JP2786898B2 - 艶消し性にすぐれた偏肉形状の合成樹脂成形品の製造方法 - Google Patents
艶消し性にすぐれた偏肉形状の合成樹脂成形品の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は艶消し性にすぐれた合成樹脂成形品の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
(従来の技術) 従来、合成樹脂成形品の表面光沢を低下させる方法と
しては、(1)金型などの成形型表面に微細な凹凸加工
を施す方法、(2)無機又は有機の微粉体を合成樹脂に
添加する方法(例えば特開昭58−52339号公報、特開昭5
8−113242号公報、特開昭59−193950号公報、特開昭63
−260960号公報)などが知られている。
しては、(1)金型などの成形型表面に微細な凹凸加工
を施す方法、(2)無機又は有機の微粉体を合成樹脂に
添加する方法(例えば特開昭58−52339号公報、特開昭5
8−113242号公報、特開昭59−193950号公報、特開昭63
−260960号公報)などが知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこれらの従来の方法には、(1)の方法
では充分な艶消し効果が得られないばかりでなく、偏肉
形状の成形品の場合には厚肉部表面の一部が良好な艶消
状にならず、(2)の方法では合成樹脂材料の流動性、
成形圧力、金型温度等により成形品の光沢度が変化し、
均一な艶消し表面を得ることが難しいばかりでなく、偏
肉形状の成形品の場合にはやはり厚肉部表面の一部が良
好な艶消状とならないなどの問題点があった。
では充分な艶消し効果が得られないばかりでなく、偏肉
形状の成形品の場合には厚肉部表面の一部が良好な艶消
状にならず、(2)の方法では合成樹脂材料の流動性、
成形圧力、金型温度等により成形品の光沢度が変化し、
均一な艶消し表面を得ることが難しいばかりでなく、偏
肉形状の成形品の場合にはやはり厚肉部表面の一部が良
好な艶消状とならないなどの問題点があった。
したがって、本発明の目的は、上記従来技術の欠点を
除去し、艶消し性にすぐれ、偏肉形状の成形品の場合に
も均一な艶消し表面を有する合成樹脂成形品を製造する
方法を提供することにある。
除去し、艶消し性にすぐれ、偏肉形状の成形品の場合に
も均一な艶消し表面を有する合成樹脂成形品を製造する
方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、上記問題点を解消すべく鋭意検討した
結果、キャビティ表面に微細な凹凸処理を施した成形型
と微粉体入りの成形材料を併用して成形することにより
本発明が達成されることを見出し、本発明を完成した。
結果、キャビティ表面に微細な凹凸処理を施した成形型
と微粉体入りの成形材料を併用して成形することにより
本発明が達成されることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨とするところは、偏肉形状を
有する合成樹脂成形品を製造するに際し、粒径が1〜30
μmでかつ粒径10μm未満の粒子が重量分布で60%以上
である重合体微粒子を含有する合成樹脂材料を、キャビ
ティ表面の少なくとも一部に表面粗さ1〜50μmの微細
な凹凸処理が施されている成形型中に充填して射出成形
することを特徴とする艶消し性にすぐれた偏肉形状の合
成樹脂成形品の製造方法である。
有する合成樹脂成形品を製造するに際し、粒径が1〜30
μmでかつ粒径10μm未満の粒子が重量分布で60%以上
である重合体微粒子を含有する合成樹脂材料を、キャビ
ティ表面の少なくとも一部に表面粗さ1〜50μmの微細
な凹凸処理が施されている成形型中に充填して射出成形
することを特徴とする艶消し性にすぐれた偏肉形状の合
成樹脂成形品の製造方法である。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における合成樹脂としては、アクリル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、スチレン樹脂、ABS樹脂、塩化ビ
ニル樹脂等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂など
が使用でき、美麗性、射出成形性等を考慮すればアクリ
