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JP2703690B2 - 超微粉末の定量バッチ供給装置 - Google Patents

超微粉末の定量バッチ供給装置

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JP2703690B2
JP2703690B2 JP9260092A JP9260092A JP2703690B2 JP 2703690 B2 JP2703690 B2 JP 2703690B2 JP 9260092 A JP9260092 A JP 9260092A JP 9260092 A JP9260092 A JP 9260092A JP 2703690 B2 JP2703690 B2 JP 2703690B2
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powder
ultrafine
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tank
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憲三 北澤
隼夫 青柳
亨 奥野
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Mitsubishi Materials Corp
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Takenaka Corp
Mitsubishi Materials Corp
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G53/00Conveying materials in bulk through troughs, pipes or tubes by floating the materials or by flow of gas, liquid or foam
    • B65G53/34Details
    • B65G53/66Use of indicator or control devices, e.g. for controlling gas pressure, for controlling proportions of material and gas, for indicating or preventing jamming of material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
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    • B01F35/20Measuring; Control or regulation
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
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    • C04B18/04Waste materials; Refuse
    • C04B18/14Waste materials; Refuse from metallurgical processes
    • C04B18/146Silica fume
    • C04B18/147Conditioning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
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    • B01F23/60Mixing solids with solids
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカフュームやネオ
フュームなどのような超微粉末の貯蔵、輸送、自動計量
などのハンドリング技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】シリカフュームは、粉末度が比表面積で
5〜100m2 /g、嵩比重が100〜400kg/m
3 の超微粉末であって、普通セメントが比表面積0.3
2 /g程度であるのと比較して著しく小さい微細粉末
である。シリカフュームをコンクリートの混練時に流動
化剤と高性能減水剤などのいわゆる分散剤と組合せてコ
ンクリートに加えると、シリカフュームは、微粒子がコ
ンクリート中に分散し、コンクリート中の空隙に密に充
填される。またシリカフュームは活性が高く、しかも微
粉末であるため、コンクリート中のセメントとのポゾラ
ン反応が促進されるばかりでなく、富配合でも超微粉末
特性によって、水セメント比が小さく強度の高いコンク
リートを容易に製造できるという利点がある。またネオ
フュームはフライアッシュから得られる粉末度が比表面
積で20〜130m2 /gの超微粉末で、シリカフュー
ムと同様の特性をもっている。
【0003】従来、このような超微粉末をレデーミクス
トコンクリート工場で定常的に使用した例としては、米
国においてスラリー状態で使用している例や、ノルウェ
