JP2717537B2 - 刺繍ミシンの文字間隔設定方法 - Google Patents
刺繍ミシンの文字間隔設定方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は刺繍ミシンの文字間隔設定方法に関し、特に
は異なる文字間隔を有する文字列の間隔の整列方法に関
する。 (従来技術) 一般に刺繍ミシンの文字形成情報は第8図の如く文字
の外形に接するか、外形より大きい矩形枠を設定して配
列に際しては該矩形枠を使って処理する。即ち矩形枠が
重ならないように配列するか矩形枠間の距離をスペース
値Cにより設定して配列する方法がとられている。 (発明が解決しようとする問題点) そのような方法で配列した場合、第9図に示す如く組
合せ配列する文字によっては(a)の如く近づき過ぎる
もの、或は(b)の如く離れ過ぎるものが生ずることと
なり、全体として捉えると刺繍の仕上り状態が極めてバ
ランスの悪いものとなる。 これは文字や模様の矩形枠内の空間の差により生ずる
視覚上の差であり、本発明ではこの矩形枠内の空間の差
を同一とすることにより視覚的にバランスのとれた配列
を行なうことを目的とする。 (問題点を解決するための手段) このため本発明においては、予め設定された基準大き
さに記憶されている文字形成情報をキー操作により順次
読みだして適正文字間隔に設定後縫い司令により文字を
形成する刺繍ミシンの文字間隔設定方法において、組み
合せる文字間の空間面積を演算するステップと、該空間
面積の最大の面積を基準空間面積に設定するステップ
と、他の個所の文字間の空間面積を基準面積と等しくな
る如く文字間距離を拡大するステップと、拡大後の文字
間距離により組合せ文字を配列するステップとにより構
成し、前記組み合せる文字間の空間面積を演算するステ
ップは、文字の配列方向に直交し文字の略中央に基準線
を設定するステップと、該基準線と直交する方向に互い
に距離を隔てて複数の形状指定線を設定するステップ
と、該形状指定線上の前記基準線から文字外形までの距
離による距離情報を演算するステップと、隣接する文字
の接する側の距離情報の対応する情報同志を加算するス
テップと、該加算値の集計により文字間空間面積を演算
するステップとにより構成する。 (実施例) 次に本発明の実施例を図面により詳細に説明する。 模様はアルファベットの大文字による場合で、
「M」、「I」、「Y」、「A」、「V」の文字を並べ
る場合を例として説明する。 第2図は本発明の刺繍ミシンの制御ブロック図であ
り、この制御ブロックを用いる刺繍ミシンは先に本出願
人が出願した特願昭61−33790と同一であるので詳しく
は省略する。 第2図において、1は文字選択手段であって、予め文
字形成情報記憶手段9に記憶されている文字形成情報を
選択する文字選択キー2及び該文字選択キーにより選択
した文字を選択文字表示手段14に表示し、その文字形成
情報を選択模様記憶手段10に組合せ記憶する組合せ記憶
キー3及びその組合せ終了を司令する組合せ終了キー
4、選択した文字の大きさを変更する大きさ調節キー
5、組み合せる文字間の距離を設定する文字間距離設定
キー6、刺繍縫いを始動するスタートキー7が設けられ
ており、それぞれ中央演算装置13と入出力装置I/Oを介
して接続されている。 8は上軸位相の検出手段であって、刺繍ミシンの針の
上下動の駆動軸である上軸に固着される回転板とフォト
インタラプタとによる公知の位相検出手段である。 9は文字形成情報の記憶手段であり、11は調節した模
様の大きさ記憶手段である。12は組合せ文字情報記憶手
段であって前記文字間距離設定キー6の操作による文字
間距離設定値を記憶すると共に文字間隔表示手段15に表
示する。 16は針落データ記憶手段であって前記選択手段の記憶
手段10及び前記模様の大きさ記憶手段11に記憶されてい
る文字間隔値により演算された針落データを記憶する。 17はX軸用ドライバーであって、19のY軸用ドライバ
ーと共に前記中央演算装置13に接続され前記スタートキ
ー7の操作により前記上軸回転位相の検出手段8の検出
位相、即ち針が被加工布より上に位置する位相の検出に
より前記針落データ記憶手段16に記憶されている針落デ
ータにより駆動パルスをそれぞれ前記X軸ステッピング
