JP2724114B2 - トリテルペン誘導体およびそれを含有するエンドセリンレセプター拮抗剤 - Google Patents
トリテルペン誘導体およびそれを含有するエンドセリンレセプター拮抗剤Info
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Description
合物とその用途に関し、さらに詳しくは、エンドセリン
の作用に起因する疾患の予防または治療に有用な、新規
トリテルペン誘導体および該トリテルペン誘導体を含有
するエンドセリンレセプタ−拮抗剤に関する。
ナギサワら(M. Yanagisawa et al.), Nature, 第332
巻, 411頁, 1988年]は、21個のアミノ酸からなる内
皮細胞由来の血管収縮性のペプチドである。このペプチ
ドは、血管や気管などの多くの臓器に作用し、細胞膜上
にある特異的レセプタ−の活性化を介して、平滑筋収縮
などをはじめとする多様な作用を発揮するため、循環器
系疾患の発現に関与していると推測される。例えば、そ
の過剰分泌は、血圧の上昇、虚血性心疾患、脳循環障
害、腎障害、諸臓器の循環不全、喘息などの種々の病態
の発現に係わっていると考えられている。
ウムイオン濃度上昇を抑制する物質として、特開平2−
273625号にはTXA2レセプタ−アンダゴニスト
およびTXA2合成酵素阻害剤などが開示されている
が、エンドセリンの作用を特異的に抑制する物質に関し
ては報告されておらず、かかる作用を有する物質の開発
が望まれていた。このような状況下、本発明者らはシロ
コヤマモモから抽出されるトリテルペン誘導体が、エン
ドセリンに対して特異的な拮抗作用を有することを見出
し、これを開示した(PCT/JP91/01707、
国際公開番号WO92/12991、特願平第04−5
01761号、USP5,248,807)。
効なエンドセリン拮抗剤を開発すること目的として研究
を継続した結果、以下の式(I)で示されるトリテルペ
ン誘導体が本発明の目的に特に有用であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
素または−R3−R4を表す。但し、R3はSO3、CH2
COO、COCOOまたはCOR5COO(R5は低級ア
ルキレンまたは低級アルケニレン)、R4は水素または
低級アルキルを表す。]で示される化合物またはその製
薬上許容される塩を提供するものである。上記の一般式
で示される化合物はすべて高い抗エンドセリン活性を有
しており、本発明の目的に適するが、とりわけ、式
(I)におけるR1が水素である化合物が好ましく、R1
が水素であってR2がCOCH=CHCO2Hである化合
物がより好ましい。
ル残基」とは、生体内で分解され、生物活性なカルボン
酸を再生し得るエステル残基をそれぞれ独立して意味す
る。例えばメチル、エチル、t−ブチル等の低級アルキ
ル、フェニル等のアリール、ピバロイルオキシメチル
基、アセトキシメチル基、1−アセトキシエチル基、な
どの1−(アシルオキシ)低級アルキル基や1−(エト
キシカルボニルオキシ)エチル基、1−(イソプロポキ
シカルボニルオキシ)エチル基などの1−(アルコキシ
カルボニルオキシ)低級アルキル基、あるいは(5−メ
チル−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル基など
である。「低級アルキレン」とは、−(CH2)n−
(n:1〜6)で示されるC1〜C6のアルキレン、好ま
しくはC1〜C4のアルキレンであって、例えば、メチレ
ン、エチレン、トリメチレンを意味する。「低級アルケ
ニレン」とはC2〜C6のアルケニレンであって、例え
ば、ビニレン、プロペニレンを意味する。好ましくは、
−(CH=CH)m−(m:1〜3)で示される基であ
る。R4における低級アルキルとは、直鎖または分枝鎖
状のC1〜C6アルキル(メチル,エチル,プロピル,t
−ブチル等)を意味する。本発明化合物は、アルカリ金
属(ナトリウム、 カリウム等)、アルカリ土類金属
(カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウムまたは
有機塩基(トリエチルアンモニウム、トリメチルアンモ
ニウム等)等と塩を形成してもよい。また、本発明化合
物は無機酸(HCl、H2SO4等)、有機酸(ベンゼン
スルホン酸、ρ−トルエンスルホン酸等)と塩を形成し
てもよい。
有する本発明化合物は新規である。該化合物は、当業者
既知の任意の方法で製造することが可能であるが、とり
わけPCT/JP91/01707(国際公開番号WO
92/12991)記載の式(V):
物質として用い、ホーナーエモンズ(Horner-Emmons)
法により、炭酸セシウムまたは臭化リチウムとトリエチ
ルアミン等のアミンの存在下、アルデヒドと縮合させる
ことにより、製造することができる。この出発物質(化
合物V)は、上記の文献に記載のごとく、シロコヤマモ
モから抽出される化合物から誘導される。
rica cerifera)の枝を室温下、極性溶媒(例えば、メ
タノ−ル、エタノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ
−ル、sec−ブタノ−ルまたはtert−ブタノ−ルなどの
アルコ−ル、アセトンまたはアセトニトリルなど)で数
日間抽出し、次に、抽出物を水と混和しない有機溶媒
(例えば、クロロホルム、ジクロロメタンなどの塩素化
炭化水素、酢酸エチルまたはn−ブタノ−ルなど)を用
いて抽出する。得られた抽出物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィ−で分離し、化学修飾することにより式
(IV):
できる。次いで化合物(IV)にジメチルホスホノ酢酸
を反応させて化合物(V)を得る。この化合物(V)と
式(III):
トキシカルボニル基)または水素原子を表す)で示され
るアルデヒドとをホーナーエモンズ反応の反応条件下で
縮合させ、脱保護および/または化学修飾を加えること
で本発明の目的化合物(I)を得る。
(化合物I)を製造する際に、以下の2方法を選ぶこと
ができる。方法1 化合物(V)と、所望の置換基R2を有するアルデヒド
(III)(例えば、R2が−COCH=CHCO2Me
であってR6が水素原子)とをDMF(ジメチルホルム
アミド)、DMSO(ジメチルスルホキシド)、アセト
ニトリル等の溶媒中、DBU(ジアザビシクロウンデセ
ン)、塩化リチウム等の存在下、温度0℃〜50℃、好
ましくは室温で0.1〜24時間反応させた後、酢酸エ
チル、塩化メチレン等で抽出してメチルエステルを得、
これを加水分解することにより、所望のカルボン酸
(I)(R2がCOCH=CHCOOH)を直接得るこ
とができる。
てR6がBocであるアルデヒド(III)とを縮合さ
せ、得られた縮合物をアニソールおよびトリフルオロ酢
酸の存在下、温度0℃〜50℃、好ましくは室温で0.
