JP2840331B2 - 葉菜類の鮮度保持方法 - Google Patents
葉菜類の鮮度保持方法Info
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W90/00—Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02W90/10—Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシートを用いた葉菜類の鮮度保持方法に関す
る。
る。
青果物の中でも葉菜類は水分蒸散に起因する枯れ、萎
れ等が特に激しく、現在では、ポリエチレンからなる袋
での包装または水に濡らした新聞紙で根や茎を包装し、
高湿度環境下とし蒸散を抑制する方法が一般的である。
れ等が特に激しく、現在では、ポリエチレンからなる袋
での包装または水に濡らした新聞紙で根や茎を包装し、
高湿度環境下とし蒸散を抑制する方法が一般的である。
しかし、ポリエチレンからなる袋に入れる包装方法で
は、夏の高温時に袋内に蒸散した水分が結露し、カビの
発生による腐敗が大きな問題であり、また、作業性が悪
いという欠点を有していた。
は、夏の高温時に袋内に蒸散した水分が結露し、カビの
発生による腐敗が大きな問題であり、また、作業性が悪
いという欠点を有していた。
また、水に濡らした新聞紙等で根あるいは茎を包装す
る方法は、パルプの物理的吸水性を利用しているため、
水分の絶対的な保持量が少ないため、産地から消費地ま
で輸送する間に、新聞紙はほとんど乾いてしまい、枯
れ、萎れ等を防止することはできなかった。また、新聞
紙に発生するカビも大きな問題であった。
る方法は、パルプの物理的吸水性を利用しているため、
水分の絶対的な保持量が少ないため、産地から消費地ま
で輸送する間に、新聞紙はほとんど乾いてしまい、枯
れ、萎れ等を防止することはできなかった。また、新聞
紙に発生するカビも大きな問題であった。
以上の様な問題点を解決するため、特開昭58−40035
に示されるような、葉菜類の鮮度保持方法が提示されて
いるが、上記の方法では、吸水・保水量の点では問題な
いが、吸水・保水シートに抗菌性が無いため、葉菜類に
付着しているカビ等の微生物により吸水・保水シートが
カビに代表される微生物の温床となる欠点を有してい
た。また、上記方法には吸水される水の中に青果物の栄
養剤、防ばい剤等の添加物を含有する場合についても使
用可能であると付記してあるが、栄養剤を使用すること
は吸水・保水シートがかえって有害微生物の増殖を促進
させることになる恐れがある点で食品衛生上問題があ
り、また、防ばい剤を使用する場合においても、わざわ
ざ防ばい剤を所定量添加した水を用意しなければならな
い点で簡便でなく、またかかる防ばい剤が青果物と直接
接触するのは食品衛生の上からも好ましいものではなか
った。
に示されるような、葉菜類の鮮度保持方法が提示されて
いるが、上記の方法では、吸水・保水量の点では問題な
いが、吸水・保水シートに抗菌性が無いため、葉菜類に
付着しているカビ等の微生物により吸水・保水シートが
カビに代表される微生物の温床となる欠点を有してい
た。また、上記方法には吸水される水の中に青果物の栄
養剤、防ばい剤等の添加物を含有する場合についても使
用可能であると付記してあるが、栄養剤を使用すること
は吸水・保水シートがかえって有害微生物の増殖を促進
させることになる恐れがある点で食品衛生上問題があ
り、また、防ばい剤を使用する場合においても、わざわ
ざ防ばい剤を所定量添加した水を用意しなければならな
い点で簡便でなく、またかかる防ばい剤が青果物と直接
接触するのは食品衛生の上からも好ましいものではなか
った。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決するこ
とにあり、葉菜類を収容した包装体内を高湿度環境下に
保持して、枯れ・腐れを防止しつつ高湿度環境下で問題
となるカビの発生を効果的に抑制し、かつ包装時の作業
能率の向上にも寄与する葉菜類の鮮度保持手段を新たに
開発することにある。
とにあり、葉菜類を収容した包装体内を高湿度環境下に
保持して、枯れ・腐れを防止しつつ高湿度環境下で問題
となるカビの発生を効果的に抑制し、かつ包装時の作業
能率の向上にも寄与する葉菜類の鮮度保持手段を新たに
開発することにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、
100〜600g/m2の吸水・保水能を有し、かつ抗菌剤を含有
せしめた葉菜類の鮮度保持用シートを新たに開発し、本
発明を完成するに至ったものである。
100〜600g/m2の吸水・保水能を有し、かつ抗菌剤を含有
せしめた葉菜類の鮮度保持用シートを新たに開発し、本
発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の構成は以下(1)〜(10)の通り
である。
である。
