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JP2865508B2 - 被圧水下におけるアンカー定着部の止水方法 - Google Patents

被圧水下におけるアンカー定着部の止水方法

Info

Publication number
JP2865508B2
JP2865508B2 JP31992592A JP31992592A JP2865508B2 JP 2865508 B2 JP2865508 B2 JP 2865508B2 JP 31992592 A JP31992592 A JP 31992592A JP 31992592 A JP31992592 A JP 31992592A JP 2865508 B2 JP2865508 B2 JP 2865508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
casing
anchor
pipe
leather
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP31992592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06167022A (ja
Inventor
学 寺本
伸司 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUTOKU KENSETSU KK
Original Assignee
NITSUTOKU KENSETSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NITSUTOKU KENSETSU KK filed Critical NITSUTOKU KENSETSU KK
Priority to JP31992592A priority Critical patent/JP2865508B2/ja
Publication of JPH06167022A publication Critical patent/JPH06167022A/ja
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Publication of JP2865508B2 publication Critical patent/JP2865508B2/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば土留壁を保持す
るアンカー体を築造する際の被圧水下におけるアンカー
定着部の止水方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アンカー体の築造に際し図14に示すよ
うに、先端にクローネンビット5を備えた単管すなわち
ケーシング1Aで削孔するときは、ケーシング1A内か
らの湧水はない。しかし、矢印Dで示す送水、スライム
がケーシング1Aの外周部に矢印Eで示すように通じる
ことから、土留壁32の背面が緩み易いので、口元パイ
プ37を設け、薬液を注入して対処する場合がある。
【0003】次いで、図15に示すように、ケーシング
1Aをビット5から離して引き抜く際、矢印Fで示す被
圧水が流出し、グラウト材も押されて流出する。これに
よりアンカー体C1の定着部Aの耐力がとれないことが
ある。なお、自由長部Bについては、周知のようにアン
カ耐力の問題は少ない。
【0004】本発明は、単管引き抜き時に被圧水が単管
内から流出するのを防止する被圧水下におけるアンカー
定着部の止水方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は、先
端にクローネンビットを着脱自在に設けた単管により削
孔し、該単管内にグラウトホースによりセメントミルク
を充填し、該セメントミルク内に、複数のPC鋼より線
を注入パイプの回りに結束して定着部に複数の突部およ
び凹部を形成し該凹部に複数のレザーパッカーを設けた
アンカ材を挿入したのちに前記単管を引抜くに際し、前
記レザーパッカーにより被圧水の該単管内からの流出を
防止することを特徴としている。
【0006】上記レザーパッカーは、ビット側に拡径す
る曲面状に形成し、2個を設けるのが好ましいが、3個
設けてもよい。
【0007】
【作用】本発明によれば、単管をビットから離して引き
抜く際、レザーパッカーは被圧水に付勢されて単管の内
面に圧接し、単管から被圧水が口元に流出するのを確実
に防止する。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0009】図1には、本発明に用いられる全体を符号
1で示すケーシングが示されている。このケーシング1
はケーシングユニット2、2をケーシングカップリング
3で連結し、先端には、ケーシングヘッド4を介して逆
止弁付きクローネンビット5が、ケーシング1を引抜く
ことで脱離するように設けられている。
【0010】図2ないし図5には、本発明に用いられる
全体を符号10で示す組立てられたアンカー材が示され
ており、そのアンカー材10は、いわゆるVSLアンカ
ー工法用のものである。このアンカー体10は、複数
(図示の例では7本)のPC鋼より線11を注入管12
の回りに結束し、定着部Aの複数箇所(図示の例では3
箇所)には、スペーサ13により突部14と凹部15と
を形成している。
【0011】その定着部Aには図6ないし図8にも示す
ように、先端に自由長部B側に拡径するストッパ付きの
コーン状のパイロットキャップ16が設けられ、凹部1
