JP2710083B2 - 2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 - Google Patents
2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及び有害生物防除剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有害生物防除剤として
有用である新規な2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘
導体及びその製法に関するものである。
有用である新規な2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘
導体及びその製法に関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】本発明の2−アシルアミノ−2−チ
アゾリン誘導体は、新規化合物であることから、その有
害生物防除活性については知られていない。
アゾリン誘導体は、新規化合物であることから、その有
害生物防除活性については知られていない。
【0003】
【発明が解決すべき課題】本発明の目的は、新規な2−
アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及びそ
れを有効成分とする有害生物防除剤を提供することであ
る。
アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及びそ
れを有効成分とする有害生物防除剤を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するために鋭意研究した結果、新規な2−アシ
ルアミノ−2−チアゾリン誘導体が有害生物に対して顕
著な防除活性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は次の通りである。第1の発明
は、次式(I):
題を解決するために鋭意研究した結果、新規な2−アシ
ルアミノ−2−チアゾリン誘導体が有害生物に対して顕
著な防除活性を有することを見出し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は次の通りである。第1の発明
は、次式(I):
【0005】
【化10】
【0006】(式中、Arは1〜5個のハロゲン原子,
低級アルコキシ基,低級アルキル基,ニトロ基,低級ハ
ロアルキル基,シアノ基,ハロゲン原子で置換されてい
てもよいフェニルオキシ基,ハロゲン原子で置換されて
いてもよいアラルキルオキシ基,低級アルキルアミノ
基,ヒドロキシ基,カルボキシル基,低級ハロアルコキ
シ基,低級アルキルスルホニル基,低級アルキルチオ基
又はメチレンジオキシ基で置換されていてもよいフェニ
ル基、置換基を有していてもよいナフチル基を表し;X
は酸素原子、硫黄原子を表し;Rは水素原子、低級アル
キル基を表す。)で示される2−アシルアミノ−2−チ
アゾリン誘導体に関するものである。第2の発明は、次
式(II):
低級アルコキシ基,低級アルキル基,ニトロ基,低級ハ
ロアルキル基,シアノ基,ハロゲン原子で置換されてい
てもよいフェニルオキシ基,ハロゲン原子で置換されて
いてもよいアラルキルオキシ基,低級アルキルアミノ
基,ヒドロキシ基,カルボキシル基,低級ハロアルコキ
シ基,低級アルキルスルホニル基,低級アルキルチオ基
又はメチレンジオキシ基で置換されていてもよいフェニ
ル基、置換基を有していてもよいナフチル基を表し;X
は酸素原子、硫黄原子を表し;Rは水素原子、低級アル
キル基を表す。)で示される2−アシルアミノ−2−チ
アゾリン誘導体に関するものである。第2の発明は、次
式(II):
【0007】
【化11】
【0008】で示される2−イミノチアゾリジン誘導体
と次式(III):
と次式(III):
【0009】
【化12】
【0010】(式中、Arは前記の記載と同義であ
る。)で示される安息香酸類又はその反応性誘導体とを
反応させることを特徴とする前記の式(I)で示される
化合物において 次式(IV):
る。)で示される安息香酸類又はその反応性誘導体とを
反応させることを特徴とする前記の式(I)で示される
化合物において 次式(IV):
【0011】
【化13】
【0012】(式中、Arは請求項1の記載と同義であ
る。)で示される2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘
導体の製法に関するものである。第3の発明は、次式
(V):
る。)で示される2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘
導体の製法に関するものである。第3の発明は、次式
(V):
【0013】
【化14】
【0014】(式中、Rは前記の記載と同義である。)
で示される2−アミノ−2−チアゾリン誘導体と前記の
式(III)で示される安息香酸類又はその反応性誘導
体とを反応させることを特徴とする前記の式(I)で示
される化合物において次式(VI):
で示される2−アミノ−2−チアゾリン誘導体と前記の
式(III)で示される安息香酸類又はその反応性誘導
体とを反応させることを特徴とする前記の式(I)で示
される化合物において次式(VI):
【0015】
【化15】
【0016】(式中、Ar及びRは請求項1の記載と同
義である。)で示される2−アシルアミノ−2−チアゾ
リン誘導体の製法に関するものである。第4の発明は、
前記の式(VI)で示される化合物をチオン化すること
を特徴とする前記の式(I)で示される化合物において
次式(VII):
義である。)で示される2−アシルアミノ−2−チアゾ
リン誘導体の製法に関するものである。第4の発明は、
前記の式(VI)で示される化合物をチオン化すること
を特徴とする前記の式(I)で示される化合物において
次式(VII):
【0017】
【化16】
【0018】(式中、Ar及びRは請求項1の記載と同
義である。)で示される2−チオアシルアミノ−2−チ
アゾリン誘導体の製法に関するものである。第5の発明
は、前記の式(I)で示される化合物を有効成分とする
有害生物防除剤に関するものである。
義である。)で示される2−チオアシルアミノ−2−チ
アゾリン誘導体の製法に関するものである。第5の発明
は、前記の式(I)で示される化合物を有効成分とする
有害生物防除剤に関するものである。
【0019】以下、本発明について詳細に説明する。前
記の式(I)〜(VII)で示される化合物〔以下、化
合物(I)〜(VII)と称する。〕において、目的化
合物である新規な化合物〔(I),(IV),(V
I),(VII)〕、その製造原料〔(II),(II
I),(V),(VI)〕などにおいて使用した記号
(Ar,R,X)は次の通である。
記の式(I)〜(VII)で示される化合物〔以下、化
合物(I)〜(VII)と称する。〕において、目的化
合物である新規な化合物〔(I),(IV),(V
I),(VII)〕、その製造原料〔(II),(II
I),(V),(VI)〕などにおいて使用した記号
(Ar,R,X)は次の通である。
【0020】Arとしては、置換基を有していてもよい
フェニル基及びナフチル基を挙げることができる。その
置換基としては、ハロゲン原子,低級アルコキシ基,低
級アルキル基,ニトロ基,低級ハロアルキル基,シアノ
基,ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニルオキ
シ基,ハロゲン原子で置換されていてもよいアラルキル
オキシ基,低級アルキルアミノ基,ヒドロキシ基,カル
ボキシル基,低級ハロアルコキシ基,低級アルキルスル
ホニル基,低級アルキルチオ基又はメチレンジオキシ基
などを挙げることができる。
フェニル基及びナフチル基を挙げることができる。その
置換基としては、ハロゲン原子,低級アルコキシ基,低
級アルキル基,ニトロ基,低級ハロアルキル基,シアノ
基,ハロゲン原子で置換されていてもよいフェニルオキ
シ基,ハロゲン原子で置換されていてもよいアラルキル
オキシ基,低級アルキルアミノ基,ヒドロキシ基,カル
ボキシル基,低級ハロアルコキシ基,低級アルキルスル
ホニル基,低級アルキルチオ基又はメチレンジオキシ基
などを挙げることができる。
【0021】その好ましい置換基は次の通りである。ハ
ロゲン原子(例えば、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原
子,フッ素原子など)では、塩素原子,臭素原子,フッ
素原子がよい。
ロゲン原子(例えば、塩素原子,ヨウ素原子,臭素原
子,フッ素原子など)では、塩素原子,臭素原子,フッ
素原子がよい。
【0022】低級アルコキシ基では、炭素原子数1〜
6、さらに好ましくは1〜4の直鎖状又は分岐状のもの
がよく、さらに好ましくはメトキシ基がよい。
6、さらに好ましくは1〜4の直鎖状又は分岐状のもの
がよく、さらに好ましくはメトキシ基がよい。
【0023】低級アルキル基では、炭素原子数1〜6、
さらに好ましくは1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよ
い。
さらに好ましくは1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよ
い。
【0024】低級ハロアルキル基(例えば、塩素原子,
ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子などのハロゲン原子
を有する炭素原子数1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)
では、炭素原子数1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよ
く、さらに好ましくはトリフルオロメチル基がよい。
ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子などのハロゲン原子
を有する炭素原子数1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)
では、炭素原子数1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよ
く、さらに好ましくはトリフルオロメチル基がよい。
【0025】ハロゲン原子(例えば、塩素原子,ヨウ素
原子,臭素原子,フッ素原子など)で置換されていても
よいフェニルオキシ基では、4−フルオロフェノキシ
基,フェノキシ基がよい。
原子,臭素原子,フッ素原子など)で置換されていても
よいフェニルオキシ基では、4−フルオロフェノキシ
基,フェノキシ基がよい。
【0026】ハロゲン原子(例えば、塩素原子,ヨウ素
原子,臭素原子,フッ素原子など)で置換されていても
よいアラルキルオキシ基では、ベンジルオキシ基,フェ
ネチルオキシ基,フェニルオキシプロピル基などがよ
く、さらに好ましくはベンジルオキシ基がよい。
