JP2712393B2 - プリンタの印字ヘッド取付方法 - Google Patents
プリンタの印字ヘッド取付方法Info
- Publication number
- JP2712393B2 JP2712393B2 JP25794788A JP25794788A JP2712393B2 JP 2712393 B2 JP2712393 B2 JP 2712393B2 JP 25794788 A JP25794788 A JP 25794788A JP 25794788 A JP25794788 A JP 25794788A JP 2712393 B2 JP2712393 B2 JP 2712393B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print head
- guide bar
- platen
- printer
- displacement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Common Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラテンの長手方向に印字ヘッドを移送案
内するためのガイドバーを偏心回動させることによって
印字ヘッドをプラテンに対して進退変位させる変位機構
を備えたプリンタにおいて、ガイドバー上のキャリッジ
に対する印字ヘッドの取付方法に関する。
内するためのガイドバーを偏心回動させることによって
印字ヘッドをプラテンに対して進退変位させる変位機構
を備えたプリンタにおいて、ガイドバー上のキャリッジ
に対する印字ヘッドの取付方法に関する。
従来からのプリンタにおいては、用紙印字面と印字ヘ
ッドとの間の離間間隔(以下、ヘッドギャップと称す
る)を調節できるように、印字ヘッドをプラテン側に進
退変位させる変位機構を備えたものがある。この変位機
構は、一般的に、ステップモータを駆動して印字ヘッド
支持用のガイドバーを偏心回動させることにより印字ヘ
ッドをプラテン側に進退変位させる構成である。
ッドとの間の離間間隔(以下、ヘッドギャップと称す
る)を調節できるように、印字ヘッドをプラテン側に進
退変位させる変位機構を備えたものがある。この変位機
構は、一般的に、ステップモータを駆動して印字ヘッド
支持用のガイドバーを偏心回動させることにより印字ヘ
ッドをプラテン側に進退変位させる構成である。
この種のプリンタにおけるヘッドギャップ調節は、印
字ヘッドを用紙に一旦接触させてから所定量引き離すこ
とにより用紙の厚薄にかかわらずヘッドギャップを一定
にする方式の他、まず用紙厚を検出し、その紙厚に応じ
て異なるヘットギャップを設定する方式がある。この後
者の方式における用紙厚検出は、印字ヘッドがプラテン
に当接する位置と印字ヘッドが用紙に当接する位置との
差分を算出することで行われる。このように印字ヘッド
をプラテン前面で微量的に変位させる場合、印字ヘッド
がプラテンに当たる位置もしくはプラテンに対して固定
的に設定した位置が変位のための基準位置となる。
字ヘッドを用紙に一旦接触させてから所定量引き離すこ
とにより用紙の厚薄にかかわらずヘッドギャップを一定
にする方式の他、まず用紙厚を検出し、その紙厚に応じ
て異なるヘットギャップを設定する方式がある。この後
者の方式における用紙厚検出は、印字ヘッドがプラテン
に当接する位置と印字ヘッドが用紙に当接する位置との
差分を算出することで行われる。このように印字ヘッド
をプラテン前面で微量的に変位させる場合、印字ヘッド
がプラテンに当たる位置もしくはプラテンに対して固定
的に設定した位置が変位のための基準位置となる。
上述した印字ヘッド変位機構を備えるプリンタにおい
ては、組立時、印字ヘッドを前記した基準位置に位置決
めしてキャリッジに取り付ける。以下で、従来の印字ヘ
ッドの取付方法を具体的に説明する。
ては、組立時、印字ヘッドを前記した基準位置に位置決
めしてキャリッジに取り付ける。以下で、従来の印字ヘ
ッドの取付方法を具体的に説明する。
まず、ガイドバーを所定の角度に設定して、ガイドバ
ーに支持されているキャリッジの位置決めを行う。
ーに支持されているキャリッジの位置決めを行う。
次に、プラテンに所定厚さのシックネスゲージを介し
て印字ヘッドを当てがうなどして、印字ヘッドが前述の
プラテンに対する基準位置に位置するように位置決めす
る(人手による作業)。
て印字ヘッドを当てがうなどして、印字ヘッドが前述の
