JP2856773B2 - 化合物の新規な製造方法 - Google Patents
化合物の新規な製造方法Info
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Description
造の新規な方法に関する。
特に式(I) 〔式中Xは水素又はヒドロキシルでありRa及びRbは独立
して水素又は基RCO−(式中Rはフエニル又はC1〜18ア
ルキルである)である〕 の化合物及びその製薬上許容しうる塩を記載している。
ともに水素である(BRL39123);そしてXが水素であり
Ra及びRbがともにアセチルである(BRL42810)〕の化合
物は、抗ウイルス剤の可能性があるとして特に関心があ
る。
式(C) の2−アミノ−6−クロロプリンと式(D) (式中Rc及びRdは独立してアシル基又はヒドロキシル保
護基でありZは脱離基例えばハロゲン例えば塩素、臭
素、沃素である) の側鎖中間体とを反応させ;次に加水分解の手段により
6−クロロ基をヒドロキシル基に転換し又は還元の手段
により水素に転換することを含む。
物の混合物即ち側鎖がN−9に結合するものそして側鎖
がN−7に結合する望ましくない生成物を生ずることで
ある。これは所望のN−9生成物の収率を低下させる。
ジルチオ基又は(フエナシルメチル)チオ基により置換
されるならば、N−9生成物対N−7生成物の比が増大
し、式(I)の得られる化合物の全収率が良くなること
が、驚くべきことに分つた。
素あるいはベンジルチオまたはジフェニルメチルチオ
(これらにおいていずれかのフェニル部分はC1-4アルキ
ル、ハロゲンおよびC1-4アルコキシから選ばれた1つま
たは2つの基によって置換されていてよい)である〕 の化合物と式(III) (式中Qは脱離基であり、RxおよびRyは保護されたヒド
ロキシメチル又はアシルオキシメチルであるか又はヒド
ロキシメチル又はアシルオキシメチルに転換可能な1個
以上の基であり;Rzは水素又はそれに転換可能な基であ
る)の化合物とを反応させ;そして次に加水分解の手段
によりYをヒドロキシルであるXに転換するか又は還元
の手段によりYを水素であるXに転換し;Rx及びRyがヒ
ドロキシメチル又はアシルオキシメチル以外のときヒド
ロキシメチル又はアシルオキシメチルに転換し;任意に
ヒドロキシメチルであるRx/Ryをアシルオキシメチルに
転換しても又はその逆を行つてもよく;必要ならば2−
アミノ基を脱保護基しそしてRzが水素以外のとき水素に
転換し;そして任意にその製薬上許容しうる塩を形成し
てもよいことよりなる、前記の式(I)の化合物又はそ
の製薬上許容しうる塩を製造する方法を提供する。
及びRYは保護されたヒドロキシメチル又はアシルオキシ
メチルであり、そしてRZは水素である);のものであ
り、それは新規であつて本発明の一つの態様を形成す
る。
で、無機又は有機の塩基の存在下不活性溶媒例えばジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド又はアセトニ
トリル好ましくはジメチルホルムアミド中で行うことが
できる。無機塩基の列は、アルカリ金属水素化物、アル
カリ金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウム又はカリウムそし
て好ましくは炭酸カリウムを含む。好適な有機塩基は1,
8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン及びテ
トラメチルグアニジンである。
エニル基Yの任意の置換基の好適な例は、C1〜4アルキ
ル、ハロゲン及びC1〜4アルコキシから選択される1又
は2個の基を含む。ハロゲンは、沃素、臭素、塩素及び
弗素を含み、アルキル/アルコキシ基はメチル、エチ
ル、n及びイソ−プロピルを含むものを含む。Yは又ベ
ンジルチオのときYについて規定した1個以上のフエニ
ル環で任意に置換されたジフエニルメチルチオである。
Yは好ましくは沃素又はベンジルチオであつて最も好ま
しくは沃素である。
は沃素及びトシルオキシ及びメシルオキシを含む。
高温度(90℃付近)で80%酢酸により又は外界温度で溶
媒例えばテトラヒドロフラン中でテトラブチルアンモニ
ウムフルオリドによる処理により除去可能なt−ブチル
ジメチルシリル基を含む。
チルのとき)の2個のヒドロキシル基が2,2−ジメトキ
シプロパンと反応し1,3−ジオキサン環を形成するもの
である。この基は酸性加水分解により除去できる。
ベンゾキノンによる処理により除去可能な置換ベンジル
基例えばp−メトキシベンジルを含む。他の好適な保護
基は当業者にとり明らかである。
2(式中Rは式(I)で規定した通りである)であるこ
とができる。Rの例は、メチル、エチル、n−及びイソ
−プロピル、n−及びイソ−、第二級及び第三級−ブチ
ル好ましくはメチルを含む。
子内転換は、ヨーロッパ特許公開第141927号明細書に記
載されたように従来通りに行うことができる。
(III A)又は(III B) 〔式中Rp及びRqは独立して水素、C1〜6アルキル又はフ
エニルであるか又はRp及びRqは一緒になつてC4〜6ポリ
メチレンであり;RrはC1〜6アルキル又はフエニルC1〜
6アルキルであつて任意のフエニル部分は(チオベンジ
ルのときYについて前記で規定したように)任意に置換
されていてもよい〕 の化合物であるものを含む。
間体は式(IV A) (式中、Yは請求項1において定義した通りであり、そ
してRP及びRqは独立して水素、C1〜6アルキル又はフエ
ニルであるか又はRP及びRqは一緒になってC4又はC5ポリ
メチレンである);のものである。
間体は式(IV B) (式中、Yは請求項1において定義した通りであり、Rr
はC1〜6アルキル又はフエニルC1〜6アルキルであって
任意のフエニル部分はC1〜4アルキル、ハロゲンおよび
C1〜4アルコキシから選ばれた1つ又は2つの基によっ
て場合により置換されている); の化合物である。
であるとリストされた基を含み、好ましくはRp及びRqに
ついてはメチルそしてRrについてはエチルである。さら
にRp及びRqは一緒になつてC4又はC5ポリメチレンであつ
てもよい 式(IV A)及び(IV B)の中間体は、次に式(V) の中間体に、下記の実施例に記載されたようにそれぞれ
エステル交換及び加水分解/脱カルボキシル化により転
換できる。
来の条件下で還元により転換できる。
び(B)の化合物の製造に式(III)′ の化合物であるのが好ましい。それは、 (i)式(III)′の化合物が特に良いN9:N7比を与える
(レギオ選択性)。
(B)の化合物の製造に用いられる。
ベンジル保護基を用いて保護できる。それは又加水分解
により除去可能なアシル基例えばアセチルにより、又は
酸加水分解により除去可能なシツフの塩基例えばベンジ
リデンにより保護できる。
シメチルである式(III)の中間体は、ヨーロツパ特許
公開第141927号明細書に記載されたように又はそれに類
似の方法により製造できる。
yntheses 60巻、66ページに記載されたような類似の方
法により製造される。
法により製造される。Qが臭素でありRrがエチルである
式(III B)の化合物は、H.Rapoportら、T.Org.Chem.,4
4,3942(1979)に記載された方法に従つてトリエチルメ
タントリカルボキシレートから製造できる。
は、式(C)の化合物から製造できる。Yが沃素のと
き、製造は好ましくは共溶媒例えばアセトンを用いて、
トランスハロゲン化反応でHIとの反応による。Yが任意
に置換されていてもよいチオベンジルのとき製造はHYと
の反応による。Yが(フエナシルメチル)チオのとき、
製造は下記の実施例9aにおけるように臭化フエナシルと
の反応によりチオグアニンからである。
方法により実施例2a),3b),4b),5b),6b),7,8及び9
b)の中間体から製造できる。
ブト−1−イル)−2−アミノ−6−ヨードプリン 製造1 2−アセトキシメチル−4−ヨードブト−1−イルア
セテート(3.14g)をN,N−ジメチルホルムアミド(50cm
3)中の2−アミノ−6−ヨードプリン(2.61g)及び無
水炭酸カリウム(2.08g)の撹拌した懸濁液に加え、得
られた混合物を18時間外界温度で撹拌した。t.l.c.(5
%メタノール.ジクロロメタン)は、2種の生成物、rf
=0.24及び0.47を示し、N7及びN9−アルキル化プリンに
相当した。
ド(50cm3)により洗つた。液を蒸発すると淡色の固
体を得た。シリカ(100g)のカラムクロマトグラフイ
〔溶離液2.5%メタノール。クロロホルム〕による精製
により、表題化合物3.55g(79.4%)及び0.4g(8.9%)
の対応する7−異性体を得た。
0(s,6H,CH 3−),4.0(d,4H−OCH 2−),4.10(t,2
H,−NCH 2),6.80(brs,2H,−NH 2),8.15(s,1H,H
−8). 製造2 上記の方法を用いて2−アミノ−6−ヨードプリン
(3.8g)及び2−アセトキシメチル−4−プロモプト−
1−イルアセテート(4.4g)により、表題化合物5.3g
(81%,m.p.116〜117℃)及び0.5g(11%)の対応する
N−7−アルキル化プリンを得た。1 H n.m.r.,t.l.c.及びm.p.は表題化合物と一致した。
−6−ヨードプリン(1.5g)、2−アセトキシメチル−
4−クロロプト−1−イルアセテート(1.41g)及び無
水炭酸カリウム(1.91g)の混合物を1晩80℃で撹拌し
た。冷却し、淡黄色混合物を過し液を減圧下蒸発し
た。シリカ(150g)のカラムクロマトグラフイ〔溶離液
2%メタノール.ジクロロメタンから4%メタノール・
ジクロロメタンに増大〕による精製により、表題化合物
2.08g(81)%及び0.136g(5.3%)の7−(4−アセト
キシ−3−アセトキシメチルブト−1−イル)−2−ア
ミノ−6−ヨードプリンを得た。1 H n.m.r.,t.l.c.及びm.p.は表題化合物と一致した。
(87cm3)中の2−アセトキシメチル−4−メタンスル
ホニルオキシブト−1−イルアセテート(10g)の溶液
に加え混合物を2時間60〜70℃で撹拌した。反応混合物
を外界温度に冷却し、2−アミノ−6−ヨードプリン
(9.1g)及び無水炭酸カリウム(7.3g)を加えた。得ら
れた懸濁液を48時間外界温度で撹拌した。t.l.c.(5%
メタノール・ジクロロメタン)は2種の生成物、rf=0.
24及び0.47を示し、N7−及びN9−アルキル化プリンに対
応した。
は水(500cm3)とジクロロメタン(500cm3)との間に分
配した。層を分離し、水性相をジクロロメタン(2×25
0cm3)により再抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マ
グネシウムにより乾燥し、蒸発して粗生成物を得た。シ
リカゲルのクロマトグラフイ(溶離液2%メタノール・
ジクロロメタンから3%メタノール・ジクロロメタンに
増大)による精製により、表題化合物12.2g(77%)m.
p.116〜117℃及び0.8g(5%)の7−(4−アセトキシ
−3−アセトキシメチルブト−1−イル)−2−アミノ
−6−ヨードプリンを得た。
ブト−1−イル)−2−アミノプリン(BRL 42810) エタノール(200cm3)中の9−(4−アセトキシ−3
−アセトキシメチルブト−1−イル)−2−アミノ−6
−ヨードプリン(15.3g)及びトリエチルアミン(3.8cm
3)の溶液を4時間50゜且約3.5kg/cm2(50psi)で木炭
上5%パラジウム(1.6g,Englehardタイプ4573)で水素
化した。反応混合物を過し、残渣をエタノール(200c
m3)により洗つた。液を約50cm3に蒸発した後、水(1
50cm3)及びジクロロメタン(75cm3)を加えた。相を分
離し水性相をジクロロメタン(3×75cm3)により抽出
した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムにより乾
燥し蒸発して粗生成物を得た。沸とうするとブタン−1
−オール(30cm3)により再結晶して表題化合物9.8g(8
9%)m.p.102℃を得た。1 H n.m.r.(CDCl3)及びt.l.c.(60:40酢酸エチル:メ
タノール)は、表題化合物と一致した。
プト−1−イル)グアニン(BRL 39123) 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−
1−イル)−2−アミノ−6−ヨードプリン(12g)及
び2M−塩酸(266cm3)の混合物を3時間還流下撹拌し
た。冷却後水(72cm3)中の水酸化ナトリウム(36g)の
溶液を加え、撹拌を2時間外界温度で続けた。溶液を濃
塩酸により中和して生成物を沈でんさせた。沸とうする
水により再結晶して表題化合物6.0g(88%)m.p.278〜2
80℃(分解)を得た。1 H n.m.r.(D6DMSO):δ1.50(m,1H,−CH<),1.75
(q,2H,CH 2−CH),3.45(m,4H,−CH 2−OH),4.0
5(t,2H,−NCH 2−),4.50(t,2H,−CH2OH),6.50(b
rs,2H,−NH 2),7.75(s,1H,H−8),10.75(brs,1
H,−NHCO). 実施例2 (a) 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチル
ブト−1−イル)−2−アミノ−6−〔(フェニルメチ
ル)チオ〕プリン N,N−ジメチルホルムアミド(250cm3)中の2−アミ
ノ−6−〔(フエニルメチル)チオ〕プリン(米国特許
第3232938号明細書の方法により製造)(20g)、2−ア
セトキシメチル−4−ヨードブト−1−イルアセテート
(24.5g)及び炭酸カリウム(16.3g)の混合物を66時間
外界温度で撹拌した。t.l.c.(5%メタノール・ジクロ
ロメタン)は2点、rf=0.44及び0.74を示した。反応混
合物を過し残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(100cm
3)により洗つた。液を蒸発して淡黄色の粘いガムを
得た。
ル・ジクロロメタン)による精製によつて粘稠なガムと
して表題化合物30g(87%)、rf=(5%メタノール・
ジクロロメタン)=0.74を得た。少量の対応するN7−異
性体2.4g(7%)も又単離された。rf(5%メタノール
・ジクロロメタン)=0.44。1 H n.m.r.(CDCl3):δ1.85(m,3H,−CH 2−CH
−),2.05(s,6H,CH 3),4.10(m,6H,NCH 2+OCH 2
−),4.55(s,2H,−CH 2C6H5),5.15(brs,2H,N
H 2),7.25(m,3H,C6 H 5),7.40(d,2H,C6 H 5),7.6
5(s,1H,H−8). (b) 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチル
ブト−1−イル)−2−アミノプリン(BRL 42810) ラネー・ニツケル(4g)をエタノール(250cm3)中の
9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1
−イル)−2−アミノ−6−〔(フエニルメチル)チ
オ〕プリン(10g)の溶液に加え混合物を2時間100゜で
水素〔約7kg/cm3(100psi)〕により処理した。
液を蒸発して粗材料を得た。ブタン−1−オール(10cm
3)により再結晶してBRL 42810,5.1g(70%)m.p.102゜
を得た。この材料は先に製造したのと一致した。1 H n.m.r.(CDCl3):δ1.90(m,3H,−CH 2CH−),2.0
0(s,6H,CH 3),4.05(d,4H,OCH 2−),4.10(t,2H,N
CH 2−),5.35(brs,2H,NH 2),7.70(s,1H,H−
8),8.60(s,1H,H−6). 実施例3 (a) 2−アミノ−6−〔(4−メチルフエニル)メ
チルチオ〕プリン N,N−ジメチルホルムアミド(500cm3)中のチオグア
ニン(25g)、α−クロロ−p−キシレン(21g)及び炭
酸カリウム(30g)の混合物を1晩外界温度で撹拌し
た。反応混合物を過し液を蒸発して黄色の固体を得
た。メタノール(100cm3)により再結晶して表題化合物
m.p.240〜242℃を25.7g(64%)得た。1 H n.m.r.(D6DMSO):δ2.25(s,3H,−CH 3),4.50
(s,2H,SCH 2−),6.45(brs,2H,−NH 2),7.10
(d,2H,−C6 H 4−),7.35(d,2H,C6 H 4),7.90(s,1
H,H−8),12.55(brs,1H,>NH). (b) 9(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブ
ト−1−イル)−2−アミノ−6−〔(4−メチルフエ
ニル)メチルチオ〕プリン 前述した方法を用いて2−アミノ−6−〔(4−メチ
ルフエニル)メチルチオ〕プリン(25g)及び2−アセ
トキシメチル−4−ヨードブト−1−イルアセテート
(29g)から表題化合物33.3g(79%)m.p.102〜103゜及
び4.2g(9.9%)の7−(4−アセトキシ−3−アセト
キシメチルブト−1−イル)−2−アミノ−6−〔(4
−メチルフエニル)メチルチオ〕プリンを得た。1 H n.m.r.(D6DMSO)(表題化合物):δ1.85(m,3H,−
CH 2CH<),2.00(s,6H,CH 3CO−),2.25(s,3H,−C
H 3),4.00(d,4H,−OCH 2−),4.10(t,2H,−NC
H 2),4.50(s,2H,−SCH 2),6.60(brs,2H,−N
H 2),7.10(d,2H,C6 H 4),7.30(d,2H,C6 H 4),7.9
5(s,1H,H−8). (c) 9(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブ
ト−1−イル)−2−アミノプリン(BRL 42810) ラネーニツケル(3g)をエタノール(250cm3)中の9
−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1−
イル)−2−アミノ−6−〔(4−メチルフエニル)メ
チルチオ〕プリン(10g)の溶液に加え、混合物を40時
間100゜且約7kg/cm2(100psi)で水素により処理した。
過且液の蒸発により粗化合物を得た。ブタン−1−
オール(18cm3)による再結晶により表題化合物4.2g(6
0%)m.p.100〜102℃を得た。1 H n.m.r.(CDCl3)及びt.l.c.(60:40酢酸エチル:メ
タノール)は表題化合物と一致した。
プリン N,N−ジメチルホルムアミド(250cm3)中のチオグア
ニン(25g)、ブロモジフエニルメタン(37.1g)及び炭
酸カリウム(31.1g)の混合物を66時間外界温度で撹拌
した。反応混合物を過し液を蒸発してクリーム色の
固体を得た。メタノールにより再結晶して24g(48%)
の表題化合物m.p.226〜227℃を得た。1 H n.m.r.(D6DMSO):δ6.35(s,2H,−NH 2),6.70
(s,1H,SCH<),7.30(m,6H,C6 H 5−),7.50(d,4H,C
6 H 5−),7.90(s,1H,H−8),12.50(brs,1H,>N−
H). (b) 9(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブ
ト−1−イル)−2−アミノ−6−〔(4−ジフエニル
メチル)チオ〕プリン N,N−ジメチルホルムアミド(100cm3)中の2−アミ
ノ−6−〔(ジフエニルメチル)チオ〕プリン(6.7
g)、2−アセトキシメチル−4−ヨードブト−1−イ
ルアセテート(7.0g)及び無水炭酸カリウム(4.14g)
の混合物を1晩外界温度で撹拌した。反応混合物を過
し残渣をN,N−ジメチルホルムアミド(100cm3)により
洗つた。液を蒸発して淡色の油を得た。シリカ(450
g)のカラムクロマトグラフイ〔溶離液3%メタノール
・ジクロロメタン〕による精製により、粘稠なガムとし
て表題化合物9.3g(89%)及び1.1g(10.5%)の7−
(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1−イ
ル)−2−アミノ−6−〔(ジフエニルメチル)チオ〕
プリンを得た。1 H n.m.r.(CDCl3)(表題化合物):δ1.85(m,3H,−
CH 2CH<),2.05(s,6H,CH 3),4.15(d,6H,−NCH 2
+−OCH 2−),5.2(s,2H,NH 2),6.2(s,1H,−SCH
<),7.25(m,6H,C6 H 5−),7.5(d,4H,C6 H 5),7.65
(s,1H,H−8). 表題化合物の質量分析:m/e519(m+),主なフラグメ
ントイオン、227,255,199,167及び91。
キシブタノエート−4−イル)−6−〔(フエニルメチ
ル)チオ〕プリン エチル4−ブロモ−2,2−ジカルボエトキシブタノエ
ール(14.5g)をN,N−ジメチルホルムアミド(100cm3)
中の2−アミノ−6−〔(フエニルメチル)チオ〕プリ
ン(11.4g)及び無水炭酸カリウム(19.5g)の撹拌した
懸濁液を加え、混合物を1晩40゜で撹拌した。冷却した
とき混合物を過し液を蒸発して淡色の粘稠なガムを
得た。シリカゲルのクロマトグラフイ(溶離液10%メタ
ノール・ジクロロメタンに増大するジクロロメタン)に
よる精製により、11.42g(50%)の表題化合物m.p.100
〜102゜を得た。第二の化合物(5.38g)は2−アミノ−
9−(エチル2−カルボエトキシブタノエート−4−イ
ル)−6−〔(フエニルメチル)チオ〕プリンm.p.86〜
88゜と同定された。2.15gの対応するN7−置換ジ−及び
トリ−カルボエトキシブタノエートを含む混合フラクシ
ヨンも又は単離された。1 H n.m.r.(CDCl3)(表題化合物):δ1.25(t,9H,−
CH 3),2.65(t,2H,CH 3C−),4.25(m,8H,−NCH 2
−+−CH 2CH3),4.55(s,2H,−SCH 2−),5.10(br
s,2H,−NH 2),7.25(m,3H,C6 H 5−),7.40(d,2H,C
6 H 5−),7.609(s,1H,H−8). (b) 2アミノ−9−(エチル2−カルボエトキシブ
タノエート−4−イル)−6−〔(フエニル)チオ〕プ
リン 2−アミノ−9−(エチル2,2−ジカルボエトキシブ
タノエート−4−イル)−6−〔(フエニルメチル)チ
オ〕プリン(3g)をエタノール(20cm3)中のナトリウ
ム(0.4g)の溶液に加え、混合物を15分間外界温度で撹
拌した。t.l.c.(2%メタノール・ジクロロメタン)、
1点rf=0.40。溶液を2M塩酸により中和し水(100cm3)
を加えた。混合物をジクロロメタン(2×50cm3)によ
り抽出し抽出物を硫酸マグネシウムにより乾燥した。
過及び液の蒸発により粗物質を得た。シリカ(40g)
のカラムクロマトグラフイ〔溶離液5%メタノール・ジ
クロロメタンに増大するジクロロメタン〕による精製に
よつて粘稠なガムとして表題化合物1.2g(46.5%)が得
られ、それを外界温度で放置して徐々に結晶させた。m.
p.86〜88゜1 H n.m.r.(CDCl3):δ1.25(t,6H,CH 3),2.30(m,2
H,CHCH 2−),3.20(t,1H,CCHC),4.00(m,6H,−NC
H 2+−CH 2CH3),4.40(s,2H,SCH 2−),5.50(br
s,2H,−NH 2),7.10(q,3H,C6 H 5),7.25(d,2H,C6
H 5−),2.50(s,1H,H−8). 実施例6 (a) 2−アミノ−9−(エチル2,2−カルボエトキ
シブタノエート−4−イル)−6−ヨードプリン N,N−ジメチルホルムアミド(150cm3)中の2−アミ
ノ−ヨードプリン(10g)、エチル4−ブロモ−2,2−ジ
カルボエトキシブタノエート(13g)及び無水炭酸カリ
ウム(8.0g)の混合物を1晩40゜で撹拌した。混合物を
過し液を蒸発させて淡黄色の固体を得た。固体を2
%メタノール・ジクロロメタンに溶解し、シリカ(200
g)〔溶離液2%メタノール・ジクロロメタン〕のカラ
ムクロマトグラフイにかけて表題化合物13.8g(69.4
%)及び1.5g(7.5%)の2−アミノ−7−(エチル2,2
−ジカルボエトキシブタノエート−4−イル)−6−ヨ
ードプリンを得た。
−CH2CH 3),2.60(t,2H,−CH 2C−),4.15(q,6H,−
CH 2CH3),4.50(t,2H,N−CH 2),6.80(brs,2H,−
NH 2),8.00(s,1H,H−8). (b) 2−アミノ−9−(エチル2,2−ジカルボエト
キシブタノエート−4−イル)プリン エタノール(1500cm3)中の2−アミノ−9−(エチ
ル2,2−ジカルボエトキシブタノエート−4−イル)−
6−ヨードプリン(85g)、トリエチルアミン(25.25cm
3)及び5%パラジウム(木炭上)(10g)の混合物を2
時間50゜且約7kg/cm3(100psi)で水素化した。t.l.c.
(10%メタノール・クロロホルム)は1点、rf=0.40を
示した。冷却したとき混合物を過し液を蒸発して固
体を得た。固体を水(1000cm3)に溶解しクロロホルム
(3×500cm3)により抽出した。有機抽出物を合せ、硫
酸マグネシウムにより乾燥し蒸発して油(放置すると結
晶となる)として表題化合物62.2g(96%)を得た。1 H n.m.r.(D6DMSO):1.20(t,9H,−CH2CH 3),2.65
(t,2H,−CH 2C−),4.15(q,6H,−CH 2CH3),4.35
(t,2H,N−CH 2),6.50(brs,2H,−NH 2),7.95
(s,1H,H−8),8.65(s,1H,H−6). 実施例7 2−アミノ−9−〔1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
サン−4,6−ジオン−5−イル)エチ−2−イル〕−6
−〔(フエニルメチル)チオ〕プリン 乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(10cm3)中の2−ア
ミノ−6−〔(フエニルメチル)チオ〕プリン(1.0
g)、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサスピロ〔2.5〕オク
タン−4,6−ジオン(0.7g)及び炭酸カリウム(1.0g)
の混合物を18時間外界温度で撹拌した。混合物を過し
液を蒸発させた。t.l.c.(20%メタノール・ジクロロ
メタン)は、2種の生成物、rf=0.3及び0.1を示し、そ
れはそれぞれ表題化合物のカリウム塩及びN−7異性体
に相当した。プロトンn.m.r.の結果は、2.7:1の生成物
の比を示した。
クロロメタン(2×100cm3)により抽出した。有機層を
合わせ、乾燥(硫酸マグネシウム)しそして蒸発して黄
色の固体を得た。
ジクロロメタン)により精製して、沸とう酢酸エチルか
ら再結晶した表題化合物を得た(0.2g,12%)。1 H n.m.r.(D6−DMSO):δ1.68(s,3H,−CH 3),1.8
3(s,3H,−CH 3),2.39(m,2H,H−2′),4.26(m,2
H,H−1′),4.50(m,1H,H−3′),4.56(s,2H,−CH
2C6H5),6.54(brs,2H,−NH 2),7.19−7.49(m,5H,−C
OH 5),7.95(s,1H,H−8)C20H21N5O4S実測値:C,56.
19;H,4.95,N,16.38%計算値:C,55.97;H,4.94;N,16.04% 実施例8 2−アミノ−6−ヨード−9−〔1−(2,2−ジメチル
−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン−5−イル)エチ−2
−イル〕プリンカリウム塩 N,N−ジメチルホルムアミド(20cm3)中の2−アミノ
−6−ヨードプリン(1.3g)、2,2−ジメチル−1,3−ジ
オキサスピロ〔2.5〕オクタン−4,6−ジオン(0.85g)
及び炭酸カリウム(1.2g)の混合物を18時間外界温度で
撹拌した。混合物を過し、溶媒を蒸発した。プロトン
n.m.r.分光分析は、2.8:1の比の表題化合物及び2−ア
ミノ−6−ヨード−7−〔1−(2,2−ジメチル−1,3−
ジオキサン−4,6−ジオン−5−イル)エチ−2−イ
ル〕プリンカリウム塩の混合物を示していた。1 H n.m.r.(D6−DMSO):(表題化合物):δ1.40(s,6
H,−CH 3),2.64(t,2H,H−2′),4.04(t,2H,H−
1′),6.75(brs,2H,−NH 2),7.96(s,1H,H−
8). 実施例9 (a) 2−アミノ−6−〔(フエナシルメチル)チ
オ〕プリン N,N−ジメチルホルムアミド(100cm3)中のチオグア
ニン(8.36g)、臭化フエナシル(9.95g)及び炭酸カリ
ウム(7.60g)の混合物を20時間外界温度で撹拌した。
反応混合物を過し液を蒸発してクリーム色の固体を
得た。沸とうするメタノール(100cm3)による再結晶に
よつて10.3g(72.2%)の表題化合物m.p.204〜205℃を
得た。1 H n.m.r.(▲D6 6▼DMSO):δ5.10(s,2H,−SCH2),
6.30(s,2H,−NH 2),7.65(t,2H,C6 H 5−),7.80
(m,1H,C6 H 5−),8.05(s,1H,H−8),8.20(d,2H,C
6 H 5−). 表題化合物の質量分析m/p285(m+)、主なフラグメン
トイオン253,225,180,134,105及び77。
ブト−1−イル)−2−アミノ−6−〔(フエナシルメ
チル)チオ〕プリン 前述の方法を用いて2−アミノ−6−〔(フエナシル
メチル)チオ〕プリン(5.71g)及び2−アセトキシメ
チル−4−ヨードブト−1−イルアセテート(6.93g)
により表題化合物7.3g(77.4%)m.p.130〜131゜及び0.
7g(7.4%)の7−(4−アセトキシ−3−アセトキシ
メチルブト−1−イル)−2−アミノ−6〔(フエナシ
ルメチル)チオ〕プリンを得た。1 H n.m.r.(CDCl3)(表題化合物):1.90(m,3H,−CH
2CH<),2.10(s,6H,CH 3CO),4.15(m,6H,−NCH 2+
−OCH2<),4.70(bs,4H,−NH 2+−SCH 2−),7.55
(m,3H,C6 H 5−),7.65(s,1H,H−8),8.10(d,2H,C
6 H 5). 表題化合物の質量分析:m/p471(m+),主なフラグメ
ントイオン439,411,366,294,180,105及び77。
ジフエニルメチルチオである本願新請求項1に示される
式(II)の中間体を用いて得られたN−9:N−7比を、
対応する先行技術の方法、即ちYが塩素である前記式
(C)の中間体を用いて得られた生成物のN−9:N−7
比と比較した。結果を以下の表に示す。表において実施
例番号は本願明細書に示される実施例番号を示してい
る。
先行技術の方法を用いる場合よりもずっと改良されたN
−9:N−7比が得られている。
を少なくすればするほど純粋なN−9置換プリンの単離
が一層容易になる点においてN−9:N−7比はとても重
要である。
Claims (8)
- 【請求項1】式(II) 〔式中、アミノ基は場合により保護されており、Yは沃
素あるいはベンジルチオ又はジフェニルメチルチオ(こ
れらにおいていずれかのフェニル部分はC1-4アルキル、
ハロゲンおよびC1-4アルコキシから選ばれた1つまたは
2つの基によって置換されていてよい)である〕の化合
物を式(III) (式中、Qは脱離性基であり、Rx及びRyは各々、保護さ
れたヒドロキシメチル又はアシルオキシメチルであるか
あるいはヒドロキシメチル又はアシルオキシメチルに転
換出来る基でありそしてRzは水素であるか又はそれに転
換出来る基である)の化合物と反応させるかあるいは式
(III A) (式中、RpおよびRqは独立して水素、C1-6アルキル、又
はフェニルであるかあるいはRpとRqとは一緒になってC
4-6ポリメチレンである)の化合物と反応させ、そして
その後、加水分解によりYをヒドロキシルであるXに転
換するか又は還元によりYを水素であるXに転換し、Rx
およびRyがヒドロキシメチル又はアシルオキシメチル以
外のときはヒドロキシメチル又はアシルオキシメチルに
転換し、任意にヒドロキシメチルであるRx/Ryをアシル
オキシメチルに転換し又はその逆を行なってもよく、必
要ならば2−アミノ基を脱保護し、そしてRzが水素以外
のとき水素に転換しそして任意のその製薬上許容しうる
塩を形成することを特徴とする、式(I) 〔式中、Xは水素又はヒドロキシであり、RaおよびRbは
独立して水素または基COR(但し、RはC1-6アルキルで
ある)である〕の化合物又はその製薬的に許容しうる塩
の製造方法。 - 【請求項2】式(III)の化合物が式(III A)又は式
(III B) 〔式中、Rp及びRqは独立して水素、C1-6アルキル又はフ
ェニルであるかあるいはRpとRqとは一緒になってC4-6ポ
リメチレンでありそしてRyはC1-6アルキル又はフェニル
C1-6アルキルであり、それらにおいて何れかのフェニル
部分はC1-4アルキル、ハロゲンおよびC1-4アルコキシか
ら選ばれた1つ又は2つの基によって場合により置換さ
れている〕の化合物である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】式(III)の化合物が式(III)1 (式中、Qは請求項1において定義した通りである)の
化合物である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】Yが沃素である、請求項1〜3の何れか1
項に記載の方法。 - 【請求項5】Qがハロゲン、トシルオキシ又はメシルオ
キシである、請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。 - 【請求項6】式(A)又は(B) の化合物の製造のための、請求項1〜5の何れか1項に
記載の方法。 - 【請求項7】式(IV)、(IV A)又は(IV B): (式中、Yは請求項1において定義した通りであり、RX
及びRYは保護されたヒドロキシメチル又はアシルオキシ
メチルであり、そしてRZは水素である); (式中、Yは請求項1において定義した通りであり、そ
してRP及びRqは独立して水素、C1〜6アルキル又はフエ
ニルであるか又はRP及びRqは一緒になってC4又はC5ポリ
メチレンである); (式中、Yは請求項1において定義した通りであり、Rr
はC1〜6アルキル又はフエニルC1〜6アルキルであって
任意のフエニル部分はC1〜4アルキル、ハロゲンおよび
C1〜4アルコキシから選ばれた1つ又は2つの基によっ
て場合により置換されている); で表される中間体化合物。 - 【請求項8】化合物が 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1
−イル)−2−アミノ−6−ヨードプリン; 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1
−イル)−2−アミノ−6−〔(フェニルメチル)チ
オ〕プリン; 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1
−イル)−2−アミノ−6−〔(4−メチルフェニル)
メチルチオ〕プリン; 9−(4−アセトキシ−3−アセトキシメチルブト−1
−イル)−2−アミノ−6〔(ジフェニルメチル)チ
オ〕プリン; 2−アミノ−9−(エチル2,2−ジカルボエトキシブタ
ノエート−4−イル)−6−〔(フェニルメチル)チ
オ〕プリン; 2−アミノ−9−(エチル2,2−ジカルボエトキシブタ
ノエート−4−イル)−6−ヨードプリン; 2−アミノ−9−〔1−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキ
サン−4,6−ジオン−5−イル)エチ−2−イル〕−6
−〔(フェニルメチル)チオ〕プリン; 又は 2−(アミノ−6−ヨード−9−〔1−(2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン−5−イル)エチ−
2−イル〕プリンカリウム塩、である請求項7に記載の
化合物。
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