1.100〜600g/m2吸水・保水能を有する吸水材と抗菌剤と
を含有せしめたシートを用意し、葉菜類を包装するに際
し、包装体内に吸水・保水せしめられた前記シートを葉
菜類とともに収容せしめることを特徴とする葉菜類の鮮
度保持方法。
を含有せしめたシートを用意し、葉菜類を包装するに際
し、包装体内に吸水・保水せしめられた前記シートを葉
菜類とともに収容せしめることを特徴とする葉菜類の鮮
度保持方法。
2.抗菌剤が抗菌性物質を担体に担持せしめたものである
葉菜類の鮮度保持方法。
葉菜類の鮮度保持方法。
3.担体がゼオライトまたは活性炭である葉菜類の鮮度保
持方法。
持方法。
4.抗菌性物質が重金属である葉菜類の鮮度保持方法。
5.重金属が銀、銅、亜鉛から選ばれる1種以上である葉
菜類の鮮度保持方法。
菜類の鮮度保持方法。
6.シートが吸水材と抗菌剤とを含む層を中間層としてそ
の上下面を被覆材で被覆し一体化したものである葉菜類
の鮮度保持方法。
の上下面を被覆材で被覆し一体化したものである葉菜類
の鮮度保持方法。
7.シートが更に包装材で被包後一体化したものである葉
菜類の鮮度保持方法。
菜類の鮮度保持方法。
8.シートが少なくとも一方の面における被覆材または被
覆材と包装材が通気性及び透水性を有するものである葉
菜類の鮮度保持方法。
覆材と包装材が通気性及び透水性を有するものである葉
菜類の鮮度保持方法。
9.シートの一方の面における被覆材および/または包装
材が防水性を有するものである葉菜類の鮮度保持方法。
材が防水性を有するものである葉菜類の鮮度保持方法。
10.吸水材が吸水性高分子材料からなる葉菜類の鮮度保
持方法。
持方法。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明における葉菜類の鮮度保持方法は、その実施に
際し、シートを吸水・保水させ、これを葉菜類とともに
包装するもので、シート1m2あたりの吸水・保水量が100
g〜600gの範囲で吸水する能力を有することが必要であ
って、かつ抗菌剤を該シート中に含有するものである。
そのシートの構造は、本発明の鮮度保持用シートの使用
形態により種々変更し得るので特に制限はないが、例え
ばダンボール箱に直接葉菜類を箱詰めする場合には、鮮
度保持用シートとダンボールとの接触部分からの水分移
行によるダンボールの強度劣化を防止するため、鮮度保
持用シートのダンボールと接触する層を防水性にするの
が好ましく、また熱可塑性樹脂等からなるトレーを用い
て包装する場合には、トレー外への水分の移行はほとん
ど無いため、防水性は特に必要とされない。
際し、シートを吸水・保水させ、これを葉菜類とともに
包装するもので、シート1m2あたりの吸水・保水量が100
g〜600gの範囲で吸水する能力を有することが必要であ
って、かつ抗菌剤を該シート中に含有するものである。
そのシートの構造は、本発明の鮮度保持用シートの使用
形態により種々変更し得るので特に制限はないが、例え
ばダンボール箱に直接葉菜類を箱詰めする場合には、鮮
度保持用シートとダンボールとの接触部分からの水分移
行によるダンボールの強度劣化を防止するため、鮮度保
持用シートのダンボールと接触する層を防水性にするの
が好ましく、また熱可塑性樹脂等からなるトレーを用い
て包装する場合には、トレー外への水分の移行はほとん
ど無いため、防水性は特に必要とされない。
このため、本発明で使用するシートは葉菜類を高湿度
環境下におくため及びシートを使用する際のシートへの
吸水のため少なくとも一方の面が通気性及び透水性を有
するものであれば良く、他方の面は必要に応じて防水性
を付与するものである。
環境下におくため及びシートを使用する際のシートへの
吸水のため少なくとも一方の面が通気性及び透水性を有
するものであれば良く、他方の面は必要に応じて防水性
を付与するものである。
さらに具体的には、例えば、吸水材と抗菌剤とを含有
する層を中間層として、その上下面を例えば、紙、不織
布、セロハン、微細孔のあいたフィルム等の透水性材料
や、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等から
なるプラスチックフィルム、金属箔等の非透水性の材
料、およびそれらの貼合体からなる被覆材料で被覆し、
一体化したシートを例示でき、このうち少なくとも一方
は透水性の被覆材で被覆することが必要となる。さら
に、この被覆シートの補強のためこの被覆シートをさら
に任意の包装材料、例えば紙、不織布、プラスチックフ
ィルム、金属箔、あるいはそれらの貼合体で被覆後、一
体化することも可能である。この場合においてはシート
の少なくとも一方の面における被覆材と包装材の両者が
通気性及び透水性を有していることが必要となる。
する層を中間層として、その上下面を例えば、紙、不織
布、セロハン、微細孔のあいたフィルム等の透水性材料
や、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等から
