JP2858537B2 - 位相比較回路及びpll回路 - Google Patents
位相比較回路及びpll回路Info
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- JP2858537B2 JP2858537B2 JP6196106A JP19610694A JP2858537B2 JP 2858537 B2 JP2858537 B2 JP 2858537B2 JP 6196106 A JP6196106 A JP 6196106A JP 19610694 A JP19610694 A JP 19610694A JP 2858537 B2 JP2858537 B2 JP 2858537B2
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- Japan
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- signal
- control signal
- clock
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、VTR,ディスクプ
レーヤ,あるいは通信機器などの電子機器において、多
値信号波形からタイミング抽出のためのクロックを得る
場合に好適な位相比較回路及びPLL回路に関するもの
である。
レーヤ,あるいは通信機器などの電子機器において、多
値信号波形からタイミング抽出のためのクロックを得る
場合に好適な位相比較回路及びPLL回路に関するもの
である。
【0002】
【背景技術と発明が解決しようとする課題】多値信号か
ら情報を識別するためのクロック信号を得る背景技術と
しては、特開平2−156475号公報に開示された
「デジタル信号の記録再生装置」がある。これは、記録
再生におけるエラ−の低減,再生信号の品質向上を目的
としたもので、通常再生か特殊再生かの再生状態に応じ
てイコライザ回路の特性を切り換えるようにしたもので
ある。
ら情報を識別するためのクロック信号を得る背景技術と
しては、特開平2−156475号公報に開示された
「デジタル信号の記録再生装置」がある。これは、記録
再生におけるエラ−の低減,再生信号の品質向上を目的
としたもので、通常再生か特殊再生かの再生状態に応じ
てイコライザ回路の特性を切り換えるようにしたもので
ある。
【0003】特開平3−16337号公報には、「タイ
ミング抽出方式およびそれを利用した通信システム」が
開示されている。この背景技術は、高速伝送を行うこと
を目的としたもので、N値信号からN−1種類のゼロク
ロスタイミングが弁別され、更にそのタイミングに同期
した1つのクロックが選択される。
ミング抽出方式およびそれを利用した通信システム」が
開示されている。この背景技術は、高速伝送を行うこと
を目的としたもので、N値信号からN−1種類のゼロク
ロスタイミングが弁別され、更にそのタイミングに同期
した1つのクロックが選択される。
【0004】また、特開平4−60905号公報には、
伝送路を狭帯域化してコスト低減を図ることを目的とし
た「デイジタル磁気記録再生装置」が開示されている。
これは、低コストで安定にクロックを生成することを目
的としたもので、積分信号の零クロス検出を含めた3つ
のコンパレ−タの出力からPLL回路のクロックが得ら
れる。
伝送路を狭帯域化してコスト低減を図ることを目的とし
た「デイジタル磁気記録再生装置」が開示されている。
これは、低コストで安定にクロックを生成することを目
的としたもので、積分信号の零クロス検出を含めた3つ
のコンパレ−タの出力からPLL回路のクロックが得ら
れる。
【0005】ところで、パーシャルレスポンスクラス4
検出などの3値検出を行う場合には、「PCM−VTR
実験機の試作」(電子情報通信学会技術報告MR79−
8)の例に見るように、データ検出用の経路とクロック
生成用の経路を別々に持っている。図11にはその様子
が示されており、アンプ900で増幅された入力再生信
号は、波形等化器902による波形等化の後、パーシャ
ルレスポンス検出器904,クロック生成回路906に
それぞれ供給される。D−フリップフロップ908で
は、クロック生成回路906から供給された抽出クロッ
クに基づいてデータ抽出が行われる。このように、矢印
F1で示すデータ検出用経路と、矢印F2で示すクロッ
ク生成用経路とが別々となっている。
検出などの3値検出を行う場合には、「PCM−VTR
実験機の試作」(電子情報通信学会技術報告MR79−
8)の例に見るように、データ検出用の経路とクロック
生成用の経路を別々に持っている。図11にはその様子
が示されており、アンプ900で増幅された入力再生信
号は、波形等化器902による波形等化の後、パーシャ
ルレスポンス検出器904,クロック生成回路906に
それぞれ供給される。D−フリップフロップ908で
は、クロック生成回路906から供給された抽出クロッ
クに基づいてデータ抽出が行われる。このように、矢印
F1で示すデータ検出用経路と、矢印F2で示すクロッ
ク生成用経路とが別々となっている。
【0006】これは、3値の信号から直接的にクロック
の位相を定めるような信号を得ることが困難であること
が理由である。このため、クロックの生成用に例えば信
号を積分して2値に変換し、ゼロクロスコンパレートな
どを行うことにより、パーシャルレスポンス検出器の入
力信号とは違った形の信号に変換してクロックを生成し
ている。
の位相を定めるような信号を得ることが困難であること
が理由である。このため、クロックの生成用に例えば信
号を積分して2値に変換し、ゼロクロスコンパレートな
どを行うことにより、パーシャルレスポンス検出器の入
力信号とは違った形の信号に変換してクロックを生成し
ている。
【0007】その結果、前記F1,F2の経路間に回路
遅延の影響で位相のずれが生じるため、ディレイライン
を挿入するなどして位相ずれを補正する必要が生ずる。
更に、可変速再生時にデータレートが変化すると、固定
の補正量では最適のストローブ点にロックさせることが
困難となるという不都合もある。
遅延の影響で位相のずれが生じるため、ディレイライン
を挿入するなどして位相ずれを補正する必要が生ずる。
更に、可変速再生時にデータレートが変化すると、固定
の補正量では最適のストローブ点にロックさせることが
困難となるという不都合もある。
【0008】このように、各種の手法が提案されている
が、多値に等化される信号から直接クロックを再生する
ことは、非常に困難を伴う。特に、3値程度あればとも
かく、それ以上の多値の場合にも適用できる有効な手法
が要望されるに至っている。この発明は、以上の点に着
目したもので、多値信号波形から直接クロックを生成で
き、位相ずれ補正を必要としないPLLなどに好適な位
相比較回路及びPLL回路を提供することを、その目的
とするものである。
が、多値に等化される信号から直接クロックを再生する
ことは、非常に困難を伴う。特に、3値程度あればとも
かく、それ以上の多値の場合にも適用できる有効な手法
が要望されるに至っている。この発明は、以上の点に着
目したもので、多値信号波形から直接クロックを生成で
き、位相ずれ補正を必要としないPLLなどに好適な位
相比較回路及びPLL回路を提供することを、その目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、デジタル符号の論理値を示す多値信号
波形からいずれか一つのレベルに対する論理値の検出信
号を得る検出信号出力手段; 前記検出信号のパルスの第1のエッジと第1のエッジの
直後に来るクロック信号の第1のストローブポイントと
の間隔を示す第1の制御信号を出力し、前記第1のスト
ローブポイントから次の第2のストローブポイントまで
の間に検出信号の第2のエッジがある場合には、前記第
1のストローブポイントと第2のエッジとの間隔を示す
第2の制御信号を出力し、前記第1のストローブポイン
トから次の第2のストローブポイントまでの間に検出信
号の第2のエッジがない場合には、前記第1のストロー
ブポイントからクロック信号の1周期の間隔を示す第3
の制御信号を出力するとともに、第2のエッジと第2の
エッジの直後に来るストローブポイントとの間隔を示す
第4の制御信号を出力する制御信号出力手段; 第1の制御信号と第2の制御信号との差、あるいは、第
1及び第4の制御信号の和と第3の制御信号との差を誤
差信号として、前記多値信号波形からデジタル符号の論
