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JP2794637B2 - イミダゾール誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤 - Google Patents

イミダゾール誘導体およびその製造法ならびにこれを含有する抗潰瘍剤

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Publication number
JP2794637B2
JP2794637B2 JP1285608A JP28560889A JP2794637B2 JP 2794637 B2 JP2794637 B2 JP 2794637B2 JP 1285608 A JP1285608 A JP 1285608A JP 28560889 A JP28560889 A JP 28560889A JP 2794637 B2 JP2794637 B2 JP 2794637B2
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JP
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group
alkyl group
fluorine
substituted
carbon atoms
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JP1285608A
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進 岡部
光夫 真崎
富雄 山川
均 松倉
豊 野村
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NIPPON KEMIFUA KK
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NIPPON KEMIFUA KK
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なイミダゾール誘導体、更に詳細には
次の一般式(I): [式中、R1は、水素原子、1〜8個の炭素原子を有す
る直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は、3〜9個の炭
素原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケ
ニル基若しくはアルキニル基であり、R2は、3〜9個の
炭素原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアル
ケニル基若しくはアルキニル基であり、R3、R4、R5及び
R6は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低
級アルコキシ基、アラルキルオキシ基、低級アルキル
基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ
基、アシル基、フッ素置換アルキル基、又はフッ素置換
アルコキシ基であり、R7及びR8は、同一又は異なって、
水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アル
キル基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミ
ノ基、アシル基、フッ素置換アルキル基、フッ素置換ア
ルコキシ基、又は、置換基として低級アルキル基、低級
アルコキシ基、若しくはハロゲン原子で置換されていて
もよいアリール基であり、あるいは、R7とR8とが結合し
てR7及びR8が結合している炭素原子と共に環を形成して
もよい]で表わされるイミダゾール誘導体、及びその製
造法、並びにこれを有効成分として含有する抗潰瘍剤に
関する。
[従来の技術] 従来、一般式(A): (式中、R10及びR11は水素原子又は低級アルキル基
を、R12及びR13少なくとも一方がハロゲン原子、トリフ
ルオロメチル基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、
低級アルコキシカルボニル基又はアミノ基を示す) で表わされるベンズイミダゾール誘導体が、H++K+ATP
アーゼ阻害作用を有する抗潰瘍剤として有用であること
が知られている(特開昭61−221175号公報)。
更に、また、一般式(B): (式中、R14及びR15は、炭素原子数1〜6のアルキル
基又はヒドロキシル基を有する炭素原子数1〜6のアル
キル基であって、R14及びR15の少なくとも一方は、ヒド
ロキシル基を有する炭素原子数1〜6のアルキル基であ
り、R16、R17、R18、R19及びR20は、同一又は異なっ
