JP2869911B2 - 内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置 - Google Patents
内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
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- F02D41/1443—Plural sensors with one sensor per cylinder or group of cylinders
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- F02D41/14—Introducing closed-loop corrections
- F02D41/1438—Introducing closed-loop corrections using means for determining characteristics of the combustion gases; Sensors therefor
- F02D41/1493—Details
- F02D41/1495—Detection of abnormalities in the air/fuel ratio feedback system
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- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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- G01N33/0004—Gaseous mixtures, e.g. polluted air
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒式排気浄化装置の
上、下流に酸素センサが設けられた内燃エンジンの酸素
センサ劣化検出装置に関し、特にV型エンジン等の気筒
群別空燃比制御において使用される上流側酸素センサの
劣化を検出する内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置
に関する。
上、下流に酸素センサが設けられた内燃エンジンの酸素
センサ劣化検出装置に関し、特にV型エンジン等の気筒
群別空燃比制御において使用される上流側酸素センサの
劣化を検出する内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃エンジンに供給される混合
気の空燃比が所望の値となるように制御するために、触
媒式排気浄化装置の上流側に排気ガス中の酸素ガス濃度
を検出する酸素センサ(以下、O2センサという)を設
け、この出力に基づいて混合気の空燃比を制御してい
る。
気の空燃比が所望の値となるように制御するために、触
媒式排気浄化装置の上流側に排気ガス中の酸素ガス濃度
を検出する酸素センサ(以下、O2センサという)を設
け、この出力に基づいて混合気の空燃比を制御してい
る。
【0003】このようなO2センサは、熱劣化などによ
り特性(内部抵抗、起電力、応答時間)が変化しやす
く、特性が低下した場合は、空燃比の制御精度を悪化さ
せることになる。
り特性(内部抵抗、起電力、応答時間)が変化しやす
く、特性が低下した場合は、空燃比の制御精度を悪化さ
せることになる。
【0004】そこで、触媒式排気浄化装置の下流側にも
O2センサを設け、上流側O2センサによる空燃比フィー
ドバック制御の特性を下流側O2センサの出力で補正す
ることにより、高精度な空燃比フィードバック制御を行
うものが既に種々提案されている。すなわち、この手法
では、上流側O2センサの出力に基づいてエンジンに供
給される混合気の空燃比を目標空燃比にフィードバック
制御するに際し、該空燃比フィードバック制御における
制御操作量を下流側O2センサで増減補正して、上流側
O2センサの劣化による制御点のずれを補償するもので
ある。しかし、この手法において、前記補償の限界を越
える上流側O2センサの劣化が生じた場合には、排気エ
ミッション特性が悪化するという問題があった。
O2センサを設け、上流側O2センサによる空燃比フィー
ドバック制御の特性を下流側O2センサの出力で補正す
ることにより、高精度な空燃比フィードバック制御を行
うものが既に種々提案されている。すなわち、この手法
では、上流側O2センサの出力に基づいてエンジンに供
給される混合気の空燃比を目標空燃比にフィードバック
制御するに際し、該空燃比フィードバック制御における
制御操作量を下流側O2センサで増減補正して、上流側
O2センサの劣化による制御点のずれを補償するもので
ある。しかし、この手法において、前記補償の限界を越
える上流側O2センサの劣化が生じた場合には、排気エ
ミッション特性が悪化するという問題があった。
【0005】この点を解決するものとして、本願出願人
は、下流側O2 センサの出力と上流O2 センサの出力と
に基づいて空燃比フィードバック制御を行い、その時の
上流O2 センサの出力の例えば反転周期により上流側O
2 センサの劣化を検出する手法を既に提案している(特
願平4−225284号)。
は、下流側O2 センサの出力と上流O2 センサの出力と
に基づいて空燃比フィードバック制御を行い、その時の
上流O2 センサの出力の例えば反転周期により上流側O
2 センサの劣化を検出する手法を既に提案している(特
願平4−225284号)。
【0006】この提案の手法は、触媒式排気浄化装置の
上流側に1個のO2 センサを配して、各気筒に供給する
混合気の空燃比を一律に補正する空燃比制御を前提とす
るものであるが、これとは別に、触媒式排気浄化装置の
上流側に気筒群毎にO2 センサを配して、気筒群別に異
なった空燃比制御量によりフィードバック制御を行う気
筒群別空燃比制御も知られている。
上流側に1個のO2 センサを配して、各気筒に供給する
混合気の空燃比を一律に補正する空燃比制御を前提とす
るものであるが、これとは別に、触媒式排気浄化装置の
上流側に気筒群毎にO2 センサを配して、気筒群別に異
なった空燃比制御量によりフィードバック制御を行う気
筒群別空燃比制御も知られている。
【0007】この気筒群別空燃比制御手法は、前記の空
燃比制御方法に比べて空燃比制御特性が優れ、例えばV
型機関におけるバンク別空燃比制御(ライトバンク、レ
フトバンク)や直列4気筒機関における気筒群別空燃比
制御(1番と4番気筒を第1群、2番と3番気筒を第2
群)などがある。
燃比制御方法に比べて空燃比制御特性が優れ、例えばV
型機関におけるバンク別空燃比制御(ライトバンク、レ
フトバンク)や直列4気筒機関における気筒群別空燃比
制御(1番と4番気筒を第1群、2番と3番気筒を第2
群)などがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような気筒群別空
燃比制御において複数の上流側O2 センサの劣化検出を
行う手法が従来より望まれており、上流及び下流O2 セ
ンサを各気筒群毎に設ければ、上記提案の手法であって
も気筒群別空燃比制御において上流側O2 センサの劣化
検出を行うことが可能になる。しかし、これでは必要と
なるO2 センサの数が多くなりコスト高になるという問
題があった。
燃比制御において複数の上流側O2 センサの劣化検出を
行う手法が従来より望まれており、上流及び下流O2 セ
ンサを各気筒群毎に設ければ、上記提案の手法であって
も気筒群別空燃比制御において上流側O2 センサの劣化
検出を行うことが可能になる。しかし、これでは必要と
なるO2 センサの数が多くなりコスト高になるという問
題があった。
【0009】本発明は上記従来の問題点に鑑み、気筒群
別空燃比制御における複数の上流側O2 センサの劣化検
出を低コストで行うことが可能な内燃エンジンの酸素セ
ンサ劣化検出装置を提供することを目的とする。
別空燃比制御における複数の上流側O2 センサの劣化検
出を低コストで行うことが可能な内燃エンジンの酸素セ
ンサ劣化検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、内燃機関の複数の気筒を所定数の気筒群に
分割し、該気筒群から夫々延出する排気通路毎に触媒式
排気浄化手段を配設し、前記各触媒式排気手段の上流側
に設けられた上流側酸素センサと、前記触媒式排気浄化
手段の下流側に配され、前記各気筒からの集合された排
気の空燃比を検出する単一の下流側酸素センサと、前記
各気筒群に対応した個々の上流側酸素センサの出力と前
記下流側酸素センサの出力とに基づいて各気筒群毎の空
燃比制御量をそれぞれ求め、該各空燃比制御量により前
記各気筒群に供給される混合気の空燃比をそれぞれ制御
する複数の空燃比制御手段と、前記各空燃比制御手段の
作動により得られた各上流側酸素センサの出力に基づい
て当該上流側酸素センサの劣化をそれぞれ検出する酸素
センサ劣化検出手段とを備えたことを特徴とする。
に本発明は、内燃機関の複数の気筒を所定数の気筒群に