理値を得る際の最適抽出タイミングと前記クロック信号
のストローブポイントとの位相ずれを検出する位相ずれ
検出手段; を備えたことを特徴とする。他の発明は、デジタル符号
の論理値を示す多値信号波形からいずれか一つのレベル
に対する論理値の検出信号を得る検出信号出力手段; 前記検出信号のパルスの第1のエッジと第1のエッジの
直後に来るクロック信号のストローブポイントとの間隔
を示す第1の制御信号と、前記検出信号のパルスの第2
のエッジと第2のエッジの直後に来るクロック信号のス
トローブポイントとの間隔を示す第4の制御信号と、ク
ロック信号の1周期の間隔を示す第5の制御信号とを出
力する制御信号出力手段; 第1及び第5の制御信号の和と第4の制御信号との差を
誤差信号として、前記多値信号波形からデジタル符号の
論理値を得る際の最適抽出タイミングと前記クロック信
号のストローブポイントとの位相ずれを検出する位相ず
れ検出手段; を備えたことを特徴とする。
め、この発明は、デジタル符号の論理値を示す多値信号
波形からいずれか一つのレベルに対する論理値の検出信
号を得る検出信号出力手段; 前記検出信号のパルスの第1のエッジと第1のエッジの
直後に来るクロック信号の第1のストローブポイントと
の間隔を示す第1の制御信号を出力し、前記第1のスト
ローブポイントから次の第2のストローブポイントまで
の間に検出信号の第2のエッジがある場合には、前記第
1のストローブポイントと第2のエッジとの間隔を示す
第2の制御信号を出力し、前記第1のストローブポイン
トから次の第2のストローブポイントまでの間に検出信
号の第2のエッジがない場合には、前記第1のストロー
ブポイントからクロック信号の1周期の間隔を示す第3
の制御信号を出力するとともに、第2のエッジと第2の
エッジの直後に来るストローブポイントとの間隔を示す
第4の制御信号を出力する制御信号出力手段; 第1の制御信号と第2の制御信号との差、あるいは、第
1及び第4の制御信号の和と第3の制御信号との差を誤
差信号として、前記多値信号波形からデジタル符号の論
理値を得る際の最適抽出タイミングと前記クロック信号
のストローブポイントとの位相ずれを検出する位相ずれ
検出手段; を備えたことを特徴とする。他の発明は、デジタル符号
の論理値を示す多値信号波形からいずれか一つのレベル
に対する論理値の検出信号を得る検出信号出力手段; 前記検出信号のパルスの第1のエッジと第1のエッジの
直後に来るクロック信号のストローブポイントとの間隔
を示す第1の制御信号と、前記検出信号のパルスの第2
のエッジと第2のエッジの直後に来るクロック信号のス
トローブポイントとの間隔を示す第4の制御信号と、ク
ロック信号の1周期の間隔を示す第5の制御信号とを出
力する制御信号出力手段; 第1及び第5の制御信号の和と第4の制御信号との差を
誤差信号として、前記多値信号波形からデジタル符号の
論理値を得る際の最適抽出タイミングと前記クロック信
号のストローブポイントとの位相ずれを検出する位相ず
れ検出手段; を備えたことを特徴とする。
【0010】主要な形態によれば、多値信号波形の複数
のレベルにそれぞれ対応する複数の検出信号出力手段を
備え、これらによってそれぞれ得られた検出信号に対し
て前記制御信号出力手段が制御信号を出力する。他の形
態によれば、前記位相ずれ検出手段は、前記制御信号出
力手段から次の制御信号が入力されるまで、検出した位
相ずれの値をホールドするチャージポンプ手段である。
のレベルにそれぞれ対応する複数の検出信号出力手段を
備え、これらによってそれぞれ得られた検出信号に対し
て前記制御信号出力手段が制御信号を出力する。他の形
態によれば、前記位相ずれ検出手段は、前記制御信号出
力手段から次の制御信号が入力されるまで、検出した位
相ずれの値をホールドするチャージポンプ手段である。
【0011】
【好ましい実施例の説明】この発明の位相比較回路及び
PLL回路には数多くの実施例が有り得るが、ここでは
適切な数の実施例を示し、詳細に説明する。 <実施例1>図1には、実施例1の主要部が示されてい
る。この例は、デジタル磁気記録VTRのデータ検出に
パーシャルレスポンス検出クラス4(PR4)を用いた
場合の適用例である。
PLL回路には数多くの実施例が有り得るが、ここでは
適切な数の実施例を示し、詳細に説明する。 <実施例1>図1には、実施例1の主要部が示されてい
る。この例は、デジタル磁気記録VTRのデータ検出に
パーシャルレスポンス検出クラス4(PR4)を用いた
場合の適用例である。
【0012】同図において、テープ10に記録された信
号は、再生ヘッド12によって読み出されるようになっ
ている。再生ヘッド12の信号出力側は、再生アンプ1
4を介して波形等化器16に接続されている。波形等化
器16の出力側は、一方においてディレイライン18に
接続されており、他方においてアナログ加算器20に接
続されている。ディレイライン18の出力側はアナログ
加算器20に接続されており、その出力側は信号検出器
22,24にそれぞれ接続されている。信号検出器2
2,24の出力側は、PLL回路26及び信号再生回路
28にそれぞれ接続されている。
号は、再生ヘッド12によって読み出されるようになっ
ている。再生ヘッド12の信号出力側は、再生アンプ1
4を介して波形等化器16に接続されている。波形等化
器16の出力側は、一方においてディレイライン18に
接続されており、他方においてアナログ加算器20に接
続されている。ディレイライン18の出力側はアナログ
加算器20に接続されており、その出力側は信号検出器
22,24にそれぞれ接続されている。信号検出器2
2,24の出力側は、PLL回路26及び信号再生回路
28にそれぞれ接続されている。
【0013】次に、PLL回路26の入力側には、位相
比較器30,32が設けられている。位相比較器30,
32のチャージ信号Cの出力側はORゲート34に接続
されており、ディスチャージ信号Dの出力側はNORゲ
ート36に接続されている。これらORゲート34,N
ORゲート36の出力側はアナログ加算器38に接続さ
れており、これらによってチャージポンプ回路40が構
成されている。アナログ加算器38の出力側はループフ
ィルタ42に接続されている。このループフィルタ42
の出力側はVCO(電圧制御発振器)44に接続されて
おり、このVCO44の出力側が位相比較器30,3
2,信号再生回路28のクロック入力側にそれぞれ接続
されている。
比較器30,32が設けられている。位相比較器30,
32のチャージ信号Cの出力側はORゲート34に接続
されており、ディスチャージ信号Dの出力側はNORゲ
ート36に接続されている。これらORゲート34,N
ORゲート36の出力側はアナログ加算器38に接続さ
れており、これらによってチャージポンプ回路40が構
成されている。アナログ加算器38の出力側はループフ
ィルタ42に接続されている。このループフィルタ42
の出力側はVCO(電圧制御発振器)44に接続されて
おり、このVCO44の出力側が位相比較器30,3
2,信号再生回路28のクロック入力側にそれぞれ接続
されている。
【0014】以上の各部のうち、ディレイライン18
は、入力信号をクロック周期だけ遅延して出力するため
のものである。アナログ加算器20は、入力信号をアナ
ログ的に加算するためのもので、この加算によって得ら
れる信号は、情報の伝送点で3値をとる。図2には、そ
の様子が示されている。波形等化器16の出力が、例え
ば同図(A)に示すような信号波形であるとすると、ア
ナログ加算器20の出力は、同図(B)に示すような3
値レベルの信号になる。この3値の信号レベルを+A,
0,−Aとすると、テープ10に対する信号の記録側に
おけるプリコードの操作により、±Aは2値デジタル信
号の論理値「H」に、0は2値デジタル信号の論理値
「L」に、それぞれ対応している。
は、入力信号をクロック周期だけ遅延して出力するため
のものである。アナログ加算器20は、入力信号をアナ
ログ的に加算するためのもので、この加算によって得ら
れる信号は、情報の伝送点で3値をとる。図2には、そ
の様子が示されている。波形等化器16の出力が、例え
ば同図(A)に示すような信号波形であるとすると、ア
ナログ加算器20の出力は、同図(B)に示すような3
値レベルの信号になる。この3値の信号レベルを+A,
0,−Aとすると、テープ10に対する信号の記録側に
おけるプリコードの操作により、±Aは2値デジタル信
号の論理値「H」に、0は2値デジタル信号の論理値
「L」に、それぞれ対応している。