て、水素原子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級
アルキル基、トリフルオロメチル基、低級アルコキシカ
ルボニル基、ニトロ基、アミノ基、アシル基、及びフッ
素置換アルキル基からなる群から選ばれた置換基であ
る) で表わされるベンズイミダゾール誘導体が、H++K+ATP
アーゼ阻害作用に基く胃酸分泌抑制作用を有することも
知られている(特開平1−230560号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] 優れた抗潰瘍作用を有し、しかも、安全性等がより優
れた新規な化合物の提供が望まれている。
[問題点を解決するための手段] かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を行なっ
た結果、前記一般式(I)で表わされる新規なイミダゾ
ール誘導体が優れた胃酸分泌抑制作用を有することを見
出し、本発明を完成した。
本発明の一般式(I)で表わされる新規なイミダゾー
ル誘導体は、一般式(I)におけるR1及びR2の少なくと
も一個が、炭素−炭素不飽和結合を有する基である点
で、前記のような公知の化合物とは全く構造が異なる化
合物である。
従って、本発明は抗潰瘍剤として有用な一般式(I)
で表わされる新規なイミダゾール誘導体を提供するもの
である。
また、本発明は一般式(I)で表わされる新規なイミ
ダゾール誘導体を製造するための新規な方法を提供する
ものである。
更にまた、本発明は一般式(I)で表わされる新規な
イミダゾール誘導体を含有する抗潰瘍剤を提供するもの
である。
一般式(I)において、R1は、水素原子、1〜8個の
炭素原子を有する直鎖若しくは分岐のアルキル基、又
は、3〜9個の炭素原子を有する直鎖、分岐若しくは環
部分含有のアルケニル基若しくはアルキニル基である。
1〜8個の炭素原子を有する直鎖若しくは分岐のアルキ
ル基の例としては、例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−
エチルヘキシル、等を挙げることができる。また、3〜
9個の炭素原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有
のアルケニル基若しくはアルキル基は、少なくともその
直鎖、分岐若しくは環部分の何れかに炭素−炭素二重結
合若しくは炭素−炭素三重結合を有する基であり、その
例としては、アリル基、2−プロピニル基、2−ブテニ
ル基、3−ブテニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル
基、3−メチル−2−ブテニル基、3−メチル−3−ブ
テニル基、シクロヘキセ−1−ニルメチル基、2−シク
ロプロピリデンエチル基等を挙げることができる。
一般式(I)において、R2は、R1について上記したよ
うな、3〜9個の炭素原子を有する直鎖、分岐若しくは
環部分含有のアルケニル基若しくはアルキニル基であ
る。R1及びR2が共に上記のようなアルケニル基若しくは
アルキニル基である場合、R1とR2とは同じであってもよ
く異なっていてもよい。
一般式(I)において、R3、R4、R5、R6、R7又はR8
示す基の内、低級アルコキシ基は1〜5個の炭素原子を
有する直鎖又は分岐のアルコキシ基、例えば、メトキ
シ、エトキシ、イソプロポキシ等であることが好まし
く、アラルキルオキシ基は芳香環にハロゲン原子、低級
アルキルなどの置換基を有していてもよくアルキレン部
分が1〜3個の炭素原子を有するアラルキルオキシ基、
例えば、ベンジルオキシ基であることが好ましく、低級
アルキル基は1〜6個の炭素原子を有する直鎖若しくは
分岐のアルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブ
チル、ペンチル、ヘキシル等であることが好ましく、低
級アルコキシカルボニル基は、2〜5個の炭素原子を有
する直鎖又は分岐のアルコキシカルボニル基、例えば、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポ
キシカルボニル等であることが好ましく、アシル基は2
〜5個の炭素原子を有する脂肪族アシル基又は7〜9個
の炭素原子を有する芳香族アシル基、例えば、アセチ
ル、ベンゾイル等が好ましく、フッ素置換アルキル基は
上記の低級アルキル基の水素原子の1〜3個がフッ素原
子で置換された値であることが好ましく、更に、フッ素
置換アルコキシ基は上記の低級アルコキシ基の水素原子
の1〜3個がフッ素原子で置換された基であることが好
ましい。また、R7とR8とが結合して、3〜5個の炭素原
子を有するアルキレンを形成してもよく、また、R7及び
R8が結合している炭素原子と共に、置換基を有していて
