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JP2717761B2 - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

Info

Publication number
JP2717761B2
JP2717761B2 JP5164062A JP16406293A JP2717761B2 JP 2717761 B2 JP2717761 B2 JP 2717761B2 JP 5164062 A JP5164062 A JP 5164062A JP 16406293 A JP16406293 A JP 16406293A JP 2717761 B2 JP2717761 B2 JP 2717761B2
Authority
JP
Japan
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hot water
tank
extraction
beverage
pipe
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5164062A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06343556A (ja
Inventor
正晴 渡辺
武明 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP5164062A priority Critical patent/JP2717761B2/ja
Publication of JPH06343556A publication Critical patent/JPH06343556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2717761B2 publication Critical patent/JP2717761B2/ja
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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばコーヒー等の
飲料を抽出し、この抽出飲料を抽出タンクに貯留する飲
料抽出装置において、タンクに貯留した抽出飲料を自動
的に撹拌して濃度ムラが生ずるのを防止し得る装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術】挽いたコーヒー豆に所要量の熱湯を散布供
給してコーヒーを抽出する飲料抽出装置が、喫茶店やレ
ストラン等で好適に使用されている。この飲料抽出装置
の基本構造を一例として述べれば、所要量の熱湯が貯留
される湯煎タンクと、フィルタと挽いたコーヒー豆とを
収容する抽出器と、この抽出器の下方に配設される抽出
タンクと、前記湯煎タンクと連通して熱湯を抽出器に供
給する散湯管とからなり、抽出器に収容したコーヒー豆
に熱湯を散布供給することにより抽出したコーヒーを抽
出タンクに貯留するよう構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記飲料抽出装置で
は、抽出器に収容した所要量のコーヒー豆に対して、所
要量の熱湯を散布供給することにより、所要量のコーヒ
ーを抽出して抽出タンクに貯留している。この場合にお
いて、コーヒー豆に対して熱湯が散布供給される最初の
うちに抽出されるコーヒーの濃度は濃いが、これが次第
に薄くなることは避けられない。すなわち、前記抽出タ
ンクに貯留されるコーヒーは、その深さによって濃度ム
ラを生ずることとなっていた。
【0004】一方前記抽出タンクに貯留されたコーヒー
は、該タンクの下端に連通接続された注出ノズルを開放
することにより外部に注出されるよう構成されている。
このため、タンクから注出されるコーヒーは濃度ムラを
生じ、均一な濃度のコーヒーを供給することが困難であ
った。そのため、従来は抽出タンクに所要量のコーヒー
が貯留されたり、コーヒーを注出する直前に、作業者が
手作業により抽出タンクに貯留されているコーヒーを撹
拌し、注出したコーヒーの濃度が均一となるようにして
いた。この場合は、作業者の手作業に頼ることとなって
手間が掛かると共に、非能率的であった。また、撹拌作
業に際して作業者の手指がコーヒーに触れたり、外部の
