JP2791250B2 - インクカートリッジ - Google Patents
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Description
供給し、供給されたインクを吐出して記録媒体に記録を
行うインクジェット記録装置に用いられるインクカート
リッジ及びインクジェットヘッドカートリッジに関す
る。
るインクタンクは、記録時に記録ヘッドから吐出される
インク量に見合ったインクを良好に供給できると共に、
非記録時においては吐出口からのインクの漏れなどがな
いことが要求される。
には、インクタンクの脱着がスムーズでその際のインク
漏れなどがなく、確実に記録ヘッドへインクを供給する
ことが要求される。
タンクとしては、先ずインク袋にインクを入れたものを
記録ヘッド位置に対して下方に装着し、インク供給チュ
ーブを引き回すことにより記録ヘッドにインクを供給す
る方式ものがある。この方式はタンクと記録ヘッドとの
高さの差によって負の水頭圧を発生させて、インク吐出
口部で安定したインクのメニスカスを維持している。し
かしながら供給系自体が非常に大きなものとなり装置の
小型化が難しいばかりか、チューブでのインクの蒸発な
どにともない回復ポンプでのインクの消費量の増大を招
き、廃インク処理の問題やランニングコストの増大とい
う問題もあった。
使用されるインクタンクとしては、特開昭63−632
42号公報に開示されている。 これは、インクタンク
内に発泡剤(吸収体)が配置された複数のインク射出オ
リフィスを備えたインクジェット記録カートリッジであ
り、記録ヘッドのインク吐出部で安定したインクのメニ
スカスを維持するために、インクタンク内に発泡材であ
るポリウレタンフォームのような吸収体を充填し、この
吸収体の毛細管力によってインクを保持している。この
場合、インクタンク内ほぼ全体に吸収体を必要とし、吸
収体が最大保持可能なインク量よりもやや少ないインク
を保持させておくことにより、内部負圧を発生させてい
るので記録ヘッドおよびインクタンクに振動などの機械
的衝撃や温度変化などの熱的衝撃が付与された場合でも
記録ヘッドの吐出部やインクタンクの大気連通部からの
インクの漏れ出しがない。しかしながら、この従来のタ
ンク内全体に吸収体を充填した方式はインクタンク容積
に対する保持可能なインク量(インク保持比率)が少な
く、しかも使用されずに残るインク量が多くなり使用効
率が悪いという問題があった。さらにインクタンクが記
録ヘッドと共にキャリッジ上に搭載し記録紙に対向して
記録走査することを考えると記録装置本体の小型化やラ
ンニングコストの低減化の上で問題となっていた。
れておりインクタンク内には吸収体を用いない方式のも
のも提案されている。
59−98857号公報には、インクタンク内にバネで
付勢したインク袋を用いた方式が開示されている。この
バネ袋方式はバネ力を用いてインク供給部での内部負圧
を安定して発生させている点で優れてはいるが、所定の
内部負圧を得るためのバネ形状の制約やインクタンクに
袋を固定する工程がやや複雑になり製造コストが高いこ
と、さらには薄型のインクタンクではインク保持比率が
小さくなるなどの問題がある。
体を充填せずに、部分的に吸収体を充填したタイプのも
のが提案されている。これは、多孔質部材を充填してい
ない部分を設けることにより、インク保持比率を向上さ
せたことによりインクの使用効率を向上している。
ンクカートリッジは、インクの使用効率、インク漏れ、
安定負圧の発生等の観点から必ずしも満足のいくもので
はなかった。
使用したインク使用効率の高いインクカートリッジを提
供することにある。
記録装置の使用条件において、記録ヘッドおよびインク
タンクに振動などの機械的衝撃や温度変化などの熱的衝
撃が付与された場合でもインクの漏れ出しの無い、より
信頼性の高いインクカートリッジを実現することを目的
としている。
成するために提案されたものであり、大気連通部を備え
ると共にバッファ機能を奏するためのインクを保持しな