原子,臭素原子,フッ素原子など)で置換されていても
よいアラルキルオキシ基では、ベンジルオキシ基,フェ
ネチルオキシ基,フェニルオキシプロピル基などがよ
く、さらに好ましくはベンジルオキシ基がよい。
【0027】低級アルキルアミノ基(例えば、炭素原子
数1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)では、炭素原子数
1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよく、さらに好まし
くはジメチルアミノ基がよい。
数1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)では、炭素原子数
1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよく、さらに好まし
くはジメチルアミノ基がよい。
【0028】低級ハロアルコキシ基(例えば、塩素原
子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子などのハロゲン
原子を有する炭素原子数1〜6の直鎖状又は分岐状のも
の)では、炭素原子数1〜4の直鎖状又は分岐状のもの
がよく、さらに好ましくはトリフルオロメトキシ基、2
−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基がよ
い)。
子,ヨウ素原子,臭素原子,フッ素原子などのハロゲン
原子を有する炭素原子数1〜6の直鎖状又は分岐状のも
の)では、炭素原子数1〜4の直鎖状又は分岐状のもの
がよく、さらに好ましくはトリフルオロメトキシ基、2
−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基がよ
い)。
【0029】低級アルキルスルホニル基(例えば、炭素
原子数1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)では、炭素原
子数1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよく、さらに好
ましくはメタンスルホニル基がよい。
原子数1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)では、炭素原
子数1〜4の直鎖状又は分岐状のものがよく、さらに好
ましくはメタンスルホニル基がよい。
【0030】低級アルキルチオ基(例えば、炭素原子数
1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)では、炭素原子数1
〜4の直鎖状又は分岐状のものがよく、さらに好ましく
はメチルチオ基がよい。
1〜6の直鎖状又は分岐状のもの)では、炭素原子数1
〜4の直鎖状又は分岐状のものがよく、さらに好ましく
はメチルチオ基がよい。
【0031】置換基の数としては0〜5の整数を挙げる
ことができ、その置換基の位置は特に限定されないが、
好ましい数と位置は次の通りである。ハロゲン原子は、
2,3,4,5及び/又は6位である。低級アルコキシ
基では、3位である。低級アルキル基では、4位であ
る。ニトロ基では、3,4及び/又は5位である。低級
ハロアルキル基では、3,4及び/又は5位である。シ
アノ基では、4位である。
ことができ、その置換基の位置は特に限定されないが、
好ましい数と位置は次の通りである。ハロゲン原子は、
2,3,4,5及び/又は6位である。低級アルコキシ
基では、3位である。低級アルキル基では、4位であ
る。ニトロ基では、3,4及び/又は5位である。低級
ハロアルキル基では、3,4及び/又は5位である。シ
アノ基では、4位である。
【0032】ハロゲン原子で置換されていてもよいフェ
ニルオキシ基では、3及び/又は4位である。ハロゲン
原子で置換されていてもよいアラルキルオキシ基では、
3位である。低級アルキルアミノ基では、3位である。
ヒドロキシ基では、3位である。カルボキシル基では、
6位である。低級ハロアルコキシ基では、4及び/又は
5位である。低級アルキルスルホニル基では、4位であ
る。低級アルキルチオ基では、4位である。
ニルオキシ基では、3及び/又は4位である。ハロゲン
原子で置換されていてもよいアラルキルオキシ基では、
3位である。低級アルキルアミノ基では、3位である。
ヒドロキシ基では、3位である。カルボキシル基では、
6位である。低級ハロアルコキシ基では、4及び/又は
5位である。低級アルキルスルホニル基では、4位であ
る。低級アルキルチオ基では、4位である。
【0033】Rとしては、水素原子,低級アルキル基な
どを挙げることができ;低級アルキル基としては、炭素
原子数1〜6、さらに好ましくは1〜4の直鎖状又は分
岐状のものかよく、さらに好ましくはメチル基がよい。
Xとしては、酸素原子,硫黄原子などを挙げることがで
きる。
どを挙げることができ;低級アルキル基としては、炭素
原子数1〜6、さらに好ましくは1〜4の直鎖状又は分
岐状のものかよく、さらに好ましくはメチル基がよい。
Xとしては、酸素原子,硫黄原子などを挙げることがで
きる。
【0034】本発明の化合物(I)を製造するために用
いる原料の化合物(III)である安息香酸類の反応性
誘導体としては、例えば、安息香酸類に対応するカルボ
ン酸の酸無水物,酸塩化物もしくは酸臭化物、又はカル
ボン酸エステル類(カルボン酸メチルエステル,カルボ
ン酸エチルエステル,カルボン酸フェニルエステルな
ど)を挙ことができるが;好ましくはカルボン酸の酸無
水物又は酸塩化物がよい。化合物(I)は、例えば、以
下に示す製造法1〜3のいずれかの方法によって製造す
ることができる。
いる原料の化合物(III)である安息香酸類の反応性
誘導体としては、例えば、安息香酸類に対応するカルボ
ン酸の酸無水物,酸塩化物もしくは酸臭化物、又はカル
ボン酸エステル類(カルボン酸メチルエステル,カルボ
ン酸エチルエステル,カルボン酸フェニルエステルな
ど)を挙ことができるが;好ましくはカルボン酸の酸無
水物又は酸塩化物がよい。化合物(I)は、例えば、以
下に示す製造法1〜3のいずれかの方法によって製造す
ることができる。
【0035】(合成法1)本発明の化合物(IV)の合
成は、次に示すように、通常、原料の化合物(II)と
化合物(III)とを溶媒中で反応助剤存在下に反応さ
せることによって行うことができる。
成は、次に示すように、通常、原料の化合物(II)と
化合物(III)とを溶媒中で反応助剤存在下に反応さ
せることによって行うことができる。
【0036】
【化17】
【0037】(式中、Arは前記の記載と同義であ
る。)溶媒としては、本反応に直接関与しないものであ
れば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグロイ
ン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩
化メチレン,クロロホルム,ジクロロメタン,ジクロル
エタン,トリクロルエチレン,シクロヘキサンような塩
素化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の
炭化水素類;ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのようなエーテル類;アセトン,メチル
エチルケトンなどのようなケトン類;メタノール,エタ
ノール,エチレングリコールなどのようなアルコール類
又はその含水物;N,N−ジメチルホルムアミド,N,
N−ジメチルアセトアミドなどのようなアミド類;トリ
エチルアミン,ピリジン,N,N−ジメチルアニリンな
どのような有機塩基;1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン;ジメチルスルホキシド;前記溶媒の混合物な
どを挙げることができる。
る。)溶媒としては、本反応に直接関与しないものであ
れば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグロイ
ン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩
化メチレン,クロロホルム,ジクロロメタン,ジクロル
エタン,トリクロルエチレン,シクロヘキサンような塩
素化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の
炭化水素類;ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのようなエーテル類;アセトン,メチル
エチルケトンなどのようなケトン類;メタノール,エタ
ノール,エチレングリコールなどのようなアルコール類
又はその含水物;N,N−ジメチルホルムアミド,N,
N−ジメチルアセトアミドなどのようなアミド類;トリ
エチルアミン,ピリジン,N,N−ジメチルアニリンな
どのような有機塩基;1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン;ジメチルスルホキシド;前記溶媒の混合物な
どを挙げることができる。
【0038】そして、その溶媒の使用量は、化合物(I
I)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(II)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。
I)の濃度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにし
て使用することができるが、好ましくは化合物(II)
の濃度が10〜70重量%になるようにして使用するの
がよい。
【0039】反応助剤としては、塩基(例えば、トリエ
チルアミン、ピリジン,4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの
ような有機塩基;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシドなどのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナ
トリウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウムなど
の無機塩基など)、脱水剤〔例えば、ジシクロヘキシル
カルボジイミド、1−エチル−8−(8−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1,1−カルボジ
イミダゾール、五塩化リン、三塩化リン、オキシ塩化リ
ン、塩化チオニル、ホスゲン〕などを挙げることができ
る。
チルアミン、ピリジン,4−(N,N−ジメチルアミ
ノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、1,8−ジ
アザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エンなどの
