JP2873884B2 - 多色泳動パターン読み取り装置 - Google Patents
多色泳動パターン読み取り装置Info
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Description
取り装置に関し、特に、それぞれの試料に蛍光波長が異
なる蛍光色素で標識し、同時に電気泳動した後で電気泳
動パターンを読み取り、同じ泳動条件の複数の電気泳動
パターンの比較に好適な多色泳動パターン読み取り装置
に関するものである。
伝子構造解析、アミノ酸などの蛋白質の構造分析を行う
ために、放射性アイソトープ標識による電気泳動分析法
が用いられる。このような電気泳動分析法は、放射性同
位体で標識または置換された試料の断片に対してゲルを
用いて電気泳動を行い、電気泳動で展開された試料の断
片の分布パターンの解析を行うことにより、試料の分析
を行う方法である。
合の一例として遺伝病診断を例として説明する。ヒトゲ
ノムDNAは、約3×109の塩基対から成り立ってい
る。その塩基配列はヒト集団を通しておおよそ一定であ
るが、細かくみると、個体間にばらつきが存在する。こ
のようなDNA配列上のばらつきは、DNAの多型と呼
ばれている。DNAの多型は遺伝子領域にも非遺伝子領
域にも見られるが、遺伝子領域の多型はその表現形式で
ある蛋白質の多型として現われる場合が多い。血液型,
組識適合性抗原などや人種間における皮膚の色,毛の色
の相違など、ヒト集団にみられる色々な多様性は、この
多型に由来している。DNA多型は、ヒトが進化上で生
物種として独立した時点から現在までに、ヒト集団の生
殖細胞DNAに生じた変異が集団の中に蓄積したもので
ある。このような変異がヒトの存在に取って重要な機能
を持つ部位に生じ、その結果として生ずる表現型が、何
らかの病的状態を示すものを「遺伝病」と呼んでいる。
ヒト集団には、3,000種を超える遺伝病が存在するとい
われている。
るが、それが病気として認識されるまでには、DNA→
mRNA→蛋白質→表現型(病気)の諸段階がある。病
気としての診断は、普通最後のレベルで行なわれるが、
上記の各段階の流れが単純な線形関係にあれば、診断を
蛋白質やDNAのレベルで行うことが可能となる。
ブロッティングと呼ばれるものであり、この手法は、基
本的には以下のステップに分けられる。(ステップ1)
試料DNAの抽出、(ステップ2)DNAの制限酵素に
よる分解、(ステップ3)ゲル電気泳動を用いたDNA
の分子量による分画、(ステップ4)分画されたDNA
のフィルタへの移行、(ステップ5)予じめ用意したプ
ローブDNA(検出したい遺伝子と相同配列を持つDN
Aをアイソトープなどで標識したもの)との混成体の形
成(ハイブリダイゼーション)、(ステップ6)オート
ラジオグラフィーによる混成体の検出、以上の6ステッ
プからなる手法である。
のための臓器は問わない。通常は、数ミリリットルの末
梢血から白血球を分離し、そこからDNAを抽出する。
(ステップ1)から(ステップ6)までのステップの処
理に通常5日程度の日数を必要とする。
基づき正常体の分画パターンと被検者の分画パターンを
得て、それらの分画パターンを比較する。同一パターン
である場合は正常と判定される。
トープに替えて蛍光色素で標識したプローブを用いて、
その蛍光素を励起し、電気泳動パターンの読み取りを行
う方法が試行されている。遺伝病診断やDNAの塩基配
列決定などを行う場合、試料の量が10~15molオーダ前
後であるため、放射性アイソトープなみの信号対雑音比
を等価的に得るには、微弱な光を検出する高度な光学技
術と信号処理技術を必要とする。
して特開昭61−62843号公報に記載された蛍光検
出法による電気泳動装置がある。次に、このような蛍光
検出法による電気泳動装置について具体的に説明する。
観を示す斜視図である。図18を参照すると、電気泳動
装置は、試料の電気泳動を行い、蛍光の分布を計測する
泳動計測装置51と、計測データを基にデータ処理を行
うデータ処理装置52と、それらを相互接続するケーブ
ル53とから構成されている。この泳動計測装置51に
は扉51aがあり、扉51aを開いて、電気泳動を行う
ベースとなるゲルの注入を行い、更に電気泳動を行う試
料(DNA断片)を所定量だけ注入する。扉51aを閉
じて、操作表示パネル51bの泳動開始スイッチを押す
と電気泳動が開始される。電気泳動が開始されると、泳
動計測装置51では、操作表示パネル51bにあるモニ
タに動作状態が表示される。泳動計測装置51により計
測されたデータは、データ処理装置52に転送され、予
めプログラムされている所定のデータ処理が行われる。
なお、データ処理装置52は、計算機本体54と、利用
者からの指令などを入力するためのキーボード55と、
処理状態や結果を表示するディスプレイ装置56と、デ
ータ処理の結果を記録するプリンタ57とから構成され
ている。
すブロック図である。泳動計測装置(51;図18)の
構成は、図19に示すように、電気泳動装置部63およ
び信号処理装置部64から構成されており、これらの2
つの部分がまとめられて、泳動計測装置の全体を構成し
ている。電気泳動装置部63は、電気泳動を行う泳動部
5と、泳動部5に電圧を印加するための第1電極2aお
よび第2電極2bと、泳動部5および各電極2a,2b
を支えるための支持板3と、泳動部5に電圧を印加する
ための電気泳動用電源装置4と、蛍光物質を励起するた
めの光を発光する光源11と、光源11からの光を導く
ための光ファイバ12と、蛍光物質から発生した蛍光1
3を集光して受光する光学系の集光器14と、特定波長
の光を選択的に通す光学フィルタ15と、受光した光を
電気信号に変換するための光センサ16とから構成され
ている。また、信号処理装置部64は、光センサ16か
らの電気信号を受けて増幅する増幅器17と、電気信号
のアナログ信号をディジタルデータに変換するアナログ
・ディジタル変換回路18と、ディジタル変換したデー
タに対して加算平均処理等の前処理を行う信号処理部1
9と、前処理したデータを外部のデータ処理装置へ送出
するインターフェース処理を行うインタフェース20
と、電気泳動装置部および信号処理系の全体を制御する
ための制御回路10とから構成されている。この信号処
理装置64から出力されるディジタル信号OUTは、デ
ータ処理装置(52;図18)に送られ、解析処理など
のデータ処理が行われる。
の動作を説明する。図18および図19を参照する。泳
動計測装置51にある扉51aを開き、内部にある泳動
部5にゲルを注入し、更に蛍光物質で標識したDNA断
片の試料を注入する。操作パネル51bのスイッチを操
作して、電気泳動開始を指示すると、電気泳動用電源装
置4からの電圧が電極2a,2bにより泳動部5に供給
されて電気泳動が開始される。電気泳動によって、蛍光
物質で標識された試料は、例えば、図22に示すよう
に、各々の試料のレーン71,72,73,74におい
て電気泳動され、試料に含まれる分子の分子量毎に集ま
り、それぞれにバンド66を作る。分子量の軽い分子ほ
ど泳動速度が速いため、同一時間内に泳動される距離は
大きい。これらのバンド66の検出は、図20(a)に
示すように、光源からの光を光ファイバ12に通して光
路61上でゲルを照射することにより、ゲル中でバンド
66に集まっている標識の蛍光物質に蛍光13を発生さ