い部分を含むインク吸収体を有する第1インク室と、該
第1インク室との連通部を備えるとともに実質的に密閉
空間を形成してインクを保持する第2インク室と、を有
する記録ヘッドに供給されるインクを貯留する使用前の
インクカートリッジであって、前記インク吸収体のバッ
ファ機能を奏するためのインクを保持しない部分が予め
インク又は再湿潤性の良い溶剤で前処理されていること
を特徴とする。これにより、安定した吐出を維持すると
ともに、インクの漏れ出しを確実に防止できるインク保
持比率の高いインクジェット記録装置に使用可能なイン
クタンクを実現することが可能となった。さらに本発明
は記録ヘッドとインクタンクとを分離可能に構成するこ
とが可能であり、経済性に優れ地球環境に優しいインク
ジェット用インクカートリッジとすることができた。
詳細に説明する。
破断して示した模式斜視図であり、図2(A)は第1実
施例の模式断面図である。
ンクカートリッジ本体1は内部を2つのインク室(a,
b)に仕切るとともに底部で連通させ、一方のインク室
aに毛細管力を調整したインク吸収体を充填するととも
にインクジェット記録ヘッドと連結するためのインク供
給部2と大気連通部3を備えた構成となっている。
は特にこれに限定されるものではなく、図2(B)に示
したような位置関係であっても良い。
自身、液体(インク)の自重およびわずかな振動に対し
てもインクを保持する能力を有するものであれば従来公
知の部材が使用できるが、インクジェット記録装置にお
いては部材からの溶出物によってヒーターにダメージを
及ぼす場合があり、材質選定に多少の制約がある。これ
らを考慮するとインク保持力および負圧発生などが調整
容易なポリウレタンフォームなどのスポンジ(多孔質
体)が好ましい。特にフォームの場合には、フォーム製
造時に所望の多孔密度となるように調整できるので好ま
しい。
記録ヘッド、インクタンク、キャリッジの結合の状態を
示す断面図である。
号に応じて膜沸騰をインクに対して生じせしめるための
熱エネルギーを生成する電気熱変換体を用いて記録を行
うサーマルインクジェット方式のものである。
はすべてヘッドベースプレート11に設けた位置決め用
の突起を位置決め基準としてヘッドベースプレート11
上に接着ないしは圧着して積層配置されて成る。ここ
で、図3の面内上下方向はキャリッジHCのヘッド位置
決め部104と突起とで位置決めされる。更に図3の横
断図の垂直方向は、突起の一部がヘッド位置決め部10
4を覆うように突出し、該突起の切り欠き部(不図示)
とヘッド位置決め部104とで位置決めされる。ヒータ
ボード13はSi基板上に複数の列状に配された電気熱
変換体(吐出ヒータ)と、これに電力を供給するAl等
の電気配線とが成膜技術により形成されてなり、本体装
置からの電気信号を受け取るパッドを端部に配した配線
を有するヘッドフレキシブル基板(以下、「ヘッドPC
B」という。)105に対して、それぞれの配線を対応
させてワイヤボンディングにより接続されている。 吐
出ヒータに対応して複数のインク流路を各々区分するた
めの隔壁や流路を介して交換インクタンク1からインク
を導入してインク流路に供給する共通液室と複数の吐出
口を形成するオリフィスとをポリサルフォン等で一体成
型した溝天板12をヒータボード13に不図示のバネで
押圧するとともに封止剤を用いて圧着固定及び封止して
インク吐出部を形成している。 溝天板12に結合封止
された流路15を有する部材は、交換インクタンク1と
結合可能とするために本実施例においてはヘッドPCB
及びヘッドベースプレート11に設けた穴を通ってヘッ
ドベースプレート11の反対側へ貫通させるとともに、
貫通部でヘッドベースプレート11に接着固定されてい
る。 また、流路15のインクタンク1と結合する側の
端部には吐出部へのゴミや不如意の気泡などの流入を防
止するためのフィルタ8が設けてある。 交換用インク
タンクは係合ガイド5及び加圧手段103とにより記録
ヘッド10と結合され、インク供給部2のインク吸収体
が流路15の先端に設けたフィルタ8と接することによ
