JP2731597B2 - Method for producing polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric - Google Patents
Method for producing polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabricInfo
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Description
本発明は均一性の良好なメルトブローン紡糸法による
ポリウレタン極細繊維不織布の製造に関するものであ
る。TECHNICAL FIELD The present invention relates to the production of a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric by a melt-blown spinning method having good uniformity.
【従来の技術】 従来、熱可塑性ポリウレタンを溶融紡糸してポリウレ
タンフイラメントを得ること、更にポリウレタン繊維を
不織布にすることは、既に幾つもの提案がなされている
ことである。また、熱可塑性ポリウレタンをメルトブロ
ーン紡糸法で紡糸してポリウレタン弾性繊維不織布を得
ることも特開昭61−22855号公報、特開昭61−55248号公
報、特公平1−30945号公報などに提案されている。ま
た、溶融した熱可塑性ポリウレタン弾性体に、ポリイソ
シアネート化合物を混練した後、メルトブローン法でシ
ート状に堆積、捕集して不織布を製造することが特公昭
64−8746号公報、特公昭64−8747号公報に、エーテル系
熱可塑性ポリウレタンを単独あるいはポリイソシアネー
ト化合物と溶融混練した後、メルトブローン紡糸法で紡
糸してシート状に積層して得たポリウレタン不織布を加
熱、加圧して網状シートを製造することが特開昭63−28
2362号公報に、メルトブローン法で得たポリウレタン弾
性繊維不織布を、高周波ウエルダーで手袋の形に融着、
溶断して加工した手袋が特公昭64−8724号公報に、ポリ
エステル系熱可塑性ポリウレタンのメルトブローン紡糸
法で得た熱可塑性ポリウレタンの不織布と、布状物とを
張り合わせて添付布とすることが特開昭64−40655号公
報に、更に、特定のポリウレタンとして、3−メチル−
1,5−ペンタンジオールとジカルボン酸とのポリエステ
ルジオールをソフトセグメントとしたポリウレタンをメ
ルトブローン紡糸法で紡糸して不織布を製造することが
特開平1−132858号公報に提案されている。2. Description of the Related Art Conventionally, there have been several proposals for melt-spinning a thermoplastic polyurethane to obtain a polyurethane filament and for further converting a polyurethane fiber into a nonwoven fabric. Further, it has been proposed in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 61-22855, 61-55248 and 1-30945 to obtain a polyurethane elastic fiber nonwoven fabric by spinning thermoplastic polyurethane by a melt blown spinning method. ing. In addition, after kneading a polyisocyanate compound into a melted thermoplastic polyurethane elastic body, it is possible to manufacture a nonwoven fabric by depositing and collecting in a sheet shape by a melt blown method.
Japanese Patent Publication No. 64-8746, Japanese Patent Publication No. 64-8747 discloses a polyurethane nonwoven fabric obtained by melt-kneading an ether-based thermoplastic polyurethane alone or with a polyisocyanate compound and then spinning it by a melt blown spinning method to form a sheet. Japanese Patent Application Laid-Open (JP-A) No. 63-28 discloses the production of a reticulated sheet by heating and pressing.
No. 2362, fused polyurethane elastic fiber non-woven fabric obtained by melt blown method in the form of gloves with a high-frequency welder,
Japanese gazette of Japanese Patent Publication No. 64-8724 discloses that a nonwoven fabric of a thermoplastic polyurethane obtained by a melt-blown spinning method of a polyester-based thermoplastic polyurethane is bonded to a cloth-like material to form an attached cloth. JP-A-64-40655 further discloses, as a specific polyurethane, 3-methyl-
Japanese Patent Application Laid-Open No. 1-132858 proposes producing a nonwoven fabric by spinning a polyurethane having a polyester diol of 1,5-pentanediol and dicarboxylic acid as a soft segment by a melt blown spinning method.
従来の熱可塑性ポリウレタンの溶融紡糸では、ポリウ
レタンのウレタン結合の解離温度以上の高温下で紡糸さ
れるため、ポリウレタン鎖の切断を生じて十分に満足し
た性能の繊維および不織布を製造することができない。
その対策として、例えば特公昭64−8746号公報などに提
案されているように、ポリイソシアネート化合物を添加
して紡糸することで鎖の再結合あるいは架橋結合を形成
させて、繊維性能の維持を図っている。しかし、ポリイ
ソシアネートのように活性の大きい化合物では不規則な
架橋反応や部分的な反応が生起して良好な糸質のものが
得られない。また、ポリウレタン溶融物は粘性が大き
く、均質性の良い極細化した繊維を製造することが困難
である。 本発明は、ポリイソシアネートを使用した場合のよう
な望ましくない不規則な架橋反応や部分的な反応が生起
せず、良好な糸質であつて、均質性の良い極細化した、
膠着の少ないポリウレタン不織布をメルトブローン紡糸
法で製造する方法を提供するにある。更に、光安定性、
加水分解性に優れ、黄変性、酸化劣化性の小さい、弾性
挙動の良好なポリウレタン極細繊維不織布を提供するに
ある。In the conventional melt spinning of a thermoplastic polyurethane, the fiber is spun at a high temperature equal to or higher than the dissociation temperature of the urethane bond of the polyurethane, so that the polyurethane chains are cut off, so that fibers and nonwoven fabrics having sufficiently satisfactory performance cannot be produced.