塵埃がタンク内に入ってしまうおそれがあり、不衛生と
なる問題もあった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、抽出タンクに貯留された抽出飲料
を自動的に撹拌して均一な濃度の飲料を供給し得ると共
に、省力化を図り得る飲料抽出装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、所要量の熱
湯が貯留され、該熱湯を加熱するヒータを備えた密閉さ
れた湯煎タンクと、前記湯煎タンクの熱湯を抽出原料に
散布供給することにより抽出した飲料を貯留する抽出タ
ンクとを備える飲料抽出装置において、前記ヒータによ
り熱湯を加熱し、前記湯煎タンク内に発生した蒸気によ
り内圧を高めることにより、該タンク中の熱湯を散湯路
を介して前記抽出タンクに供給し、前記湯煎タンクで発
生した蒸気を、蒸気供給路を介して前記抽出タンクの底
部に供給することにより、該タンクの底部から気泡を噴
出させて抽出飲料を撹拌するようにしたことを特徴とす
る。
【0007】また前述した課題を克服し、所期の目的を
好適に達成するため本願の別の発明は、所要量の熱湯が
貯留され、該熱湯を加熱するヒータを備えた密閉された
湯煎タンクと、前記湯煎タンクの熱湯を抽出原料に散布
供給することにより抽出した飲料を貯留する抽出タンク
とを備える飲料抽出装置において、前記湯煎タンクに一
端が連通すると共に、他端が前記抽出タンクに連通する
散湯路と、前記散湯路に配設されて該散湯路を開閉する
開閉手段と、前記湯煎タンク中に貯留された熱湯の液面
よりも上方において該タンクに一端が連通すると共に、
他端が前記抽出タンクの底部に連通する蒸気供給路と、
前記蒸気供給路に配設されて該供給路を開閉する開閉手
段とからなり、前記開閉手段により蒸気供給路を開放し
た際に、前記湯煎タンク内で発生した蒸気を前記抽出タ
ンクの底部に供給するよう構成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る飲料抽出装置につき、好
適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら説明す
る。図1は、実施例に係る飲料抽出装置の概略構成図で
あって、図に示す飲料抽出装置10は、本体をなす筐体
12に、コーヒーの抽出・貯留機構部と、コーヒーに添
加するミルクの保温機構部とが並列に配置されている。
【0009】(コーヒーの抽出・貯留機構部について)前
記筐体12の内部に、密閉された第1湯煎タンク14が
配設され、該タンク14には外部水道系から導出された
水供給管16が連通接続されている。そしてこの供給管
16の所要個所に配設したウォータバルブWV1を開放
することにより、第1湯煎タンク14に水が供給される
ようになっている。なおウォータバルブWV1は、第1
湯煎タンク14の内部に配設した第3フロートスイッチ
FS3により開閉制御されて、該タンク中に一定量の水
を貯留するよう設定し、また設定水面は第5フロートス
イッチFS5(後述)で制御されている。また、第1湯煎
タンク14の内底部近傍にヒータH1が配設されると共
に、該ヒータH1の上方位置にタンク14中に貯留した
水(熱湯)の温度を検知してヒータH1の通電制御を行な
うサーモスタットTH1が配設されている。すなわちサ
ーモスタットTH1は、図6に示す電気制御回路に配設
され、予め設定した上限設定温度を検知するとその接点
を開放すると共に、下限設定温度を検知するとその接点
を閉成することによりヒータH1の通電制御を行ない、
湯温を上限設定温度と下限設定温度との間(例えば90
℃)に保持するよう設定されている。
【0010】前記第1湯煎タンク14の内部には、前記
ヒータH1の空炊きを防止するための第1フロートスイ
ッチFS1と後述する抽出タンク18への散湯量を制御
する第2フロートスイッチFS2および第1湯煎タンク
14中の給水を制御する第3フロートスイッチFS
3が、この順序で下方から所定間隔で配設されている。
第1フロートスイッチFS1および第2フロートスイッ
チFS2は、第1湯煎タンク14中の湯量が増えるとそ
の接点を閉成し、第1湯煎タンク14中の湯量が減少す
るとその接点を開放するよう設定される。また、第3フ
ロートスイッチFS3は、第1湯煎タンク14中の湯量
が増えるとその接点を開放し、第1湯煎タンク14中の
