JP2878374B2 - 電気コイル装置 - Google Patents
電気コイル装置Info
- Publication number
- JP2878374B2 JP2878374B2 JP4421190A JP4421190A JP2878374B2 JP 2878374 B2 JP2878374 B2 JP 2878374B2 JP 4421190 A JP4421190 A JP 4421190A JP 4421190 A JP4421190 A JP 4421190A JP 2878374 B2 JP2878374 B2 JP 2878374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- casing
- coil
- end plate
- connecting member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、電気コイル装置に関するものである。
(ロ)従来の技術 従来の電気コイル装置として、実公昭60−28099号公
報に示されるものがある。これに示される電気コイル装
置は、ボビンと、ボビンに巻かれたコイルと、ボビンの
端部に装着されコイルの一端が接続された第1の端子
と、コイルの他端が接続された第2の端子と、ボビン、
コイルなどを収容するケーシングと、を有している。第
2の端子は、ボビンの端部の穴に圧入された第1の弾性
部と、ボビンの端面に沿って伸びる第2の弾性部と、を
有している。組付状態においては、第2の端子の第2の
弾性部がケーシングの端部と共にかしめられ、ケーシン
グと接触している。これによりコイルがケーシングを通
して接地されることになる。コイルの一端と第1の端子
とはボビンに設けられたソケットを介して接続され、ま
たコイルの他端と第2の端子も別のソケットを介して接
続される。
報に示されるものがある。これに示される電気コイル装
置は、ボビンと、ボビンに巻かれたコイルと、ボビンの
端部に装着されコイルの一端が接続された第1の端子
と、コイルの他端が接続された第2の端子と、ボビン、
コイルなどを収容するケーシングと、を有している。第
2の端子は、ボビンの端部の穴に圧入された第1の弾性
部と、ボビンの端面に沿って伸びる第2の弾性部と、を
有している。組付状態においては、第2の端子の第2の
弾性部がケーシングの端部と共にかしめられ、ケーシン
グと接触している。これによりコイルがケーシングを通
して接地されることになる。コイルの一端と第1の端子
とはボビンに設けられたソケットを介して接続され、ま
たコイルの他端と第2の端子も別のソケットを介して接
続される。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような従来の電気コイル装置に
は、コイルの他端を接地用に接続するためにボビンにソ
ケットを設ける必要があり、価格が高くなるという問題
点、及び第2の端子の第2の弾性部は先端部のみがケー
シングと接触しているので、強い振動が繰返し作用した
場合などに接触不良が発生する可能性があるという問題
点がある。本発明はこのような課題を解決することを目
的としている。
は、コイルの他端を接地用に接続するためにボビンにソ
ケットを設ける必要があり、価格が高くなるという問題
点、及び第2の端子の第2の弾性部は先端部のみがケー
シングと接触しているので、強い振動が繰返し作用した
場合などに接触不良が発生する可能性があるという問題
点がある。本発明はこのような課題を解決することを目
的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、接続部材に直接コイルのリード線を接続す
ると共にケーシングと接触する接続部材の接続用部の長
さを長くすることにより上記課題を解決する。すなわ
ち、本発明は、端部につばを有する円筒状のボビンと、
ボビンの外周に巻かれたコイルと、ボビンの一端側に配
置される円形のエンドプレートと、ボビン及びコイルを
収容する円筒状のケーシングと、を有し、ケーシングは
これの端部を内周方向に向ってかしめられることにより
ボビン及びエンドプレートを保持するように構成され、
コイルの一方のリード線はケーシングを介して接地され
る電気コイル装置を対象にしたものであり、コイル(1
4)の上記一方のリード線(22)をケーシング(18)に
接続するための導電性の接続部材(20)が設けられてお
り、接続部材は、金属製の板材を折り曲げることにより
構成され、ボビン(12)のつば(12a)を弾性的にはさ
み付けることによりこれに固定される断面コの字状の保
持用部(20a)と、保持用部のエンドプレート(16)配
置側とは反対側の端部に設けられる折り返し部(20b)
と、折り返し部からエンドプレート側に伸びる接続用部
(20c)とを有しており、接続部材をボビンに対して取
りつけただけの状態においては接続用部はこれの先端に
いくほどボビンの中心から遠ざかる方向に傾斜してお
り、折り返し部に上記一方のリード線が固定され、接続
用部は組み立て完了状態ではかしめられたケーシングの
端部とエンドプレートとの間にはさみつけられているこ
とを特徴としている。
ると共にケーシングと接触する接続部材の接続用部の長
さを長くすることにより上記課題を解決する。すなわ
ち、本発明は、端部につばを有する円筒状のボビンと、
ボビンの外周に巻かれたコイルと、ボビンの一端側に配
置される円形のエンドプレートと、ボビン及びコイルを
収容する円筒状のケーシングと、を有し、ケーシングは
これの端部を内周方向に向ってかしめられることにより
ボビン及びエンドプレートを保持するように構成され、
コイルの一方のリード線はケーシングを介して接地され
る電気コイル装置を対象にしたものであり、コイル(1
4)の上記一方のリード線(22)をケーシング(18)に
接続するための導電性の接続部材(20)が設けられてお
り、接続部材は、金属製の板材を折り曲げることにより
