JP2721018B2 - 音声規則合成装置 - Google Patents
音声規則合成装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、入力された文章を音声に変換する音声規則
合成装置に関するものである。
合成装置に関するものである。
従来の技術 近年、音声情報処理や自然言語処理等の情報処理技
術、およびLSI技術の発展に伴い音声規則合成装置が商
品化されつつある。
術、およびLSI技術の発展に伴い音声規則合成装置が商
品化されつつある。
以下図面を見ながら、従来の音声規則合成装置の一例
について説明する。
について説明する。
第2図は従来の音声規則合成装置のブロック図を示す
ものである。第2図において、10は文章のデータをRS23
2C等により従来例の音声規則合成装置に入力するコンピ
ュータ、20はコンピュータ10より前記文章を従来の音声
規則合成装置に入力する文章入力部、39は単語の品詞、
読み、アクセント型などが格納されている辞書、31は辞
書39を用いて前記文章を各単語に分割(形態素解析)
し、各単語に品詞や読み、アクセント型などを付与する
形態素解析部、32は形態素解析部31で分割され品詞等の
情報が付与された形態素より、文の統語構造を解析する
構文解析部、33は形態素解析部31や構文解析部32の処理
結果と、規則により文節のアクセント型や文全体のイン
トネーション等を決定して、発音記号やアクセント、ポ
ーズ等の韻律情報を作成する韻律記述部、49は発音記号
に対する音響パラメータが格納されているパラメータテ
ーブル、40は韻律記述部33が作成した発音記号やアクセ
ント、ポーズ等の韻律情報から、パラメータテーブル49
を用いて、音響パラメータの系列を作成する音響処理
部、50は音響処理部40が作成した音響パラメータの系列
から合成音声信号を作成する音声合成処理部、60は音声
合成処理部50が作成した合成音声信号を合成音声として
空気中などに放出する合成音声出力部である。前記形態
素解析部31、構文解析部32、韻律記述部33は、言語処理
部300を構成する。
ものである。第2図において、10は文章のデータをRS23
2C等により従来例の音声規則合成装置に入力するコンピ
ュータ、20はコンピュータ10より前記文章を従来の音声
規則合成装置に入力する文章入力部、39は単語の品詞、
読み、アクセント型などが格納されている辞書、31は辞
書39を用いて前記文章を各単語に分割(形態素解析)
し、各単語に品詞や読み、アクセント型などを付与する
形態素解析部、32は形態素解析部31で分割され品詞等の
情報が付与された形態素より、文の統語構造を解析する
構文解析部、33は形態素解析部31や構文解析部32の処理
結果と、規則により文節のアクセント型や文全体のイン
トネーション等を決定して、発音記号やアクセント、ポ
ーズ等の韻律情報を作成する韻律記述部、49は発音記号
に対する音響パラメータが格納されているパラメータテ
ーブル、40は韻律記述部33が作成した発音記号やアクセ
ント、ポーズ等の韻律情報から、パラメータテーブル49
を用いて、音響パラメータの系列を作成する音響処理
部、50は音響処理部40が作成した音響パラメータの系列
から合成音声信号を作成する音声合成処理部、60は音声
合成処理部50が作成した合成音声信号を合成音声として
空気中などに放出する合成音声出力部である。前記形態
素解析部31、構文解析部32、韻律記述部33は、言語処理
部300を構成する。
以上のように構成された従来例の音声規則合成装置に
ついて、その動作を説明する。
ついて、その動作を説明する。
まず、コンピュータ10は文章のデータ(例えば:「コ
ンピューティング資源を効率良く活用するため
に....」)をRS232Cにより音声規則合成装置の文章入力
部20に入力する。すると、形態素解析部31は辞書39を用
いて前記文章を各単語に分割(形態素解析)し、各単語
に品詞や読み、アクセント型などを付与する(例えば:
単語1=「コンピューティング」、品詞1=「名詞」、
読み1=「コンピューティング」、アクセント型1=
「3型」、.....)。次に、構文解析部32は形態素解析
部31で分解された形態素より、文の統語構造を解析する
(例えば:文節1=「コンピューティング資源を」、係
り先き1=「文節3」、....)。そして、韻律記述部33
は、形態素解析部31や構文解析部32の処理結果と、規則
により文節のアクセント型や文全体のイントネーション