湯量が減少するとその接点を閉成するよう設定されてい
る。
【0011】前記第1湯煎タンク14の配設位置と対応
する筐体12には、図3に示す如く、左右に離間して2
つの抽出タンク18,18が配設され、各抽出タンク1
8は、その下部を前記第1湯煎タンク14中の熱湯に浸
漬させている。この抽出タンク18の内部には、図2に
示す如く、バケット20が着脱自在に収納され、このバ
ケット20に、抽出原料としてのコーヒー豆24がフィ
ルタ22を介して収容されるようになっている。また抽
出タンク18は、筐体12の上面で開放すると共に、そ
の開口を蓋体26により開閉自在に閉塞するよう構成し
てある。この蓋体26の中央上部に取手28が配設さ
れ、この取手28の略中心には、上下に連通する通孔2
8aが穿設されている。そして、この通孔28aに嵌挿
した散湯ノズル30(後述)を介して前記コーヒー豆24
に熱湯を散布供給することにより抽出されたコーヒー
が、抽出タンク18に貯留されるようになっている。な
お、取手28の蓋体内部に突出する端部に、複数の小孔
を穿設したスプレーヘッド32が着脱自在に装着され、
散湯ノズル30から供給される熱湯は、該スプレーヘッ
ド32を介してコーヒー豆24にシャワー状に散布供給
される。また符号34は、取手28の通孔28aを開閉
自在に閉成可能なキャップを示す。
【0012】前記筐体12に配設した両抽出タンク1
8,18の間に臨む位置に、散湯管36が昇降および旋
回自在に配設され、その筐体内に臨む下端部には、前記
第1湯煎タンク14に連通する供給管38がモータバル
ブMSV2を介して連通接続されている。なお、供給管
38の第1湯煎タンク14に対する連通位置は、図2に
示す如く、前記第2フロートスイッチFS2の配設位置
より下方に設定されている。そして、後述する抽出運転
に際して第1湯煎タンク14の内圧が高くなった際に、
該タンク中14の熱湯が供給管38を介して散湯管36
に供給されるようになっている。また、筐体12の上方
に臨む散湯管36は、前記蓋体26,26の上方に臨む
よう水平に折曲されて所定長さだけ延在すると共に、そ
の端部は下方に向けて折曲されている。そしてこの折曲
端部に、前記取手28の通孔28aに挿脱自在に嵌挿さ
れる散湯ノズル30が取付けられている。ここで、散湯
管36における水平延出部の長さは、図4に示す如く、
該散湯管36を旋回させたときの散湯ノズル30の移動
軌跡が、前記各蓋体26に設けた取手28の通孔28a
の真上を通るよう設定されている。すなわち、1本の散
湯管36を使用して、左右の抽出タンク18,18に選
択的に熱湯を供給し得るよう構成してある。
【0013】前記散湯管36の配設位置に近接する筐体
上面に、図4に示す如く、該散湯管36を挟む左右位置
にマイクロスイッチS1,S2が配設され、各マイクロス
イッチS1,S2は、前記散湯管36に配設した対応の作
動片40,40により作動されるよう構成してある。そ
して、左側の抽出タンク18に熱湯を供給している状態
(図4において実線で示す状態)では、右側のマイクロス
イッチS1が作動片40により作動されてその接点が閉
成される。また、右側の抽出タンク18に熱湯を供給し
ている状態では、左側のマイクロスイッチS2が作動片
40により作動されてその接点を閉成するよう設定され
ている。
【0014】前記抽出タンク18の底部には、図2に示
す如く、筐体前面に配設した注出ノズル42と連通する
注出管44が連通接続され、該タンク18に貯留されて
いるコーヒーは、注出ノズル42を開放することにより
外部に注出し得るようになっている。また、筐体前面に
延出する注出管44には、連通管原理を利用したゲージ
管46が連通接続され、抽出タンク18中のコーヒーの
液位を外部から視認し得るよう構成されている。すなわ
ち、ゲージ管46は、例えば透明でかつ高温条件下で変
質しない材質の管体が使用され、この管体の下端部が前
記注出管44に連通接続されている。またゲージ管46
は、覗き窓48aを開設した保護カバー48で被覆され
ると共に、固定片50を介して筐体12に固定されてい
る。
【0015】前記ゲージ管46の上端は、図2に示す如
く、前記第1湯煎タンク14と連通する蒸気供給管52
と連通接続されている。この蒸気供給管52の第1湯煎
タンク14に対する連通位置は、前記第3フロートスイ
ッチFS3の配設位置より上方、すなわち貯留されてい
る熱湯の液面より上方の気層部EZに臨むよう設定され