せ、蛍光13を検出する。発生する蛍光13は、蛍光物
質の吸光係数,量子効率,励起光の強度などによるが、
バンド当り、10~16mol程度と非常に微量な量しか蛍光
物質が含まれていないため、非常に微弱な光となる。例
えば、蛍光物質として、フルオレセインイソチオシアネ
ート(Fluorescein Isothiocyanate)を使用した場合に
ついて説明すると、フルオレセインイソチオシアネート
による励起光の励起波長のピークが490nm、蛍光波長
のピークが520nmである。モル吸光係数は7×104m
ol~1・cm~ 1であり、量子効率は0.65程度である。
する場合、励起光に波長488nmの出力1mWのアルゴン
イオンレーザを使用した場合を想定して計算すると、ゲ
ルの厚みなどで異なるが、発生する蛍光の光量は、10
10個/sオーダの蛍光の光子しか発生しない。したがっ
て、非常に微弱な蛍光を感度よく検出しなければならな
い。
に、その縦断面図が図20(b)に示されるように、ポ
リアクリルアミドなどのゲル5aと、該ゲル5aを両側
から狭んで支えるためのガラスの支持板5b,5cとか
ら構成されている。泳動部5のゲル5aに上部から例え
ばDNA断片の試料を注入し、第1電極2aおよび第2
電極2b(図19)に泳動電圧を印加して、電気泳動を
行いながら、光源から照射された光、例えばレーザ光
を、光ファイバ12からゲル5a中の光路61を通し
て、光路61上の蛍光物質を照射する。これにより、光
路61上に存在する蛍光物質が励起されて蛍光13を発
する。蛍光13はレンズの組合せで構成される光学系の
集光器14に到達し、集光された後に光学フィルタ15
で選択され、一次元の光センサ16において電気信号に
変換される。光センサ16では、微弱な光を効率よく電
気信号に変換するため、イメージインテンシファイアな
どを用いて、104〜105倍に光増幅し、その画像を
CCDの一次元光センサなどで電気信号に変換してい
る。光センサ16により得られた電気信号は、増幅器1
7により希望するレベルの信号に増幅され、アナログ・
ディジタル変換回路18によりアナログ信号からディジ
タル信号に変換されて、信号処理部19へ送られる。信
号処理部19では、信号対雑音比(S/N比)を向上さ
せるために加算平均処理等の信号処理が行われる。この
ようにして信号処理されたディジタル信号のデータは、
インタフェース20により、データ処理装置52に送出
される。
計測装置51から送出されるDNA断片の蛍光強度パタ
ーン信号の例を説明する図である。例えば、図21
(a)に示されるように、電気泳動が行われた泳動部5
に対して光路61上でレーザ光が照射されると、光路6
1上に存在するゲルの蛍光物質が励起されて、蛍光を発
するので、この蛍光を、レーン毎に所定の検出位置で電
気泳動方向62の方向に時間の経過と共に検出する。こ
れにより、各レーンのバンド66が光路61上の位置を
通過する時に、蛍光が検出されることになり、1つのレ
ーンにおける蛍光強度のパターン信号が、図21(b)
に示すように、検出される。このため、バンド66が光
路61上の位置を通過するときに、蛍光強度のピークが
得られる。したがって、図21(b)に示す蛍光強度パ
ターン信号は、電気泳動方向62の方向におけるバンド
66の蛍光強度パターン信号となっている。すなわち、
この蛍光強度パターン信号は、蛍光濃度に比例したプロ
ファイル波形となっており、このピーク値を判定して、
例えば、DNAの各塩基配列を判定する処理を行う。
により泳動計測装置51から送出されるDNA断片の蛍
光強度パターン信号のデータを受けて、蛍光強度パター
ンのデータから分子量の比較やDNAの塩基配列を決定
するデータ処理を行う。データ処理を行い決定された塩
基等の並びは、記号化して出力され、ディスプレイ装置
56により画面表示し、またはプリンタ57により印刷
出力される。
を用いる装置例を示したが、他の例として、同様に蛍光
色素で標識し、電気泳動を行った後に、電気泳動パター
ンによる蛍光パターンを読み取る装置が特開平1−16
7649号公報に開示されている。この他の例の装置
は、前述したような電気泳動を行いながら同時に読み取
り部を通過する蛍光パターンの分布を読み取るタイプと
は異なり、電気泳動を終了してから泳動部全体の蛍光パ
ターンを読み取るタイプとなっている。
うに、蛍光検出法による電気泳動パターン読み取り装置
においても、ゲル電気泳動法は、放射性アイソトープに
よる標識法で従来から用いられているゲル電気泳動法が
用いられている。このような従来のゲル電気泳動法で
は、ゲルの温度不均一性,その他の理由からバンドの移
動速度が泳動板の位置によって異なり、泳動パターンの
歪が発生する。したがって、2種の泳動パターンを比較
する必要のある遺伝病診断などのため、2種類の試料の
電気泳動,2次元電気泳動などを行った場合には、放射
性アイソトープ標識法または蛍光標識法のいずれの方法
においても、各回の泳動の結果は歪による泳動位置に相
違が発生し、泳動パターンどうしの比較が困難となる。
また、泳動パターンの補正をデータ処理で行う場合に
も、データ処理が煩雑となり、複雑となる。
通過する蛍光物質の分布を計測する泳動計測装置では、
2次元電気泳動に適用するために、1次元軸の電気泳動
を別の装置で行い、2次元軸での読み取り装置で行う必
要があり、操作が煩雑となり、また、複雑となる。
の異なる蛍光色素で標識し、複数の各試料を同時に電気
泳動した後に電気泳動パターンを読み取り、複数の電気
泳動パターンの比較に好適な多色泳動パターン読み取り
装置を提供することにある。
蛍光パターンを読み取り、泳動パターンを泳動歪の影響
無しに読み取り比較することができる多色泳動パターン
読み取り装置を提供することにある。
め、本発明の多色泳動パターン読み取り装置は、複数の
試料に電気泳動を行って展開した泳動パターンに対し
て、各試料に個別に標識した2つ以上の蛍光物質を励起
して蛍光を発光させ、発光する蛍光パターンを読み取る
多色泳動パターン読み取り装置であって、泳動パターン
の蛍光物質を励起させる照射光を発光する光源と、光源
から照射光を走査してゲルの厚み方向に照射する光走査
機構と、照射光の光軸とは異なる方向に受光面を設定し
て受光経路の空間的位置関係により泳動パターンからの
蛍光を読取り面の散乱光から分離して受光する受光部
と、光軸に対して入射角度が制御可能な光学フィルタに
より受光部で受光した光信号から所定の蛍光波長を分離
する蛍光波長分離部と、蛍光波長分離部を通過した光信
号の光電変換を行って電気信号を出力する光電変換部
と、光電変換部からの電気信号に対して、蛍光波長分離
部の光学フィルタにおける光信号の入射角度に応じて信
号処理を行い、所定のデータ表現に変換する信号処理部
とを備えたことを特徴とする。
には、照射光を発光する光源と、光走査機構と、蛍光パ
ターンの蛍光を受ける受光部と、蛍光波長分離部と、光
電変換部と、信号処理部とが備えられる。光源は、各試
料に個別に標識した2つ以上の蛍光物質を励起して蛍光
を発光させるための照射光を発光する光源であり、各蛍
光物質を励起するための波長の光を得るため例えば複数
の光源を設け、複数の光源からの光を混合して出力す
る。所定の波長領域に渡る光が得られる場合には単一の
光源であってもよい。光走査機構は、光源から照射光を
走査してゲルの厚み方向に照射する。受光部は、照射光
の光軸とは異なる方向に受光面を設定して受光経路の空