1〜24時間反応させ脱保護し、シリカゲルクロマトグ
ラフィー等で精製することにより、式(I)においてR
2が水素であるアミン化合物(I)を得る。次いで、該
アミン(I)を用いて様々な誘導体を製造することがで
きる。この方法2は、様々な誘導体を容易に得ることが
できるので、好都合である。
から明らかなように、エンドセリンレセプタ−拮抗作用
を有する。従って、血管攣縮や高血圧などの循環器系疾
患の予防、治療に有効である。又、免疫抑制剤シクロス
ポリンの腎毒性低減にも有用である。本発明化合物を医
薬として用いるときは、常法に従い、各種担体、希釈
剤、賦形剤と共に注射剤、経口剤、坐剤などに製するこ
とができる。投与量は目標とする治療効果、投与方法、
年齢、体重などによって変わるので、一概には規定でき
ないが、通常1日投与量は、成人1人当り、10mg〜
2g好ましくは、50mg〜1gである。以下に実施例
を示し、本発明をさらに詳しく説明するが、これらは本
発明をなんら制限するものではない。
抽出
抽出エキス(9.6kg)を500gずつ酢酸エチル
(1.5L)と水(1L)とに分配した。このようにし
て酢酸エチル分画(2.4kg)を得た。この酢酸エチル
分画を200gずつODSシリカゲル(Chromatorex
ODS,Fuji−Devison Chemical Ltd.,800
g)のクロマトグラフィーにかけ、メタノール−水(8
5:15)の混液で流出させる。このようにして(1)
と(2)の混合した分画(136.4g)および(3)
を主体とする分画(226.5g)を得た。(1)と
(2)の混合した分画はアセチル化後、n−ヘキサン−
トルエン−メタノール−水(70:30:35:15)
の溶媒系での遠心液−液分配クロマトグラフィーにか
け、(1)のアセチル化物(171g)と(2)のアセ
チル化物(56g)の分画とした。前者からは23gの
アセチル化された(1)が得られた。
し、それぞれ10%のメタノール性水酸化カリウム(7
00ml、10%含水)に溶解し、アルゴン気流下に還流
した。72時間後に反応を停止し、水(100ml)を加
えて減圧下にメタノールを流去し、稀塩酸で液性をpH
6に調え、酢酸エチル(300ml,3回)で抽出した。
酢酸エチル層を水洗し、酢酸エチルを溜去した。残留物
にメタノールを加えて生じた結晶を濾取した。母液をO
DSシリカゲルのクロマトグラフィーにかけ、メタノー
ル−水(85:15)の混液で流出させた。析出する結
晶を濾取し、上記の結晶と合わせてメタノールより再結
晶を行ない13.5gの(4)を得た。また(3)を主
体とする分画(226g)も同様にアルカリ処理し、4
3gの(4)を得た。Mp.250−251℃。
H−12),3.78(1H,d,J=12.2Hz,H−
27),3.19(1H,d,J=12.2Hz,H−2
7),3.22(1H,dd,J=15.6,5.2Hz,H
−3),2.93(1H,dd,J=14.0,4.6Hz,
H−18),0.98,0.96,0.91,0.88,
0.76,0.71(それぞれ 3H,s,H−23,H−
24,H−25,H−26,H−29,H−30)13 C−NMR(CDCl3)δ:38.1(C−1),2
6.9(C−2),78.8(C−3),38.7(C−
4),54.9(C−5),18.2(C−6),32.
3(C−7),39.8(C−8),48.4(C−
9),37.1(C−10),24.1(C−11),1
29.5(C−12),137.9(C−13),47.
5(C−14),24.5(C−15),22.5(C
−16),46.0(C−17),40.5(C−1
8),45.0(C−19),30.8(C−20),3
3.5(C−21),32.5(C−22),28.0
(C−23),15.8(C−24),15.5(C−2
5),18.3(C−26),62.9(C−27),1
81.4(C−28),33.0(C−29),23.8
(C−30)
れた酢酸エチル可溶分画(1.6kg)をシリカゲルクロ
マトグラフィーにかけ、(1)を含む分画に続いて流出
する(2)および(3)の混合物の分画(142g)を
アルカリ処理し、(4)の粗結晶を得、再結晶後36g
の(4)を得た。この方法での(1)の収量は7gであ
った。
物V)の合成
1.55mmole)のピリジン溶液(80ml)に窒素雰囲気
下、室温で、無水酢酸(80ml,0.86mole)を10
分間かけて滴下する。室温で3時間半撹拌した後、0℃
に冷却し、メタノール(69ml,1.70mole)を5分
間かけて滴下する。室温で30分撹拌した後、氷−濃塩
酸(90ml)−水(200ml)−塩化メチレン(400
ml)の混合液にあける。有機層を分取し、水層を塩化メ
チレン(400ml)で抽出する。それぞれの有機層を、
1N塩酸(300ml),食塩水(300ml×2)で洗浄
した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して粗生
成物を得る。収量12.0g(21.55mmole)、収率
100%。Mp.185−186℃。化合物 1 H NMR(CDCl3)δppm:0.72(s,3H),
0.84(s,3H),0.87(s,3H),0.86
(s,3H),0.93(s,6H),0.8〜2.0
(m,22H),2.03(s,3H),2.05(s,
3H),2.88(dd,J=4.6Hz,J=13.8H
z,1H),4.04(ABq,Apart,J=12.7H
z,1H),4.16(ABq,Bpart,J=12.7H
z,1H),4.47(dd,J=6.6Hz,J=9.4H
z,1H),5.57(br s,1H) IR(CHCl3):1718,1690cm-1
雰囲気下、室温で5%KOHのメタノール溶液(5%含
水,300ml)を加え、室温で2時間撹拌する。0℃に
冷却し、4N塩酸(60ml)で中和した後、メタノール
を減圧除去する。残渣を氷−水(400ml)−酢酸エチ
ル(600ml)に溶解し、有機層を分取する。水層を酢
酸エチル(200ml)で抽出し、それぞれの有機層を食
塩水(400ml)で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮する。残渣をテトラヒドロフラン(50m
l)に溶解し、シリカゲル(50g)を加える。再度濃
縮し、カラムクロマトグラフィーにより精製して目的物
を得る。6.38g(12.40mmole)、58%。ク
ロマトグラフィーの条件:SiO2500g、塩化メチレ
ン→酢酸エチル/塩化メチレン=1/4→酢酸エチル。
収量6.38g(12.40mmole)、収率58%。Mp.