ーにおいてハンドリングを容易にするため貯蔵サイロに
空気を吹き込み、エアレーションにより顆粒化して使用
していることが知られている。スラリーとして使用する
と容積計量となり添加した超微粉末量の重量配合量があ
いまいとなるので我国の実情にそぐわない問題がある。
また顆粒化すると、コンクリート中において超微粉末と
しての性能を十分に発揮しないことが発明者らの研究で
明らかになっている(『シリカフュームの物性が高強度
コンクリ−トの性質に及ぼす影響』コンクリ−ト工学年
次論文報告集13−1、1991、291〜296
頁)。
【0004】このような超微粉末はサイロ中に保存する
と棚吊り現象を生じて排出困難となる。竪型サイロにお
いて棚吊りを防止するために、上述のように、エアレー
ションする技術もあるが、顆粒化を生じ好ましくない。
また、超微粉末は空中に放出されたときは空気中に浮遊
し激しく飛散する問題がある。さらに、超微粉末をサイ
ロから排出して搬送し、コンクリート中に混入する場
合、短時間に一定量を送り、自動計量してコンクリート
ミキサに供給することは容易でない。その理由は次の通
りである。 (1)棚吊り等によって、サイロから排出する量は時間
的に大きくばらつく。 (2)スクリューコンベヤ等によって鉛直方向に持上げ
るには、常にコンベヤ内に充満していなければならない
が、定常供給は難しい。 (3)したがって、中間タンクを設けて、ここに一定量
を溜め、これを排出する必要がある。この中間タンクか
ら排出するラインが鉛直上方への運搬を含む場合には定
量運搬できるように工夫しなければならない。 (4)上記(3)の場合、輸送前に計量しても、輸送路
中に残留する量により輸送された量の確認ができない。
【0005】また、一般に、既設のコンクリートバッチ
ャープラントに超微粉末供給装置を設置する場合、据え
付けスペースが狭く大きな制約を受ける問題を無視する
ことはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】超微粉末はハンドリン
グが著しく困難である。このため従来はスラリーとした
り、顆粒化する技術によってこれを解決していた。本発
明は乾式でかつ顆粒化することなく、超微粉末を取り扱
う技術を提供するものである。本発明が解決しようとす
る課題は次のとおりである。 (イ)超微粉末は定量バッチ輸送することが困難であ
る。特に従来の輸送手段では上り向きの輸送は輸送路の
残留量が大きくばらつく。 (ロ)超微粉末は堆積したとき空気の抜けが早く僅かな
振動によっても圧密現象を生じて凝集結する。従って縦
長のサイロに貯蔵してこれから排出することは非常に困
難である。エアレーションすると顆粒化するので不可で
ある。 (ハ)超微粉末は、単純な加圧空気による圧送方式では
パイプが閉塞し、圧送が困難である。さらに一定量をバ
ッチ圧送する場合、あらかじめ一定量を計量しておきこ
れを圧送しても輸送先で計量値がばらつく等の問題があ
る。 (ニ)一般的な他の搬送手段を用いても上述のように定
量輸送することは困難である。
【0007】本発明は上記のような超微粉末を使用する
際の貯蔵サイロの排出不可能、圧送時のパイプ閉塞およ
び圧送時の計量困難などの課題を解決するため、鋭意研
究を重ねた結果、その課題を解決する方法を見出し、完
成されたものである。すなわち、本発明は、コンクリー
トバッチャープラントにおいて、上述のような超微粉末
を、顆粒化することなく非顆粒の状態のまま、その性能
を害することなく、また乾式で厳密な重量配合管理の下
に、容易に使用することができる技術を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の技術思想に立脚している。すなわ
ち、基本的に、超微粉末を圧送タンク内に溜め、該圧送
タンクに加圧空気を供給して超微粉末を流動化させなが
ら輸送管路に排出し、圧送空気により輸送管路の他端に
輸送し、輸送された超微粉末の重量を輸送管路の他端で
計量し、一定重量を供給先、例えばコンクリートバッチ
ャープラントに供給する超微粉末の定量バッチ供給方法
である。この場合、供給先に供給する量より多い超微粉
末量を計量しておき、この計量値から減算供給により一
定重量を供給先に供給することとしてもよい。
【0009】さらに、超微粉末を圧送し、輸送された超
微粉末の重量を圧送先で輸送中常時計量し、この計量値
があらかじめ定めたプログラムに合致するように輸送量
を制御する。前記計量値が最終予定計量値に到達したと
き輸送を停止し、この最終計量値全量供給先に供給する
ことにより、輸送端に輸送する超微粉末の重量を正確に
することができる。このプログラムとしては、どのよう
なものでも良いが、前記計量値が最終予定計量値の一定
比率値、例えば90%に達した後、減速輸送し、前記計
量値が最終所定計量値に到達したとき輸送を停止するこ
ととすれば良い。減速輸送する手段は、超微粉末の輸送
管路への排出量を減ずる手段、圧送空気の供給量を減ず
る手段、及び輸送量の一部を分岐して貯蔵サイロにバイ
パスさせて戻し、このバイパス量を調整する手段から選
ばれた何れか又はこれらの2以上の組み合わせ手段を用
いることができる。
【0010】本発明の超微粉末の定量バッチ供給装置
は、超微粉末圧送装置と、この圧送装置の送出端に設け
られ圧送された超微粉末の重量を計量する計量槽とを備
えたことを特徴とする。この計量槽としては、槽底にエ
アスライド輸送装置を有し、エアスライド輸送装置の排
出端に雰囲気遮断装置を設けることによって、既設のコ
ンクリートバッチャープラントにも容易に設置すること
ができる。
【0011】本発明の超微粉末の定量バッチ供給装置の
全体装置は、 (a)超微粉末貯蔵サイロと、 (b)貯蔵サイロからの超微粉末受入装置及び加圧空気
送入装置を付属した圧送タンクと、 (c)圧送タンクから超微粉末を排出する排出装置と、 (d)排出された超微粉末を圧送する圧送管路と、 (e)圧送管路の他端に取付けられ圧送された超微粉末
を受入れこれを計量し供給先へ供給する計量槽と、 (f)計量槽から前記超微粉末貯蔵サイロへの戻管路
と、 (g)前記圧送管路と前記戻管路とを調整弁を介して結
合したバイパス管路と、 (h)前記計量槽の計量値に基づき、圧送タンクからの
超微粉末の排出量、加圧空気の供給量及びバイパス管路
の調整弁の開度を調整する制御装置とを備えたことを特
徴とする。
【0012】前記超微粉末貯蔵サイロは,横長とし、サ
イロ内の下底部及び中段より上方部に水平の超微粉末移
送装置を設け,その高さ方向の内法寸法を5.0m以下
とする。該高さが5m以上とすると圧密による架橋現象
が起き、抜き出しが困難となり不具合であり、好適には
2m以下とするのが良いが、該微粉末移送装置の移動を
考慮すれば、1.8m以下とするのが良い。また、超微
粉末貯蔵サイロの下底部の超微粉末移送装置近傍の外壁
に適当な大きさの加振器を取付けると排出が容易とな
る。この加振器の選択を誤ると逆効果を招来し、排出困
難となるので貯蔵サイロの条件に応じて適宜選択するこ
とが重要である。
【0013】本発明の装置全体を使用状態のまま又は分
解梱包して路上を走行するトラックの荷台に積載可能な
大きさに形成することにより移動プラントとして用いる
ことができる。
【0014】
【作用】本発明では、超微粉末を顆粒化することなく乾
式で圧送するので、超微粉末の優れた特性をなんら害す
ることなく、十分に発揮させることができる。また圧送
先において重量を計量して供給先に供給するので、圧送
路の条件によって圧送路内に輸送物が残留するような場
合であっても、正確な重量を供給先に供給することがで
きる。
【0015】また、本発明によれば、圧送タンク内で超
微粉末を流動化させるので、容易に圧送タンクから排出
することができ、これを輸送管内で閉塞を起すことなく
圧送することができる。この圧送された超微粉末は計量
槽内に留めて重量を計量し、この計量値の推移が所定の
プログラム例えば予定輸送曲線を定めておき、これに合
致するように輸送量を増減する。超微粉末を圧送し、輸
送された超微粉末の重量を圧送先で輸送中常時計量し、
この計量値があらかじめ定めたプログラムに合致するよ
うに輸送量を制御する制御方法を図2のフローチャート
によって説明する。圧送を開始し、圧送量を計量する。
予定計量値を参照し、圧送量が予定値と一致しているか
否かを判断し、もし一致していなければ、圧送空気量、
ロータリーバルブの回転速度、バイパス弁の開度などの
輸送量を調整する手段を制御して予定計量値に一致させ
るように制御する。もし最終予定計量値を設定した場合
は、最終予定計量値に到達したか否かを判定し、未達で
あれば圧送を続行し上記制御を続行する。もし最終予定
計量値に到達したら圧送を終了する。
【0016】所定のプログラムとしては、例えば、前記
計量値が最終予定計量値の一定比率値、例えば90%に
達した後、圧送空気の供給量を減じて減速輸送して輸送
量を微調整し、前記計量値が最終予定計量値に到達した
とき輸送管路への排出を停止する。図3はプログラムの
一例を模式的に示したタイムチャートで、圧送時間に対
する圧送速度曲線、圧送量曲線を示したものである。圧
送量のチャートに記載された破線は実線の予定曲線に一
致するように実際の圧送量が制御される状況を模式的に
強調して描いたものである。圧送量が予定量の90%に
達するまで、最大圧送速度で圧送し、90%に達した
ら、輸送量を最終予定量である100%に合致させるよ
うに、ロータリーバルブの回転速度減少、圧送風量減
少、バイパス弁開放等の減速輸送を行う。
【0017】
【実施例】図1に超微粉末の定量バッチ供給装置の実施
例の全体系統図を示した。この装置は貯蔵サイロ10、
圧送タンク20、計量槽30、コンクリートミキサ4
0、空気圧縮機50、制御装置60から成っている。貯
蔵サイロ10は超微粉末の凝集結を防止し、また顆粒化
させることなく排出を円滑に行うため、内法高さ1.8
m以下の横長サイロ10としている。内法高さが1.8
mより高いと、長期間、例えば3日以上サイロ内に超微
粉末を滞留放置したとき、超微粉末は圧密して排出が困
難となる。エアレーション等により撹拌すると顆粒化す
るので好ましくない。
【0018】貯蔵サイロ10への超微粉末の搬入は、フ
レキシブルコンテナバッグおよび圧送車での搬入を可能
とした。図1には搬入口11、フレキシブルコンテナバ
ッグ13、吊装置12を示している。サイロ10への搬
入を容易にするためサイロ中段より上方に移送用スクリ
ューコンベヤ14を設置し、排出をスムースにするため
側壁は少なくとも水平に対して傾斜角60度以上の傾斜
を有するものとし、排出は抜出し用スクリューコンベヤ
15を具備した。また、実施例の貯蔵サイロでは、抜出
し用スクリューコンベヤ15の近傍の外壁に振動数10
0kHz、出力75Wのバイブレータ4個を取付けた。
また、バグフィルタ16、サイロ内レベル計17を備え
ている。
【0019】サイロ10の下部には圧送タンク20を設
置し、圧送タンク20に必要所定量の粉体を貯溜させ、
バッチ方式で計量槽30へ圧送する。圧送タンク20
は、排出を容易にするため、超微粉末を粉流化状態に保
持する圧縮空気吹込口24を有している。また、搬送管
路23へ供給するロータリーバルブ22を備えている。
搬送管路23は、超微粉末を圧送するもので、圧送タン
ク側に圧縮空気供給口25がある。圧送に使用する圧縮
空気は空気圧縮機50、空気タンク51から供給され少
なくとも圧力2kg/cm2 とし、乾燥したものとす
る。
【0020】超微粉末の搬送は圧送タンク20より搬送
管路23によりコンクリートミキサ40の上方に設置し
た計量槽30に圧送する。計量値の検出は、計量槽30
に付属したロードセル31により行い、計量開始信号に
よりロータリーバルブ22の運転を開始し、所定計量値
の90%で自動運転制御により徐回転とし計量100値
%で運転を停止する。圧送空気は計量槽30に設置して
ある分離器32より空送管36を経てバグフィルタ16
に戻す。また空送管36と搬送管路23とはバイパス管
路37によって、連結されており、前記同様所定計量値
の90%に達した時点で、バイパス管路37に設置して
いる調整弁の開度を調整し、計量値100%で開度を全
開とする。このことにより計量精度を保持すると共に超
微粉末の飛散を生じない。
【0021】計量槽30の構造は、超微粉末保持及び排
出を確実に行うため上部に分離器32を有すると共にバ
イブレータおよび排出用エアスライド33を有したもの
である。排出用エアスライド33は計量槽30内の超微
粉末を全量完全排出することができると共に、緩傾斜輸
送ができるので、ミキサ上方空間に空スペースのない既
設のバッチャープラントに計量槽30を追加設置するこ
とが容易となる。また計量槽30からの排出カットゲー
ト34の下にミキサ40よりの湿気を防止する雰囲気遮
断装置として湿気防止ゲート35を設置した構造を有す
るものである。この湿気防止ゲート35は、超微粉が壁
面等に付着するのを防止し、特に、上記のように排出用
エアスライド33を用いるので、エアスライドが湿気に
よる排出不良を起こすのを防止するものである。
【0022】制御装置60は本発明に係る超微粉末の定
量バッチ供給をコントロールする。計量槽30の重量を
ロードセル31によって検出し、信号61として受取
り、信号62,63,64によって、それぞれ調整弁開
度を調整する。可搬式の貯蔵サイロ10を据付け、フレ
キシブルコンテナバッグ13によって供給された超微粉
末を収納し、排出し、使用に供した。この貯蔵サイロ1
0は、移送用スクリューコンベヤ14と抜出し用スクリ
ューコンベヤ15を装備し、内容量1m3 の圧送タンク
20に超微粉末を送出する。この抜出し用スクリューコ
ンベヤ15によって送出される量はサイロ10内の棚吊
りやその破壊によって変動することは避けられないの
で、圧送タンク20はレベル検出装置を備えて抜出し用
スクリューコンベヤ15の始動、停止を制御する。ま
た、移送用スクリューコンベヤ14の設置数について
は、特に限定されるものではなく、サイロの大きさ等に
応じて適宜設置数を決めればよい。さらに抜出し用スク
リューコンベヤ15については、サイロの状況に応じて
設置本数並びにスクリューコンベヤの型式を定めればよ
い。
【0023】本発明の装置は小型可搬型に分割してトラ
ック輸送可能に構成することによって、臨時的に設けら
れるコンクリートバッチャープラントに用いることがで
き、適用範囲を拡大することができる。本発明装置の運
転は次の通りである。 (1)計量開始信号により貯蔵サイロ10内の抜出し用
スクリューコンベヤ15と圧送タンク20と貯蔵サイロ
10間に設けた開閉弁21を作動し、圧送タンク20に
超微粉末を送入する。 (2)圧送タンク20の開閉弁21を閉じ、圧縮空気吹
込口24から空気を吹込んで超微粉末を流動化し、ロー
タリバルブ22の運転を開始して、超微粉末を搬送管路
23に排出すると共に、圧縮空気供給口25から圧送空
気を供給し超微粉末を搬送する。 (3)計量槽30のロードセル31が重量を測定し、こ
の信号61を制御装置60に送る。例えば所望計量値の
90%に達したとき、制御装置60はロータリーバルブ
22の回転速度調節(信号62)、圧送空気量の調整
(信号63)、バイパス調整弁38の開度調整(信号6
4)等により減速輸送を行い、ロードセル31からの信
号により輸送量が100%になったことを確認し、輸送
を停止する。このようにして超微粉末の一定量の正確な
輸送ができる。
【0024】また、所定計量値の90%に達したときに
ロータリバルブの回転数制御信号により回転数を減じ、
所定計量値に達した時点で運転を停止した後圧送空気を
停止する制御等も行うことができ、同様な計量精度を得
ることができる。 (4)この超微粉末を計量槽30から排出するときは、
エアスライド33に作動用空気を供給すると共に排出カ
ットゲート34、湿気防止ゲート35を開き、コンクリ
ートミキサ40に定量供給する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、シリカフュームのよう
な超微粉末の一定量を所要プラント内に確実に搬送する
ことができる。従来コンクリート製造時に所定量計量
し、つめこまれた袋(20kg)を人力によりコンクリ
ートミキサーに直接投入していたが、本発明の方法及び
計量装置を使用することにより、自動化による省力化が
可能となるばかりでなく、計量精度等が向上したためコ
ンクリートの性能を著しく向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体図である。
【図2】本発明の実施例のフローチャートである。
【図3】本発明の実施例のプログラムの一例を示すタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
10 貯蔵サイロ 11 搬入口 12 吊装置 13 フレキシ
ブルコンテナバッグ 14 移送用スクリューコンベヤ 15 抜出し用
スクリューコンベヤ 16 バグフイルタ 17 レベル計 20 圧送タンク 21 開閉弁 22 ロータリーバルブ 23 搬送管路 24 圧縮空気吹込口 25 圧縮空気
供給口 30 計量槽 31 ロードセ
ル 32 分離器 33 エアスラ
イド 34 カットゲート 35 湿気防止
ゲート 36 空送管 37 バイパス
管路 38 調整弁 40 ミキサ 50 空気圧縮機 51,53 空
気タンク 52 圧縮空気配管 60 制御装置 61,62,63,64,65,66 信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光男 東京都港区港南4丁目6番57号 京浜菱 光コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 康之 東京都港区港南4丁目6番57号 京浜菱 光コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 間瀬 憲一 東京都港区港南4丁目6番57号 京浜菱 光コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 北澤 憲三 東京都港区港南4丁目6番57号 京浜菱 光コンクリート工業株式会社内 (72)発明者 青柳 隼夫 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店内 (72)発明者 奥野 亨 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店内 (72)発明者 米澤 敏男 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (72)発明者 三井 健郎 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店 技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−310418(JP,A) 特開 平4−286534(JP,A) 実開 昭58−187525(JP,U) 実開 平3−73525(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超微粉末貯蔵サイロと、該貯蔵サイロか
    らの超微粉末受入装置及び加圧空気送入装置を付属した
    圧送タンクと、該圧送タンクから超微粉末を排出する排
    出装置と、該排出された超微粉末を圧送する圧送管路
    と、該圧送管路の他端に取付けられ圧送された超微粉末
    を受入れこれを計量し供給先へ供給する計量槽と、該計
    量槽から前記超微粉末貯蔵サイロへの戻管路と、前記圧
    送管路と前記戻管路とを調整弁を介して結合したバイパ
    ス管路と、前記計量槽の計量値に基づき、圧送タンクか
    らの超微粉末の排出量、加圧空気の供給量及びバイパス
    管路の調整弁の開度を調整する制御装置とを備えたこと
    を特徴とする超微粉末の定量バッチ供給装置。
  2. 【請求項2】 前記超微粉末貯蔵サイロは横長とし、該
    サイロ内の下底部及び中段より上方部に水平の超微粉末
    移送装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の超微
    粉末の定量バッチ供給装置。
  3. 【請求項3】 前記超微粉末貯蔵サイロの高さ方向の内
    法寸法が5.0m以下であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の超微粉末の定量バッチ供給装置。
  4. 【請求項4】 前記超微粉末貯蔵サイロの下底部の超微
    粉末移送装置近傍の外壁にバイブレータを取付けたこと
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の超微粉末の
    定量バッチ供給装置。
  5. 【請求項5】 装置全体を使用状態のまま又は分解梱包
    してトラックの荷台に積載可能な大きさに形成したこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の超微粉末の
    定量バッチ供給装置。
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