間的位置関係により、泳動パターンからの蛍光を読取り
面の散乱光から分離して受光する。蛍光波長分離部は、
光軸に対して入射角度が制御可能な光学フィルタを備
え、該光学ファルタへの蛍光の入射角度を制御して光学
フィルタの通過域角度依存性を用い、受光部で受光した
光信号から所定の蛍光波長を分離する。光電変換部は、
蛍光波長分離部で分離した各光信号の光電変換を行って
電気信号を出力するので、信号処理部が、光電変換部か
らの電気信号に対して、蛍光波長分離部の光学フィルタ
における光信号の入射角度に応じて信号処理を行い、所
定のデータ表現に変換する。
積分動作制御スイッチから構成される積分回路を備えて
おり、光走査機構による照射光の走査と同期して、積分
回路の積分動作の制御を行い、積分時間および読み取り
走査回数は蛍光波長分離部の光学フィルタの制御された
光信号の入射角度に応じて変化させる。これにより、蛍
光波長分離部の光学フィルタにおける光信号の入射角度
に応じて信号処理を行う。この結果、光学フィルタのお
ける光信号の入射角度に応じて信号強度が異なる場合で
あっても微弱な電気信号に対して照射光の走査と対応し
て積分動作が行われ、積分動作速度が照射光の走査速度
と対応させて積分動作が行われることになり、微弱な蛍
光出力を効率よく増幅して泳動パターンを読み取ること
ができる。
ターン読み取り装置によれば、電気泳動を行なった試料
の泳動パターンに対して、蛍光色素の持つ蛍光の波長別
に蛍光物質の分布を読み取ることができる。また、この
場合、比較したい試料の全てが電気泳動において発生す
る泳動歪を同じく受けるので、読み取り結果の比較は歪
の量を気にせずに行なうことができる。
式電気泳動パターン読み取り装置の全体構成を説明する
概略図である。図1に示すように、多色蛍光式電気泳動
パターン読み取り装置は、電気泳動ユニット1と読み取
りユニット6とが分離されて全体の装置が構成されてい
る。電気泳動ユニット1は、電気泳動を行うベースとな
るゲルと該ゲルをガラス板などで挟み込んで支持するゲ
ル支持体とからなる泳動部ユニット5と、泳動部ユニッ
ト5が装着され該泳動部ユニット(以下では泳動部と略
称する)5に電気泳動電圧を加える第1電極2aおよび
第2電極2bと、第1電極2aおよび第2電極2bを支
えると共に泳動部5を支える支持板3と、電気泳動電圧
を供給する電気泳動用電源装置4とから構成される。泳
動部5は、前述したように、泳動試料を展開するポリア
クリルアミドなどのゲルと、該ゲルを両側から挟んで支
持するガラス板などのゲル支持体から構成される(前述
の図20(a),(b)を参照)。
装着され、泳動部5のゲルの上部から電気泳動するDN
Aフラグメントなど断片化した試料が供給され、電気泳
動用電源装置4から第1電極2aおよび第2電極2bに
泳動電圧が印加され、電気泳動が行われる。電気泳動ユ
ニット1で電気泳動を行った後の泳動部5は取り外し、
次に、読み取りユニット6に装着して、電気泳動パター
ンの読み取りを行う。
泳動部5をそのままの状態で(または泳動部5からゲル
のみを取り出したゲルの状態で)計測部本体7に装着し
て、電気泳動パターンを読み取って、データ処理を行
う。読み取りユニット6は、図1に示すように、計測部
本体7を主要部として構成され、データ処理装置8およ
びイメージプリンタ9等が付加されて構成される。デー
タ処理装置8およびイメージプリンタ9は、計測部本体
7で読み取った電気泳動パターンデータに対して、デー
タ処理,イメージ処理,判定処理などを行い、読み取っ
た電気泳動パターンデータを加工して出力する。計測部
本体7には、電気泳動ユニット1において既に電気泳動
を行った泳動部(ゲルおよびゲル支持体からなる泳動部
ユニット)5を装着して読み取る読取り台が、本体上部
の蓋7aの直下に設けられている。
5は、計測部本体7において、計測部本体上部の蓋7a
を開けて読み取り台に装着される。読取り台に泳動部5
の読み取り対象のゲルを装着した後、蓋7aを閉じて、
計測部本体7の操作表示パネル7bの読み取り開始スイ
ッチを押下すると、計測部本体7が泳動部5のゲルの電
気泳動パターンの読み取りを開始する。電気泳動パター
ンの読み取りが開始されると、計測部本体7に内蔵する
点光源からの照射光の走査が開始され、装着した泳動部
5のゲルに励起光を照射し、蛍光物質を励起させ、これ
により発光した蛍光を受光して、蛍光物質の分布のパタ
ーンを計測する。データ処理装置8は計測部本体7で計
測した読み取りデータを基にデータ処理を行い、また、
計測部本体7の制御を行う。データ処理されたデータ
は、イメージプリンタ9により出力されて可視化され
る。イメージプリンタ9は多色印刷を行うものが用いら
れ、各試料に対応して泳動パターンを着色し、泳動パタ
ーンイメージを印刷する。
ロック図であり、また、図3は、計測部本体に装着する
泳動部の装着位置を説明する図である。図2および図3
を参照して説明する。
を用いて、複数の各々の試料の電気泳動分析を行う場
合、前述したように、まず、電気泳動ユニット1を用い
て、蛍光色素(蛍光物質)により標識した試料(DNA
フラグメント)の電気泳動を行う。約5時間位の所定時
間の電気泳動の終了後、泳動部5を電気泳動ユニット1
から取り外す。取り外した泳動部5のゲルは、そのまま
の泳動部5の状態で、あるいはゲル支持体のガラスを外
した状態で、図3に示すように、読み取りユニット6の
計測部本体7の上部の蓋7aを開き、内部の読み取り台
7cの上部に載置する。そして、蓋7aを閉じて、読み
取りユニットへのセットが完了する。このとき、電気泳
動を行ったゲルの試料が蛍光色素で標識されていない試
料の場合には、この段階で各試料に対し蛍光色素をつけ
る処理を施すようにしてもよい。また、ゲルの乾燥等の
処理も行う。
指示する操作を行う。読み取り開始の操作は、操作表示
パネル7bの読み取り開始スイッチの押圧による開始指
示により、またはデータ処理装置8からの読み取り開始
指示により行う。データ処理装置8によって読み取り動
作を開始する場合には、計測部本体7における泳動部ユ
ニットの装着状態が制御信号線を通してデータ処理装置
8の側に送られ、その状態を確認してデータ処理装置8
が計測部本体7の読み取りユニット部の動作を制御して
行う。この場合には、動作時の読み取り速度などのパラ
メータ設定を予めデータ処理装置8の側に登録しておく
ことにより、読み取り開始の操作が自動的に行われるの
で、操作者のスイッチ操作負担が軽減される。
ータ処理装置8に送られる。データ処理装置8では、蛍
光強度のピーク検出処理、泳動距離を求める処理など予
めプログラムされている所定の処理を行う。データ処理
した結果のデータは、必要に応じてイメージプリンタ9
により、蛍光強度を濃淡画像で印刷出力し、または蛍光
強度を等高線形式または色や濃度で区分けした画像とし
て印刷出力する。蛍光強度に応じた濃淡画像で印刷出力
した画像は、従来から用いられている放射性物質で標識
して電気泳動を行った放射性Xフィルム像と同じ画像と
なる。また、必要に応じて、データ処理を行った結果デ
ータは、磁気的または光学的記録装置にディジタルデー
タとして記憶される。
において、光源21から発光されたレーザビーム31
は、ミラードライバ30で駆動される振動ミラー22に
より図面の表裏方向にスキャンされ、読み取り対象の泳
動部5のゲルに加えられる。振動ミラー22によりスキ