257〜258℃,[α]D+103.5°(C1.0/
CHCl3)
0.76(s,3H),0.87(s,3H),0.90
(s,3H),0.93(s,3H),0.98(s,3
H),0.9−2.0(m,22H),2.02(s,3
H),2.88(dd,J=4.2Hz,J=13.6Hz,
1H),3.22(dd,J=5.4Hz,J=10.0H
z,1H),4.05(ABq,Apart,J=12.4H
z,1H),4.17(ABq,Bpart,J=12.4H
z,1H),5.57(t,J=3.1Hz,1H) IR(CHCl3):3510,1722,1692cm-1
5,15.6,18.2,18.3,21.3,22.7,
23.4,23.6.23.8,27.0,28.0,30.
6,32.4,33.0,33.0,33.6,37.2,
38.5,38.7,39.9,40.7,44.9,44.
9,46.1,48.7,55.2,66.3,78.8,
127.2,137.2,171.1,182.1
ロホルム(600ml)を加え、アセトン(300ml)で
希釈する。この溶液に窒素雰囲気下、室温でJones試薬
(CrO3/H2SO4)(約2.43M硫酸溶液,21.
75ml,52.85mmole)を滴下する。室温で30分撹
拌した後、メタノール(42.94ml,1.06mole)を
滴下し、室温で20分撹拌する。反応液を水(400m
l)にあけ、クロロホルム(800ml×2)で抽出す
る。有機層を水洗し(400ml)、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、濃縮して粗生成物を得る。収量:1
7.39g(33.92mmole)、収率96%。[α]D+
108.5°(C1.0/CHCl3)。
0.88(s,3H),0.94(s,3H),1.02
(s,3H),1.03(s,3H),1.08(s,3
H),0.9−2.0(m,20H),2.01(s,3
H),2.3−2.7(m,2H),2.90(dd,J=
4.2Hz,J=13.6Hz,1H),4.05(ABq,
Apart,J=12.6Hz,1H),4.20(ABq,B
part,J=12.6Hz,1H),5.59(br s,1
H) IR(CHCl3):1725,1696cm-1
2,18.1,19.5,21.2,21.4,22.6,
23.3,23.6,23.8.26.4,30.6,32.
0,32.3,32.4,33.5,34.0,36.9,
39.0,39.8,40.7,44.7,45.0,46.
3,47.4,47.9,55.1,65.9,127.
0,137.0,170.8,183.7,217.4
囲気下室温で5%KOHのメタノール溶液(5%含水,
870ml)を加え、65℃で3時間撹拌する。室温まで
冷却し、メタノールを減圧除去して白色結晶が析出する
まで濃縮する。残渣に氷−4N塩酸(200ml)−塩化
メチレン(600ml)を加えて酸性とし、有機層を分取
する。水層を塩化メチレン(300ml×2)で抽出し、
それぞれの有機層を水(400ml×2)で洗浄する。無
水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、カラムクロマトグ
ラフィーにより精製して目的物IVを得る。クロマトグ
ラフィー条件:SiO2 140g,塩化メチレン→酢酸
エチル/塩化メチレン=1/9→1/6→1/4。収量
13.0g(27.62mmole)、収率81%。Mp.22
6〜227℃、[α]D+91.3°(C1.0/CHCl
3)。
0.92(s,3H),0.97(s,3H),1.01
(s,6H),1.08(s,3H),1.0−2.1
(m,20H),2.3−2.6(m,2H),2.94(d
d,J=4.5Hz,J=13.5Hz,1H),3.24
(ABq,Apart,J=11.8Hz,1H),3.78
(ABq,Bpart,J=11.8Hz,1H),5.87
(br s,1H) IR(CHCl3):3510,1696cm-1 13 C NMR(CDCl3)δppm:15.5,18.3,1
9.5,21.3,22.4,23.8,24.1,24.
4,26.5,30.8,32.0,32.2,33.0,
33.5,34.0,36.8,38.7,39.7,40.
4,44.9,46.2,47.3,47.5,47.6,
54.7,63.1,129.4,137.7,183.
4,217.4
塩化メチレン溶液(100ml)に、窒素雰囲気下室温で
塩化チオニル(9.21ml,126mmole)を加える。室
温で4時間撹拌した後に濃縮して酸クロリド(7.85
g)を得る。原料化合物(IV)(6.60g,14.0
mmole)の塩化メチレン溶液(70ml)に、窒素雰囲気
下、−78℃でピリジン(4.53mL,56mmole)を
滴下する。このとき内温は、−73℃まで上昇した。次
いで上で合成した酸クロリド(7.85g,14.0mmol
e)の塩化メチレン溶液(70ml)を25分かけて滴下
する。このときの内温は−68℃まで上昇した。−75
℃で40分間撹拌した後、溶媒を減圧除去する。残渣を
THF(84ml)に懸濁させ、0℃に冷却した後、2N
NaOH(14ml,28mmole)を加え、0℃で1時間
撹拌する。反応液を氷−1N塩酸(50ml)−酢酸エチ
ル(200ml)にあけ、有機層を分取する。水層を酢酸
エチル(150ml×2)で抽出し、それぞれの有機層を
食塩水(100ml×2)で洗浄する。有機層を合わせ、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮する。カラムクロマ
トグラフィーにより精製して目的の化合物(V)を得
る。クロマトグラフィー条件:SiO2 150g,酢酸
エチル/ヘキサン=1/1→酢酸エチル→クロロホルム
/メタノール=100/1→50/1→20/1。収量
7.43g(11.97mmole,85%)。Mp.110−
113℃、[α]D 22:+83.9°(C1.01/CH
Cl3)。
0.89(s,3H),0.94(s,3H),1.02
(s,3H),1.04(s,3H),1.08(s,3
H),1.0〜2.0(m,20H),2.3〜2.7(m,
2H),2.8〜3.0(m,1H),2.95(d,2JPH
=22.0Hz,2H),3.78(s,3H),3.83
(s,3H),4.13(ABq,Apart,J=12.9
Hz,1H),4.32(ABq,Bpart,J=12.9H
z,1H),5.60(br s,1H) IR(CHCl3):2944,1728,1696,1
263cm-1 13 C NMR(CDCl3)δppm:15.3,18.0,1
9.5,21.4,22.7,22.8,23.5,23.