る。そして、後述する抽出運転に際して該気層部EZに
発生した蒸気を、当該蒸気供給管52に配設したソレノ
イドバルブSV2(SV3)を開放することにより、ゲージ
管46および注出管44を介して前記抽出タンク18に
供給し、該タンク18中のコーヒーを撹拌するよう構成
されている。
【0016】なお、ゲージ管46と蒸気供給管52と
は、図5に示す如く、可撓性のシリコンホース54を介
して着脱自在に接続され、該ホース54を取外すことに
より、ゲージ管46や注出ノズル42等のメンテナンス
を容易に行なうことができる。また第1湯煎タンク14
には、前記気層部EZと外部とを連通させる蒸気逃し管
56がソレノイドバルブSV1を介して接続され、気層
部EZに生じた余剰の蒸気を外部に逃出させ得るように
なっている。
【0017】前記筐体12の前面には、図1に示す如
く、第1湯煎タンク14と連通する注出ノズル58が配
設され、該注出ノズル58を開放することにより、タン
ク14中の熱湯を外部に注出し得るよう構成されてい
る。なお、第1湯煎タンク14中の湯量も、ゲージ管6
0により外部から視認し得るようになっている。また、
第1湯煎タンク14の底部と後述するミルク保温機構部
の第2湯煎タンク62の底部とは、モータバルブMSV
1を配設した連通管64を介して連通可能に構成されて
いる。
【0018】(ミルクの保温機構部について)前記筐体1
2の内部に第2湯煎タンク62が配設され、該タンク6
2には外部水道系から導出された水供給管66が連通接
続されている。そしてこの供給管66の所要個所に配設
したウォータバルブWV2を開放することにより、第2
湯煎タンク62に水が供給されるようになっている。な
おウォータバルブWV2は、第2湯煎タンク62の内部
に配設した第5フロートスイッチFS5により開閉制御
されて、該タンク中に一定量の水を貯留するよう設定し
ている。また、第2湯煎タンク62の内底部近傍にヒー
タH2が配設されると共に、該ヒータH2の上方位置にタ
ンク62中の水温(湯温)を検知してヒータH2の通電制
御を行なうサーモスタットTH2が配設されている。す
なわちサーモスタットTH2は、図6に示す電気制御回
路に配設され、予め設定した上限設定温度を検知すると
その接点を開放すると共に、下限設定温度を検知すると
その接点を閉成することによりヒータH2の通電制御を
行ない、湯温を設定温度に保持するよう設定されてい
る。
【0019】前記第2湯煎タンク62の内部には、前記
ヒータH2の空炊きを防止するための第4フロートスイ
ッチFS4が配設されている。この第4フロートスイッ
チFS4は、第2湯煎タンク62中の湯量が増えるとそ
の接点を閉成し、第2湯煎タンク62中の湯量が減少す
るとその接点を開放するよう設定されている。また前記
第5フロートスイッチFS5は、第2湯煎タンク62中
の湯量が増えるとその接点を開放し、第2湯煎タンク6
2中の湯量が減少するとその接点を閉成するよう設定さ
れる。
【0020】前記第2湯煎タンク62の配設位置と対応
する筐体12に、図1に示す如く、左右に離間して2つ
の保温タンク68,68が配設され、各保温タンク68
は、その下部を前記第2湯煎タンク62中の熱湯に浸漬
させている。この保温タンク68の内部には所要量のミ
ルクが貯留され、該ミルクは第2湯煎タンク62中の熱
湯により関接的に保温されるようになっている。また各
保温タンク68は、筐体12前面に配設した注出ノズル
70に連通し、該ノズル70を開放することによりミル
クを外部に注出し得るよう構成している。なお、各保温
タンク68に貯留されているミルクの量は、対応するゲ
ージ管72により外部から視認することができる。ま
た、第1湯煎タンク14と同様に第2湯煎タンク62に
も注出ノズルを取付けてもよい。
【0021】(電気制御回路について)図6に、実施例に
係る飲料抽出装置の電気制御回路の一例を示す。図にお
いて、電源供給ラインRと電源供給ラインTとの間に、
装置10の停止を曜日毎に自動的に行なうウィークリー
タイマTM1と電源ランプL1とが並列に接続されてい
る。また、ウィークリータイマTM1および電源ランプ
1のラインRとの接続点間に、ウィークリータイマT
1の常開接点TM1−aと電源スイッチPB1とが直列
に接続されている。電源スイッチPB1に、サーモスタ
ットTH1の接点が接続され、このサーモスタットTH1
は、第1フロートスイッチFS1のa接点およびマグネ