もよいベンゼン環、ベンゾキノン環のような芳香族環又
はフラン環、ピロール環、チオフェン環、ピリジン環の
ような複素環を形成してもよい。
特に、R5が前記のような低級アルキル基(特に、メチ
ル及びエチルが好ましい)、低級アルコキシ基(特に、
メトキシ及びエトキシが好ましい)、又は、フッ素置換
アルキル基(特に、トリフルオロメチル基が好ましい)
であり、R3、R4、R6、R7及びR8が水素原子である化合物
が好ましい。
本発明のイミダゾール誘導体(I)は、例えば一般式
(II): [式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、一般式(I)
について示したものと同じであり、Xは脱離基である] で表わされる化合物と、 一般式(III): [式中、R7及びR8は、一般式(I)について示したも
のと同じである] で表わされる化合物とを反応させて、次の一般式(I
V): (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、前記と
同じ) で表わされる化合物を製造し、次いでこの化合物を酸化
することにより製造することができる。
本発明のイミダゾール誘導体の代表的化合物として
は、下記の化合物を例示することができる。
即ち、本発明のイミダゾール誘導体の代表的化合物
を、一般式(I): で表わしたとき、式中の、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7
及びR8が、それぞれ第1表に示される基である化合物で
ある。
かくして得られる本発明化合物(I)の代表的化合物
について、薬理効果について試験した結果は次の通りで
ある。
(1)H++K+ATPアーゼ阻害作用 ブタ胃粘膜 フォルト(Forte)らの方法[ジャーナル・オブ・ア
プライド・フィジオロジイ(J.Applied Physiol.)32,7
14〜717(1972)]に従い、ブタ胃粘膜より胃酸分泌細
胞を分離し、H++K+ATPアーゼを含むベシクルはフィコ
ールの不連続密度勾配中で遠心分離し調製した。2mMビ
ス−トリス−アセテート緩衝液(pH5.5)で37℃、30分
間酵素と試験物質をインキュベートした後、37.5mMビス
−トリス−アセテート緩衝液(pH7.4)、2mM塩化マグネ
シウム、2mMATPを加え、さらに5mM塩化カリウム存在下
又は非存在下37℃で10分間反応させた後、5%トリクロ
ロ酢酸を加えて反応を止め、遊離した無機リンをFiske
−Subbarow法で定量した。K+依存性ATPアーゼ活性は、
塩化カリウム存在下の値から、塩化カリウム非存在下の
値を差し引いて求めた。
(2)胃酸分泌抑制作用 雄性ビーグル犬を用いて作成したHeidenhain pouch犬
を絶食後、胃酸分泌刺激薬として塩酸ヒスタミンを160
μg/kg/hrの用量で静脈内に持続投与した。胃液を15分
間隔で採取し胃液量及び酸度を測定し、酸排出量(mEq/
15min)を算出した。
薬物として、第3表に示す実施例で得られた化合物及
び比較化合物をヒスタミン投与開始1時間後に1mg/kgの
用量で静脈内投与し、経時的に胃液を採取した。
上記化合物を3mg/kg投与した場合の総酸排出量を求
め、上記化合物を、投与しなかった対照の場合の総酸排
出量に対する割合として胃酸分泌抑制率を求めた。各実
施例で得られた本発明の化合物及び比較化合物について
の用量と抑制率とを第3表に示す。
(経口投与試験方法) 雄性ビーグル犬を用いて作成したHeidenhain pouch犬
を絶食後、下肢動脈にポリエチレンカニューレを挿入
し、塩酸ヒスタミンを16μg/kg/hrの用量で静脈内にinf
usion pumpにより持続注入した。胃液を15分間隔で採取
し胃液量および酸度を測定し、酸排出量(mEq/15分)を
算出し対照とした。薬物は15mlの0.5%CMCで懸濁し、犬
用の経口ゾンデによって、ヒスタミン刺激2時間前に10
mg/kgの用量で係合投与し、更に4倍量の約60mlの水で
流し込み15分間隔で胃液を採取し胃液量および酸度を測
定し、酸排出量(mEq/15分)を算出した。胃液分泌抑制
作用は、ヒスタミン刺激開始1時間後のこの酸排出量を
薬物を投与しなかった対照の場合の酸排出量に対する割
合として求めた。
また、本発明の化合物は、胃腸の細胞保護作用(米国
特許第4,359,465号明細書参照)を有している。
本発明の化合物は経口、非経口のいずれにおいても投
与できる。経口投与剤の剤型としては、例えば、錠剤、
カプセル剤、散剤、顆粒剤およびシロップ剤等があげら
れ、非経口投与剤の剤型としては注射剤等があげられ
る。これらの調製には、通常の賦形剤、崩壊剤、結合
剤、滑沢剤、色素、希釈剤などが用いられる。賦形剤と
しては、ブドウ糖、乳糖などが、崩壊剤としては、デン
プン、カルボキシメチルセルロースカルシウムなどが、
滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウム、タルクな
どが、結合剤としては、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ゼラチン、ポリビニルピロリドンなどが用いられ
る。
投与量は、通常成人において、注射剤で1日約1mg〜5
0mg、経口投与で1日約10mg〜500mgであるが、年令、症
状等により増減することができる。
次に実施例を挙げて本発明を説明する。
[実施例1] 2−[2−(2−プロピニルアミノ)ベンジルスルフィ
ニル]イミダゾール: (1)N−プロパルギルアントラニル酸メチル: アントラニル酸メチル45.6g(303ミリモル)及びプロ
パルギルブロミド18g(151ミリモル)をメタノール50ml
に溶解し40時間加熱還流した。メタノールを減圧留去し
エーテル500mlを加え、析出した固体を濾別した。濾液
を1N−HCl、1N−NaOH及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣にヘ
キサン160mlを加え冷却した。析出した結晶を濾取し冷
ヘキサンで洗浄することにより、標題化合物20.4g(収
率35.0%)を黄色結晶として得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=2.21 (t,1H,J=2Hz) 3.85 (s,3H) 4.02 (dd,2H,J=2Hz,6Hz) 6.5−8.0 (m,4H) (2)2−(2−プロピニルアミノ)ベンジルアルコー
ル: 水素化アルミニウムリチウム1.0g(26.4ミリモル)を
乾燥テトラヒドロフラン(THF)50mlに懸濁させ、氷冷
下に(1)で得られたN−プロパルギルアントラニル酸
メチル5.0g(26.4ミリモル)の乾燥THF20ml溶液を30分
間で滴下し、更に30分間撹拌した。氷冷下、飽和硫酸ナ
トリウム水を加えて分解後、不溶物を濾別し、溶媒を留
去し得られた油状物をシリカゲルカラムで精製すること
により、標題化合物1.73g(収率40.7%)を白色結晶と
して得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=1.84 (bs,1H) 2.19 (t,1H,J=3Hz) 3.93 (d,2H,J=3Hz) 4.60 (s,2H) 5.0 (bs,1H) 6.7−7.4 (m,4H) (3)2−[2−(2−プロピニルアミノ)ベンジルチ
オ]イミダゾール: 2−(2−プロピニルアミノ)ベンジルアルコール1.
61g(10ミリモル)をジクロルメタン16mlに溶解し、氷
冷下塩化チオニル0.87ml(12ミリモル)のジクロルメタ
ン4ml溶液を10分間で滴下し、室温で15分間撹拌後、溶
媒を室温で留去した。得られた油状物をジクロルメタン
5mlに溶解し、この溶液を2−メルカプトイミダゾール
1.5g(15ミリモル)のエタノール15ml溶液に少しずつ加
え、室温で1時間撹拌した。得られた溶液から溶媒を減
圧留去し、残渣に水及び飽和炭酸水素ナトリウム水を加
えた後、エーテルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナ
トリウム水及び飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。これから溶媒を減圧留去し、残渣にエーテ
ルを加えて結晶化させ、結晶を濾取することにより、標
題化合物1.73g(収率71.2%)を淡黄色結晶性粉末とし
て得た。1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=3/1) δ=2.30 (t,1H,J=2Hz) 3.99 (d,2H,J=2Hz) 4.13 (s,2H) 6.5−7.3 (m,4H) 7.01 (s,2H) (4)2−[2−(2−プロピニルアミノ)ベンジルス
ルフィニル]イミダゾール: 2−[2−(2−プロピニルアミノ)ベンジルチオ]
イミダゾール1.0g(4.12ミリモル)をクロロホルム15ml
及びメタノール1mlに溶解し、氷冷下、m−クロル過安
息香酸880mg(純度80%、4.12ミリモル)を約10分間で
加えた。反応終了後、反応生成液に飽和炭酸水素ナトリ
ウム水を加え、クロロホルム30mlで抽出した。クロロホ
ルム層を0.1N−NaOH10mlで洗浄後、0.3N−NaOH7mlで抽
出した。このアルカリ溶液をクロロホルム30mlで2回抽
出し、得られたクロロホルム層を初めのクロロホルム層
を合わせて飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣にエーテルを加え結
晶化させ、結晶を濾取することにより、標題化合物380m
g(収率35.6%)を淡黄色結晶性粉末として得た。