【0015】信号検出器22は、入力3値信号の+Aを
検出するためのものである。図2に一例を示す。同図
中、(A)は波形等化後の信号波形であり、アナログ加
算器20の出力は同図(B)に示すようになる。この
(B)の加算信号を+Aスライスレベルでコンパレート
することで、同図(C)に示す上データが得られる。ま
た、信号検出器24は、入力3値信号の−Aを検出する
ためのものである。同図(B)の加算信号を−Aスライ
スレベルでコンパレートすることで、同図(D)に示す
下データが得られる。
検出するためのものである。図2に一例を示す。同図
中、(A)は波形等化後の信号波形であり、アナログ加
算器20の出力は同図(B)に示すようになる。この
(B)の加算信号を+Aスライスレベルでコンパレート
することで、同図(C)に示す上データが得られる。ま
た、信号検出器24は、入力3値信号の−Aを検出する
ためのものである。同図(B)の加算信号を−Aスライ
スレベルでコンパレートすることで、同図(D)に示す
下データが得られる。
【0016】次に、PLL回路26の位相比較器30,
32は、図3に示すような構成となっている。なお、位
相比較器30,32は同様の構成である。また、D−F
Fの2つの出力をQ,QN(Qの反転)と表現する。同
図において、信号検出器22又は24から出力された上
データ又は下データは、バッファ50に入力されるよう
になっている。このバッファ50の正転出力側は、D−
フリップフロップ(以下「D−FF」と略称する)52
のD入力に供給されている。D−FF52のD入力及び
Q出力はANDゲート54に接続されており、D入力及
びQN出力はANDゲート56に接続されている。
32は、図3に示すような構成となっている。なお、位
相比較器30,32は同様の構成である。また、D−F
Fの2つの出力をQ,QN(Qの反転)と表現する。同
図において、信号検出器22又は24から出力された上
データ又は下データは、バッファ50に入力されるよう
になっている。このバッファ50の正転出力側は、D−
フリップフロップ(以下「D−FF」と略称する)52
のD入力に供給されている。D−FF52のD入力及び
Q出力はANDゲート54に接続されており、D入力及
びQN出力はANDゲート56に接続されている。
【0017】D−FF52のQ出力は、D−FF58の
D入力に接続されている。このD−FF58のD入力及
びQ出力,及びバッファ50の反転出力側は、ANDゲ
ート60に接続されている。D−FF58のQN出力
は、ANDゲート54の出力とともにANDゲート62
に接続されている。このANDゲート62の出力がディ
スチャージ信号出力となっている。他方、ANDゲート
56及び60の出力は、ORゲート64に接続されてい
る。このORゲート64の出力がチャージ信号出力とな
っている。PLL回路26のVCO44から供給される
再生クロックは、D−FF52,58のクロック入力に
接続されている。
D入力に接続されている。このD−FF58のD入力及
びQ出力,及びバッファ50の反転出力側は、ANDゲ
ート60に接続されている。D−FF58のQN出力
は、ANDゲート54の出力とともにANDゲート62
に接続されている。このANDゲート62の出力がディ
スチャージ信号出力となっている。他方、ANDゲート
56及び60の出力は、ORゲート64に接続されてい
る。このORゲート64の出力がチャージ信号出力とな
っている。PLL回路26のVCO44から供給される
再生クロックは、D−FF52,58のクロック入力に
接続されている。
【0018】次に、図4を参照しながら、位相比較器3
0,32の動作を説明する。なお、両者の動作は同様で
あるので、位相比較器30を代表して説明する。同図
(A)は再生クロック、同図(B)は信号検出器22か
ら供給された上データである。この上データがバッファ
50を介してD−FF52に供給されると、再生クロッ
クのストローブポイント(立上がりタイミング)でラッ
チされるので、D−FF52のQ出力は同図(C)に示
すようになる。これがD−FF58にラッチされるの
で、D−FF58のQ出力は同図(D)に示すようにな
る。
0,32の動作を説明する。なお、両者の動作は同様で
あるので、位相比較器30を代表して説明する。同図
(A)は再生クロック、同図(B)は信号検出器22か
ら供給された上データである。この上データがバッファ
50を介してD−FF52に供給されると、再生クロッ
クのストローブポイント(立上がりタイミング)でラッ
チされるので、D−FF52のQ出力は同図(C)に示
すようになる。これがD−FF58にラッチされるの
で、D−FF58のQ出力は同図(D)に示すようにな
る。
【0019】この結果、ANDゲート56の出力は、同
図(B)と(C)の反転値とのANDをとって同図
(G)に示すようになる。ANDゲート54の出力は、
同図(B)と(C)のANDをとったものとなる。ま
た、ANDゲート62の出力は、同図(D)の反転値と
ANDゲート54の出力とのANDをとって、同図
(F)に示すようになり、これが、ディスチャージ信号
D1となる。他方、ANDゲート60の出力は、同図
(B)の反転値,(C),(D)のANDをとって同図
(E)に示すようになる。このため、ORゲート64の
出力は、同図(E)と(G)のORをとって、同図
(H)に示すようになる。これが、チャージ信号C1と
なる。
図(B)と(C)の反転値とのANDをとって同図
(G)に示すようになる。ANDゲート54の出力は、
同図(B)と(C)のANDをとったものとなる。ま
た、ANDゲート62の出力は、同図(D)の反転値と
ANDゲート54の出力とのANDをとって、同図
(F)に示すようになり、これが、ディスチャージ信号
D1となる。他方、ANDゲート60の出力は、同図
(B)の反転値,(C),(D)のANDをとって同図
(E)に示すようになる。このため、ORゲート64の
出力は、同図(E)と(G)のORをとって、同図
(H)に示すようになる。これが、チャージ信号C1と
なる。
【0020】このようなチャージ信号C1,ディスチャ
ージ信号D1が、位相比較器30から出力される。この
ため、チャージポンプ回路40の出力は、同図(I)に
示すようになる。他の位相比較器32でも、信号検出器
24から出力された下データに対して同様の処理が行わ
れ、チャージ信号C2,ディスチャージ信号D2がそれ
ぞれ出力される。
ージ信号D1が、位相比較器30から出力される。この
ため、チャージポンプ回路40の出力は、同図(I)に
示すようになる。他の位相比較器32でも、信号検出器
24から出力された下データに対して同様の処理が行わ
れ、チャージ信号C2,ディスチャージ信号D2がそれ
ぞれ出力される。
【0021】図1に戻って、チャージポンプ回路40
は、具体例を示すと図10に示すように構成されてい
る。同図において、ORゲート34から出力されるチャ
ージ信号は、バッファBA,抵抗Rを介して差動増幅器
40Aの反転入力側に供給されている。ORゲート36
から出力されるディスチャージ信号は、インバータB
N,抵抗Rを介して差動増幅器40Aの反転入力側に供
給されている。他方、差動増幅器40Aの非反転入力側
にも、バッファBA,抵抗Rと、インバータBN,抵抗
Rの並列回路が接続されているが、それらはアースされ
ている。
は、具体例を示すと図10に示すように構成されてい
る。同図において、ORゲート34から出力されるチャ
ージ信号は、バッファBA,抵抗Rを介して差動増幅器
40Aの反転入力側に供給されている。ORゲート36
から出力されるディスチャージ信号は、インバータB
N,抵抗Rを介して差動増幅器40Aの反転入力側に供
給されている。他方、差動増幅器40Aの非反転入力側
にも、バッファBA,抵抗Rと、インバータBN,抵抗
Rの並列回路が接続されているが、それらはアースされ
ている。
【0022】差動増幅器40Aの反転入力側と出力との
間にはコンデンサCが接続されており、積分回路が構成
されている。つまり、チャージポンプ回路40では、積
分値に対してチャージ信号が+に作用し、ディスチャー
ジ信号が−に作用するようになっている。次に、信号再
生回路28は、信号検出器22,24によって検出され
た上データ及び下データのORの演算をPLL回路26
の再生クロックに基づいて行うことで、2値デジタル信
号を復元するための回路である。
間にはコンデンサCが接続されており、積分回路が構成
されている。つまり、チャージポンプ回路40では、積
分値に対してチャージ信号が+に作用し、ディスチャー
ジ信号が−に作用するようになっている。次に、信号再
生回路28は、信号検出器22,24によって検出され
た上データ及び下データのORの演算をPLL回路26
の再生クロックに基づいて行うことで、2値デジタル信
号を復元するための回路である。
【0023】次に、以上のような構成の実施例1の動作
を説明する。PRクラス4の場合、再生ヘッド12でテ
ープ10から再生された信号は、再生アンプ14で増幅
される。この信号は、波形等化器16で波形等化された
後、ディレイライン18でクロック周期Tだけ遅延され
た信号とアナログ加算器20で加算される。加算信号
は、信号検出器22,24に供給され、ここで図2に示
したように上データ,下データが検出される。検出され
た上データ,下データは、PLL回路26の位相比較器
30,32にそれぞれ入力される。
を説明する。PRクラス4の場合、再生ヘッド12でテ
ープ10から再生された信号は、再生アンプ14で増幅
される。この信号は、波形等化器16で波形等化された
後、ディレイライン18でクロック周期Tだけ遅延され
た信号とアナログ加算器20で加算される。加算信号
は、信号検出器22,24に供給され、ここで図2に示
したように上データ,下データが検出される。検出され
た上データ,下データは、PLL回路26の位相比較器
30,32にそれぞれ入力される。
【0024】位相比較器30,32では、図4に示した
動作が行われる。 (1)区間T1: 検出された上データ,下データのパルスが短く、上デー
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが1つのみ含まれる ような場合である。
図4(B)の上データの最初のパルスについてみると、
上データの第1のエッジEA1からストローブポイントS
PA1までが、同図(H)に示すようにチャージ信号CA1
となっており、ストローブポイントSPA1から上データ
の第2のエッジEA2までが、同図(F)に示すようにデ
ィスチャージ信号DA1となっている。
動作が行われる。 (1)区間T1: 検出された上データ,下データのパルスが短く、上デー
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが1つのみ含まれる ような場合である。
図4(B)の上データの最初のパルスについてみると、
上データの第1のエッジEA1からストローブポイントS
PA1までが、同図(H)に示すようにチャージ信号CA1
となっており、ストローブポイントSPA1から上データ
の第2のエッジEA2までが、同図(F)に示すようにデ
ィスチャージ信号DA1となっている。
【0025】このようにして得られたチャージ信号,デ
ィスチャージ信号は、アナログ加算器38に供給され
る。再生信号と再生クロックとの間に位相(周波数)ず
れがあるような場合は、チャージ信号とディスチャージ
信号との間に差(面積の差)が生ずるようになる。この
差分は、ループフィルタ42を介してVCO44に供給
され、差分に応じた位相(周波数)の制御が行われる。
ィスチャージ信号は、アナログ加算器38に供給され
る。再生信号と再生クロックとの間に位相(周波数)ず
れがあるような場合は、チャージ信号とディスチャージ
信号との間に差(面積の差)が生ずるようになる。この
差分は、ループフィルタ42を介してVCO44に供給
され、差分に応じた位相(周波数)の制御が行われる。
【0026】図示の例では、チャージ信号CA1,ディス
チャージ信号DA1をアナログ加算すると、CA1−DA1に
対応する差分が生じ、これに基づいて同図(A)の再生
クロックのストローブポイントSPA1が矢印FA1方向に
移動するような位相制御が行われる。このようにして、
3値の再生信号に対する再生クロックが良好に得られ
る。
チャージ信号DA1をアナログ加算すると、CA1−DA1に
対応する差分が生じ、これに基づいて同図(A)の再生
クロックのストローブポイントSPA1が矢印FA1方向に
移動するような位相制御が行われる。このようにして、
3値の再生信号に対する再生クロックが良好に得られ
る。
【0027】(2)区間T2: 検出された上データ,下データのパルスが長く、上デー
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが2つ以上含まれる ような場合である。
この場合は、上述したT1のような手法では良好に再生
クロックの位相ずれ(周波数ずれ)を検出することがで
きない。
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが2つ以上含まれる ような場合である。
この場合は、上述したT1のような手法では良好に再生
クロックの位相ずれ(周波数ずれ)を検出することがで
きない。
【0028】そこで、この場合は、まず上述したように
してディスチャージ信号DA2,チャージ信号CA2が生成
される(同図(F),(H)参照)。なお、ディスチャ
ージ信号DA2は、同図(A)に示す再生クロックの1周
期となっている。この動作の後に、同図(B)に示すよ
うに上データの第2のエッジEA3が来るので、そのエッ
ジから直後のストローブポイントSPA2までを示すチャ
ージ信号CA3を発生する(同図(H)参照)。
してディスチャージ信号DA2,チャージ信号CA2が生成
される(同図(F),(H)参照)。なお、ディスチャ
ージ信号DA2は、同図(A)に示す再生クロックの1周
期となっている。この動作の後に、同図(B)に示すよ
うに上データの第2のエッジEA3が来るので、そのエッ
ジから直後のストローブポイントSPA2までを示すチャ
ージ信号CA3を発生する(同図(H)参照)。
【0029】このようにして得られたチャージ信号,デ
ィスチャージ信号は、アナログ加算器38に供給され
る。ディスチャージ信号DA2は、再生クロックの1周期
分となっている。このため、ディスチャージ信号DA2と
チャージ信号CA3との差分は、再生クロックの第2のエ
ッジEA3における上データの位相ずれに対応するように
なる。アナログ加算器38では、更にチャージ信号CA2
が考慮されて上データの前後のエッジを考慮した再生ク
ロックの位相ずれが得られる。
ィスチャージ信号は、アナログ加算器38に供給され
る。ディスチャージ信号DA2は、再生クロックの1周期
分となっている。このため、ディスチャージ信号DA2と
チャージ信号CA3との差分は、再生クロックの第2のエ
ッジEA3における上データの位相ずれに対応するように
なる。アナログ加算器38では、更にチャージ信号CA2
が考慮されて上データの前後のエッジを考慮した再生ク
ロックの位相ずれが得られる。
【0030】すなわち、チャージ信号CA2,CA3,ディ
スチャージ信号DA2をアナログ加算すると、CA2+CA3
−DA2に対応する差分が生じ、これに基づいて同図
(A)の再生クロックのストローブポイントSPA3が矢
印FA2方向に移動するような位相(周波数)制御が行わ
れる。下データに対しても、位相比較器32で同様の動
作が行われる。
スチャージ信号DA2をアナログ加算すると、CA2+CA3
−DA2に対応する差分が生じ、これに基づいて同図
(A)の再生クロックのストローブポイントSPA3が矢
印FA2方向に移動するような位相(周波数)制御が行わ
れる。下データに対しても、位相比較器32で同様の動
作が行われる。
【0031】このようにして、再生信号から良好に得ら
れた再生クロックは、一方において位相比較回路30,
32に供給されるとともに、他方では信号再生回路28
に供給される。信号再生回路28では、入力された上デ
ータ,下データに対してORの演算が行われるととも
に、フリップフロップによって再生クロックのストロー
ブポイントでラッチされ、データが再生される。
れた再生クロックは、一方において位相比較回路30,
32に供給されるとともに、他方では信号再生回路28
に供給される。信号再生回路28では、入力された上デ
ータ,下データに対してORの演算が行われるととも
に、フリップフロップによって再生クロックのストロー
ブポイントでラッチされ、データが再生される。
【0032】以上のように、実施例1によれば、次のよ
うな効果がある。 (1)検出信号の第1のエッジのみならず、第2のエッ
ジの位相情報に基づいてクロック信号を常に生成してい
るので、いずれか一方のエッジの位相情報のみを用いる
ものと比較して、安定したクロック信号の再生が可能と
なる。 (2)データ生成用,クロック生成用の経路を単一にす