モータ18及び前記Y軸ステッピングモータ20に出力して
駆動する。 このようにして構成される刺繍ミシンの制御ブロック
を用いてアルファベット大文字の「M」、「I」、
「Y」、「A」、「V」を配列する場合を例にして文字
間隔の設定方法について第1図の流れ図を参照して説明
する。 前記文字選択キー2及び前記組合せ記憶キー3を操作
して前記文字形成情報記憶手段9から読み出して前記選
択文字表示手段14に表示すると共に前記選択模様の記憶
手段10に記憶する。 前記文字形成情報記憶手段9に記憶されている文字形
成情報は刺繍縫いの幅を与えられた外形形状と標準針落
形成情報とにより構成されており、その代表例を第3図
に示すが前記外形形状はそれぞれ基準幅Wが与えられて
いる。 選択操作及び組合せ操作により読み出された文字形成
情報の外形形状は第4図に示す如く各文字の一部が接触
する状態で配置される。 この配置状態においては、第4図にそれぞれ示す如く
「M」と「I」との間の空間面積S1は0であり、「I」
と「Y」との間の空間面積はS2であり、「Y」と「A」
との間はS3であり、「A」と「V」との間の空間面積S4
は0である。 従って第4図に示す配置状態では、各文字間の配列条
件、即ち各文字の一部が接触する位置に並べた場合、そ
の空間面積S1〜S4の間の差による視覚的な不揃いがあ
る。 次に文字間の不揃いの調節を行う。読み出され各文字
の一部が接触する状態で配置された各文字間のそれぞれ
の空間面積が演算される。 文字「Y」と「A」との間の空間面積S3を求める場合
を例にして説明する。第5図に於て、最初に基準線Rを
設定する。該基準線は文字の配列方向に直交し且つ各文
字にそれぞれ一本設定する。 次に該基準線に直交する複数の形状指定線Bを設定す
る。この形状指定線は配列する凡ての文字に共通の位置
に設定する。 次に該形状指定線上の外形形状の形状指定点をそれぞ
れプロットし、各文字の形状指定線上の形状指定点の2
点の内、縫い方向側にあるものを集合し、その集団をA
とし、縫いと反対方向側にあるものを集合してその集団
を[A]と設定する。 その形状指定点は前記基準線Rからの距離によって示
される。各文字の距離情報は前述の集団Aと集団[A]
とにより表される。即ち、第6図(a)の如く前記基準
線Rを文字「Y」の幅の略中心に設定し、形状指定線B
を上部、下部、及び中間の3箇所に設定したものであ
り、上部の形状指定線B上の形状指定点はそれぞれ20,2
0であり、中間の形状指定線上の形状指定点はそれぞれ
5,5であり、下部の形状指定線上の形状指定点は5,5であ
ることから集合Aは(20,5,5)であり、集合[A]は
(20,5,5)であって距離情報は(20,5,5,5,5,20)とし
て作成される。 従って前記基準線Rを第6図(b)の如く中心からズ
レて設定した場合の距離情報は(8,−8,−8,18,18,32)
で表される。 又形状指定線の数を増やした場合の距離情報は、(2
0,15,10,5,5,5,5,5,5,10,15,20)となる。 次に以上の様に求める距離情報により文字間空間面積
を求める方法について説明する。 第5図に於て、文字「Y」及び文字「A」は形状指定
線を1〜nに設定し、形状指定点がそれぞれa,b,c,dで
指定されると、文字「Y」の距離情報はa1,a2,a3…an,b
n,bn−1,…b3,b2,b1)であって、文字「A」の距離情報
は(c1,c2,c3…cn,dn,dn−1…d3,d2,d1)である。 文字「Y」と「A」」との配置状態(外形の一部が接
触する位置)において、接触する個所を含む形状指定線
の位置は文字「Y」と「A」とのそれぞれ対応する側
(bとc)形状指定点の合算値(b+c)で最も大なる
箇所であって第4図に示す如く外側上部の形状指定線で
ある。即ち、 により最大のe maxを算出してKとする。この最大合算
値Kは隣接する文字が重ならない範囲に於けるその文字
間の最小の距離である。 第5図に於て、e1がKであって他の合算値、例えばen
で示す最下部の形状指定線上では最大合算値Kからenを
引いた値が形状指定線上の空間を表す。 従って文字間空間面積Sは次の(1)式で表すことが
できる。 同様にして文字間面積S1,S2,S4を求める。 次に文字間空間面積S1からS4の中で最大のものを文字