分割し、該気筒群から夫々延出する排気通路毎に触媒式
排気浄化手段を配設し、前記各触媒式排気手段の上流側
に設けられた上流側酸素センサと、前記触媒式排気浄化
手段の下流側に配され、前記各気筒からの集合された排
気の空燃比を検出する単一の下流側酸素センサと、前記
各気筒群に対応した個々の上流側酸素センサの出力と前
記下流側酸素センサの出力とに基づいて各気筒群毎の空
燃比制御量をそれぞれ求め、該各空燃比制御量により前
記各気筒群に供給される混合気の空燃比をそれぞれ制御
する複数の空燃比制御手段と、前記各空燃比制御手段の
作動により得られた各上流側酸素センサの出力に基づい
て当該上流側酸素センサの劣化をそれぞれ検出する酸素
センサ劣化検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成により本発明によれば、各空燃比制御
手段は、単一の下流側酸素センサの出力と個々の上流側
酸素センサの出力とに基いて各気筒群毎に独立して算出
された空燃比制御量により各気筒群に供給される空燃比
をそれぞれ制御し(2O2センサフィードバック制
御)、酸素センサ劣化検出手段は、前記各空燃比制御手
段の出力により各上流側酸素センサの劣化の検出をそれ
ぞれ行う。これにより、例えばエンジンの気筒がライト
バンクとレフトバンクとして2つの気筒群に分割されて
いるV型エンジンにおいて、両バンクの上流側酸素セン
サが共に劣化して、一方の気筒群(例えばライトバン
ク)の上流酸素センサの出力がリッチ側に、他方の気筒
群(例えばレフトバンク)の上流酸素センサの出力がリ
ーン側にそれぞれズレている場合であっても、図10
(a)に示すように両バンクからの混合された排気空燃
比が理論空燃比(λ=1)であれば、下流側酸素センサ
も理論空燃比を検出する(リッチ、リーンを平均的に検
出する)。そのため、2O2センサフィードバック制御
時による下流側酸素センサの出力に基づく補正は実施さ
れず、上流側酸素センサの劣化と判断されない。
手段は、単一の下流側酸素センサの出力と個々の上流側
酸素センサの出力とに基いて各気筒群毎に独立して算出
された空燃比制御量により各気筒群に供給される空燃比
をそれぞれ制御し(2O2センサフィードバック制
御)、酸素センサ劣化検出手段は、前記各空燃比制御手
段の出力により各上流側酸素センサの劣化の検出をそれ
ぞれ行う。これにより、例えばエンジンの気筒がライト
バンクとレフトバンクとして2つの気筒群に分割されて
いるV型エンジンにおいて、両バンクの上流側酸素セン
サが共に劣化して、一方の気筒群(例えばライトバン
ク)の上流酸素センサの出力がリッチ側に、他方の気筒
群(例えばレフトバンク)の上流酸素センサの出力がリ
ーン側にそれぞれズレている場合であっても、図10
(a)に示すように両バンクからの混合された排気空燃
比が理論空燃比(λ=1)であれば、下流側酸素センサ
も理論空燃比を検出する(リッチ、リーンを平均的に検
出する)。そのため、2O2センサフィードバック制御
時による下流側酸素センサの出力に基づく補正は実施さ
れず、上流側酸素センサの劣化と判断されない。
【0012】このような場合に劣化検出とされなくと
も、触媒式排気浄化手段がライトバンク側からの未燃成
分とレフトバンク側からの酸素分子とを反応させるの
で、大気に放出される排気は清浄であって排気エミッシ
ョン特性の観点から何等の問題はなく、あえて下流側酸
素センサの出力に基づく補正(上流側酸素センサの劣化
検出)を実行する必要がない。
も、触媒式排気浄化手段がライトバンク側からの未燃成
分とレフトバンク側からの酸素分子とを反応させるの
で、大気に放出される排気は清浄であって排気エミッシ
ョン特性の観点から何等の問題はなく、あえて下流側酸
素センサの出力に基づく補正(上流側酸素センサの劣化
検出)を実行する必要がない。
【0013】また、図10(b)に示すように、一方の
気筒群(例えばライトバンク)の上流酸素センサの出力
がリッチ側に、他方の気筒群(例えばレフトバンク)の
上流酸素センサの出力がリーン側にそれぞれズレている
場合につき、リーン側のずれ量がリッチ側のズレ量より
も大きいときは、触媒式排気浄化手段下流の混合された
排気空燃比はリーンとなり、下流側酸素センサもリーン
を検出する。
気筒群(例えばライトバンク)の上流酸素センサの出力
がリッチ側に、他方の気筒群(例えばレフトバンク)の
上流酸素センサの出力がリーン側にそれぞれズレている
場合につき、リーン側のずれ量がリッチ側のズレ量より
も大きいときは、触媒式排気浄化手段下流の混合された
排気空燃比はリーンとなり、下流側酸素センサもリーン
を検出する。
【0014】同様に、両気筒群の上流側酸素センサの出
力が共にリッチ側(あるいはリーン側)にズレていると
きも、混合された排気空燃比はリッチ(あるいはリー
ン)であるので、下流側酸素センサはリッチ(リーン)
を検出する。
力が共にリッチ側(あるいはリーン側)にズレていると
きも、混合された排気空燃比はリッチ(あるいはリー
ン)であるので、下流側酸素センサはリッチ(リーン)
を検出する。
【0015】このようなときは、下流側酸素センサの出
力による前記ズレ量の補正(フィードバック制御)が行
われ、下流側酸素センサが理論空燃比(λ=1)を検出
する(リッチ、リーンを平均的に検出する)まで、各気
筒群の空燃比制御量が補正される。補正が収束すると、
一方の気筒群の上流酸素センサの出力がリッチ側に、他
方の気筒群の上流酸素センサの出力がリーン側にそれぞ
れ補正されて、理論空燃比からの前記ズレ量は等しくな
る(図10(a)の状態に戻る)。
力による前記ズレ量の補正(フィードバック制御)が行
われ、下流側酸素センサが理論空燃比(λ=1)を検出
する(リッチ、リーンを平均的に検出する)まで、各気
筒群の空燃比制御量が補正される。補正が収束すると、
一方の気筒群の上流酸素センサの出力がリッチ側に、他
方の気筒群の上流酸素センサの出力がリーン側にそれぞ
れ補正されて、理論空燃比からの前記ズレ量は等しくな
る(図10(a)の状態に戻る)。
【0016】このような下流側酸素センサの出力に基づ
く補正において、各気筒群別にそれぞれの上流側酸素セ
ンサの劣化検出が行われ、補正の限界を越える上流側酸
素センサの劣化が生じた場合には、センサの交換を促す
ようにして排気エミッション特性の悪化したままの状態
で運転されることがないようにされる。
く補正において、各気筒群別にそれぞれの上流側酸素セ
ンサの劣化検出が行われ、補正の限界を越える上流側酸
素センサの劣化が生じた場合には、センサの交換を促す
ようにして排気エミッション特性の悪化したままの状態
で運転されることがないようにされる。
【0017】以上のように、排気エミッション特性の観
点から考慮すれば、大気に放出される排気が正常であれ
ばよいのであり、図10(a)を用いて説明したように
一方の気筒群の上流酸素センサの出力がリッチ側に、他
方の気筒群の上流酸素センサの出力がリーン側にそれぞ
れズレている場合であっても問題はない。このようなと
きでも、上流及び下流酸素センサを各気筒群ごとに設け
た前記劣化検出手法の場合は上流側酸素センサの劣化検
出を行なうようになるが、本発明は排気エミッション特
性の観点からこれを不要ととらえるものである。
点から考慮すれば、大気に放出される排気が正常であれ
ばよいのであり、図10(a)を用いて説明したように
一方の気筒群の上流酸素センサの出力がリッチ側に、他
方の気筒群の上流酸素センサの出力がリーン側にそれぞ
れズレている場合であっても問題はない。このようなと
きでも、上流及び下流酸素センサを各気筒群ごとに設け
た前記劣化検出手法の場合は上流側酸素センサの劣化検
出を行なうようになるが、本発明は排気エミッション特
性の観点からこれを不要ととらえるものである。
【0018】従って、気筒群別制御において下流側酸素
センサが単一であっても、各気筒群別の上流側酸素セン
サの劣化検出を支障なく行うことが可能である。
センサが単一であっても、各気筒群別の上流側酸素セン
サの劣化検出を支障なく行うことが可能である。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
述する。
【0020】図1は本発明の第1実施例に係る内燃機関
(以下「エンジン」という)及びその気筒群別空燃比制
御装置の全体の構成図である。図中1は例えばV型8気
筒エンジンであり、そのR(ライト)バンクとL(レフ
ト)バンクとの間には、各バンクの気筒と同数の(4つ
の)吸気管2が配置されている。その吸気管2の途中に
はスロットル弁3が配されている。スロットル弁3には
スロットル弁開度(θTH)センサ4が連結されてお
り、当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力
して電子コントロールユニット(以下「ECU」とい
う)5に供給する。
(以下「エンジン」という)及びその気筒群別空燃比制
御装置の全体の構成図である。図中1は例えばV型8気
筒エンジンであり、そのR(ライト)バンクとL(レフ
ト)バンクとの間には、各バンクの気筒と同数の(4つ
の)吸気管2が配置されている。その吸気管2の途中に