ャンされるレーザビーム31のスポット光は、移動しな
がら、泳動部5のゲルを厚み方向に照射される。これに
より、スキャンされたレーザビーム31のスポット光が
照射された泳動部5のゲルからは、蛍光13が発するの
で、これを集光器23を通して受光する。集光器23
は、蛍光13を受光するため受光経路の光軸が泳動部5
を照射するスポット光の光軸とは異なるように、また、
光学レンズ系により受光の光学経路の空間的位置関係の
構成から、泳動部5の照射面から発する散乱光からの検
出感度を高めて、蛍光13を受光する。集光器23によ
り受光した光は、光電変換部24により電気信号に変換
されて増幅器25により増幅される。光電変換部24
は、所望の波長の光を選択する蛍光波長分離部を備え、
所望の波長の蛍光を選択して電気信号に変換する機能を
有する。詳細は後述するが、所望の波長の光の選択を行
うため、蛍光波長分離部が備えられる。蛍光波長分離部
は、制御回路24の制御で光学フィルタを回転させ、光
軸に対して光学フィルタの入射角度を制御する光学フィ
ルタ回転機構が設けられる。光学フィルタ回転機構は光
学フィルタ回転ドライバにより制御され、光学フィルタ
への蛍光の入射角度の制御を行う。蛍光波長分離部で
は、光学フィルタ回転機構により該光学フィルタへの蛍
光の入射角度を制御して、光学フィルタの通過域角度依
存性によって、受光部で受光した光信号から所定の蛍光
波長を分離する。なお、ゲルを透過したレーザビーム3
1が、迷光として悪影響を与えないように、泳動部5の
レーザビーム31の照射面と反対側には、光トラップ3
2が設けられている。
を通して、検出する蛍光13の受光感度を高くして受光
し、更に、受光した蛍光13を電気信号に変換し、変換
した電気信号を増幅器25に入力する。増幅器25にお
いて増幅された電気信号は、アナログ・ディジタル変換
回路26に入力されて、ディジタルデータに変換され
る。ディジタルデータに変換された蛍光の検出信号はメ
モリ28に記憶され、メモリ28に記憶されたデータ
が、インタフェース制御回路29を通してデータ処理装
置8に送られる。上述したような一連の信号処理の全体
の制御は、制御回路27が行う。
読み取り装置の計測部本体(図2)の各部の構成を詳細
に説明する。
ザビームでスキャンする光走査機構を説明する図であ
る。また、図5は振動ミラーの回転角とレーザビームの
スポット光の移動距離の関係を説明する図である。
5の配置位置が、図4に示すような位置関係にあるた
め、例えば、振動ミラー22がミラードライバ30によ
り等角速度で振動するように駆動された場合、泳動部5
においては、両端部での光スポットの移動速度が中央部
(X=0)の付近よりも速くなってしまう。そのため、
泳動部5の試料から検出される蛍光の検出感度に、中央
部と端部とでは差が生ずることになる。このため、この
実施例では、泳動部5のゲル上でレーザのスポット光の
移動速度が等速となるように、振動ミラーを駆動する速
度を補正制御する。すなわち、スポット光の位置Xに対
するミラーの角度θの関係は、図5に示すような関係と
なり、振動ミラーの回転中心と泳動部5の中央部との距
離Zを用いると、ミラー角度θは次式で表される。 θ=arctan(X/Z) ここで、Zは振動ミラー22の回転中心から泳動部5の
ゲルまでの距離であり、Xは振動ミラー22の回転中心
から泳動部5のゲルの面に垂線を下ろした点を原点とす
るゲルの面方向の距離である。
距離との間の関係を補正する方法には、fθレンズを用
いる方法があるが、fθレンズは高価であり、また、f
θレンズを装着するため装置が重くなるので、ここで
は、光走査機構の振動ミラー回転角と移動距離との間の
補正を、ミラードライバ30に振動ミラー22の回転角
速度を可変制御する制御回路を備え、振動ミラー22の
回転駆動速度を補正制御することにより行う。
ラードライバの制御回路の要部構成を示すブロック図で
ある。振動ミラーのアクチュエータとしては直線モータ
を用いており、振動ミラーの回転角制御は、回転角対応
に比例した電圧を印加することによって制御できる。ゲ
ルの照射面においてレーザビームのスポット光が等速で
移動するためには、照射面の距離Xと時間tが比例関係
となるように制御すればよい。振動ミラーの回転角θと
スポット光の移動距離Xとの関係は、図5に示すような
関係となっているので、図5のグラフの横軸を時間軸、
縦軸を電圧軸に対応させた電圧波形の信号を発生させ、
これを振動ミラーを駆動する駆動制御信号とする。この
ような駆動制御信号の発生は、ミラードライバ30にお
ける制御回路により行い、発生した駆動制御信号を振動
ミラー22のアクチュエータに供給して、振動ミラー2
2の駆動制御を行う。
に、関数波形を記憶した読み出し専用メモリ30aと、
読み出した関数データを電圧信号に変換するデジタル・
アナログ変換回路30bと、変換された電圧信号を増幅
して駆動制御信号として出力するドライバ30cと、メ
モリに対し時系列的に読み出しアドレスを与えるカウン
タ30dと、カウンタにクロック信号を与える発振回路
30eから構成されている。
り発振回路30eが動作し、発振回路30eからのクロ
ック信号がカウンタ30dに入力され、カウンタ30d
はクロック信号をカウントし、読み出し専用メモリ30
aに供給する読み出しアドレスを時系列的に発生する。
カウンタ30dにより発生された読み出しアドレスが時
系列的に読み出し専用メモリ30aに供給されると、読
み出し専用メモリ30aから予め記憶されている関数デ
ータが順次に読み出される。読み出し専用メモリ30a
には、予め振動ミラーの回転角に関する関数データ(図
5)が書き込んであり、このような関数データが時系列
的に読み出される。この例では、関数データのビット数
は、12ビットとしている。読み出された関数データ
は、ディジタル・アナログ変換回路30bにおいて振動
ミラーの回転角を制御するアナログ信号の電圧信号に変
換される。この電圧信号は、ドライバ30cにおいてス
テップ状のノイズをフィルタリングで除去し、更に電力
増幅して、駆動制御信号として、振動ミラー22に供給
される。これにより、泳動部におけるレーザビームのス
ポット光の移動速度(スキャン速度)が一定となるよう
に、所望の回転角速度で振動ミラーを振動させることが
できる。
ほぼ等分となるように0.5Hz,1Hz,2Hz,5Hz,10Hz,20
Hz,50Hz,100Hz,および200Hzで可変できるようにして
ある。これは、電気泳動する試料に標識した蛍光物質の
量や蛍光物質の量子効率の差に応じて、読み取り速度を
変えられるようにし、効率的に読み取りを行うためであ
る。この場合のスキャン速度の指定は、操作表示パネル
7bまたはデータ処理装置8から指定することができ
る。制御回路27からミラードライバ30に指示データ
が送られ、カウンタ30dおよび発振回路30eを制御
して、所望のスキャン速度で振動ミラー22を駆動させ
る。
御により、光源21からのレーザビームがスキャンさ
れ、泳動部5においては一定速度で移動するスポット光
として照射される。これにより、レーザ光の照射光によ
り照射された部分にある泳動部5のゲルの蛍光物質が励
起され、蛍光13を発する。
ための集光器および光電変換部の要部の構成を光路を主
体として示す図である。前述したように、泳動部のゲル
5aは、ガラスのゲル支持体5b,5cに挾まれて支持
されており、ゲル支持体5b,5cとしては、この例の