ような有機塩基;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシドなどのようなアルカリ金属アルコキシド類;ナ
トリウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウムなど
の無機塩基など)、脱水剤〔例えば、ジシクロヘキシル
カルボジイミド、1−エチル−8−(8−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1,1−カルボジ
イミダゾール、五塩化リン、三塩化リン、オキシ塩化リ
ン、塩化チオニル、ホスゲン〕などを挙げることができ
る。
【0040】そして、その反応助剤の使用量は、化合物
(II)に対して0.001〜5倍モルで使用すること
ができる。
(II)に対して0.001〜5倍モルで使用すること
ができる。
【0041】反応温度は、特に限定されないが、通常は
室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内である。
反応時間は、前記の濃度,温度によって変化するが、通
常0.3〜24時間で行うことができる。
室温から使用する溶媒の沸点以下の温度範囲内である。
反応時間は、前記の濃度,温度によって変化するが、通
常0.3〜24時間で行うことができる。
【0042】原料化合物の使用量は、化合物(II)に
対して化合物(III)が0.5〜2倍モルであるが、
好ましくは0.8〜1.5倍モルであるのがよい。
対して化合物(III)が0.5〜2倍モルであるが、
好ましくは0.8〜1.5倍モルであるのがよい。
【0043】本発明で用いる化合物(II)は、例え
ば、特開昭58−57371号公報などに記載の方法に
準じて、パーフルオロ−(2−メチル−2−ペンテン)
などと、チオ尿素を用いて容易に製造することができ
る。
ば、特開昭58−57371号公報などに記載の方法に
準じて、パーフルオロ−(2−メチル−2−ペンテン)
などと、チオ尿素を用いて容易に製造することができ
る。
【0044】本発明で用いる化合物(III)は、例え
ば、安息香酸類に対応するカルボン酸の酸塩化物の場合
では、J.Chem.Soc.,1934巻,1406
頁などに記載の方法に準じて、次式に示すように行うこ
とによって、製造できる。
ば、安息香酸類に対応するカルボン酸の酸塩化物の場合
では、J.Chem.Soc.,1934巻,1406
頁などに記載の方法に準じて、次式に示すように行うこ
とによって、製造できる。
【0045】
【化18】
【0046】(式中、Arは前記の記載と同義であ
る。)化合物(III)としては、例えば、表1〜5中
に示した化合物番号1〜47に対応した各置換基の種類
からなる各化合物〔化合物(III)1〜(III)
47と称する。〕を挙げることができる〔例えば、化合
物番号1に対応した化合物(III)を化合物(II
I)1と称す。そして、この化合物(III)1とは化
合物(III)で示される式におけるArが2,6−F
2フェニル基であることを意味する。〕。
る。)化合物(III)としては、例えば、表1〜5中
に示した化合物番号1〜47に対応した各置換基の種類
からなる各化合物〔化合物(III)1〜(III)
47と称する。〕を挙げることができる〔例えば、化合
物番号1に対応した化合物(III)を化合物(II
I)1と称す。そして、この化合物(III)1とは化
合物(III)で示される式におけるArが2,6−F
2フェニル基であることを意味する。〕。
【0047】(合成法2)本発明の化合物(VI)の合
成は、原料の化合物(II)の代わりに化合物(V)を
用いた合成法1によって行うことができる。本発明で用
いる化合物(V)は、特開昭58−57371号公報な
どに記載の方法に準じて、化合物(II)を硫酸中で異
性化するか、又はパーフルオロ−(2−メチル−2−ペ
ンテン)とN−メチルチオ尿素とを反応させることによ
って合成することができる。
成は、原料の化合物(II)の代わりに化合物(V)を
用いた合成法1によって行うことができる。本発明で用
いる化合物(V)は、特開昭58−57371号公報な
どに記載の方法に準じて、化合物(II)を硫酸中で異
性化するか、又はパーフルオロ−(2−メチル−2−ペ
ンテン)とN−メチルチオ尿素とを反応させることによ
って合成することができる。
【0048】(合成法3)本発明の化合物(VII)の
合成は、次に示すように化合物(VI)を五硫化リン、
Lawesson’s試薬、硫化水素などのS化剤によ
りチオン化することによって行うことができる。
合成は、次に示すように化合物(VI)を五硫化リン、
Lawesson’s試薬、硫化水素などのS化剤によ
りチオン化することによって行うことができる。
【0049】
【化19】
【0050】(Ar及びRは前記の記載と同義であ
る。)溶媒としては、本反応に直接関与しないものであ
れば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグロイ
ン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩
化メチレン,クロロホルム,ジクロロメタン,ジクロル
エタン,トリクロルエチレン,シクロヘキサンような塩
素化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の
炭化水素類;ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのようなエーテル類;メタノール,エタ
ノール,エチレングリコールなどのようなアルコール類
又はその含水物;ジメチルスルホキシド;二硫化炭素;
前記溶媒の混合物を挙げることができる。
る。)溶媒としては、本反応に直接関与しないものであ
れば特に限定されず、例えば、ベンゼン,トルエン,キ
シレン,メチルナフタリン,石油エーテル,リグロイ
ン,ヘキサン,クロルベンゼン,ジクロルベンゼン,塩
化メチレン,クロロホルム,ジクロロメタン,ジクロル
エタン,トリクロルエチレン,シクロヘキサンような塩
素化された又はされていない芳香族,脂肪族,脂環式の
炭化水素類;ジエチルエーテル,テトラヒドロフラン,
ジオキサンなどのようなエーテル類;メタノール,エタ
ノール,エチレングリコールなどのようなアルコール類
又はその含水物;ジメチルスルホキシド;二硫化炭素;
前記溶媒の混合物を挙げることができる。
【0051】その溶媒の使用量は、化合物(VI)の濃
度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにして使用す
ることができるが、好ましくは化合物(VI)の濃度が
10〜70重量%になるようにして使用するのがよい。
反応温度は、特に限定されないが、通常は室温から使用
する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、沸点以下の温
度範囲内で加温することが好ましい。
度が5〜80重量%の濃度範囲になるようにして使用す
ることができるが、好ましくは化合物(VI)の濃度が
10〜70重量%になるようにして使用するのがよい。
反応温度は、特に限定されないが、通常は室温から使用
する溶媒の沸点以下の温度範囲内であり、沸点以下の温
度範囲内で加温することが好ましい。
【0052】反応時間は、前記の濃度,温度によって変
化するが、通常0.3〜24時間で行うことができる。
以上のようにして製造された目的の化合物(I)は、反
応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行
い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。
化するが、通常0.3〜24時間で行うことができる。
以上のようにして製造された目的の化合物(I)は、反
応終了後、抽出,濃縮,濾過などの通常の後処理を行
い、必要に応じて再結晶,各種クロマトグラフィーなど
の公知の手段で適宜精製することができる。
【0053】化合物(I)としては、例えば、表1〜5
中に示した化合物番号1〜47に対応した各置換基の種
類からなる各化合物(化合物1〜47と称する。)を挙
げることとができる〔例えば、化合物番号1に対応した
化合物(I)を化合物1と称す。そして、この化合物1
とは化合物(I)で示される式におけるRがH、Xが
O、Arが2,6−F2フェニル基であることを意味す
る。〕。
中に示した化合物番号1〜47に対応した各置換基の種
類からなる各化合物(化合物1〜47と称する。)を挙
げることとができる〔例えば、化合物番号1に対応した
化合物(I)を化合物1と称す。そして、この化合物1
とは化合物(I)で示される式におけるRがH、Xが
O、Arが2,6−F2フェニル基であることを意味す
る。〕。
【0054】本発明の化合物(I)で防除効果が認めら
れる有害生物としては、農園芸害虫〔例えば、半翅目
(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,コナジラミ類
など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,ハマキムシ
類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチョウな
ど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,ハムシ
類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミカンハ
ダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビダニな
ど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリな
ど)、貯穀害虫(コクストモドキ類,マメゾウムシ類な
ど)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセンチュ
ウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸病原
菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュウ
リベと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げるこ
とができる。
れる有害生物としては、農園芸害虫〔例えば、半翅目
(ウンカ類,ヨコバイ類,アブラムシ類,コナジラミ類
など)、鱗翅目(ヨトウムシ類,コナガ,ハマキムシ
類,メイガ類,シンクイムシ類,モンシロチョウな
ど)、鞘翅目(ゴミムシダマシ類,ゾウムシ類,ハムシ
類,コガネムシ類など)、ダニ目(ハダニ科のミカンハ
ダニ,ナミハダニなど、フシダニ科のミカンサビダニな
ど)〕、衛生害虫(例えば、ハエ,カ,ゴキブリな
ど)、貯穀害虫(コクストモドキ類,マメゾウムシ類な
ど)、土壌中のネコブセンチュウ、マツノザイセンチュ