列(MIYAV)に於ける基準文字空間面積Srefに設定す
る。なお、この文字列に於ては第4図に見る如くS2が最
大であってこれがこの文字列に於ける基準文字空間面積
Srefとなる。 即ち、文字の高さをHとすると、この配列に於ける最
小文字間距離LminはS2/Hである。又文字間距離の補正量
Vは次の2式で表すことができる。 この補正量Vを用いて文字配列を基準空間面積に配置
したものを第7図に示す。 従って前記組合せ記憶終了キー4が操作された後、前
記中央演算装置13は前記文字形成情報記憶装置9に記憶
されている文字形成情報と、予め定めた形状指定線上の
形状指定点による距離情報とを読み出して文字間空間面
積Sと最小文字間距離Lminと文字間距離の補正量Vとを
演算して前記組合せ文字情報記憶手段12に記憶すると共
に前記文字間隔表示手段15に最小文字間距離Lminを表示
する。 所望の文字間距離の設定については前記文字間距離設
定キー6を操作して前記文字間隔表示手段15に表示され
ている最小文字間距離Lminより大なる所望の文字間距離
の設定値Lに設定すると、該設定値Lと最小文字間距離
Lminとの差分だけ文字間距離を拡大して前記組合せ文字
情報記憶手段12に記憶すると共に前記文字間隔表示手段
15に設定値Lを表示し、前記模様の大きさ調節キー5の
操作により調節された模様の大きさを記憶する前記模様
の大きさ記憶手段11の値と前記組合せ文字情報記憶手段
12に記憶されている文字形成情報とにより針落データを
演算して前記針落データ記憶手段16に記憶する。 前記スタートキー7の操作により、前記上軸位相の検
出手段8の検出信号により前記X軸ドライバー17及び前
記Y軸ドライバー19は駆動パルスを出力して前記X軸用
ステッピングモータ18及び前記Y軸用ステッピングモー
タ20を駆動して刺繍縫目を形成する。尚、本実施例に於
ては組み合せる文字列の文字間空間面積の最大値を基準
文字間空間面積Srefとして設定するものを示したが、選
択する模様の種類、例えばアルファベット文字、かな文
字、数字等のそれぞれに対応し予めそれぞれの独自の基
準文字間空間面積Sstを設定して記憶手段に記憶してお
き、選択した模様の種類によりそれぞれの独自の基準文
字間空間面積Sstと上述の手法により求めた各文字間空
間面積を用いて補正量を算出して文字間距離を設定する
如くしても良い。 (発明の効果) 以上の如く本発明では刺しゅうミシンにおいて、各文
字ごとに予め模様形成情報と外形の距離情報が設定され
ており、選択操作及び組合せ配列の設定に対して各文字
間の空間面積を演算して、各文字間空間面積が同一とな
る如く配列することにより、刺しゅうの仕上りの状態の
文字配列における文字間隔の視覚上の不揃いをなくして
バランスの良い配列とすることができる。
は異なる文字間隔を有する文字列の間隔の整列方法に関
する。 (従来技術) 一般に刺繍ミシンの文字形成情報は第8図の如く文字
の外形に接するか、外形より大きい矩形枠を設定して配
列に際しては該矩形枠を使って処理する。即ち矩形枠が
重ならないように配列するか矩形枠間の距離をスペース
値Cにより設定して配列する方法がとられている。 (発明が解決しようとする問題点) そのような方法で配列した場合、第9図に示す如く組
合せ配列する文字によっては(a)の如く近づき過ぎる
もの、或は(b)の如く離れ過ぎるものが生ずることと
なり、全体として捉えると刺繍の仕上り状態が極めてバ
ランスの悪いものとなる。 これは文字や模様の矩形枠内の空間の差により生ずる
視覚上の差であり、本発明ではこの矩形枠内の空間の差
を同一とすることにより視覚的にバランスのとれた配列
を行なうことを目的とする。 (問題点を解決するための手段) このため本発明においては、予め設定された基準大き
さに記憶されている文字形成情報をキー操作により順次
読みだして適正文字間隔に設定後縫い司令により文字を
形成する刺繍ミシンの文字間隔設定方法において、組み
合せる文字間の空間面積を演算するステップと、該空間
面積の最大の面積を基準空間面積に設定するステップ
と、他の個所の文字間の空間面積を基準面積と等しくな
る如く文字間距離を拡大するステップと、拡大後の文字
間距離により組合せ文字を配列するステップとにより構