構成され、ボビン(12)のつば(12a)を弾性的にはさ
み付けることによりこれに固定される断面コの字状の保
持用部(20a)と、保持用部のエンドプレート(16)配
置側とは反対側の端部に設けられる折り返し部(20b)
と、折り返し部からエンドプレート側に伸びる接続用部
(20c)とを有しており、接続部材をボビンに対して取
りつけただけの状態においては接続用部はこれの先端に
いくほどボビンの中心から遠ざかる方向に傾斜してお
り、折り返し部に上記一方のリード線が固定され、接続
用部は組み立て完了状態ではかしめられたケーシングの
端部とエンドプレートとの間にはさみつけられているこ
とを特徴としている。
(ホ)作用 電気コイル装置の組立の際には、まずボビンにコイル
を巻き、これの一端のリード線を接続部材の折り返し部
に巻き付けて固定する。次いで、断面コの字状の保持用
部をボビンのつばにはめ込む。保持用部はこれ自身の弾
性力によってつばをはさみ付け脱落しない状態となる。
この状態でボビン、コイル及び接続部材を円筒状のケー
シングに組込む。接続用部は、先端にいくほどボビン中
心部から遠さがるように傾斜しているので、これの弾性
力によりケーシングの内壁に密着することになる。次い
で、ケーシングの端部をかしめることにより組付けが完
了する。ケーシング端部のかしめにより、接続用部がケ
ーシングに強く密着することになる。コイルのリード線
は接続部材に直接取付けられるため、ソケットなどは不
要である。また、接続部材の接続用部はケーシングと長
い寸法にわたって接触するため確実な接続が行われる。
を巻き、これの一端のリード線を接続部材の折り返し部
に巻き付けて固定する。次いで、断面コの字状の保持用
部をボビンのつばにはめ込む。保持用部はこれ自身の弾
性力によってつばをはさみ付け脱落しない状態となる。
この状態でボビン、コイル及び接続部材を円筒状のケー
シングに組込む。接続用部は、先端にいくほどボビン中
心部から遠さがるように傾斜しているので、これの弾性
力によりケーシングの内壁に密着することになる。次い
で、ケーシングの端部をかしめることにより組付けが完
了する。ケーシング端部のかしめにより、接続用部がケ
ーシングに強く密着することになる。コイルのリード線
は接続部材に直接取付けられるため、ソケットなどは不
要である。また、接続部材の接続用部はケーシングと長
い寸法にわたって接触するため確実な接続が行われる。
(ヘ)実施例 第1図に電気コイル装置10を示す。電気コイル装置10
は、端部につば12aを有するボビン12と、ボビン12に巻
き付けられたコイル14と、ボビン12の一端側に配置され
るエンドプレート16と、上記部材を収容するケーシング
18と、コイル14とケーシング18とを接続するための接続
部材20と、を有している。接続部材20は帯状の金属材を
プレス加工したものであり、第2図に示すような形状を
有している。すなわち、断面コの字状の保持用部20a
と、保持用部20aの第2図中下端側の折り返し部20bと、
折り返し部20bから斜め上方に伸びる接続用部20cと、を
有している。保持用部20aのコの字状の内側部分の寸法
はボビン12のつば12aの厚さ寸法よりも小さくしてあ
る。
は、端部につば12aを有するボビン12と、ボビン12に巻
き付けられたコイル14と、ボビン12の一端側に配置され
るエンドプレート16と、上記部材を収容するケーシング
18と、コイル14とケーシング18とを接続するための接続
部材20と、を有している。接続部材20は帯状の金属材を
プレス加工したものであり、第2図に示すような形状を
有している。すなわち、断面コの字状の保持用部20a
と、保持用部20aの第2図中下端側の折り返し部20bと、
折り返し部20bから斜め上方に伸びる接続用部20cと、を
有している。保持用部20aのコの字状の内側部分の寸法
はボビン12のつば12aの厚さ寸法よりも小さくしてあ
る。
この電気コイル装置10の組立は次のようにして行われ
る。まず、ボビン12の外周に線を巻き付けることにより
コイル14を形成する。次いで、ボビン12のつば12aに接
続部材20の保持用部20aをはめ込む。接続部材20の保持
用部20aは弾性力によってボビン12のつば12aをはさみ付
け、これによりボビン12に取付けられた状態となる。こ
の状態でコイル14の一端側のリード線22を接続部材20の
折り返し部20bに巻き付け固定する。この状態を第3図
に示す。
る。まず、ボビン12の外周に線を巻き付けることにより
コイル14を形成する。次いで、ボビン12のつば12aに接
続部材20の保持用部20aをはめ込む。接続部材20の保持
用部20aは弾性力によってボビン12のつば12aをはさみ付
け、これによりボビン12に取付けられた状態となる。こ
の状態でコイル14の一端側のリード線22を接続部材20の
折り返し部20bに巻き付け固定する。この状態を第3図
に示す。
次に、第4図に示すように、円筒状のケーシング18の
上端の開口から第3図に示す状態のものを挿入する。ボ
ビン12がケーシング18内に挿入されるに従って、接続部
材20の接続用部20cはこれの弾性力によってケーシング1
8の内径部に密着する。このようにしてボビン12を所定
の深さまで挿入した後、ボビン12の第4図中上端側にエ
ンドプレート16を設置し、ケーシング18の上端部を中心
側に向けてかしめる。接続部材20の接続用部20cの先端
側はかしめられたケーシング18とエンドプレート16との
間にはさみ込まれる。この状態を第1図に示す。この状
態では接続部材20の接続用部20は弾性力によってケーシ
ング18の内径部に密着すると共にケーシング18上端のか
しめ部によって圧着されているため、常に確実な接触状
態を確保することができる。従って、強い振動が繰り返
し作用するような使用条件においても、接続部材20とケ
ーシング18との接触不良が発生することはない。ケーシ
ング18を接地することによりコイル14を確実に接地する
ことが可能となる。また、コイル14のリード線22が直接