5には、締付ボルト19によってPC鋼より線11に固
定された固定パイプ18が設けられ、この固定パイプ1
8にはねじ部18aが螺設され、またリング状の突部P
が固定パイプ18に溶接固定されている。この突部Pの
半径方向外方には先端が開いてるレザーパイプ17aが
嵌挿され、さらにスペーサ20を介して別のレザーパッ
カ17bが設けられ、そして前記ねじ部18aと螺合す
るナット21によって固定されている。
【0012】他方、自由長部Bの外周は、シース22で
覆われ、定着部Aとの境部分は、止水アスファルトブラ
ックテープ23で覆われている。そして、内部には、防
錆油24が充填され、テープ23部分の内部には、止水
アスファルト25が充填されている。なお、図2の符号
34は注入ホース、35は口元パッカー、図8の符号3
6はパテ止水シーリングである。
【0013】次に、アンカー体築造の態様を説明する先
ず、図9に示すように、ケーシング1を回転し、クロー
ネンビット5により削孔してケーシング1をセットす
る。
【0014】次いで、ケーシング1の内部先端までグラ
ウトホース30を挿入し、グラウト材31を注入充填す
る。
【0015】次いで、図10に示すように、ケーシング
1の内部先端までアンカー材10を挿入する。この際、
グラウトホース30は、エア抜きを行いながら引き抜
く。
【0016】次いで、図12に示すように、ケーシング
1を非掘削方向に回転引抜き、クローネンビット5を脱
離したのち、引き抜き圧を加圧してケーシング1を引き
抜く。この際、レザーパッカー17a、17bは、被圧
水Fに付勢されてケーシング1の内面に圧接し、被圧水
Fがケーシング1の内部を通って流出するのを防止す
る。なお、レザーパッカー17a、17bの圧接度合が
小さい場合は、グラウト材を注入して付加圧力を昇圧す
る。
【0017】最後に、図13に示すように、ケーシング
1の引き抜きが終ったら、土留壁32と止水ボックス3
3との部分に、注入ホース34によりグラウト材31を
注入して口元パッカー35を形成し、自由長部Bからの
湧水を止水したのち、注入管12からグラウト材を注入
し、アンカー体Cを築造して終る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ザーパッカーにより被圧水がケーシング内から流出する
のを防止し、アンカー体の耐力を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるケーシングを示す分解斜視
図。
【図2】本発明に用いられるアンカー材を示す側面図。
【図3】図2のA−A矢視断面図。
【図4】図2のB−B矢視断面図。
【図5】図2のC−C矢視断面図。
【図6】ケーシングの先端部分を示す側面図。
【図7】レザーパッカー回りを示す側断面図。
【図8】図7のD矢視図。
【図9】アンカー体築造の態様の削孔工程を示す側断面
図。
【図10】グラウト材充填工程を示す側断面図。
【図11】アンカー材挿入工程を示す側断面図。
【図12】ケーシング引き抜き工程を示す側断面図。
【図13】アンカー体完成状態を示す側断面図。
【図14】従来のアンカー体築造態様を示す図9に相当
する図面。
【図15】図12に相当する図面。
【符号の説明】
A・・・定着部 B・・・自由長部 C、C1・・・アンカー体 F・・・被圧水 1、1A・・・ケーシング 2・・・ケーシングユニット 3・・・ケーシングカップリング 4・・・ケーシングヘッド 5・・・クローネンビット 10、10A・・・アンカー材 11・・・PC鋼より線 12・・・注入管 13・・・スペーサ 14・・・突部 15・・・凹部 16・・・パイロットキャップ 17a、17b・・・レザーパッカー 18・・・固定パイプ 19・・・固定金具 20・・・スペーサ 21・・・ナット 22・・・シース 23・・・止水アスファルト 24・・・防錆油 30・・・グラウトホース 31・・・グラウト材 32・・・土留壁 33・・・止水ボックス 34・・・注入ホース 35・・・口元パッカー 36・・・パテ止水シーリング 37・・・口元パイプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にクローネンビットを脱着自在に設
    けた単管により削孔し、該単管内にグラウトホースによ
    りセメントミルクを充填し、該セメントミルク内に、複
    数のより線を注入パイプの回りに結束して定着部に複数
    の突部及び凹部を形成し該凹部に複数のレザーパッカー
    を設けたアンカー材を挿入したのちに前記単管を引抜く
    に際し、前記レザーパッカーにより被圧水の該単管内か
    らの流出を防止することを特徴とする被圧水下における
    アンカー定着部の止水方法。
JP31992592A 1992-11-30 1992-11-30 被圧水下におけるアンカー定着部の止水方法 Expired - Fee Related JP2865508B2 (ja)

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JPH06167022A JPH06167022A (ja) 1994-06-14
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KR100793407B1 (ko) * 2007-07-31 2008-01-11 주식회사 인성이앤씨 케이싱과 2단일체형 패커를 이용한 그라우팅 주입장치 및그 주입방법

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