泳動部5では、ゲル支持体5b,5cに蛍光の比較的少
ない硼硅酸塩ガラスを使用している。この他に、ゲル支
持体5b,5cとしては、石英ガラスや各種光学ガラス
などが利用できる。泳動部5において、スキャンされて
移動するレーザビーム31の照射光が照射されると、こ
のレーザビーム31の照射光はゲル支持体5b,5cを
厚み方向に透過し、ゲル5aに到達する。ゲル5aにお
いてもその厚み方向にレーザビーム31の照射光が進行
する。ゲル支持板5b,5cおよびゲル5aの厚みは、
それぞれ約5mmおよび約0.35mmとなっており、
ゲル支持板5b,5cおよびゲル5aの厚み方向に照射
されるレーザビーム31の照射光は、泳動部5のどの位
置においてもゲルに到達する光の強度は概ね等しい。ま
た、ゲル5aおよびゲル支持体5b,5cの照射光の入
射面で発生する光散乱によるレーザビーム31の広が
り,強度減少も、厚み方向の面に対し垂直に照射光を入
射しているため、大幅に少なくなる。なお、ゲルを透過
したレーザビーム31は、迷光として悪影響を与えない
ように光トラップ32に入り減衰させられる。
ル5a内から発生する蛍光は、励起光による散乱光など
と共に集光器23で集められる。ゲル支持体5b,5c
において発生する散乱光は受光経路の空間的位置関係に
より幾何光学的に分離され、ゲルからの蛍光のみが取り
出されて光電変換部24に送られる。光電変換部24に
おいては、更にゲル内において発生する散乱光と蛍光と
が光学フィルタ24dの蛍光波長分離部により分離さ
れ、ゲルからの蛍光のみが光電変換素子24fに加えら
れる。光電変換素子24fとしては光電子増倍管などを
用いて微弱な蛍光を増幅して電気信号に変換する。
光学系の構成を説明すると、集光器23は、図7に示す
ように、泳動部5からの蛍光およびゲル支持体5b,5
cから発生する励起光の散乱光を、シリンドリカルレン
ズ23aで受けて集光する光学経路の構成となってい
る。泳動部5からシリンドリカルレンズ23aで受けた
散乱光および蛍光は、シリンドリカルレンズ23aの反
対側に結像する。図中A点はゲル5aからの蛍光および
ゲル5aから発生する励起光の散乱光に対する焦点であ
る。また、ゲル支持体5b,5cの表面において発生す
る励起光の散乱光は、例えば、ゲル支持体5cの表面か
らの散乱光の場合、焦点A′点に結像する。ここで光フ
ァイバアレイ23bは、ゲル5aからの蛍光を受光する
ようにその結像点Aの位置に配設することで、受光経路
の空間的位置関係により幾何光学的に蛍光を、ゲル支持
体からの散乱光と分離することができる。このように照
射光を厚み方向に照射する方法においては、ゲルとゲル
支持体であるガラスとの屈折率が1.4〜1.5前後と比
較的近いこと、およびゲルとゲル支持体のガラスの境界
面が非常に密着していることにより、この境界面におい
て発生する散乱光は非常に少ない。したがって、A点で
受光する光は、ゲル5aの表面で発生する励起光の散乱
光も少なくなっており、ゲル5aの内部からの蛍光のみ
が大きく受光される。
または両方を取り外してゲル5aに対して直接に照射光
をスキャンさせる場合には、上述のようなゲル支持体で
あるガラス表面から発生する量とほぼ同じの量の散乱光
がゲル表面から発生するが、この場合には、計測部本体
7の読み取り台(7c;図3)の載置ガラスの厚み分に
より、ゲル支持体のガラスと同様な効果があるので、検
出感度の低下を低く押えて、ゲル面からの蛍光を検出で
きる。なお、ゲル支持体5b,5cのいずれかまたは両
方を取り外した場合には、この時点において、ゲル5a
に対して色素を着色する処理などを行う。特に、ゲル支
持体5b,5cの取り除きが必要のない場合には、ゲル
支持体5b,5cをつけたままの状態で、ゲル5aの読
み取りを行う方が信号対雑音比を向上させられる。
レンズは1つしか用いていないが、レーザビームの走査
面に対称な位置や、更には試料の反対側などにシリンド
リカルレンズを載置する構成とすることもできる。検出
可能な蛍光の量が不足している場合には、例えば、蛍光
が発生するゲルの走査線を取り囲む4方向にシリンドリ
カルレンズと光ファイバアレイを載置し、発生する蛍光
を集光することで検出光量を増加することができる。そ
の場合には、対向するシリンドリカルレンズの表面反射
が互いに影響を受けないように光軸をずらすなどの対処
が有効である。
蛍光は、光ファイバアレイ23bの各々の光ファイバに
導かれ、各々の光ファイバが束ねられて集められて、光
電変換部24に入力される。光ファイバアレイ23bか
ら光電変換部24に入力された蛍光は、第1のレンズ2
4a,絞り24b,および第2のレンズ24cを用いて
平行光成分のみが取り出され、光学フィルタ24dの蛍
光波長分離部に入射されるように、光学経路が形成され
ている。蛍光波長分離部の光学フィルタ24dは、フィ
ルタ面が光の進行方向に対して直角でなく、入射角度が
制御可能なように、光学フィルタ回転駆動機構(図8)
と共に設けられている。そして、蛍光波長分離部におけ
る入射角度が所定角度で制御された光学フィルタ24d
により所定の蛍光波長成分のみを選択して、更に第3の
レンズ24eで集光して光電変換素子24fの光電子増
倍管に導き、検出された蛍光を電気信号に変換する。
を有する蛍光波長分離部は、図8に示すように、光学フ
ィルタ24dの光軸に対する面の角度を制御回路27か
らの制御で可変できるように、回転駆動機構が配設して
ある。光学フィルタ24dの角度は位置検出機能付きの
ステッピングモータ24hおよびその回転運動を光学フ
ィルタ24dに伝達する歯車機構24gから構成されて
いる。光学フィルタ24dの通過波長特性は、光の入射
角の増加に伴い、短波長側に移動する。このため、ここ
での光学フィルタ回転機構では、その特性を利用して光
軸に対する光学フィルタ24dの面の角度を変えること
により、光学フィルタ24dを通して得られる蛍光の波
長成分を変えて受光できるようにしてある。
24は、光学フィルタ24dの回転駆動機構を有する蛍
光波長分離部を備えており、光学フィルタ24dの入射
角度を制御し通過波長特性を変えて、受光する蛍光波長
のみを適切に選択できる構成となっている。このため、
励起光の散乱光は十分に除去されるので、レンズ,絞り
などの光電変換部24の構成を簡略化できる。また、光
学フィルタ24dに替えて、回折格子を用いることによ
り、特定の波長の蛍光を分離し、受光すべき蛍光波長の
みを適切に選択できるようにも構成できる。
の他の構成例を示す図である。図7に示す光電変換部2
4の構成例とは異なり、この場合、平行光を抽出するた
めの第1レンズ24a,絞り24bおよび第2レンズ2
4cを省略した構成となっている。このような簡単化し
た構成とした場合でも、光電変換素子24fの光電子増
倍管の入射窓に到達する光の成分は光軸に対してほどん
で平行な成分となっており、光路に介在する光電変換部
の部品点数が少ない分だけ、検出できる光量が増加し、
検出感度を高められる特長を有している。
分離することにより、信号対雑音比を向上させ、光学フ
ィルタへの蛍光の入射角度を制御して、所望の各々の蛍
光波長成分を選択し、各々の蛍光波長成分に応じた蛍光
強度に対応する電気信号を光電変換素子24fの光電子
増倍管で得ることができる。得られた電気信号は、増幅
器25に入力される。増幅器25においては、微弱な信
号を積分回路を含む増幅段で十分に増幅する。