プラテンに対する基準位置に位置するように位置決めす
る(人手による作業)。
この位置決めした印字ヘッドを前記キャリッジに取り
付ける。
付ける。
したがって、で設定したガイドバーの角度が印字ヘ
ッドの基準位置を示すので、ガイドバーを回転させる角
度によって、プラテンに対する印字ヘッドの変位位置が
対応付けられる。
ッドの基準位置を示すので、ガイドバーを回転させる角
度によって、プラテンに対する印字ヘッドの変位位置が
対応付けられる。
以上説明したように、従来の印字ヘッド取付方法で
は、機器毎に一律に固定位置に設定している基準位置
に、作業者の感覚にたよって印字ヘッドを寸分狂うこと
なく取り付けるようにしなければならない。しかしなが
ら、位置決めの感覚は人によって相違するとともに、同
一人でもその時々で相違するので、印字ヘッドを基準位
置に正しく取り付けるのは非常に難しくかつ時間もかか
っていた。
は、機器毎に一律に固定位置に設定している基準位置
に、作業者の感覚にたよって印字ヘッドを寸分狂うこと
なく取り付けるようにしなければならない。しかしなが
ら、位置決めの感覚は人によって相違するとともに、同
一人でもその時々で相違するので、印字ヘッドを基準位
置に正しく取り付けるのは非常に難しくかつ時間もかか
っていた。
そして、印字ヘッドが正しい基準位置に取り付けられ
ていない場合、ガイドバーの回転角度と印字ヘッドの変
位位置との対応関係がくずれるために、例えばガイドバ
ーを所定角度回転させて印字ヘッドを基準位置からプラ
テン側の所定位置まで変位させたとき、ガイドバーの回
転角度に基づく理想的な変位量と実際の変位量とに取付
誤差に基づく差が生じる。そのため、例えば前述の用紙
厚検出やヘッドギャップ調節を適正に行うことができな
くなる。
ていない場合、ガイドバーの回転角度と印字ヘッドの変
位位置との対応関係がくずれるために、例えばガイドバ
ーを所定角度回転させて印字ヘッドを基準位置からプラ
テン側の所定位置まで変位させたとき、ガイドバーの回
転角度に基づく理想的な変位量と実際の変位量とに取付
誤差に基づく差が生じる。そのため、例えば前述の用紙
厚検出やヘッドギャップ調節を適正に行うことができな
くなる。
本発明はこのような事情に鑑みて創案されたもので、
印字ヘッドの取付作業が簡単に行え、かつ印字ヘッドの
取付状態に関係なく、ガイドバーの回転角度と印字ヘッ
ドの変位位置とを正確に対応付けできるようにした印字
ヘッドの取付方法を提供することを目的としている。
印字ヘッドの取付作業が簡単に行え、かつ印字ヘッドの
取付状態に関係なく、ガイドバーの回転角度と印字ヘッ
ドの変位位置とを正確に対応付けできるようにした印字
ヘッドの取付方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕 本発明はこのような目的を達成するために、プラテン
の長手方向に印字ヘッドを移送案内するためのガイドバ
ーを偏心回動させることによって印字ヘッドをプラテン
に対して進退変位させる変位機構と、ガイドバーの回転
角度を検知する手段とを有するプリンタにおいて、次の
ような構成をとる。
の長手方向に印字ヘッドを移送案内するためのガイドバ
ーを偏心回動させることによって印字ヘッドをプラテン
に対して進退変位させる変位機構と、ガイドバーの回転
角度を検知する手段とを有するプリンタにおいて、次の
ような構成をとる。
即ち、本発明にかかる印字ヘッド取付方法は、 任意の回転角度に設定したガイドバー上のキャリッジ
に印字ヘッドを取り付ける工程と、 ガイドバーを回動させてプラテンに対して設定した所
定の基準位置まで印字ヘッドを変位させる工程と、 変位後のガイドバーの回転角度を基準位置を示す値と
してプリンタ制御部に記憶させる工程と、 を具備した構成に特徴を有する。
に印字ヘッドを取り付ける工程と、 ガイドバーを回動させてプラテンに対して設定した所
定の基準位置まで印字ヘッドを変位させる工程と、 変位後のガイドバーの回転角度を基準位置を示す値と
してプリンタ制御部に記憶させる工程と、 を具備した構成に特徴を有する。
本発明の構成によれば、印字ヘッドをキャリッジに取
り付けておいて、ガイドバーを回転させることにより印
字ヘッドをプラテンに対する基準位置に移動させ、この
移動後におけるガイドバーの角度を印字ヘッドの基準位
置を示す値としてプリンタ制御部に記憶させるので、ガ
イドバーの回転角度と印字ヘッドの変位位置との対応関
係が正しく設定される。