成し、前記組み合せる文字間の空間面積を演算するステ
ップは、文字の配列方向に直交し文字の略中央に基準線
を設定するステップと、該基準線と直交する方向に互い
に距離を隔てて複数の形状指定線を設定するステップ
と、該形状指定線上の前記基準線から文字外形までの距
離による距離情報を演算するステップと、隣接する文字
の接する側の距離情報の対応する情報同志を加算するス
テップと、該加算値の集計により文字間空間面積を演算
するステップとにより構成する。 (実施例) 次に本発明の実施例を図面により詳細に説明する。 模様はアルファベットの大文字による場合で、
「M」、「I」、「Y」、「A」、「V」の文字を並べ
る場合を例として説明する。 第2図は本発明の刺繍ミシンの制御ブロック図であ
り、この制御ブロックを用いる刺繍ミシンは先に本出願
人が出願した特願昭61−33790と同一であるので詳しく
は省略する。 第2図において、1は文字選択手段であって、予め文
字形成情報記憶手段9に記憶されている文字形成情報を
選択する文字選択キー2及び該文字選択キーにより選択
した文字を選択文字表示手段14に表示し、その文字形成
情報を選択模様記憶手段10に組合せ記憶する組合せ記憶
キー3及びその組合せ終了を司令する組合せ終了キー
4、選択した文字の大きさを変更する大きさ調節キー
5、組み合せる文字間の距離を設定する文字間距離設定
キー6、刺繍縫いを始動するスタートキー7が設けられ
ており、それぞれ中央演算装置13と入出力装置I/Oを介
して接続されている。 8は上軸位相の検出手段であって、刺繍ミシンの針の
上下動の駆動軸である上軸に固着される回転板とフォト
インタラプタとによる公知の位相検出手段である。 9は文字形成情報の記憶手段であり、11は調節した模
様の大きさ記憶手段である。12は組合せ文字情報記憶手
段であって前記文字間距離設定キー6の操作による文字
間距離設定値を記憶すると共に文字間隔表示手段15に表
示する。 16は針落データ記憶手段であって前記選択手段の記憶
手段10及び前記模様の大きさ記憶手段11に記憶されてい
る文字間隔値により演算された針落データを記憶する。 17はX軸用ドライバーであって、19のY軸用ドライバ
ーと共に前記中央演算装置13に接続され前記スタートキ
ー7の操作により前記上軸回転位相の検出手段8の検出
位相、即ち針が被加工布より上に位置する位相の検出に
より前記針落データ記憶手段16に記憶されている針落デ
ータにより駆動パルスをそれぞれ前記X軸ステッピング
モータ18及び前記Y軸ステッピングモータ20に出力して
駆動する。 このようにして構成される刺繍ミシンの制御ブロック
を用いてアルファベット大文字の「M」、「I」、
「Y」、「A」、「V」を配列する場合を例にして文字
間隔の設定方法について第1図の流れ図を参照して説明
する。 前記文字選択キー2及び前記組合せ記憶キー3を操作
して前記文字形成情報記憶手段9から読み出して前記選
択文字表示手段14に表示すると共に前記選択模様の記憶
手段10に記憶する。 前記文字形成情報記憶手段9に記憶されている文字形
成情報は刺繍縫いの幅を与えられた外形形状と標準針落
形成情報とにより構成されており、その代表例を第3図
に示すが前記外形形状はそれぞれ基準幅Wが与えられて
いる。 選択操作及び組合せ操作により読み出された文字形成
情報の外形形状は第4図に示す如く各文字の一部が接触
する状態で配置される。 この配置状態においては、第4図にそれぞれ示す如く
「M」と「I」との間の空間面積S1は0であり、「I」
と「Y」との間の空間面積はS2であり、「Y」と「A」
との間はS3であり、「A」と「V」との間の空間面積S4
は0である。 従って第4図に示す配置状態では、各文字間の配列条
件、即ち各文字の一部が接触する位置に並べた場合、そ
の空間面積S1〜S4の間の差による視覚的な不揃いがあ
る。 次に文字間の不揃いの調節を行う。読み出され各文字
の一部が接触する状態で配置された各文字間のそれぞれ
の空間面積が演算される。 文字「Y」と「A」との間の空間面積S3を求める場合
を例にして説明する。第5図に於て、最初に基準線Rを
設定する。該基準線は文字の配列方向に直交し且つ各文
字にそれぞれ一本設定する。 次に該基準線に直交する複数の形状指定線Bを設定す