融点:158〜159℃(分解)1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=2/1) δ=2.32 (t,1H,J=3Hz) 3.99 (d,2H,J=3Hz) 4.29,4.53 (each d,2H,J=13Hz) 6.5−7.3 (m,4H) 7.22 (s,2H) IRν(KBr)cm-1: 3370,3260,1600,1580,1515,1300,1100,1025,960,940,
890,780,740. [実施例2] 2−[2−(アリルアミノ)ベンジルスルフィニル]イ
ミダゾール: (1)N−アリルアントラニル酸メチル: アントラニル酸メチル15.1g(0.10モル)及びアリル
ブロミド6.05g(50ミリモル)をメタノール75mlに溶解
し40時間加熱還流した。メタノールを減圧留去しエーテ
ル500mlを加え、析出した固体を濾別した。濾液を1N−H
Cl、1N−NaOH及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル
クロマトグラフィーで精製し、標題化合物3.85g(収率4
0.3%)を得た。
(2)2−(アリルアミノ)ベンジルアルコール: 水素化アルミニウムリチウム0.76g(20.0ミリモル)
を乾燥THF50mlに懸濁させ、氷冷下に(1)で得られた
N−アリルアントラニル酸メチル3.82g(20.0ミリモ
ル)の乾燥THF20ml溶液を30分間で滴下し、更に30分間
撹拌した。氷冷下、過剰の水素化アルミニウムリチウム
を飽和硫酸ナトリウム水で分割後、不溶物を濾別し、溶
媒を留去し得られた油状物をシリカゲルカラムで精製す
ることにより、標題化合物2.44g(収率75.1%)を無色
油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=1.7 (bs,1H) 3.80 (dt,2H,J=2Hz,5Hz) 4.64 (s,2H) 5.0−5.4 (m,2H) 5.7−6.2 (m,1H) 6.7−7.3 (m,4H) (3)2−[2−(アリルアミノ)ベンジルチオ]イミ
ダゾール: 2−(アリルアミノ)ベンジルアルコール2.8g(17.2
ミリモル)をジクロルメタン28mlに溶解し、氷冷下塩化
チオニル1.5ml(20.6ミリモル)のジクロルメタン10ml
溶液を15分間で滴下し、室温で15分間撹拌後、溶媒を室
温で留去した。得られた油状物をジクロルメタン5mlに
溶解し、この溶液を2−メルカプトイミダゾール2.58g
(25.8ミリモル)のエタノール25ml溶液に少しずつ加
え、室温で1時間撹拌した。得られた溶液からエタノー
ルを減圧留去し、残渣に水及び飽和炭酸水素ナトリウム
水を加えた後、エーテルで抽出した。有機層を飽和炭酸
水素ナトリウム水及び飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。これから溶媒を減圧留去し、残渣に
エーテルを加えて結晶化させ、結晶を濾取することによ
り、標題化合物3.34g(収率79.3%)を白色結晶として
得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=3.76 (dt,2H,J=2Hz,5Hz) 4.19 (s,2H) 5.0−5.4 (m,2H) 5.6−6.1 (m,1H) 6.4−7.2 (m,4H) 7.04 (s,2H) (4)2−[2−(アリルアミノ)ベンジルスルフィニ
ル]イミダゾール: 2−[2−(アリルアミノ)ベンジルチオ]イミダゾ
ール1.5g(6.1ミリモル)をクロロホルム15mlに溶解
し、氷冷下、m−クロル過安息香酸1.18g(純度80%、
5.5ミリモル)を約10分間で加えた。反応終了後、反応
液に飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、クロロホルム30
mlで抽出した。クロロホルム層を0.3N−NaOH10mlで洗浄
した。アルカリ層をクロロホルム30mlで2回抽出し、更
に飽和NH4OH溶液2滴を加えクロロホルム30mlで抽出し
た。一方最初のクロロホルム層より1N−NaOH10mlで抽出
し、飽和NH4OH溶液でアンモニアアルカリ性としクロロ
ホルム20mlで抽出した。クロロホルム層を合わせて飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を減圧留去し、残渣にアセトニトリル/エーテルを加え
結晶化させ、結晶を濾取することにより、標題化合物73
0mg(収率45.9%)を白色結晶として得た。