ることができ、簡単な回路構成となり、安価である。
うな効果がある。 (1)検出信号の第1のエッジのみならず、第2のエッ
ジの位相情報に基づいてクロック信号を常に生成してい
るので、いずれか一方のエッジの位相情報のみを用いる
ものと比較して、安定したクロック信号の再生が可能と
なる。 (2)データ生成用,クロック生成用の経路を単一にす
ることができ、簡単な回路構成となり、安価である。
【0033】(3)クロックのストローブポイントを基
準に位相エラー情報を生成しているため、データ周期間
隔の中心でストローブポイントを得ることができるの
で、入力データに基づくストローブポイント調整用の手
段を必要とすることなく、安定したクロック再生が可能
である。
準に位相エラー情報を生成しているため、データ周期間
隔の中心でストローブポイントを得ることができるの
で、入力データに基づくストローブポイント調整用の手
段を必要とすることなく、安定したクロック再生が可能
である。
【0034】(4)データ生成,クロック生成が同一経
路で行われるので、従来方式のように複数経路による位
相ずれが生じない。このため、複数経路間の位相ずれを
補正する手段を必要とせず、より正確なクロック生成が
可能となる。 (5)多値信号波形の複数のレベルにそれぞれ対応する
検出信号に基づいて位相情報を得ることとしているた
め、単一のレベルに対応する検出信号に基づいて位相情
報を得る場合と比較して多くの位相情報を得ることがで
き、安定した再生クロックを短いロックインタイムで得
ることが可能である。
路で行われるので、従来方式のように複数経路による位
相ずれが生じない。このため、複数経路間の位相ずれを
補正する手段を必要とせず、より正確なクロック生成が
可能となる。 (5)多値信号波形の複数のレベルにそれぞれ対応する
検出信号に基づいて位相情報を得ることとしているた
め、単一のレベルに対応する検出信号に基づいて位相情
報を得る場合と比較して多くの位相情報を得ることがで
き、安定した再生クロックを短いロックインタイムで得
ることが可能である。
【0035】(6)PLLにチャージポンプを使用して
いるので、可変速再生において、入力データレートが基
準値より多少変化しても、その変化に応じてクロック周
波数及びストローブポイントが自動で追従して良好なク
ロック生成を行うことが可能である。更に、データ反転
期間が長くなっても位相ずれ情報が保持されているの
で、良好なクロック再生が可能である。
いるので、可変速再生において、入力データレートが基
準値より多少変化しても、その変化に応じてクロック周
波数及びストローブポイントが自動で追従して良好なク
ロック生成を行うことが可能である。更に、データ反転
期間が長くなっても位相ずれ情報が保持されているの
で、良好なクロック再生が可能である。
【0036】<実施例2>次に、図5及び図6を参照し
ながら実施例2について説明する。この実施例2は、図
1に示した位相比較器30,32を図5に示すような構
成としたもので、他の部分は実施例1と同様である。な
お、両者の動作は同様であるので、位相比較器30を代
表して説明する。図5において、信号検出器22又は2
4から出力された上データ又は下データは、バッファ1
00に入力されるようになっている。このバッファ10
0の正転出力側は、D−FF102のD入力に供給され
ている。D−FF102のD入力及びQN出力はAND
ゲート104に接続されている。
ながら実施例2について説明する。この実施例2は、図
1に示した位相比較器30,32を図5に示すような構
成としたもので、他の部分は実施例1と同様である。な
お、両者の動作は同様であるので、位相比較器30を代
表して説明する。図5において、信号検出器22又は2
4から出力された上データ又は下データは、バッファ1
00に入力されるようになっている。このバッファ10
0の正転出力側は、D−FF102のD入力に供給され
ている。D−FF102のD入力及びQN出力はAND
ゲート104に接続されている。
【0037】D−FF102のQ出力は、D−FF10
6のD入力に接続されている。このD−FF106のD
入力及びQN出力側は、ANDゲート108に接続され
ている。このANDゲート108の出力がディスチャー
ジ信号出力となっている。他方、バッファ100の反転
出力及びD−FF102のQ出力側は、ANDゲート1
10に接続されている。そして、ANDゲート104,
110の出力側がORゲート112に接続されており、
このORゲート112の出力がチャージ信号出力となっ
ている。PLL回路26のVCO42から供給される再
生クロックは、D−FF102,106のクロック入力
に接続されている。
6のD入力に接続されている。このD−FF106のD
入力及びQN出力側は、ANDゲート108に接続され
ている。このANDゲート108の出力がディスチャー
ジ信号出力となっている。他方、バッファ100の反転
出力及びD−FF102のQ出力側は、ANDゲート1
10に接続されている。そして、ANDゲート104,
110の出力側がORゲート112に接続されており、
このORゲート112の出力がチャージ信号出力となっ
ている。PLL回路26のVCO42から供給される再
生クロックは、D−FF102,106のクロック入力
に接続されている。
【0038】次に、図6を参照しながら、実施例2の位
相比較器30,32の動作を説明する。なお、両者の動
作は同様であるので、位相比較器30を代表して説明す
る。まず、全体動作の概略から説明する。同図(A)は
再生クロック、同図(B)は信号検出器22から供給さ
れた上データである。この上データがバッファ100を
介してD−FF102に供給されると、再生クロックの
ストローブポイントでラッチされるので、D−FF10
2のQ出力は同図(C)に示すようになる。これがD−
FF106にラッチされるので、D−FF106のQ出
力は同図(D)に示すようになる。
相比較器30,32の動作を説明する。なお、両者の動
作は同様であるので、位相比較器30を代表して説明す
る。まず、全体動作の概略から説明する。同図(A)は
再生クロック、同図(B)は信号検出器22から供給さ
れた上データである。この上データがバッファ100を
介してD−FF102に供給されると、再生クロックの
ストローブポイントでラッチされるので、D−FF10
2のQ出力は同図(C)に示すようになる。これがD−
FF106にラッチされるので、D−FF106のQ出
力は同図(D)に示すようになる。
【0039】この結果、ANDゲート104の出力は、
同図(B)と(C)の反転値とのANDをとって同図
(E)に示すようになる。ANDゲート110の出力
は、同図(B)の反転値と(C)のANDをとったもの
で、同図(F)に示すようになる。これら、(E),
(F)のORをとったものがチャージ信号C1となる。
また、ANDゲート108の出力は、同図(C)と同図
(D)の反転値とのANDをとって、同図(G)に示す
ようになり、これが、ディスチャージ信号D1となる。
同図(B)と(C)の反転値とのANDをとって同図
(E)に示すようになる。ANDゲート110の出力
は、同図(B)の反転値と(C)のANDをとったもの
で、同図(F)に示すようになる。これら、(E),
(F)のORをとったものがチャージ信号C1となる。
また、ANDゲート108の出力は、同図(C)と同図
(D)の反転値とのANDをとって、同図(G)に示す
ようになり、これが、ディスチャージ信号D1となる。
【0040】このようなチャージ信号C1,ディスチャ
ージ信号D1が、位相比較器30から出力される。この
ため、チャージポンプ回路40の出力は、同図(H)に
示すようになる。他の位相比較器32でも、信号検出器
24から出力された下データに対して同様の処理が行わ
れ、チャージ信号C2,ディスチャージ信号D2がそれ
ぞれ出力される。
ージ信号D1が、位相比較器30から出力される。この
ため、チャージポンプ回路40の出力は、同図(H)に
示すようになる。他の位相比較器32でも、信号検出器
24から出力された下データに対して同様の処理が行わ
れ、チャージ信号C2,ディスチャージ信号D2がそれ
ぞれ出力される。
【0041】次に、実施例2の動作について更に詳細に
説明する。なお、実施例1と対応して区間T1,T2毎に
説明するが、この実施例2では両者の動作は実質的に同
じである。
説明する。なお、実施例1と対応して区間T1,T2毎に
説明するが、この実施例2では両者の動作は実質的に同
じである。