る。この形状指定線は配列する凡ての文字に共通の位置
に設定する。 次に該形状指定線上の外形形状の形状指定点をそれぞ
れプロットし、各文字の形状指定線上の形状指定点の2
点の内、縫い方向側にあるものを集合し、その集団をA
とし、縫いと反対方向側にあるものを集合してその集団
を[A]と設定する。 その形状指定点は前記基準線Rからの距離によって示
される。各文字の距離情報は前述の集団Aと集団[A]
とにより表される。即ち、第6図(a)の如く前記基準
線Rを文字「Y」の幅の略中心に設定し、形状指定線B
を上部、下部、及び中間の3箇所に設定したものであ
り、上部の形状指定線B上の形状指定点はそれぞれ20,2
0であり、中間の形状指定線上の形状指定点はそれぞれ
5,5であり、下部の形状指定線上の形状指定点は5,5であ
ることから集合Aは(20,5,5)であり、集合[A]は
(20,5,5)であって距離情報は(20,5,5,5,5,20)とし
て作成される。 従って前記基準線Rを第6図(b)の如く中心からズ
レて設定した場合の距離情報は(8,−8,−8,18,18,32)
で表される。 又形状指定線の数を増やした場合の距離情報は、(2
0,15,10,5,5,5,5,5,5,10,15,20)となる。 次に以上の様に求める距離情報により文字間空間面積
を求める方法について説明する。 第5図に於て、文字「Y」及び文字「A」は形状指定
線を1〜nに設定し、形状指定点がそれぞれa,b,c,dで
指定されると、文字「Y」の距離情報はa1,a2,a3…an,b
n,bn−1,…b3,b2,b1)であって、文字「A」の距離情報
は(c1,c2,c3…cn,dn,dn−1…d3,d2,d1)である。 文字「Y」と「A」」との配置状態(外形の一部が接
触する位置)において、接触する個所を含む形状指定線
の位置は文字「Y」と「A」とのそれぞれ対応する側
(bとc)形状指定点の合算値(b+c)で最も大なる
箇所であって第4図に示す如く外側上部の形状指定線で
ある。即ち、 により最大のe maxを算出してKとする。この最大合算
値Kは隣接する文字が重ならない範囲に於けるその文字
間の最小の距離である。 第5図に於て、e1がKであって他の合算値、例えばen
で示す最下部の形状指定線上では最大合算値Kからenを
引いた値が形状指定線上の空間を表す。 従って文字間空間面積Sは次の(1)式で表すことが
できる。 同様にして文字間面積S1,S2,S4を求める。 次に文字間空間面積S1からS4の中で最大のものを文字
列(MIYAV)に於ける基準文字空間面積Srefに設定す
る。なお、この文字列に於ては第4図に見る如くS2が最
大であってこれがこの文字列に於ける基準文字空間面積
Srefとなる。 即ち、文字の高さをHとすると、この配列に於ける最
小文字間距離LminはS2/Hである。又文字間距離の補正量
Vは次の2式で表すことができる。 この補正量Vを用いて文字配列を基準空間面積に配置
したものを第7図に示す。 従って前記組合せ記憶終了キー4が操作された後、前
記中央演算装置13は前記文字形成情報記憶装置9に記憶
されている文字形成情報と、予め定めた形状指定線上の
形状指定点による距離情報とを読み出して文字間空間面
積Sと最小文字間距離Lminと文字間距離の補正量Vとを
演算して前記組合せ文字情報記憶手段12に記憶すると共
に前記文字間隔表示手段15に最小文字間距離Lminを表示
する。 所望の文字間距離の設定については前記文字間距離設
定キー6を操作して前記文字間隔表示手段15に表示され
ている最小文字間距離Lminより大なる所望の文字間距離
の設定値Lに設定すると、該設定値Lと最小文字間距離
Lminとの差分だけ文字間距離を拡大して前記組合せ文字
情報記憶手段12に記憶すると共に前記文字間隔表示手段
15に設定値Lを表示し、前記模様の大きさ調節キー5の
操作により調節された模様の大きさを記憶する前記模様
の大きさ記憶手段11の値と前記組合せ文字情報記憶手段
12に記憶されている文字形成情報とにより針落データを
演算して前記針落データ記憶手段16に記憶する。 前記スタートキー7の操作により、前記上軸位相の検
出手段8の検出信号により前記X軸ドライバー17及び前
記Y軸ドライバー19は駆動パルスを出力して前記X軸用
ステッピングモータ18及び前記Y軸用ステッピングモー
タ20を駆動して刺繍縫目を形成する。尚、本実施例に於
ては組み合せる文字列の文字間空間面積の最大値を基準
文字間空間面積Srefとして設定するものを示したが、選
択する模様の種類、例えばアルファベット文字、かな文
字、数字等のそれぞれに対応し予めそれぞれの独自の基
準文字間空間面積Sstを設定して記憶手段に記憶してお
き、選択した模様の種類によりそれぞれの独自の基準文
字間空間面積Sstと上述の手法により求めた各文字間空
間面積を用いて補正量を算出して文字間距離を設定する
如くしても良い。 (発明の効果) 以上の如く本発明では刺しゅうミシンにおいて、各文
字ごとに予め模様形成情報と外形の距離情報が設定され
ており、選択操作及び組合せ配列の設定に対して各文字
間の空間面積を演算して、各文字間空間面積が同一とな
る如く配列することにより、刺しゅうの仕上りの状態の
文字配列における文字間隔の視覚上の不揃いをなくして
バランスの良い配列とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例に係り、第1図は文字間隔設定方
法の説明図、第2図は刺繍ミシンの制御ブロック図、第
3図は文字の外形形状説明図、第4図は読み出しによる
文字配置説明図、第5図は空間面積の算出に於ける準備
説明図、第6図は距離情報設定の説明図、第7図は基準
空間面積に再配列した文字配置説明図、第8図及び第9
図は従来の文字配置説明図である。
法の説明図、第2図は刺繍ミシンの制御ブロック図、第
3図は文字の外形形状説明図、第4図は読み出しによる
文字配置説明図、第5図は空間面積の算出に於ける準備
説明図、第6図は距離情報設定の説明図、第7図は基準
空間面積に再配列した文字配置説明図、第8図及び第9
図は従来の文字配置説明図である。
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(56)参考文献 特開 昭60−27583(JP,A)
特開 昭62−267855(JP,A)
特開 昭59−173361(JP,A)
特開 昭57−160655(JP,A)
特開 昭63−220291(JP,A)
特開 昭60−246785(JP,A)
特公 平3−49598(JP,B2)
特公 平3−80518(JP,B2)
特公 平7−77564(JP,B2)
特公 平6−73578(JP,B2)
特許2589103(JP,B2)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.予め設定された基準大きさで記憶された文字形成情
報をキー操作により順次読み出して所定の方向に適正文
字間隔に設定後縫い指令により文字を形成する刺繍ミシ
ンの文字間隔設定方法において、読み出された文字形成
情報により形成される文字をそれぞれその外形の一部が
相互に接触する状態で配置し、前記配置された文字間の
空間面積を演算し、該演算された文字間の空間面積のう
ちの最大のものを基準空間面積とし、該基準空間面積に
基ずいて各文字間距離を決定するステップとから成り、
前記文字間の空間面積の演算は、相隣る文字に関してそ
れぞれ略中央に文字配列方向に直交する基準線を設定
し、該基準線に直交して所定の間隔にて複数の形状指定
線を設定し、該形状指定線の前記基準線から文字外形ま
での距離情報を演算し、相隣る文字間で対応する距離情
報をそれぞれ加算し、そして該加算値を集計するステッ
プとから成ることを特徴とする刺繍ミシンの文字間隔設
定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62326749A JP2717537B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 刺繍ミシンの文字間隔設定方法 |
US07/286,384 US4932345A (en) | 1987-12-25 | 1988-12-16 | Method of setting spacing between characters embroidered by an embroidering sewing machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP62326749A JP2717537B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 刺繍ミシンの文字間隔設定方法 |