等を決定して、発音記号やアクセント、ポーズ等の韻律
情報を作成する(例えば:「コンピュウティングシゲン
オ/コウリツヨ’ク/カツヨウスルタメ’ニ/...)。次
に音響処理部40は、韻律記述部33が作成した発音記号や
アクセント、ポーズ等の韻律情報からパラメータテーブ
ル49を用いて、音響パラメータ(例えば:第1フォルマ
ント、第2フォルマント、....)の系列を作成する。こ
の際、発音速度、イントネーション、アクセントの深さ
等は標準的なものが設定される(例えば:スピード=
「普通」、イントネーション=「起伏中」、....)。最
後に、音声合成処理部50は、音響処理部40が作成した音
響パラメータから合成音声信号を作成し、合成音声出力
部60が、音声合成処理部50が作成した合成音声信号を合
成音声として空気中などに放出する。
ンピューティング資源を効率良く活用するため
に....」)をRS232Cにより音声規則合成装置の文章入力
部20に入力する。すると、形態素解析部31は辞書39を用
いて前記文章を各単語に分割(形態素解析)し、各単語
に品詞や読み、アクセント型などを付与する(例えば:
単語1=「コンピューティング」、品詞1=「名詞」、
読み1=「コンピューティング」、アクセント型1=
「3型」、.....)。次に、構文解析部32は形態素解析
部31で分解された形態素より、文の統語構造を解析する
(例えば:文節1=「コンピューティング資源を」、係
り先き1=「文節3」、....)。そして、韻律記述部33
は、形態素解析部31や構文解析部32の処理結果と、規則
により文節のアクセント型や文全体のイントネーション
等を決定して、発音記号やアクセント、ポーズ等の韻律
情報を作成する(例えば:「コンピュウティングシゲン
オ/コウリツヨ’ク/カツヨウスルタメ’ニ/...)。次
に音響処理部40は、韻律記述部33が作成した発音記号や
アクセント、ポーズ等の韻律情報からパラメータテーブ
ル49を用いて、音響パラメータ(例えば:第1フォルマ
ント、第2フォルマント、....)の系列を作成する。こ
の際、発音速度、イントネーション、アクセントの深さ
等は標準的なものが設定される(例えば:スピード=
「普通」、イントネーション=「起伏中」、....)。最
後に、音声合成処理部50は、音響処理部40が作成した音
響パラメータから合成音声信号を作成し、合成音声出力
部60が、音声合成処理部50が作成した合成音声信号を合
成音声として空気中などに放出する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、音声規則合成
装置の出力する合成音声の話調は、単調なものになって
しまうという課題を有していた。
装置の出力する合成音声の話調は、単調なものになって
しまうという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、入力文
章のテーマを推定して、入力文章のテーマに対応した自
然な話調で合成音声を出力することのできる音声規則合
成装置を提供することを目的とする。
章のテーマを推定して、入力文章のテーマに対応した自
然な話調で合成音声を出力することのできる音声規則合
成装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の音声規則合成装置は、入力文章を発音記号、
アクセント位置、ポーズ位置・長さなどの韻律情報に変
換する言語処理部と、テーマ名とそのテーマ名に属する
キーワードとを対応づけたキーワード辞書を持ち、入力
文章に含まれる単語と前記キーワード辞書とのマッチン
グを行なうこと、あるいは、入力文章に使用される文字
コードの体系や単語の水準によって、あるいは、入力文
章の文脈を理解することによって、入力文章のテーマを
推定するテーマ推定部と、予め、様々なテーマに応じた
発声速度、イントネーション・アクセントの深さ等を設
定しておき、前記言語処理部が作成した韻律情報を、前
記テーマ推定部が推定したテーマに応じた発声速度、イ
ントネーション・アクセントの深さ等を設定した音響パ
ラメータを生成する音響処理部と、その音響処理部によ
り作成された音響パラメータの系列から合成音声信号を
作成する音声合成処理部とを備えている。
アクセント位置、ポーズ位置・長さなどの韻律情報に変
換する言語処理部と、テーマ名とそのテーマ名に属する
キーワードとを対応づけたキーワード辞書を持ち、入力
文章に含まれる単語と前記キーワード辞書とのマッチン