【0042】(1)区間T1: 検出された上データ,下データのパルスが短く、上デー
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが1つのみ含まれる ような場合である。
図6(B)の上データの最初のパルスについてみると、
上データの第1のエッジEB1からストローブポイントS
PB1までが、同図(E)に示すようにチャージ信号CB1
となっており、ストローブポイントSPB1から1再生ク
ロック分が、同図(G)に示すようにディスチャージ信
号DB1となっている。そして、上データの第2のエッジ
EB2からストローブポイントSPB2までが、同図(F)
に示すようにチャージ信号CB2となっている。
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが1つのみ含まれる ような場合である。
図6(B)の上データの最初のパルスについてみると、
上データの第1のエッジEB1からストローブポイントS
PB1までが、同図(E)に示すようにチャージ信号CB1
となっており、ストローブポイントSPB1から1再生ク
ロック分が、同図(G)に示すようにディスチャージ信
号DB1となっている。そして、上データの第2のエッジ
EB2からストローブポイントSPB2までが、同図(F)
に示すようにチャージ信号CB2となっている。
【0043】このようにして得られたチャージ信号,デ
ィスチャージ信号の差分がチャージポンプ回路40から
ループフィルタ42を介してVCO44に供給され、差
分に応じた位相(周波数)の制御が行われる。図示の例
では、チャージ信号CB1,CB2,ディスチャージ信号D
B1をアナログ加算すると、CB1+CB2−DB1に対応する
差分が生じ(同図(H)参照)、これに基づいて同図
(A)の再生クロックのストローブポイントSPB1が矢
印FB1方向に移動するような位相制御が行われる。この
ようにして、3値の再生信号に対する再生クロックが良
好に得られる。
ィスチャージ信号の差分がチャージポンプ回路40から
ループフィルタ42を介してVCO44に供給され、差
分に応じた位相(周波数)の制御が行われる。図示の例
では、チャージ信号CB1,CB2,ディスチャージ信号D
B1をアナログ加算すると、CB1+CB2−DB1に対応する
差分が生じ(同図(H)参照)、これに基づいて同図
(A)の再生クロックのストローブポイントSPB1が矢
印FB1方向に移動するような位相制御が行われる。この
ようにして、3値の再生信号に対する再生クロックが良
好に得られる。
【0044】(2)区間T2: 検出された上データ,下データのパルスが長く、上デー
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが2つ以上含まれる ような場合である。
上データの第1のエッジEB3に対するチャージ信号CB
3,ディスチャージ信号DB2の生成は上述した区間T1と
同様である。しかし、上データのパルスが長いため、そ
の第2のエッジEB4に対するチャージ信号CB4の生成タ
イミングが遅れることになる。しかし、チャージポンプ
回路出力としては、前記区間T1の場合と同様である。
タ,下データが検出された期間中に再生クロックのスト
ローブポイントが2つ以上含まれる ような場合である。
上データの第1のエッジEB3に対するチャージ信号CB
3,ディスチャージ信号DB2の生成は上述した区間T1と
同様である。しかし、上データのパルスが長いため、そ
の第2のエッジEB4に対するチャージ信号CB4の生成タ
イミングが遅れることになる。しかし、チャージポンプ
回路出力としては、前記区間T1の場合と同様である。
【0045】<実施例3> 次に、図7及び図8を参照しながら実施例3について説
明する。この実施例は、前記実施例2とほぼ同様であ
り、ディスチャージ信号の生成タイミングが多少異なる
のみである。この実施例3でも、同様に位相比較器30
を代表して説明する。
明する。この実施例は、前記実施例2とほぼ同様であ
り、ディスチャージ信号の生成タイミングが多少異なる
のみである。この実施例3でも、同様に位相比較器30
を代表して説明する。
【0046】図7において、信号検出器22又は24か
ら出力された上データ又は下データは、バッファ200
に入力されるようになっている。このバッファ200の
正転出力側は、D−FF202のD入力に供給されてい
る。D−FF202のD入力及びQN出力はANDゲー
ト204に接続されている。
ら出力された上データ又は下データは、バッファ200
に入力されるようになっている。このバッファ200の
正転出力側は、D−FF202のD入力に供給されてい
る。D−FF202のD入力及びQN出力はANDゲー
ト204に接続されている。
【0047】D−FF202のQ出力は、D−FF20
6のD入力に接続されている。D−FF202のQN出
力及びD−FF206のQ出力側は、ANDゲート20
8に接続されている。このANDゲート208の出力が
ディスチャージ信号出力となっている。他方、バッファ
200の反転出力及びD−FF202のQ出力側は、A
NDゲート210に接続されている。そして、ANDゲ
ート204,210の出力側がORゲート212に接続
されており、このORゲート212の出力がチャージ信
号出力となっている。PLL回路26のVCO42から
供給される再生クロックは、D−FF202,206の
クロック入力に接続されている。
6のD入力に接続されている。D−FF202のQN出
力及びD−FF206のQ出力側は、ANDゲート20
8に接続されている。このANDゲート208の出力が
ディスチャージ信号出力となっている。他方、バッファ
200の反転出力及びD−FF202のQ出力側は、A
NDゲート210に接続されている。そして、ANDゲ
ート204,210の出力側がORゲート212に接続
されており、このORゲート212の出力がチャージ信
号出力となっている。PLL回路26のVCO42から
供給される再生クロックは、D−FF202,206の
クロック入力に接続されている。
【0048】次に、図8を参照しながら、実施例3の位
相比較器30,32の動作を説明する。なお、両者の動
作は同様であるので、位相比較器30を代表して説明す
る。同図(A)は再生クロック、同図(B)は信号検出
器22から供給された上データである。この上データが
バッファ200を介してD−FF202に供給される
と、再生クロックのストローブポイントでラッチされる
ので、D−FF202のQ出力は同図(C)に示すよう
になる。これがD−FF206にラッチされるので、D
−FF206のQ出力は同図(D)に示すようになる。
相比較器30,32の動作を説明する。なお、両者の動
作は同様であるので、位相比較器30を代表して説明す
る。同図(A)は再生クロック、同図(B)は信号検出
器22から供給された上データである。この上データが
バッファ200を介してD−FF202に供給される
と、再生クロックのストローブポイントでラッチされる
ので、D−FF202のQ出力は同図(C)に示すよう
になる。これがD−FF206にラッチされるので、D
−FF206のQ出力は同図(D)に示すようになる。
【0049】この結果、ANDゲート204の出力は、
同図(B)と(C)の反転値とのANDをとって同図
(E)に示すようになる。ANDゲート210の出力
は、同図(B)の反転値と(C)のANDをとったもの
で、同図(F)に示すようになる。これら、(E),
(F)のORをとったものがチャージ信号C1となる。
また、ANDゲート208の出力は、同図(C)の反転
値と同図(D)とのANDをとって、同図(G)に示す
ようになり、これが、ディスチャージ信号D1となる。
同図(B)と(C)の反転値とのANDをとって同図
(E)に示すようになる。ANDゲート210の出力
は、同図(B)の反転値と(C)のANDをとったもの
で、同図(F)に示すようになる。これら、(E),
(F)のORをとったものがチャージ信号C1となる。
また、ANDゲート208の出力は、同図(C)の反転
値と同図(D)とのANDをとって、同図(G)に示す
ようになり、これが、ディスチャージ信号D1となる。
【0050】このようなチャージ信号C1,ディスチャ
ージ信号D1が、位相比較器30から出力される。この
ため、チャージポンプ回路40の出力は、同図(H)に
示すようになる。他の位相比較器32でも、信号検出器
24から出力された下データに対して同様の処理が行わ
れ、チャージ信号C2,ディスチャージ信号D2がそれ
ぞれ出力される。
ージ信号D1が、位相比較器30から出力される。この
ため、チャージポンプ回路40の出力は、同図(H)に
示すようになる。他の位相比較器32でも、信号検出器
24から出力された下データに対して同様の処理が行わ
れ、チャージ信号C2,ディスチャージ信号D2がそれ
ぞれ出力される。
【0051】この図8と、前記図6とを比較すれば明ら
かなように、この実施例3では、チャージ信号CC2とデ
ィスチャージ信号DC1との生成位置が逆となっており、
チャージ信号を生成した後に再生クロック1周期に相当
するディスチャージ信号が生成される。チャージ信号C
C4とディスチャージ信号DC2についても同様である。そ
の他の点は、前記実施例と同様である。
かなように、この実施例3では、チャージ信号CC2とデ
ィスチャージ信号DC1との生成位置が逆となっており、
チャージ信号を生成した後に再生クロック1周期に相当
するディスチャージ信号が生成される。チャージ信号C
C4とディスチャージ信号DC2についても同様である。そ
の他の点は、前記実施例と同様である。
【0052】<実施例4>次に、図9を参照しながら実
施例4について説明する。前記実施例は、いずれも3値
等化波形における再生クロック検出の場合の例である
が、例えばパーシャルレスポンス検出(1,1,0,-1,-1)
などに代表される多値等化波形であっても、この発明は
適用可能である。図9に示すように、多数の信号検出器
380a,380b,〜,380nと位相比較器382a,
382b,〜,382nを必要数(n値に対してn−1
個)用意し、それらのチャージ信号,ディスチャージ信
号をチャージポンプ回路384に供給してアナログ加算
するようにする。そして、この加算結果によって前記実
施例と同様にPLLを動作させれば、多値波形に対する
再生クロックを得ることができる。
施例4について説明する。前記実施例は、いずれも3値
等化波形における再生クロック検出の場合の例である
が、例えばパーシャルレスポンス検出(1,1,0,-1,-1)
などに代表される多値等化波形であっても、この発明は
適用可能である。図9に示すように、多数の信号検出器
380a,380b,〜,380nと位相比較器382a,
382b,〜,382nを必要数(n値に対してn−1
個)用意し、それらのチャージ信号,ディスチャージ信
号をチャージポンプ回路384に供給してアナログ加算
するようにする。そして、この加算結果によって前記実
施例と同様にPLLを動作させれば、多値波形に対する
再生クロックを得ることができる。
【0053】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例は、この発明をPRクラス4のデータ
検出に適用した場合であるが、積分検出(PR(1))や
振幅検出(PR(1,-1))の場合などにも応用可能であ
る。すなわち、積分検出の場合には再生信号波形のスラ
イスレベルを1つにすることにより、振幅検出の場合は
前記実施例と全く同じ方式でクロックの再生が可能であ
る。
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)前記実施例は、この発明をPRクラス4のデータ
検出に適用した場合であるが、積分検出(PR(1))や
振幅検出(PR(1,-1))の場合などにも応用可能であ
る。すなわち、積分検出の場合には再生信号波形のスラ
イスレベルを1つにすることにより、振幅検出の場合は
前記実施例と全く同じ方式でクロックの再生が可能であ
る。
【0054】また、多値信号波形の全ての検出レベルよ
り得られる検出信号に基づいて制御信号(チャージ信
号,ディスチャージ信号)を生成する必要はなく、少な
くとも1のレベルより得られる検出信号に基づいて制御
信号をを生成するようにしてもよい。
り得られる検出信号に基づいて制御信号(チャージ信
号,ディスチャージ信号)を生成する必要はなく、少な
くとも1のレベルより得られる検出信号に基づいて制御
信号をを生成するようにしてもよい。
【0055】(2)前記実施例は、VTRの再生信号に
対してこの発明を適用したものであるが、多値信号であ
れば、ディスク装置,デジタル伝送など、どのようなも
のでもよい。また、回路構成も、同様の作用を奏するよ
うに設計変更が可能である。
対してこの発明を適用したものであるが、多値信号であ
れば、ディスク装置,デジタル伝送など、どのようなも
のでもよい。また、回路構成も、同様の作用を奏するよ
うに設計変更が可能である。
【0056】(3)前記実施例におけるPLL回路は、
再生クロック周波数がデータレートと比較して0.75
〜1.5倍の範囲内であればロック可能であるが、ロッ
クレンジを拡大するとともに、ロックインタイムを短縮
すべく周波数検出回路を付加してもよい。具体的には、
図10において再生クロックの周波数を検出し、再生ク
ロック周波数が所定範囲より高い場合にはディスチャー
ジ入力をハイレベルとし、再生クロック周波数が所定範
囲より低い場合にはチャージ入力をハイレベルとする周
波数検出回路を付加してもよい。
再生クロック周波数がデータレートと比較して0.75
〜1.5倍の範囲内であればロック可能であるが、ロッ
クレンジを拡大するとともに、ロックインタイムを短縮
すべく周波数検出回路を付加してもよい。具体的には、
図10において再生クロックの周波数を検出し、再生ク
ロック周波数が所定範囲より高い場合にはディスチャー
ジ入力をハイレベルとし、再生クロック周波数が所定範
囲より低い場合にはチャージ入力をハイレベルとする周
波数検出回路を付加してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような効果がある。 (1)検出信号の第1のエッジのみならず、第2のエッ
ジの位相情報に基づいてクロック信号を常に生成してい
るので、いずれか一方のエッジの位相情報のみを用いる
ものと比較して、安定したクロック信号の再生が可能と
なる。 (2)データ生成用,クロック生成用の経路を単一にす
ることができ、簡単な回路構成となり、安価である。
ば、次のような効果がある。 (1)検出信号の第1のエッジのみならず、第2のエッ
ジの位相情報に基づいてクロック信号を常に生成してい
るので、いずれか一方のエッジの位相情報のみを用いる
ものと比較して、安定したクロック信号の再生が可能と
なる。 (2)データ生成用,クロック生成用の経路を単一にす
ることができ、簡単な回路構成となり、安価である。
【0058】(3)クロックのストローブポイントを基
準に位相エラー情報を生成しているため、データ周期間
隔の中心でストローブポイントを得ることができるの
で、入力データに基づくストローブポイント調整用の手
段を必要とすることなく、安定したクロック再生が可能
である。
準に位相エラー情報を生成しているため、データ周期間
隔の中心でストローブポイントを得ることができるの
で、入力データに基づくストローブポイント調整用の手
段を必要とすることなく、安定したクロック再生が可能
である。
【0059】(4)データ生成,クロック生成が同一経
路で行われるので、従来方式のように複数経路による位
相ずれが生じない。このため、複数経路間の位相ずれを
補正する手段を必要とせず、より正確なクロック生成が
可能となる。 (5)多値信号波形の複数のレベルにそれぞれ対応する
検出信号に基づいて位相情報を得ることとしているた
め、単一のレベルに対応する検出信号に基づいて位相情
報を得る場合と比較して多くの位相情報を得ることがで
き、安定した再生クロックを短いロックインタイムで得
ることが可能である。
路で行われるので、従来方式のように複数経路による位
相ずれが生じない。このため、複数経路間の位相ずれを
補正する手段を必要とせず、より正確なクロック生成が
可能となる。 (5)多値信号波形の複数のレベルにそれぞれ対応する
検出信号に基づいて位相情報を得ることとしているた
め、単一のレベルに対応する検出信号に基づいて位相情
報を得る場合と比較して多くの位相情報を得ることがで
き、安定した再生クロックを短いロックインタイムで得
ることが可能である。
【0060】(6)PLLにチャージポンプを使用して
いるので、可変速再生において、入力データレートが基
準値より多少変化しても、その変化に応じてクロック周
波数及びストローブポイントが自動で追従して良好なク
ロック生成を行うことが可能である。更に、データ反転
期間が長くなっても位相ずれ情報が保持されているの
で、良好なクロック再生が可能である。
いるので、可変速再生において、入力データレートが基
準値より多少変化しても、その変化に応じてクロック周
波数及びストローブポイントが自動で追従して良好なク
ロック生成を行うことが可能である。更に、データ反転
期間が長くなっても位相ずれ情報が保持されているの
で、良好なクロック再生が可能である。
【図1】この発明の実施例1の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】等化信号波形と検出信号波形を示すグラフであ
る。
る。
【図3】実施例1の位相比較回路を示す回路図である。
【図4】実施例1の位相比較回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図5】実施例2の位相比較回路を示す回路図である。
【図6】実施例2の位相比較回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図7】実施例3の位相比較回路を示す回路図である。
【図8】実施例3の位相比較回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図9】実施例4の主要部を示すブロック図である。
【図10】チャージポンプ回路の具体例を示す回路図で
ある。
ある。
【図11】背景技術の一例を示すブロック図である。
10…テープ 12…再生ヘッド 14…再生アンプ 16…波形等化器 18…ディレイライン 20…アナログ加算器 22,24,380a〜380n…信号検出器(検出信号
出力手段) 26…PLL回路 28…信号再生回路 30,32,382a〜382n…位相比較器(制御信号
検出手段) 34…ORゲート 36…NORゲート 38…アナログ加算器 40,84…チャージポンプ回路(位相ずれ検出手段) 42…ループフィルタ 44…VCO C…チャージ信号 D…ディスチャージ信号 SP…ストローブポイント
出力手段) 26…PLL回路 28…信号再生回路 30,32,382a〜382n…位相比較器(制御信号
検出手段) 34…ORゲート 36…NORゲート 38…アナログ加算器 40,84…チャージポンプ回路(位相ずれ検出手段) 42…ループフィルタ 44…VCO C…チャージ信号 D…ディスチャージ信号 SP…ストローブポイント
Claims (5)
- 【請求項1】 デジタル符号の論理値を示す多値信号波
形からいずれか一つのレベルに対する論理値の検出信号
を得る検出信号出力手段; 前記検出信号のパルスの第1のエッジと第1のエッジの
直後に来るクロック信号の第1のストローブポイントと
の間隔を示す第1の制御信号を出力し、前記第1のスト
ローブポイントから次の第2のストローブポイントまで
の間に検出信号の第2のエッジがある場合には、前記第
1のストローブポイントと第2のエッジとの間隔を示す
第2の制御信号を出力し、前記第1のストローブポイン
トから次の第2のストローブポイントまでの間に検出信
号の第2のエッジがない場合には、前記第1のストロー
ブポイントからクロック信号の1周期の間隔を示す第3
の制御信号を出力するとともに、第2のエッジと第2の
エッジの直後に来るストローブポイントとの間隔を示す
第4の制御信号を出力する制御信号出力手段; 第1の制御信号と第2の制御信号との差、あるいは、第
1及び第4の制御信号の和と第3の制御信号との差を誤
差信号として、前記多値信号波形からデジタル符号の論
理値を得る際の最適抽出タイミングと前記クロック信号
のストローブポイントとの位相ずれを検出する位相ずれ
検出手段; を備えた位相比較回路。 - 【請求項2】 デジタル符号の論理値を示す多値信号波
形からいずれか一つのレベルに対する論理値の検出信号
を得る検出信号出力手段; 前記検出信号のパルスの第1のエッジと第1のエッジの
直後に来るクロック信号のストローブポイントとの間隔
を示す第1の制御信号と、前記検出信号のパルスの第2
のエッジと第2のエッジの直後に来るクロック信号のス
トローブポイントとの間隔を示す第4の制御信号と、ク
ロック信号の1周期の間隔を示す第5の制御信号とを出
力する制御信号出力手段; 第1及び第5の制御信号の和と第4の制御信号との差を
誤差信号として、前記多値信号波形からデジタル符号の
論理値を得る際の最適抽出タイミングと前記クロック信
号のストローブポイントとの位相ずれを検出する位相ず
れ検出手段; を備えた位相比較回路。 - 【請求項3】 多値信号波形の複数のレベルにそれぞれ
対応する複数の検出 信号出力手段を備え、これらによっ
てそれぞれ得られた検出信号に対して前記制御信号出力
手段が制御信号を出力する請求項1又は2記載の位相比
較回路。 - 【請求項4】 前記位相ずれ検出手段は、前記制御信号
出力手段から次の制御信号が入力されるまで、検出した
位相ずれの値をホールドするチャージポンプ手段である
請求項1,2又は3のいずれかに記載の位相比較回路。 - 【請求項5】 請求項1,2,3又は4のいずれかに記
載の位相比較回路を用いたPLL回路。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6196106A JP2858537B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 位相比較回路及びpll回路 |
TW084107340A TW281830B (ja) | 1994-07-28 | 1995-07-15 | |
US08/504,470 US5577079A (en) | 1994-07-28 | 1995-07-20 | Phase comparing circuit and PLL circuit |
DE69523242T DE69523242T2 (de) | 1994-07-28 | 1995-07-26 | Phasenvergleichsschaltung und Phasenregelschleife |
EP95111763A EP0698969B1 (en) | 1994-07-28 | 1995-07-26 | Phase comparing circuit and PLL circuit |
CN95109640A CN1050476C (zh) | 1994-07-28 | 1995-07-27 | 相位比较电路和锁相环电路 |
KR1019950022848A KR0184337B1 (ko) | 1994-07-28 | 1995-07-28 | 위상비교회로 및 피엘엘 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6196106A JP2858537B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 位相比較回路及びpll回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0846606A JPH0846606A (ja) | 1996-02-16 |
JP2858537B2 true JP2858537B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16352340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6196106A Expired - Fee Related JP2858537B2 (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | 位相比較回路及びpll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2858537B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3609721B2 (ja) | 2000-12-19 | 2005-01-12 | 株式会社東芝 | デジタルデータ再生装置及びデジタルデータ再生方法 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP6196106A patent/JP2858537B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0846606A (ja) | 1996-02-16 |
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