ットスイッチMS1を介してラインTに接続してある。
また電源スイッチPB1と第1フロートスイッチFS1
a接点との間に、直列関係にあるリレーX2の常開接点
2−1aとリレーX3の常開接点X3−aとが、サーモ
スタットTH1の接点と並列に接続される。
【0022】前記電源スイッチPB1に、リレーX5の常
閉接点X5−bを介して散湯用スイッチPB2が接続さ
れ、このスイッチPB2は、抽出タンク18中のコーヒ
ーの撹拌時間(例えば1分)を設定するタイマTM2の常
閉接点TM2−bおよびリレーX2を介してラインTに接
続されている。また、電源スイッチPB1と撹拌用タイ
マTM2の常閉接点TM2−bとの間に、リレーX2の常
開接点X2−2aが、散湯用スイッチPB2と並列に接続
され、リレーX2は自己保持可能になっている。散湯用
スイッチPB2および常開接点X2−2aには、散湯用
ランプL2、リレーX3の常閉接点X3−1bに直列接
続された撹拌用タイマTM2、リレーX4の常開接点X
4−aに直列接続されたリレーX4およびリレーX4
常閉接点X4−1bに直列接続されたソレノイドバルブ
SV1が並列に接続されている。なお、リレーX3の常閉
接点X3−1bは、リレーX4に接続してある。更に、リ
レーX4の常開接点X4−aとラインTとの間に、マイ
クロスイッチS1と直列に接続されるソレノイドバルブ
SV2と、マイクロスイッチS2と直列に接続されるソ
レノイドバルブSV3とが並列に接続されている。
【0023】前記電源スイッチPB1とラインTに接続
されるモータバルブMSV1との間に、リレーX2の常閉
接点X2−1bに直列接続されたスイッチSW1と、リレ
ーX2の常開接点X2−3aに直列接続されたスイッチS
2とが並列に接続してある。また、電源スイッチPB1
とラインTに接続されるモータバルブMSV2との間
に、リレーX2の常閉接点X2−2bに直列接続されたス
イッチSW3と、リレーX2の常開接点X2−4aおよび
リレーX3の常閉接点X3−2bに直列接続されたスイッ
チSW4とが並列に接続されている。
【0024】前記電源スイッチPB1とラインTとの間
に、リレーX4の常閉接点X4−2bおよび第2フロー
トスイッチFS2のa接点に直列接続されたリレーX3
リレーX2の常閉接点X2−3bおよび第3フロートス
イッチFS3のb接点に直列接続されたリレーX5および
リレーX5の常開接点X5−aに直列接続されたウォー
タバルブWV1が並列に接続されている。電源スイッチ
PB1に、第5フロートスイッチFS5のb接点を介して
リレーX1が接続されると共に、第4フロートスイッチ
FS4のa接点およびサーモスタットTH2の接点を介し
てマグネットスイッチMS2が接続してある。更に、電
源スイッチPB1とラインTとの間に、リレーX1の常開
接点X1−aとウォータバルブWV2とが直列に接続され
ている。
【0025】電源母線R,T,Sには、夫々マグネットス
イッチMS1の常開接点MS1−aを介して第1湯煎タン
ク14用のヒータH1が接続されている。また、別の電
源母線R,T,Sに、夫々マグネットスイッチMS2の常
開接点MS2−aを介して第2湯煎タンク62用のヒー
タH2が接続されている。
【0026】
【実施例の作用】次に、実施例に係る飲料抽出装置の作
用につき、図6に示す電気制御回路および図7に示すタ
イミングチャートを参照して以下説明する。なお、コー
ヒー抽出・貯留機構部においては、図4に示す如く、左
側の抽出タンク18に熱湯を供給する状態で散湯管36
が設定されて、前記右側のマイクロスイッチS1の接点
を閉成しているものとする。また、モータバルブMSV
1に接続されるスイッチSW2およびモータバルブMSV
2に接続されるスイッチSW4は、当該飲料抽出装置10
の運転に先立ち、夫々閉成状態にしてある。更に、前記
ウィークリータイマTM1は、予め所要の設定時限が設
定されて、その常開接点TM1−aを閉成した状態とな
っている。
【0027】(給水運転について)この状態で前記電源ス
イッチPB1を投入すると、電源ランプL1が点灯する。
またリレーX2の常閉接点X2−3bおよび第3フロート
スイッチFS3のb接点を介してリレーX5が通電励磁さ
れ、これと協働する常開接点X5−aが閉成することに
よりウォータバルブWV1が開放される。これにより、
外部水道系からの水が第1湯煎タンク14に供給され
る。なお、リレーX5の常閉接点X5−bが開放し、第1
湯煎タンク14への給水時には、前記散湯用スイッチP