As a countermeasure, for example, as proposed in Japanese Patent Publication No. 64-8746, a polyisocyanate compound is added and spun to form a chain recombination or cross-link to maintain fiber performance. ing. However, a compound having high activity such as polyisocyanate causes an irregular cross-linking reaction or a partial reaction, so that a good fiber cannot be obtained. Further, the polyurethane melt has a large viscosity, and it is difficult to produce fine fibers with good homogeneity. The present invention does not cause undesired irregular cross-linking reaction or partial reaction as in the case of using a polyisocyanate, has good thread quality, and has a finely divided material having good homogeneity.
It is an object of the present invention to provide a method for producing a polyurethane nonwoven fabric with less sticking by a melt blown spinning method. Furthermore, light stability,
An object of the present invention is to provide a polyurethane ultrafine fiber non-woven fabric having excellent hydrolyzability, small yellowing and little oxidative deterioration, and good elasticity.
本発明は、炭素数8〜12の脂肪族あるいは脂環族ジオ
ールと、脂肪族ジカルボン酸あるいは脂肪族ジカルボン
酸エステルとの反応で得た平均分子量600〜3,000のポリ
エステルジオールと、芳香族および/または脂環族ジイ
ソシアネートを主体とした有機ジイソシアネートと、少
なくとも2個の活性水素原子を有する鎖伸張剤とを反応
して得た熱可塑性ポリウレタンに、ヒンダードフエノー
ル類およびベンゾトリアゾール類から選ばれた少なくと
も1種類の化合物を0.5〜3重量%添加し、メルトブロ
ーン紡糸法で紡糸することを特徴とするポリウレタン極
細繊維不織布の製造方法である。 また、本発明は、炭素数8〜12の脂肪族あるいは脂環
族ジオールと、脂肪族ジカルボン酸あるいは脂肪族ジカ
ルボン酸エステルとの反応で得た平均分子量600〜3,000
のポリエステルジオールと、芳香族および/または脂環
族ジイソシアネートを主体とした有機ジイソシアネート
と、少なくとも2個の活性水素原子を有する鎖伸張剤と
を反応して得た熱可塑性ポリウレタンに、ヒンダードフ
ェノール類およびベンゾトリアゾール類から選ばれた少
なくとも1種類の化合物を0.5〜3重量%と、30℃にお
ける粘度が2〜150ポイズのシリコン油を0.05〜2重量
%添加し、メルトブローン紡糸法で紡糸することを特徴
とするポリウレタン極細繊維不織布の製造方法である。 本発明に適用する熱可塑性ポリウレタンは、低分子量
のジオールとジカルボン酸の縮合重合でポリエステルジ
オール、ラクタムの開環重合で得たポリラクトンジオー
ル、ポリオキシアルキレングリコール、ポリアルキレン
カーボネートグルコースなどの平均分子量500〜3.000の
ポリマーグリコース、有機ジイソシアネート、活性水素
原子を2個有する低分子化合物とを反応させて得た熱可
塑性ポリウレタンである。とりわけ好ましい熱可塑性ポ
リウレタンは、炭素数8〜12の脂肪族ジオールまたは脂
環族ジオール、例えば、1,8−オクタンジオール、1,9−
ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデ
カンジオール、1,12−ドデカンジオール、2−または3
−メチル−1,7−ヘプタンジオール、2−または3−メ
チル−1,8−オクタンジオール、ω,ω′−ジヒドロキ
シ−1,4−ジメチルシクロヘキサン、などの直鎖状ある
いは側鎖状の脂肪族ジオールまたは脂環族ジオールから
選ばれた少なくとも1種類のジオールと、脂肪族ジカル
ボン酸、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ドデカンジカルボン酸、あるいはそれらジカルボン酸の
エステルなどから選ばれた少なくとも1種類のジカルボ
ン酸あるいはそのエステルとを反応して得た平均分子量
600〜3,000のポリエステルジオールと、有機ジイソシア
ネートとして、例えば、フエニレンジイソシアネート、
トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフエニルメタン
ジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
トなどの芳香族あるいは脂環族のジイソシアネートを主
体とした有機ジイソシアネート、それに必要に応じて脂
肪族ジイソシアネートあるいはナフタリン環を有するジ
イソシアネートから選ばれた有機ジイソシアネートと、
活性水素原子を2個有する低分子化合物、例えば、ジオ
ール、アミノアルコール、ヒドラジン、ジアミンなどか
ら選ばれた鎖伸張剤である。そして、ポリマージオール
と有機ジイソシアネートと鎖伸張剤を所望の組成比で選
び、溶融重合法、塊状重合法あるいは溶液重合法など重
合して熱可塑性ポリウレタンとする。この熱可塑性ポリ
ウレタンは、均一性の良い不織布を得るためには、ポリ
ウレタン製造時の組成において、ソフトセグメントとな
るポリマージオールの含有量が45〜75重量%である。ま
た、鎖伸張剤は特に低分子量の脂肪族ジオールあるいは
イソホロンジアミンから選ばれた化合物を主体とした鎖
伸張剤を用いて重合したポリウレタンであつて、ポリウ
レタンの固有粘度〔η〕が0.06〜0.12/gの範囲となる
ように重合度を調整したポリウレタンがメルトブローン
性の上で好ましい。しかし、溶融重合法でポリウレタン
を製造し、取り出すことなく直接メルトブローン紡糸法
で不織布とする場合には、紡糸時の固有粘度〔η〕が0.