なるプラスチックフィルム、金属箔等の非透水性の材
料、およびそれらの貼合体からなる被覆材料で被覆し、
一体化したシートを例示でき、このうち少なくとも一方
は透水性の被覆材で被覆することが必要となる。さら
に、この被覆シートの補強のためこの被覆シートをさら
に任意の包装材料、例えば紙、不織布、プラスチックフ
ィルム、金属箔、あるいはそれらの貼合体で被覆後、一
体化することも可能である。この場合においてはシート
の少なくとも一方の面における被覆材と包装材の両者が
通気性及び透水性を有していることが必要となる。
また、シートの一方の面を防水性にするためには、シ
ートの一方の面を構成する被覆材をプラスチックフィル
ム、金属箔、あるいはそれらの貼合体等の防水性の材料
で構成するか、あるいは透水性の材料に、エクストルー
ジョンコーティング、コーティング等の手段で防水層を
付与するか、あるいはエクストルージョンラミネート、
ドライラミネート等の手段で防水性の材料と貼り合わす
ことにより、防水性を付与してもよい。
ートの一方の面を構成する被覆材をプラスチックフィル
ム、金属箔、あるいはそれらの貼合体等の防水性の材料
で構成するか、あるいは透水性の材料に、エクストルー
ジョンコーティング、コーティング等の手段で防水層を
付与するか、あるいはエクストルージョンラミネート、
ドライラミネート等の手段で防水性の材料と貼り合わす
ことにより、防水性を付与してもよい。
また更に包装材で包装するものにおいてはシートの一
方の面を構成する被覆材および包装材の両者を防水性に
してもよいが、そのうち被覆材あるいは包装材のいずれ
か一方のみを防水性にして構成することも可能である。
包装材を防水性にするには、例えばプラスチックフィル
ム、金属箔、あるいはそれらの貼合体等の防水性の材料
で構成するか、あるいは透水性の材料に、エクストルー
ジョンコーティング、コーティング等の手段で防水層を
付与するか、あるいはエクストルージョンラミネート、
ドライラミネート等の手段で防水性の材料と貼り合わす
ことにより、防水性を付与してもよい。
方の面を構成する被覆材および包装材の両者を防水性に
してもよいが、そのうち被覆材あるいは包装材のいずれ
か一方のみを防水性にして構成することも可能である。
包装材を防水性にするには、例えばプラスチックフィル
ム、金属箔、あるいはそれらの貼合体等の防水性の材料
で構成するか、あるいは透水性の材料に、エクストルー
ジョンコーティング、コーティング等の手段で防水層を
付与するか、あるいはエクストルージョンラミネート、
ドライラミネート等の手段で防水性の材料と貼り合わす
ことにより、防水性を付与してもよい。
本発明で使用される吸水材としては、デンプン・アク
リル酸塩のグラフト重合体、カルボキシメチルセルロー
ス架橋体、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、
ポリアクリルニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸
塩、変性ポリビニルアルコール、アクリル酸塩重合体、
アクリル酸塩・アクリルアミド共重合体又はイソブチレ
ン・無水マレイン酸共重合体等が考えられるが、本発明
の鮮度保持用シートとして構成した場合に100g〜600g/m
2の吸水・保水能力を有するものであれば、上記のもの
に限定されるものではない。
リル酸塩のグラフト重合体、カルボキシメチルセルロー
ス架橋体、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、
ポリアクリルニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸
塩、変性ポリビニルアルコール、アクリル酸塩重合体、
アクリル酸塩・アクリルアミド共重合体又はイソブチレ
ン・無水マレイン酸共重合体等が考えられるが、本発明
の鮮度保持用シートとして構成した場合に100g〜600g/m
2の吸水・保水能力を有するものであれば、上記のもの
に限定されるものではない。
抗菌性物質としては、加工時の安定性、吸水時の溶出
を防止するため、好ましくは担体に担持せしめられた形
態で、前記シートに含有せしめられる。使用する担体と
しては、ゼオライト、活性炭、シリカゲル、活性白土、
酸性白土、アルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキ
ュラーシーブ等を挙げることができるが、ゼオライト、
活性炭が安定性の面で好ましい。
を防止するため、好ましくは担体に担持せしめられた形
態で、前記シートに含有せしめられる。使用する担体と
しては、ゼオライト、活性炭、シリカゲル、活性白土、
酸性白土、アルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキ
ュラーシーブ等を挙げることができるが、ゼオライト、
活性炭が安定性の面で好ましい。