ル樹脂が好ましく用いられる。
リカーボネート樹脂、スチレン樹脂、ABS樹脂、塩化ビ
ニル樹脂等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂など
が使用でき、美麗性、射出成形性等を考慮すればアクリ
ル樹脂が好ましく用いられる。
本発明における重合体微粒子としては、架橋又は高重
合度樹脂を粉砕した微粉末、あるいは特開昭48−49838
号公報、特開昭62−307238号公報等で示された処方及び
懸濁方法によって製造される架橋又は高重合度重合体微
粒子を挙げることができる。これらの微粉体を含有した
成形品の機械的性質、艶消し性の点から、架橋ポリメチ
ルメタクリレート球状微粒子、架橋ポリスチレン球状微
粒子、高重合度タイプポリメチルメタクリレート球状微
粒子が好ましく使用される。
合度樹脂を粉砕した微粉末、あるいは特開昭48−49838
号公報、特開昭62−307238号公報等で示された処方及び
懸濁方法によって製造される架橋又は高重合度重合体微
粒子を挙げることができる。これらの微粉体を含有した
成形品の機械的性質、艶消し性の点から、架橋ポリメチ
ルメタクリレート球状微粒子、架橋ポリスチレン球状微
粒子、高重合度タイプポリメチルメタクリレート球状微
粒子が好ましく使用される。
本発明における重合体微粒子は、微粒子含量変動に対
する艶消し外観の安定性および艶消し表面の均一性の観
点から粒径が1〜30μm、好ましくは1〜25μmの範囲
でかつ粒径10μm未満の粒子が重量分布で60%以上、好
ましくは75%以上を占めるものである。なお重合体微粒
子の平均粒子径としては、10μm未満であることが好ま
しい。成形型の凹凸粗さと合せた粒径の微粉体を用いる
ことが均一性の点で好ましい。ここでいう平均粒子径と
は、各粒径を重量積算し全重量の50%にあたる粒径を意
味し、たとえば重力沈降法により透過式粒度分布測定器
((株)セイシン企業製:SKA5000)等により測定でき
る。艶消し状態の均一性及び風合いの点から球状微粒子
が好ましく使用され、粒径分布の狭い方が均一な艶消し
性が得られるのでより好ましく使用される。重量体微粒
子の粒径が30μmを超える場合又は粒径10μm未満の粒
子が重量分布で60%未満の場合には表面が細かく均一な
艶消し状態とならず好ましくない。またその配合量は、
型表面に凹凸処理を施しているため多量に添加する必要
がなく目的とする用途によって異なるが、良好な防眩性
を得るためには0.5〜15重量部、好ましくは1〜10重量
部を合成樹脂100重量部あたり配合することが望まし
い。
する艶消し外観の安定性および艶消し表面の均一性の観
点から粒径が1〜30μm、好ましくは1〜25μmの範囲
でかつ粒径10μm未満の粒子が重量分布で60%以上、好
ましくは75%以上を占めるものである。なお重合体微粒
子の平均粒子径としては、10μm未満であることが好ま
しい。成形型の凹凸粗さと合せた粒径の微粉体を用いる
ことが均一性の点で好ましい。ここでいう平均粒子径と
は、各粒径を重量積算し全重量の50%にあたる粒径を意
味し、たとえば重力沈降法により透過式粒度分布測定器
((株)セイシン企業製:SKA5000)等により測定でき
る。艶消し状態の均一性及び風合いの点から球状微粒子
が好ましく使用され、粒径分布の狭い方が均一な艶消し
性が得られるのでより好ましく使用される。重量体微粒
子の粒径が30μmを超える場合又は粒径10μm未満の粒
子が重量分布で60%未満の場合には表面が細かく均一な
艶消し状態とならず好ましくない。またその配合量は、
型表面に凹凸処理を施しているため多量に添加する必要
がなく目的とする用途によって異なるが、良好な防眩性
を得るためには0.5〜15重量部、好ましくは1〜10重量
部を合成樹脂100重量部あたり配合することが望まし
い。
本発明のキャビティ表面に微細な凹凸処理が施されて
いる成形型とは、ケミカルエッチング工法、サンドブラ
スト法などの表面加工手段を用いて、キャビティ表面の
少なくとも一部が表面粗さ1〜50μm、好ましくは1〜
10μmの凹凸を形成している成形体型をいい、キャビテ
ィ表面全面にわたって凹凸処理がなされているもの、成
形品の目で見える部分に相当するキャビティ表面だけが
凹凸処理されているもの、あるいは偏肉成形品の艶消し
状態が均一に出ない肉厚部に相当するキャビティ表面だ
けが凹凸処理されているものを含むものとする。上記本