05〜0.10/gの範囲にあるように重合度を調整する。ポ
リウレタン中のソフトセグメント含有量が45重量%に満
たない場合は、紡糸性や極細繊維化の点では良いが、不
織布の柔軟化、伸縮性、形態の安定化、面の平滑性など
の点で好ましくない。また、ソフトセグメント含有量が
75重量%を越えて多くなると、不織布としての柔軟性の
点では良いが、紡糸性、極細繊維化が悪くなり、地合の
良い不織布が得られなくなる。一方、ポリウレタンの固
有粘度〔η〕が小さい場合には十分に細化した繊維が得
られないし、不均一な太さの繊維の不織布になる。ま
た、ポリウレタンの固有粘度〔η〕が大きい場合には溶
融粘度が高くなり良好な繊維流の形成が得られない。 次に、熱可塑性ポリウレタンに添加するヒンダードフ
エノール化合物としては、例えば、1,3,5,−トリス(4
−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジ
ル)イソシアヌル酸、1,3,5−トリス(3,5−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌル酸、トリエチ
レングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メ
チル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕など
である。一方、ベンゾトリアゾール化合物としては、例
えば、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−t−ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフエニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−t−アミルフエニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフエニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−{2′−ヒドロキシ−
3′−(3″,4″,5″,6″−テトラヒドロフタルイミド
メチル−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾールな
どである。これらの化合物はポリウレタンを溶融するに
先立って、あるいは紡糸に先立ってポリウレタンに添加
する。添加量は熱可塑性ポリウレタンに対して0.5〜3
重量%の範囲である。これら添加剤の作用は、加熱溶融
したポリウレタンが解離して好ましくない副反応を生起
するのを防ぐため、添加剤が有している活性基を解離し
た部分に積極的に反応させて安定化させると共に、添加
剤の有している酸化あるいは光劣化の抑制効果を併せて
付与することにある。従って、添加剤の添加量が少ない
と、ポリウレタンの解離部分を十分に封鎖し、安定化で
きないものとなる。また、添加量が多い場合には、むし
ろ添加剤が好ましくない副反応をポリウレタンに生起さ
せることとなり、ポリウレタンの性能を悪くしてしま
う。 また、本発明では、ポリウレタンの紡糸性、曳糸性を
良くし、十分に極細化した繊維流を形成させるために、
紡糸前の任意の段階でポリウレタンにシリコン油を添加
する。本発明で適用するシリコン油としては溶融ポリウ
レタンに対して不活性な化合物であり、ポリウレタン溶
融糸の蒸気圧を高めないもので、30℃における粘度が2
〜150ポイズの範囲にあるシリコン油、例えば、ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフエニルポリシロキサンなど
の化合物、その他耐熱性の一般的なシリコン油から選ば
れた油状物をポリウレタンに対して0.05〜2重量%の量
を添加するものである。 次に、ポリウレタン組成物のメルトブローン紡糸法
は、紡糸温度230〜280℃の範囲で紡糸口金部における溶
融粘度440ポイズ以下の温度、搬送気体圧力(ゲージ圧
力)0.5〜5kg/cm2の条件下で紡糸することによつて、平
均繊維直径10ミクロン以下の極細繊維が得られ、均一性
の良好な繊維流を形成することができる。この繊維流を
コンベアーネツト上にシート状に捕集することによつ
て、広幅であつても均一性の良好なポリウレタン極細繊
維不織布とすることができる。紡糸温度を高くするとポ
リウレタン組成物の溶融粘度が下がり、曳糸性は改善さ
れるが、ウレタン結合の解離が大きくなり、得られる不
織布は物性の劣ったものとなり易く、また、口金周辺に
汚れを生じ、紡糸性が低下する。紡糸温度を低くする
と、解離は低下するが溶融粘度が大きくなり良好な極細
繊維が得られなくなるため、好ましい紡糸口金部におけ
る溶融粘度は400ポイズ以下の範囲である。 本発明のポリウレタン極細繊維不織布の製造方法は、
溶融したポリウレタンの流動性がよく、紡出ポリウレタ
ン繊維の曳糸性が良いために十分に極細化させることが
でき、繊維流の膠着が少なくなつて分散性の良い繊維流
を形成する。そのために得られたポリウレタン極細繊維
不織布は均質性のよいものが得られる。また、ポリウレ
タンの解離、熱分解による副反応が少なく、強度、伸度
の大きい不織布製品が得られる。更に、持続性の高い耐
酸化性、耐光劣化性と耐加水分解性を有する不織布であ
る。 本発明で得たポリウレタン極細繊維不織布は包帯、サ
ポーター、貼付材用基布、トレーニングウエアー、トレ
ーニングパンツ、バンド、皮革様シート状物の基材など
に有用である。The present invention provides a polyester diol having an average molecular weight of 600 to 3,000 obtained by reacting an aliphatic or alicyclic diol having 8 to 12 carbon atoms with an aliphatic dicarboxylic acid or an aliphatic dicarboxylic acid ester, and an aromatic and / or aromatic diol. A thermoplastic polyurethane obtained by reacting an organic diisocyanate mainly composed of an alicyclic diisocyanate with a chain extender having at least two active hydrogen atoms contains at least one selected from hindered phenols and benzotriazoles. A process for producing a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric, characterized by adding 0.5 to 3% by weight of various kinds of compounds and spinning by a melt blown spinning method. Further, the present invention provides an aliphatic or alicyclic diol having 8 to 12 carbon atoms and an aliphatic dicarboxylic acid or an aliphatic dicarboxylic acid ester obtained by a reaction with an average molecular weight of 600 to 3,000.
