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JP2735264B2 - 動き補正撮像装置 - Google Patents

動き補正撮像装置

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JP2735264B2
JP2735264B2 JP1014871A JP1487189A JP2735264B2 JP 2735264 B2 JP2735264 B2 JP 2735264B2 JP 1014871 A JP1014871 A JP 1014871A JP 1487189 A JP1487189 A JP 1487189A JP 2735264 B2 JP2735264 B2 JP 2735264B2
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signal
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隆 坂口
森村  淳
好徳 北村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、手ぶれ補正を行う動き補正撮像装置に関す
るものである。
従来の技術 従来の動き補正撮像装置としては、たとえば特開昭60
−143330号公報に示されているものがある。第8図は従
来の動き補正撮像装置のブロック図を示す。第8図にお
いて、81はレンズ、82は撮像素子、83は撮像素子82の駆
動回路、84は駆動回路83を制御する駆動制御回路、85が
画像メモリを含む信号処理回路、86はレンズ81,撮像素
子82の急激な動きを検出する動き検出回路、87は動き検
出回路86の信号を受けて動き補正制御を行う動き補正制
御回路である。
このように構成された従来の動き補正撮像装置におい
ては、動き検出回路86がレンズ81、撮像素子82の動きを
検出し、動き補正制御回路87が信号処理回路85を制御し
てぶれのない動き補正を行った映像信号を得る。
このときの信号処理回路85の動作を第9図で説明す
る。第9図において、実線で示す全メモリ領域は垂直方
向V0×水平方向H0の信号処理回路85内の画像メモリの領
域であり、これは撮像素子82の光電変換領域に対応す
る。また、映像信号として読み出されるメモリ領域は、
たとえば動き補正メモリ領域I〔V1×H1〕あるいは動き
補正メモリ領域II〔V2×H2〕の場合がある。このように
手ぶれなどによって生じる動き成分をメモリからの読み
出しアドレスを変えることによって補正し、ぶれのない
映像信号を得ている。
発明が解決しようとする課題 しがしながら上記のような構成では、動き補正を行う
ため、撮像信号を一度メモリ上に取り込み、その後動き
検出回路の信号を用いて動き補正制御回路がメモリ読み
出し制御を行って動き補正された映像信号を得ているの
であるが、レンズがズームレンズで構成され、動き検出
回路がセンサ構成の場合、同じセンサ出力値であっても
ズーム量によって実際のぶれ量が異なるという問題を有
していた。
本発明はかかる問題を解決するもので、ズーム機能を
有する撮像装置を使用しても、動き補正を十分満足して
行える動き補正撮像装置を提供することを目的とするも
のである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、ズームレンズを
含む光学部と、前記光学部より得られるズーム位置信号
よりズーム比を検出するズーム位置検出回路と、撮像素
子と、前記撮像素子の駆動回路と、光学部および撮像素
子の動きを検出する動き検出センサ回路と、前記撮像素
子の出力信号から画像データの変化に基づいて光学部及
び撮像素子の動きを検出する信号処理動き検出回路と、
前記撮像素子からの信号が与えられ少なくとも1フィー
ルドの容量を持つメモリ回路と、前記メモリ回路の読出
しアドレスを変化させるメモリ制御回路か、あるいは前
記駆動回路の撮像素子駆動を変化させる駆動制御回路の
少なくともどちらか一方と、前記ズーム位置検出回路よ
り得られるズーム比信号と、前記動き検出センサ回路か
らの第1の動き信号と、前記信号処理動き検出回路から
の第2の動き信号から動き補正信号を得、この得られた
動き補正信号により前記メモリ制御回路か駆動制御回路
の少なくとも一方を補正する動き補正回路とを具備し、
前記動き補正回路は、ズーム比信号を用いて第1の動き
信号を補正し、この補正された第1の動き信号と第2の
動き信号とを用いて、第2の動き信号の信頼性が基準値
以下の場合及び第2の動き信号の信頼性が基準値以上で
且つ両者の差が一定範囲内に存在しない場合は前記補正
された第1の動き信号から動き補正信号を得、他方第2
の動き信号の信頼性が基準値以上で且つ両者の差が一定
範囲内に存在する場合は第2の動き信号から動き補正信
号を得る、あるいは前記補正された第1の動き信号から
の動き方向情報と第2の動き信号からの動き量情報から
動き補正信号を得るように構成したものである。
また、被写体からの光を結像させる光学部と、撮像素
子と、前記撮像素子の駆動回路と、前記光学部および撮
像素子の動きを検出する動き検出センサ回路と、前記撮
像素子の出力信号から画像データの変化に基づいて前記
光学部及び撮像素子の動きを検出する信号処理動き検出
回路と、前記撮像素子からの信号が与えられ少なくとも
1フィールドの容量を持つメモリ回路と、前記メモリ回
路の読出しアドレスを変化させるメモリ制御回路と、前
記メモリ制御回路におけるメモリ読み出し領域を電子式
ズーム設定値に対応して変化させる電子ズーム制御回路
と、前記動き検出センサ回路からの第1の動き信号と前
記信号処理動き検出回路からの第2の動き信号とから動
き補正信号を得る動き補正回路とを具備し、前記動き補
正回路は、第1の動き信号と第2の動き信号とを用い
て、第2の動き信号の信頼性が基準値以下の場合及び第
2の動き信号の信頼性が基準値以上で且つ両者の差が一
定範囲内に存在しない場合は前記第1の動き信号から動
き補正信号を得、他方第2の動き信号の信頼性が基準値
以上で且つ両者の差が一定範囲内に存在する場合は第2
の動き信号から動き補正信号を得る、あるいは第1の動
き信号からの動き方向情報と第2の動き信号からの動き
量情報から動き補正信号を得、前記メモリ制御回路は、
前記電子ズーム制御回路から得られる電子式ズーム位置
信号に対応する読み出し領域と前記動き補正回路から得
られる動き補正信号とから前記メモリ回路の読み出しア
ドレスか前記撮像素子の読み出し位置の少なくともどち
らか一方を制御するように構成したものである。
作用 上記構成により、ズーム位置検出回路からのズーム比
信号を用いて動き検出センサ回路からの第1の動き信号
を補正しズーム動作時でも動き検出センサ回路から正確
な動き信号を得、この補正された第1の動き信号と信号
処理によって動きを検出する信号処理動き検出回路から
の第2の動き信号とを用いて、動き検出センサ回路の高
信頼性と信号処理動き検出回路の画像検出による高精度
な動き補正信号を得ることによって、この高精度な動き
補正信号を用いて撮像素子の駆動を制御する駆動回路か
撮像素子出力信号を保持するメモリ回路の少なくともど
ちらか一方を制御して正確な動き補正を行う。
また、動き検出センサ回路からの第1の動き信号と前
記信号処理動き検出回路からの第2の動き信号とを用い
て、動き検出センサ回路の高信頼性と信号処理動き検出
回路の画像検出により高精度な動き補正信号を得、さら
にこの動き補正信号と電子ズームデータを用いて電子ズ
ームと動き補正を同時に実現するための制御データを得
ることによって、動き成分をメモリ制御回路がメモリ回
路への読み出し領域制御により除去または動き補正回路
が駆動回路での撮像素子駆動を変化させる駆動制御によ
り除去するとともに、メモリ制御回路がメモリ回路から
電子的にズーミングされた映像信号を得て、動き補正さ
れた電子ズーム画像を得る。
また、ズーム機構に代えて電子ズームを用いた場合に
も電子ズーム制御回路から得られるズーム比によって同
様の動き補正を行い、ぶれのない画像信号を得る。
実施例 以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例における動き補正撮像
装置のブロック図を示す。第1図において、11はズーム
レンズを含む光学部であるズーム機構、12はズーム駆動
回路、13はズーム機構11のズーム位置を検出するズーム
位置検出回路、14は撮像素子、15は撮像素子の素子駆動
回路、16は素子駆動回路15を制御する素子駆動制御回
路、17はズーム機構11、撮像素子14のX方向、Y方向の
動きを検出する動き検出センサ回路、18はメモリ回路、
19はメモリ回路18からの読み出しアドレスを変化させる
メモリ制御回路、20はズーム位置検出回路の出力信号に
基づいて動き検出センサ回路17の動き信号を補正し、メ
モリ制御回路19による制御を補正する動き補正回路、31
は信号処理回路である。
このように構成された第1の実施例の動き補正撮像装
置について、以下その動作を説明する。ズーム駆動回路
12によりズーム機構11は所定のズーム量に設定され、そ
のズーム位置はズーム位置検出回路13により検出され
る。また、動き検出センサ回路17から動き量が検出さ
れ、この動き量はズーム位置検出回路13の出力信号によ
り補正され、そのデータに基づいて動き補正回路20がメ
モリ制御回路19を制御してメモリ回路18よりの読み出し
アドレスを変更し、ぶれ成分を除去した映像信号が得ら
れる。
次に動き補正回路20の動作について説明する。第2図
は第1の実施例のメモリ回路の動作を説明する図であ
る。第2図において、全メモリ領域A0のサイズは〔V0×
H0〕であり、これは撮像素子14の光電変換領域に対応す
る。また、動き補正制御時に映像信号として読み出され
るメモリ領域は、たとえば動き補正メモリ領域(I)
A1、サイズ〔V1×H1〕あるいは動き補正メモリ領域(I
I)A2、サイズ〔V2×H2〕などである。これらA1およびA
2領域は全メモリ領域A0より小さく、このように手ぶれ
などによって生じた動き成分をメモリ領域上で補正して
いる。
ところが、動き補正制御時にズーム量を変更し、動き
補正領域(I)A1と動き補正領域(II)A2の撮影時のズ
ーム量が異なると、たとえばTELEからWIDEへ変化した場
合A1領域の被写体領域がA2領域の一部であるA12領域に
一致する場合が生じ、動き検出センサ回路17からの動き
量とメモリ回路18上の動き量とが異なる。
そこで動き補正回路20は、動き検出センサ回路17とズ
ーム位置検出回路13との出力信号を用いて、メモリ回路
18上における動き量を得、メモリ制御回路19を制御して
メモリ回路18からぶれのない動き補正された信号を取り
出す。
このときの動き補正回路20の動き補正データの求め方
は、たとえば動き検出センサ回路17からの動き量データ
を可変増幅率増幅回路に入力し、この可変増幅率増幅回
路を制御する信号としてズーム位置検出回路13からのズ
ーム量データを用いる。ズーム量データのx1信号を基準
信号として、このときのゲインを1倍とする、またx1信
号つまりWIDEからTELEのときはゲインを2倍、x3信号の
ときはゲインを3倍とする。このように動き量データを
ズーム量データで補正して動き補正データを求める。
以上のように第1の実施例によれば、動き検出センサ
回路17からのぶれによる動き量データと、ズーム位置検
出回路13からのズーム量データとから動き補正データを
得ることにより、ズーム量を変化させる撮影時にも、ぶ
れのない良好な画像を得ることができる。
第3図は本発明の第2の実施例を示す動き補正撮像装
置のブロック図である。第3図において、31〜41の各ブ
ロックはそれぞれ第1の実施例の11〜21のブロックと同
じであり、異なる点は、信号処理動き検出回路42を備え
たことである。この信号処理動き検出回路42は動き検出
センサ回路37と同様にズーム機構31や撮像素子34の動き
を画像情報から検出して、x,y方向の動きベクトルを得
るものである。これはたとえば「画面揺れ補正装置」
(テレビジョン学会技術報告昭和62年5月28日発表)な
どに詳細に示されている。また動き補正回路40は後述す
るように、動き検出センサ回路37および信号処理動き検
出回路42の双方の信号に基づいてより正確な動き量を得
るとともに、ズーム比が変化した場合には、動き検出セ
ンサ回路37の出力をズーム比によって変化した動き量に
変換し、この信号と信号処理動き検出回路42の出力とか
ら動き量を補正してメモリ制御回路69に与えるようにし
ている。
以下第1の実施例と異なる点を中心に説明する。第4
図は第3図における信号処理動き検出回路42の構成例を
示し第5図は信号処理動き検出回路42への入力信号の説
明図である。第4図および第5図において、51は入力信
号のうち代表点(R11,R12,R13…)の信号を記憶する代
表点メモリ回路、52は現在の入力信号(S11,S12…)と
一定時間前の代表点信号との差を求める演算回路、53は
演算結果を記憶する検出メモリ回路、54は検出メモリ回
路53の出力から動き量を得る動き量演算回路である。代
表点Rijと水平方向x、垂直方向y離れた位置関係にあ
る信号Si+x,j+yとの差の絶対値をΔxiyjとする。この差
を各代表点について同じ位置関係にあるxyについて加算
してDxyとする。
Dxy=ΣijΔxiyj そしてこのDxyの中での最小値のxとyを水平方向お
よび垂直方向の動き量とする。
このように構成された第2の実施例について以下その
動作を説明する。第2の実施例では動き量データとして
動き検出センサ回路37から(データI)と信号処理動き
検出回路42から(データII)を得ることができる。そこ
で動き補正回路40では両方のデータを用いて、より高精