はスロットル弁3が配されている。スロットル弁3には
スロットル弁開度(θTH)センサ4が連結されてお
り、当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力
して電子コントロールユニット(以下「ECU」とい
う)5に供給する。
【0021】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0022】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
【0023】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置
でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。エンジン回転数(NE)
センサ11及び気筒判別(CYL)センサ12はエンジ
ン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取付
けられている。エンジン回転数センサ11はエンジン1
のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置
でパルス(以下「TDC信号パルス」という)を出力
し、気筒判別センサ12は特定の気筒の所定のクランク
角度位置で信号パルスを出力するものであり、これらの
各信号パルスはECU5に供給される。
【0024】三元触媒(触媒式排気浄化手段)14R,
14Lは、エンジン1のRバンク及びLバンクに対応し
て配設された排気管13R,13Lにそれぞれ配置され
ており、排気ガス中のHC,CO,NOx等の成分の浄
化を行う。排気管13R,13L三元触媒14R,14
Lの上流側には、それぞれ酸素濃度センサ16R,16
L(以下、上流側O2センサという)が装着されてお
り、さらに、排気管13R,13Lの三元触媒14R,
14Lの下流側が合流して排気管集合部13aに連通さ
れている。そして、その排気管集合部13aには、単一
の酸素濃度センサ17(以下、下流側O2センサとい
う)が装着されている。これらのO2センサ16R,1
6L,17は排気ガス中の酸素濃度を検出し、その検出
値に応じた電気信号を出力しECU5に供給する。さら
に、ECU5にはエンジン1が搭載された車両の速度を
検出する車速(VH)センサ18が接続されている。
14Lは、エンジン1のRバンク及びLバンクに対応し
て配設された排気管13R,13Lにそれぞれ配置され
ており、排気ガス中のHC,CO,NOx等の成分の浄
化を行う。排気管13R,13L三元触媒14R,14
Lの上流側には、それぞれ酸素濃度センサ16R,16
L(以下、上流側O2センサという)が装着されてお
り、さらに、排気管13R,13Lの三元触媒14R,
14Lの下流側が合流して排気管集合部13aに連通さ
れている。そして、その排気管集合部13aには、単一
の酸素濃度センサ17(以下、下流側O2センサとい
う)が装着されている。これらのO2センサ16R,1
6L,17は排気ガス中の酸素濃度を検出し、その検出
値に応じた電気信号を出力しECU5に供給する。さら
に、ECU5にはエンジン1が搭載された車両の速度を
検出する車速(VH)センサ18が接続されている。
【0025】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
【0026】CPU5bは上述の各種エンジンパラメー
タ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィ
ードバック制御運転領域やオープンループ制御運転領域
等の種々のエンジン運転状態を判別するとともに、エン
ジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC
信号パルスに同期する各Rバンク及びLバンクに対応し
た燃料噴射弁6の燃料噴射時間R・Tout,L・To
utをそれぞれ演算する。
タ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じたフィ
ードバック制御運転領域やオープンループ制御運転領域
等の種々のエンジン運転状態を判別するとともに、エン
ジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、前記TDC
信号パルスに同期する各Rバンク及びLバンクに対応し
た燃料噴射弁6の燃料噴射時間R・Tout,L・To
utをそれぞれ演算する。
【0027】 R・Tout=Ti×R・KO2×KLS×K1+K2 L・Tout=Ti×L・KO2×KLS×K1+K2 …(1) ここに、Tiは基本燃料量、具体的にはエンジン回転数
NEと吸気管内絶対圧PBAとに応じて決定される基本
燃料噴射時間であり、このTi値を決定するためのTi
マップが記憶手段5cに記憶されている。
NEと吸気管内絶対圧PBAとに応じて決定される基本
燃料噴射時間であり、このTi値を決定するためのTi
マップが記憶手段5cに記憶されている。
【0028】R・KO2は、O2センサ16R,17の出
力に基づいて算出される空燃比補正係数であり、空燃比
フィードバック制御中は空燃比が目標空燃比に一致する
ように設定され、オープンループ制御中はエンジン運転
状態に応じた所定値に設定される。同様に、L・KO2
はO2センサ16L,17の出力に基づいて算出される
空燃比補正係数である。
力に基づいて算出される空燃比補正係数であり、空燃比
フィードバック制御中は空燃比が目標空燃比に一致する
ように設定され、オープンループ制御中はエンジン運転
状態に応じた所定値に設定される。同様に、L・KO2
はO2センサ16L,17の出力に基づいて算出される
空燃比補正係数である。
【0029】KLSは、エンジンが所定減速運転状態に
あるとき値1.0未満の所定値に設定され、所定減速運
転以外の状態にあるとき値1.0に設定されるリーン化
係数である。
あるとき値1.0未満の所定値に設定され、所定減速運
転以外の状態にあるとき値1.0に設定されるリーン化
係数である。
【0030】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
【0031】CPU5bは上述のようにして算出した結
果に基づいて、燃料噴射弁6を駆動する信号を、出力回
路5dを介して出力する。
果に基づいて、燃料噴射弁6を駆動する信号を、出力回
路5dを介して出力する。
【0032】なお、ECU5は、Rバンク及びLバンク
に対応する各空燃比制御手段及び酸素劣化検出手段を構
成し、該酸素センサ劣化検出手段によりO2センサ16
R及び/又はO2センサ16Lが劣化していると判定さ
れたときにLED19を点灯する。
に対応する各空燃比制御手段及び酸素劣化検出手段を構
成し、該酸素センサ劣化検出手段によりO2センサ16
R及び/又はO2センサ16Lが劣化していると判定さ
れたときにLED19を点灯する。
【0033】図2は、Rバンク側に配された上流側O2
センサ16Rの検出(劣化モニタ)を行うメインルーチ
ンを示すメインフローチャートである。
センサ16Rの検出(劣化モニタ)を行うメインルーチ
ンを示すメインフローチャートである。
【0034】まず、ステップS101では、後述するモ
ニタ前条件が成立したか否かを判別し、モニタ前条件が
成立しない場合は本ルーチンを終了し、一方、モニタ前
条件が成立した場合はステップS102へ進む。
ニタ前条件が成立したか否かを判別し、モニタ前条件が
成立しない場合は本ルーチンを終了し、一方、モニタ前
条件が成立した場合はステップS102へ進む。
【0035】ステップS102では、後述する(図5参
照)フラグFAF2が“0”から“1”になったか否か
を判別する。フラグFAF2が“0”のままである場合
は、本ルーチンを終了する。一方、フラグFAF2が
“0”から“1”になった時、すなわち上流側O2セン
サ16Rの出力R・FVO2がリーンからリッチに反転
して遅延時間CDLY1が経過した場合は、ステップS
103へ進み、その反転がモニタが許可されてから最初
の反転であるか否かを判別する。1回目はモニタが許可
されてから最初の反転となるので、その答が肯定(YE
S)となり、ステップS104でモニタを開始して本ル
ーチンを終了する。
照)フラグFAF2が“0”から“1”になったか否か
を判別する。フラグFAF2が“0”のままである場合
は、本ルーチンを終了する。一方、フラグFAF2が
“0”から“1”になった時、すなわち上流側O2セン
サ16Rの出力R・FVO2がリーンからリッチに反転
して遅延時間CDLY1が経過した場合は、ステップS
103へ進み、その反転がモニタが許可されてから最初
の反転であるか否かを判別する。1回目はモニタが許可
されてから最初の反転となるので、その答が肯定(YE
S)となり、ステップS104でモニタを開始して本ル
ーチンを終了する。
【0036】2回目からの反転は、モニタが許可されて
から最初の反転でなくなるので、前記ステップS103
の答が否定(NO)となり、続くステップS105で前
記反転の回数nWAVEを計数した後、ステップS10