ウ、ネダニなどを挙げることができ、また、農園芸病原
菌(例えば、コムギ赤さび病,大麦うどんこ病,キュウ
リベと病、イネいもち病、トマト疫病など)を挙げるこ
とができる。
【0055】本発明の有害生物防除剤は、顕著な殺虫・
殺ダニ・殺菌効果を有しており、化合物(I)の1種以
上を有効成分として含有するものである。化合物(I)
は、単独で使用することもできるが、通常は常法によっ
て、担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などを配合(例
えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,油性の懸濁
液,エアゾールなどの組成物として調製する)して使用
することが好ましい。
殺ダニ・殺菌効果を有しており、化合物(I)の1種以
上を有効成分として含有するものである。化合物(I)
は、単独で使用することもできるが、通常は常法によっ
て、担体,界面活性剤,分散剤,補助剤などを配合(例
えば、粉剤,乳剤,微粒剤,粒剤,水和剤,油性の懸濁
液,エアゾールなどの組成物として調製する)して使用
することが好ましい。
【0056】担体としては、例えば、タルク,ベントナ
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることがでる。
イト,クレー,カオリン,ケイソウ土,ホワイトカーボ
ン,バーミキュライト,消石灰,ケイ砂,硫安,尿素な
どの固体担体;炭化水素(ケロシン,鉱油など)、芳香
族炭化水素(ベンゼン,トルエン,キシレンなど)、塩
素化炭化水素(クロロホルム,四塩化炭素など)、エー
テル類(ジオキサン,テトラヒドロフランなど)、ケト
ン類(アセトン,シクロヘキサノン,イソホロンな
ど)、エステル類(酢酸エチル,エチレングリコールア
セテート,マレイン酸ジブチルなど)、アルコール類
(メタノール,n−ヘキサノール,エチレングリコール
など)、極性溶媒(ジメチルホルムアミド,ジメチルス
ルホキシドなど)、水などの液体担体;空気,窒素,炭
酸ガス,フレオンなどの気体担体(この場合には、混合
噴射することができる)などを挙げることがでる。
【0057】本剤の動植物への付着,吸収の向上,薬剤
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシレングリコールエーテルなどを
挙げることができる。そして、その製剤の性改善するた
めには、例えば、カルボキシメチルセルロース,ポリエ
チレングリコール,アラビアゴムなどを補助剤として用
いることができる。
の分散,乳化,展着などの性能を向上させるために使用
できる界面活性剤や分散剤としては、例えば、アルコー
ル硫酸エステル類,アルキルスルホン酸塩,リグニンス
ルホン酸塩,ポリオキシレングリコールエーテルなどを
挙げることができる。そして、その製剤の性改善するた
めには、例えば、カルボキシメチルセルロース,ポリエ
チレングリコール,アラビアゴムなどを補助剤として用
いることができる。
【0058】本剤の製造では、前記の担体,界面活性
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。
剤,分散剤及び補助剤をそれぞれの目的に応じて、各々
単独で又は適当に組み合わせて使用することができる。
本発明の化合物(I)を製剤化した場合の有効成分濃度
は、乳剤では通常1〜50重量%,粉剤では通常0.3
〜25重量%,水和剤では通常1〜90重量%,粒剤で
は通常0.5〜5重量%,油剤では通常0.5〜5重量
%,エアゾールでは通常0.1〜5重量%である。
【0059】これらの製剤を適当な濃度に希釈して、そ
れぞれの目的に応じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に
散布するか、又は直接施用することによって各種の用途
することができる。
れぞれの目的に応じて、植物茎葉,土壌,水田の水面に
散布するか、又は直接施用することによって各種の用途
することができる。
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。 実施例1〔化合物(I)の合成〕
なお、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するもの
ではない。 実施例1〔化合物(I)の合成〕
【0060】(1)2−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5
−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化
合物1)の合成
ルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5
−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化
合物1)の合成
【0061】合成法1によって、次のようにして合成
した。2−イミノ−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−1,3−チ
アゾリジン(0.8g),トリエチルアミン(1ml)
及び触媒量の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン
をトルエン(10ml)に溶解し、これに2,6−ジフ
ルオロベンゾイルクロライド(0.5g)を徐々に加
え、室温で3時間攪拌した。反応後、この反応混合物か
ら、目的化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去
した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワ
コーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=10:1
溶出)で精製することによって、無色結晶の目的化合物
(I)を0.5g得た。
した。2−イミノ−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−1,3−チ
アゾリジン(0.8g),トリエチルアミン(1ml)
及び触媒量の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン
をトルエン(10ml)に溶解し、これに2,6−ジフ
ルオロベンゾイルクロライド(0.5g)を徐々に加
え、室温で3時間攪拌した。反応後、この反応混合物か
ら、目的化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去
した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワ
コーゲルC−200,トルエン:酢酸エチル=10:1
溶出)で精製することによって、無色結晶の目的化合物
(I)を0.5g得た。
【0062】合成法2によって、次のようにして合成
した。2−アミノ−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(0.4g),トリエチルアミン(1ml)及び触
媒量の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンをトル
エン(10ml)に溶解し、これに2,6−ジフルオロ
ベンゾイルクロライド(0.2g)を徐々に加え、室温
で3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的
化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得
られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で
精製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.3g得た。
した。2−アミノ−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(0.4g),トリエチルアミン(1ml)及び触
媒量の4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンをトル
エン(10ml)に溶解し、これに2,6−ジフルオロ
ベンゾイルクロライド(0.2g)を徐々に加え、室温
で3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的
化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得
られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で
精製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.3g得た。
【0063】(2)2−ベンゾイルアミノ−4,4−ビ
ス(トリフルオロメチル)−5−(テトラフルオロエチ
リデン)−2−チアゾリン(化合物2)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
7g)及びトリエチルアミン(1ml)をトルエン(1
0ml)に溶解し、これにベンゾイルクロライド(0.
3g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌した。反応後、
この反応混合物から、目的化合物(I)を酢酸エチルで
抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロマ
トグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸
エチル=10:1溶出)で精製することによって、無色
結晶の目的化合物(I)を0.4g得た。
ス(トリフルオロメチル)−5−(テトラフルオロエチ
リデン)−2−チアゾリン(化合物2)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
7g)及びトリエチルアミン(1ml)をトルエン(1
0ml)に溶解し、これにベンゾイルクロライド(0.
3g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌した。反応後、
この反応混合物から、目的化合物(I)を酢酸エチルで
抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶
媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロマ
トグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン:酢酸
エチル=10:1溶出)で精製することによって、無色
結晶の目的化合物(I)を0.4g得た。
【0064】(3)2−(4−クロロベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