示す回路図である。積分回路の増幅器25には、図10
に示すように、前段に演算増幅器で構成される積分回路
が設けられ、次段に演算増幅器で構成される出力増幅回
路が備えられた構成となっている。光電変換素子24f
の光電子増倍管から出力される電気信号は、演算増幅器
25aに入力される。演算増幅器25aはコンデンサ2
5cおよび積分動作を制御するスイッチ25dを備えて
積分回路を構成している。積分回路の出力は、演算増幅
器25bに入力され、外付抵抗で決まるゲインの増幅を
行い、後続するアナログ・デジタル変換回路に送られ
る。
器25における動作を図11のタイミングチャートを参
照して説明する。光電変換素子24fの光電子増倍管
は、非常に大きな出力インピーダンスを有するために、
ほば電流源と見みなすことができ、また、演算増幅器2
5aには、FET(電界効果トランジスタ)入力型の高
入力インピーダンスのものが用いられているため、スイ
ッチ25dがオフ状態になっていると、光電子増倍管
(24f)からの出力電流(吸込み電流)ipは、その
ままほぼ全部がコンデンサ25cを流れる電流となる。
この電流により演算増幅器25aの出力電圧は、図11
に示すように、ランプ関数状の出力となる。この積分動
作では、1画素に相当する時間だけ積分を行い、アナロ
グ・ディジタル変換回路26内にある標本化回路がS/
Hクロックのタイミングに合せてサンプリングし、その
ままホールドする動作となる。ホールドされた積分出力
は、後に接続されるアナログ・デジタル変換回路26に
供給されて、アナログ・デジタル変換回路26により、
デジタル信号に変換される。
れた後は、スイッチ25dに加えるC/D制御信号のC
/Dクロックをアクティブして、コンデンサ25cに蓄
積された電荷を放電し、初期状態に戻す。以下、同様
に、この動作を繰り返す。
いる増幅段は、抵抗とコンデンサのみからなる疑似的な
積分回路を用いる構成とすることもできる。ただし、上
述のような演算増幅器による積分回路では、光電変換素
子24fからの電気信号の電荷をほぼ完全に積分するこ
とができるため、より高い信号対雑音比を得ることがで
きる。また、積分時間についても、スイッチ25dに対
するC/D制御信号のC/Dクロックを変えることで任
意に変えることができる。このため、総合的に微弱信号
を増幅する増幅度の調整が容易に行える。この例では、
図4に示したミラードライバ30の動作と対応させる
(同期させる)ことにより、読み取り試料の面積の大き
さに合せて積分時間を制御することが可能であり、読み
取りの無駄時間をなくすことができる。また、試料から
の蛍光の強度に合せて、励起光のスキャン速度と受光側
の増幅器の積分時間を自由に設定できるため、非常にフ
レキシブルな装置を構成することができる。また、この
他にコンデンサおよび抵抗のみで積分動作を行う場合
は、照射光の走査速度に対応した時定数となるようにコ
ンデンサまたは抵抗の値を切換えられる構成とすること
で、同様な機能を実現することができる。
された電気信号は、次にアナログ・デジタル変換回路2
6に入力されて、デジタルデータに変換される。デジタ
ルデータに変換された蛍光検出信号は、メモリ28に記
憶される。メモリ28に記憶されたデータがインタフェ
ース制御回路29を通してデータ処理装置8に送られ
る。このような一連の信号処理の全体の制御は、制御回
路27が行う。
複数の試料を電気泳動したパターンを読み取る場合を例
として、データの集収および演算処理の内容について説
明する。光学フィルタの24dの傾き角度θ別に振動ミ
ラー22を振動させ、レーザビームを走査して、各画素
毎の蛍光強度の測定値を得る。各画素毎の蛍光強度の値
は、図12に示すような関係を有する。
Θ,測定画素における蛍光強度の波長分布Χ,測定時の
ノイズη,および測定値Ψの関係を模式的に行列表現し
た図である。光学フィルタ24dの角度特性Θ,測定画
素における蛍光強度の波長分布Χ,測定時のノイズη,
および測定値Ψの関係を、模式的に行列表現すると、図
12に示すようになり、各画素毎に検出される蛍光強度
の値(測定値Ψ)は、蛍光強度Χが、光学フィルタ24
dの特性Θの影響(たたみ込み)を受け、更に、ノイズ
ηが重畳されたもの(測定値Ψ)として検出される。し
たがって、測定値Ψから最小2乗法などを用いて逆演算
を行い、蛍光強度Χを推定する処理を行うことになる。
性は、それぞれの角度で互いに一部重なる波長成分を持
つように設定してある。また、使用している蛍光色素の
蛍光強度が異なる場合、その強度に応じて各測定角度毎
に、1画素の積分時間や、加算平均の回数をフレキシブ
ルに変更できる構成となっており、したがって、高い信
号対雑音比で高速に画像データを得ることができる。得
られた画像は、電気泳動時の拡散などにより、隣接した
画素の値は比較的に近い値を持つ。このような検出され
る画像の特性を利用して、逆演算の高速化を図かること
ができる。この演算は、制御回路27内にあるデータ処
理プロセッサが、メモリ28より測定データを取り込
み、所定のプログラムに従い演算を行うことで実行され
る。メモリ28内の演算によって得られた最終的なデー
タは、インタフェース制御回路29を通して、データ処
理装置8に送られる。このような一連の信号処理の全体
の制御もまた制御回路27が行う。なお、光学フィルタ
24の通過帯域が互いの角度において、重ならないよう
にすることによって、演算処理なしにそれぞれの波長域
の蛍光強度データが得られることは言うまでもない。し
かし、この場合には、検出できる蛍光強度が微弱となる
ため、高感度の光電変換部が必要となる。
読み取り装置を用いて、ゲル以外の媒体に泳動した試料
を転写して電気泳動パターンを読み取る読み取り方法に
ついて説明する。
困難な場合などにおいて用いる方法である。この読み取
り方法の手順としては、まず、蛍光標識されていない試
料をゲル上で電気気泳動により分離し、電気泳動が終っ
たら、ゲルの上に薄膜フィルタを載せ、電気泳動と同じ
原理を利用して、ゲル中から試料を薄膜フィルタに吸い
上げる(転写する)。薄膜フィルタとしては、ニトロセ
ルロースやナイロンなどの材質を用い、試料が吸着しや
するように表面処理が施こされているものを用いる。次
に、この薄膜フィルタ上の試料に結合しやい物質(この
物質はプローブといわれる)を蛍光標識して付着させて
読み取る。
ローブで標識した試料を読み取るための方法を説明する
図である。薄膜フィルタに転写して蛍光プローブで標識
した試料は、当該薄膜フィルタを直接的に、計測部本体
7にセットして読み取ることも可能であるが、薄膜フィ
ルタ自体が白色となっているため、散乱光が強く、蛍光
の検出感度は、ゲルの場合と比較して例えば1桁程度低
い。そのため、蛍光強度の弱いサンプルでは、読み取る
ことが困難な場合もある。この散乱光の強度を低く抑え
るための前処理方法の一例を説明すると、読み取り試料
の処理方法において、ゲルから泳動した試料を薄膜フィ
ルタに転写し、蛍光標識したプローブを泳動試料に付着
させることにより、蛍光を発光するようにした読み取り
試料の薄膜フィルタ82を、図13に示すように、緩衝
液81に浸漬し、ガラス支持板5a,5bに挟む。この
際、気泡ができるだけ入らないように注意する。ここで
の緩衝液81は、グリセリンを用いているが、これ以外
であっても、支持板や薄膜フィルタと同様な光学的屈折