6において、モニタ開始からの計測時間tWAVEが所
定値(例えば10sec)以上になったか否かを判別す
る。その答が否定(NO)の場合は本ルーチンを終了
し、計測時間tWAVEが所定値以上になった場合は、
ステップS107で反転周期TCYCLを数式2で算出
する。
から最初の反転でなくなるので、前記ステップS103
の答が否定(NO)となり、続くステップS105で前
記反転の回数nWAVEを計数した後、ステップS10
6において、モニタ開始からの計測時間tWAVEが所
定値(例えば10sec)以上になったか否かを判別す
る。その答が否定(NO)の場合は本ルーチンを終了
し、計測時間tWAVEが所定値以上になった場合は、
ステップS107で反転周期TCYCLを数式2で算出
する。
【0037】 TCYCL=tWAVE/nWAVE…(2) なお、計測時間tWAVEを計測するカウンタ(アップ
カウンタ)は、前記ステップS104のモニタ開始時に
“0”にリセットされてスタートされる。同様に、nW
AVE値を計測するカウンタ(アップカウンタ)も、モ
ニタ開始時に“0”にリセットされてスタートされる。
カウンタ)は、前記ステップS104のモニタ開始時に
“0”にリセットされてスタートされる。同様に、nW
AVE値を計測するカウンタ(アップカウンタ)も、モ
ニタ開始時に“0”にリセットされてスタートされる。
【0038】前記ステップS107で反転周期TCYC
Lが算出された後、ステップS108で後述する上流側
O2センサ16Rの劣化判定処理を行ってステップS1
09でモニタ終了の結果をECU5に記憶させて本ルー
チンを終了する。
Lが算出された後、ステップS108で後述する上流側
O2センサ16Rの劣化判定処理を行ってステップS1
09でモニタ終了の結果をECU5に記憶させて本ルー
チンを終了する。
【0039】図3は前記図2のステップ101のモニタ
前条件成立判別サブルーチンを示すフローチャートで、
先ずエンジン1の運転状態を判別する(ステップS20
1)。すなわち、吸気温センサ9の出力TAが所定範囲
TACHKL〜TACHKHL(例えば、60℃〜10
0℃)にあるか、冷却水温センサ10の出力Twが所定
範囲TACHKL〜TACHKHL(例えば、60℃〜100
℃)にあるか、エンジン回転数センサ11の出力Neが
所定範囲NECHKL〜NECHKH(例えば、2800rpm
〜3200rpm)にあるか、吸気管内絶対圧力センサ
8の出力PBAが所定範囲PBACHKL〜PBACHKH(例
えば、負圧で−350mmHg〜−250mmHg)に
あるか、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2が所
定R・FVO2CHKL〜FVO2CHKHの範囲にあるかがチェ
ックされる。続いてステップS202で車速VHが定常
状態にあるか、すなわち車速センサ18の出力VHの変
動幅が0.8km/sec以下の状態が所定時間(例え
ば2秒)継続したかが判別される。次にステップS20
3でモニタが許可される前の所定時間(例えば10秒)
間空燃比フィードバック制御が行なわれていたかが判別
される。更にステップS204で所定時間(例えば2
秒)経過したかが判別される。
前条件成立判別サブルーチンを示すフローチャートで、
先ずエンジン1の運転状態を判別する(ステップS20
1)。すなわち、吸気温センサ9の出力TAが所定範囲
TACHKL〜TACHKHL(例えば、60℃〜10
0℃)にあるか、冷却水温センサ10の出力Twが所定
範囲TACHKL〜TACHKHL(例えば、60℃〜100
℃)にあるか、エンジン回転数センサ11の出力Neが
所定範囲NECHKL〜NECHKH(例えば、2800rpm
〜3200rpm)にあるか、吸気管内絶対圧力センサ
8の出力PBAが所定範囲PBACHKL〜PBACHKH(例
えば、負圧で−350mmHg〜−250mmHg)に
あるか、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2が所
定R・FVO2CHKL〜FVO2CHKHの範囲にあるかがチェ
ックされる。続いてステップS202で車速VHが定常
状態にあるか、すなわち車速センサ18の出力VHの変
動幅が0.8km/sec以下の状態が所定時間(例え
ば2秒)継続したかが判別される。次にステップS20
3でモニタが許可される前の所定時間(例えば10秒)
間空燃比フィードバック制御が行なわれていたかが判別
される。更にステップS204で所定時間(例えば2
秒)経過したかが判別される。
【0040】而して、上記ステップS201〜S204
の答が全て肯定(YES)の場合に、ステップS205
でモニタが許可されて図2のステップS102に移行
し、いずれかの答が(No)の場合に、ステップS20
6でモニタが不許可とされて、図2のメインルーチンが
終了する。
の答が全て肯定(YES)の場合に、ステップS205
でモニタが許可されて図2のステップS102に移行
し、いずれかの答が(No)の場合に、ステップS20
6でモニタが不許可とされて、図2のメインルーチンが
終了する。
【0041】図4は、前記図2の前記ステップS108
の劣化判定処理のサブルーチンのフローチャートてあ
る。
の劣化判定処理のサブルーチンのフローチャートてあ
る。
【0042】まず、ステップS301において、前記図
2のステップS107で算出した反転周期TCYCLが
所定値以上か否かを判別し、所定値以上である場合に
は、ステップS302で上流側O2センサ16Rが異常
状態であると判断してLED19を点灯させて本ルーチ
ンを終了する。そして、ステップS301で反転周期T
CYCLが所定値未満であると判別された場合には、ス
テップS303で上流側O2センサ16Rは正常状態で
あると判断して本ルーチンを終了する。ここで前記所定
値を運転状態に応じて設定することにより異常検出の精
度を向上させることができる。
2のステップS107で算出した反転周期TCYCLが
所定値以上か否かを判別し、所定値以上である場合に
は、ステップS302で上流側O2センサ16Rが異常
状態であると判断してLED19を点灯させて本ルーチ
ンを終了する。そして、ステップS301で反転周期T
CYCLが所定値未満であると判別された場合には、ス
テップS303で上流側O2センサ16Rは正常状態で
あると判断して本ルーチンを終了する。ここで前記所定
値を運転状態に応じて設定することにより異常検出の精
度を向上させることができる。
【0043】以上のようにして、上流側O2センサ16
Rの劣化モニタが実施されるが、上流側O2センサ16
Lの劣化モニタも同様にして実施される。即ち、図2〜
図4のフローチャートを用いて説明した上述のO2セン
サ16Rの劣化モニタの記述において、O2センサ16
RをO2センサ16Lに、R・FVO2をL・FVO2
にそれぞれ置き換えるようにすればよい。続いてこれ以
降では、上流O2センサ16Rまたは16Lと、下流側
O2センサ17を使用した空燃比フィードバック制御
(以下、2O2センサF/B制御という)について説明
する。
Rの劣化モニタが実施されるが、上流側O2センサ16
Lの劣化モニタも同様にして実施される。即ち、図2〜
図4のフローチャートを用いて説明した上述のO2セン
サ16Rの劣化モニタの記述において、O2センサ16
RをO2センサ16Lに、R・FVO2をL・FVO2
にそれぞれ置き換えるようにすればよい。続いてこれ以
降では、上流O2センサ16Rまたは16Lと、下流側
O2センサ17を使用した空燃比フィードバック制御
(以下、2O2センサF/B制御という)について説明
する。
【0044】図5及び図6は、2O2センサF/B制御
における空燃比補正係数R・KO2の算出処理を示すフ
ローチャートである。ここでは、上流側O2センサ16
Rの出力FVO2と下流側O2センサ17の出力RVO2
とに応じて空燃比補正係数R・KO2を算出して、空燃
比が理論空燃比(λ=1)になるように制御する。
における空燃比補正係数R・KO2の算出処理を示すフ
ローチャートである。ここでは、上流側O2センサ16
Rの出力FVO2と下流側O2センサ17の出力RVO2
とに応じて空燃比補正係数R・KO2を算出して、空燃
比が理論空燃比(λ=1)になるように制御する。
【0045】まず、ステップS401では、上流側O2
センサ16Rの出力R・FVO2のリーン/リッチ状態
をそれぞれ“0”/“1”で示すフラグFAF1、及び
後述するカウンタ(CDLY1)によるディレイタイム
経過後の出力R・FVO2のリーン/リッチ状態をそれ
ぞれ“0”/“1”で示すフラグFAF2を初期化す
る。続いてステップS402において、空燃比補正係数
R・KO2の初期化(例えば、平均値R・KREFに設
定)を行い、ステップS403へ進む。
センサ16Rの出力R・FVO2のリーン/リッチ状態
をそれぞれ“0”/“1”で示すフラグFAF1、及び
後述するカウンタ(CDLY1)によるディレイタイム
経過後の出力R・FVO2のリーン/リッチ状態をそれ
ぞれ“0”/“1”で示すフラグFAF2を初期化す
る。続いてステップS402において、空燃比補正係数