Hindered phenols to a thermoplastic polyurethane obtained by reacting a polyester diol of the formula (I) with an organic diisocyanate mainly composed of an aromatic and / or alicyclic diisocyanate and a chain extender having at least two active hydrogen atoms. And 0.5 to 3% by weight of at least one compound selected from benzotriazoles and 0.05 to 2% by weight of silicone oil having a viscosity of 2 to 150 poise at 30 ° C. and spinning by melt blown spinning. This is a method for producing a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric. Thermoplastic polyurethane applied to the present invention, polyester diol by condensation polymerization of low molecular weight diol and dicarboxylic acid, polylactone diol obtained by ring-opening polymerization of lactam, polyoxyalkylene glycol, average molecular weight of 500 such as polyalkylene carbonate glucose. A thermoplastic polyurethane obtained by reacting a polymer glycolose, an organic diisocyanate, and a low molecular weight compound having two active hydrogen atoms of up to 3.000. Particularly preferred thermoplastic polyurethanes are aliphatic or alicyclic diols having 8 to 12 carbon atoms, such as 1,8-octanediol, 1,9-diol.
Nonanediol, 1,10-decanediol, 1,11-undecanediol, 1,12-dodecanediol, 2- or 3
Linear or side chain aliphatic such as -methyl-1,7-heptanediol, 2- or 3-methyl-1,8-octanediol, ω, ω'-dihydroxy-1,4-dimethylcyclohexane At least one diol selected from diols or alicyclic diols, and an aliphatic dicarboxylic acid, for example, succinic acid, glutaric acid, adipic acid,
Pimelic acid, suberic acid, azelaic acid, sebacic acid,
Average molecular weight obtained by reacting at least one type of dicarboxylic acid selected from dodecane dicarboxylic acid or esters of these dicarboxylic acids or esters thereof
600 to 3,000 polyester diols, and as organic diisocyanate, for example, phenylene diisocyanate,
Organic diisocyanates mainly composed of aromatic or alicyclic diisocyanates such as tolylene diisocyanate, 4,4'-diphenylmethane diisocyanate, 4,4'-dicyclohexylmethane diisocyanate, cyclohexane diisocyanate, isophorone diisocyanate and xylylene diisocyanate, and An organic diisocyanate selected from an aliphatic diisocyanate or a diisocyanate having a naphthalene ring if necessary,
It is a low molecular weight compound having two active hydrogen atoms, for example, a chain extender selected from diol, amino alcohol, hydrazine, diamine and the like. Then, a polymer diol, an organic diisocyanate, and a chain extender are selected at a desired composition ratio, and polymerized by a melt polymerization method, a bulk polymerization method, a solution polymerization method, or the like to obtain a thermoplastic polyurethane. In order to obtain a nonwoven fabric with good uniformity, the content of the polymer diol which is a soft segment in the thermoplastic polyurethane is 45 to 75% by weight in the composition at the time of polyurethane production. The chain extender is a polyurethane polymerized using a chain extender mainly composed of a compound selected from low-molecular-weight aliphatic diols and isophoronediamine, and has an intrinsic viscosity [η] of 0.06 to 0.12 / 0.12. Polyurethane whose degree of polymerization is adjusted to be in the range of g is preferred from the viewpoint of melt blown properties. However, when a polyurethane is produced by a melt polymerization method, and a non-woven fabric is directly formed by a melt blown spinning method without being taken out, the intrinsic viscosity at the time of spinning (η) is 0.
The degree of polymerization is adjusted so as to be in the range of 05 to 0.10 / g. When the content of the soft segment in the polyurethane is less than 45% by weight, it is good in terms of spinnability and ultrafine fibers, but in terms of softness, stretchability, shape stability, and surface smoothness of the nonwoven fabric. Not preferred. Also, the soft segment content
If the content exceeds 75% by weight, the flexibility of the nonwoven fabric is good, but the spinnability and the formation of ultrafine fibers deteriorate, and a nonwoven fabric with good formation cannot be obtained. On the other hand, if the intrinsic viscosity [η] of the polyurethane is small, a sufficiently fine fiber cannot be obtained and a non-woven fabric of fibers having an uneven thickness is obtained. On the other hand, when the intrinsic viscosity [η] of the polyurethane is large, the melt viscosity becomes high, and a good fiber flow cannot be formed. Next, as a hindered phenol compound to be added to the thermoplastic polyurethane, for example, 1,3,5-tris (4
-Tert-butyl-3-hydroxy-2,6-dimethylbenzyl) isocyanuric acid, 1,3,5-tris (3,5-tert-butyl-4-hydroxybenzyl) isocyanuric acid, triethylene glycol-bis [3 -(3-t-butyl-5-methyl-4-hydroxyphenyl) propionate]. On the other hand, as the benzotriazole compound, for example, 2- (2'-hydroxy-5'-methylphenyl) benzotriazole, 2- (2'-hydroxy-
5'-t-butylphenyl) benzotriazole, 2-
(2'-hydroxy-3 ', 5'-di-tert-butylphenyl) benzotriazole, 2- (2'-hydroxy-
3 ', 5'-di-t-amylphenyl) benzotriazole, 2- (2'-hydroxy-4'-octoxyphenyl) benzotriazole, 2- {2'-hydroxy-
3 '-(3 ", 4", 5 ", 6"-tetrahydrophthalimidomethyl-5'-methylphenyl) benzotriazole and the like. These compounds are added to the polyurethane prior to melting the polyurethane or prior to spinning. The addition amount is 0.5 to 3 with respect to the thermoplastic polyurethane.