3)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(4.
0g)及びトリエチルアミン(1.5ml)をトルエン
(15ml)に溶解し、これに4−クロロベンゾイルク
ロライド(2.5g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を0.93g得
た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
3)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(4.
0g)及びトリエチルアミン(1.5ml)をトルエン
(15ml)に溶解し、これに4−クロロベンゾイルク
ロライド(2.5g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を0.93g得
た。
【0065】(4)2−(2−クロロベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
4)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに2−クロロベンゾイルク
ロライド(1.3g)をトルエン(10ml)に溶解し
た溶液を冷却下徐々に加え、室温で4時間攪拌した。反
応後、この反応混合物から、目的化合物(I)を酢酸エ
チルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエ
ン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製することによっ
て、無色結晶の目的化合物(I)を0.21g得た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
4)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに2−クロロベンゾイルク
ロライド(1.3g)をトルエン(10ml)に溶解し
た溶液を冷却下徐々に加え、室温で4時間攪拌した。反
応後、この反応混合物から、目的化合物(I)を酢酸エ
チルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物をカラム
クロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,トルエ
ン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製することによっ
て、無色結晶の目的化合物(I)を0.21g得た。
【0066】(5)2−(3−クロロベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
5)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(2.0ml)をトルエン
(20ml)に溶解し、これに3−クロロベンゾイルク
ロライド(2.0g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた淡黄色
結晶をn−ヘキサンで洗浄することによって、無色結晶
の目的化合物(I)を0.51g得た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
5)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(2.0ml)をトルエン
(20ml)に溶解し、これに3−クロロベンゾイルク
ロライド(2.0g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた淡黄色
結晶をn−ヘキサンで洗浄することによって、無色結晶
の目的化合物(I)を0.51g得た。
【0067】(6)2−(2−メトキシベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
6)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.4ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに2−メトキシベンゾイル
クロライド(0.7g)を徐々に加え、室温で3時間攪
拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2
g得た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
6)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.4ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに2−メトキシベンゾイル
クロライド(0.7g)を徐々に加え、室温で3時間攪
拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2
g得た。
【0068】(7)2−(4−メチルベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
7)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
5g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに4−メチルベンゾイルク
ロライド(0.3g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を0.3g得
た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物
7)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
5g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに4−メチルベンゾイルク
ロライド(0.3g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を0.3g得
た。
【0069】(8)2−(2,6−ジクロロベンゾイル
アミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物8)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
5g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに2,6−ジクロロベンゾ
イルクロライド(0.4g)を徐々に加え、室温で3時
間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.4
g得た。
アミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物8)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
5g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに2,6−ジクロロベンゾ
イルクロライド(0.4g)を徐々に加え、室温で3時
間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.4
g得た。
【0070】(9)2−(3,5−ジクロロベンゾイル
アミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物9)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3,5−ジクロロベンゾ
イルクロライド(1.5g)を徐々に加え、室温で3時
間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.4
g得た。
アミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物9)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3,5−ジクロロベンゾ
イルクロライド(1.5g)を徐々に加え、室温で3時
間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.4
g得た。
【0071】(10)2−(3,4−ジクロロベンゾイ
ルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5
−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化
合物10)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
1g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3,4−ジクロロベンゾ
イルクロライド(1.0g)を徐々に加え、室温で3時
間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.9
g得た。
ルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5
−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化
合物10)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
1g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3,4−ジクロロベンゾ
イルクロライド(1.0g)を徐々に加え、室温で3時
間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.9
g得た。
【0072】(11)2−(4−ニトロベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物1
1)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
5g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに4−ニトロベンゾイルク
ロライド(0.5g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2g得
た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物1
1)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(0.
5g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに4−ニトロベンゾイルク
ロライド(0.5g)を徐々に加え、室温で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2g得
た。
【0073】(12)2−(4−t−ブチルベンゾイル
アミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物12)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.4ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに4−t−ブチルベンゾイ
ルクロライド(0.9g)を徐々に加え、室温で3時間
攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2
1g得た。
アミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物12)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.4ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに4−t−ブチルベンゾイ
ルクロライド(0.9g)を徐々に加え、室温で3時間
攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:酢酸エチル=10:1溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2
1g得た。
【0074】(13)2−(3−メトキシベンゾイルア
ミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物13)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.4ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3−メトキシベンゾイル
クロライド(0.7g)を徐々に加え、室温で3時間攪
拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2
1g得た。
ミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物13)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.4ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3−メトキシベンゾイル
クロライド(0.7g)を徐々に加え、室温で3時間攪
拌した。反応後、この反応混合物から、目的化合物
(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−2
00,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製す
ることによって、無色結晶の目的化合物(I)を0.2
1g得た。
【0075】(14)2−(3−トリフルオロメチルベ
ンゾイルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(化合物14)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに3−トリフルオロメチル
ベンゾイルクロライド(1.5g)をトルエン(10m
l)に溶解した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で
3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化
合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精
製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.44g得た。
ンゾイルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(化合物14)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに3−トリフルオロメチル
ベンゾイルクロライド(1.5g)をトルエン(10m
l)に溶解した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で
3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化
合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精
製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.44g得た。
【0076】(15)2−(3−ニトロベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物1
5)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに3−ニトロベンゾイルク
ロライド(1.3g)をトルエン(10ml)に溶解し
た溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で3時間攪拌し
た。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)を
酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製することに
よって、無色結晶の目的化合物を0,32g得た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物1
5)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに3−ニトロベンゾイルク
ロライド(1.3g)をトルエン(10ml)に溶解し
た溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で3時間攪拌し
た。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)を
酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製することに
よって、無色結晶の目的化合物を0,32g得た。
【0077】(16)2−(4−トリフルオロメチルベ
ンゾイルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(化合物16)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに4−トリフルオロメチル
ベンゾイルクロライド(1.5g)をトルエン(10m
l)に溶解した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で
3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化
合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精
製することによって、無色結晶の目的化合物(1)を
0.6g得た。
ンゾイルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(化合物16)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに4−トリフルオロメチル
ベンゾイルクロライド(1.5g)をトルエン(10m
l)に溶解した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で
3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的化
合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精
製することによって、無色結晶の目的化合物(1)を
0.6g得た。
【0078】(17)2−(3−フルオロベンゾイルア
ミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物17)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びジシクロヘキシルカルボジイミド(2.4
g)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、これに3
−フルオロ安息香酸(1.6g)をジクロロメタン(1
0ml)に溶解した溶液を徐々に加え、室温で3時間攪
拌した。反応後、この反応混合物を濾過し、得られた母
液から目的化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200,トルエン:n−ヘキサン=
3:2溶出)で精製することによって、無色結晶の目的
化合物(I)を0.5g得た。
ミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物17)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びジシクロヘキシルカルボジイミド(2.4
g)をジクロロメタン(10ml)に溶解し、これに3
−フルオロ安息香酸(1.6g)をジクロロメタン(1
0ml)に溶解した溶液を徐々に加え、室温で3時間攪
拌した。反応後、この反応混合物を濾過し、得られた母
液から目的化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で
留去した。得られた油状物をカラムクロマトグラフィー
(ワコーゲルC−200,トルエン:n−ヘキサン=
3:2溶出)で精製することによって、無色結晶の目的
化合物(I)を0.5g得た。
【0079】(I8)2−(4−シアノベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物2
0)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに4−シアノベンゾイルク
ロライド(1.2g)をトルエン(10ml)とジクロ
ロメタン(2ml)との混合液に溶解した溶液を冷却下
で徐々に加え、103℃で3時間攪拌した。反応後、こ
の反応混合物から、目的化合物(I)を酢酸エチルで抽
出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒
を減圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロマト
グラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン:n−ヘ
キサン=3:2溶出)で精製することによって、無色結
晶の目的化合物を1.15g得た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物2
0)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(1.0ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに4−シアノベンゾイルク
ロライド(1.2g)をトルエン(10ml)とジクロ
ロメタン(2ml)との混合液に溶解した溶液を冷却下
で徐々に加え、103℃で3時間攪拌した。反応後、こ
の反応混合物から、目的化合物(I)を酢酸エチルで抽
出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒
を減圧下で留去した。得られた油状物をカラムクロマト
グラフィー(ワコーゲルC−200,トルエン:n−ヘ
キサン=3:2溶出)で精製することによって、無色結
晶の目的化合物を1.15g得た。
【0080】(19)2−(4−フルオロベンゾイルア
ミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物21)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(0.6ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに4−フルオロベンゾイル
クロライド(0.8g)をトルエン(10ml)に溶解
した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を1.53g得
た。
ミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−
(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合
物21)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(2.
0g)及びトリエチルアミン(0.6ml)をトルエン
(40ml)に溶解し、これに4−フルオロベンゾイル
クロライド(0.8g)をトルエン(10ml)に溶解
した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で3時間攪拌
した。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)
を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物
をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,
トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製すること
によって、無色結晶の目的化合物(I)を1.53g得
た。
【0081】(20)2−(3−ブロモベンゾイルアミ
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物2
3)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(5.
0g)及びトリエチルアミン(1.5ml)をトルエン
(80ml)に溶解し、これに3−ブロモベンゾイルク
ロライド(2.9g)をトルエン(10ml)に溶解し
た溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で3時間攪拌し
た。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)を
酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製することに
よって、無色結晶の目的化合物(I)を0.96g得
た。
ノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テ
トラフルオロエチリデン)−2−チアゾリン(化合物2
3)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(5.
0g)及びトリエチルアミン(1.5ml)をトルエン
(80ml)に溶解し、これに3−ブロモベンゾイルク
ロライド(2.9g)をトルエン(10ml)に溶解し
た溶液を冷却下で徐々に加え、103℃で3時間攪拌し
た。反応後、この反応混合物から、目的化合物(I)を
酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得られた油状物を
カラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC−200,ト
ルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精製することに
よって、無色結晶の目的化合物(I)を0.96g得
た。
【0082】(21)2−(3−トリフルオロメトキシ
ベンゾイルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(化合物36)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.6ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3−トリフルオロメトキ
シベンゾイルクロライド(0.5g)をトルエン(10
ml)に溶解した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃
で3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的
化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得
られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で
精製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.7g得た。
ベンゾイルアミノ)−4,4−ビス(トリフルオロメチ
ル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2−チアゾ
リン(化合物36)の合成 合成法1によって、次のようにして合成した。2−イミ
ノ−4,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−(テト
ラフルオロエチリデン)−1,3−チアゾリジン(1.