り機械的に結合がなされる。結合後、記録装置本体の記
録ヘッド吸引回復ポンプ5015などを用いて、記録ヘ
ッド10に交換インクタンク1から強制的にインクを供
給充填することでインク結合を行う。
ヘッド10及び交換用インクタンク1が結合されるとと
もに、同一方向で記録ヘッド10とキャリッジHCとが
機械的及び電気的接続がなされることになるのでヘッド
PCB105上のパッドとヘッド駆動電極102との位
置決めも確実に行われる。
許容できるように交換インクタンク外壁との接合部を広
めに取れるように、本実施例ではやや太い弾性体リング
で構成している。
ンクタンク1と記録ヘッド10とを十分に結合させた上
で交換インクタンクを付勢することで、キャリッジと記
録ヘッドと位置決めを簡単な構成で確実に行うととも
に、記録ヘッドと交換インクタンクとを本体外で簡単に
結合した上でキャリッジに装着する様にしたので交換操
作を容易にすることができた。 また、本実施例では、
キャリッジ(記録装置本体)と記録ヘッドとの電気的接
続も同時に行うように構成したので、記録ヘッド・交換
インクタンクの交換時の操作性も良好であるが、電気的
接続を別途コネクタ接続方式などにして、記録ヘッドの
位置決めと交換インクタンクとの結合をより確実なもの
とするための構成自由度を高くするのも良い。
記録装置における記録ヘッドの配置および動作を説明す
るために、斜視図である図4を用いて簡略に記録装置の
動作を説明する。 図4で、記録媒体Pをプラテンロー
ラ5000を用いて紙面下方から上方へ案内し、紙押さ
え板5002でキャリッジ移動方向にわたってプラテン
5000に対して押圧する。 キャリッジHCは、キャ
リッジ駆動ピンをそのらせん溝5004にはめ込んでそ
れ自身が回転することで駆動源として動作するリードス
クリュー5005とリードスクリューに平行に配置され
たスライダ5003とに支持係合されてプラテンローラ
5000上に案内された記録媒体Pの記録面に沿って左
右に往復動する。 リードスクリュー5005は駆動伝
達ギア5011、5009を介して駆動モータの正逆回
転に連動して回転駆動制御される。 5007、500
8はフォトカプラでキャリッジHCのレバー5006の
この域での存在を確認してモータ5013の回転方向切
換等を行うためのホームポジション検知手段である。
画像記録信号は記録ヘッドを搭載するキャリッジHCの
移動にタイミングを計って記録ヘッド10に送られ所定
の位置でインク滴を吐出させて記録を行う。 5016
は記録ヘッド10の前面をキャップするキャップ部材5
022を支持する部材で、5015はこのキャップ内を
吸引する吸引手段でキャップ内開口5023を介して記
録ヘッドの吸引回復を行う。 5017はクリーニング
ブレードで、5019はこのブレードを前後方向に移動
可能にする部材であり、本体支持板5018にこれらは
支持されている。 吸引手段、ブレード等は、この形態
でなくとも良く、周知のものが適用可能なことはいうま
でもない。 また、5012は、吸引回復動作のタイミ
ングを決めるためのレバーで、キャリッジと係合するカ
ム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆
動力がクラッチ切換等の公知の伝達手段で移動制御され
る。 これらの回復手段はキャリッジHCがホームポジ
ション側領域にきたときにリードスクリュー5005の
作用によってそれらの対応位置で所望の処理が所定のタ
イミングで行える様に構成されている。
十分にインクが充填された初期状態を示し、図6は初期
状態からインク室aの供給可能なインク及びインク室b
の1/5程度のインクを消費した状態である。
するためにはインク室bのには容積限度まで充填しても
良いが、インク室aへのインク充填量は吸収体のインク
保持力限度以下で設定することが好ましく、その範囲内
で図5のようにインク室aの大部分にインクの充填が可
能である。ここで言うインク保持力とは吸収部材にイン
クを含浸させた際の部材単独で保持できる能力を言う。
は、記録ヘッドの吐出部からの水頭圧とインク室b内の
減圧と圧縮インク吸収体内の毛細管力とが釣り合った高
さで維持されている。インク供給部からインク供給がな
されるとインク室aのインク量は減らず、インク室bの
インクが消費される。すなわち、インク室a内のインク
分布は変化せず内圧の平衡を維持したまま、インク室b
からインク供給に見合うだけのインクが消費されるとと
もにその分の大気がインク室aを介して大気連通部から
導入される。この際、インク室aとインク室bの連通部
ではインクと大気の交換が生じ、インク室aの圧縮イン
ク吸収体に形成されたメニスカスのインク室bに近接し
た部分から一部破断されて減圧されて、インク室bの圧
力が圧縮インク吸収体のメニスカス保持力等と釣り合う
ようにインク室bに大気が導入される。すなわち、イン
ク供給部の内圧は、インク室aの圧縮インク吸収体の毛
細管力によって所定の値に維持される。この時、記録ヘ
ッドの流路15をインク供給部2内に押し込んでフイル
タ8を吸収体に圧接させることにより、インク供給部付
近の吸収体の圧縮率を部分的に高くしてインク供給部に
インクがより多く分布させるようにし、インク室壁際で
の気液交換が行われ易くしても良い。また、図7に示し
たようにインク室aにインク室壁と圧縮インク吸収体と
の間にリブ4などを設けることにより大気連通部からの
空気が通り易くするようにしても良い。
ク供給部における内圧がインク供給量(消費量)に応じ
て変化する様子を示すものである。初期状態ではインク
室aにもある程度のインクが存在しており、圧縮インク
吸収体の毛細管力によって内圧が発生しているが、イン
ク供給に伴ってインク室aのインクが少なくなるに従い
圧縮インク吸収体の圧縮率分布(細孔分布)に応じて毛
細管力によって発生する内圧が徐々に高くなる。さらに
インクが消費されるとインク室a内のインク分布は安定
化して、インク室bのインクが消費されるようになり、
前述のごとくインク室bへ大気が導入されることで、以
後ほぼ一定の内圧を保持する。インクが更に消費されて
インク室bのインクが全て消費されると再びインク室a
のインクが消費され始め、内圧が変化する。インク供給
部の内圧が所定の負の値よりも大きくなった時点でイン
クタンクの交換ないしは記録ヘッドと一体的な交換が必
要となる。
の機能を説明するもので、図6の状態から大気圧の減圧
ないしは気温の上昇などによるインク室b内の空気の膨
張などでインク室bのインクがインク室aの方へ流出し
た様子を示している。本実施例ではインク室aに流出し
たインクは圧縮吸収体で保持されるようにしている。圧
縮吸収体のインク吸収量とインク室との関係について
は、前述の減圧ないしは温度変化時のインクの漏れを防
止するという観点から、インク室bからの最悪条件下で
のインク流出量と、インク室bからのインク供給時にイ
ンク室aに保持させるインク量とを考慮してインク室a
の最大インク吸収量を決め、少なくともその分の圧縮吸
収体を収納するだけの容積をインク室aに持たせれば良
い。図10に減圧前のインク室bの初期空間体積と0.
7気圧に減圧した場合のインク流出量との関係を実線グ
ラフに示した。また、大気圧の最大減圧条件を0.5気
圧とした場合は図10の一点鎖線に示した。インク室b
からのインク流出量の最悪条件での見積は、例えば、大
気圧の最大減圧条件を0.7気圧とした場合、インク室
bからのインク流出量が最大となるのはインク室bの容
積VB の30%のインクがインク室bに残余している
場合であり、インク室壁下端部より下のインクもインク
室aの圧縮吸収体に吸収されるとすれば、インク室bに
残余している全てのインク(VB の30%)が漏出す
ると考えれば良い。大気圧の最悪条件を0.5気圧とし
た場合は、インク室bの容積の50%のインクが流出す
ることになる。すなわち、減圧下で膨張するインク室b
の内の空気は残余インク量が少ないほど大きくなり大量
のインクが押し出されることになるが、インク室b内の
インク量以上に流出することはない。したがって、0.
7気圧を想定した場合は残余インクが30%以下になる
と空気の膨張量よりも残余インク量が小さくなるのでイ
ンク室aへの流出量は減少することになり、インク室b
の容積の30%が(0.5気圧では50%)が最大漏出
インク量となる。上記の現象はインクタンクの温度変化
の場合でも同様であるが、50deg程度の温度上昇が
あっても流出量は上記減圧時よりも少ない。
示したようなものを用いた。
いったいわゆる普通紙に対して文字品位の良好なインク
である。一般的にインクジェット用のインクはη/(γ
cos θ)の値が小さいほどインクの紙への浸透を速
くすることができるといわれている。ここでηはインク
の粘度,γはインクの表面張力,θはインクと紙の接触
角である。一般的に接触角を小さくし、紙への浸透を速
くするとインクが紙面上で不均一な繊維ファイバーに沿
ってにじむことになり印字品位が低下する。印字品位を
向上させるには、ひとつにはインク中の水(高γ,高
θ)の比率を多くすることで良化するが、紙への浸透性
は低下する。上述組成のインクは表面張力が40〜50
dyne/cmとインクとしては高表面張力の部類であ
り、定着性とのバランスを考慮しながら紙への浸透性を
下げ、インクが紙面上で広がって不均一な繊維ファイバ
ーに沿ってにじむ(フェザリング)のを防止し、印字品
位を向上したものである。
クで減圧試験をしているといくつかのインクタンクはイ
ンクが外に漏れ出すという問題が発生し、タンクにバラ
ツキがあることがわかった。このインクバッファの効果
はその容量だけでなくインクとタンクのなじみ状態によ
って左右されることが鋭意検討の結果得られた。
クタンクの比較例を示した。図11は、インクタンクの
初期状態を示し、図12は初期状態からインク室aの供
給可能なインク及びインク室bの1/5程度のインクを
消費した状態である。図13は、図12の状態から大気
圧の減圧ないしは気温の上昇などによるインク室b内の
空気の膨張などでインク室bのインクがインク室aの方
へ押し出された時を示しており、一部のインクは以前イ
ンクが浸透していた部分に吸収されるが、それ以外のイ
ンクは吸収体に吸収されずにタンク壁やインク室壁と吸
収体との間隙を伝って大気連通部3などからインクが漏
れ出すという問題が発生した。
体はインクの吸収性がわるく、一度インクを吸収した履
歴のある吸収体はその表面状態が変化してインクの浸透
性が良好になり、インクの吸収性が非常に良くなったた
めと考えられる。そのことをより分かりやすく検証する
ために未使用状態の圧縮した吸収体(ポリウレタンフォ
ーム)と一度インクを吸収した履歴のある圧縮吸収体を
インク中に浸してインクが吸収された高さを測定したと
ころ、未使用のインク吸収体では数ミリ程度とほとんど
インクを吸収しなかったのに対して、一端インクを吸収
した履歴のある吸収体では数センチ以上と圧倒的な吸収
性の違いを見せた。
にはインク室bには容積限度まで充填可能である。又、
インク室aへのインク充填量においても吸収体のインク
保持力限度まで設定することが可能である。そこで本実
施例においては上記点を考慮して、インク室bは容積限
度まで、そしてインク室aも使用前に吸収体を1度イン
クに濡らした状態にするためにほぼ容積限度まで充填し
た。さらにこの後、インクカートリッジ開封直後に所定
の負圧を維持するために、インク室aの吸収体がインク
保持力限度以下になるように適当量インクを抜き取る操
作をしても良い。
室aのインクが使用されはじめ、その後インク室bのイ
ンクが使用されるのでバッファ機能が必要となるインク
室bのインクが使用されるときにはインク室aのインク
吸収体はあらかじめ濡れていた状態になっているためイ
ンクの浸透が容易に起こりバッファ機能が十分に引き出
せる。又、大気連通口からインクがあふれだす虞れがな
い。この様にして作製したタンクをインクジェット記録
装置に搭載して減圧試験した結果、全て漏れ出しがなく
て、しかも印字品位の高いインクジェット記録装置用の
インクタンクが実現できた。
製するには、吸収体を内包する前にインクあるいはこれ
に代わる再湿潤性の良い溶剤で前処理する方法も考えら
れる。しかし、この場合濡らして後で乾燥させる工程が
必要となったり、インク以外の溶剤を使用した場合に
は、それがインク中に溶出してきてヒーターにダメージ
を与えないように注意を払う必要がある。また、インク
の方を吸収体に浸透し易いものにすることが考えられる
が、一般的に紙への浸透性も良くなりすぎて前述したよ
うにインクが紙面上で不均一な繊維ファイバーに沿って
にじむことになり印字品位が低下する。
図であり、インク室bに連通させてさらに2つのインク
室c及びdを設けた例を示す。本変形例ではインク室
b、インク室c、インク室dの順でインクが消費され
る。本変形例でインク室を4つに分割しているのは、前
記実施例で説明した減圧環境下及び温度変化時のインク
の漏出を防止することにあり、例えば図15の状態でイ
ンク室b及びインク室c内の大気が膨張する場合、イン
ク室bの大気膨張分はインク室aを介して大気連通部か
ら解放され、インク室cの大気膨張分はインク室b及び
インク室aにインクが流出することで解消される。すな
はち、インク室aにバッファ室としての機能を持たせて
おり、インク室aの圧縮インク吸収体のインク保持容量
はひとつのインク室からの漏出分を考慮して設定すれば
良いことになる。この場合にも、インク室aの圧縮吸収
体全体を一度インクが吸収された履歴を持つようにして
おくことによって、その効果が発揮されることは言うま
でもない。また、バッファ室(インク室a)が小さくで
きることから、製造する際にインク充填後のインク抜き
工程を入れた場合の廃インク量を少なくすることができ
る。
単色記録装置で説明したが、異なる色のインクを吐出可
能な複数の記録ヘッド、例えば、Bk・C・M・Yの4
ヘッドを持つカラーインクジェット記録装置にも適用可
能であり、ひとつの記録ヘッドで複数色のインクを吐出
できる様な記録ヘッドでも適用可能であり、その場合は
交換タンクの結合位置・方向を規制する手段を付加すれ
ば良い。
る例で説明したが、記録ヘッドと所定量のインクを詰め
たインクタンクとを一体的に形成した、記録ヘッド・イ
ンクタンク一体交換方式に適用することも可能である。
中でも熱を用いたインクジェット方式の記録ヘッド、記
録装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを
発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結
果的にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の
気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成長,収
縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させ
て、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパ
ルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行なわ
れるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が
達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号と
しては、米国特許第4463359号明細書、同第43
45262号明細書に記載されているようなものが適し
ている。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の
米国特許第4313124号明細書に記載されている条
件を採用すると、更に優れた記録を行なうことができ
る。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応せる構成を開
示する特開昭59年第138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満た
す構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を一
層有効に発揮することができる。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
れる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手
段等を付加することは本発明の効果を一層安定できるの
で好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、記
録ヘッドに対しての、キャピング手段、クリーニング手
段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の
加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、
記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうこと
も安定した記録を行なうために有効である。
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
ンクタンクの機能説明を行う。交換用インクタンク1は
内面を4つのインク室(a〜d)に仕切るとともに底部
で各々連通させるとともにインク供給部のインク室a及
びインク室間の連通部とに毛細管力を調整したインク吸
収体2をほぼ隙間なく詰め込むとともに、大気連通部3
を有するインク室dにはインクの漏出を防止するための
バッファ吸収体を詰め込んだ区分インク室方式のインク
カートリッジの改良型である。
b,cに十分に充填された初期状態からインク室cの半
分程度のインクを消費した状態である。さらにインクを
消費するとインク室cのインクがなくなった時点で図1
7に示すようにインク室bのインクが供給され始める。
図17の状態より更にインクが消費され、インク室bの
インクがなくなった時点でインク吸収体を詰めてあるイ
ンク室aのインク吸収体に保持されているインクを供給
し始め、インク室aのインクがほぼなくなった時点で、
交換インクタンクを交換する。図18は第2実施例のイ
ンク供給及びインク内圧の発生原理を説明するものであ
る。図18中左側のインク室はインクがほぼ消費され、
インク室間の連通部の作用により大気連通部と連通され
ているため大気圧の状態にある。インク室間連通部を介
してインク供給部から記録ヘッド側へインク供給が行わ
れることにより、インク室間連通部の圧縮されて毛細管
力が高められているインク吸収体を介して大気圧のイン
ク室に隣接連通しているインク室からインクが流出供給
する。インクが消費されたインク室はその分だけ減圧さ
れることになり、インク室間の圧縮されたインク吸収体
に形成されたメニスカスが一部破断されて減圧されたイ
ンク室の圧力が圧縮されたインク吸収体のメニスカス保
持力と釣り合うように消費中のインク室に大気が導入さ
れる。すなはち、インク供給部の内圧は、インク室間の
連通部にある圧縮されたインク吸収体の毛細管力によっ
て所定の値に維持される。図19は第2実施例の交換イ
ンクタンクのインク供給部における内圧がインク供給量
(消費量)に応じて変化する様子を示すものである。バ
ッファ吸収体もしくはインク吸収体の毛細管力によって
内圧が発生しているが、インク供給に伴ってインク室d
とインク室cとの間の連通部にある圧縮されたインク吸
収体(圧縮部)の毛細管力によって内圧が発生するよう
になり、前述のごとくインク室cからインクが供給され
ている間はほぼ一定の内圧を保持する。インクが更に消
費されるとインク室bのインクが消費されはじめるが、
インク室が切り替わる際にインク供給部内圧がやや変動
する。これはインクを連続的に供給して内圧測定を行っ
ていることと、インク室c及びbがともに減圧されてい
る状態が一時的に発生することに関係すると考えられる
が、記録ヘッドの記録特性など機能上は大きな問題とは
なっていないことを確認した。インク室bのインクが安
定して消費されるようになると再び内圧が安定しする。
インク室bのインクが消費されると、次にインク室aの
インクが供給(消費)されるようになる。本発明者の検
討では図19に示したインク安定供給期間で記録特性に
なんら問題はなく良好な記録が行えた。
もので、図16の状態から大気圧の減圧ないしは温度上
昇によるインク室c内の空気の膨張などでインク室cの
インクが溢れだした様子を示している。本実施例ではイ
ンク室dに溢れだしたインクをバッファ吸収体で保持さ
せているが、0.7気圧の場合は最大でもインク室cの
容積の30%のインク量の漏出を考慮してバッファ吸収
体のインク吸収容量を決めれば良い。 大気圧が減圧前
のレベルに回復(1気圧に戻ったとする)した場合は、
インク室dに漏出してバッファ吸収体に保持されていた
インクが再びインク室cに戻る。上記の現象はインクタ
ンクの温度変化の場合でも同様であるが、50deg程
度の温度上昇があっても漏出量は上記減圧時よりも少な
い。
ンクバッファの設計を行えば良いと考えられるが、減圧
試験をしているといくつかのインクタンクはインクが外
に漏れ出すという問題が発生し、タンクにバラツキがあ
ることがわかり、インクとインク室d内のバッファ吸収
体とのなじみ状態によって左右されることが鋭意検討の
結果得られた。
ク室d内のバッファ吸収体を一度インクが吸収した履歴
を持つような状態にしておいた結果、大気圧の減圧ない
しは気温の上昇などによるインク室c内の空気の膨張な
どでインク室cのインクがインク室dの方へ押し出され
た時にはインク室dのバッファ吸収体にインクが吸収さ
れてインクカートリッジ外に漏れ出すということはなか
った。
ァ室であるため初期にはインクが充填されていない状態
が好ましい。そこで本実施例においてはインク室a,
b,cは全て容積限度まで充填し、そしてインク室dは
ほぼ容積限度まで充填した後、このインクだけを抜き取
ることでインクバッファ効果を保てるようにした。
ジェット記録装置に搭載して減圧試験した結果、全て漏
れ出しがなく、しかも印字品位の高い、信頼性のあるイ
ンクジェット記録装置用のインクタンクが実現できた。
ると共にバッファ機能を奏するためのインクを保持しな
い部分を含むインク吸収体を有する第1インク室と、該
第1インク室との連通部を備えるとともに実質的に密閉
空間を形成してインクを保持する第2インク室と、を有
する記録ヘッドに供給されるインクを貯留する使用前の
インクカートリッジであって、前記インク吸収体のバッ
ファ機能を奏するためのインクを保持しない部分が予め
インク又は再湿潤性の良い溶剤で前処理されていること
を特徴とする。これにより、記録時、非記録時において
もインクジェット記録装置の使用環境条件の変化に伴う
インク漏れが少なく、インクの使用効率も高く、文字品
位も良好なインクカートリッジを実現することができ
た。
断して示した斜視図。
ンクタンクのキャリッジへの装着状態を表す断面図。
1例の斜視図。
図。
した図。
図。
図。
ンクのキャリッジへの装着状態を表す断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 大気連通部を備えると共にバッファ機能
を奏するためのインクを保持しない部分を含むインク吸
収体を有する第1インク室と、該第1インク室との連通
部を備えるとともに実質的に密閉空間を形成してインク
を保持する第2インク室と、を有する記録ヘッドに供給
されるインクを貯留する使用前のインクカートリッジで
あって、 前記インク吸収体のバッファ機能を奏するためのインク
を保持しない部分が予めインク又は再湿潤性の良い溶剤
で前処理されていることを特徴とするインクカートリッ
ジ。 - 【請求項2】 前記第1インク室は、インクを吐出する
前記記録ヘッドへのインク供給口を有していることを特
徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記記録ヘッドと一体化されていること
を特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。 - 【請求項4】 前記記録ヘッドと分離交換可能とされて
いることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリ
ッジ。 - 【請求項5】 前記記録ヘッドと前記インクカートリッ
ジとを分離可能とする係合部を有することを特徴とする
請求項1に記載のインクカートリッジ。
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