% By weight. The action of these additives is to stabilize the active groups possessed by the additives by positively reacting with the dissociated portions in order to prevent the heated and melted polyurethane from dissociating and causing undesirable side reactions. In addition, it is to provide the effect of suppressing the oxidation or light deterioration of the additive. Therefore, when the amount of the additive is small, the dissociated portion of the polyurethane is sufficiently blocked and cannot be stabilized. On the other hand, when the amount of the additive is large, the additive causes an undesirable side reaction to the polyurethane, which deteriorates the performance of the polyurethane. In addition, in the present invention, in order to improve the spinnability and spinnability of the polyurethane, and to form a sufficiently fine fiber stream,
Silicon oil is added to the polyurethane at any stage before spinning. The silicone oil used in the present invention is a compound which is inert to molten polyurethane and does not increase the vapor pressure of the molten polyurethane yarn.
An oil selected from silicone oil in the range of ~ 150 poise, for example, compounds such as dimethylpolysiloxane and methylphenylpolysiloxane, and other heat-resistant general silicone oils, is used in an amount of 0.05 to 2% by weight based on the polyurethane. Is added. Next, the melt blown spinning method of the polyurethane composition is performed under the conditions of a spinning temperature of 230 to 280 ° C., a melt viscosity at the spinneret of 440 poise or less, and a carrier gas pressure (gauge pressure) of 0.5 to 5 kg / cm 2 . By spinning, ultrafine fibers having an average fiber diameter of 10 μm or less can be obtained, and a fiber stream having good uniformity can be formed. By collecting this fiber stream in a sheet shape on a conveyor net, it is possible to obtain a polyurethane ultra-fine fiber non-woven fabric having a wide width and good uniformity. When the spinning temperature is increased, the melt viscosity of the polyurethane composition decreases, and the spinnability is improved, but the dissociation of urethane bonds increases, and the resulting nonwoven fabric tends to have poor physical properties. And spinnability decreases. When the spinning temperature is lowered, the dissociation decreases, but the melt viscosity increases, and good ultrafine fibers cannot be obtained. Therefore, the preferable melt viscosity at the spinneret is 400 poise or less. The method for producing a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric of the present invention comprises:
Since the melted polyurethane has good fluidity and the spun polyurethane fiber has good spinnability, it can be sufficiently finely divided, and the fiber stream has less sticking to form a fiber stream having good dispersibility. For this reason, the obtained polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric has good homogeneity. Further, a non-woven fabric product having high strength and elongation with little side reaction due to dissociation and thermal decomposition of polyurethane can be obtained. Furthermore, it is a nonwoven fabric having high oxidation resistance, light deterioration resistance and hydrolysis resistance with high durability. The polyurethane microfiber nonwoven fabric obtained by the present invention is useful for bandages, supporters, base cloths for adhesive materials, training wear, training pants, bands, base materials for leather-like sheets, and the like.
熱可塑性ポリウレタンをメルトブローン法で溶融紡糸
すると、通常の紡糸法よりも比較的長時間高温下の空気
に曝れるため、溶融時に形成した解離などの活性化され
た部分が好ましくない副反応を生起する。そのポリウレ
タンの活性化部分をポリウレタンに添加したヒンダード
フエノールおよび/またはベンゾトリアゾールが封鎖し
副反応の抑止効果をもたらし、安定化させる。更に、シ
リコン油の添加によつて溶融ポリウレタンの流動性をよ
くし、紡出ポリウレタン繊維の曳糸性を良いものとし、
十分に極細化させることができ、更に繊維流の膠着が少
なくなつて分散性を高めることができる。When a thermoplastic polyurethane is melt-spun by a melt-blown method, it is exposed to air at a high temperature for a relatively longer time than a normal spinning method, so that activated portions such as dissociation formed during melting cause undesirable side reactions. . The hindered phenol and / or benzotriazole added to the polyurethane blocks the activated portion of the polyurethane, thereby inhibiting and stabilizing side reactions. Furthermore, by adding silicone oil, the flowability of the molten polyurethane is improved, and the spinning property of the spun polyurethane fiber is improved,
The fineness can be sufficiently reduced, and the dispersibility can be enhanced by reducing the sticking of the fiber stream.
次に、本発明の実施態様は具体的な実施例で説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例中の部および%はことわりのない限り、重
量に関するものである。 また、本発明の重合体の固有粘度〔η〕はN,N′−ジ
メチルホルムアミドに溶解し、毛細管粘度計を用いて温
度30℃で測定し、固有粘度〔η〕を次式で求めた。 ただし、tは溶液の流下時間(秒) t0は溶媒の流下時間(秒) cは重合体の濃度(g/) 更に、本発明の紡糸口金部における溶融粘度は、紡糸
口金部における圧力、吐出口径、吐出量を測定すること
により求めた。 実施例1 2−メチル1,8−オクタンジオールとアジピン酸とを
縮合重合して得た平均分子量2,000のポリ2−メチル−
1,8−オクタンアジペートグリコールをポリマージオー
ル成分とし、ポリマージオール1モル%(ソフトセグメ
ント含有量61%)、4,4′−ジフエニルメタンジイソシ
アネート4モル%、1,4−ブチレングリコール3モル%
の組成物を溶融重合法で重合して、固有粘度〔η〕=0.
107/gのポリウレタン〔I〕を得た。このポリウレタ
ン〔I〕を溶融重合後、ストランドとして取り出して切
断し、ペレツト化した。このポリウレタンペレツトに1,
3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−
ジメチルベンジル)イソシアヌル酸1.3%、および30℃
における粘度3.8ポイズのジメチルポリシロキサン1%
を添加したポリウレタン組成物をエクストルーダーで溶
融し、直径0.3mmの吐出孔を1mm間隔で一列に配列したノ
ズル部と、その両側に幅0.25mmの気体噴出用スリツトを
設けたメルトブローン用ダイを設置したメルトブローン
装置で、紡糸温度245℃(紡糸口金部における溶融粘度3
90ポイズ)、搬送空気温度290℃、空気圧力2.5Kg/cm2の
条件で紡糸し、紡出した極細繊維流をダイより約25cmの
位置に設置した捕集機のネツト上に捕集して、平均目付
100g/m2のメルトブローン極細繊維不織布(1)を得
た。このポリウレタンの曳糸性は良好で、均一性の良好
な極細繊維流を形成することができ、その平均繊維直径
は約7.6ミクロンの極細繊維からなるものであつた。ま
た、紡糸後のポリウレタンの固有粘度〔η〕は0.089/
gであつた。 比較例1 実施例1において、紡糸温度を230℃(紡糸口金部に
おける溶融粘度550ポイズ)とした以外は同一条件で紡
糸した。その結果、紡糸曳糸性が悪く、ポリウレタンは
極細繊維とならず不均一な堆積物となった。 比較例2 実施例1で得たポリウレタン〔I〕を、実施例1で添
加した両添加物を添加せずに、実施例1の条件でメルト
ブローン法で紡糸した。その結果、紡糸曳糸性が悪く、
不規則な繊維流であつて堆積状態にむらを生じて均一性
の悪い不織布であつた。また平均繊維直径は細い繊維が
約5.3ミクロン、太い繊維が約18.2ミクロンの範囲に分
布したものとなつた。更に、紡糸後のポリウレタンの固
有粘度〔η〕は0.066/gであり、粘度低下が大きいも
のであった。 比較例3 実施例1で得たポリウレタン〔I〕に、30℃における
粘度3.8ポイズのジメチルポリシロキサン1%を添加し
たポリウレタン組成物をエクストルーダーで溶融し、実
施例1の条件でメルトブローン法で紡糸した。その結
果、紡糸曳糸性および繊維流の形成性は比較的良好であ
つて、極細繊維流の堆積状態は良好で、平均繊維直径は
約8.2ミクロンのものであつた。しかし、紡糸後のポリ
ウレタンの固有粘度〔η〕は0.071/gであり、粘度低
下が大きいものであつた。 実施例2 2−メチル1,8−オクタンジオール(30部)と1,9−ノ
ナンジオール(70部)の混合ジオールとアジピン酸とを
縮合重合して得た平均分子量2,000のポリ2−メチル−
1,8−オクタン・1,9−ノナン・アジペートグリコールを
ポリマージオール成分とし、ポリマージオール1モル%
(ソフトセグメント55.4%)、4,4′−ジフエニルメタ
ンジイソシアネート5モル%、1,4−ブチレングリコー
ル4モル%の組成物を溶融重合法で重合して、固有粘度
〔η〕=0.097/%のポリウレタン〔II〕を得た。こ
のポリウレタン〔II〕は溶融重合後、ストランドとして
取り出して切断し、ペレツト化した。このポリウレタン
ペレツトに1,3,5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒド
オキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌル酸1.0
%、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチ
ルフエニル)ベンゾトリアゾール1.0%および30℃にお
ける粘度3.8ポイズのジメチルポリシロキサン1%を添
加したポリウレタン組成物をエクストルーダーで溶融
し、実施例1と同じ条件でメルトブローン法で紡糸し、
極細繊維流を捕集機のネツト上に捕集して平均目付150g
/m2のメルトブローン極細繊維不織布(2)を得た。こ
の結果は、ポリウレタンの紡糸性、曳糸性は良好で、均
一性の良好な極細繊維流を形成することができた。不織
布は平均繊維直径は約7.4ミクロンの極細繊維からなる
ものであり、紡糸後のポリウレタンの固有粘度〔η〕は
0.091/gであつた。また、この不織布は温度70℃、湿
度95%の条件のジャングルテスターで耐加水分解性試験
を行った結果、15日後の固有粘度〔η〕は0.053/gで
あり、更に、耐熱性、耐光性の試験でも優れたものであ
つた。 この不織布の一面に凹凸模様を彫刻したベルトエンボ
ス機で135℃でエンボスし、繊維を部分的に模様状に接
着した。得られた不織布は良好な伸縮性があり、柔軟で
肌添え性が良く、関節部のサポーターとして有用であつ
た。 実施例3 平均分子量2,000のポリ1,10−デカンアジペートグリ
コール1モル%、ジフエニールメタンジイソシアネート
5モル%、2−メチル−1,5−ペンタングリコール4モ
ル%の組成で溶融重合法で重合して得た固有粘度〔η〕
=0.092/gのポリウレタンを用い、トリエチレングリ
コール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4
−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕1.0%、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−t−ブチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール1.0%を添加して得たポリウレタン組成
物を実施例1と同じメルトブローン装置を用いて、紡糸
温度250℃、搬送空気温度290℃、空気圧力2.3Kg/cm2の
条件で紡糸し、紡出した極細繊維流を捕集機のネツト上
に捕集して平均目付75g/m2のメルトブローン極細繊維不
織布(3)を得た。紡糸後のポリウレタンの固有粘度
〔η〕は0.083/gであり、耐加水分解性,耐光性試験
でも優れた結果が得られた。 この極細繊維不織布(3)の一面に平滑面のベルトエ
ンボス機で135℃でエンボスし、繊維を部分的に接着し
た。得られた不織布は伸縮性があり、柔軟で肌添え性が
良く、薬剤の展着性が良く、貼付材用基材として好適の
ものであつた。Next, embodiments of the present invention will be described with reference to specific examples, but the present invention is not limited to these examples.
The parts and percentages in the examples relate to weight unless otherwise specified. The intrinsic viscosity [η] of the polymer of the present invention was dissolved in N, N′-dimethylformamide and measured at a temperature of 30 ° C. using a capillary viscometer, and the intrinsic viscosity [η] was determined by the following equation. Here, t is the flow time of the solution (second) t 0 is the flow time of the solvent (second) c is the concentration of the polymer (g /) Further, the melt viscosity at the spinneret of the present invention is the pressure at the spinneret, It was determined by measuring the discharge diameter and discharge amount. Example 1 Poly-2-methyl- having an average molecular weight of 2,000 and obtained by condensation polymerization of 2-methyl-1,8-octanediol and adipic acid.
1,8-octane adipate glycol as a polymer diol component, 1 mol% of polymer diol (61% of soft segment content), 4 mol% of 4,4'-diphenylmethane diisocyanate, 3 mol% of 1,4-butylene glycol
Is polymerized by a melt polymerization method to obtain an intrinsic viscosity [η] = 0.
107 / g of polyurethane [I] was obtained. After the polyurethane [I] was melt-polymerized, it was taken out as a strand, cut, and pelletized. This polyurethane pellet has 1,
3,5-tris (4-tert-butyl-3-hydroxy-2,6-
1.3% dimethylbenzyl) isocyanuric acid and 30 ° C
1% dimethylpolysiloxane with a viscosity of 3.8 poise
Melt-blown die with melted polyurethane composition added by extruder, nozzles with 0.3mm diameter discharge holes arranged in a row at 1mm intervals, and 0.25mm wide gas ejection slits on both sides The spinning temperature is 245 ° C (with a melt viscosity of 3 at the spinneret).
Spun under the conditions of 90 poise), air temperature of 290 ° C and air pressure of 2.5 kg / cm 2 , and the spun ultrafine fiber stream is collected on a net of a collector installed about 25 cm from the die. , Average weight
100 g / m 2 of meltblown ultrafine fiber nonwoven fabric (1) was obtained. The spinnability of this polyurethane was good, and a fine fiber stream with good uniformity could be formed. The average fiber diameter of the polyurethane was about 7.6 microns. The intrinsic viscosity of the polyurethane after spinning (η) is 0.089 /
g Comparative Example 1 Spinning was performed under the same conditions as in Example 1 except that the spinning temperature was 230 ° C. (melt viscosity at the spinneret portion was 550 poise). As a result, the spinnability was poor, and the polyurethane did not become ultrafine fibers but formed an uneven deposit. Comparative Example 2 The polyurethane [I] obtained in Example 1 was spun by a melt blown method under the conditions of Example 1 without adding both additives added in Example 1. As a result, the spinnability is poor,
The nonwoven fabric was irregular in fiber flow, causing unevenness in the deposited state and poor uniformity. The average fiber diameter was about 5.3 microns for thin fibers and about 18.2 microns for thick fibers. Furthermore, the intrinsic viscosity [η] of the polyurethane after spinning was 0.066 / g, and the decrease in viscosity was large. Comparative Example 3 A polyurethane composition obtained by adding 1% of dimethylpolysiloxane having a viscosity of 3.8 poise at 30 ° C. to the polyurethane [I] obtained in Example 1 was melted by an extruder, and spun by a melt blown method under the conditions of Example 1. did. As a result, the spinnability and the fiber stream forming property were relatively good, the deposition state of the ultrafine fiber stream was good, and the average fiber diameter was about 8.2 microns. However, the intrinsic viscosity [η] of the polyurethane after spinning was 0.071 / g, indicating a large decrease in viscosity. Example 2 Poly-2-methyl- having an average molecular weight of 2,000 obtained by condensation polymerization of a mixed diol of 2-methyl 1,8-octanediol (30 parts) and 1,9-nonanediol (70 parts) and adipic acid.
1,8-octane / 1,9-nonane adipate glycol as a polymer diol component, and 1 mol% of polymer diol
(Soft segment 55.4%), composition of 5 mol% of 4,4'-diphenylmethane diisocyanate and 4 mol% of 1,4-butylene glycol were polymerized by a melt polymerization method, and the intrinsic viscosity [η] = 0.097 /% Of polyurethane [II]. After melt polymerization, this polyurethane [II] was taken out as a strand, cut, and pelletized. 1,3,5-Tris (4-tert-butyl-3-hydroxy-2,6-dimethylbenzyl) isocyanuric acid 1.0 was added to the polyurethane pellet.
%, 2- (2'-hydroxy-3 ', 5'-di-tert-butylphenyl) benzotriazole and 1% of dimethylpolysiloxane having a viscosity of 3.8 poise at 30 DEG C. were melted by an extruder. And spun by a melt blown method under the same conditions as in Example 1,
The ultrafine fiber stream is collected on the net of the collector and the average weight is 150 g.
/ m 2 of the melt blown ultrafine fiber nonwoven fabric (2). As a result, the spinnability and spinnability of the polyurethane were good, and an ultrafine fiber stream with good uniformity could be formed. The nonwoven fabric is made of ultrafine fibers having an average fiber diameter of about 7.4 microns, and the intrinsic viscosity [η] of the polyurethane after spinning is
It was 0.091 / g. The nonwoven fabric was subjected to a hydrolysis resistance test using a jungle tester at a temperature of 70 ° C and a humidity of 95%. As a result, after 15 days, the intrinsic viscosity [η] was 0.053 / g, and the heat resistance and light resistance The test was excellent. The nonwoven fabric was embossed at 135 ° C. with a belt embossing machine in which an uneven pattern was engraved on one side, and the fibers were partially adhered in a pattern. The obtained nonwoven fabric had good elasticity, was soft and had good skin contact properties, and was useful as a supporter for joints. Example 3 Polymerization was carried out by a melt polymerization method in a composition of 1 mol% of poly 1,10-decane adipate glycol having an average molecular weight of 2,000, 5 mol% of diphenylmethane diisocyanate, and 4 mol% of 2-methyl-1,5-pentane glycol. Intrinsic viscosity [η]
= 0.092 / g of polyurethane and triethylene glycol-bis [3- (3-t-butyl-5-methyl-4
-Hydroxyphenyl) propionate] 1.0%, 2-
A polyurethane composition obtained by adding 1.0% of (2'-hydroxy-5'-t-butylphenyl) benzotriazole was spun at a spinning temperature of 250 ° C., a conveying air temperature of 290 ° C. and air using the same melt blown apparatus as in Example 1. The fiber was spun under a pressure of 2.3 kg / cm 2 , and the spun ultrafine fiber stream was collected on a net of a collector to obtain a melt-blown ultrafine fiber nonwoven fabric (3) having an average basis weight of 75 g / m 2 . The intrinsic viscosity [η] of the polyurethane after spinning was 0.083 / g, and excellent results were obtained in the hydrolysis resistance and light resistance tests. One surface of this ultrafine fiber nonwoven fabric (3) was embossed at 135 ° C. with a smooth surface belt embossing machine, and the fibers were partially adhered. The obtained nonwoven fabric had elasticity, was soft, had good skin contact properties, had good spreadability of the drug, and was suitable as a base material for a patch.
本発明のポリウレタン極細繊維不織布の製造方法は、
溶融したポリウレタンの流動性がよく、紡出ポリウレタ
ン繊維の曳糸性が良いために十分に極細化させることが
でき、繊維流の膠着が少なくなつて分散性の良い繊維流
を形成する。そのために得られたポリウレタン極細繊維
不織布は均質性のよいものが得られる。また、ポリウレ
タンの解離、熱分解による副反応が少なく、強度、伸度
の大きい不織布製品が得られる。更に、持続性の高い耐
酸化性、耐光劣化性と耐加水分解性を有する不織布であ
る。The method for producing a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric of the present invention comprises:
The flowability of the molten polyurethane is good, and the spun polyurethane fiber has good spinnability, so that it can be sufficiently finely divided, and the fiber stream is less stuck and forms a fiber stream with good dispersibility. For this reason, the obtained polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric has good homogeneity. Further, a non-woven fabric product having high strength and elongation with little side reaction due to dissociation and thermal decomposition of polyurethane can be obtained. Furthermore, it is a nonwoven fabric having high oxidation resistance, light deterioration resistance and hydrolysis resistance with high durability.
Claims (2)
ールと、脂肪族ジカルボン酸あるいは脂肪族ジカルボン
酸エステルとの反応で得た平均分子量600〜3,000のポリ
エステルジオールと、芳香族および/または脂環族ジイ
ソシアネートを主体とした有機ジイソシアネートと、少
なくとも2個の活性水素原子を有する鎖伸張剤とを反応
して得た熱可塑性ポリウレタンに、ヒンダードフェノー
ル類およびベンゾトリアゾール類から選ばれた少なくと
も1種類の化合物を0.5〜3重量%添加し、メルトブロ
ーン紡糸法で紡糸することを特徴とするポリウレタン極
細繊維不織布の製造方法。1. A polyester diol having an average molecular weight of 600 to 3,000 obtained by reacting an aliphatic or alicyclic diol having 8 to 12 carbon atoms with an aliphatic dicarboxylic acid or an aliphatic dicarboxylic acid ester, and an aromatic and / or aromatic diol. Or a thermoplastic polyurethane obtained by reacting an organic diisocyanate mainly composed of an alicyclic diisocyanate with a chain extender having at least two active hydrogen atoms, at least one selected from hindered phenols and benzotriazoles A method for producing a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric, comprising adding one type of compound in an amount of 0.5 to 3% by weight and spinning by a melt blown spinning method.
ールと、脂肪族ジカルボン酸あるいは脂肪族ジカルボン
酸エステルとの反応で得た平均分子量600〜3,000のポリ
エステルジオールと、芳香族および/または脂環族ジイ
ソシアネートを主体とした有機ジイソシアネートと、少
なくとも2個の活性水素原子を有する鎖伸張剤とを反応
して得た熱可塑性ポリウレタンに、ヒンダードフェノー
ル類およびベンゾトリアゾール類から選ばれた少なくと
も1種類の化合物を0.5〜3重量%と、30℃における粘
度が2〜150ポイズのシリコン油を0.05〜2重量%添加
し、メルトブローン紡糸法で紡糸することを特徴とする
ポリウレタン極細繊維不織布の製造方法。2. A polyester diol having an average molecular weight of 600 to 3,000 obtained by reacting an aliphatic or alicyclic diol having 8 to 12 carbon atoms with an aliphatic dicarboxylic acid or an aliphatic dicarboxylic acid ester, and an aromatic and / or aromatic diol. Or a thermoplastic polyurethane obtained by reacting an organic diisocyanate mainly composed of an alicyclic diisocyanate with a chain extender having at least two active hydrogen atoms, at least one selected from hindered phenols and benzotriazoles Production of a polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric characterized by adding 0.5 to 3% by weight of one compound and 0.05 to 2% by weight of silicone oil having a viscosity of 2 to 150 poise at 30 ° C. and spinning by melt blown spinning. Method.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20839889A JP2731597B2 (en) | 1989-08-11 | 1989-08-11 | Method for producing polyurethane ultrafine fiber nonwoven fabric |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0376856A JPH0376856A (en) | 1991-04-02 |
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