発明でいう表面粗さとは、中心線平均粗さ(Ra)を意味
する。キャビティ表面の凹凸の粗さが1μm未満の場合
には、成形品表面が良好な艶消し状態とならず好ましく
なく、またキャビティ表面の凹凸の深さが50μmを超え
る場合には、成形品表面が細かく均一な艶消し状態とな
らず好ましくない。
いる成形型とは、ケミカルエッチング工法、サンドブラ
スト法などの表面加工手段を用いて、キャビティ表面の
少なくとも一部が表面粗さ1〜50μm、好ましくは1〜
10μmの凹凸を形成している成形体型をいい、キャビテ
ィ表面全面にわたって凹凸処理がなされているもの、成
形品の目で見える部分に相当するキャビティ表面だけが
凹凸処理されているもの、あるいは偏肉成形品の艶消し
状態が均一に出ない肉厚部に相当するキャビティ表面だ
けが凹凸処理されているものを含むものとする。上記本
発明でいう表面粗さとは、中心線平均粗さ(Ra)を意味
する。キャビティ表面の凹凸の粗さが1μm未満の場合
には、成形品表面が良好な艶消し状態とならず好ましく
なく、またキャビティ表面の凹凸の深さが50μmを超え
る場合には、成形品表面が細かく均一な艶消し状態とな
らず好ましくない。
本発明の製造方法では、前記合成樹脂に粒径1〜30μ
mの重合体微粒子をたとえばヘンシルミキサーなどで撹
拌混合したもの、あるいはこれらを混合後押出成形機に
かけてペレット状等にしたものなどの微粉末を含有する
合成樹脂材料を成形型中に充填して成形品を得るに際
し、キャビティ表面の少なくとも一部に微細な凹凸処理
が施されている前記成形型を用いて成形して艶消し性に
すぐれた合成樹脂成形品を得ることができる。
mの重合体微粒子をたとえばヘンシルミキサーなどで撹
拌混合したもの、あるいはこれらを混合後押出成形機に
かけてペレット状等にしたものなどの微粉末を含有する
合成樹脂材料を成形型中に充填して成形品を得るに際
し、キャビティ表面の少なくとも一部に微細な凹凸処理
が施されている前記成形型を用いて成形して艶消し性に
すぐれた合成樹脂成形品を得ることができる。
本発明のおける合成樹脂成形品の射出成形方法として
は、通常行われる射出成形法、射出圧縮成形法等が適用
できる。また、成形条件については、合成樹脂の種類に
応じて適した成形条件が採用でき、成形型の凹凸と合成
樹脂材料中の微粉体とが相まって成形後に表面が均一の
艶消し状態を有することができる。
は、通常行われる射出成形法、射出圧縮成形法等が適用
できる。また、成形条件については、合成樹脂の種類に
応じて適した成形条件が採用でき、成形型の凹凸と合成
樹脂材料中の微粉体とが相まって成形後に表面が均一の
艶消し状態を有することができる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明によれば、キャビティ表面に
微細な凹凸処理を施した成形型と微粉体入の合成樹脂材
料を併用して成形する方法であるから、一般的な成形品
の形状として商品デザイン、強度等により偏肉形状であ
っても均一な艶消し外観を有する艶消し性にすぐれた合
成樹脂成形品を容易に製造することができ有用である。
微細な凹凸処理を施した成形型と微粉体入の合成樹脂材
料を併用して成形する方法であるから、一般的な成形品
の形状として商品デザイン、強度等により偏肉形状であ
っても均一な艶消し外観を有する艶消し性にすぐれた合
成樹脂成形品を容易に製造することができ有用である。
(実施例) 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明す
る。
る。
なお、実施例、比較例における「%」および「部」は
すべて「重量%」および「重量部」をそれぞれ表わし、
また実施例および比較例により得られた合成樹脂成形品
の性能は以下の方法により測定・評価した。
すべて「重量%」および「重量部」をそれぞれ表わし、
また実施例および比較例により得られた合成樹脂成形品
の性能は以下の方法により測定・評価した。
表面状態 室内において蛍光灯を試料上に反射させて目視観察
し、試料の艶消し状態を次の記号で表わした。
し、試料の艶消し状態を次の記号で表わした。
○…蛍光灯の輪郭が認められないかほとんど認められな
い。
い。
△…蛍光灯の輪郭は認められるが不明瞭であり、表面の
凹凸がある。
凹凸がある。
×…蛍光灯の輪郭が明瞭に認められ、表面の凹凸がほと
んどない。
んどない。
光沢度 JISK7105の光沢度測定に準拠して光沢度計(スガ試験