また、抗菌性物質としては重金属、例えば銀、銅、亜
鉛、錫、鉛、ニッケル、カドミウム、クロム及び水銀等
であって、その中で銀、銅、または亜鉛の1種以上が抗
菌性の点で望ましい。その使用量は抗菌効果を奏するに
必要な量であって、特に限定されない。
鉛、錫、鉛、ニッケル、カドミウム、クロム及び水銀等
であって、その中で銀、銅、または亜鉛の1種以上が抗
菌性の点で望ましい。その使用量は抗菌効果を奏するに
必要な量であって、特に限定されない。
本発明で使用するシートに吸収させる水分量は、鮮度
保持を目的とする青果物により異なるが、1m2あたり100
g〜600gが望ましく、特に1m2あたり200g〜500gが好まし
い。
保持を目的とする青果物により異なるが、1m2あたり100
g〜600gが望ましく、特に1m2あたり200g〜500gが好まし
い。
本発明の葉菜類の鮮度保持方法は、シートに水を散布
して吸水・保水せしめ、該吸水・保水せしめたシートが
葉菜類の上部あるいは下部に接触するようにして、包装
体内に該シートを葉菜類とともに収容して行うものであ
る。この鮮度保持に使用する包装体は段ボール箱、プラ
スチックフィルム、プラスチックトレー、紙カートン等
いずれも使用可能であり、特に限定されるものではな
い。
して吸水・保水せしめ、該吸水・保水せしめたシートが
葉菜類の上部あるいは下部に接触するようにして、包装
体内に該シートを葉菜類とともに収容して行うものであ
る。この鮮度保持に使用する包装体は段ボール箱、プラ
スチックフィルム、プラスチックトレー、紙カートン等
いずれも使用可能であり、特に限定されるものではな
い。
以下に、本発明の実施例および比較例を記載する。
実施例1 秤量25g/m2の紙(メーテル社製MSP25)の上に、抗菌
剤として銀−銅置換ゼオライト(鐘紡社製バクテキラー
BM501A)を1g/m2、高吸水性高分子材料(製鉄化学社
製 アクアキープ10SHP)を5g/m2、バインダー(東レ社
製 ケミットR272S)を1g/m2の量で均一に散布し、当該
混合物層を秤量25g/m2の紙で挟み、加熱エンボスロール
を通し、挟着一体化した。
剤として銀−銅置換ゼオライト(鐘紡社製バクテキラー
BM501A)を1g/m2、高吸水性高分子材料(製鉄化学社
製 アクアキープ10SHP)を5g/m2、バインダー(東レ社
製 ケミットR272S)を1g/m2の量で均一に散布し、当該
混合物層を秤量25g/m2の紙で挟み、加熱エンボスロール
を通し、挟着一体化した。
上記原紙を320mm×200mmにカッティングし、不織布
(クラレ社製NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原
紙サイドに折り込んだ。さらに上部より不織布を給紙
し、サイド部をギアロールにより、ヒートシールした。
エンド部はシールバーによりヒートシールし、更に全体
を加熱エンボスロールに通し、挟着一体化した。一体化
後、エンド部において330mm×210mmにカッティングし、
水を散布して、吸水・保水量が400g/m2の吸水・保水シ
ートを得た。
(クラレ社製NA240JP2096)に載せ、下部の不織布を原
紙サイドに折り込んだ。さらに上部より不織布を給紙
し、サイド部をギアロールにより、ヒートシールした。
エンド部はシールバーによりヒートシールし、更に全体
を加熱エンボスロールに通し、挟着一体化した。一体化
後、エンド部において330mm×210mmにカッティングし、
水を散布して、吸水・保水量が400g/m2の吸水・保水シ
ートを得た。
上記シートをプラスチック製トレーに入った大葉(10
枚1束、10束入り1パック)の下部に敷き、鮮度保持輸
送テストを行った。
枚1束、10束入り1パック)の下部に敷き、鮮度保持輸
送テストを行った。
輸送条件は、高知県より東京都まで常温(25〜30℃)
輸送である。
輸送である。
比較例1 トレーのみを使用し、大葉に霧吹きし、実施例1と同
条件で、高知県から東京都まで輸送した。
条件で、高知県から東京都まで輸送した。
比較例2 実施例と同様の方法により、抗菌剤を含有しない吸水
・保水シートを作製し、実施例1と同条件で高知県から
東京都まで輸送した。
・保水シートを作製し、実施例1と同条件で高知県から
東京都まで輸送した。
上記の第1表の如く、本発明で輸送したものは、東京
着後2日経過しても鮮度劣化が全くなく、また、カビの
発生も皆無であった。
着後2日経過しても鮮度劣化が全くなく、また、カビの
発生も皆無であった。
本発明の葉菜類の鮮度保持方法は、前記実施例及び比
較例の結果からも明らかなように、長時間葉菜類の黄変
及びカビの発生を抑制することができ葉菜類の鮮度保持
に極めて有効なものであった。また、その実施に際して
はシートに単に水を散布すれば良く、従来のように防ば
い剤を添加した水をわざわざ調製する手間もいらず、簡
便であって作業能率の向上にも大いに寄与するものであ
った。
較例の結果からも明らかなように、長時間葉菜類の黄変