2を投入しても、散湯が開始されないよう設定されて
いる。また、前記第5フロートスイッチFS5のb接点
を介してリレーX1が通電励磁され、これと協働する常
開接点X1−aが閉成することによりウォータバルブW
2が開放される。従って、第2湯煎タンク62にも給
水が開始される。なお、前記モータバルブMSV1には
通電されないので、該バルブは開放しており、第1湯煎
タンク14と第2湯煎タンク62とは連通管64を介し
て連通状態となっている。
【0028】前記第1湯煎タンク14に水が供給されて
その水位が上昇し、これを前記第1フロートスイッチF
1が検知すると、そのa接点を閉成する。このとき、
タンク中の水の温度は前記サーモスタットTH1の下限
設定温度以下であるため、該サーモスタットTH1はそ
の接点を閉成しており、マグネットスイッチMS1が通
電励磁され、これと協働する常開接点MS1−aが閉成
して各ヒータH1への通電が開始され、タンク14中の
水は加熱される。また、第2湯煎タンク62において
も、同様に第4フロートスイッチFS4およびサーモス
タットTH2の各接点の閉成によりマグネットスイッチ
MS2が通電励磁され、これと協働する常開接点MS2
aが閉成して各ヒータH2への通電が開始され、タンク
62中の水は加熱される。
【0029】前記第1湯煎タンク14中の水位が、第2
フロートスイッチFS2の配設位置を越えると、該スイ
ッチFS2のa接点が閉成する。これにより、リレーX4
の常閉接点X4−2bを介して前記リレーX3が通電励磁
され、これと協働する常開接点X3−aが閉成すると共
に、常閉接点X3−1b,X3−2bが開放する。更にタ
ンク中の水位が上昇して、これを第3フロートスイッチ
FS3が検知すると、そのb接点を開放する。これによ
り、前記リレーX5が滅勢され、これと協働する常開接
点X5−aが開放することによりウォータバルブWV1
閉成して給水が停止する。また、リレーX5と協働する
常閉接点X5−bが閉成して、散湯可能な状態となる。
なお、第2湯煎タンク62では、第5フロートスイッチ
FS5が水位の上昇を検知した際に、そのb接点を開放
し、リレーX1を滅勢することによりウォータバルブW
2が閉成して給水が停止する。
【0030】前記第1湯煎タンク14および第2湯煎タ
ンク62に貯留された水の温度が上限設定温度以上にな
ったことを前記サーモスタットTH1,TH2が検知する
と、該サーモTH1,TH2はその接点を開放し、マグネ
ットスイッチMS1,MS2が滅勢されることにより、こ
れと協働する常開接点MS1−a,MS2−aが開放して
ヒータH1,H2への通電が停止される。またヒータH1,
2による加熱が停止して、第1湯煎タンク14および
第2湯煎タンク62中の熱湯の温度がサーモスタットT
1,TH2の下限設定温度以下になると、該サーモスタ
ットTH1,TH2の接点が閉成し、ヒータH1,H2による
加熱を再開する。これにより、第1湯煎タンク14およ
び第2湯煎タンク62中の熱湯の温度は一定に保たれ
る。
【0031】(コーヒーの抽出運転について)次に、前記
抽出タンク18に収納したコーヒー豆24に熱湯を散布
供給してコーヒーを抽出する場合につき説明する。前記
散湯用スイッチPB2を投入すると、撹拌用タイマTM2
の常閉接点TM2−bを介してリレーX2が通電励磁さ
れ、これと協働する常開接点X2−1aが閉成する。こ
のとき、前記リレーX3の常開接点X3−aおよび第1フ
ロートスイッチFS1のa接点は何れも閉成しているの
で、前記サーモスタットTH1における接点の開閉状態
に拘らず前記マグネットスイッチMS1が通電励磁され
る。これにより、常開接点MS1−aが閉成して各ヒー
タH1への通電が再開され、第1湯煎タンク14中の熱
湯が強制加熱される。また、リレーX2と協働する常開
接点X2−2aが閉成することにより当該リレーX2が自
己保持されると共に、常開接点X2−3aの閉成により
スイッチSW2を介してモータバルブMSV1が励磁され
てその弁を閉成する。更に、リレーX2の常開接点X2
2aおよびリレーX4の常閉接点X4−1bを介してソレ
ノイドバルブSV1が励磁されて蒸気逃し管56を閉成
する。なお、リレーX2と協働する常開接点X2−4aは
閉成するが、前記リレーX3の常閉接点X3−2bが開放
しているので、モータバルブMSV2は励磁されず、そ
の弁を開放している。すなわち、散湯用スイッチPB2
を投入すると、第1湯煎タンク14は、前記供給管38
を介して散湯管36にのみ連通した状態で密閉される。
なお、散湯用スイッチPB2の投入と同時に、散湯用ラ
ンプL2が点灯する。
【0032】前記ヒータH1により第1湯煎タンク14
中の熱湯が加熱され、その温度がサーモスタットTH1
の上限設定温度を越えると、該サーモスタットTH1
接点は開放するが、リレーX2の常開接点X2−1aおよ
びリレーX3の常開接点X3−aを介してマグネットスイ
ッチMS1への通電がなされ、ヒータH1による加熱は継
続される。
【0033】第1湯煎タンク14中の熱湯が沸騰し、こ
れにより発生した蒸気が前記気層部EZに充満すること
により内圧が高まると、熱湯は供給管38および散湯管
36を介して散湯ノズル30に供給される。そして、前
記蓋体26に配設したスプレーヘッド32を介して熱湯
が抽出タンク18内のコーヒー豆24に散布供給され、
抽出されたコーヒーが抽出タンク18に貯留されること
となる。第1湯煎タンク14中の熱湯が抽出タンク18
に供給されることにより、その水位が低下して第3フロ
ートスイッチFS3が閉成するが、このときにはリレー
2と協働する常開接点X2−3bは開放しているので、
リレーX5は励磁されず、第1湯煎タンク14への給水
は行なわれない。
【0034】前記第1湯煎タンク14中の熱湯の水位の
低下を第2フロートスイッチFS2が検知し、そのa接
点を開放すると、リレーX3が滅勢され、ことれ協働す
る常開接点X3−aが開放する。このとき、熱湯の温度
は上限設定温度以上となっているので、サーモスタット
TH1の接点は開放しており、従ってヒータH1への通電
が停止される。またリレーX3の常閉接点X3−2bが閉
成することにより、モータバルブMSV2が閉成し、前
記散湯ノズル30からの熱湯の散湯は停止される。リレ
ーX3の常閉接点X3−1bが閉成することにより、撹拌
用タイマTM2への通電がなされて、所要設定時限のカ
ウントが開始される。またリレーX4が通電励磁され、
これと協働する常開接点X4−aが閉成することにより
該リレーX4は自己保持される。更に、リレーX4の常閉
接点X4−1bが開放することによりソレノイドバルブ
SV1が開放し、第1湯煎タンク14内の蒸気の一部は
蒸気逃し管56を介して外部に逃出する。
【0035】ここで、前記散湯管36の作動片40によ
りマイクロスイッチS1が作動されてその接点を閉成し
ているので、該接点を介してソレノイドバルブSV2
開放し、第1湯煎タンク14の気層部EZは蒸気供給管
52を介して前記ゲージ管46に連通される。これによ
り、気層部EZ内の蒸気は、ゲージ管46および注出管
44を介して抽出タンク18の底部に供給され、タンク
底部から気泡として噴出することによりコーヒーが撹拌
されて全体の濃度を均一化し得る。
【0036】前記撹拌用タイマTM2がカウントアップ
すると、その常閉接点TM2−bが開放し、リレーX2
自己保持が解除され、これと協働する常開接点X2−2
aが開放する。これによりソレノイドバルブSV2が閉
成し、抽出タンク18への蒸気の供給が停止する。ま
た、常開接点X2−2aの開放により、リレーX4の自己
保持が解除される。更に、リレーX2と協働する常開接
点X2−3a,X2−4aが開放することにより、モータ
バルブMSV1,MSV2が開放し、散湯前の状態に復帰
する。なお、常開接点X2−2aの開放により散湯用ラ
ンプL2が消灯する。
【0037】前記リレーX2の自己保持が解除されてこ
れと協働する常閉接点X2−3bが閉成されることによ
り、第3フロートスイッチFS3のb接点を介して前記
リレーX5が通電励磁され、これと協働する常開接点X5
−aを閉成することによりウォータバルブWV1が開放
して第1湯煎タンク14への給水が開始される。そし
て、タンク14中の水位の上昇を、前記第3フロートス
イッチFS3が検知してそのb接点を開放することによ
り給水が停止される。
【0038】
【発明の効果】以上に述べた如く、本発明に係る飲料抽
出装置によれば、湯煎タンク内に生じた蒸気は、抽出タ
ンクの底部から気泡として噴出するので、該タンクに貯
留されている抽出飲料を撹拌して濃度ムラが生ずるのを
防止し得る。また、抽出飲料の撹拌は、飲料を抽出する
毎に自動的に行なわれるので、作業者の手作業を省くこ
とができ、省力化を図り得る。更に、抽出タンクを開放
する必要はないので、外部の塵埃が混入することもな