り付けておいて、ガイドバーを回転させることにより印
字ヘッドをプラテンに対する基準位置に移動させ、この
移動後におけるガイドバーの角度を印字ヘッドの基準位
置を示す値としてプリンタ制御部に記憶させるので、ガ
イドバーの回転角度と印字ヘッドの変位位置との対応関
係が正しく設定される。
つまり、印字ヘッド取付過程において取付位置の精度
を問わないから、印字ヘッドの取付作業が簡単に行える
ことになる。
を問わないから、印字ヘッドの取付作業が簡単に行える
ことになる。
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
本発明を第2図および第3図に示す構造のプリンタに
適用した実施例とし、まず、図例のプリンタの構成を説
明する。図中、1はプラテン、2A,2Bはプラテンと平行
に配設されたガイドバー、3はガイドバーに軸方向移動
可能に支持されたキャリッジ、4はキャリッジに搭載さ
れた印字ヘッドを示している。
適用した実施例とし、まず、図例のプリンタの構成を説
明する。図中、1はプラテン、2A,2Bはプラテンと平行
に配設されたガイドバー、3はガイドバーに軸方向移動
可能に支持されたキャリッジ、4はキャリッジに搭載さ
れた印字ヘッドを示している。
一方のガイドバー2Aの両端には、それの軸心に対して
所定量だけ偏位された軸心の偏心軸5が一体形成されて
おり、この偏心軸5は図示しないプリンタシャーシの両
側壁部に回動可能に支持されている。この偏心軸5の一
端は、シャーシの外方に突き出されており、この突出部
分に扇状の揺動ギヤ6が取り付けられている。
所定量だけ偏位された軸心の偏心軸5が一体形成されて
おり、この偏心軸5は図示しないプリンタシャーシの両
側壁部に回動可能に支持されている。この偏心軸5の一
端は、シャーシの外方に突き出されており、この突出部
分に扇状の揺動ギヤ6が取り付けられている。
前記シャーシの一方側壁部において外方に突き出した
偏心軸5の近傍には、ガイドバー2A,2Bの存在側と反対
側即ち外方に延出する回転軸7が回転可能に支持されて
おり、この回転軸7の基端側には前記揺動ギヤ6に噛合
する第1歯車8が固着されているとともに、先端側には
第2歯車9が回動可能に装着されている。この第2歯車
9には、ステップモータ10の出力軸に固着されているモ
ータ歯車11が噛合されている。
偏心軸5の近傍には、ガイドバー2A,2Bの存在側と反対
側即ち外方に延出する回転軸7が回転可能に支持されて
おり、この回転軸7の基端側には前記揺動ギヤ6に噛合
する第1歯車8が固着されているとともに、先端側には
第2歯車9が回動可能に装着されている。この第2歯車
9には、ステップモータ10の出力軸に固着されているモ
ータ歯車11が噛合されている。
前記第1歯車8の外側面には、第2歯車9側に延出す
る係止ピン12が突設されており、第2歯車9にはその軸
心を曲率中心とした部分円弧状の長孔13が穿設されてい
る。この長孔13に前記係止ピン12が遊動可能に挿通され
ている。そして、回転軸7の先端にはねじりコイルバネ
14が装着されており、このねじりコイルバネ14は、その
一端が係止ピン12に、また他端が第2歯車9の外側面に
形成の突起9Aにそれぞれ係止され、係止ピン12を長孔13
内における係合端Aに押し付け付勢するよう取り付けら
れている。以上の係止ピン12,長孔13,ねじりコイルバネ
14でトルクリミッタを構成している。
る係止ピン12が突設されており、第2歯車9にはその軸
心を曲率中心とした部分円弧状の長孔13が穿設されてい
る。この長孔13に前記係止ピン12が遊動可能に挿通され
ている。そして、回転軸7の先端にはねじりコイルバネ
14が装着されており、このねじりコイルバネ14は、その
一端が係止ピン12に、また他端が第2歯車9の外側面に
形成の突起9Aにそれぞれ係止され、係止ピン12を長孔13
内における係合端Aに押し付け付勢するよう取り付けら
れている。以上の係止ピン12,長孔13,ねじりコイルバネ
14でトルクリミッタを構成している。
そして、第1歯車8の内側面には、扇形状のスリット
板15が取り付けられており、このスリット板15の外径側
においてそれを挟むようにホトインタラプタ16が設置さ
れている。ホトインタラプタ16は、スリット板15に設け
られている複数のスリットと、隣接するスリットの間の
部分とを検出してパルスを出力するものである。なお、
ホトインタラプタ16からの出力パルス数をカウンタ17で