度な動き量を得る。たとえば、(a)両方のデータを比
較し、両方のデータの差が一定の範囲内に存在するとき
は(データII)を用いる、あるいは、(b)(データ
I)から方向を得、(データII)ではその方向成分の動
き量のみを計算から得るなどがある。
ところが、この動き補正制御時にズーム機構31のズー
ム量が変化すると、動き検出センサ回路37からの(デー
タI)は第1の実施例と同様にメモリ回路上の動き量と
異なる。そこで動き補正回路40はズーム位置検出回路33
からズーム量データを得、ズーム量が変化したとき、ズ
ーム量データを用いて(データI)を補正し、この補正
した信号と(データII)とから動き補正データを得、メ
モリ制御回路39を制御してメモリ回路からぶれのない動
き補正された信号を取り出す。
次に、ズーム量データを用いて(データI)を補正し
た信号と(データII)とから動き補正データを得る方法
について説明する。信号処理方式による動き量検出装置
は、特殊な被写体像の場合、その動き検出に誤差を生じ
やすい。そこで、その動き検出データの信頼性を信号処
理、たとえば最小値の分布、最小値と2番目の小さい値
との分布、あるいは最小値と平均値との比率から判断
し、その信頼性がある基準値以下のときは信号処理方式
による(データII)を使用せずに、ズーム量データを用
いて(データI)を補正した信号から動き補正データを
得、基準値以上のときはズーム量データを用いて(デー
タI)を補正した信号と(データII)とから動き補正デ
ータを得て、メモリ制御回路39を制御してメモリ回路38
からぶれのない動き補正された信号を取り出す。
以上のように第2の実施例によれば、動き検出センサ
回路37と信号処理動き検出回路42とズーム位置検出回路
33を設けて、ズーム機能非動作時は、動き検出センサ回
路37からの(データI)と信号処理動き検出回路42から
の(データII)を用いて高精度、高信頼性の動き量デー
タを得るものであり、さらに、ズーム機能動作時は、
(データI)とズーム位置検出回路33からのズーム量を
用いてズーム量に対応した動き量を得、この動き量と
(データII)とから動き補正データを求め、信号処理動
き検出回路で誤差が生じやすい特殊な被写体像に対して
ぶれのない良好な画像を得ることができる。
第6図は本発明の第3の実施例を示す動き補正撮像装
置のブロック図である。第6図において、64〜71の各ブ
ロックはそれぞれ第1の実施例のブロック14〜21と同じ
であり、異なる点は光学部であるレンズ72と電子ズーム
制御回路73を備えたことである。以下第1および第2の
実施例と異なる点を中心に説明する。第6図に示すよう
に撮像素子64の出力信号を一度メモリ回路68に記憶し、
メモリ制御回路69にしたがって映像信号として読み出す
構成の場合、メモリ制御回路69および信号処理回路71に
よってメモリ回路68からの読み出し方法と補間などの信
号処理によってズーム機能を有することができる。これ
を第7図を用いて説明する。第7図において全メモリ領
域A0は撮像素子の光電変換領域に対応する。動き補正メ
モリ領域AM1およびAM2などは、手ぶれ成分を補正するた
めA0より小さく、ズーム機能非動作時における動き無補
正時のメモリ領域AM1は全メモリ領域A0の中央に位置し
ている。また、メモリを利用したズーム機能メモリ領域
(I)および(II)としてA1およびA2を示す。この場合
ズーム比は2倍である。このA1およびA2を水平方向は読
み出しクロックの周波数を1/2にし、垂直方向はライン
補間を行ってNTSC信号として読み出すことで、実質的に
ズーム機能を有するのである。
このように電子ズーム制御回路73からの信号を用いて
メモリ制御回路69はメモリ回路68からズーム機能メモリ
領域の信号を読み出し、信号処理回路71を経てズーミン
グされた映像信号を得る。このズーム機能を有する撮像
装置において、動き補正は、動き検出センサ回路67から
の動き量データを用いて動き補正回路70で補正し、この
動き補正データと電子ズーム制御回路73から得られるズ
ーム位置およびズーム比のデータを用いてメモリ制御回
路69はメモリ回路68から読み出し、信号処理回路71を経
てズーミングされて、しかも動き補正された信号を得
る。
たとえば、第7図において、ズーム機能非動作時は、
動き検出センサ回路67からの動き量データを用いて動き
補正回路70が動き補正データを求め、その動き補正デー
タにしたがってメモリ制御回路69はメモリ回路69からた
とえば読み出し開始位置がP1あるいはP2である動き補正
メモリ領域AM1あるいはAM2などを読み出し、動き補正を
行う。次にズーム機能動作時で、動き無補正のときは電
子ズーム制御回路73からのズーム量データを用いてメモ
リ制御回路69は読み出し開始位置Q1と読み出しクロック
周波数および補間方法を決定し、メモリ回路68からズー
ム機能メモリ領域A1を読み出しズームを行う。また、こ
のとき、さらに動き補正をも行うとすると、動き検出回
路70からの動き量データを用いて得た動き補正データと
電子ズーム制御回路73からのズーム量データを加算し
て、メモリ制御回路69は読み出しクロック周波数と補間
方法および動き補正を行った読み出し開始位置Q2とを決
定し、メモリ回路68からズーム機能メモリ領域A2を読み
出し、所定のズームと動き補正を行う。
以上のように第3の実施例によれば、電子ズーム制御
回路73のズームデータを用いてメモリ制御回路69がメモ
リ回路68よりズーミングされた映像信号を得、また、ズ
ームデータと動き検出センサ回路67の動き量データを用
いてメモリ制御回路69がメモリ回路68よりズーミングと
動き補正がなされた良好な映像信号を得る。その上、回
路構成上共用部分が多いので、小さい回路規模で実現す
ることが可能である。
なお第1、第2および第3の実施例において備えられ
ている動き検出センサ回路17,37,67としては、機械的ジ
ャイロにおいて動き量を検出する方法などが考えられる
が、特にそれに限るものでもないので説明は省略する。
次に第1の実施例において、ズーム量データと動き量
データから動き補正データを得る方法として、可変増幅
率増幅回路によるズーム量データを用いて動き量データ
を補正する場合を示したが、これに限るものでない。そ
してズーム量データが変化した場合、動き補正を中止し
て無補正状態にしたり、あるいはその直前の動き補正デ
ータを再び使用し、または動き補正データとして平均値
的な固定データに切り換えるなども考えられるが、これ
らも広い意味でズーム量データと動き量データから動き
補正データを得ることと考えられる。
また、第2の実施例において、動き検出信号処理回路
としては、これに限るものでなく、信号処理方式により
動き量を得る回路であれば他の方法、他の構成でもよ
く、また動き補正回路で行う2つの動き量データとズー
ム量データの合成方法、判断方法もここでの説明に限ら
れるものでもない。
さらに第1、第2および第3の実施例において、求め
た動き補正データから、ぶれのない映像信号を得る方法
として撮像素子の駆動制御回路を制御する方法も考えら
れる。
また、第3の実施例において、光学部および撮像素子
の動きを検出するために動き検出センサ回路の場合を説
明したが、第2の実施例で示したように動き検出信号処
理回路でもよく、また両者により構成されている場合で
もよいことは、明らかである。
また、第1および第2の実施例において、ズーム回路
はズーム駆動回路によって駆動される場合を説明した
が、手動によるズーム回路構成でもよい。さらにズーム
駆動回路がズーム駆動制御回路により制御され、ズーム
位置検出回路がズーム駆動制御回路からの信号を用いる
構成でもよいことは明らかである。
発明の効果 以上のように、本発明によればズーム回路を有する撮
像装置で、位置検出回路からのズーム比信号を用いて動
き検出センサ回路からの第1の動き信号を補正しズーム
動作時でも動き検出センサ回路から正確な動き信号を
得、この補正された第1の動き信号と信号処理によって
動きを検出する信号処理動き検出回路からの第2の動き
信号とを用いて、動き検出センサ回路の高信頼性と信号
処理動き検出回路の画像検出による高精度な動き補正信
号を得ることによって、正確な動き補正を行うことがで
きる。
また、電子ズーム機能を有する撮像装置において、動
き検出センサ回路からの第1の動き信号と前記信号処理
動き検出回路からの第2の動き信号とを用いて、動き検
出センサ回路の高信頼性と信号処理動き検出回路の画像
検出による高精度な動き補正信号を得、さらにこの動き
補正信号と電子ズームデータを用いて電子ズームと動き
補正を同時に実現するための制御データを得ることによ
って、動き補正された電子ズーム画像を得ることがで
き、実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の動き補正撮像装置のブ
ロック図、第2図は第1の実施例のメモリ回路の動作説
明図、第3図は本発明の第2の実施例のブロック図、第
4図は第2の実施例の信号処理動き検出回路のブロック
図、第5図は第2の実施例の信号処理動き検出回路の動
作説明図、第6図は本発明の第3の実施例のブロック
図、第7図は第3の実施例のメモリ回路の動作説明図、
第8図は従来の動き補正撮像装置のブロック図、第9図
は従来のメモリ回路の動作説明図である。 11,31……ズーム機構、12,32……ズーム駆動回路、13,3
3……ズーム位置検出回路、14,34……撮像素子、15,35
……素子駆動回路、17,37……動き検出センサ回路、18,
38……メモリ回路、19,39……メモリ制御回路、20,40…
…動き補正回路、21,41……信号処理回路、42……信号
処理動き検出回路、64……撮像素子、65……素子駆動回
路、67……動き検出センサ回路、68……メモリ回路、69
……メモリ制御回路、70……動き補正回路、71……信号
処理回路、72……レンズ、73……電子ズーム制御回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズームレンズを含む光学部と、前記光学部
    より得られるズーム位置信号よりズーム比を検出するズ
    ーム位置検出回路と、撮像素子と、前記撮像素子の駆動
    回路と、光学部および撮像素子の動きを検出する動き検
    出センサ回路と、前記撮像素子の出力信号から画像デー
    タの変化に基づいて光学部及び撮像素子の動きを検出す
    る信号処理動き検出回路と、前記撮像素子からの信号が
    与えられる少なくとも1フィールドの容量を持つメモリ
    回路と、前記メモリ回路の読出しアドレスを変化させる
    メモリ制御回路か、あるいは前記駆動回路の撮像素子駆
    動を変化させる駆動制御回路の少なくともどちらか一方
    と、前記ズーム位置検出回路より得られるズーム比信号
    と、前記動き検出センサ回路からの第1の動き信号と、
    前記信号処理動き検出回路からの第2の動き信号から動
    き補正信号を得、この得られた動き補正信号により前記
    メモリ制御回路か駆動制御回路の少なくとも一方を補正
    する動き補正回路とを具備し、前記動き補正回路は、ズ
    ーム比信号を用いて第1の動き信号を補正し、この補正
    された第1の動き信号と第2の動き信号とを用いて、第
    2の動き信号の信頼性が基準値以下の場合及び第2の動
    き信号の信頼性が基準値以上で且つ両者の差が一定範囲
    内に存在しない場合は前記補正された第1の動き信号か
    ら動き補正信号を得、他方第2の動き信号の信頼性が基
    準値以上で且つ両者の差が一定範囲内に存在する場合は
    第2の動き信号から動き補正信号を得る、あるいは前記
    補正された第1の動き信号からの動き方向情報と第2の
    動き信号からの動き量情報から動き補正信号を得る動き
    補正撮像装置。
  2. 【請求項2】被写体からの光を結像させる光学部と、撮
    像素子と、前記撮像素子の駆動回路と、前記光学部およ
    び撮像素子の動きを検出する動き検出センサ回路と、前
    記撮像素子の出力信号から画像データの変化に基づいて
    前記光学部及び撮像素子の動きを検出する信号処理動き
    検出回路と、前記撮像素子からの信号が与えられ少なく
    とも1フィールドの容量を持つメモリ回路と、前記メモ
    リ回路の読出しアドレスを変化させるメモリ制御回路
    と、前記メモリ制御回路におけるメモリ読み出し領域を
    電子式ズーム設定値に対応して変化させる電子ズーム制
    御回路と、前記動き検出センサ回路からの第1の動き信
    号と前記信号処理動き検出回路からの第2の動き信号と
    から動き補正信号を得る動き補正回路とを具備し、前記
    動き補正回路は、第1の動き信号と第2の動き信号とを
    用いて、第2の動き信号の信頼性が基準値以下の場合及
    び第2の動き信号の信頼性が基準値以上で且つ両者の差
    が一定範囲内に存在しない場合は前記第1の動き信号か
    ら動き補正信号を得、他方第2の動き信号の信頼性が基
    準値以上で且つ両者の差が一定範囲内に存在する場合は
    第2の動き信号から動き補正信号を得る、あるいは第1
    の動き信号からの動き方向情報と第2の動き信号からの
    動き量情報から動き補正信号を得、前記メモリ制御回路
    は、前記電子ズーム制御回路から得られる電子式ズーム
    位置信号に対応する読み出し領域と前記動き補正回路か
    ら得られる動き補正信号とから前記メモリ回路の読み出
    しアドレスか前記撮像素子の読み出し位置の少なくとも
    どちらか一方を制御する動き補正撮像装置。
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