融点:139℃(分解)1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=2/1) δ=3.72 (d,2H,J=6Hz) 4.31,4.53 (each d,2H,J=14Hz) 4.9−5.4 (m,2H) 5.7−6.2 (m,1H) 6.4−7.4 (m,4H) 7.21 (s,2H) IRν(KBr)cm-1: 3390,1605,1585,1520,1315,1100,1000,895,750,500. [実施例3] 2−[2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)ベンジ
ルスルフィニル)イミダゾール: (1)メチル2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)
ベンゾアート: アントラニル酸メチル15.1g(0.10モル)をメタノー
ル75mlに溶解し、これに1−ブロモ−3−メチル−2−
ブテン7.5g(50ミリモル)を加え、一晩加熱還流した。
メタノールを減圧留去し、残渣にクロロホルムと3N−塩
酸とを加え、クロロホルム層を分取し、5%炭酸ナトリ
ウム水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロ
ロホルムを留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、淡黄色油状物である標題化合物6.51
g(収率59.5%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=1.73 (s,6H) 3.72 (d,2H,J=6Hz) 3.84 (s,3H) 5.32 (bt,1H) 6.4−7.9 (m,4H) 7.57 (bs,1H) (2)2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)ベンジ
ルアルコール: 水素化アルミニウムリチウム2.26gをTHF65mlに懸濁さ
せ、氷冷下に(1)で得られたメチル2−(3−メチル
−2−ブテニルアミノ)ベンゾアート6.51gのTHF15ml溶
液を15分間で滴下し、更に室温下30分間撹拌した。氷冷
下、飽和硫酸ナトリウム水で分解後、有機層をデカンテ
ーションで得、減圧濃縮した。残渣をクロロホルムに溶
解し、水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留
去し残渣の黄色油状物である標題化合物5.48g(収率95.
6%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=1.72 (s,6H) 3.71 (d,2H,J=7Hz) 4.62 (s,2H) 6.28 (bt,1H) 6.4−7.3 (m,4H) (3)2−[2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)
ベンジルチオ]イミダゾール: 2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)ベンジルア
ルコール5.48g(29ミリモル)をジクロルメタン55mlに
溶解し、氷冷下塩化チオニル3.1mlのジクロルメタン10m
l溶液を15分間で滴下し、更に30分間撹拌した。溶媒を
留去して得られた残渣をジクロルメタン20mlに溶解さ
せ、この溶液を2−メルカプトイミダゾール3.44gのエ
タノール35ml溶液に10分間かけて加え、室温下更に30分
間撹拌した。得られた溶液からエタノールを留去し、残
渣にクロロホルムと5%炭酸ナトリウム水とを加えて有
機層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロロ
ホルムを留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、エーテル−ヘキサンから結晶化させ
た。これを濾取し、白色結晶性粉末である標題化合物3.
82g(収率48.9%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=1.70 (s,3H) 1.74 (s,3H) 3.70 (d,2H,J=6Hz) 4.17 (s,2H) 5.33 (m,1H) 6.4−7.3 (m,4H) 7.02 (s,2H) (4)2−[2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)
ベンジルスルフィニル]イミダゾール: 2−[2−(3−メチル−2−ブテニルアミノ)ベン
ジルチオ]イミダゾール1.62g(5.9ミリモル)をクロロ
ホルム16ml及びメタノール1.6mlの混合溶媒に溶解し、
氷冷下、m−クロル過安息香酸1.10g(純度85%)を30
分間で加えた。反応終了後、反応生成液にクロロホルム
と5%炭酸ナトリウム水とを加え、有機層を分取した。
更に、0.05N−水酸化ナトリウム水で2回洗浄した後、
これに2N−水酸化ナトリウム水10mlを加え水層を抽出し