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JP2717537B2 true JP2717537B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=18191252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62326749A Expired - Fee Related JP2717537B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 刺繍ミシンの文字間隔設定方法 |
Country Status (2)
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US (1) | US4932345A (ja) |
JP (1) | JP2717537B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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DE4411364C2 (de) * | 1993-04-02 | 1998-05-07 | Barudan Co Ltd | Verfahren zum Bilden von Daten für Verbindungsnähstiche zum Verbinden von Applikationen |
JPH07136361A (ja) * | 1993-11-18 | 1995-05-30 | Brother Ind Ltd | 刺繍データ作成装置 |
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GB2317027A (en) * | 1996-09-09 | 1998-03-11 | Electrolux Ab | Embroidery machine control |
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JP2020005693A (ja) * | 2018-07-03 | 2020-01-16 | ブラザー工業株式会社 | ミシン及び非一時的コンピュータ可読媒体 |
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US4742786A (en) * | 1985-11-20 | 1988-05-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Data processing system for sewing machine |
-
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- 1987-12-25 JP JP62326749A patent/JP2717537B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-12-16 US US07/286,384 patent/US4932345A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2589103B2 (ja) | 1987-10-30 | 1997-03-12 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | 刺しゅう機 |
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US4932345A (en) | 1990-06-12 |
JPH01170495A (ja) | 1989-07-05 |
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