く、衛生的である。また、湯煎タンク中の熱湯を抽出タ
ンクに供給するために発生させた蒸気を利用して抽出飲
料の撹拌を行なうので、別途撹拌装置を設ける場合に比
べてコストを低減し得ると共に、極めて簡単な構成とし
得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係る飲料抽出装置の概略構成図であ
る。
【図2】 実施例に係る飲料抽出装置におけるコーヒー
抽出・貯留機構部を示す概略構成図である。
【図3】 実施例に係る飲料抽出装置におけるコーヒー
抽出・貯留機構部の正面図である。
【図4】 実施例に係る飲料抽出装置におけるコーヒー
抽出・貯留機構部の平面図である。
【図5】 実施例に係る飲料抽出装置における蒸気供給
管とゲージ管との接続部を示す要部断面図である。
【図6】 実施例に係る飲料抽出装置の電気制御回路の
一例を示す回路図である。
【図7】 コーヒーの抽出運転中の各回路素子の挙動を
示すタイミングチャート図である。
【符号の説明】
14 第1湯煎タンク, 18 抽出タンク,
24 コーヒー豆 36 散湯管, 38 供給管, 44 注出
管 46 ゲージ管, 52 蒸気供給管, 54 シリ
コンホース H1 ヒータ, MSV2 モータバルブ, SV
2 ソレノイドバルブ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要量の熱湯が貯留され、該熱湯を加熱
    するヒータ(H1)を備えた密閉された湯煎タンク(14)と、
    前記湯煎タンク(14)の熱湯を抽出原料(24)に散布供給す
    ることにより抽出した飲料を貯留する抽出タンク(18)と
    を備える飲料抽出装置において、 前記ヒータ(H1)により熱湯を加熱し、前記湯煎タンク(1
    4)内に発生した蒸気により内圧を高めることにより、該
    タンク(14)中の熱湯を散湯路(36,38)を介して前記抽出
    タンク(18)に供給し、 前記湯煎タンク(14)で発生した蒸気を、蒸気供給路(44,
    52)を介して前記抽出タンク(18)の底部に供給すること
    により、該タンク(18)の底部から気泡を噴出させて抽出
    飲料を撹拌するようにしたことを特徴とする飲料抽出装
    置。
  2. 【請求項2】 所要量の熱湯が貯留され、該熱湯を加熱
    するヒータ(H1)を備えた密閉された湯煎タンク(14)と、
    前記湯煎タンク(14)の熱湯を抽出原料(24)に散布供給す
    ることにより抽出した飲料を貯留する抽出タンク(18)と
    を備える飲料抽出装置において、 前記湯煎タンク(14)に一端が連通すると共に、他端が前
    記抽出タンク(18)に連通する散湯路(36,38)と、 前記散湯路(36,38)に配設されて該散湯路(36,38)を開閉
    する開閉手段(MSV2)と、 前記湯煎タンク(14)中に貯留された熱湯の液面よりも上
    方において該タンク(14)に一端が連通すると共に、他端
    が前記抽出タンク(18)の底部に連通する蒸気供給路(44,
    52)と、 前記蒸気供給路(44,52)に配設されて該供給路(44,52)を
    開閉する開閉手段(SV2)とからなり、 前記開閉手段(SV2)により蒸気供給路(44,52)を開放した
    際に、前記湯煎タンク(14)内で発生した蒸気を前記抽出
    タンク(18)の底部に供給するよう構成したことを特徴と
    する飲料抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸気供給路は、前記抽出タンク(18)
    の底部に一端が連通接続されると共に、他端が抽出飲料
    の注出ノズル(58)に連通接続される注出管(44)と、 前記注出管(44)の下端において連通接続されて上方に延
    在し、前記抽出タンク(18)中に貯留された抽出飲料の液
    位を視認可能なゲージ管(46)と、 前記湯煎タンク(14)中に貯留された熱湯の液面よりも上
    方において該タンク(14)に一端が連通接続されると共
    に、他端が前記ゲージ管(46)の上端にホース(54)を介し
    て着脱自在に連通接続される蒸気供給管(52)とから構成
    される請求項2記載の飲料抽出装置。
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