た。水層に1N−塩化アンモニウム水30mlを少しずつ加
え、析出した油状物をクロロホルムで抽出し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。クロロホルムを留去し、残渣を
エーテル−ヘキサンから結晶化され、結晶を濾取するこ
とにより、白色結晶性粉末である標題化合物0.52g(収
率30%)を得た。
融点:135〜136℃(分解)1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1) δ=1.75 (s,6H) 3.68 (d,2H,J=6Hz) 4.32 (d,1H,J=13Hz) 4.53 (d,1H,J=13Hz) 5.31 (bt,1H) 6.4−7.3 (m,4H) 7.23 (s,2H) IRν(KBr)cm-1: 3380,2900,1600,1580,1520,1310,1105,1090,1000,89
0,740,500. [実施例4] 2−[(2−アリルアミノ−5−メチル)ベンジルスル
フィニル]イミダゾール: (1)メチル(2−アリルアミノ−5−メチル)ベンゾ
アート: メチル5−メチルアントラニラート8.25g(50ミリモ
ル)をメタノール40mlに溶解し、これに、アリルブロミ
ド3.03g(25ミリモル)を加え、30分間加熱還流後、更
にアリルブロミド1.52g(13ミリモル)を加え、30分間
加熱還流した。メタノールを減圧留去し、残渣にクロロ
ホルムと5%炭酸ナトリウム水とを加え、クロロホルム
層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロロホ
ルムを留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーで精製し、淡黄色油状物である標題化合物4.68g
(収率60.7%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=2.22 (s,3H) 3.85 (s,3H) 3.85 (m,2H) 5.0−6.1 (m,3H) 6.4−7.7 (m,3H) (2)(2−アリルアミノ−5−メチル)ベンジルアル
コール: 水素化アルミニウムリチウム1.30gをTHF40mlに懸濁さ
せ、氷冷下に(1)で得られたメチル(2−アリルアミ
ノ−5−メチル)ベンゾアート4.68gのTHF10ml溶液を15
分間で滴下し、更に室温下30分間撹拌した。氷冷下、飽
和硫酸ナトリウム水で分解後、有機層をデカンテーショ
ンで得、減圧濃縮した。残渣をクロロホルムに溶解し、
水洗後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留個し残
渣の淡褐色油状物である標題化合物3.59g(収率88.8
%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=2.22 (s,3H) 3.77 (m,2H) 4.60 (m,2H) 4.9−6.2 (m,3H) 6.4−7.1 (m,3H) (3)2−[(2−アリルアミノ−5−メチル)ベンジ
ルチオ]イミダゾール: (2−アリルアミノ−5−メチル)ベンジルアルコー
ル3.59g(20ミリモル)をジクロルメタン36mlに溶解
し、氷冷下化チオニル2.2mlのジクロルメタン10ml溶液
を15分間で滴下し、更に30分間撹拌した。溶媒を留去し
て得られた残渣をジクロルメタン20mlに溶解させ、この
溶液を2−メルカプトイミダゾール2.44gのエタノール2
5ml溶液に10分間かけて加え、室温下更に30分間撹拌し
た。得られた溶液からエタノールを留去し、残渣にクロ
ロホルムと5%炭酸ナトリウム水とを加えて有機層を分
取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。クロロホルムを
留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製し、エーテル−ヘキサンから結晶化させた。これを
濾取し、白色結晶性粉末である標題化合物4.06g(収率7
7.3%)を得た。1 H−NMR(CDCl3) δ=2.16 (s,3H) 3.75 (m,2H) 4.17 (s,2H) 4.9−6.1 (m,3H) 6.3−7.1 (m,3H) 7.04 (s,2H) (4)2−[(2−アリルアミノ−5−メチル)ベンジ
ルスルフィニル]イミダゾール: 2−[(2−アリルアミノ−5−メチル)ベンジルチ
オ]イミダゾール2.00g(7.7ミリモル)をクロロホルム
20ml及びメタノール2mlの混合溶媒に溶解し、氷冷下、
m−クロル過安息香酸1.57g(純度85%)を30分間で加
えた。反応終了後、反応生成液にクロロホルムと5%炭
酸ナトリウム水とを加え、有機層を分取した。更に、0.
