JP2862996B2 - 造成地の安定化方法 - Google Patents
造成地の安定化方法Info
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- JP2862996B2 JP2862996B2 JP31924490A JP31924490A JP2862996B2 JP 2862996 B2 JP2862996 B2 JP 2862996B2 JP 31924490 A JP31924490 A JP 31924490A JP 31924490 A JP31924490 A JP 31924490A JP 2862996 B2 JP2862996 B2 JP 2862996B2
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水はけの悪い農耕地や土地造成に用いる土
を、水はけ良く改良する方法に関する。
を、水はけ良く改良する方法に関する。
酸性土壌の改良など、農耕地の土壌改良については古
くから幾多の方法が知られているが、水はけの悪い土地
を水はけ良くするには排水管を埋設するなどの大掛かり
な方法が主流であり、簡単な方法で水はけを良くするこ
とは困難であつた。
くから幾多の方法が知られているが、水はけの悪い土地
を水はけ良くするには排水管を埋設するなどの大掛かり
な方法が主流であり、簡単な方法で水はけを良くするこ
とは困難であつた。
又、河川や港湾を埋立てたり、宅地や道路などを造成
する場合には、埋立てや土や盛土として山などを切り崩
した土などを用いるが、これらの埋立て土や盛土がヘド
ロや有機物又は粘度分を多く含む場合には透水性が悪い
ので、造成地の水はけが極めて悪く、排水管や排水溝を
設置しても地盤沈下がなくなり安定するまでに非常に長
い期間を必要としていた。
する場合には、埋立てや土や盛土として山などを切り崩
した土などを用いるが、これらの埋立て土や盛土がヘド
ロや有機物又は粘度分を多く含む場合には透水性が悪い
ので、造成地の水はけが極めて悪く、排水管や排水溝を
設置しても地盤沈下がなくなり安定するまでに非常に長
い期間を必要としていた。
本発明はかかる従来の事情に鑑み、農耕地の水はけを
良くし、又埋立て土や盛土として透水性の悪い土を使用
する場合であつても、従来よりも短い期間で造成地の沈
下がなくなり安定するように埋立て土や盛土の水はけを
良くする、土壌改良方法、特に造成地を早期に安定化さ
せる方法を提供することを目的とする。
良くし、又埋立て土や盛土として透水性の悪い土を使用
する場合であつても、従来よりも短い期間で造成地の沈
下がなくなり安定するように埋立て土や盛土の水はけを
良くする、土壌改良方法、特に造成地を早期に安定化さ
せる方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明が提供する造成地の
安定化方法は、含水率が高いか又は透水性の悪い土地造
成用の埋立て土や盛土に、直径0.05〜20mm、アスペクト
比1〜10、及び気孔率50〜80%の珪藻土焼成粒を添加混
合して造成することを特徴とする。
安定化方法は、含水率が高いか又は透水性の悪い土地造
成用の埋立て土や盛土に、直径0.05〜20mm、アスペクト
比1〜10、及び気孔率50〜80%の珪藻土焼成粒を添加混
合して造成することを特徴とする。
本発明者等は、珪藻土焼成粒を土に添加混合すること
によつて、土壌の透水性を改善出来ることを見出した。
によつて、土壌の透水性を改善出来ることを見出した。
即ち、珪藻土は本来空隙が大きいが同時に水を多く含
むので、そのまま添加しても土壌の透水性の改善には余
り効果がないが、珪藻土焼成粒は水分を殆ど含まず且つ
気孔率が高いので、焼成粒自身が土壌中の水を吸収し、
更に土粒の間に分散して土壌の透水性を改善させること
が判つた。
むので、そのまま添加しても土壌の透水性の改善には余
り効果がないが、珪藻土焼成粒は水分を殆ど含まず且つ
気孔率が高いので、焼成粒自身が土壌中の水を吸収し、
更に土粒の間に分散して土壌の透水性を改善させること
が判つた。
従つて、土地造成用の埋立て土や盛土に珪藻土焼成粒
を加えて造成を行えば、浚渫土のような多量の水を含ん
だ土や粘度などを多量に含む土であつても、透水性が改
善されて圧密性が良くなり、造成地の圧密が短期間で安
定する。尚、焼成粒を土に添加する割合は、土の含水率
や透水性の如何によつて個々に定める必要がある。
を加えて造成を行えば、浚渫土のような多量の水を含ん
だ土や粘度などを多量に含む土であつても、透水性が改
善されて圧密性が良くなり、造成地の圧密が短期間で安
定する。尚、焼成粒を土に添加する割合は、土の含水率
や透水性の如何によつて個々に定める必要がある。
本発明方法で使用する珪藻土焼成粒は掘り出した天然
の珪藻土をスライスして薄片とし、これを造粒機で成形
し、焼成することによつて製造される。又、珪藻土焼成
粒の形状や大きさ等は造粒機で任意に製造できるが、本
発明方法に使用して土壌の透水性を改善するには直径が
0.05〜20mm、アスペクト比が1〜10、及び気孔率が50〜
80%の範囲にあることが好ましい。
の珪藻土をスライスして薄片とし、これを造粒機で成形
し、焼成することによつて製造される。又、珪藻土焼成
粒の形状や大きさ等は造粒機で任意に製造できるが、本
発明方法に使用して土壌の透水性を改善するには直径が
0.05〜20mm、アスペクト比が1〜10、及び気孔率が50〜
80%の範囲にあることが好ましい。
含水比100%の海底沖積粘度に直径1mm、アスペクト比
1〜5、気孔率65%の珪藻土焼成粒(イソライト工業
(株)製の商品名イソライトCG1号)を容量で20%添加
して混合し、圧密試験を行つた。
1〜5、気孔率65%の珪藻土焼成粒(イソライト工業
(株)製の商品名イソライトCG1号)を容量で20%添加
して混合し、圧密試験を行つた。
比較例として、珪藻土焼成粒を添加しない上記と同じ
土について同様に圧密試験を行つた。
土について同様に圧密試験を行つた。
圧密試験は2.4kgf/cm2の荷重を負荷し、圧密係数CVと
して一日当りの沈下量を測定した。
して一日当りの沈下量を測定した。
結果を下表に示した。
本発明例 比較例 圧密係数(CV) 99.8 22.3 以上の結果から、珪藻土焼成粒を添加した本発明方法
によれば、珪藻土焼成粒を添加しない場合に比べて、土
の透水性改善に判つて圧密性が改善され、造成地の早期
地盤安定化に有効であることが判る。
によれば、珪藻土焼成粒を添加しない場合に比べて、土
の透水性改善に判つて圧密性が改善され、造成地の早期
地盤安定化に有効であることが判る。
本発明によれば、大規模な設備を必要としない極めて
簡単な方法によつて、土壌の透水性を改善することがで
きるので、土地造成用の埋立て土や盛土として含水率が
高く、又は透水性の悪い土を使用する場合であつても、
従来より短い期間で造成地の地盤沈下をなくして安定化
させることができる。
簡単な方法によつて、土壌の透水性を改善することがで
きるので、土地造成用の埋立て土や盛土として含水率が
高く、又は透水性の悪い土を使用する場合であつても、
従来より短い期間で造成地の地盤沈下をなくして安定化
させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−16735(JP,A) 特開 昭48−18176(JP,A) 特開 平4−128404(JP,A) 特開 平4−38305(JP,A) 特開 昭49−30119(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】含水率が高いか又は透水性の悪い土地造成
用の埋立て土や盛土に、直径0.05〜20mm、アスペクト比
1〜10、及び気孔率50〜80%の珪藻土焼成粒を添加混合
して造成することを特徴とする造成地の安定化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31924490A JP2862996B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 造成地の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31924490A JP2862996B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 造成地の安定化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04189912A JPH04189912A (ja) | 1992-07-08 |
JP2862996B2 true JP2862996B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=18108025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31924490A Expired - Lifetime JP2862996B2 (ja) | 1990-11-22 | 1990-11-22 | 造成地の安定化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862996B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105239550A (zh) * | 2015-10-15 | 2016-01-13 | 上海大学 | 三维立体土工膜及其制备方法 |
WO2019234790A1 (ja) * | 2018-06-04 | 2019-12-12 | サントリーホールディングス株式会社 | 土壌改質方法、土壌改質材、及びその使用 |
-
1990
- 1990-11-22 JP JP31924490A patent/JP2862996B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04189912A (ja) | 1992-07-08 |
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