R・KO2の初期化(例えば、平均値R・KREFに設
定)を行い、ステップS403へ進む。
【0046】ステップS403では、今回の空燃比補正
係数R・KO2が初期化されたか否かを判別する。その
答が否定(NO)の場合は、ステップS404へ進み、
出力R・FVO2が基準値R・FVREF(出力FVO2
のリーン/リッチ判定用閾値)よりも小さいか否かを判
別する。その答が肯定(YES)、即ちR・FVO2<
R・FVREFの場合は出力R・FVO2はリーン状態
にあると判断して、ステップS405でフラグFAF1
を“0”にセットすると共に、P項発生ディレイタイム
を計数するためのカウンタ(設定値CDLY1)のカウ
ンタ数CDLYをディクリメントする。すなわち、R・
FVO2<R・FVREFが成立するときは、ステップ
S405において本ステップを実行する毎にフラグFA
F1を“0”にセットすると共に前記カウンタ数CDL
Yをディクリメントし、その結果をカウンタの設定値C
DLY1とする。そして、ステップS406において、
CDLY1値が前記ディレイタイムTDR1よりも小さ
いか否かを判別し、その答が肯定(YES)の場合(C
DLY1<TDR1)は、CDLY1値をディレイタイ
ムTDR1にリセットする。
係数R・KO2が初期化されたか否かを判別する。その
答が否定(NO)の場合は、ステップS404へ進み、
出力R・FVO2が基準値R・FVREF(出力FVO2
のリーン/リッチ判定用閾値)よりも小さいか否かを判
別する。その答が肯定(YES)、即ちR・FVO2<
R・FVREFの場合は出力R・FVO2はリーン状態
にあると判断して、ステップS405でフラグFAF1
を“0”にセットすると共に、P項発生ディレイタイム
を計数するためのカウンタ(設定値CDLY1)のカウ
ンタ数CDLYをディクリメントする。すなわち、R・
FVO2<R・FVREFが成立するときは、ステップ
S405において本ステップを実行する毎にフラグFA
F1を“0”にセットすると共に前記カウンタ数CDL
Yをディクリメントし、その結果をカウンタの設定値C
DLY1とする。そして、ステップS406において、
CDLY1値が前記ディレイタイムTDR1よりも小さ
いか否かを判別し、その答が肯定(YES)の場合(C
DLY1<TDR1)は、CDLY1値をディレイタイ
ムTDR1にリセットする。
【0047】一方、前記ステップS404の答が否定
(NO)、即ちR・FVO2≧R・FVREFであって
出力R・FVO2がリッチ状態にある場合は、ステップ
S408でフラグFAF1を“1”にセットすると共
に、前記カウンタ数CDLYをインクリメントする。す
なわち、R・FVO2≧R・FVREFが成立するとき
は、ステップS408において本ステップを実行する毎
にフラグFAF1を“1”にセットすると共に前記カウ
ンタ数CDLYをインクリメントし、その結果をカウン
タの設定値CDLY1とする。そして、ステップS40
9において、CDLY1値が前記ディレイタイムTDL
1よりも小さいか否かを判別し、その答が否定(NO)
の場合(CDLY1<TDL1)は、CDLY1値をデ
ィレイタイムTDL1にリセットする(ステップS41
0)。
(NO)、即ちR・FVO2≧R・FVREFであって
出力R・FVO2がリッチ状態にある場合は、ステップ
S408でフラグFAF1を“1”にセットすると共
に、前記カウンタ数CDLYをインクリメントする。す
なわち、R・FVO2≧R・FVREFが成立するとき
は、ステップS408において本ステップを実行する毎
にフラグFAF1を“1”にセットすると共に前記カウ
ンタ数CDLYをインクリメントし、その結果をカウン
タの設定値CDLY1とする。そして、ステップS40
9において、CDLY1値が前記ディレイタイムTDL
1よりも小さいか否かを判別し、その答が否定(NO)
の場合(CDLY1<TDL1)は、CDLY1値をデ
ィレイタイムTDL1にリセットする(ステップS41
0)。
【0048】そして、前記ステップS406の答が否定
(NO)、即ちCDLY1≧TDR1の場合は、前記ス
テップS407をスキップしてステップS411へ進
む。同様に、前記ステップS409の答が肯定(YE
S)、即ちCDLY1<TDL1の場合は、前記ステッ
プS410をスキップしてステップS411へ進む。
(NO)、即ちCDLY1≧TDR1の場合は、前記ス
テップS407をスキップしてステップS411へ進
む。同様に、前記ステップS409の答が肯定(YE
S)、即ちCDLY1<TDL1の場合は、前記ステッ
プS410をスキップしてステップS411へ進む。
【0049】ステップS411では、前記カウンタ値C
DLY1の符号が反転したか、即ち出力R・FVO2が
反転した後、前記ディレイタイムTDR1または前記デ
ィレイタイムTDL1が経過したか否かを判別する。そ
の答が否定(NO)、即ち未だディレイタイムTDR1
またはTDL1が経過していない場合は、ステップS4
12において、フラグFAF2が“0”にセットされて
いるか否かを判別する。その答が肯定(YES)の場合
には、さらにステップS413でフラグFAF1が
“0”にセットされているか否かを判別する。この答が
肯定であればリーン状態が継続されていると判断して、
ステップS414へ進み、CDLY1値をディレイタイ
ムTDR1にリセットして、ステップS415へ進む。
また、前記ステップS413の答が否定(NO)の場合
は、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2がリッ
チからリーンに反転した後のディレイタイム経過前と判
断して前記ステップS414をスキップしてステップS
415へ進む。
DLY1の符号が反転したか、即ち出力R・FVO2が
反転した後、前記ディレイタイムTDR1または前記デ
ィレイタイムTDL1が経過したか否かを判別する。そ
の答が否定(NO)、即ち未だディレイタイムTDR1
またはTDL1が経過していない場合は、ステップS4
12において、フラグFAF2が“0”にセットされて
いるか否かを判別する。その答が肯定(YES)の場合
には、さらにステップS413でフラグFAF1が
“0”にセットされているか否かを判別する。この答が
肯定であればリーン状態が継続されていると判断して、
ステップS414へ進み、CDLY1値をディレイタイ
ムTDR1にリセットして、ステップS415へ進む。
また、前記ステップS413の答が否定(NO)の場合
は、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2がリッ
チからリーンに反転した後のディレイタイム経過前と判
断して前記ステップS414をスキップしてステップS
415へ進む。
【0050】ステップS415においては、数式3で、
前回算出されたR・KO2値にI項を加算し今回のR・
KO2値として設定する。
前回算出されたR・KO2値にI項を加算し今回のR・
KO2値として設定する。
【0051】R・KO2=R・KO2+I…(3) ステップS415の処理後は、公知の手法により、R・
KO2値のリミットチェック(ステップS416)、及
びR・KREF2値(発進時のR・KO2の学習値)を
算出して(ステップS417)、そのリミットチェック
を行って(ステップS418)本ルーチンを終了する。
KO2値のリミットチェック(ステップS416)、及
びR・KREF2値(発進時のR・KO2の学習値)を
算出して(ステップS417)、そのリミットチェック
を行って(ステップS418)本ルーチンを終了する。
【0052】一方、前記ステップS412の答が否定
(NO)、即ちフラグFAF2が“1”であった場合
は、さらにステップS419において、フラグFAF1
が“1”か否かを判別する。その答が肯定(YES)の
場合は、リッチ状態が継続していると判断して、ステッ
プS420で再度CDLY1値をディレイタイムTDL
1にリセットしてステップS421へ進む。また、前記
ステップS419の答が否定(NO)の場合には、上流
側O2センサ16Rの出力R・FVO2がリーンからリ
ッチに反転した後のディレイタイム経過前と判断して、
前記ステップS420をスキップしてステップS421
へ進む。ステップS421では、数式4で、前回算出さ
れたR・KO2値からI項を減算し今回のR・KO2値
として設定した後、前記ステップS416〜418の処
理を実行して本ルーチンを終了する。
(NO)、即ちフラグFAF2が“1”であった場合
は、さらにステップS419において、フラグFAF1
が“1”か否かを判別する。その答が肯定(YES)の
場合は、リッチ状態が継続していると判断して、ステッ
プS420で再度CDLY1値をディレイタイムTDL
1にリセットしてステップS421へ進む。また、前記
ステップS419の答が否定(NO)の場合には、上流
側O2センサ16Rの出力R・FVO2がリーンからリ
ッチに反転した後のディレイタイム経過前と判断して、
前記ステップS420をスキップしてステップS421
へ進む。ステップS421では、数式4で、前回算出さ
れたR・KO2値からI項を減算し今回のR・KO2値
として設定した後、前記ステップS416〜418の処
理を実行して本ルーチンを終了する。
【0053】R・KO2=R・KO2−I…(4) このように、前記カウンタCDLY1の符号が反転しな
い時は、フラグFAF1及びフラグFAF2のセット状
態を調べて上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2
が反転しているか否かを判別し、それに応じて最終的な
補正係数R・KO2を算出する。
い時は、フラグFAF1及びフラグFAF2のセット状
態を調べて上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2
が反転しているか否かを判別し、それに応じて最終的な
補正係数R・KO2を算出する。
【0054】一方、CDLY1の符号が反転した時は、
前記ステップS411の答が肯定(YES)、即ち上流
側O2センサ16Rの出力R・FVO2が反転した後、デ
ィレイタイムTDR1またはTDL1が経過した場合
は、ステップS422へ進み、フラグFAF1が“0”
に設定されているか否か、すなわち上流側O2センサ1
6Rの出力R・FVO2がリーンか否かを判別する。本
ステップS422でFAF1=0の時、すなわちR・F
VO2がリーンの場合、ステップS422の答が肯定
(YES)となりステップS423へ進む。ステップS
423では、フラグFAF2を“0”にセットして、続
いてステップS424でCDLY1値をディレイタイム
TDR1にリセットして、ステップS425へ進む。
前記ステップS411の答が肯定(YES)、即ち上流
側O2センサ16Rの出力R・FVO2が反転した後、デ
ィレイタイムTDR1またはTDL1が経過した場合
は、ステップS422へ進み、フラグFAF1が“0”
に設定されているか否か、すなわち上流側O2センサ1
6Rの出力R・FVO2がリーンか否かを判別する。本
ステップS422でFAF1=0の時、すなわちR・F
VO2がリーンの場合、ステップS422の答が肯定
(YES)となりステップS423へ進む。ステップS
423では、フラグFAF2を“0”にセットして、続
いてステップS424でCDLY1値をディレイタイム
TDR1にリセットして、ステップS425へ進む。
【0055】ステップS425では、数式5で、前回算
出されたR・KO2値に比例項PRと係数KPとの積値
を加算し今回のR・KO2値として設定する。ここで、
右辺のR・KO2値は、R・KO2の前回値であり、P
R項は、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2がリ
ッチからリーンに反転した後ディレイタイムTDL1が
経過したときに、補正係数R・KO2をステップ状に増
加させて空燃比をリッチ側に移行させるための補正項で
あり、下流側O2センサ17の出力RVO2に応じて変
化する(算出手法は後述する)。また、係数KPはエン
ジン1の運転状態に応じて設定される値である。
出されたR・KO2値に比例項PRと係数KPとの積値
を加算し今回のR・KO2値として設定する。ここで、
右辺のR・KO2値は、R・KO2の前回値であり、P
R項は、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2がリ
ッチからリーンに反転した後ディレイタイムTDL1が
経過したときに、補正係数R・KO2をステップ状に増
加させて空燃比をリッチ側に移行させるための補正項で
あり、下流側O2センサ17の出力RVO2に応じて変
化する(算出手法は後述する)。また、係数KPはエン
ジン1の運転状態に応じて設定される値である。
【0056】 R・KO2=R・KO2+(PR×KP)…(5) 続いて、補正係数R・KO2のリミットチェック(ステ
ップS426)、R・KREF0値(アイドル時のR・
KO2の平均値)及びR・KREF1値(アイドル時以
外のR・KO2の平均値)を算出して(ステップS42
7)、前記ステップS418を経て本ルーチンを終了す
る。
ップS426)、R・KREF0値(アイドル時のR・
KO2の平均値)及びR・KREF1値(アイドル時以
外のR・KO2の平均値)を算出して(ステップS42
7)、前記ステップS418を経て本ルーチンを終了す
る。
【0057】また、前記ステップS422でFAF1=
1の時、すなわち上流側O2センサ16Rの出力R・F
VO2がリッチの時、否定(NO)となりステップS4
28へ進む。ステップS428ではフラグFAF2を
“1”にセットし、続いてステップS429でCDLY
1値をディレイタイムTDL1にリセットしてステップ
S430へ進む。
1の時、すなわち上流側O2センサ16Rの出力R・F
VO2がリッチの時、否定(NO)となりステップS4
28へ進む。ステップS428ではフラグFAF2を
“1”にセットし、続いてステップS429でCDLY
1値をディレイタイムTDL1にリセットしてステップ
S430へ進む。
【0058】ステップS430では、数式6で、前回算
出されたR・KO2値から比例項PLと係数KPとの積
値を減算し今回のR・KO2値として設定する。ここ
で、右辺のKO2値は、R・KO2の前回値であり、P
L項は、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2が理
論空燃比に対してリーンからリッチに反転した後ディレ
イタイムTDR1が経過したときに、補正係数R・KO
2をステップ状に減少させて空燃比をリーン側に移行さ
せるための補正項であり、下流側O2センサ17の出力
RVO2に応じて変化する(算出手法は後述する)。
出されたR・KO2値から比例項PLと係数KPとの積
値を減算し今回のR・KO2値として設定する。ここ
で、右辺のKO2値は、R・KO2の前回値であり、P
L項は、上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2が理
論空燃比に対してリーンからリッチに反転した後ディレ
イタイムTDR1が経過したときに、補正係数R・KO
2をステップ状に減少させて空燃比をリーン側に移行さ
せるための補正項であり、下流側O2センサ17の出力
RVO2に応じて変化する(算出手法は後述する)。
【0059】 R・KO2=R・KO2−(PL×KP)…(6) そして、前記ステップS426,S427,S418を
順次実行して本ルーチンを終了する。以上のようにして
上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2によりR・K
O2の積分項I及び比例項Pの発生タイミングが算出さ
れる。また図5において、空燃比フィードバック制御開
始時に、ステップS402で学習値R・KREFを補正
係数R・KO2の初期値として設定してステップS40
3に進み、ステップS403の答が肯定(YES)とな
り、ステップS412〜S421の処理を前記同様に実
行して本ルーチンを終了する。
順次実行して本ルーチンを終了する。以上のようにして
上流側O2センサ16Rの出力R・FVO2によりR・K
O2の積分項I及び比例項Pの発生タイミングが算出さ
れる。また図5において、空燃比フィードバック制御開
始時に、ステップS402で学習値R・KREFを補正
係数R・KO2の初期値として設定してステップS40
3に進み、ステップS403の答が肯定(YES)とな
り、ステップS412〜S421の処理を前記同様に実
行して本ルーチンを終了する。
【0060】上記では、Rバンク側気筒群制御用空燃比
補正係数R・KO2値の算出に関して説明したが、Lバ
ンク側気筒群制御用空燃比補正係数L・KO2値も同様
にして求めることができる。即ち、図5及び図6のフロ
ーチャートに示す算出ルーチンでR・KO2をL・KO
2に置き換えるようにすればよい。
補正係数R・KO2値の算出に関して説明したが、Lバ
ンク側気筒群制御用空燃比補正係数L・KO2値も同様
にして求めることができる。即ち、図5及び図6のフロ
ーチャートに示す算出ルーチンでR・KO2をL・KO
2に置き換えるようにすればよい。
【0061】図7は、下流側O2センサ17による空燃
比フィードバック制御を示すメインルーチンのフローチ
ャートである。ここでは、上流側O2センサ16Rまた
は16Lの制御量のずれを下流側O2センサ17の出力
RVO2に応じて補正するものである。
比フィードバック制御を示すメインルーチンのフローチ
ャートである。ここでは、上流側O2センサ16Rまた
は16Lの制御量のずれを下流側O2センサ17の出力
RVO2に応じて補正するものである。
【0062】まず、ステップS501では、下流側O2
センサ17による空燃比フィードバック制御(以下、S
ecO2F/Bという)の実行判定処理を行う。この実
行判定処理は、SecO2F/Bの実行を禁止するか、
あるいは一時停止するかを判定する処理であり、Sec
O2F/Bの実行の禁止条件としては、下流側O2セン
サ17の断線/短絡が検出されているとき、上流側O2
センサ16Rまたは16Lによる空燃比フィードバック
制御が成立していないとき、あるいはエンジン運転領域
がアイドル時であるとき等である。さらに、SecO2
F/Bの実行の停止条件は、下流側O2センサ17が不