グを行なうこと、あるいは、入力文章に使用される文字
コードの体系や単語の水準によって、あるいは、入力文
章の文脈を理解することによって、入力文章のテーマを
推定するテーマ推定部と、予め、様々なテーマに応じた
発声速度、イントネーション・アクセントの深さ等を設
定しておき、前記言語処理部が作成した韻律情報を、前
記テーマ推定部が推定したテーマに応じた発声速度、イ
ントネーション・アクセントの深さ等を設定した音響パ
ラメータを生成する音響処理部と、その音響処理部によ
り作成された音響パラメータの系列から合成音声信号を
作成する音声合成処理部とを備えている。
作用 本発明では、まず言語処理部は、入力文章を発音記
号、アクセント位置、ポーズ位置・長さなどの韻律情報
に変換し、テーマ推定部が、入力文章に含まれる単語と
キーワード辞書とのマッチングを行なうこと、あるい
は、入力文章に使用される文字コードの体系や単語の水
準によって、あるいは、入力文章の文脈を理解すること
によって、テーマを推定する。次に音響処理部は、言語
処理部が作成した発音記号、アクセント位置、ポーズな
どの韻律情報を、前記テーマ推定部が推定したテーマに
応じた発声速度、イントネーション・アクセントの深さ
等を設定した音響パラメータを生成する。音声合成処理
部は、音響処理部により作成された音響パラメータの系
列から合成音声信号を作成する。従って本発明の音声規
則合成装置は、入力文章のテーマを自動的に推定し、テ
ーマに応じた自然な話調で合成音声を出力することがで
きる。
号、アクセント位置、ポーズ位置・長さなどの韻律情報
に変換し、テーマ推定部が、入力文章に含まれる単語と
キーワード辞書とのマッチングを行なうこと、あるい
は、入力文章に使用される文字コードの体系や単語の水
準によって、あるいは、入力文章の文脈を理解すること
によって、テーマを推定する。次に音響処理部は、言語
処理部が作成した発音記号、アクセント位置、ポーズな
どの韻律情報を、前記テーマ推定部が推定したテーマに
応じた発声速度、イントネーション・アクセントの深さ
等を設定した音響パラメータを生成する。音声合成処理
部は、音響処理部により作成された音響パラメータの系
列から合成音声信号を作成する。従って本発明の音声規
則合成装置は、入力文章のテーマを自動的に推定し、テ
ーマに応じた自然な話調で合成音声を出力することがで
きる。
実施例 以下に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の音声規則合成装置のブロック図を示
すものである。第1図において、10は文章のデータをRS
232C等により本発明の音声規則合成装置に入力するコン
ピュータ、20はコンピュータ10より前記文章を本発明の
音声規則合成装置に入力する文章入力部、39は単語の品
詞、読み、アクセント型などが格納されている辞書、31
は辞書39を用いて前記文章を各単語に分割(形態素解
析)し、各単語に品詞や読み、アクセント型などを付与
する形態素解析部、32は形態素解析部31で分割され品詞
等の情報が付与された形態素より、文の統語構造を解析
する構文解析部、33は形態素解析部31や構文解析部32の
処理結果と、規則により文節のアクセント型や文全体の
イントネーション等を決定して、発音記号やアクセン
ト、ポーズ等の韻律情報を作成する韻律記述部である。
前記形態素解析部31、構文解析部32、韻律記述部33は、
言語処理部300を構成する。90は、テーマとキーワード
とを対応付けて格納しているキーワード辞書(例えば:
「コンピュータ」・「コンピューティング」というキー
ワードに「電子機器」というテーマを、「ピッチャー」
・「バッター」というキーワードに「スポーツ」という
テーマをそれぞれ対応付けている)を持ち、形態素解析
部31が解析した単語と、前記キーワード辞書とのマッチ
ングを試みることによりテーマを推論するテーマ推論
部、49は発音記号に対する音響パラメータが格納されて
いるパラメータテーブル、49は、韻律記述部33が作成し
た発音記号やアクセント、ポーズ等の韻律情報から、パ
ラメータテーブル49を用いて、音響パラメータ(例え
ば:第1フォルマント、第2フォルマント、....)の系
列を作成する音響処理部であり、テーマに応じた発声速
度、イントネーション、アクセントの深さ等の値を持っ
ており(例えば:テーマ=「電子機器」の時は、スピー
ド=「普通」、イントネーション=「起伏小」....、テ
ーマ=「スポーツ」の時は、スピード=「やや早く」、
イントネーション=「起伏中」....、テーマ=「童話」
の時は、スピード=「遅く」、イントネーション=「起
伏大」....)、音声の特徴パラメータの系列を求める際
にテーマ推定部90が推定したテーマに応じた発声速度、
イントネーション、アクセントの深さ等の制御を行な
う。50は音響処理部40が作成した音響パラメータの系列
から合成音声信号を作成する音声合成処理部、60は音声
合成処理部50が作成した合成音声信号を合成音声として
空気中などに放出する合成音声出力部である。
すものである。第1図において、10は文章のデータをRS
232C等により本発明の音声規則合成装置に入力するコン
ピュータ、20はコンピュータ10より前記文章を本発明の
音声規則合成装置に入力する文章入力部、39は単語の品
詞、読み、アクセント型などが格納されている辞書、31
は辞書39を用いて前記文章を各単語に分割(形態素解
析)し、各単語に品詞や読み、アクセント型などを付与
する形態素解析部、32は形態素解析部31で分割され品詞
等の情報が付与された形態素より、文の統語構造を解析
する構文解析部、33は形態素解析部31や構文解析部32の
処理結果と、規則により文節のアクセント型や文全体の
イントネーション等を決定して、発音記号やアクセン
ト、ポーズ等の韻律情報を作成する韻律記述部である。
前記形態素解析部31、構文解析部32、韻律記述部33は、
言語処理部300を構成する。90は、テーマとキーワード
とを対応付けて格納しているキーワード辞書(例えば:
「コンピュータ」・「コンピューティング」というキー
ワードに「電子機器」というテーマを、「ピッチャー」
・「バッター」というキーワードに「スポーツ」という
テーマをそれぞれ対応付けている)を持ち、形態素解析
部31が解析した単語と、前記キーワード辞書とのマッチ
ングを試みることによりテーマを推論するテーマ推論
部、49は発音記号に対する音響パラメータが格納されて
いるパラメータテーブル、49は、韻律記述部33が作成し
た発音記号やアクセント、ポーズ等の韻律情報から、パ
ラメータテーブル49を用いて、音響パラメータ(例え
ば:第1フォルマント、第2フォルマント、....)の系
列を作成する音響処理部であり、テーマに応じた発声速
度、イントネーション、アクセントの深さ等の値を持っ
ており(例えば:テーマ=「電子機器」の時は、スピー
ド=「普通」、イントネーション=「起伏小」....、テ
ーマ=「スポーツ」の時は、スピード=「やや早く」、
イントネーション=「起伏中」....、テーマ=「童話」
の時は、スピード=「遅く」、イントネーション=「起
伏大」....)、音声の特徴パラメータの系列を求める際
にテーマ推定部90が推定したテーマに応じた発声速度、
イントネーション、アクセントの深さ等の制御を行な
う。50は音響処理部40が作成した音響パラメータの系列
から合成音声信号を作成する音声合成処理部、60は音声
合成処理部50が作成した合成音声信号を合成音声として
空気中などに放出する合成音声出力部である。
以上のように、本実施例によれば、テーマ推定部90
は、テーマ名とそのテーマ名に属するキーワードとを対
応づけたキーワード辞書とを持ち、入力文章に含まれる
単語と前記キーワード辞書とのマッチングを行なうこ
と、あるいは、入力文章に使用される文字コードの体系
や単語の水準によって、あるいは、入力文章の文脈を理
解すことによって、入力文章のテーマを推定することが
できる。
は、テーマ名とそのテーマ名に属するキーワードとを対
応づけたキーワード辞書とを持ち、入力文章に含まれる
単語と前記キーワード辞書とのマッチングを行なうこ
と、あるいは、入力文章に使用される文字コードの体系
や単語の水準によって、あるいは、入力文章の文脈を理
解すことによって、入力文章のテーマを推定することが
できる。
また、音響処理部40は、予め、様々なテーマに応じた
発声速度、イントネーショ・アクセントの深さ等を設定
しておき、形態素解析部31、構文解析部32、韻律記述部
33などの言語処理部300が作成した発音記号、アクセン
ト位置、ポーズなどの韻律情報を、前記テーマ推定部90
が推定したテーマに応じた発声速度、イントネーション
・アクセントの深さ等を設定した音響パラメータを生成
する。
発声速度、イントネーショ・アクセントの深さ等を設定
しておき、形態素解析部31、構文解析部32、韻律記述部
33などの言語処理部300が作成した発音記号、アクセン