機(株):デジタル変角光沢計UGV−40)により60゜−6
0゜反射にて測定した。
機(株):デジタル変角光沢計UGV−40)により60゜−6
0゜反射にて測定した。
表面粗さ JISB0601に準拠して表面粗さ計((株)小坂研究所;
表面粗さ測定器SE−30D)により中心線平均粗さ(Ra)
を測定した。
表面粗さ測定器SE−30D)により中心線平均粗さ(Ra)
を測定した。
実施例1 ポリメチルメタクリレート100部に対して、重合度930
0で1〜24μmの粒度分布を有し平均粒子径7μm(10
μm未満の粒子は重量分布で82%)の高重合度ポリメチ
ルメタクリレート微粒子(積水化成品工業(株)製:テ
クノポリマーMB−8,真比重1.19)を5部充填した成形材
料を用い、第1図および第2図に示す薄肉部2mm、厚肉
部4mmの偏肉円筒容器形状のキャビティを有し、成形品
の外側部分に相当するキャビティ表面全面が1μmの凹
凸処理を施されている金型を取り付けた射出成形機(住
友重機械工業(株)製:ネオマット350/120)により成
形温度200〜240℃、金型温度50℃の条件で成形し、一底
面を有する円筒容器形状の成形品を得た。
0で1〜24μmの粒度分布を有し平均粒子径7μm(10
μm未満の粒子は重量分布で82%)の高重合度ポリメチ
ルメタクリレート微粒子(積水化成品工業(株)製:テ
クノポリマーMB−8,真比重1.19)を5部充填した成形材
料を用い、第1図および第2図に示す薄肉部2mm、厚肉
部4mmの偏肉円筒容器形状のキャビティを有し、成形品
の外側部分に相当するキャビティ表面全面が1μmの凹
凸処理を施されている金型を取り付けた射出成形機(住
友重機械工業(株)製:ネオマット350/120)により成
形温度200〜240℃、金型温度50℃の条件で成形し、一底
面を有する円筒容器形状の成形品を得た。
これらの成形品の性能評価結果を第1表に示すが、偏
肉成形品の全面で均一な艶消し表面を有するものが得ら
れた。
肉成形品の全面で均一な艶消し表面を有するものが得ら
れた。
実施例2 ポリメチルメタクリレート100部に対して、重合度900
0で1〜20μmの粒度分布を有し平均粒子径4.5μm(10
μm未満の粒子は重量分布で95%)の高重合度ポリメチ
ルメタクリレート微粒子14部および酸化チタン粉末(石
原産業(株)製:R−680)1部をそれぞれ充填した成形
材料を用いること以外は実施例1と同様に射出成形し、
円筒容器形状の成形品を得た。
0で1〜20μmの粒度分布を有し平均粒子径4.5μm(10
μm未満の粒子は重量分布で95%)の高重合度ポリメチ
ルメタクリレート微粒子14部および酸化チタン粉末(石
原産業(株)製:R−680)1部をそれぞれ充填した成形
材料を用いること以外は実施例1と同様に射出成形し、
円筒容器形状の成形品を得た。
これらの成形品の性能評価結果を第1表に示すが、偏
肉成形品の全面で均一な艶消し表面を有するものが得ら
れた。
肉成形品の全面で均一な艶消し表面を有するものが得ら
れた。
実施例3 ポリメチルメタクリレート100部に対して、2〜40μ
mの粒度分布を有し平均粒子径11μm(10μm未満の粒
子は重量分布で65%)の架橋ポリメチルメタクリレート
微粉体(松本油脂製薬(株)製:マイクロスフェアーM
−305)を5部充填した成形材料を、金型の表面粗さが
5.0μmであること以外は実施例1と同様に射出成形し
円筒容器形状の成形品を得た。
mの粒度分布を有し平均粒子径11μm(10μm未満の粒
子は重量分布で65%)の架橋ポリメチルメタクリレート
微粉体(松本油脂製薬(株)製:マイクロスフェアーM
−305)を5部充填した成形材料を、金型の表面粗さが
5.0μmであること以外は実施例1と同様に射出成形し
円筒容器形状の成形品を得た。
これらの成形品の性能評価結果を第1表に示すが、偏
肉成形品の全面で均一な艶消し表面を有するものが得ら
れた。
肉成形品の全面で均一な艶消し表面を有するものが得ら
れた。
比較例1 成形材料に微粉体の充填されていないポリメチルメタ
クリレートを用いること以外は実施例1と同様な方法で
射出成形し偏肉円筒容器形状の成形品を得た。
クリレートを用いること以外は実施例1と同様な方法で
射出成形し偏肉円筒容器形状の成形品を得た。
これらの成形品の性能評価結果を第1表に示すが、厚
肉部分が樹脂の厚味方向の不均一な収縮により良好な艶
消し表面が形成されず偏肉成形品の艶消し性にムラの有
る表面を示した。