率を有し、試料に悪影響を与えないものであれば問題は
ない。薄膜フィルタ82は微小な穴の開いた素材である
ため、これらの穴の空間は緩衝液81で覆われることに
なり、散乱光のレベルが大幅に減少する。この薄膜フィ
ルタ82をガラス支持板5b,5cで挟んだ後、ガラス
支持板5b,5cで挟んだ読み取り試料を、前述のよう
なゲルを電気泳動した読み取り試料と同様に、計測部本
体7で読み取る。この場合、さらに、無蛍光タイプの薄
膜フィルタを用いれば、S/N比がよく、読み取ること
ができる。
る光走査機構によるスキャン補正を信号処理により行う
実施例を説明する図である。光走査機構として、前述の
図4に示したような振動ミラーまたは回転多面体ミラー
を用いるような構成の場合には、ミラーの回転角速度と
泳動部の走査面の移動速度とが比例関係になく、泳動部
5の試料から検出される蛍光の検出感度に、中央部と端
部とで差が生ずることになる。このため、図4の光走査
機構においては、図6に示すように、振動ミラーを駆動
するミラードライバに補正制御回路を設け、振動ミラー
のミラードライバに回転角速度の駆動速度を補正する構
成としたが、これに替えて、蛍光の検出感度特性を補正
することにより、検出された蛍光の電気信号をデータ処
理する際に、データ処理の段階で補正を行うようにして
もよい。すなわち、この場合には、等速度(等回転角速
度)でミラーをスキャンし、これにより、読み取られた
蛍光の強度を、図14に示すように、スポット光の移動
速度の関数と逆関数の関係となる関数の特性により、各
々の蛍光の検出位置Xに対応して重み付けを行い、読み
取られた蛍光の強度データを補正する。
み取り装置の構成要素に変形例および多色泳動パターン
読み取り装置を核酸塩基配列決定装置の一部として用い
る場合の応用例の構成について説明する。
を読み取る泳動読取りユニットの構成を説明する斜視図
である。レーザビームはゲルの厚み方向に照射されるた
め、アガロースゲルなどにも適用できる。図15に示す
ように、泳動読取りユニット41は、開放できる扉41
aに面してその前面側に電気泳動ユニット5が設けられ
おり、後部側に計測部ユニットが設けられている。電気
泳動と同時に後部側に載置してある計測部ユニットの励
起光源からの走査光は、照射窓40を通して電気泳動部
ユニット5に照射される。この電気泳動部ユニット5の
ゲルを通過した光は、光トラップ32に入り滅光され、
筐体内には不要な迷光が発生しないように防止する構成
となっている。電気泳動部ユニット5内にあるゲル中か
ら発生する蛍光は、シリンドリカルレンズ23を通して
散乱光と分離されて集光される。以後は、前述した泳動
パターンの蛍光を読み取り装置と同様に処理される。
ーを示すフローチャートである。図16を参照して説明
する。まず、ステップ45において、ラインプロファイ
ルの抽出処理を行う。例えば、図21(b)に示したよ
うな蛍光濃度に比例したラインプロファイル波形を各レ
ーン71〜74から抽出する。得られたプロファイル波
形は、ゲル5aの面内の温度分布やゲル自身のバラツキ
を含む泳動諸条件の影響を受けて、歪を発生しているた
め、次にステップ46において、泳動歪補正の処理を行
い、ピーク値認識の処理を行う。泳動歪補正の処理で
は、例えば、歪の中で特に泳動距離に関係する要因を時
間的なデータの伸縮,移動を施すことにより補正する。
次に、補正したラインプロファイル波形に対してピーク
値認識の処理を行う。データの伸縮などの歪補正の処理
では、A,C,G,Tの各塩基ごとにレーン71〜74
のピーク値が同一DNAの試料であれば重ならない特性
を利用して泳動歪補正を行う。このステップ46の処理
では、ピーク位置認識と泳動歪補正を反復しながら処理
を行い、適切な条件(例えば、A,C,G,Tの各レー
ンに全てのピーク間隔が所望の範囲に入る条件)などを
満したときに、ステップ46の処理を終了させる。次に
ステップ47において塩基配列決定の処理を行う。塩基
配列決定の処理では、得られたピーク値の位置データか
ら当該ピーク値の所属するレーンのDNAの記号を並べ
て、DNAの塩基配列を決定する処理を行う。このよう
な泳動パターンの画像データにより、一連の塩基配列決
定の処理を行う場合においても、原始データ(泳動パタ
ーンの画像データ)は全て光磁気ディスクに格納してあ
るため、DNAの塩基配列決定の処理結果の出力と共
に、従来のオートラジオグラフィと同様な形式で泳動パ
ターンの画像データをイメージプリンタからの出力する
こともできる。
ット41を複数台接続して使用する場合のシステム構成
例を示す図である。電気泳動と同時に読み取る泳動読取
りユニット41は、電気泳動に必要な時間(5〜8時
間)を読み取り時間として要するため、スループットが
悪くなる。それを改善するため、図17のシステム構成
では、泳動読取りユニット41A,泳動読取りユニット
41Bなどを複数個接続し、複数の泳動読取りユニット
41A,41Bを同時に稼働させて、全体の効率を向上
させるシステム構成としている。複数の泳動読取りユニ
ット41は、例えばIEEE−488規格に基づくイン
タフェース43を用いて、データ処理装置42に接続さ
れる。また、データ処理装置42は、例えば、図18に
おいて説明したようなデータ処理装置52がそのまま利
用することができる。この場合、データ処理装置42に
は、複数の泳動読取りユニット41A,41Bにより、
読み取った泳動パターンの大量データを格納するため、
大きな記憶容量を有する光磁気ディスク装置58が接続
されている。また、データ処理装置42と各々の泳動読
取りユニット41A,41Bを接続するその他のインタ
フェースとしては、SCSI(Small Compu
ter System Interface)などを用
いることができる。このようなシステム構成では、蛍光
波長別のデータを求める演算処理は、各々の泳動読取り
ユニット41A,41B内にそれぞれ有しているが、デ
ータ処理装置42の側にデータ処理部を設け、独立また
は共用化することによって、低コストのシステム構成と
することができる。
タは、画像データとして、大きな記憶容量を有する光磁
気ディスク装置58などに記録されるが、読み取り泳動
パターンが多くなるため、ここでは、更に画像データを
圧縮して記憶する。この場合のデータ圧縮の手法は、泳
動パターンの画像データの特性を利用して、データ圧縮
を行っても、画像データの品質が劣化しないデータ圧縮
方式を用いる。すなわち、ここでの例では、1画素2バ
イトで1ライン当り、2048画素としているため、こ
のときの画像データ量は蛍光色素の1成分につき、1画
面で20Mバイトを越える量となる。蛍光色素の種類を
4種とした場合、約100Mバイトにも及ぶ。しかし、
ここでの電気泳動による泳動パターン画像は、泳動時の
拡散現象などを伴うため、比較的隣接した画素どうしの
相関が高い。このため、その性質を有効利用してデータ
量を圧縮する。例えば、単純に隣接画素の差分を記録す
るデータ圧縮方式とし、2次元的なブロック化を施し
て、そのブロック単位で圧縮することにより、平均的に
は1/10程度に圧縮することができる。電気泳動で
は、同一分子量の集まりであるバンドやドットの移動と
共に、試料の拡散が発生するため、釣鐘状の分布(ガウ
ス分布)となる。これらの分布は非常に滑らかである。
この特徴を利用することで画像データのデータ圧縮を有
効に利用することができる。例えば、隣接する1以上の