接続部材20と連結されているため、ソケットなどの部材
をボビン12に設ける必要がない。
上端の開口から第3図に示す状態のものを挿入する。ボ
ビン12がケーシング18内に挿入されるに従って、接続部
材20の接続用部20cはこれの弾性力によってケーシング1
8の内径部に密着する。このようにしてボビン12を所定
の深さまで挿入した後、ボビン12の第4図中上端側にエ
ンドプレート16を設置し、ケーシング18の上端部を中心
側に向けてかしめる。接続部材20の接続用部20cの先端
側はかしめられたケーシング18とエンドプレート16との
間にはさみ込まれる。この状態を第1図に示す。この状
態では接続部材20の接続用部20は弾性力によってケーシ
ング18の内径部に密着すると共にケーシング18上端のか
しめ部によって圧着されているため、常に確実な接触状
態を確保することができる。従って、強い振動が繰り返
し作用するような使用条件においても、接続部材20とケ
ーシング18との接触不良が発生することはない。ケーシ
ング18を接地することによりコイル14を確実に接地する
ことが可能となる。また、コイル14のリード線22が直接
接続部材20と連結されているため、ソケットなどの部材
をボビン12に設ける必要がない。
(ト)発明の効果 以上説明してきたように、本発明によると、接続部材
にコイルのリード線を直接連結すると共に接続部材は弾
性力によってケーシングに密着させかつかしめによって
圧着するようにしたので、ソケットが不要となって価格
を低減することができるのに加えて、確実な接続を行う
ことができる。
にコイルのリード線を直接連結すると共に接続部材は弾
性力によってケーシングに密着させかつかしめによって
圧着するようにしたので、ソケットが不要となって価格
を低減することができるのに加えて、確実な接続を行う
ことができる。
第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は接続部
材を示す図、第3図はボビンに接続部材を取り付けた状
態を示す図、第4図はボビンをケーシングに挿入する状
態を示す図である。 10……電気コイル装置、12……ボビン、12a……つば、1
4……コイル、16……エンドプレート、18……ケーシン
グ、20……接続部材、20a……保持用部、20b……折り返
し部、20c……接続用部、22……リード線。
材を示す図、第3図はボビンに接続部材を取り付けた状
態を示す図、第4図はボビンをケーシングに挿入する状
態を示す図である。 10……電気コイル装置、12……ボビン、12a……つば、1
4……コイル、16……エンドプレート、18……ケーシン
グ、20……接続部材、20a……保持用部、20b……折り返
し部、20c……接続用部、22……リード線。
Claims (1)
- 【請求項1】端部につばを有する円筒状のボビンと、ボ
ビンの外周に巻かれたコイルと、 ボビンの一端側に配置される円形のエンドプレートと、
ボビン及びコイルを収容する円筒状のケーシングと、を
有し、ケーシングはこれの端部を内周方向に向ってかし
められることによりボビン及びエンドプレートを保持す
るように構成され、コイルの一方のリード線はケーシン
グを介して接地される電気コイル装置において、 上記一方のリード線をケーシングに接続するための導電
性の接続部材が設けられており、接続部材は、金属製の
板材を折り曲げることにより構成され、ボビンのつばを
弾性的にはさみ付けることによりこれに固定される断面
コの字状の保持用部と、保持用部のエンドプレート配置
側とは反対側の端部に設けられる折り返し部と、折り返
し部からエンドプレート側に伸びる接続用部とを有して
おり、接続部材をボビンに対して取りつけただけの状態
においては接続用部はこれの先端にいくほどボビンの中
心から遠ざかる方向に傾斜しており、折り返し部に上記
一方のリード線が固定され、接続用部は組み立て完了状
態ではかしめられたケーシングの端部とエンドプレート
との間にはさみつけられていることを特徴とする電気コ
イル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4421190A JP2878374B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 電気コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4421190A JP2878374B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 電気コイル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246908A JPH03246908A (ja) | 1991-11-05 |
JP2878374B2 true JP2878374B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=12685221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4421190A Expired - Lifetime JP2878374B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 電気コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2878374B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP4421190A patent/JP2878374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03246908A (ja) | 1991-11-05 |
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