活性状態であるとき、下流側O2センサ17が過渡状態
であるとき、禁止後所定時間経過してないとき、あるい
は停止後所定時間経過していないときなどである。
センサ17による空燃比フィードバック制御(以下、S
ecO2F/Bという)の実行判定処理を行う。この実
行判定処理は、SecO2F/Bの実行を禁止するか、
あるいは一時停止するかを判定する処理であり、Sec
O2F/Bの実行の禁止条件としては、下流側O2セン
サ17の断線/短絡が検出されているとき、上流側O2
センサ16Rまたは16Lによる空燃比フィードバック
制御が成立していないとき、あるいはエンジン運転領域
がアイドル時であるとき等である。さらに、SecO2
F/Bの実行の停止条件は、下流側O2センサ17が不
活性状態であるとき、下流側O2センサ17が過渡状態
であるとき、禁止後所定時間経過してないとき、あるい
は停止後所定時間経過していないときなどである。
【0063】次に、ステップS502において、Sec
O2F/Bが禁止中であるか否かを判別し、禁止中の場
合は、ステップS503へ進み、下流側O2センサオー
プンモードに設定して(ステップS503)、PL項及
びPR項を共にP項の初期値PINIで初期化した後
(ステップS504)、本ルーチンを終了する。
O2F/Bが禁止中であるか否かを判別し、禁止中の場
合は、ステップS503へ進み、下流側O2センサオー
プンモードに設定して(ステップS503)、PL項及
びPR項を共にP項の初期値PINIで初期化した後
(ステップS504)、本ルーチンを終了する。
【0064】また、前記ステップS502でSecO2
F/Bが禁止中でないと判別された場合は、ステップS
505でSecO2F/Bが停止中か否かを判別する。
停止中である場合は、REF設定モードにして(ステッ
プS506)、PL項及びPR項を、後述するPREF算
出処理で算出される学習値PLREF,PRREFにそれ
ぞれ設定する(ステップS507)。
F/Bが禁止中でないと判別された場合は、ステップS
505でSecO2F/Bが停止中か否かを判別する。
停止中である場合は、REF設定モードにして(ステッ
プS506)、PL項及びPR項を、後述するPREF算
出処理で算出される学習値PLREF,PRREFにそれ
ぞれ設定する(ステップS507)。
【0065】前記ステップS505でSecO2F/B
の停止中でないと判別された場合は、SecO2F/B
モードに設定して(ステップS508)、後述するサブ
ルーチンによりPL項及びPR項を算出する(ステップS
509)。さらに、PREF算出処理を実行して本ルー
チンを終了する(ステップS510)。
の停止中でないと判別された場合は、SecO2F/B
モードに設定して(ステップS508)、後述するサブ
ルーチンによりPL項及びPR項を算出する(ステップS
509)。さらに、PREF算出処理を実行して本ルー
チンを終了する(ステップS510)。
【0066】次に、図8は、図7の前記ステップS50
9において実行されるPL項,PR項の算出処理を示すフ
ローチャートである。ここでは、下流側O2センサ17
の出力RVO2の変動に応じてPL項,PR項を算出す
る。
9において実行されるPL項,PR項の算出処理を示すフ
ローチャートである。ここでは、下流側O2センサ17
の出力RVO2の変動に応じてPL項,PR項を算出す
る。
【0067】PR値及びPL値は、基本的には下流側O
2センサ17の出力電圧RVO2に基づいて算出する(下
流側O2センサによるフィードバック制御)が、この第
2のフィードバック制御が実行可能でないとき(例え
ば、エンジンのアイドル時、下流側O2センサ17の不
活性時等)には、所定値又はフィードバック制御中に算
出される学習値が使用される。
2センサ17の出力電圧RVO2に基づいて算出する(下
流側O2センサによるフィードバック制御)が、この第
2のフィードバック制御が実行可能でないとき(例え
ば、エンジンのアイドル時、下流側O2センサ17の不
活性時等)には、所定値又はフィードバック制御中に算
出される学習値が使用される。
【0068】ステップS601では下流側O2センサ出
力電圧RVO2が基準値RVREF(例えば0.45
V)より低いか否かを判別し、RVO2<RVREFが
成立するときには、ステップS602に進み、PR値に
リーン判定時用加減算項DPLを加算する。次いでPR
値が上限値PRMAXより大きくなったときには、PR
値を上限値PRMAXとする(ステップS603,S6
04)。
力電圧RVO2が基準値RVREF(例えば0.45
V)より低いか否かを判別し、RVO2<RVREFが
成立するときには、ステップS602に進み、PR値に
リーン判定時用加減算項DPLを加算する。次いでPR
値が上限値PRMAXより大きくなったときには、PR
値を上限値PRMAXとする(ステップS603,S6
04)。
【0069】続くステップS605ではPL値からリー
ン判定時用加減算項DPLを減算し、PL値が下限値よ
り小さくなったときには、PL値を下限値PLMINと
する(ステップS606,S607)。
ン判定時用加減算項DPLを減算し、PL値が下限値よ
り小さくなったときには、PL値を下限値PLMINと
する(ステップS606,S607)。
【0070】一方、前記ステップS601の答が否定
(NO)、即ちRVO2≧RVREFが成立するときに
は、ステップS608に進み、PR値からリッチ判定時
用加減算項DPRを減算し、PR値が下限値PRMIN
より小さくなったときには、PR値を下限値PRMIN
とする(ステップS609,S700)。
(NO)、即ちRVO2≧RVREFが成立するときに
は、ステップS608に進み、PR値からリッチ判定時
用加減算項DPRを減算し、PR値が下限値PRMIN
より小さくなったときには、PR値を下限値PRMIN
とする(ステップS609,S700)。
【0071】続くステップS701では、PL値にリッ
チ判定用加減算項DPRを加算し、PL値が上限値PL
MAXより大きくなったときには、PL値を上限値PL
MAXとする(ステップS702,S703)。
チ判定用加減算項DPRを加算し、PL値が上限値PL
MAXより大きくなったときには、PL値を上限値PL
MAXとする(ステップS702,S703)。
【0072】図8のプログラムによれば、RVO2<R
VREFが成立する期間中は、上下限値の範囲内でPR
値は増加し、PL値は減少する一方、RVO2≧RVR
EFが成立する期間中(T1,T3)は、PR値は減少
し、PR値は増加する。
VREFが成立する期間中は、上下限値の範囲内でPR
値は増加し、PL値は減少する一方、RVO2≧RVR
EFが成立する期間中(T1,T3)は、PR値は減少
し、PR値は増加する。
【0073】以上のように本実施例では、下流側O2 セ
ンサ17の出力によってフィードバック定数であるPL
項及びPR項を演算し、これを使用して上流O2 センサ
16R及び16Lの各出力によってR・KO2 値とL・
KO2 値をそれぞれ独立に演算して空燃比フィードバッ
ク制御を行う。そして、このときの上流O2 センサ16
R及び16Lの各出力の例えば反転周期によりそれぞれ
上流側O2 センサ16R及び16Lの劣化検出を行うよ
うにした。
ンサ17の出力によってフィードバック定数であるPL
項及びPR項を演算し、これを使用して上流O2 センサ
16R及び16Lの各出力によってR・KO2 値とL・
KO2 値をそれぞれ独立に演算して空燃比フィードバッ
ク制御を行う。そして、このときの上流O2 センサ16
R及び16Lの各出力の例えば反転周期によりそれぞれ
上流側O2 センサ16R及び16Lの劣化検出を行うよ
うにした。
【0074】その際に、下流側O2 センサ17は両バン
クの排気が混合された空燃比を検出する。上流側O2 セ
ンサ16R及び/又は16Lが劣化して、その出力が前
述した図10(a)例で示すようにずれていても、混合
された排気空燃比が理論空燃比であるときは、下流側O
2 センサの出力によるフィードバック制御は実施されな
い。しかし、このように場合、大気に放出される排気は
清浄であって排気エミッション特性の観点から問題はな
いので、このとき、下流側O2 センサの出力によるフィ
ードバック制御をあえて実行しなくても支障はないので
ある。従って、気筒群別制御において下流側O2 センサ
を単一とすることができる。
クの排気が混合された空燃比を検出する。上流側O2 セ
ンサ16R及び/又は16Lが劣化して、その出力が前
述した図10(a)例で示すようにずれていても、混合
された排気空燃比が理論空燃比であるときは、下流側O
2 センサの出力によるフィードバック制御は実施されな
い。しかし、このように場合、大気に放出される排気は
清浄であって排気エミッション特性の観点から問題はな
いので、このとき、下流側O2 センサの出力によるフィ
ードバック制御をあえて実行しなくても支障はないので
ある。従って、気筒群別制御において下流側O2 センサ
を単一とすることができる。
【0075】また、排気エミッション排気の観点から必
要以上に下流側O2 センサの出力によるフィードバック