画素の値の線形結合で表わされる数値からの当該画素の
差分値でデータを記録する。具体的には、各ラインごと
に最左端画素を基準として順次隣接した左隣り画素に対
する当該画素の差分値を記憶している。また、その他の
例として、隣接した上下左右方向の4画素の平均値を求
め、その平均値からの差分値を記憶するデータ圧縮方法
も有効である。このような方法であると、データ圧縮お
よび伸張のための演算に必要なステップ数が比較的に少
なく、短時間でデータ圧縮・伸張の処理を行うことがで
きる。また、単純に差分を取るだけでなく、算術符号化
などの各種符号化や、自己回帰モデルなどを用いた圧縮
を行うことにより、更に圧縮率の大きなデータ圧縮を行
うことが可能である。
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
動パターン読み取り装置によれば、複数種類の蛍光色素
の標識を読み取るために、光学フィルタの角度別透過波
長特性を用いて、角度を変えながら複数の波長における
蛍光強度を測定するため、非常に簡単なシステムで多色
化が実現できる。したがって、コストが安く、保守性の
良いシステムとすることができる。また、蛍光波長別に
光の成分を分離して読み取ることにより、2種以上の試
料の同時の電気泳動結果が得られる。したがって、各種
泳動歪は、それらのサンプルが同じくうけるため分子量
の比較などの泳動結果の比較が非常に容易である。ま
た、電気泳動を終了した結果のゲルを装着して読み取る
装置であるため、1次元電気泳動の結果だけでなく、2
次元電気泳動などの結果であっても同様に読み取ること
ができる。
泳動パターン読み取り装置の全体構成を説明する概略
図、
ク図、
の装着位置を説明する図、
ームでスキャンする光走査機構を説明する図、
スポット光の移動距離の関係を説明する図、
ドライバの制御回路の要部構成を示すブロック図、
系の詳細な構成を示す図、
る光学フィルタ回転駆動機構を説明する図、
の構成例を示す図、
を示す回路図、
グを示すタイムチャート、
測定画素における蛍光強度の波長分布Χ,測定時のノイ
ズη,および測定値Ψの関係を模式的に行列表現した
図、
ーブで標識した試料を読み取るための方法を説明する
図、
光走査機構によるスキャン補正を信号処理により行う場
合の実施例を説明する図、
読み取る泳動読取りユニットの構成を説明する斜視図、
を示すフローチャート、
トを複数台接続して使用する場合のシステム構成例を示
す図、
を示す斜視図、
ブロック図、
電気泳動パターン検出の動作原理を示す泳動部の正面図
および縦断面図、
から送出されるDNA断片の蛍光強度パターン信号の例
を説明する図、
布例を示す図である。
極、3…支持板、4…電気泳動用電源装置、5…泳動部
ユニット(泳動部)、6…読み取りユニット、7…計測
部本体、8…データ処理装置、9…イメージプリンタ、
10…制御回路、11…光源、12…光ファイバ、13
…蛍光、14…集光器、15…光学フィルタ、16…光
センサ、17…増幅器、18…アナログ・ディジタル変
換回路、19…信号処理部、20…インタフェース、2
1…光源、22…振動ミラー、23…集光器、24…光
電変換部、25…増幅器、26…アナログ・ディジタル
変換回路、27…制御回路、28…記憶回路、29…イ
ンタフェース回路、30…ミラードライバ、31…レー
ザビーム、32…光トラップ、41…泳動読取りユニッ
ト、51…泳動計測装置、51a…扉、51b…操作パ
ネル、52…データ処理装置、53…ケーブル、54…
計算機本体、55…キーボード、56…ディスプレイ、
57…プリンタ、58…光磁気ディスク装置、63…電
気泳動部装置、64…信号処理装置、61…光路、62
…走査線、66…バンド、71,72,73,74…レ
ーン。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の試料に電気泳動を行って展開した
泳動パターンに対して、各試料に個別に標識した2つ以
上の蛍光物質を励起して蛍光を発光させ、発光する蛍光
パターンを読み取る多色泳動パターン読み取り装置であ
って、 泳動パターンの蛍光物質を励起させる照射光を発光する
光源と、 光源からの照射光を走査してゲルの厚み方向に照射する
光走査機構と、 照射光の光軸とは異なる方向に受光面を設定して受光経
路の空間的位置関係により泳動パターンからの蛍光を読
取り面の散乱光から分離して受光する受光部と、 光軸に対して入射角度が制御可能な光学フィルタにより
受光部で受光した光信号から所定の蛍光波長を分離する
蛍光波長分離部と、 蛍光波長分離部を通過した光信号の光電変換を行って電
気信号を出力する光電変換部と、 コンデンサから構成される積分回路を備え、光走査機構
による照射光の走査と同期して、積分回路の積分動作の
制御を行い、積分時間および読み取り走査回数は、蛍光
波長分離部の光学フィルタにおける光信号の入射角度に
応じて変化させる信号処理を行う信号処理部とを備えた
ことを特徴とする多色泳動パターン読み取り装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の多色泳動パターン読み
取り装置において、蛍光波長分離部の光学フィルタに替
えて、光軸に対して入射角度が制御可能な回折格子を用
いることを特徴とする多色泳動パターン読み取り装置。 - 【請求項3】 信号処理部は、コンデンサから構成され
る積分回路を備え、光走査機構による照射光の走査と同
期して、積分回路の積分動作の制御を行い、積分時間お
よび読み取り走査回数は、蛍光波長分離部の回折格子に
おける光信号の入射角度に応じて変化させる信号処理を
行うことを特徴とする請求項2に記載の多色泳動パター
ン読み取り装置。 - 【請求項4】 更に、信号処理部は、画素近傍の1つ以
上の画素に線形結合で表現される数値との差分値を取る
画像圧縮処理を行う画像圧縮処理部を備え、読み取った
泳動パターンの画像データを圧縮した差分値として記憶
保存することを特徴とする請求項1に記載の多色泳動パ
ターン読み取り装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の多色泳動パターン読み
取り装置を用いて、核酸塩基の配列を判定する多色蛍光
式核酸塩基配列決定装置であって、更に、信号処理部か
ら得られた複数の核酸塩基の泳動パターンの画像データ
から核酸塩基配列を判定するデータ処理部を備え、核酸
塩基の複数の試料の電気泳動を行い、複数の核酸塩基の
泳動パターンから核酸塩基の配列を判定することを特徴
とする多色蛍光式核酸塩基配列決定装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の多色泳動パターン読み
取り装置を用いて、核酸塩基の配列を判定する多色蛍光
式核酸塩基配列決定装置であって、前記多色泳動パター
ン読み取り装置の複数組と、各信号処理部から得られた
複数の核酸塩基の泳動パターンの画像データから核酸塩
基配列を判定するデータ処理部とを備え、複数の多色泳
動パターン読み取り装置を並行して動作させ、単一のデ
ータ処理部により、信号処理部から得られた複数の核酸
塩基の泳動パターンの画像データから核酸塩基配列を読
み取ることを特徴とする多色蛍光式核酸塩基決定装置。
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