もって計数し、この計数値によって制御部18はガイドバ
ー2Aの回転角および印字ヘッド4の変位量にそれぞれ換
算する。
板15が取り付けられており、このスリット板15の外径側
においてそれを挟むようにホトインタラプタ16が設置さ
れている。ホトインタラプタ16は、スリット板15に設け
られている複数のスリットと、隣接するスリットの間の
部分とを検出してパルスを出力するものである。なお、
ホトインタラプタ16からの出力パルス数をカウンタ17で
もって計数し、この計数値によって制御部18はガイドバ
ー2Aの回転角および印字ヘッド4の変位量にそれぞれ換
算する。
上述した構成のプリンタでは、ステップモータ10を駆
動してモータ歯車11を第1図において反時計方向に回転
させると、第2図中の矢印で示すように、第2歯車9が
第1歯車8と同期して回転させられるとともに、この第
1歯車8を介して揺動ギヤ6が所定角度揺動させられ、
この揺動ギヤ6と一体のガイドバー2Aが回転することに
なり、このガイドバー2Aの回転によってキャリッジ3が
印字ヘッド4とともにプラテン1に接近する側へ他方の
ガイドバー2Bに案内されて直線的に前進変位させられる
ことになる。一方、モータ歯車11を前記と逆方向即ち時
計方向に回転させると、第2図中の実線で示す矢印と逆
の方向に動作することによって印字ヘッド4がプラテン
1から離れる側に後退変位させられることになる。
動してモータ歯車11を第1図において反時計方向に回転
させると、第2図中の矢印で示すように、第2歯車9が
第1歯車8と同期して回転させられるとともに、この第
1歯車8を介して揺動ギヤ6が所定角度揺動させられ、
この揺動ギヤ6と一体のガイドバー2Aが回転することに
なり、このガイドバー2Aの回転によってキャリッジ3が
印字ヘッド4とともにプラテン1に接近する側へ他方の
ガイドバー2Bに案内されて直線的に前進変位させられる
ことになる。一方、モータ歯車11を前記と逆方向即ち時
計方向に回転させると、第2図中の実線で示す矢印と逆
の方向に動作することによって印字ヘッド4がプラテン
1から離れる側に後退変位させられることになる。
ところで、前述の前進変位の動作中において、印字ヘ
ッド4がプラテン3に当接すると、ガイドバー2A,偏心
軸5,揺動ギヤ6、第1歯車8および回転軸7の回転が抑
えられ、第1歯車8と第2歯車9との間で回転ずれが生
じ、両歯車間でねじりコイルバネ14が圧縮され、このば
ね力で印字ヘッド4が用紙に対して一定の圧力で押し付
けられることになる。そして、印字ヘッド4の停止によ
り第1歯車8およびスリット板15が停止してホトインタ
ラプタ16の出力が変化しなくなることを制御部18が検出
するので、制御部18は印字ヘッド4が停止したことを認
識し、ステップモータ10への駆動を停止させる。
ッド4がプラテン3に当接すると、ガイドバー2A,偏心
軸5,揺動ギヤ6、第1歯車8および回転軸7の回転が抑
えられ、第1歯車8と第2歯車9との間で回転ずれが生
じ、両歯車間でねじりコイルバネ14が圧縮され、このば
ね力で印字ヘッド4が用紙に対して一定の圧力で押し付
けられることになる。そして、印字ヘッド4の停止によ
り第1歯車8およびスリット板15が停止してホトインタ
ラプタ16の出力が変化しなくなることを制御部18が検出
するので、制御部18は印字ヘッド4が停止したことを認
識し、ステップモータ10への駆動を停止させる。
以上説明した構成のプリンタを用いて、本発明にかか
る印字ヘッドの取付方法の一実施例を第1図を参照して
説明する。
る印字ヘッドの取付方法の一実施例を第1図を参照して
説明する。
まず、印字ヘッド4が取り付けられていないキャリッ
ジ3を任意の位置に位置決めする。ここでは、前記任意
の位置を、位置検出可能範囲の後方限界位置(イニシャ
ル位置という)とする。したがって、ホトインタラプタ
16からの出力パルスが変化しなくなるまで、即ち、第1
図(a)に示すように、スリット板15の下端のスリット
がホトインタラプタ16から外れるまで、ステップモータ
10を駆動してガイドバー2Aを回転させる。
ジ3を任意の位置に位置決めする。ここでは、前記任意
の位置を、位置検出可能範囲の後方限界位置(イニシャ
ル位置という)とする。したがって、ホトインタラプタ
16からの出力パルスが変化しなくなるまで、即ち、第1
図(a)に示すように、スリット板15の下端のスリット
がホトインタラプタ16から外れるまで、ステップモータ
10を駆動してガイドバー2Aを回転させる。