ト位置、ポーズなどの韻律情報を、前記テーマ推定部90
が推定したテーマに応じた発声速度、イントネーション
・アクセントの深さ等を設定した音響パラメータを生成
する。
従って本発明の音声規則合成装置は、入力文章のテー
マを自動的に推定し、テーマに応じた自然な話調で合成
音声を出力することができる。
マを自動的に推定し、テーマに応じた自然な話調で合成
音声を出力することができる。
テーマ推定部90の他の実施例としては、入力文章に使
用される文字コードをチェックし、平仮名がある一定比
率以上含まれているときは「童話」、「年少年向け文
章」、「詩」など、平仮名がある一定比率以上で、かつ
漢字が第1水準のみで構成される文章は「新聞」、「専
門書」、それ以外の時は「小説」、「一般人が書いた文
章」と推定するもの、あるいは、単語についても「新聞
用語」の単語のみで文章が構成されているとき「新聞」
と推定するものが考えられる。
用される文字コードをチェックし、平仮名がある一定比
率以上含まれているときは「童話」、「年少年向け文
章」、「詩」など、平仮名がある一定比率以上で、かつ
漢字が第1水準のみで構成される文章は「新聞」、「専
門書」、それ以外の時は「小説」、「一般人が書いた文
章」と推定するもの、あるいは、単語についても「新聞
用語」の単語のみで文章が構成されているとき「新聞」
と推定するものが考えられる。
テーマ推定部90の更に他の実施例としては、構文解析
部32が解析した文節の境界、文節の属性、文節の係り先
きと、関係意味辞書などとから、主体−行為、場所−行
為、行為−原因結果−行為などの関係を導き出し、概念
辞書と推論規則等により、テーマ名を推定するものが考
えられる。
部32が解析した文節の境界、文節の属性、文節の係り先
きと、関係意味辞書などとから、主体−行為、場所−行
為、行為−原因結果−行為などの関係を導き出し、概念
辞書と推論規則等により、テーマ名を推定するものが考
えられる。
なお、以上述べたテーマ推定部90の名実施例は、各々
単独で使ってもよいし、2種類あるいは3種類一緒に使
ってもよい。
単独で使ってもよいし、2種類あるいは3種類一緒に使
ってもよい。
以上のように構成された本発明の音声規則合成装置に
ついて、その動作を説明する。
ついて、その動作を説明する。
まず、コンピュータ10は文章のデータ(例えば:「コ
ンピューティング資源を効率良く活用するため
に....」)をRS232Cにより本発明の音声規則合成装置の
文章入力部20に入力する。すると、形態素解析部31は辞
書39を用いて前記文章を各単語に分割(形態素解析)
し、各単語に品詞や読み、アクセント型などを付与する
(例えば:単語1=「コンピューティング」、品詞1=
「名詞」、読み1=「コンピューティング」、アクセン
ト型1=「3型」、.....)。次に、構文解析部32は形
態素解析部31で分解された形態素より、文の統語構造を
解析する(例えば:文節1=「コンピューティング資源
を」、係り先き1=「文節3」、....)。そして、韻律
記述部33は、形態素解析部31や構文解析部32の処理結果
と、規則により文節のアクセント型や文全体のイントネ
ーション等を決定して、発音記号やアクセント、ポーズ
等の韻律情報を作成する(例えば:「コンピュウティン
グシゲンオ/コウリツヨ’ク/カツヨウスルタメ’ニ
/...)。
ンピューティング資源を効率良く活用するため
に....」)をRS232Cにより本発明の音声規則合成装置の
文章入力部20に入力する。すると、形態素解析部31は辞
書39を用いて前記文章を各単語に分割(形態素解析)
し、各単語に品詞や読み、アクセント型などを付与する
(例えば:単語1=「コンピューティング」、品詞1=
「名詞」、読み1=「コンピューティング」、アクセン
ト型1=「3型」、.....)。次に、構文解析部32は形
態素解析部31で分解された形態素より、文の統語構造を
解析する(例えば:文節1=「コンピューティング資源
を」、係り先き1=「文節3」、....)。そして、韻律
記述部33は、形態素解析部31や構文解析部32の処理結果
と、規則により文節のアクセント型や文全体のイントネ
ーション等を決定して、発音記号やアクセント、ポーズ
等の韻律情報を作成する(例えば:「コンピュウティン
グシゲンオ/コウリツヨ’ク/カツヨウスルタメ’ニ
/...)。
次にテーマ推定部90は形態素解析部31が解析した単語
と、キーワード辞書とのマッチングを試み、マッチング
に成功した場合には、その単語に対応付けられているテ