05N−水酸化ナトリウム水で3回洗浄した後、これに1N
−水酸化ナトリウム水20mlを加え水層を抽出した。水層
に1N−塩化アンモニウム水60mlを少しずつ加え、析出し
た油状物をクロロホルムで抽出し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。クロロホルムを留去し、残渣をエーテル−
ヘキサンから結晶化させ、結晶を濾取することにより、
白色結晶性粉末である標題化合物0.91g(収率43%)を
得た。
融点:135〜137℃(分解)1 H−NMR(CDCl3/CD3OD=1/1) δ=2.15 (s,3H) 3.72 (m,2H) 4.32 (d,1H,J=14Hz) 4.52 (d,1H,J=14Hz) 5.0−6.2 (m,3H) 6.4−7.0 (m,3H) 7.24 (s,2H) IRν(KBr)cm-1: 3350,3080,3000,2920,1620,1520,1430,1320,1100,102
5,905,800,745. [製剤実施例1] 製剤例(錠剤) 1錠(220mg)中下記成分を含有する。
活性成分 50mg ラクトース 103 でんぷん 50 ステアリン酸マグネシウム 2 ヒドロキシプロピルセルロース 15 [製剤実施例2] 製剤例(カプセル剤) ゼラチン硬カプセル1球中に下記成分(350mg)を含
有する。
活性成分 40mg ラクトース 200 でんぷん 70 ポリビニルピロリドン 5 結晶セルロース 35 製剤例(顆粒) 顆粒1g中下記成分を含有する。
活性成分 200mg ラクトース 450 トウロモコシデンプン 300 ヒドロキシプロピルセルロース 50
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 233/84 C07D 235/28 C07D 233/86 C07D 233/88 C07D 233/90 A61K 31/415 REGISTRY(STN) CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式(I): [式中、R1は、水素原子、1〜8個の炭素原子を有する
    直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は、3〜9個の炭素
    原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケニ
    ル基若しくはアルキニル基であり、R2は、3〜9個の炭
    素原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケ
    ニル基若しくはアルキニル基であり、R3、R4、R5及びR6
    は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級
    アルコキシ基、アラルキルオキシ基、低級アルキル基、
    低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、ア
    シル基、フッ素置換アルキル基、又はフッ素置換アルコ
    キシ基であり、R7及びR8は、同一又は異なって、水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル
    基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ
    基、アシル基、フッ素置換アルキル基、フッ素置換アル
    コキシ基、又は、置換基として低級アルキル基、低級ア
    ルコキシ基、若しくはハロゲン原子で置換されていても
    よいアリール基であり、あるいは、R7とR8とが結合して
    R7及びR8が結合している炭素原子と共に環を形成しても
    よい]で表わされるイミダゾール誘導体。
  2. 【請求項2】次の一般式(II): [式中、R1は、水素原子、1〜8個の炭素原子を有する
    直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は、3〜9個の炭素
    原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケニ
    ル基若しくはアルキニル基であり、R2は、3〜9個の炭
    素原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケ
    ニル基若しくはアルキニル基であり、R3、R4、R5及びR6
    は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級
    アルコキシ基、アラルキルオキシ基、低級アルキル基、
    低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、ア
    シル基、フッ素置換アルキル基、又はフッ素置換アルコ
    キシ基であり、Xは脱離基である] で表わされる化合物と、 次の一般式(III): [式中、R7及びR8は、同一又は異なって、水素原子、ハ
    ロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル基、低級
    アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、アシル
    基、フッ素置換アルキル基、フッ素置換アルコキシ基、
    又は、置換基として低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、若しくはハロゲン原子で置換されていてもよいアリ
    ール基であり、あるいは、R7とR8とが結合してR7及びR8
    が結合している炭素原子と共に環を形成してもよい] で表わされる化合物とを反応させて、次の一般式(I
    V): (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、前記と
    同じ) で表わされる化合物を製造し、次いでこの化合物を酸化
    することを特徴とする次の一般式(I): (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、前記と
    同じ) で表わされるイミダゾール誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】次の一般式(I): [式中、R1は、水素原子、1〜8個の炭素原子を有する
    直鎖若しくは分岐のアルキル基、又は、3〜9個の炭素
    原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケニ
    ル基若しくはアルキニル基であり、R2は、3〜9個の炭
    素原子を有する直鎖、分岐若しくは環部分含有のアルケ
    ニル基若しくはアルキニル基であり、R3、R4、R5及びR6
    は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級
    アルコキシ基、アラルキルオキシ基、低級アルキル基、
    低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、ア
    シル基、フッ素置換アルキル基、又はフッ素置換アルコ
    キシ基であり、R7及びR8は、同一又は異なって、水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、低級アルキル
    基、低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ
    基、アシル基、フッ素置換アルキル基、フッ素置換アル
    コキシ基、又は、置換基として低級アルキル基、低級ア
    ルコキシ基、若しくはハロゲン原子で置換されていても
    よいアリール基であり、あるいは、R7とR8とが結合して
    R7及びR8が結合している炭素原子と共に環を形成しても
    よい]で表わされるイミダゾール誘導体を有効成分とし
    て含有する抗潰瘍剤。
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