このガイドバー2A上のキャリッジ3に対して印字ヘッ
ド4を適当に取り付ける〔第1図(b)参照〕。この取
付位置をX0とする。
ド4を適当に取り付ける〔第1図(b)参照〕。この取
付位置をX0とする。
プラテン1の前面に所定厚Hのシックネスゲージ19を
当てがい、このシックネスゲージ19に対して印字ヘッド
4を前進させて接触させる〔第1図(c)参照〕。この
シックネスゲージ19の厚みHは、用紙の厚みとヘッドギ
ャップの長さとを加えた寸法より大きく設定する。ここ
では、この印字ヘッド4が停止した位置をプラテンに対
する印字ヘッド4の基準位置X1として制御部18に記憶さ
せる。つまり、印字ヘッド4をX0位置からX1位置まで変
位させる間に、ガイドバー2Aと関連してスリット板15が
回転するので、この回転量つまりホトインタラプタ16か
ら出力されるパルス数をカウンタ17で計数して、制御部
18で印字ヘッド4を基準位置X1に位置させたときのガイ
ドバー2Aの回転角度を求め、これを前記基準位置X1を示
すデータとして記憶する。
当てがい、このシックネスゲージ19に対して印字ヘッド
4を前進させて接触させる〔第1図(c)参照〕。この
シックネスゲージ19の厚みHは、用紙の厚みとヘッドギ
ャップの長さとを加えた寸法より大きく設定する。ここ
では、この印字ヘッド4が停止した位置をプラテンに対
する印字ヘッド4の基準位置X1として制御部18に記憶さ
せる。つまり、印字ヘッド4をX0位置からX1位置まで変
位させる間に、ガイドバー2Aと関連してスリット板15が
回転するので、この回転量つまりホトインタラプタ16か
ら出力されるパルス数をカウンタ17で計数して、制御部
18で印字ヘッド4を基準位置X1に位置させたときのガイ
ドバー2Aの回転角度を求め、これを前記基準位置X1を示
すデータとして記憶する。
なお、印字ヘッド4の取り付けが完了すると、例え
ば、基準位置X1からプラテン1の前面までの印字ヘッド
4の変位量L1をホトインタラプタ16からの出力パルス数
でもって求めてこれを制御部18に記憶しておく。
ば、基準位置X1からプラテン1の前面までの印字ヘッド
4の変位量L1をホトインタラプタ16からの出力パルス数
でもって求めてこれを制御部18に記憶しておく。
以上説明したような方法でもって印字ヘッドを取り付
けると、ガイドバー2Aを回転させる角度によって印字ヘ
ッド4の変位位置を正確に特定できるから、下記するヘ
ッドギャップ調節過程において用紙厚を正確に検出でき
て、適正なヘッドギャップの調節ができるようになる。
けると、ガイドバー2Aを回転させる角度によって印字ヘ
ッド4の変位位置を正確に特定できるから、下記するヘ
ッドギャップ調節過程において用紙厚を正確に検出でき
て、適正なヘッドギャップの調節ができるようになる。
このようにして取り付けられた印字ヘッドを有するプ
リンタでのヘッドギャップ調節の手順および動作を第4
図を参照して説明する。
リンタでのヘッドギャップ調節の手順および動作を第4
図を参照して説明する。
用紙Pをプラテン1と印字ヘッド4との間に挿入して
おき、印字ヘッド4を基準位置X1に移動させる〔第4図
(a)参照〕。
おき、印字ヘッド4を基準位置X1に移動させる〔第4図
(a)参照〕。
用紙Pに当接するまで印字ヘッド4を移動させる。こ
の当接により前述のトルクリミッタが動作して用紙に対
する印字ヘッド4の押付力が一定に保たれる〔第4図
(b)参照〕。ここで、基準位置X1から用紙印字面まで
の印字ヘッド4の変位量L2をホトインタラプタ16からの
出力パルス数で求め、この変位量L2を予め記憶させてあ
る変位量L1から差し引くことにより用紙Pの絶対厚hを
算出する。
の当接により前述のトルクリミッタが動作して用紙に対
する印字ヘッド4の押付力が一定に保たれる〔第4図
(b)参照〕。ここで、基準位置X1から用紙印字面まで
の印字ヘッド4の変位量L2をホトインタラプタ16からの
出力パルス数で求め、この変位量L2を予め記憶させてあ
る変位量L1から差し引くことにより用紙Pの絶対厚hを
算出する。
この後、印字ヘッド4をプラテン1から離れる側へ変
位させるのであるが、ホトインタラプタ16からパルスが
出力された時点から、ステップモータ10に対して所定数
のパルスを入力することにより印字ヘッド4を用紙Pか
ら所定のヘッドギャップに相当する寸法Δlだけ引き離
させる〔第4図(c)参照〕。
位させるのであるが、ホトインタラプタ16からパルスが
出力された時点から、ステップモータ10に対して所定数
のパルスを入力することにより印字ヘッド4を用紙Pか
ら所定のヘッドギャップに相当する寸法Δlだけ引き離
させる〔第4図(c)参照〕。
なお、本発明は上記実施例で説明した構成のプリンタ
以外のものにも適用できることは言うまでもない。特
に、上記実施例のプリンタにおいて、ガイドバー2Aとス
テップモータ10との間の動力伝達機構、印字ヘッド4の
用紙押付力を一定にするトルクリミッタなどを他の構成
としたものであってもかまわない。
以外のものにも適用できることは言うまでもない。特
に、上記実施例のプリンタにおいて、ガイドバー2Aとス
テップモータ10との間の動力伝達機構、印字ヘッド4の
用紙押付力を一定にするトルクリミッタなどを他の構成
としたものであってもかまわない。
また、本発明において、ガイドバー2Aの回転角を記憶
させる際の印字ヘッドの配置位置(基準位置)は、プラ
テン1に対して固定的に設定される位置であれば任意に
設定することができる。
させる際の印字ヘッドの配置位置(基準位置)は、プラ
テン1に対して固定的に設定される位置であれば任意に
設定することができる。
以上説明したように、本発明では、印字ヘッドをキャ
リッジに取り付けてから、プラテンに対する印字ヘッド
の基準位置を決めるとともにそのときのガイドバーの回
転角度をプリンタ制御部に記憶させるから、印字ヘッド
がキャリッジ上にどのように取り付けられようとも、プ
ラテンに対する印字ヘッドの位置とガイドバーの回転角
度とを正確に対応付けることができる。したがって、印
字ヘッドの取付位置を従来のように高精度に管理しなく
てよいから、その取付作業が簡単になるとともに取付時
間が短縮できる。
リッジに取り付けてから、プラテンに対する印字ヘッド
の基準位置を決めるとともにそのときのガイドバーの回
転角度をプリンタ制御部に記憶させるから、印字ヘッド
がキャリッジ上にどのように取り付けられようとも、プ
ラテンに対する印字ヘッドの位置とガイドバーの回転角
度とを正確に対応付けることができる。したがって、印
字ヘッドの取付位置を従来のように高精度に管理しなく
てよいから、その取付作業が簡単になるとともに取付時
間が短縮できる。
このように、印字ヘッドの変位位置をガイドバーの回
転角度で正確に特定できるから、例えば用紙厚検出やヘ
ッドギャップ調節を正確に行うことができるようにな
る。
転角度で正確に特定できるから、例えば用紙厚検出やヘ
ッドギャップ調節を正確に行うことができるようにな
る。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例にかかり、第1
図(a)ないし(c)は印字ヘッドの取付手順を説明す
るための工程図、第2図は印字ヘッド変位機構の外観を
示す斜視図、第3図は印字ヘッド変位機構の側面図、第
4図(a)ないし(c)はヘッドギャップ調節動作を説
明するための工程図である。 1…プラテン、2A,2B…ガイドバー、3…キャリッジ、
4…印字ヘッド、17…カウンタ、18…制御部。
図(a)ないし(c)は印字ヘッドの取付手順を説明す
るための工程図、第2図は印字ヘッド変位機構の外観を
示す斜視図、第3図は印字ヘッド変位機構の側面図、第
4図(a)ないし(c)はヘッドギャップ調節動作を説
明するための工程図である。 1…プラテン、2A,2B…ガイドバー、3…キャリッジ、
4…印字ヘッド、17…カウンタ、18…制御部。
Claims (1)
- 【請求項1】プラテンの長手方向に印字ヘッドを移送案
内するためのガイドバーを偏心回動させることによって
印字ヘッドをプラテンに対して進退変位させる変位機構
と、ガイドバーの回転角度を検知する手段とを有するプ
リンタにおいて、 任意の回転角度に設定したガイドバー上のキャリッジに
印字ヘッドを取り付ける工程と、 ガイドバーを回動させてプラテンに対して設定した所定
の基準位置まで印字ヘッドを変位させる工程と、 変位後のガイドバーの回転角度を基準位置を示す値とし
てプリンタ制御部に記憶させる工程と、 を具備していることを特徴とするプリンタの印字ヘッド
取付方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25794788A JP2712393B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | プリンタの印字ヘッド取付方法 |
US07/419,592 US4990004A (en) | 1988-10-12 | 1989-10-10 | Printer having head gap adjusting device |
EP89310442A EP0364262B1 (en) | 1988-10-12 | 1989-10-12 | Printer having head gap adjusting device |
DE68920260T DE68920260T2 (de) | 1988-10-12 | 1989-10-12 | Drucker mit Vorrichtung zum Einstellen der Schlagweite des Kopfes. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25794788A JP2712393B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | プリンタの印字ヘッド取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02103171A JPH02103171A (ja) | 1990-04-16 |
JP2712393B2 true JP2712393B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=17313425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25794788A Expired - Lifetime JP2712393B2 (ja) | 1988-10-12 | 1988-10-12 | プリンタの印字ヘッド取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712393B2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-12 JP JP25794788A patent/JP2712393B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02103171A (ja) | 1990-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0364262B1 (en) | Printer having head gap adjusting device | |
JPH0596814A (ja) | 印字装置 | |
JP3326780B2 (ja) | プリンタ | |
JP2712393B2 (ja) | プリンタの印字ヘッド取付方法 | |
JP2817309B2 (ja) | 印字装置 | |
JP3019129B2 (ja) | プリンタにおけるプラテンギャップ自動調整装置 | |
JPH03161381A (ja) | 印字装置の紙面間距離調整装置 | |
JPH05116420A (ja) | 印字装置のヘツドギヤツプ調整装置 | |
JPS6131275A (ja) | ワイヤドットプリンタ | |
JP3626635B2 (ja) | プリンタ | |
JPS6056202A (ja) | 印字装置の自動紙厚検出機構 | |
JPH01136776A (ja) | 自動紙厚調整機構 | |
JP2565370Y2 (ja) | 印字装置のヘッドギャップ調整・指示装置 | |
JP2562291B2 (ja) | 給紙方法 | |
JPS633821Y2 (ja) | ||
JP2874240B2 (ja) | 印字装置 | |
JP2826147B2 (ja) | プリンタの自動紙厚検知装置 | |
JP2510906Y2 (ja) | プリンタの自動用紙厚設定機構 | |
JP2771646B2 (ja) | 用紙押えローラ開閉用モータのステップ数決定方式 | |
JPH0442836Y2 (ja) | ||
JPS6132776Y2 (ja) | ||
JPH01159281A (ja) | 印字ギヤツプ調整装置 | |
JPH063647U (ja) | プリンターの自動紙厚調整装置 | |
JPH05104814A (ja) | I/dマーク読取装置を備えた印字装置 | |
JPH0825735A (ja) | プリンタの紙送り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |