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JP2851054B2 - ベンズオキセピン誘導体 - Google Patents

ベンズオキセピン誘導体

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Publication number
JP2851054B2
JP2851054B2 JP1061040A JP6104089A JP2851054B2 JP 2851054 B2 JP2851054 B2 JP 2851054B2 JP 1061040 A JP1061040 A JP 1061040A JP 6104089 A JP6104089 A JP 6104089A JP 2851054 B2 JP2851054 B2 JP 2851054B2
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JP
Japan
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compound
reference example
benzoxepin
pyridyl
mixture
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敏雄 立岡
誠 柴田
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SANTORII KK
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    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/04Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
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    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は式(I): (式中、Rはピリジン基及びピラジン基から成る群から
選択されたヘテロ環基を示す) で表わされるベンズオキセピン誘導体及びその塩並びに
それを有効成分として含有する糖尿病用薬に関する。
〔従来の技術〕
糖尿病は、インスリン依存性のI型と非依存性のII型
に分けられ、糖尿病の90%以上を占めるII型糖尿病につ
いては、これまで食事療法を中心に、スルホニル尿素系
化合物、スルホニルアミド系化合物又はピグアナイド系
化合物がその治療目的に用いられてきた。しかしなが
ら、これらの薬剤は、長期投与による肝障害や強力な血
糖降下作用による重篤な低血糖を引き起こし、使用上注
意が必要である等の問題点を有する。
かゝる状況のもと本発明者らは、上記欠点のない経口
糖尿病用薬の開発を目指して研究を重ね、2−フェニル
ベンズオキセピン誘導体は優れた血糖降下作用と共に血
小板凝集抑制作用を有することを見いだした(特開昭63
−107972)。
〔発明が解決しようとする課題及びそれを解決するため
の手段〕 本発明者らは、上記知見に鑑み、更により副作用の少
ない経口糖尿病用薬を目指し鋭意研究を重ねた結果、前
記式(I)で表わされるベンズオキセピン誘導体は、顕
著な血糖降下作用、血小板凝集抑制作用を有する上に、
驚くべきことに、重大な副作用である睡眠延長作用を全
く示さないと云うことを見いだし本発明を完成した。
前記式(I)で表わされるベンズオキセピン誘導体に
於いて、Rで示されるヘテロ環基としては、ピリジン
基、ピラジン基、ピリミジン基、ピリダジン基、ピロー
ル基、イミダゾール基、フリル基、チエニル基を挙げる
ことができるが、これらのヘテロ環基の内、より好まし
いものとしては2−ピリジル、3−ピリジル及び4−ピ
リジルのごときピリジン基、又はピラジニル基を挙るこ
とができる。
本発明の式(I)で表わされる化合物は種々の方法に
より合成することができるが、例えば次の様にして合成
することができる。
即ち、式(II)中、Rがフェニル基である公知の化合
物〔P.Bennett,et.al,J.Chem.Soc.,Parkin.Trans.I.,
(12)2990(1979)〕の合成と同様に、次の式(II): で示される化合物にシクロプロパネーションを行うこと
により合成することができる式(III): 〔Rは式(I)における前記定義に同じ〕 で表わされるオキサビシクロヘプタノン誘導体を反応に
関与しない溶媒、例えばベンゼンに溶解し、トリ−n−
ブチル錫ヒドリド及びアソビスイソブチロニトリルと反
応せしめることにより式(IV): (Rは、前記定義に同じ) で表わされるベンズオキセピン誘導体を得ることができ
る。この化合物を適当な不活性溶媒、例えば、テトラヒ
ドロフラン、エーテル、塩化メチレン等又はそれらの混
合溶媒中で塩下水素の存在下にn−ブチルナイトライト
を反応せしめることにより式(V): (Rは、前記定義に同じ) で表わされるオキシムを得ることができる。
このオキシムを無水酢酸中亜鉛末−酢酸−酢酸アンモ
ニウムで還元し、続いて水素化ホウ素ナトリウムで還元
後、アルカリ加水分解することによって式(I): (Rは、前記定義に同じ) で表わされる本発明のベンズオキセピン誘導体を立体異
性体の混合物として得ることができる。化合物(I)は
シリカゲルクロマトグラフィー、再結晶等適当な分離手
段を用いて分離することにより4種の立体異性体に分画
することができる。
〔実施例〕
以下実施例に従って本発明をさらに詳細に説明するが
本発明はこれら実施例に限定されるものではないことは
いうまでもない。尚、得られた実施例化合物の物理化学
的性質を表1に示す。又、立体異性体の混合物として得
られた化合物中分離可能なものは分離してその物理化学
的性質を測定した。又、化合物番号の後に付したa,b,c
およびdは、その化合物の立体異性体を示す。
実施例1 4−アミノ−5−ヒドロキシ−2−(2−ピリジル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン(化合
物番号1a,1b,1c) 参考例5の化合物〔4−アセチルアミノ−5−ヒドロ
キシ−2−(2−ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ
−1−ベンズオキセピン〕 (9a)894mg(3mmole)を30mlメタノールに溶解し、30m
lの10%水酸化ナトリウム水溶液を加え4時間加熱還流
した。メタノールを留去した後水を加え塩化メチレンで
抽出した。抽出液を硫酸マグネシウム(無水)で乾燥し
た。ろ過後、濃縮し、残渣をシリカゲルのカラムクロマ
トグラフィーを用い、塩化メチレン−メタノール(20:
1)で溶出すると719mg(収率93.6%)の標記化合物1aが
得られた。
同様にして、化合物9bより化合物1b(92.3%)及び化
合物9cにより化合物1c(97.7%)を得た。
実施例2 4−アミノ−5−ヒドロキシ−2−(3−ピリジル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン(化合
物番号2a,2b,2c) 実施例1と同様にして、参考例10の化合物14aから化
合物2a(93.8%)、及び参考例10の化合物14bから化合
物2b(95.6%)を得た。又参考例10の化合物14bと14cの
混合物から化合物2bと2cの混合物が得られ、塩化メチレ
ンで結晶化し、化合物2c(収率15.1%)を結晶として得
た。
実施例3 4−アミノ−5−ヒドロキシ−2−(4−ピリジル)−
2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン(化合
物番号3c,3d) 実施例1と同様にして、参考例15の化合物19aから化
合物3aと3bの混合物が得られたが、塩化メチレンで結晶
化し、化合物3dが結晶として得られた(収率35.0%)。
又、参考例15の化合物19bから、化合物3bと3cの混合物
が得られたが、塩化メチレンで結晶化し、化合物3cが結
晶として得られた(収率31.3%)。
実施例4 4−アミノ−5−ヒドロキシ−2−ピラジニル−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン(化合物番号4
c) 実施例1と同様にして、参考例20の化合物24cから化
合物4c(95.7%)を得た。
〔参考例〕
次に前記の実施例において使用した出発化合物の製造
方法を次の参考例に示す。
参考例1 3,4−ベンゾ−5−オキソ−1−(2−ピリジル)−2
−オキサビシクロ〔4,1,0〕ヘプタン(化合物番号5) 60%水素化ナトリウム9g(225mmole)を150mlのジメ
チルスルホキシドに懸濁させ、トリメチルスルホキソニ
ウムヨージド49.5g(225mmole)を少量づつ加え室温で
1時間撹拌した。次いで、4−オキソ−2−(2−ピリ
ジル)−1−ベンゾピラン33.5g(150mM)の300mlジメ
チルスルホキシド溶液を加えて室温で5時間撹拌した。
反応液を氷水1中に注ぎ、ジエチルエーテル500mlで
3回抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後無水硫
酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後濃縮し、残渣をシリ
カゲルのカラムクロマトグラフィーを用い塩化メチレ
ン:酢酸エチル(4:1)で溶出すると18.2g(収率51.2
%)の標記化合物が得られた。
参考例2 2−(2−ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−
ベンズオキセピン−5−オン(化合物番号6) 3,4−ベンゾ−5−オキソ−1−(2−ピリジル)−
2−オキサビシクロ〔4,1,0〕ヘプタン14.4g(60mmol
e)を300mlのベンゼンに溶解し、17.7ml(66mmole)の
トリ−n−ブチル錫ヒドリドと4.92g(30mmole)のアソ
ビスイソブチロニトリルを加え、2時間加熱還流した。
冷却後、反応液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。ろ過後、濃縮し残渣をシリカゲルのカラムクロマ
トグラフィーを用いヘキサン−酢酸エチル(2:1)で溶
出すると12.6g(収率88.1%)の標記化合物が得られ
た。
参考例3 4−ヒドロキシイミノ−2−(2−ピリジル)−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン
(化合物番号7) 参考例2の化合物〔2−(2−ピリジル)−2,3,4,5
−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン〕1
0.8g(45mmole)を200mlの塩化メチレンと150mlのテト
ラヒドロフランの混合溶媒に溶解し、15mlの塩化水素飽
和エーテルを加え、0℃に冷却した。次いで16ml(135m
mole)の亜硝酸n−ブチルを滴下し、冷凍庫(−15゜〜
−20゜)中に24時間放置した。溶媒を濃縮し、残渣に水
を加え、IN−水酸化ナトリウム水溶液を加え、アルカリ
性にした後、塩化メチレンで抽出し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。ろ過後、濃縮し、残渣をシリカゲルの
カラムクロマトグラフィーを用い、塩化メチレン−酢酸
エチル(2:1)で溶出すると9.45g(収率78.4%)の標記
化合物が得られた。
参考例4 4−N−アセチルアミノ−2−(2−ピリジル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン
(化合物番号8a,8b) 参考例3の化合物〔4−ヒドロキシイミノ−2−(2
−ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオ
キセピン−5−オン〕8.84g(33mmole)を330mlの無水
酢酸に溶解し、6.40g(99mmole)の亜鉛末と7.62g(99m
mole)の酢酸アンモニウムを加え、5.7ml(99mmole)の
酢酸を室温にて滴下した。室温で2時間撹拌後反応液を
濃縮し、残渣を酢酸エチル・塩化メチレン(2:1)に溶
解後、ろ過して亜鉛末を除去した。ろ液を炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。ろ過後、濃縮し残渣をシリカゲルのクロ
マトグラフィーを用い塩化メチレン−メタノール(30:
1)で溶出すると9.6g(収率87.0%)の標記化合物が立
体異性体(8a,8b)の混合物(生成比2:1)として得られ
た。この混合物を酢酸エチルから結晶化させ、4.2gの結
晶(8a)と4.3gの母液残渣(8a:8b=1:2)を得た。
参考例5 4−N−アセチルアミノ−5−ヒドロキシ−2−(2−
ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキ
セピン(化合物番号9a,9b,9c) 参考例4の化合物〔4−N−アセチルアミノ−2−
(ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオ
キセピン−5−オン〕(8a)2.96g(10mmole)を100ml
のメタノールに溶解し、491mg(13mmole)の水素化ホウ
素ナトリウムを−20℃で加え、4時間撹拌した。反応液
に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、濃縮した。残渣
に水を加え、塩化メチレンで抽出し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。ろ過後濃縮し、残渣をシリカゲルのカ
ラムクロマトグラフィーを用い、塩化メチレン−メタノ
ール(20:1)で溶出すると標記化合物の立体異性体(9a
および9b)を各々910mg(30.5%)および1.83g(61.4
%)を得た。また参考例3の立体異性体の混合物(8a:8
b=1:2)を用いて、同様に処理することにより標記化合
物の立体異性体の混合物(9a,9bおよび9c)が得られ、
カラムクロマトグラフィー〔シリカゲル/塩化メチレン
−メタノール(10:1)〕に付し、9cを得た。
参考例6 3,4−ベンゾ−5−オキソ−1−(3−ピリジル)−2
−オキサビシクロ〔4,1,0〕ヘプタン(化合物番号10) 参考例1に準じて合成した(収率:55.8%)。
参考例7 2−(3−ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−
ベンズオキセピン−5−オン(化合物番号11) 参考例2に準じて合成した(収率:71.4%)。
参考例8 4−ヒドロキシイミノ−2−(3−ピリジル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン
(化合物番号12) 参考例3に準じて合成した(収率:66.0%)。
参考例9 4−N−アセチルアミノ−2−(3−ピリジル)−2,3,
4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン
(化合物番号13a,13b) 参考例4に準じて合成した。収率87.2%で標記化合物
が立体異性体(13a,13b)の混合物(生成比13a:13b=2.
3:1)として得られた。混合物を酢酸エチルから結晶化
させ、結晶(13a)と母液残渣(13a:13b=1:1)を得
た。
参考例10 4−N−アセチルアミノ−5−ヒドロキシ−2−(3−
ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキ
セピン(化合物番号14a,14b,14c) 参考例5に準じて合成した。参考例9の化合物(13
a)より標記化合物の立体異性体(14a及び14b)を各々5
6.2%(14a)および27.1%(14b)の収率で得た。また
参考例9の立体異性体の混合物(13a:13b=1:1)から標
記化合物の立体異性体の混合物(14a,14b,14c)が得ら
れ、カラムクロマトグラフィー(参考例5と同じ)に付
し14bと14cの混合物を得た(生成比2:3)。
参考例11 3,4−ベンゾ−5−オキソ−1−(4−ピリジル)−2
−オキサビシクロ〔4,1,0〕ヘプタン(化合物番号15) 参考例1に準じて合成した(収率:46.1%)。
参考例12 2−(4−ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−
ベンズオキセピン−5−オン(化合物番号16) 参考例2に準じて合成した(収率:89.1%)。
参考例13 4−ヒドロキシイミノ−2−(4−ピリジル)−2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン
(化合物番号17) 参考例3に準じて合成した(収率:53.0%)。
参考例14 4−N−アセチルアミノ−2−(4−ピリジル)2,3,4,
5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン
(化合物番号18a,18b) 参考例4に準じて合成した。収率52.1%で標記化合物
が立体異性体(18a,18b)の混合物(生成比18a,18b=3:
1)として得られた。混合物を酢酸エチルから結晶化さ
せ結晶(18a)と母液残渣(18a:18b=2:1)を得た。
参考例15 4−N−アセチルアミノ−5−ヒドロキシ−2−(4
−ピリジル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオ
キセピン(化合物番号19a,19b) 参考例5に準じて合成した。参考例14の化合物(18
a)より標記化合物の立体異性体(19aおよび19b)を各
々63.2%(19a)および35.6%(19b)を得た。
参考例16 3,4−ベンゾ−5−オキソ−1−ピラジニル−2−オキ
サビシクロ〔4,1,0〕ヘプタン(化合物番号20) 参考例1に準じて合成した(収率:40:3%)。
参考例17 2−ピラジニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズ
オキセピン−5−オン(化合物番号21) 参考例2に準じて合成した(収率:62:5%)。
参考例18 4−ヒドロキシイミノ−2−ピラジニル−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン(化合物
番号22) 参考例3に準じて合成した(収率:49:1%)。
参考例19 4−N−アセチルアミノ−2−ピラジニル−2,3,4,5−
テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン−5−オン(化合
物番号23a,23b) 参考例4に準じて合成した。収率75:8%で標記化合物
が立体異性体(23a,23b)の混合物(生成比23a:23b=2.
5:1)として得られた。酢酸エチルから結晶化させ、結
晶(23a)と母液残渣(23a:23b=1:1.2)を得た。
参考例20 4−N−アセチルアミノ−5−ヒドロキシ−2−ピラジ
ニル−2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンズオキセピン
(化合物番号24c) 参考例5に準じて合成した。参考例19の立体異性体の
混合物(23a:23b=1:1.2)から立体異性体の混合物を得
たが酢酸エチルで再結晶して標記化合物(24c)を39.2
%で得た。
製剤例1.(カプセル) (1)実施例1の化合物(1c) 10mg (2)乳糖 59.5mg (3)トウモロコシ澱粉 80mg (4)軽質無水ケイ酸 0.5mg 計150mg 上記をよく混合して常法によりゼラチンカプセルに充
填した。
製剤例2.(錠剤) (1)実施例1の化合物(1c) 10mg (2)乳糖 59mg (3)トウモロコシ澱粉 70mg (4)トウモロコシ澱粉のり 10mg(5)ステアリン酸マグネシウム 1mg 計150mg 上記を常法により混合、打錠して錠剤とした。
〔発明の効果〕
本発明の化合物について血糖降下作用血小板凝集抑制
作用並びに睡眠延長作用の以下の方法により試験した。
1. 血糖降下作用 5〜6週令の雄性ddY系マウスを24時間絶食して用い
た。被験薬はCMC懸濁液として経口投与した。投与30分
後に眼底血管より血液を採集し、直ちに遠心分離して血
清中のグルコース濃度をグルコースオキシダーゼ法(市
販のキットを用いた)により測定した。
2. 血小板凝集抑制作用 健常男性及び体重4kg前後の雄性日本白色家兎の血小
板を用いた。人の場合は肘静脈より、兎の場合は耳動脈
より血液を採取、それぞれ0.31%及び0.38%クエン酸を
加えた。遠心分離により多血小板血漿(PRP)を調整し
た後透過性血小板凝集能測定装置(理科電気社製AGGREG
O−METER RAM−61)を用いて血小板凝集能を測定した。
凝集惹起薬としては、ADP、アラキドン酸、コラーゲ
ン、血小板活性因子(PAF)、エピネフィリン及びCa
**イオノフォアA−23187を使用した。被験薬はDMSO
に溶解し、PRPに添加した。
3. Hexobarbital睡眠に対する作用 約24時間絶食したddY系雄性マウス(5週令)を1群
として使用した。hexobarbital70mg/kgをマウスの腹腔
内に投与し、正向反射の消失から回復までの時間を測定
し、睡眠時間とした。被検薬はhexobarbital投与30分前
に経口投与した。
〔結 果〕
本発明化合物の内、実施例番号(化合物番号)が1
(1c),2(2c),3(3c),4(4c)の化合物は10mg/kgの
量で有意な血糖降下作用並びに血小板凝集抑制作用も示
した。又実施例2の化合物(化合物番号2c)は10mg/kg,
po、及び30mg/kg,poのいずれの用量に於いても睡眠延長
作用を示さず、中枢性の副作用が少ないものと考えられ
る。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 405/04 A61K 31/44 - 31/495 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): (式中、Rはピリジン基及びピラジン基から成る群から
    選択されたヘテロ環基を示す) で表わされるベンズオキセピン誘導体及びその塩。
  2. 【請求項2】式(I): (式中、Rは2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピ
    リジル基及び2−ピラジニル基から成る群から選択され
    たヘテロ環基を示す) で表わされるベンズオキセピン誘導体又はその塩を有効
    成分として含有する糖尿病用薬。
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