制御を実行しないので、R・KO2 及びL・KO2 値の
制御周波数が低下せず、各バンクの触媒コンバータ14
R,14Lの触媒浄化性能が高くなる。これに関して、
図9は、R・KO2 /L・KO2 周波数に対する排気エ
ミッション特性を示す図であり、単一の下流側O2 セン
サ17の出力によるフィードバック制御が行われる場合
(本発明)の点Aと、各々の気筒群毎に下流側O2セン
サを設けて該フィードバックを行った場合(従来)の点
Bとを比べると、明らかに点Bの方が、低周波数で排気
エミッション特性が悪化しているのが判る。
要以上に下流側O2 センサの出力によるフィードバック
制御を実行しないので、R・KO2 及びL・KO2 値の
制御周波数が低下せず、各バンクの触媒コンバータ14
R,14Lの触媒浄化性能が高くなる。これに関して、
図9は、R・KO2 /L・KO2 周波数に対する排気エ
ミッション特性を示す図であり、単一の下流側O2 セン
サ17の出力によるフィードバック制御が行われる場合
(本発明)の点Aと、各々の気筒群毎に下流側O2セン
サを設けて該フィードバックを行った場合(従来)の点
Bとを比べると、明らかに点Bの方が、低周波数で排気
エミッション特性が悪化しているのが判る。
【0076】なお、上記実施例では、気筒群別空燃比制
御としてV型エンジンを例にとって説明したが、これに
限定されず、直列4気筒エンジンであって例えば1番と
4番気筒を第1群、2番と3番気筒を第2群とした気筒
群別空燃比制御などにも適用できる。また、上流側O2
センサ16R,16Lの劣化検出手法として、前記空燃
比フィードバック中の上流側O2 センサ16R,16L
の各出力の反転周期を計測する手法を用いたが、各上流
側O2 センサ16R,16Lの出力の周波数を計測する
ものであってもよいし、あるいはR・KO2 値及びL・
KO2 値の振幅を計測するようにしてもよい。
御としてV型エンジンを例にとって説明したが、これに
限定されず、直列4気筒エンジンであって例えば1番と
4番気筒を第1群、2番と3番気筒を第2群とした気筒
群別空燃比制御などにも適用できる。また、上流側O2
センサ16R,16Lの劣化検出手法として、前記空燃
比フィードバック中の上流側O2 センサ16R,16L
の各出力の反転周期を計測する手法を用いたが、各上流
側O2 センサ16R,16Lの出力の周波数を計測する
ものであってもよいし、あるいはR・KO2 値及びL・
KO2 値の振幅を計測するようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
燃機関の複数の気筒を所定数の気筒群に分割し、該気筒
群から夫々延出する排気通路毎に触媒式排気浄化手段を
配設し、前記各触媒式排気手段の上流側に設けられた上
流側酸素センサと、前記触媒式排気浄化手段の下流側に
配され、前記各気筒からの集合された排気の空燃比を検
出する単一の下流側酸素センサと、前記各気筒群に対応
した個々の上流側酸素センサの出力と前記下流側酸素セ
ンサの出力とに基づいて各気筒群毎の空燃比制御量をそ
れぞれ求め、該各空燃比制御量により前記各気筒群に供
給される混合気の空燃比をそれぞれ制御する複数の空燃
比制御手段と、前記各空燃比制御手段の作動により得ら
れた各上流側酸素センサの出力に基づいて当該上流側酸
素センサの劣化をそれぞれ検出する酸素センサ劣化検出
手段とを備えたので、気筒群別制御において下流側O2
センサを単一とすることができ、低コストで各上流O
2センサの劣化検出を行うことができる。
燃機関の複数の気筒を所定数の気筒群に分割し、該気筒
群から夫々延出する排気通路毎に触媒式排気浄化手段を
配設し、前記各触媒式排気手段の上流側に設けられた上
流側酸素センサと、前記触媒式排気浄化手段の下流側に
配され、前記各気筒からの集合された排気の空燃比を検
出する単一の下流側酸素センサと、前記各気筒群に対応
した個々の上流側酸素センサの出力と前記下流側酸素セ
ンサの出力とに基づいて各気筒群毎の空燃比制御量をそ
れぞれ求め、該各空燃比制御量により前記各気筒群に供
給される混合気の空燃比をそれぞれ制御する複数の空燃
比制御手段と、前記各空燃比制御手段の作動により得ら
れた各上流側酸素センサの出力に基づいて当該上流側酸
素センサの劣化をそれぞれ検出する酸素センサ劣化検出
手段とを備えたので、気筒群別制御において下流側O2
センサを単一とすることができ、低コストで各上流O
2センサの劣化検出を行うことができる。
【0078】また、必要以上に下流側O2 センサの出力
によるフィードバック制御を実行しないので、各気筒群
の触媒コンバータの触媒浄化性能が高くなる。
によるフィードバック制御を実行しないので、各気筒群
の触媒コンバータの触媒浄化性能が高くなる。
【図1】本発明の実施例に係る内燃エンジンの及びその
制御装置の全体構成図である。
制御装置の全体構成図である。
【図2】上流側O2センサの劣化検出(劣化モニタ)を
行うメインルーチンを示すメインフローチャートであ
る。
行うメインルーチンを示すメインフローチャートであ
る。
【図3】本実施例の上流側O2センサの劣化モニタのモ
ニタ前条件の成立判別サブルーチンを示すフローチャー
トである。
ニタ前条件の成立判別サブルーチンを示すフローチャー
トである。
【図4】本実施例の劣化判定処理を示すフローチャート
てある。
てある。
【図5】2O2センサF/B制御における空燃比補正係
数R・KO2の算出処理を示すフローチャートである。
数R・KO2の算出処理を示すフローチャートである。
【図6】2O2センサF/B制御における空燃比補正係
数R・KO2の算出処理を示す続きのフローチャートで
ある。
数R・KO2の算出処理を示す続きのフローチャートで
ある。
【図7】下流側O2センサ17による空燃比フィードバ
ック制御を示すメインルーチンのフローチャートであ
る。
ック制御を示すメインルーチンのフローチャートであ
る。
【図8】PL項,PR項の算出処理を示すフローチャート
である。
である。
【図9】本発明の効果を説明するための図である。
【図10】本発明の作用を説明するための図である。
1 内燃エンジン 14R,14L 三元触媒(触媒式排気浄化装置) 16R,16L 上流側O2センサ 17 下流側O2センサ 5 ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 洋一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−30115(JP,A) 特開 平4−30116(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 - 45/00 395
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の複数の気筒を所定数の気筒群
に分割し、該気筒群から夫々延出する排気通路毎に触媒
式排気浄化手段を配設し、前記各触媒式排気手段の上流
側に設けられた上流側酸素センサと、 前記触媒式排気浄化手段の下流側に配され、前記各気筒
からの集合された排気の空燃比を検出する単一の下流側
酸素センサと、 前記各気筒群に対応した個々の上流側酸素センサの出力
と前記下流側酸素センサの出力とに基づいて各気筒群毎
の空燃比制御量をそれぞれ求め、該各空燃比制御量によ
り前記各気筒群に供給される混合気の空燃比をそれぞれ
制御する複数の空燃比制御手段と、前記各空燃比制御手段の作動により得られた各上流側酸
素センサの出力に基づいて当該 上流側酸素センサの劣化
をそれぞれ検出する酸素センサ劣化検出手段とを備えた
ことを特徴とする内燃エンジンの酸素劣化検出装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5112329A JP2869911B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置 |
US08/226,007 US5485382A (en) | 1993-04-15 | 1994-04-11 | Oxygen sensor deterioration-detecting system for internal combustion engines |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5112329A JP2869911B2 (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 内燃エンジンの酸素センサ劣化検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06299888A JPH06299888A (ja) | 1994-10-25 |
JP2869911B2 true JP2869911B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=14583959
Family Applications (1)
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