0g)及びトリエチルアミン(0.6ml)をトルエン
(10ml)に溶解し、これに3−トリフルオロメトキ
シベンゾイルクロライド(0.5g)をトルエン(10
ml)に溶解した溶液を冷却下で徐々に加え、103℃
で3時間攪拌した。反応後、この反応混合物から、目的
化合物(I)を酢酸エチルで抽出し、水洗し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得
られた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲル
C−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で
精製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.7g得た。
【0083】(22) 2−[(4−トリフルオロメチ
ル)チオベンゾイルアミノ]−4,4−ビス(トリフル
オロメチル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2
−チアゾリン(化合物37)の合成 合成法3によって、次のようにして合成した。2−(4
−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)−4,4−ビ
ス(トリフルオロメチル)−5−(テトラフルオロエチ
リデン)−2−チアゾリン(1g)をキシレン(10m
l)に溶解し、これに五硫化リン(0.2g)を加え2
時間加熱還流した。反応後、この反応混合物から、目的
化合物(I)をトルエンで抽出し、水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精
製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.5g得た。
ル)チオベンゾイルアミノ]−4,4−ビス(トリフル
オロメチル)−5−(テトラフルオロエチリデン)−2
−チアゾリン(化合物37)の合成 合成法3によって、次のようにして合成した。2−(4
−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)−4,4−ビ
ス(トリフルオロメチル)−5−(テトラフルオロエチ
リデン)−2−チアゾリン(1g)をキシレン(10m
l)に溶解し、これに五硫化リン(0.2g)を加え2
時間加熱還流した。反応後、この反応混合物から、目的
化合物(I)をトルエンで抽出し、水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後に溶媒を減圧下で留去した。得ら
れた油状物をカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC
−200,トルエン:n−ヘキサン=3:2溶出)で精
製することによって、無色結晶の目的化合物(I)を
0.5g得た。
【0084】実施例2〔製剤の調製〕(1)粒剤の調製 化合物1を5重量部,ベントナイト35重量部,タルク
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
57重量部,ネオペレックスパウダー(商品名;花王株
式会社製)1重量部及びリグニンスルホン酸ソーダ2重
量部を均一に混合し、次いで少量の水を添加して混練し
た後、造粒、乾燥して粒剤を得た。
【0085】(2)水和剤の調製 化合物1を10重量部,カオリン70重量部,ホワイト
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
カーボン18重量部,ネオペレックスパウダー(商品
名;花王株式会社製)1.5重量部及びデモール(商品
名;花王株式会社製)0.5重量部とを均一に混合し、
次いで粉砕して水和剤を得た。
【0086】(3)乳剤の調製 化合物1を20重量部及びキシレン70重量部に、トキ
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
サノン(商品名;三洋化成工業製)10重量部を加えて
均一に混合し、溶解して乳剤を得た。
【0087】(4)粉剤の調製 化合物1を5重量部,タルク50重量部及びカオリン4
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
5重量部を均一に混合して粉剤を得た。
【0088】実施例3〔効力試験〕 (1)ハスモンヨトウに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表1〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
500ppmに希釈し、これらの各薬液中にダイズ本葉
を30秒間浸漬し、各プラスチックカップに1枚づつ入
れて風乾した。これらのカップ内に各々10頭のハスモ
ンヨトウ(2齢幼虫)を放って蓋をし、25℃の定温室
に放置し、2日後に各カップ内の生死虫数を数えて殺虫
率を求めた。殺虫効果の評価は、殺虫率の範囲によっ
て、4段階(A:100%,B:99〜80%,C:7
9〜60%,D:59%以下)で示した。なお、特開昭
58−57371号公報に記載された次式(VII
I):
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
500ppmに希釈し、これらの各薬液中にダイズ本葉
を30秒間浸漬し、各プラスチックカップに1枚づつ入
れて風乾した。これらのカップ内に各々10頭のハスモ
ンヨトウ(2齢幼虫)を放って蓋をし、25℃の定温室
に放置し、2日後に各カップ内の生死虫数を数えて殺虫
率を求めた。殺虫効果の評価は、殺虫率の範囲によっ
て、4段階(A:100%,B:99〜80%,C:7
9〜60%,D:59%以下)で示した。なお、特開昭
58−57371号公報に記載された次式(VII
I):
【0089】
【化20】
【0090】で示される化合物(VIII)を前記と同
様にして調製して得られた比較製剤を用いて、同様の効
力試験を検討して得られた結果を比較例とした。これら
の結果を表6に示す。
様にして調製して得られた比較製剤を用いて、同様の効
力試験を検討して得られた結果を比較例とした。これら
の結果を表6に示す。
【0091】(2)コナガに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表1〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
300ppmに希釈し、これらの各薬液中にキャベツ葉
片(5cm×5cm)を30秒間浸漬し、各プラスチッ
クカップに1枚づつ入れて風乾した。これらのカップ内
に各々10頭のコナガ(3齢幼虫)を放って蓋をし、2
5℃の定温室に放置し、2日後に各カップ内の生死虫数
を数えて殺虫率を求めた。殺虫効果を、前記の(1)に
記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共に、前記
の(1)に記載した4段階の評価方法で表7に示す。
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
300ppmに希釈し、これらの各薬液中にキャベツ葉
片(5cm×5cm)を30秒間浸漬し、各プラスチッ
クカップに1枚づつ入れて風乾した。これらのカップ内
に各々10頭のコナガ(3齢幼虫)を放って蓋をし、2
5℃の定温室に放置し、2日後に各カップ内の生死虫数
を数えて殺虫率を求めた。殺虫効果を、前記の(1)に
記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共に、前記
の(1)に記載した4段階の評価方法で表7に示す。
【0092】 (3)ヒラタコクヌストモドキに対する効力試験 実施例2に準じて調製した表1〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
500ppmに希釈し、これらの各薬液1mlを各プラ
スチックカップ内の濾紙(直径7.8cm,1枚)にま
んべんなく滴下して風乾した。これらのカップ内に各々
10頭のヒラタコクヌストモドキ(成虫)を放って蓋を
し、25℃の定温室に放置し、5日後に各カップ内の生
死虫数を数えて殺虫率を求めた。殺虫効果を、前記の
(1)に記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共
に、前記の(1)に記載した4段階の評価方法で表8に
示す。
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で各々
500ppmに希釈し、これらの各薬液1mlを各プラ
スチックカップ内の濾紙(直径7.8cm,1枚)にま
んべんなく滴下して風乾した。これらのカップ内に各々
10頭のヒラタコクヌストモドキ(成虫)を放って蓋を
し、25℃の定温室に放置し、5日後に各カップ内の生
死虫数を数えて殺虫率を求めた。殺虫効果を、前記の
(1)に記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共
に、前記の(1)に記載した4段階の評価方法で表8に
示す。
【0093】 (4)ナミハダニ雌成虫に対する効力試験 実施例2に準じて調製した表1〜5に示す化合物(I)
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミハ
ダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20m
m)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉片を
25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における生死
虫数を数えて殺ダニ率を求めた。殺ダニ効果を、前記の
(1)に記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共
に、前記の(1)に記載した4段階の評価方法で表9に
示す。
の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を含む水で30
0ppmに希釈し、これらの各薬液中に10頭のナミハ
ダニ雌成虫を寄生させた各インゲン葉片(直径20m
m)を15秒間づつ浸漬した。次に、これらの各葉片を
25℃の定温室に放置し、3日後に各葉片における生死
虫数を数えて殺ダニ率を求めた。殺ダニ効果を、前記の
(1)に記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共
に、前記の(1)に記載した4段階の評価方法で表9に
示す。
【0094】(5)コムギ赤さび病に対する防除効力試
験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜5で示
した化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01
%)を含む水で各々500ppmに希釈し、これらの薬
液を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間
ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子
懸濁液(7×104胞子/ml)を植物体に均一に噴霧
接種した。次に、これらを1週間ガラス温室内で育成
し、各第一葉に現れたコムギ赤さび病病斑の程度を調査
した。殺菌効果の評価は、無処理区との病斑の程度と比
較することによって、6段階(0:全体が罹病,1:病
斑面積が60%程度,2:病斑面積が40%程度,3:
病斑面積が20%程度,4:病斑面積が10%以下,
5:病斑無し)で示した。なお、化合物(VIII)を
前記と同様にして調製して得られた比較製剤を用いて、
同様の効力試験を検討して得られた結果を比較例とし
た。これらの結果を表10に示す。
験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つコムギ(品種;コブシコムギ)を育成し、1.5葉期
の幼植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜5で示
した化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01
%)を含む水で各々500ppmに希釈し、これらの薬
液を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間
ガラス温室で栽培し、次いで、コムギ赤さび病菌の胞子
懸濁液(7×104胞子/ml)を植物体に均一に噴霧
接種した。次に、これらを1週間ガラス温室内で育成
し、各第一葉に現れたコムギ赤さび病病斑の程度を調査
した。殺菌効果の評価は、無処理区との病斑の程度と比
較することによって、6段階(0:全体が罹病,1:病
斑面積が60%程度,2:病斑面積が40%程度,3:
病斑面積が20%程度,4:病斑面積が10%以下,
5:病斑無し)で示した。なお、化合物(VIII)を
前記と同様にして調製して得られた比較製剤を用いて、
同様の効力試験を検討して得られた結果を比較例とし
た。これらの結果を表10に示す。
【0095】(6)オオムギうどんこ病に対する防除効
力試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜5で示した
化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を
含む水で各々500ppmに希釈して、これらの各薬液
を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間ガ
ラス温室で栽培し、次いで、オオムギうどんこ病菌分成
胞子を罹病葉から集め、これを各植物体の上からまんべ
んなく振りかけて接種した。次に、これらを1週間ガラ
ス温室内で育成し、各第一葉に現れたオオムギうどんこ
病病斑の程度を調査した。殺菌効果を、前記の(5)に
記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共に、前記
の(5)に記載した6段階の評価方法で表11に示す。
力試験(予防効果) 直径6cmのプラスチック植木鉢に1鉢あたり10本づ
つオオムギ(品種;黒ムギ)を育成し、1.5葉期の幼
植物体に、実施例2に準じて調製した表1〜5で示した
化合物(I)の各水和剤を界面活性剤(0.01%)を
含む水で各々500ppmに希釈して、これらの各薬液
を1鉢あたり20mlづつ散布した。これらを2日間ガ
ラス温室で栽培し、次いで、オオムギうどんこ病菌分成
胞子を罹病葉から集め、これを各植物体の上からまんべ
んなく振りかけて接種した。次に、これらを1週間ガラ
ス温室内で育成し、各第一葉に現れたオオムギうどんこ
病病斑の程度を調査した。殺菌効果を、前記の(5)に
記載した比較製剤を用いて得られた比較例と共に、前記
の(5)に記載した6段階の評価方法で表11に示す。
【0096】
【発明の効果】本発明の新規な2−アシルアミノ−2−
チアゾリン誘導体は、有害生物防除剤として有用な農薬
である。
チアゾリン誘導体は、有害生物防除剤として有用な農薬
である。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 良典 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇 部興産株式会社 宇部研究所内 審査官 岡部 義恵 (56)参考文献 特開 昭58−57371(JP,A) 特開 平5−4979(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】 次式: 【化1】 (式中、Arは1〜5個のハロゲン原子,低級アルコキ
シ基,低級アルキル基,ニトロ基,低級ハロアルキル
基,シアノ基,ハロゲン原子で置換されていてもよいフ
ェニルオキシ基,ハロゲン原子で置換されていてもよい
アラルキルオキシ基,低級アルキルアミノ基,ヒドロキ
シ基,カルボキシル基,低級ハロアルコキシ基,低級ア
ルキルスルホニル基,低級アルキルチオ基又はメチレン
ジオキシ基で置換されていてもよいフェニル基、置換基
を有していてもよいナフチル基を表し;Xは酸素原子、
硫黄原子を表し;Rは水素原子、低級アルキル基を表
す。)で示される2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘
導体。 - 【請求項2】 次式: 【化2】 で示される2−イミノチアゾリジン誘導体と次式: 【化3】 (式中、Arは請求項1の記載と同義である。)で示さ
れる安息香酸類又はその反応性誘導体とを反応させるこ
とを特徴とする請求項1記載の式(I)で示される化合
物において次式: 【化4】 (式中、Arは請求項1の記載と同義である。)で示さ
れる2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体の製法。 - 【請求項3】 次式: 【化5】 (式中、Rは請求項1の記載と同義である。)で示され
る2−アミノ−2−チアゾリン誘導体と次式: 【化6】 (式中、Arは請求項1の記載と同義である。)で示さ
れる安息香酸類又はその反応性誘導体とを反応させるこ
とを特徴とする請求項1記載の式(I)で示される化合
物において次式: 【化7】 (式中、Ar及びRは請求項1の記載と同義である。)
で示される2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体の
製法。 - 【請求項4】 次式: 【化8】 (式中、Ar及びRは請求項1の記載と同義である。)
で示される2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体を
チオン化することを特徴とする請求項1記載の式(I)
で示される化合物において次式: 【化9】 (式中、Ar及びRは請求項1の記載と同義である。)
で示される2−チオアシルアミノ−2−チアゾリン誘導
体の製法。 - 【請求項5】 請求項1記載の式(I)で示される2−
アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体を有効成分とする
有害生物防除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013392A JP2710083B2 (ja) | 1991-02-01 | 1992-01-24 | 2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9836491 | 1991-02-01 | ||
JP3-98364 | 1991-02-01 | ||
JP3-263308 | 1991-07-09 | ||
JP26330891 | 1991-07-09 | ||
JP5013392A JP2710083B2 (ja) | 1991-02-01 | 1992-01-24 | 2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586041A JPH0586041A (ja) | 1993-04-06 |
JP2710083B2 true JP2710083B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=27293865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5013392A Expired - Fee Related JP2710083B2 (ja) | 1991-02-01 | 1992-01-24 | 2−アシルアミノ−2−チアゾリン誘導体、その製法及び有害生物防除剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710083B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP5013392A patent/JP2710083B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586041A (ja) | 1993-04-06 |
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