7.26.5,30.6,32.2,32.4,32.8,
32.9,33.6,34.0,34.9,37.0,39.
0,39.9,40.8,45.3,46.3,46.4
(d,1JCP=144Hz),47.4,53.1(d,2J
COP=6.4Hz),53.2(d,2JCOP=6.4Hz),
66.8,127.4,137.0,165.3(d,2J
CCP=6.4Hz),183.2,217.3
80))の方法を応用してアルデヒドを合成した。1g
のヒドロキシニトロベンズアルデヒド[I]を20mlの
酢酸−水(1:1)混液に溶解し、三塩化チタン水溶液
25mlを加える。室温で10分撹拌後水−酢酸エチルに
あける。水層を炭酸ナトリウム水溶液でpH8とし、酢
酸エチルで抽出する。抽出液を無水硫酸マグネシウムで
乾燥後約20mlまで濃縮し、[II]の酢酸エチル溶液
を得る。上の溶液に氷冷下ピリジン0.46mlを加え、
そこに3−メトキシカルボニルアクリル酸クロリド44
2mgを加える。0℃で30分撹拌後、酢酸エチルで抽出
する。抽出液を濃縮し、析出した固体を濾過し、アルデ
ヒド[III]の粉末432mg(29%収率)を得る。
H),6.91(d,1H,J=15.4Hz),7.12
(d,1H,J=15.4Hz),7.14(d,1H,J
=2.8Hz),7.18(dd,1H,J=8.8,2.8
Hz),8.58(d,1H,J=8.8Hz),9.86
(s,1H)
1=H,R2=−C(O)CH=CHCO2H)の合成
21mg(1mmole)とアルデヒド(III)299mg
(1.2mmole)をDMF6mlに溶解する。そこにDBU
(ジアサビシクロウンデセン)0.358ml,塩化リチ
ウム93mgを加え室温で1.5時間撹拌を続ける。反応
液を酢酸エチル抽出し、シリカゲルクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール)にかけ、化合物(1m)
670mg(90%収率)を得た。
4(s,3H),0.93(s,3H),1.03(s,
3H),1.04(s,3H),1.07(s,3H),
1.0−2.1(m,20H),2.2−2.8(m,2
H),2.8−3.0(m,1H),3.84(s,3
H),4.16,4.40(ABq,2H,J=13.0H
z),5.61(br s,1H),6.27(d,1H,J=
16.0Hz),6.90(dd,1H,J=8.8,2.8
Hz),6.94(d,1H,J=15.2Hz),7.07
(d,1H,J=2.8Hz),7.21(d,1H,J=
15.2Hz),7.44(d,1H,J=8.8Hz),
7.74(d,1H,J=16.0Hz)
なるが、そのもの自身も本発明化合物(I)である。 2)化合物1bの合成 上で得たメチルエステル(1m)5mg(6.6μmole)
のメタノール300μl溶液に1N−NaOH 100μ
lを加える。室温で1.5時間撹拌後酢酸エチル抽出す
る。抽出液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(酢酸エチル:酢酸:水、30−1−1)にて
精製し、化合物1bを3.5mg(収率73%)得た。
2mlに懸濁し、0.1N−NaOH 600μlを加え
る。生じた溶液を凍結乾燥し、二ナトリウム塩(化合物
1c)を21.5mg(93%収率)得た。
H)の製造
im.Acta.,62 234(1979)]の方法によ
り、インダゾール400mg(3.39mmole)から粗2−
アミノ−5−ヒドロキシベンズアルデヒドを合成した。
その粗アルデヒドを約100mlの酢酸エチルに溶解し、
2.36mlのトリエチルアミン、37gの(Boc)2O(ジ
−tert−ブチルジカーボネート)、触媒量のDMAP
(ジメチルアミノピリジン)を加える。室温で1時間撹
拌し、クロロホルムで抽出後、シリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル;4:1)によりアルデ
ヒド(III)454mg(56%収率)を得た。アルデヒド(III) 1 HNMR.δppm(CDCl3):1.56(s,9
H),6.65(d,1H,J=8.8Hz),7.12(d
d,1H,J=8.8,2.8Hz),7.30(d,1H,
J=2.8Hz),9.82(s,1H)
成 上記製造例で得た化合物(V)294mg(0.474mmo
le)と上で合成したアルデヒド(III)135mg
(1.2eq)をイソプロピルアルコール4mlに溶解し、
炭酸セシウム618mg(4eq)を加える。室温で1.5
時間撹拌した後、酢酸エチルで抽出する。濃縮残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル;
1:1)で精製し縮合物(VI)350mg(93%収
率)を得た。化合物(VI) :1 HNMRδppm(CDCl3):0.83(s,3H),
0.86(s,3H),0.93(s,3H),1.03
(s,3H),1.03(s,3H),1.08(s,3
H),1.57(s,9H),1.1−2.1(m,20
H),2.2−2.6(m,2H),2.8−3.0(m,1
H),4.12,4.42(ABq,2H,J=11.8H
z),5.64(br s,1H),6.25(d,1H,J=
15.6Hz),6.76(d,1H,J=9.0Hz),
7.04(dd,1H,J=9.0,2.6Hz),7.20
(d,1H,J=2.6Hz),7.75(d,1H,J=
15.6Hz)
合成 上で合成した化合物(VI)330mg(0.45mmole)
をアニソール3mlに溶解し、トリフルオロ酢酸3.0ml
を加える。室温で2時間撹拌後、減圧下で濃縮する。残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)によ
り精製し、化合物1a210mg(74%収率)を得た。
以下の化合物を得た。 化合物名 R1 R2 1b H COCH=CHCOOH(トランス) 1c Na COCH=CHCOONa(トランス) 1d H COCH=CHCOOH(シス) 1g H COCOOH 1h H COCH2COOH 1e H CO(CH2)2COOH 1i H CO(CH2)3COOH 1k H SO3H
にピリジン13μlを加え、−78℃で3−エトキシカ
ルボニルアクリロイルクロライト32μl(2eq)を加
える。室温で1時間撹拌後、酢エチ抽出を行い、減圧濃
縮する。残渣をシリカゲルクロマト(クロロホルムメタ
ノール50:1)にて精製し、化合物(VII)7.2m
g(60%収率)を得た。化合物(VII) :1 H NMRδppm(CDCl3+CD3OD):0.82
(s,3H),0.86(s,3H),0.93(s,3
H),1.04(s,6H),1.06(s,3H),
1.34(t,3H,J=7.2Hz),1.1−2.1
(m,20H),2.2−2.7(m,2H),2.8−3.
0(m,1H),4.28(q,2H,J=7.2Hz),
4.15,4.40(ABq,2H,J=13.2Hz),
5.61(br s,1H),6.24(d,1H,J=15.
8Hz),6.89(dd,1H,8.6,2.8Hz),6.
94(d,1H,J=15.4Hz),7.05(d,1
H,J=2.8Hz),7.20(d,1H,J=15.4
Hz),7.47(d,1H,J=8.6Hz),7.74
(d,1H,J=15.8Hz)
5mg(6.6μmole)のメタノール300μl溶液に1N
−NaOH100μlを加える。室温で1.5時間撹拌し
た後、酢酸エチルで抽出する。抽出液を減圧濃縮し、残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル,酢
酸,水:30−1−1)にて精製し、1bを3.5mg
(73%収率)得た。 2)1cの合成 上で得た1b21.9mg(0.03mmole)を水1.2mlに
懸濁し、0.1N−NaOH600μlを加える。生じた
溶液を凍結乾燥し、二ナトリウム塩1cを21.5mg
(93%収率)得た。
レン(0.2ml)に懸濁させ、窒素雰囲気下、0℃で、
無水マレイン酸(1.0mg,0.01mmole)とピリジン
(0.8μl,0.01mmole)を加える。室温で1時間撹
拌した後、酢酸エチルで希釈し、氷−1N HCl中にあ
ける。有機層を分取し、水層を酢酸エチルで抽出する。
有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
したのち、濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより精製して1dを得る。クロマトグラフ
ィーの条件:SiO2,酢酸エチル→酢酸エチル/酢酸/
水=30−1−1。収量3.32mg(91%)。
レン(0.2ml)に懸濁させ、窒素雰囲気下0℃で無水
コハク酸(1.0mg,0.01mmole)とピリジン(0.8
μl,0.01mmole)を加える。DMF(30μl)を加
えて溶液とする。室温で1時間撹拌したのち、触媒量の
DMAPを加え、さらに1時間撹拌する。酢酸エチルで
希釈した後、氷−1N HCl中にあけ、有機層を分取す
る。水層を酢酸エチルで抽出し、それぞれの有機層を食
塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮する。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製し
て1eを得る。クロマトグラフィーの条件:SiO2,酢
酸エチル→酢酸エチル−酢酸−水=30−1−1。収量
2.00mg(55%)。
レン(0.2ml)溶液に−78℃で蓚酸モノメチルエス
テル塩化物1.9μl(1.1eq)を加え、−40℃で撹
拌を10分続ける。抽出クロマトにより8.5mg(64
%)の1gのメチルエステルを得る。このもの7.4mg
をメタノール(0.3ml)溶液に1N−NaOH0.15m
lを加え、0℃で2時間撹拌を続ける。抽出クロマトに
より1g3.0mg(41%)得る。 6)化合物1hの合成 i)1a(6.3mg,0.01mmole)を塩化メチレン
(0.3ml)に懸濁させ、DMF(30μl)を加えて溶
液とする。窒素雰囲気下−50℃でピリジン(1.2μ
l,0.015mmole)とエトキシカルボニル酢酸クロリ
ド(1M塩化メチレン溶液,11μl,0.011mmol
e)を加える。−50℃で15分撹拌した後に酢酸エチ
ルで希釈し、氷−1N HClにあける。有機層を分取
し、水層を酢酸エチルで抽出する。それぞれの有機層を
食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮す
る。残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製して1h
のエチルエステルを得る。クロマトグラフィーの条件:
SiO2,酢酸エチル/n−ヘキサン=2/1→酢酸エチ
ル。収量4.0mg(54%)。
(s,3H),0.87(s,3H),0.94(s,3
H),1.03(s,6H),1.07(s,3H),
1.34(t,J=7.0Hz,3H),1.0〜2.1
(m,20H),2.2〜2.6(m,2H),2.8〜3.
0(m,1H),3.54(s,2H),4.30(q,J
=7.0Hz,2H),4.18(ABq,Apart,J=1
3.3Hz,1H),4.39(ABq,Bpart,J=1
3.3Hz,1H),6.28(d,J=15.8Hz,1
H),6.82(dd,J=2.6Hz,8.8Hz,1
H),6.99(d,J=1.6Hz,1H),7.39
(d,J=8.8Hz,1H),7.75(d,J=15.2
Hz,1H)
g,0.00536mmole)をメタノール(100μl)に
溶解し、窒素雰囲気下、0℃で2N NaOH(50μ
l,0.10mmole)を加える。0℃で30分撹拌し、酢
酸エチルで希釈して氷−1NHClにあけ、有機層を分
取する。水層を酢酸エチルで抽出し、それぞれの有機層
を食塩水で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃
縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して
1hを得る。クロマトグラフィーの条件:SiO2,クロ
ロホルム/メタノール=50/1→10/1→酢酸エチ
ル→酢酸エチル−酢酸−水=30−1−1。収量1.9m
g(50%) 7)化合物1iの合成 上で得た1a(5.0mg,0.0079mmole)のDMF
(50μl)溶液に、窒素雰囲気下、0℃でピリジン
(1.3μl,0.0158mmole)、グルタル酸無水物
(1.4mg,0.0119mmole)を加え、室温で16時
間撹拌する。酢酸エチルで希釈して氷−1N HClにあ
け、有機層を分取する。水層を酢酸エチルで抽出し、そ
れぞれの有機層を食塩水で洗浄する。無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー
にて精製して1iを得る。クロマトグラフィーの条件:
SiO2,クロロホルム/メタノール=50/1→20/
1→10/1→6/1。収量3.0mg(51%)。
F(0.5ml)溶液に、窒素雰囲気下、室温で三酸化イ
オウトリメチルアミン錯体(32.5mg,0.233mmol
e)を加える。室温で50分撹拌したのち濃縮し、カラ
ムクロマトグラフィーにて精製して1kを得る。クロマ
トグラフィーの条件:SiO2,酢酸エチル−酢酸−H2
O=30−1−1→15−1−1→8−1−1→4−1
−1。収量4.42mg(13%)。
H2COOH)の合成 実質上、実施例2と同様にして化合物1nを製造した。 1)アルデヒドの合成 i)インダゾール(1.0g,8.3mmole)のメタノー
ル(10μl)溶液に窒素雰囲気下室温でナトリウムメ
トキシド(28%)メタノール溶液(3.53ml,18.
26mmole)とブロモ酢酸(1.41g,9.96mmole)
を加え、2時間加熱還流する。再度、同量のナトリウム
メトキシドおよびブロモ酢酸を加え、さらに1時間加熱
還流する。この追加操作をあと2回繰り返す。0℃に冷
却し、酢酸エチルを加え、1N塩酸でpH5にする。有
機層を分取し、水層を酢酸エチルで抽出する。それぞれ
の有機層を食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後濃縮する。残渣をカラムクロマトグラフィーにより
精製して1−カルボキシメチルインダゾールを得る。ク
ロマトグラフィーの条件:SiO2,酢酸エチル→酢酸エ
チル−酢酸−水=40−1−1→30−1−1→8−1
−1。収量487g(33%)。1 H NMRδppm(DMSO):5.27(s,2H),
7.16(dd,J=7.0Hz,J=8.0Hz,1H),
7.39(dd,J=7.0Hz,J=8.0Hz,1H),
7.64(d,J=8.0Hz,1H),7.77(d,J=
8.0Hz,1H),8.09(s,1H)
(236mg,1.34mmole)のTHF(2ml)溶液に窒
素雰囲気下0℃で、ジアゾメタンのジエチルエーテルを
黄色が消えなくなるまで加える。溶液を濃縮し、残渣を
カラムクロマトグラフィーにより精製して1−メトキシ
カルボニルメチルインダソールを得る。クロマトグラフ
ィー条件:SiO2,酢酸エチル/ヘキサン=1/3→1
/2。収量182mg(71%)。1 H NMRδppm(CDCl3):3.75(s,3H),
5.18(s,2H),7.19(ddd,J=1.0Hz,
J=6.0Hz,J=8.0Hz,1H),7.34(dd,
J=1.0Hz,J=8.0Hz,1H),7.43(ddd,
J=1.0Hz,J=6.0Hz,J=8.0Hz,1H),
7.76(dd,J=1.0Hz,J=8.0Hz,1H),
8.07(s,1H)
−メトキシカルボニルメチルインダソール(100mg,
0.526mmole)をジオキサン(2ml)に溶解し、0.
1N硫酸(200ml)で希釈する。室温で窒素ガスを2
0分間吹き込み、0℃に冷却したのちに高圧水銀ランプ
(450W)を用いて、20分間光照射を行なう。酢酸
エチルで2回抽出し、食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥して、約8gになるまで濃縮し、5−ヒドロ
キシ−2−メトキシカルボニルメチルアミノベンズアル
デヒドを得る。1 H NMRδppm(CDCl3):3.79(s,3H),
4.03(s,2H),6.49(d,J=9.6Hz,1
H),7.02(d,J=2.8Hz,1H),7.02(d
d,J=2.8Hz,J=9.6Hz,1H),9.80
(s,1H) iv)上記の粗生成物の酢酸エチル溶液に、窒素雰囲気
下0℃でピリジン(85μl,1.05mmole)と無水酢
酸(55μl,0.579mmole)を加える。0℃で1時
間、室温で15分撹拌したのちに、さらにピリジン(4
25μl,5.25mmole)と無水酢酸(55μl,0.5
79mmole)を加え、室温で20分撹拌する。さらにピ
リジン(425μl,5.25mmole)と無水酢酸(99
μl,1.05mmole)を加え、室温で1時間撹拌する。
反応液を氷−1N塩酸にあけ、酢酸エチルで抽出する。
食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮す
る。残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して5
−アセトキシ−2−メトキシカルボニルメチルベンズア
ルデヒドを得る。クロマトグラフィー条件:SiO25
g,酢酸エチル/塩化メチレン=1/9。収量89mg
(67%)。1 H NMRδppm(CDCl3):2.30(s,3H),
3.80(s,3H),4.04(s,2H),6.55
(d,J=9.0Hz,1H),7.16(dd,J=2.6
Hz,J=9.0Hz,1H),7.28(d,J=2.6H
z,1H),8.63(br s,1H),9.82(s,1
H)
0.024mmole)のDMF(0.2ml)溶液に窒素雰囲
気室温で化合物(V)(12.4mg,0.02mmole),
DBU(12.0μl,0.08mmole),塩化リチウム
(3.4mg,0.08mmole)を加え、室温で1時間撹拌
する。酢酸エチルで希釈した後、氷−1N塩酸にあけ、
有機層を分取する。水層を酢酸エチルで抽出し、それぞ
れの有機層を食塩水で洗浄する。無水硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィーによ
り精製して付加体(1nのメチルエステル;R2=CH2
CO2Me)10.5mg(70%)を得る。クロマトグラ
フィー条件:SiO2,クロロホルム→クロロホルム/メ
タノール=100/1→50/1。1 H NMRδppm(CDCl3):0.83(s,3H),
0.87(s,3H),0.94(s,3H),1.02
(s,3H),1.03(s,3H),1.08(s,3
H),1.0〜2.1(m,20H),2.29(s,3
H),2.2〜2.6(m,2H),2.8〜3.0(m,1
H),3.80(s,3H),3.94(s,2H),
4.13(ABq,Apart,J=12.6Hz,1H),
4.43(ABq,Bpart,J=12.6Hz,1H),
5.69(br s,1H),6.27(d,J=15.6H
z,1H),6.54(d,J=8.8Hz,1H),7.0
1(dd,J=2.7Hz,J=8.8Hz,1H),7.1
1(d,J=2.7Hz,1H),7.76(d,J=15.
6Hz,1H)
ole)をメタノール(200μl)に溶解し、窒素雰囲気
下、0℃で2N NaOH(100μl,0.20mmole)
を加える。0℃で1時間撹拌した後、酢酸エチルで希釈
し、1N塩酸を加えて酸性とする。有機層を分取し、水
層を酢酸エチルで抽出する。それぞれの有機層を食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮する。残
渣をカラムクロマトグラフィーにより精製して1nを得
る。クロマトグラフィー条件:SiO2,クロロホルム/
メタノール=50/1→20/1→酢酸エチル→酢酸エ
チル−酢酸−水=30−1−1。収量5.4mg(60
%)。上記の各実施例で得た化合物の物性値を以下にま
とめて示す。
H),0.89(s,3H),0.95(s,3H),1.
04(s,3H),1.07(s,6H),1.1−2.
1(m,20H),2.3−2.6(m,2H),2.9−
3.1(m,1H),4.15,4.50(ABq,2H,
J=12.6Hz),5.63(br s,1H),6.22
(d,1H,J=15.8Hz),6.70(d,1H,J
=1.5Hz),6.84(t,1H,J=1.5Hz),
7.86(d,1H,J=15.8Hz)1b Rf:0.65(酢酸エチル:酢酸:水;30−1−
1)1 HNMR δppm (CD3OD):0.85(s,3
H),0.87(s,3H),0.94(s,3H),
1.03(s,6H),1.05(s,3H),1.1−
2.0(m,20H),2.3−2.6(m,2H),2.8
−3.0(m,1H),4.11,4.49(ABq,2
H,J=12.6Hz),5.59(br s,1H),6.3
6(d,1H,J=16.0Hz),6.84(d,1H,
J=15.6Hz),6.89(dd,1H,J=8.6,
2.6Hz),7.12(d,1H,J=2.6Hz),7.
14(d,1H,J=8.6Hz),7.20(d,1H,
J=15.6Hz),7.66(d,1H,J=16.0H
z)
CH2CH2SO3Na)standard,0.73(s,3
H),0.80(s,3H),0.87(s,3H),
0.97(s,3H),1.00(s,6H),1.1−
2.0(m,20H),2.2−2.6(m,2H),2.7
−3.0(m,1H),4.05,4.41(ABq,2
H,J=12.4Hz),5.58(br s,1H),6.3
4(d,1H,J=16.0Hz),6.87,6.92
(ABq,2H,J=16.0Hz),7.00(dd,1
H,J=8.6,2.0Hz),7.19(d,1H,J=
8.6Hz),7.21(d,1H,J=2.0Hz),7.
58(d,1H,J=16.0Hz)1d Rf:0.67(酢酸エチル−酢酸−水;30−1−
1)1 HNMR δppm (CD3OD):0.85(s,3
H),0.87(s,3H),0.95(s,3H),
1.03(s,3H),1.05(s,6H),1.0−
2.0(m,20H),2.2−2.6(m,2H),2.8
−3.0(m,1H),4.12(ABq,Apart,J=1
2.5Hz,1H),4.48(ABq,Bpart,J=1
2.5Hz,1H),5.62(br s,1H),6.35
(d,J=15.8Hz,1H),6.40(d,J=12.
4Hz,1H),6.49(d,J=12.4Hz,1
H),6.88(dd,J=2.8Hz,J=8.8Hz,1
H),7.11(d,J=2.8Hz,1H),7.21
(d,J=8.8Hz,1H),7.71(d,J=15.8
Hz,1H)
H),0.89(s,3H),0.95(s,3H),
1.03(s,3H),1.06(s,6H),1.0−
2.6(m,24H),2.6−2.8(m,2H),2.8
−3.0(m,1H),4.15(ABq,Apart,J=1
2.9Hz,1H),4.50(ABq,Bpart,J=1
2.9Hz,1H),5.63(br s,1H),6.33
(d,J=15.8,1H),6.85(dd,J=2.6H
z,J=8.8Hz,1H),7.07(d,J=2.6H
z,1H),7.12(d,J=8.8Hz,1H),7.7
2(d,J=15.8Hz,1H)1g Rf:0.4(酢酸エチル:酢酸:水;15−1−1)1 HNMR δppm (CDCl3): 0.85(s,6
H),0.93(s,3H),1.02(s,6H),
1.06(s,3H),1.1−2.1(m,20H),
2.8−3.1(m,1H),4.0−4.4(m,2H),
5.60(br s,1H),6.38(d,1H,J=16.
0Hz),6.8−7.0(m,1H),7.11(br s,
1H),7.4−7.5(m,1H),7.79(d,1
H,J=16.0Hz)
1)1 HNMR δppm (CD3OD):0.86(s,3
H),0.89(s,3H),0.90(s,3H),
0.96(s,3H),1.03(s,3H),1.06
(s,3H),1.0−2.1(m,20H),2.2−
2.6(m,2H),2.9−3.1(m,1H),3.40
(s,2H),4.14(ABq,Apart,J=12.0
Hz,1H),4.50(ABq,Bpart,J=12.0H
z,1H),5.63(br,s,1H),6.34(d,J
=16.0Hz,1H),6.86(dd,J=2.6Hz,
J=8.8Hz,1H),7.08(d,J=2.6Hz,1
H),7.21(d,J=8.8Hz,1H),7.76
(d,J=10.0Hz,1H)1i Rf:0.18(クロロホルム−メタノール;6−1)1 HNMR δppm (CD3OD):0.86(s,3
H),0.91(s,3H),0.96(s,3H),
1.03(s,3H),1.05(s,6H),1.0−
2.1(m,22H),2.2−2.6(m,6H),2.9
−3.1(m,1H),4.15(ABq,Apart,J=1
2.5Hz,1H),4.50(ABq,Bpart,J=1
2.5Hz,1H),5.63(br s,1H),6.33
(d,J=15.8Hz,1H),6.86(dd,J=2.
6Hz,J=8.8Hz,1H),7.09(d,J=2.6
Hz,1H),7.09(d,J=8.8Hz,1H),7.
70(d,J=15.8Hz,1H)
H),0.89(s,3H),0.95(s,3H),
1.03(s,3H),1.05(s,3H),1.07
(s,3H),1.0−2.1(m,20H),2.3−
2.5(m,2H),2.9−3.1(m,1H),4.15
(ABq,Apart,J=12.6Hz,1H),4.46
(ABq,Bpart,J=12.6Hz,1H),5.68
(br s,1H),6.28(d,J=16.0Hz,1
H),6.81(dd,J=2.6Hz,J=8.8Hz,1
H),7.00(d,J=2.6Hz,1H),7.40
(d,J=8.8Hz,1H),8.16(d,J=16.0
Hz,1H)1n Rf:0.78(酢酸エチル−酢酸−水;30−1−
1)1 HNMR δppm (CD3OD):0.86(s,3
H),0.89(s,3H),0.95(s,3H),
1.03(s,3H),1.05(s,3H),1.06
(s,3H),1.0−2.1(m,20H),2.2−
2.6(m,2H),2.9−3.1(m,1H),3.80
(s,2H),4.15(ABq,Apart,J=13.1
Hz,1H),4.49(ABq,Bpart,J=13.1H
z,1H),5.67(br s,1H),6.26(d,J=
15.8Hz,1H),6.56(d,J=8.7Hz,1
H),6.78(dd,J=2.7Hz,J=8.7Hz,1
H),6.88(d,J=2.7Hz,1H),7.89
(d,J=15.8Hz,1H)
下の試験例に示す方法で検討した。なお、比較のため
に、PCT/JP91/01707国際公開番号WO9
2/12991)の実施例1の化合物1(50−23
5)を用いた。試験例1 125I−標識エンドセリン1のレセプタ−結
合に対する阻害作用 ラット大動脈由来の平滑筋細胞A7r5を、被検化合物
の存在下、あるいは非存在下で25pM125I−標識エ
ンドセリン1と37℃で1時間イン キュベ−トした。
反応終了後、ガラス繊維濾紙で膜成分と結合した125I
−標識 エンドセリン1を分離し、ガンマ−カウンタ−
にて放射活性を測定した。特異的結合は非放射性エンド
セリン1を10-7M含む条件下で得た非特異的結合を差
し引くことにより求めた。膜成分に対する125I−標識
エンドセリン1の特異的結合を50%阻害する本発明化
合物の濃度(nM)を表1に示す。
ルシウム濃度上昇に対する阻害作用 2μMのフラ2(同仁化学研究所)を負荷したラット大
動脈由来平滑筋細胞A7r5(大日本製薬株式会社)の
細胞懸濁液をキュベットに入れ、日本分光社製カルシウ
ムアナライザ−CAF100にて螢光の変化を測定し
た。螢光測定は340nmと380nmで励起し、51
0nmにて記録した。細胞内カルシウム濃度の算出はグ
リキ−ウィッツらの方法(J.Biol.Chem. 第260巻, 3440
頁〜3450頁, 1985年)に従って行なった。実験は本発明
化合物をキュベット内の細胞懸濁液に添加し、1分間の
インキュベ−ト後、エンドセリン1を10-8M加え、螢
光強度の変化を観察した。エンドセリン1による細胞内
カルシウムの上昇を50%阻害する本発明化合物の濃度
(nM)を表1に示す。
ト胸部大動脈収縮に対する阻害作用 摘出ラット胸部大動脈の輪状筋標本を混合ガス(95%
O2+5%CO2)を通じた37℃の改良Locke−Ringe
r液中に懸垂し、等尺性張力を記録した。同一ラットよ
り4標本を作成し、それぞれ無処置、および実施例1ま
たは3で得た化合物1c(二ナトリウム塩)10-8M、
3×10-8M、10-7Mによる処置を10分行なった
後、エンドセリン1の濃度−収縮曲線を求めた。その結
果化合物1cはエンドセリン1の濃度−収縮曲線を濃度
依存的に右に移動し、そのpA2値は8.8であった。
セリン1による昇圧に対する阻害作用 エーテル麻酔下にラット右眼窩より直径2mmのステンレ
ス棒を脊髄末端まで刺入して脊髄破壊ラットを作成し
た。この脊髄破壊ラットの血圧を人口呼吸下に記録し
た。薬物(エンドセリン1および実施例1または3の化
合物1c)の投与は股静脈内に行なった。その結果、
0.1nmol/kgのエンドセリン1による血圧上昇に対して
化合物1cは0.01−1mg/kgで用量依存的な降圧作用
を示した。
明化合物はエンドセリンレセプターに対するエンドセリ
ンの結合に拮抗し、エンドセリンの作用を特異的に抑制
する。従って、本発明化合物はエンドセリンの作用に起
因する疾患、例えば、血圧上昇、虚血性心疾患、脳循環
障害、腎障害、諸臓器の循環不全、喘息などの疾病に対
する予防または治療効果が期待できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、R1は水素または代謝性エステル残基、R2は水
素または−R3−R4を表す。但し、R3は−SO3−、−
CH2COO−、−COCOO−または−COR5COO
−(R5は低級アルキレンまたは低級アルケニレン)、
R4は水素または低級アルキルを表す。]で示される化
合物またはその製薬上許容される塩。 - 【請求項2】 R1が水素である請求項1の化合物。
- 【請求項3】 R1が水素であって、R2がCOCH=C
HCO2Hである請求項1又は2の化合物。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物
を含有するエンドセリンレセプター拮抗剤。 - 【請求項5】 式(III): 【化12】 [式中、R2は水素または−R3−R4を表し、R6はt−
ブトキシカルボニル基を表す。但し、R3は−SO3−、
−CH2COO−、−COCOO−または−COR5CO
O−(R5は低級アルキレンまたは低級アルケニレ
ン)、R4は水素または低級アルキルを表わす。]で示
される化合物またはその塩。 - 【請求項6】 R2がCOCH=CHCO2Hである請求
項5記載の化合物。
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