及びカビの発生を抑制することができ葉菜類の鮮度保持
に極めて有効なものであった。また、その実施に際して
はシートに単に水を散布すれば良く、従来のように防ば
い剤を添加した水をわざわざ調製する手間もいらず、簡
便であって作業能率の向上にも大いに寄与するものであ
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 81/28 B65D 81/24
Claims (10)
- 【請求項1】100〜600g/m2吸水・保水能を有する吸水材
と抗菌剤とを含有せしめたシートを用意し、葉菜類を包
装するに際し、包装体内に吸水・保水せしめられた前記
シートを葉菜類とともに収容せしめることを特徴とする
葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項2】抗菌剤が抗菌性物質を担体に担持せしめた
ものである請求項1記載の葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項3】担体がゼオライトまたは活性炭である請求
項2記載の葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項4】抗菌性物質が重金属である請求項2記載の
葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項5】重金属が銀、銅、亜鉛から選ばれる1種以
上である請求項4記載の葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項6】シートが吸水材と抗菌剤とを含む層を中間
層としてその上下面を被覆材で被覆し一体化したもので
ある請求項1〜5いずれか記載の葉菜類の鮮度保持方
法。 - 【請求項7】シートが更に包装材で被包後一体化したも
のである請求項6記載の葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項8】シートが少なくとも一方の面における被覆
材または被覆材と包装材が通気性及び透水性を有するも
のである請求項6または7記載の葉菜類の鮮度保持方
法。 - 【請求項9】シートの一方の面における被覆材および/
または包装材が防水性を有するものである請求項8記載
の葉菜類の鮮度保持方法。 - 【請求項10】吸水材が吸水性高分子材料からなる請求
項1〜9いずれか記載の葉菜類の鮮度保持方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27712589A JP2840331B2 (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | 葉菜類の鮮度保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27712589A JP2840331B2 (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | 葉菜類の鮮度保持方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03148470A JPH03148470A (ja) | 1991-06-25 |
JP2840331B2 true JP2840331B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17579142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27712589A Expired - Lifetime JP2840331B2 (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | 葉菜類の鮮度保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2840331B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3121503B2 (ja) | 1994-10-18 | 2001-01-09 | レンゴー株式会社 | 抗菌剤 |
ES2875299T3 (es) | 2013-07-16 | 2021-11-10 | Graphic Packaging Int Llc | Un material de embalaje antimicrobinao |
-
1989
- 1989-10-26 JP JP27712589A patent/JP2840331B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03148470A (ja) | 1991-06-25 |
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