ーマをこの文章のテーマとする。マッチングに失敗した
場合には、「一般的なテーマ」とする(例えば:キーワ
ード辞書に「コンピューティング」というキーワードに
「電子機器」というテーマが対応付けられているなら
ば、このテーマは「電子機器」である)。次に音響処理
部40は、韻律記述部33が作成した発音記号やアクセン
ト、ポーズ等の韻律情報からパラメータテーブル49を用
いて、音響パラメータ(例えば:第1フォルマント、第
2フォルマント、....)の系列を求める。この際、テー
マ推定部90が推定したテーマに応じた発声速度、イント
ネーション、アクセントの深さ等の制御を行なう(例え
ば:テーマ=「電子機器」の次は、スピード=「普
通」、イントネーション=「起伏小」....)。最後に、
音声合成処理部50は、音響処理部40が作成した音響パラ
メータから合成音声信号を作成し、合成音声出力部60
が、音声合成処理部50が作成した合成音声信号を合成音
声として空気中などに放出する。
と、キーワード辞書とのマッチングを試み、マッチング
に成功した場合には、その単語に対応付けられているテ
ーマをこの文章のテーマとする。マッチングに失敗した
場合には、「一般的なテーマ」とする(例えば:キーワ
ード辞書に「コンピューティング」というキーワードに
「電子機器」というテーマが対応付けられているなら
ば、このテーマは「電子機器」である)。次に音響処理
部40は、韻律記述部33が作成した発音記号やアクセン
ト、ポーズ等の韻律情報からパラメータテーブル49を用
いて、音響パラメータ(例えば:第1フォルマント、第
2フォルマント、....)の系列を求める。この際、テー
マ推定部90が推定したテーマに応じた発声速度、イント
ネーション、アクセントの深さ等の制御を行なう(例え
ば:テーマ=「電子機器」の次は、スピード=「普
通」、イントネーション=「起伏小」....)。最後に、
音声合成処理部50は、音響処理部40が作成した音響パラ
メータから合成音声信号を作成し、合成音声出力部60
が、音声合成処理部50が作成した合成音声信号を合成音
声として空気中などに放出する。
なお、他の実施例のテーマ推定部90は、入力文章に使
用される文字コードをチェックし、平仮名がある一定比
率以上含まれているときは「童話」、「年少年向け文
章」、「詩」など、平仮名がある一定比率以上で、かつ
漢字が第1水準のみで構成される文章は「新聞」、「専
門書」、それ以外の時は「小説」、「一般人が書いた文
章」と推定する。
用される文字コードをチェックし、平仮名がある一定比
率以上含まれているときは「童話」、「年少年向け文
章」、「詩」など、平仮名がある一定比率以上で、かつ
漢字が第1水準のみで構成される文章は「新聞」、「専
門書」、それ以外の時は「小説」、「一般人が書いた文
章」と推定する。
また、更に他の実施例のテーマ推定部90は、構文解析
部32が解析した文節の境界、文節の属性、文節の係り先
きと、関係意味辞書などとから、主体−行為、場所−行
為、行為−原因結果−行為などの関係を導き出し、概念
辞書と推論規則等により、テーマ名を推定する。
部32が解析した文節の境界、文節の属性、文節の係り先
きと、関係意味辞書などとから、主体−行為、場所−行
為、行為−原因結果−行為などの関係を導き出し、概念
辞書と推論規則等により、テーマ名を推定する。
なお、実施例の構成でも述べたように、各実施例のテ
ーマ推定部90は、各々単独で使ってもよいし、2種類あ
るいは3種類一緒に動作することもある。
ーマ推定部90は、各々単独で使ってもよいし、2種類あ
るいは3種類一緒に動作することもある。
発明の効果 本発明は、入力文章のテーマを推定するテーマ推定部
と、予め、様々なテーマに応じた発声速度、イントネー
ション・アクセントの深さ等を設定しておき、言語処理
部が作成した韻律情報を、テーマ推定部が推定したテー
マに応じた発声速度、イントネーション・アクセントの
深さ等を設定した音響パラメータを作成する音響処理部
とを備えているので、入力文章のテーマを自動的に推定
し、テーマに応じた自然な話調で合成音声を出力するこ
とができる優れた音声規則合成装置を実現できるもので
ある。
と、予め、様々なテーマに応じた発声速度、イントネー
ション・アクセントの深さ等を設定しておき、言語処理
部が作成した韻律情報を、テーマ推定部が推定したテー
マに応じた発声速度、イントネーション・アクセントの
深さ等を設定した音響パラメータを作成する音響処理部
とを備えているので、入力文章のテーマを自動的に推定
し、テーマに応じた自然な話調で合成音声を出力するこ
とができる優れた音声規則合成装置を実現できるもので
ある。
第1図は本発明の一実施例の音声規則合成装置のブロッ
ク図、第2図は従来例の音声規則合成装置のブロック図
を示すものである。 10……コンピュータ、20……文章入力部、31……形態素
解析部、32……構文解析部、33……韻律記述部、39……
辞書、40……音響処理部、49……パラメータテーブル、
50……音声合成処理部、60……合成音声出力部、90……
テーマ推定部。
ク図、第2図は従来例の音声規則合成装置のブロック図
を示すものである。 10……コンピュータ、20……文章入力部、31……形態素
解析部、32……構文解析部、33……韻律記述部、39……
辞書、40……音響処理部、49……パラメータテーブル、
50……音声合成処理部、60……合成音声出力部、90……
テーマ推定部。
Claims (5)
- 【請求項1】入力文章を解析し発音記号、アクセント位
置、ポーズ位置・長さなどの韻律情報に変換する言語処
理部と、前記入力文章を解析し、そのテーマを推定する
テーマ推定部と、前記言語処理部が作成した韻律情報
を、前記テーマ推定部が推定したテーマに応じた話調で
音響パラメータに変換する音響処理部と、その音響処理
部により作成された音響パラメータの系列から合成音声
信号を作成する音声合成処理部とを備えたことを特徴と
する音声規則合成装置。 - 【請求項2】テーマ推定部は、テーマ名とそのテーマ名
に属するキーワードとを対応づけたキーワード辞書を持
ち、前記入力文章に含まれる単語と前記キーワード辞書
とのマッチングを行なうことによって、テーマを推定す
ることを特徴とする請求項1記載の音声規則合成装置。 - 【請求項3】テーマ推定部は、前記入力文章に使用され
る文字コードの体系あるいは、単語の水準によって、テ
ーマを推定することを特徴とする請求項1記載の音声規
則合成装置。 - 【請求項4】テーマ推定部は、前記入力文章の文脈を理
解することによって、テーマを推定することを特徴とす
る請求項1記載の音声規則合成装置。 - 【請求項5】音響処理部は、予め、様々なテーマとその
テーマに応じた発声速度、イントネーション・アクセン
トの深さ等を設定しておき、テーマが指定された時、そ
のテーマに応じた発声速度、イントネーション・アクセ
ントの深さ等を設定した音響パラメータを生成すること
により、自然な話調で合成音声を出力することを特徴と
する請求項1記載の音声規則合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339009A JP2721018B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 音声規則合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1339009A JP2721018B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 音声規則合成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03196197A JPH03196197A (ja) | 1991-08-27 |
JP2721018B2 true JP2721018B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=18323410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1339009A Expired - Fee Related JP2721018B2 (ja) | 1989-12-26 | 1989-12-26 | 音声規則合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2721018B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-26 JP JP1339009A patent/JP2721018B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03196197A (ja) | 1991-08-27 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |