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JP2788316B2 - 原稿自動循環装置 - Google Patents

原稿自動循環装置

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Publication number
JP2788316B2
JP2788316B2 JP2019322A JP1932290A JP2788316B2 JP 2788316 B2 JP2788316 B2 JP 2788316B2 JP 2019322 A JP2019322 A JP 2019322A JP 1932290 A JP1932290 A JP 1932290A JP 2788316 B2 JP2788316 B2 JP 2788316B2
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Japan
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feeding
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司郎 佐伯
五郎 森
真澄 池末
文孝 兵藤
都浩 魚谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to GB9009352A priority patent/GB2232406B/en
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H83/00Combinations of piling and depiling operations, e.g. performed simultaneously, of interest apart from the single operation of piling or depiling as such
    • B65H83/02Combinations of piling and depiling operations, e.g. performed simultaneously, of interest apart from the single operation of piling or depiling as such performed on the same pile or stack
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals
    • G03G15/602Apparatus which relate to the handling of originals for transporting
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6207Holders for the original in copying cameras
    • G03B27/625Apparatus which relate to the handling of originals, e.g. presence detectors, inverters
    • G03B27/6264Arrangements for moving several originals one after the other to or through an exposure station

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  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数枚の原稿より成る原稿束から原稿を1
枚ずつ所定の原稿露光位置に給送し、露光の終了した原
稿を再び原稿束の上に戻し、繰返し循環させて原稿を露
光位置に給送する原稿自動循環装置に関する。
従来技術 複写機により、複数枚より成る原稿から複数部のコピ
ーを作成する場合、複写機のコンタクトガラス上への原
稿給送を自動的に行なって手数を省く手段として、頁順
に重ねて原稿載置台上に載置された原稿束の下から順次
1枚ずつ原稿を抽出して複写機本体のコンタクトガラス
上に給送し、原稿露光の完了した原稿を上記の原稿載置
台上に載置された原稿束の上に返送して重ね、コピー部
数に相当する回数だけ、給紙経路と返送経路とより成る
循環路を各原稿を頁順に繰返し循環させてコンタクトガ
ラス上に給送する原稿自動循環給送装置(Recycle auto
matic document feeder以下RADFと略する)が利用され
ている。
従来のRADFの例を第14図〜第18図に示した。これらの
図面を参照してその概略構成と問題点を簡単に説明す
る。
第14図に示したRADFと第15図に示したRADFとは同一の
原理で動作する。すなわち、原稿載置台aに原稿繰出し
用の繰出しベルトbを備えており、その上に原稿束cを
載置してコピースタートすると、繰り出しベルトbが最
下位の原稿を抽出して給紙する。この原稿は、U字形を
なす給紙路に所要の間隔で設けられた搬送ローラに受け
継がれてベルトdまたはローラd′によりコンタクトガ
ラスe上の所定の位置にセットされる。その後、光学走
査が完了するとベルトdまたはローラd′によりU字形
をなす返送経路に送り出され、経路上に設けられた所要
数の搬送ローラに受け継がれて排紙口fから原稿載置台
a上に排出され、原稿束cの上に載置される。
この場合、原稿群のコピー順序を維持するためには、
排出された原稿の少なくとも一部が原稿束cの最上位紙
の上に載る必要があり、また、原稿を再度給紙路に送り
出すためには排出された原稿は少なくとも一部が繰り出
しベルトbの上に存在する必要がある。つまり、排紙口
fから給紙口a′までの長さl1と、排紙口fから繰り出
しベルトbの後端までの長さl2と、原稿の給紙方向の長
さLとの間に次の関係が成立つことが必要である。
l1/2<L≦l1,かつ、L>l2 いいかえると、第14図や第15図に示したRADFにおいて
は、使用できる原稿の最小長さがかなり制限されるとい
う不都合があった。
第16図および第17図に示したRADFにおいては、原稿の
給紙方向の長さLに応じて排紙口f′の位置を移動する
ことによりこの種の不都合を解消している。しかしなが
ら、第16図に示したRADFにおいてはテレスコピックに伸
縮する排紙ガイドgを用いて位置可変の排紙口f′を実
現しているので排紙ガイドgの重なり長さにより可変範
囲が制限される。また、第17図に示したRADFにおいては
折畳みの排紙ベルトhを用いて位置可変の排紙口f′を
実現しているので機構的に複雑になるとともに、ベルト
hの組付けや交換に手間が掛かるという不都合がある。
比較的簡単な構成で排出口の位置を広範囲に切換え
て、種々の長さの原稿を給送できるようにしたRADFが特
開昭63−143125号公報に開示されている。第18図はその
概略構成を示す図であって、原稿載置台aの搬入側相当
の範囲に亘ってその床下の部分に原稿返送路kを設け、
その上の原稿載置台aの床板には原稿返送路kを搬送さ
れてくる原稿を原稿載置台aの床を貫通して上方に排出
するための開口及び切換爪iが搬送方向の複数の位置に
設けられている。又、原稿載置台上を搬送方向に移動可
能に、排紙口fと上記開口及び切換爪iにより返送路k
より排出された原稿を排出口fに導く搬送ガイドlを有
する排出部mが設けられている。そこで、使用される原
稿のサイズに応じた位置の切換爪iを排出位置に切換
え、これから排出される原稿を排出口fに案内すること
ができる位置に排出部mを移動させれば排出口fより排
出された原稿は先端が給紙口a′に臨んだ繰出しベルト
b上に載置された原稿束上に排出される。なおこの装置
で使用可能な最大サイズの原稿を使用する場合は、排出
部mは原稿載置台aの後端に位置させられ、コンタクト
ガラスeよりUターンして戻される原稿は原稿返送路k
を経由せず、ガイド板jにより直接排出部mの排出口f
に案内される。それより小さいサイズの原稿を使用する
時はガイド板jを出口が原稿搬送路kに臨む位置に回動
させて、Uターンして戻される原稿を原稿返送路kに導
く。
第18図に示す構成のRADFでは、コンタクトガラス上よ
り反転されて排出された原稿を原稿載置台上の原稿束上
に排出する排紙口f′を有する排出部m迄搬送する原稿
返送路kは原稿載置台の下側に形成されているので、返
送路を構成するガイド板は装置に固設することができ、
構造が簡単になる利点がある。
しかし、その一方、排出部mに原稿を送り出す開口及
び切換爪iの位置が固定されており、その構造上、開口
位置を狭い間隔で設けることができず、種々のサイズの
原稿の使用に適さない難点がある。又、返送路kが原稿
載置台の下にあるため、返送路内で原稿が紙詰りした場
合の除去が面倒になる難点がある。
第16図及び第17図に示す構成では、反転後の原稿返送
路は原稿載置台の上方に設けられており、紙詰りの除去
は比較的容易になると思われるが、排出口の位置の移動
に伴い返送路のガイドを伸縮させる必要があり、ガイド
をテレスコピックに伸縮可能な構成としたり、折畳み式
にする等複雑な機構とすることを余儀なくされる。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来のRADFの原稿返送部の上記の問題点に
かんがみ、 複数枚の原稿を載置可能な原稿載置台と、該原稿載置
台の前端部所定の位置に原稿の先端を揃えて該原稿載置
台上に載置された原稿束から最下位の原稿を1枚ずつ給
送する給送手段とを有する給送部、 該給送部より給送された原稿を原稿露光位置に搬送
し、原稿露光後の原稿を該原稿露光位置から送り出す第
1の搬送手段を有する搬送部、 該搬送部より送り出された原稿を前記原稿載置台上に
載置された原稿束上に重なるように返送すべく、原稿を
前記原稿載置台の後端部側から排出する原稿返送手段を
有する返送部 を備える原稿自動循環装置において、 以下に挙げる各事項を課題とする。
(1) 簡単な構成で広い範囲に亘る多種のサイズの原
稿の給送が可能なRADFを提供すること。
(2) 広い範囲に亘るサイズの原稿の給送が可能であ
り、原稿返送路の長さが変化する場合に、その返送路を
構成するガイドが簡単な構成で容易に返送路の長さの変
化に追随して伸縮し、原稿が引掛ることなく円滑に搬送
される原稿返送部を備えたRADFを提供すること。
(3) 広い範囲に亘る任意のサイズの原稿の給送が可
能であり、原稿サイズ及び原稿返送路の長さが変化する
場合に、反転経路出口より排出された原稿を原稿束上に
排出する排出部に返送する返送路の上側ガイドを構成す
るガイドが排紙部の位置に追随して伸縮し、排出部が最
も後退した位置で原稿載置台を無駄なく使用でき装置を
小型化することのできるRADFを提供すること。
(4) 広い範囲に亘る任意のサイズの原稿の給送が可
能であり、原稿返送路の長さが変化する場合に返送路の
上側ガイドを構成するガイドが簡単な構成で容易に返送
路の長さの変化に追随して伸縮することができ、又返送
路を開放することが容易なRADFを提供すること。
(5) 広い範囲に亘る任意のサイズの原稿の給送が可
能であり、原稿返送路の長さが変化し、原稿長さが変っ
た場合にも反転経路から原稿返送経路に排出された原稿
を確実に排出部に搬送し、排出部より原稿載置台上に載
置された原稿束上に排出することのできるRADFを提供す
ること。
課題解決のための手段 上記の第1の課題を解決させる発明は、原稿返送手段
が、原稿載置台上を原稿サイズに応じた位置に原稿給送
方向に沿って移動可能であり、返送部の原稿返送経路の
一部を原稿載置台の上面で形成したことを特徴とする。
上記の構成により、原稿露光部から反転経路を経て排
出された原稿載置台上面の原稿束載置範囲の後側の部分
を返送経路として返送されるので、どんなサイズの原稿
でも給送位置迄送り返すことができる。又、別の搬送経
路を設ける必要もなくなり、装置の小型化が達成され、
セット時の操作性も向上し、ジャムの除去も容易にな
る。
原稿返送路となる原稿載置台上面を返送されてくる原
稿を掬い上げて原稿載置台上に載置された原稿束上に排
出するため、上記原稿返送手段が、原稿返送経路となる
原稿載置台上に返送されてくる原稿を掬い上げて原稿載
置台上に載置された原稿束上に排出する搬送ガイドを有
するのが良い。
前述の第2の課題を解決させる発明は、上述の各構成
に加えて、上記原稿返送手段の後方に連結され、原稿返
送手段の移動に応じて伸縮し、前記搬送部より送り出さ
れた原稿を排出部に案内する互いに重合可能な複数のガ
イド板より成るガイド手段とを有することを特徴とす
る。
返送路を構成するガイド部材が上記の原稿返送手段の
後方に連結され、重合可能な複数のガイド板により構成
されているので、後端を固定した状態で原稿返送手段を
原稿サイズに応じて移動すれば、各ガイド板は自動的に
重なり合って伸縮し返送路に合った長さとなる。したが
って、返送路が原稿載置台上に設けられる場合でも原稿
返送手段の移動を妨げることはない。又、原稿の搬送方
向の順にガイド板を外側へと重ねるようにすればガイド
板の重なり部の端部や隙間に原稿が引掛ることはなく、
原稿は円滑に搬送される。
なお装置の内部保護及び外観を良くするための外装カ
バーをガイドと同様、重ね合わせて伸縮可能に複数のカ
バー部材で構成し、各ガイド板に一体に各々のカバー部
材を取付けることによりガイド板の伸縮に応じて外装カ
バーを伸縮させることができる。
上記の第3の課題は、前記のガイド手段が前記原稿返
送手段が最も後退した最大サイズの原稿に対応する位置
にある場合、前記のガイド手段の各ガイド板が互いに重
なって原稿返送路より後方に退避するように構成するこ
とによって解決される。
このように構成することにより、原稿返送部の上記原
稿返送手段は、反転経路からの排出口から排出された原
稿を、返送路を経由することなく、直接受取ることので
きる位置にくる。したがって、原稿載置台の長さは有効
に利用され、RADFを小型することができる。
上記の第4の課題は、前記のガイド手段が前記の原稿
載置台の奥側に原稿給送方向に延設されたガイドシャフ
トにその軸方向の摺動及びその軸の回りの回動自在に支
持されていることによって解決される。
上記の構成により、原稿返送路の長さに追随して返送
路の上側ガイドを構成するガイドが互いに重なり合って
伸縮する場合ガイドの奥側を支持するガイドに沿って摺
動するので伸縮が妨害されることはなく、かつガイドの
伸縮状態のいかんにかゝわらず奥側のガイドシャフトを
軸として手前側を開いて返送路を大きく開放することが
できる。
さて、前記第5の課題を解決するための構成は、前記
原稿返送経路の一部を形成する前記原稿載置台の上面に
搬送されてくる原稿をさらに、前記原稿給送手段の原稿
給送方向に搬送する第2の搬送手段を有しており、該第
2の搬送手段によって、前記原稿返送手段の移動に応じ
て原稿の搬送が可能になる。
上記の構成により、原稿サイズに対応した排出位置に
原稿返送手段を移動させることができ、反転経路の出口
部から原稿返送手段に至る間の原稿載置台上面を原稿返
送路に利用することが可能となる。原稿返送手段の反転
経路出口部から始る部分には反転経路出口部から原稿返
送手段に向う方向に上走部が駆動されるエンドレスベル
トが設けられ、かつ原稿返送手段の位置に応じて進退可
能な圧接手段(圧接コロ)が設けられているので、返送
路の長さが変り、原稿の長さが変っても圧接手段の位置
の反転経路内の搬送手段と原稿返送手段内の搬送手段と
の夫々との間の距離が原稿の長さ以内になるような位置
に圧接手段がくるようにしておけば反転経路から返送路
に排出された原稿は確実に原稿返送手段に搬送され、排
出部から原稿載置台上の原稿束上に排出される。
上記ガイド板に設けられ、前記原稿返送経路の一部を
形成する前記原稿載置台の上面に搬送されてくる原稿を
さらに、前記原稿給送手段の原稿給送方向に搬送する第
2の搬送手段を有することにより、原稿サイズに応じて
原稿搬送手段の位置が変化すれば自動的に加圧手段の位
置が変化し、確実に安定して原稿を搬送できる。
実施例 以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、本発明の実施例としてのRADFの全体構成を
示す側断面図である。このRADFは、複写機本体100の頂
面に設けられたコンタクトガラス101を覆うカバー型の
ケース内に、その上部の左右端部を除く範囲に亘って設
けられた給紙テーブル1と図において左端部に設けられ
給紙テーブル1上に載置された用紙束の下から順次1枚
ずつコンタクトガラス101上に送り出す給紙機構とより
成る給紙部70と、下走部がコンタクトガラス101の上面
全長に亘って摺接し給紙部より給送された原稿をコンタ
クトガラス上の所定の原稿露光位置に搬送し、原稿露光
後コンタクトガラス上から排出する搬送ベルト12を有す
る搬送部71と、搬送部より送り出された原稿を反転させ
る反転部72と、反転部により反転された原稿を、給紙テ
ーブル1上の原稿束上に戻すリターン部73とが設けられ
て構成されている。
以下、給紙部、搬送部、反転部及びリターン部の夫々
について順に説明する。
<給紙部> 給紙テーブル1の前部の最小原稿載置範囲内の搬送方
向に対して左右両側にはサイドフェンス2が設けられて
いる。給紙テーブル1の給紙方向前端付近には、欠円部
を有する2個の呼び出しコロ3a,3bが、欠円部が上にあ
る場合原稿載置面より突出しないような位置に搬送方向
に関して前後に設けられている。呼び出しコロ3a,3bの
軸には第2図に示す如く、その軸端部に光電センサ62に
より検知されるスリット61を有するスリット板60と、呼
び出しコロの欠円部に対応する位置に凹部を備えた位置
決め板63とを備えており、位置決め板63の周縁にはばね
により付勢された押圧コロ64が係合している。これらの
機構により2つの呼び出しコロ3a,3bは欠円部が等しい
位相で互いに平行になるように同期して回転し、スリッ
ト板61と光電センサ62とが、給紙テーブル1と欠円部と
が同一平面となる回転角を検出して停止させ、位置決め
板63と、押圧コロ64とにより確実に位置決めしてその位
置に保持される。
呼び出しコロ3aの上方には、図示しないソレノイドに
より駆動され、第1図中に鎖線で示す位置で原稿の先端
部を押下げて呼び出しコロ3aに押圧する押え板4が設け
られている。押え板4のさらに上方には、第1図及び第
3図(a)に示すようにソレノイド67により後端を支点
として回動し、第1図中に破線で示す退避位置と実線で
示す作動位置との間に変位するストッパ5が設けられて
いる。作動位置ではストッパ5の爪先はテーブル1の上
面又はセットされた原稿束の上面に当接し(第3図
(b)参照)、原稿束をセットする時のセット爪及び循
環して後方からテーブル1上の原稿束の上面に戻される
原稿の先端を衝合させてスキューを矯正する機能を有す
る。
押え板4により呼び出しコロ3aに押圧された原稿束
は、呼び出しコロ3a,3bが同期して回転することによ
り、分離部に確実に搬送される。第1図中符号6は原稿
セットセンサであり、原稿束がテーブル1上にセットさ
れたことを検知し、その検知信号により、呼び出しコロ
3a,3bを一定量回転させて、原稿束を、第3図(b)に
示す位置まで搬送する。
呼び出しコロ3a,3bはさらに、エンドレスベルト7と
分離ローラ8とより成る分離部と協動して上記の位置に
ある原稿束の最下位の1枚を確実に給紙する機能をも有
する。分離ローラ8は原稿を搬送方向に移動させる方向
に周速が原稿搬送速度になる速度で回転し、一方エンド
レスベルト7は分離ローラ8の周面にある周長に亘って
圧接し、原稿搬送方向と逆方向(第1図中に矢印Aで示
す方向)に原稿搬送速度の例えば約1/20の低速度で移動
し、分離ローラ8と原稿との間の摩擦係数、エンドレス
ベルト7と原稿との間の摩擦係数及び原稿相互間の摩擦
係数を適切に設定することにより、呼び出しコロ3a,3b
により原稿束の下から送り出される原稿が1枚の場合は
そのまゝ下流側のプルアウトローラ9,10の方に搬送し、
2枚以上の場合は最下位の1枚のみを分離してプルアウ
トローラ9,10に向って搬送する。
分離ローラ8には一方向クラッチが内蔵されており、
プルアウトローラ9,10での原稿搬送時、分離ローラ8の
駆動を切っても連れ回りして原稿搬送負荷を軽くして所
定の速度で搬送されるようになっている。分離ローラ8
は図示しないクラッチにより駆動がオン・オフされ、給
紙部70から搬送部71への排出部に設けられたレジストセ
ンサ11が原稿先端を検知するとクラッチがオフし、分離
ローラ8への駆動が遮断される。レジストセンサ11は、
原稿後端検知を行なって、原稿をコンタクトガラス101
上の所定の露光位置へ停止制御するための検出手段をも
兼ねている。
上述の呼び出しコロ3a,3b、分離ローラ8、プルアウ
トローラ9は単一のモータで駆動することも、別々のモ
ータで駆動することも可能である。
<搬送部> 搬送部71は、1対のローラ65,66に巻掛けられた1枚
の広幅搬送ベルト12より成り、その下走部が複数の加圧
コロ13によりコンタクトガラス101に押圧され、給紙部7
0より送られてきた原稿を所定の露光位置に搬送し、露
光完了後の原稿を反転部72に送り出す。
<反転部> 反転部72には反転ガイドに沿って設けられた反転ロー
ラ15とこれに圧接する加圧コロ16及びその下流側で第1
図中に実線で示す位置と破線で示す位置との間に変位可
能な切換爪14が設けられている。切換爪14は、両面原稿
モードの場合は破線の位置に切換えられて、片面露光済
みの原稿を表裏反転して再度搬送部71に送り出す片面原
稿モード又は両面原稿モードで両面露光済の原稿排出時
には、切換爪14は図中に実線で示す位置にあって、リタ
ーン部73に排出する。加圧コロ16と切換爪14との間で反
転ローラに対向して反転センサ17が設けられ、これによ
り、搬送ベルト12の駆動タイミングが制御される。搬送
ベルトと反転ローラは各々図示しない単独のモータで駆
動される。
<リターン部> リターン部73は、給紙テーブル1上を原稿搬送方向
(第1図において左右方向)に移動可能な排紙ユニット
18と、排紙ユニットの搬送方向後部に連結され、排紙ユ
ニット18の移動に応じて伸縮し、排紙ユニット18より後
部の給紙テーブル1の上面との間に原稿反送経路を形成
するガイド板、反転板72より排出された原稿を排紙ユニ
ット18迄搬送するための中間ベルト27とを有して構成さ
れている。
上記のガイド板は、互いに重ね合せて伸縮させること
のできる複数枚(この例では3枚)のガイド板21,22,23
より成り、排紙ユニット18を移動させることにより、各
ガイド板の重なりが変化して伸縮するようにされてい
る。各ガイド板は原稿搬送方向の順に順次外側に重なる
ようにして、返送路を搬送される原稿の前端がガイド板
の重なり部で引掛ることがないようにされている。各々
のガイド板21,22,23の上方には夫々外装カバー24,25,26
が、各ガイド板後端を上方に折曲げて形成された立上り
部に後端を固着され、ガイド板と同様互いに重ね合せて
伸縮可能に設けられている。第4図乃至第6図は、ガイ
ド板21,22,23及び外装カバー24,25,26の伸長状態、中間
状態及び収縮状態を示す図である。これらの図には、最
後部(図において右端)のガイド板23及び外装カバー26
は後端がRADFの後端に一致する位置にある状態での収納
過程を示している。
しかし、ガイド板及び外装カバーの最後部のもの23,2
6はこの位置に固定されているものではなく、第1図中
に実線で示す位置と、鎖線で示す位置との間摺動可能と
なっている。ガイド板21,22,23が伸びた状態でその後端
が実線の位置に位置決めされた状態で、排紙ユニット18
の前端面40とストッパ5の原稿前端面当接面との間の距
離が最小原稿の長さより僅かに長い距離になるようにさ
れている。そして、最後部のガイド板23と外装カバー26
を第1図中に鎖線で示す如く後端をRADFの後端に一致さ
せて、ガイド板及び外装カバーを重ね合せて最も収縮さ
せた状態(すなわち第6図に示す状態)にした時、第1
図に鎖線で示す位置に来た排紙ユニット18の前端面40と
ストッパ5の原稿前端当接面との間の距離が最大原稿の
長さより僅かに長い距離になるように設定されている。
原稿の長さが最小原稿の長さと最大原稿の長さの間にあ
るときはそれに応じてガイド板及び外装カバーを伸縮さ
せて、排紙ユニット18の前端面40とストッパ5の原稿前
端当接面との距離が原稿の長さより僅かに長い距離にな
るようにすればよい。すなわち、排紙ユニット18の前端
面40は給紙テーブル1上に原稿を載置する場合の後部ガ
イドになる。
排紙ユニット18は、第6図及び第7図に詳細に示す如
く、反転部72の出口30から排出された原稿を直接、ある
いは、中間ベルト27により返送経路の返送面となるテー
ブル1上を搬送される原稿を掬い上げて前端上部の排出
口迄案内する前上がりに傾斜した下ガイド29と、これと
一定の間隔を置き、ガイド板21の前端部として形成され
る上ガイドとこれらの間に形成される排紙ユニット搬送
路の入口部及び出口部に夫々設けられた排紙ローラ対1
9″,19′及びこれら排紙ローラを駆動するモータ20を有
する。又、外装カバー24の前部は排紙ユニット18の外装
カバーとなっている。
中間ベルト27は反転部72の出口30より前方へ、その上
走部の上面が原稿テーブル1の上面と同一面となる如
く、幅方向に複数条に分割して設けられている。ガイド
22の伸長時に、中間ベルトの各条に対向する位置には第
4図、第7図に示す如く、板ばねを介して従動コロ28が
設けられ、ガイド22が矢印B方向に引出されて中間ベル
ト27の上にくる場合には従動コロ28が板ばねの力により
中間ベルト27に圧接して従動し原稿を搬送し、ガイド22
が第5図中の矢印C方向に移動して、中間ベルトの上方
より後方に退避した場合は従動コロ28はテーブル面より
上方に突出する部材31により跳ね上げられて中間ベルト
27から退避し、第6図に示す如く反転部出口30より後方
に格納される。この状態で、反転部出口30より排出され
た最大サイズの原稿は、従動コロやガイド板22,23に妨
げられることなく、排紙ユニット搬送路を排出コロ対1
9″,19′により搬送され、前端より原稿テーブル上に載
置された原稿束上に放出され、ストッパ5に衝合してス
キューを矯正され原稿束上に積重ねられる。
中間ベルト27の各条の間及び排紙ユニット18の移動に
より返送経路となる範囲の給紙テーブル1には、第7図
及び第12図にに示す如く、原稿搬送方向に延びる複数本
の平行な溝55が設けられ、下ガイド29の下端にはこれら
の溝55に円滑に移動可能に嵌合する櫛歯状の突出部29a
が設けられている。これにより、中間ベルト27と従動コ
ロ28により搬送される原稿は排出ユニット18の位置のい
かんに拘らず、確実に円滑に下ガイド28に掬い上げられ
て排出部を経て排出される。排出ローラ対19″及び反転
部の加圧コロ16から従動コロ28迄の距離は、排出ユニッ
ト18の任意の位置で、それに対応した原稿サイズの搬送
方向の長さより余裕を持って短かく設定されていること
が必要であり、これにより、どのサイズの原稿も支障な
く円滑に搬送される。
又、反転部出口30から排出された原稿の排紙ユニット
18への搬送手段としてベルトを使用したので、原稿サイ
ズに応じてガイド板が変位し、従動コロ28がかなりの範
囲変化してもベルトに係合させることが可能となる。重
ねることにより伸縮自在なガイド板21,22,23、外装カバ
ー24,25,26及び排紙ユニットを摺動自在に支持する手段
として、第7図に示す如く、RADFの操作者から見て奥側
に、これらガイド板、外装カバー及び排紙ユニットの摺
動範囲全長に亘って、円形断面のシャフト33が原稿搬送
方向と平行に延設され、各ガイド板と外装カバーのユニ
ット及び排紙ユニット18の奥側に設けられた支持部の円
形孔が摺動動自在に嵌合している。
各々のガイド板21,22,23の奥側と手前側には夫々のガ
イド板の概ね全長に亘ってリンク35,36,37が固着されて
おり、ガイド板21,23に固定されたリンク35,37には概ね
全長に亘るスリット35a,37aが設けられ、夫々隣接する
リンクの端部に長手方向にある距離を置いて植設された
2本の係合ピン34′,34″をスリット35a,37aに係合させ
て連結されている。
RADFの手前側のフレーム上には、最後部のガイド板23
の移動距離に応じた長さの固定軸39が延設され、ガイド
板23の図において右端部手前側に揺動可能に設けられた
先端に凹入部を有するレバー38の凹入部が自重で、又は
ばね力により摺動自在に係合している。RADFの手前側フ
レームのその他の部分には、ガイドレール53とラック50
が原稿搬送方向に固定されており、排紙ユニット18の手
前側々板に設けられた複数のコロ47をガイドレール53上
面で支持し、コロ47と同軸的に設けられたピニオン46を
ラックに係合させ、排紙ユニット18を原稿サイズに応じ
た所定の位置に移動させる。原稿サイズに対応した位置
決めは、RADFの手前側フレームの規格用紙サイズに対応
した位置に設けたクリック溝51に排紙ユニット手前側に
設けたクリックピン45を係合させることにより容易に行
なうことができる。クリック溝は、かなり接近して設け
ることができるので、種々の原稿サイズに対応して設け
ることができるが、その中間サイズの原稿を給送する場
合は、クリックピン45の先端をフレーム内面の凹凸面に
係合させて固定する。クリックピン45のクリック溝51又
はフレーム内面への係脱は排紙ユニット前端面に設けた
レバー52の操作により簡単に行なうことができ、排紙ユ
ニット18は容易に移動させ、所要の位置に係合させるこ
とができる。
排紙ユニット18の原稿搬送路上ガイドと外装カバーと
は夫々ガイド板21及び外装カバー24の一部として形成さ
れているが、第6図及び第7図に示すように、ガイド21
の前端(排紙ローラ対19′の近傍)付近の手前側と奥側
には夫々磁性ピン49が下方に向って突出するように固定
されており、これに対応して、排紙ユニット18の本体側
には、上記のピン49が嵌合しうる搬送方向を横切る方向
に若干長い溝を有する磁気吸着手段(永久磁石)48が固
定されており、上記磁性ピン49を磁気吸着手段48に吸着
させることによりガイド板21及び外装カバー24は排紙ユ
ニット本体にロックされ、かつ容易に離脱させて搬送路
を開放することができる。排紙ユニット18は、その奥側
の2個所に設けられた支持部で前記のシャフト33に摺動
自在に支持され、その1つの支持部はガイド板21をシャ
フト33に摺動自在に支持する2又状支持部に殆んど隙間
なく挟まれている。したがって、排紙ユニット18とガイ
ド板21及び外装カバー24は相互の位置関係を常に保持す
ることができ、ピニオン46を回転し排紙ユニット18を移
動させれば、ガイド板21,22,23及び外装カバー24,25,26
はリンク35,37のスリットをリンク36の係合ピン34″が
摺動することによりこれに伴って伸縮する。
中央のガイド板22の外装カバー25の手前側端部付近に
は、外装カバー24,25,26の収納を妨げない位置で、か
つ、外装カバー24,25,26を伸ばした状態で概ね中央付近
の位置に把手32が取付けられている。
したがって、ガイド板21,22,23及び外装カバー24,25,
26がどの位置にある場合にも取手32を持って持上げるこ
とによりガイド板の両端のロック38と39及び48と49が外
れガイド板、外装カバー及びリンクは一体となって第12
図に示す如く、奥側のシャフト33を軸として回動し、原
稿返送経路を大きく開くことができる。この場合、各ガ
イド板21,22,23に固定された各側のリンク35,36,37同志
が搬送方向に間隔をおいて設けられた2本のピン34′,3
4″をスリットに係合させて結合されているので、各側
3本のリンクは横から見て一直線状に保持され、各ガイ
ド板と外装カバーがバラバラになったり、両端が垂下る
ことなく、又ロック38,39及び48,49は大きな力を加えな
くても解除することができる。
排紙ユニット18を最大原稿サイズに合せた位置(第6
図に示す状態)から最小原稿サイズに合せた位置(第1
図中に実線で示す位置)に移動する時のリンク35,36,37
の重なり状態及びガイドシャフト38,39に対する位置関
係の変化を第8図から第11図に順を追って示す。なお、
第9図及び第10図には簡単にするため、奥側のみを示
す。すなわち、第8図に示す如く、3つのリンク35,36,
37が重なった状態から、第9図に示す如く、リンク35が
排紙ユニット18及びガイド板21とともに引出され、次い
で第10図に示す如くリンク36がリンク35の後端に引かれ
てガイド板22とともに引出され最後に全部のリンクが一
体となって、レバー38が固定軸39に沿って摺動して前方
に移動し、第11図に示す最小原稿サイズに対応する位置
にくる。最小原稿サイズ対応位置から最大原稿サイズ対
応位置に移動させる場合は、この逆になる。
このように、ガイド板及び外装カバーを移動させるこ
とにより、最大原稿サイズに対応した状態では、ガイド
板及び外装カバーは反転部出口30より後方(第1図の右
方)に後退し、給紙テーブルを無駄なく利用することが
できる。なお、上記のリンクの引出し方は一例を示すも
のであり、リンク35と36をまず同時に引出したり、リン
ク35,36,37の全部を軸39に沿って移動させたりすること
も可能である。
以上の動作により、排紙ユニットを原稿サイズに応じ
た位置に移動させれば原稿返送経路のガイド及び外装カ
バーが自動的に形成される。
なお、排紙ユニット18には、第1図及び第6図に示す
如く、仕切板41、図示しない仕切板作動機構、仕切板セ
ンサ43、排紙センサ42、排紙ユニット18のセット位置が
正しいかどうかを検知する位置決めセンサ44が設けられ
ている。この位置決めセンサ44は、ストッパ5に衝き当
てゝセットされた原稿の後端を検出することによって、
排紙ユニット18のセット位置が正しいか否かを検知する
もので、もし、位置決めセンサ44が原稿の後端を検知し
ない場合は、排紙ユニット18が原稿の後端から遠く離れ
ているか、排紙ユニット18が前進しすぎて原稿後端が排
紙ユニット前面壁40に引掛った状態にあると判断される
ので、原稿給送動作を禁止し、排紙ユニット18のセット
位置を修正する。排紙ユニット18の移動は排紙ユニット
前面に備えられたレバー52(第7図参照)を押しクリッ
クを解除することにより容易かつ円滑に行なうことがで
きる。
仕切板41及びそれに関連した部材の機能については、
従来のRADFと同様であるからこゝには説明を省略する。
<動作の説明> 以上の構成を有するRADFによる原稿給送動作を、第13
図に示すフローチャートを用いて以下に説明する。
先ず、画像面を上向きにして頁順に重ねられた原稿束
の先端をストッパ5に衝合して給紙テーブル1上に載置
した後、サイドフェンス2を移動して原稿束の両側を保
持する。その後、排紙ユニット18を原稿サイズに適合す
る位置にセットする。
複写機のプリントキーオンにより、給紙信号が発信さ
れるとストッパ爪ソレノイド及び押え板ソレノイドがオ
ンし、ストッパ5が用紙束先端から退避し、押え板4が
原稿束を呼び出しコロ3a,3bに押圧し、呼び出しコロの
回転により最下位の原稿から順に前進したくさび形状を
形成するように原稿束が送られ、エンドレスベルト7と
分離ローラ8により最下位の原稿のみが分離されプルア
ウトローラ9へ送られる。原稿先端がレジストセンサ11
で検知されると、クラッチにより分離ローラ8の駆動は
停止され、原稿はプルアウトローラ9のみでコンタクト
ガラス101へ搬送され、搬送ベルト12により原稿はコン
タクトガラス101上を搬送される。呼出しコロ3a,3bは、
第2図に示す光電センサ62がスリット板60のスリット61
を検出することにより駆動が切れ、欠円面が給紙テーブ
ル1の面と一致した状態で停止する。レジストセンサ11
が原稿後端を検知してから、所定のタイミング(エンコ
ーダによるパルスカウントによる)で搬送ベルト12が逆
転し、原稿をスケール68に衝き当てた後、停止する。こ
れにより、原稿のスキューが矯正され所定の露光位置に
停止する。この状態で原稿露光走査が行なわれる。複写
機本体からの露光走査終了信号により、再び搬送ベルト
12が正転し、原稿は反転部72に送られてUターンし、片
面原稿又は両面原稿で両面露光済み原稿はリターン部73
に入り、原稿サイズに応じて中間ベルト72及び給紙テー
ブル1と縮退可能なガイド板21,22,23との間に形成され
る返送路を搬送され、排紙ユニット18の下ガイド29によ
り掬い上げられ、排紙ローラ19″,19′により給紙テー
ブル1上の原稿束上に排出される。
排紙ユニット18の排紙センサ24が原稿の先端を検知し
た後所定のタイミングで、第3図(b)に示す如くスト
ッパ5が原稿束の上に当接し、排紙ユニット18より排出
されてきた原稿の先端がストッパ5に突き当ることによ
り、スキューが矯正されて積み重ねられる。
なお、第3図(a)に示す如く、給紙テーブル1の上
面にストッパ5に間隔をおいて設けられた爪部と間隔を
もって適当な高さのリブ1aを形成しておけば、給紙テー
ブル1上に載置された原稿はストッパ爪に押されてリブ
の上端より入り込むように波を打つので、排紙ユニット
18より排出された原稿がストッパ5の下にもぐり込むこ
とは防止される。
コンタクトガラス101上にある原稿が露光走査されて
いる間、すなわち露光終了前にクラッチを介して給紙部
に駆動が伝達され、次の原稿が分離給紙されるように制
御すれば、原稿の交換間隔を短かくすることができ、か
つ高速搬送することにより、トータルのコピー処理時間
を短縮することができる。
最初原稿束の上に仕切板41を載置しておけば、これが
最下位にきたことを仕切板センサ43が検知することによ
り、原稿が一巡したことを検知することができることは
衆知のことである。
一巡した原稿はある程度は整ってはいるが、充分では
なく、波を打った状態になっていることもある。そこで
次の給紙動作前に呼出しコロ3a,3bを回転させることに
より原稿に上下振動を与えて整えるようにするのがよ
い。この時には、押え板4とストッパ5は原稿から離れ
た位置に退避させ、呼び出しコロ3a,3bにより搬送方向
の搬送力を発生させることにより原稿束の前端は分離ロ
ーラ8とエンドレスベルト7の圧接部近傍迄前進し、最
下位から順に先端が退避したくさび状に整えられる。以
上の結果、原稿束は再給紙に支障のないように再セット
され、給紙信号に応じて次の給紙動作が開始される。
効 果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
請求項1の構成により、別の原稿返送路を設ける必要
なく、広い範囲に亘る多種のサイズの原稿を給紙位置に
返送することができ、装置の小型化、操作性の向上に効
果が得られる。
請求項2の構成により、原稿載置台上を原稿給送方向
に移動可能に排出部を設けることにより、広い範囲に亘
る原稿を簡単に給紙位置に載置された原稿束上に重なる
ように戻すことができる。
請求項3の構成により排出部の位置にかゝわらず確実
円滑に原稿を掬い上げて給紙位置に載置された原稿束上
に戻すことができる。
請求項4の構成によれば、排出部を原稿載置台上を移
動させることにより、広範囲の原稿サイズに対応させる
ことが可能となり、その場合、長さの変化する返送路を
構成するガイドが重ね合せて伸縮可能な複数のガイド板
より構成されているので、簡単な機構で円滑に伸縮させ
てコンパクトなスペースに収納し、かつ自動的に返送路
の長さに追随した長さのガイドを形成することができ
る。
又、請求項5に記載の如くガイドを構成する各ガイド
板に外装カバーを構成するカバー部材の夫々を一体的に
取付けることにより、ガイドとともに伸縮して、RADFの
原稿載置範囲以外の部分をカバーすることができる。
請求項6の構成によれば、原稿サイズに応じて広範囲
にかつ任意の位置に、返送されてくる原稿排出位置が変
化した場合にも原稿返送路の上側ガイドを排出位置に合
せて円滑に伸縮させることができ、かつ、収縮させた上
側ガイドを原稿返送路の後方に退避させることにより原
稿載置台を有効に利用することができ、RADFの小型化に
効果が得られる。
請求項7に記載の如く、原稿載置台の奥側に原稿給送
方向に延設されたガイドシャフトにガイド手段を軸方向
の摺動及び軸の回りの回動自在に支持したことにより、
原稿返送路の長さが変化した場合にも返送路を大きく開
放することができ、原稿のジャム処理が容易になる。
請求項8の構成によれば、原稿載置台の後部を原稿返
送路に利用するRADFにおいて、簡単な構成で広範囲の任
意の長さの原稿ま給送が可能になり、原稿サイズが変化
し、返送路の長さが変化した場合にも確実に返送されて
くる原稿を原稿載置台上の原稿束の上に戻すことができ
る。
又、請求項9に記載の如く排出部に連結されて伸縮す
るガイド板にエンドレスベルトに圧接する加圧部材を設
けることにより、排出部の変位と連動して加圧部材の気
接位置を原稿の返送に都合のよい位置に変位させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の原稿自動循環給送装置の全体
構成を示す側断面図、第2図はその呼出しコロ及びその
制御機構の一部を示す斜視図、第3図(a)はその給紙
テーブル上の原稿とストッパを示す正面図、第3図
(b)はその給紙部を拡大して示す側断面図、第4図、
第5図、第6図はそのリターン部の排紙ユニットが種々
の位置にある場合のガイド板と外装カバーの状態を示す
側断面図、第7図はそのリターン部の全体構成を示す斜
視図、第8図乃至第11図はそのリターン部ガイド板の最
も収縮した状態から最も伸張した状態へ変化する際の各
ガイド板に設けられたリンクの重なり状態を順を追って
示す説明図、第12図はガイド板を開いた状態を示す断面
図、第13図(a),(b)は夫々上記実施例の装置の原
稿給紙及びコンタクトガラス上からの原稿排紙の動作フ
ローを示すフローチャート、第14図乃至第18図は夫々従
来の原稿自動循環給送装置の例を示す側断面図である。 1……給紙テーブル、3a,3b……呼出しコロ 4……押え板、5……ストッパ 8……分離ローラ、9……プルアウトローラ 12……搬送ベルト、15……反転ローラ 18……排紙ユニット(排出部) 19′,19″……排紙ローラ 21,22,23……ガイド板 24,25,26……外装カバー 27……中間ベルト、28……従動コロ 29……下ガイド、29a……櫛歯状突出部 32……把手、33……シャフト 34′,34″……係合ピン 35,36,37……リンク 35a,37a……スリット 38……レバー(ロック手段) 39……固定軸、45……クリックピン 46……ピニオン、47……コロ 48,49……吸着部材(ロック手段) 50……ラック、55……溝 70……給紙部、71……搬送部 72……反転部、73……リターン部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平1−104681 (32)優先日 平1(1989)4月26日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平1−104682 (32)優先日 平1(1989)4月26日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 兵藤 文孝 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (72)発明者 魚谷 都浩 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 リコ ーエレメックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−31168(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 85/00,83/02 B65H 29/00 - 29/70 G03G 15/00 107

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の原稿を載置可能な原稿載置台と、
    該原稿載置台の前端部所定の位置に原稿の先端を揃えて
    該原稿載置台上に載置された原稿束から最下位の原稿を
    1枚ずつ給送する給送手段とを有する給送部、 該給送部より給送された原稿を原稿露光位置に搬送し、
    原稿露光後の原稿を該原稿露光位置から送り出す第1の
    搬送手段を有する搬送部、 該搬送部より送り出された原稿を前記原稿載置台上に載
    置された原稿束上に重なるように返送すべく、原稿を前
    記原稿載置台の後端部側から排出する原稿返送手段を有
    する返送部 を備える原稿自動循環装置において、 前記原稿返送手段は、前記原稿載置台上を原稿サイズに
    応じた位置に原稿給送方向に沿って移動可能であり、前
    記返送部の原稿返送経路の一部を前記原稿載置台の上面
    で形成したことを特徴とする原稿自動循環装置。
  2. 【請求項2】前記原稿返送手段は、前記原稿返送経路と
    なる前記原稿載置台上に返送されてくる原稿を掬い上げ
    て前記原稿載置台上に載置された原稿束上に排出する搬
    送ガイドを有することを特徴とする請求項1に記載の原
    稿自動循環装置。
  3. 【請求項3】前記の原稿載置台上面の前記原稿返送手段
    の移動範囲には原稿搬送方向に延びる複数の溝を有し、
    前記の搬送ガイドの下端部には前記の溝に摺動自在に嵌
    入する櫛の歯状の突出部を有することを特徴とする請求
    項2に記載の原稿自動循環装置。
  4. 【請求項4】前記の原稿返送手段の後方に連結され、原
    稿返送手段の移動に応じて伸縮し、前記搬送部より送り
    出された原稿を原稿返送手段に案内する互いに重合可能
    な複数のガイド板より成るガイド手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の自動原稿循環装置。
  5. 【請求項5】前記ガイド手段の各ガイド板と一体に外装
    カバーを構成する複数のカバー部材の夫々をガイド板の
    伸縮に応じて重合して伸縮可能に設けたことを特徴とす
    る請求項4に記載の原稿自動循環装置。
  6. 【請求項6】前記のガイド手段は前記原稿返送手段が最
    も後退した最大サイズの原稿に対応する位置にある場
    合、前記のガイド手段の各ガイド板は互いに重なって原
    稿返送路より後方に退避することを特徴とする請求項4
    に記載の原稿自動循環装置。
  7. 【請求項7】前記のガイド手段は前記の原稿載置台の奥
    側に原稿給送方向に延設されたガイドシャフトにその軸
    方向の摺動及びその軸の回りの回動自在に支持されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の原稿自動循環装
    置。
  8. 【請求項8】前記原稿返送経路の一部を形成する前記原
    稿載置台の上面に搬送されてくる原稿をさらに、前記原
    稿給送手段の原稿給送方向に搬送する第2の搬送手段を
    有し、該第2の搬送手段は、前記原稿返送手段の移動に
    応じて原稿の搬送が可能になることを特徴とする請求項
    1に記載の原稿自動循環装置。
  9. 【請求項9】前記ガイド板に設けられ、前記原稿返送経
    路の一部を形成する前記原稿載置台の上面に搬送されて
    くる原稿をさらに、前記原稿給送手段の原稿給送方向に
    搬送する第2の搬送手段を有することを特徴とする請求
    項4に記載の原稿自動循環装置。
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