、
乱反射し易い等のときには第2実施形態例による方法を
選択し、また、感光体33が露光光や現像液に対する耐
性を有しこれらによって電子写真特性が変化しないとき
には第1実施形態例による方法を選択することができ
る。
【0051】印字品質の向上のために目開き14aのピ
ッチを小さくしようとすると、目開き14aの径が同様
に小さくなり、それに伴って未硬化部分の除去が困難に
なる場合がある。しかし、第2実施形態例における目開
きの形成では、現像後に、光導電層13上に絶縁性スク
リーン14を貼付するので、現像時では必ずしも支持体
上に光硬化性ドライフィルム21が密着している必要が
なく、支持体を持たない状態で現像しても良い。従っ
て、光硬化性ドライフィルム21の表裏面の双方が現像
液に直接触れ易く、現像効率が増加することになる。こ
の方法による場合も、形成すべきパターンの解像度によ
って選択すれば良い。
【0052】図13は、第3実施形態例の製造方法を説
明するための現像装置の模式図である。この現像装置4
5は、容器46と、噴射ノズル43と、スクリーン積層
感光体100の回転軸41を回転自在に支持する支持部
(図示せず)とを備える。
【0053】現像装置45を使用する場合には、例え
ば、第1実施形態例による円筒状の感光体33に、露光
が終了した光硬化性ドライフィルム21を貼付し、且
つ、感光体33の回転軸41を支持部に回転自在に支持
して、感光体33の下部を現像液40に浸漬させる。こ
の状態で、感光体100を反時計方向に高速で回転させ
ると共に、噴射ノズル43から約2kg/cm2程度の高圧力
で現像液40と同じ現像液を光硬化性ドライフィルム2
1に向かって噴射させる。これにより、光硬化性ドライ
フィルム21への露光後に、目開き14aの底部に詰ま
った未硬化樹脂を効率よく除去することができる。な
お、現像液としては、例えば、約30℃に加温した1wt
%Na2CO3水溶液を用いることができる。
【0054】図14は、第2実施形態例における露光後
の光硬化性ドライフィルムに対して現像処理を施す第4
実施形態例における製造方法を説明するための遠心分離
器の斜視図である。遠心分離器44は、容器48と、容
器48の中心部から上方に向けて植設された回転軸47
と、容器48の外周側に向かって一端側が次第に下方に
傾斜するように他端を回転軸47にフレキシブルに支持
された支持部材49と、支持部材49の一端側に固定さ
れ、噴射口を回転軸47側に向けた噴射ノズル43とを
備える。
【0055】遠心分離器44を使用する場合には、露光
マスクを外した光硬化性ドライフィルム21をガラス平
板31と共に支持部材49に固定する。この際に、ガラ
ス平板31を回転軸47側に向けると共に、光硬化性ド
ライフィルム21を噴射ノズル43側に位置させる。こ
の状態で、回転軸47と共に支持部材49を例えば反時
計方向に回転させて、現像する。これにより、光硬化性
ドライフィルム21では、現像液の高圧噴射力に加えて
遠心力が未硬化樹脂部分を目開き14a内部から外方に
押し出すように働くので、微細な目開き14aを良好に
貫通させることができる。
【0056】以上のように、第1及び第2実施形態例に
よると、光硬化性ドライフィルムを光導電層上に貼付し
てから均一な間隔で目開きを形成する製造方法と、光硬
化性ドライフィルムに予め目開きを形成してから光導電
層上に貼付する製造方法とが選択できる。第1実施形態
例の製造方法においては、光硬化性ドライフィルムの感
光体との密着性に優れるため、接着層等の中間層を介在
させる必要がない。また、光硬化性ドライフィルムを感
光体上に一旦貼付すれば確実に支持できるので、この後
に行う目開きの形成等の作業性が良好になる。更に、第
2実施形態例の製造方法によると、目開きを形成してか
ら光硬化性ドライフィルムを感光体に貼付するので、光
硬化性ドライフィルムの硬化を行わせるための光や現像
液が、絶縁性スクリーン上のスクリーン電極層等に影響
を与えることがない。また、第3及び第4実施形態例の
製造方法によると、現像工程で目開き内に詰まった未硬
化部分を遠心力の作用によって効率的に除去することが
できる。
【0057】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明のスクリーン積層感光体及び
その製造方法、並びに画像記録装置は、上記実施形態例
にのみ限定されるものではなく、上記実施形態例から種
々の修正及び変更を施したスクリーン積層感光体及びそ
の製造方法、並びに画像記録装置も、本発明の範囲に含
まれる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクリー
ン積層感光体及びその製造方法によると、絶縁性スクリ
ーンを感光体上に容易且つ低コストで形成でき、均一な
間隔の貫通孔を形成することが可能になる。更に、本発
明の画像記録装置によると、フィルム端面のつなぎ目の
影響によって良好な画像品質が損なわれる不具合を回避
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係るスクリーン積層
感光体の全体を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態例におけるスクリーン積層感光体
を備えた画像記録装置の画像形成プロセスを説明するた
めの断面図である。
【図3】第1実施形態例における光硬化性ドライフィル
ムの貼付工程を説明するための側面断面図である。
【図4】光硬化性ドライフィルムの両端部間の隙間に光
硬化性液状樹脂を充填した状態を示す斜視図である。
【図5】光硬化性ドライフィルムのつなぎ目の検知機構
を示す斜視図である。
【図6】図5の検知機構の作用を説明するための側面断
面図である。
【図7】光硬化性ドライフィルムを貼付した後に貫通孔
を形成する露光工程を説明するための側面図である。
【図8】光硬化性ドライフィルムに対して円周方向の全
面から露光する工程を示す斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態例における光硬化性ドラ
イフィルムの貼付工程を模式的に示す側面図である。
【図10】第2実施形態例における製造方法で光硬化性
ドライフィルムに露光する工程を説明するための側面図
である。
【図11】第2実施形態例における製造方法で作製した
光硬化性ドライフィルムを感光体に貼付する様子を示す
斜視図である。
【図12】光硬化性ドライフィルムの下地層からの露光
光の反射を模式的に示す側面図である。
【図13】第3実施形態例における製造方法を説明する
ための現像装置の側面図である。
【図14】第4実施形態例における製造方法を説明する
ための遠心分離器の斜視図である。
【符号の説明】
11 透光性支持体 12 透光性導電層 13 光導電層 14 絶縁性スクリーン(絶縁層) 14a 目開き(貫通孔) 15 スクリーン電極 16 導電性着色粒子 17 記録媒体 18 対向電極 19 巻取りローラ 20 保護用カバーフィルム 21 光硬化性ドライフィルム 22 熱圧着ローラ 23 ヒータ 24 光硬化性液状樹脂 25 重なり部 26 切欠き 27 円板 28 光センサ 29 露光装置 30 露光マスク 31 ガラス板 32 反射光 33 感光体 34 光硬化性樹脂 35 下地層 39 検知機構 40 現像液 41 回転軸 44 遠心分離器 45 現像装置 47 回転軸 48 容器 49 支持部材 60 導電性ローラ 61 導電性着色粒子薄層 62 規制ブレード 100 スクリーン積層感光体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舩山 康弘 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−204092(JP,A) 特開 平9−254429(JP,A) 特開 平7−191530(JP,A) 特開 昭50−36132(JP,A) 特開 昭54−51834(JP,A) 特開 昭49−46439(JP,A) 特公 昭42−25225(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 5/00 - 5/16 G03G 15/00 115 - 120

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性支持体上に透光性導電層と光導電
    層とがこの順に積層された感光体と、該感光体上に形成
    された多数の貫通孔を有する絶縁層とを備えるスクリー
    ン積層感光体において、 前記絶縁層が光硬化性ドライフィルムで形成されること
    を特徴とするスクリーン積層感光体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスクリーン積層感光体
    を製造する製造方法であって、 前記光硬化性ドライフィルムの一端を前記感光体に固定
    した状態で該感光体を一方向に回転させ、前記光硬化性
    ドライフィルムを前記光導電層に熱圧着しつつ貼着する
    ことを特徴とするスクリーン積層感光体の製造方法。
  3. 【請求項3】 多数の孔パターンを有する露光マスクを
    通して前記光硬化性ドライフィルムを露光する第1工程
    と、 前記光硬化性ドライフィルムの未硬化部分を現像液で除
    去することによって前記貫通孔を形成する第2工程とを
    更に含むことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン
    積層感光体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1工程における露光にレーザ光を
    用いることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン積
    層感光体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1工程における露光にランプ光を
    用いることを特徴とする請求項3に記載のスクリーン積
    層感光体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2工程が、前記光硬化性ドライフ
    ィルムに前記現像液を噴射しつつ遠心力を作用させるこ
    とによって前記未硬化部分を除去する工程を含むことを
    特徴とする請求項3乃至5の内の何れか1項に記載のス
    クリーン積層感光体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第2工程が、前記光硬化性ドライフ
    ィルムを前記現像液に浸漬し且つ前記光硬化性ドライフ
    ィルムに該現像液を噴射しつつ、遠心力を作用させるこ
    とによって前記未硬化部分を除去する工程を含むことを
    特徴とする請求項3乃至5の内の何れか1項に記載のス
    クリーン積層感光体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記光硬化性ドライフィルムに前記貫通
    孔を形成してから前記光導電層上に貼付することを特徴
    とする請求項1乃至7の内の何れか1項に記載のスクリ
    ーン積層感光体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記貫通孔を形成した前記光硬化性ドラ
    イフィルムの一端及び他端の相互間の間隙に光硬化性液
    状樹脂を充填する工程と、 前記光硬化性液状樹脂の表面を、前記光導電層からの前
    記光硬化性ドライフィルム表面のレベルと同等にする工
    程とを更に含むことを特徴とする請求項2乃至8の内の
    何れか1項に記載のスクリーン積層感光体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のスクリーン積層感光
    体を用いた画像記録装置であって、 前記感光体がドラム状に形成され、該感光体の表面に前
    記光硬化性ドライフィルムが巻き回して貼着されてお
    り、 前記光硬化性ドライフィルムの巻き方向における端部を
    検知する検知手段を備えることを特徴とする画像記録装
    置。
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