肉部分が樹脂の厚味方向の不均一な収縮により良好な艶
消し表面が形成されず偏肉成形品の艶消し性にムラの有
る表面を示した。
比較例2 金型表面が鏡面であること以外は実施例1と同様にし
て偏肉円筒容器形状の成形品を得た。
て偏肉円筒容器形状の成形品を得た。
これらの成形品の性能評価結果を第1表に示すが、成
形品の厚肉部分と薄肉部分とで微粉体の成形品表面の分
散状態がムラになり、成形品の全面で不均一な艶消し状
態を示した。
形品の厚肉部分と薄肉部分とで微粉体の成形品表面の分
散状態がムラになり、成形品の全面で不均一な艶消し状
態を示した。
第1図は、偏肉形状の一実施態様である偏肉円筒容器形
状の斜視図、第2図はその断面図をそれぞれ示す。
状の斜視図、第2図はその断面図をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 譲 東京都中央区日本橋3丁目8番2号 協 和ガス化学工業株式会社内 審査官 加藤 友也 (56)参考文献 特開 昭62−95345(JP,A) 特開 昭61−271302(JP,A) 特開 昭56−59228(JP,A) 米国特許4624986(US,A)
Claims (1)
- 【請求項1】偏肉形状を有する合成樹脂成形品を製造す
るに際し、粒径が1〜30μmでかつ粒径10μm未満の粒
子が重量分布で60%以上である重合体微粒子を含有する
合成樹脂材料を、キャビティ表面の少なくとも一部に表
面粗さ1〜50μmの微細な凹凸処理が施されている成形
型中に充填して射出成形することを特徴とする艶消し性
にすぐれた偏肉形状の合成樹脂成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225218A JP2786898B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 艶消し性にすぐれた偏肉形状の合成樹脂成形品の製造方法 |
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JP1225218A JP2786898B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 艶消し性にすぐれた偏肉形状の合成樹脂成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387213A JPH0387213A (ja) | 1991-04-12 |
JP2786898B2 true JP2786898B2 (ja) | 1998-08-13 |
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ID=16825840
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
JP3582387B2 (ja) * | 1998-01-12 | 2004-10-27 | マツダ株式会社 | 射出成形組成物とその射出成形品の製造方法および低艶化射出成形品 |
JP2000203605A (ja) * | 1998-11-16 | 2000-07-25 | Waterfall Co Inc | 汚染のない分配送出システムのためのカ―トリッジ |
US7435462B2 (en) * | 2004-05-28 | 2008-10-14 | Arkema France | Thermoplastic article with a printable matte surface |
US20090096125A1 (en) * | 2007-10-12 | 2009-04-16 | William Patrick Paplham | Injection molding of thermoplastic polymethylmethacrylate pellets |
EP2292685B1 (en) | 2009-09-07 | 2012-06-27 | The Procter & Gamble Company | Bottle cap made from a material comprising polypropylene, particulate calcium carbonate and additives |
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JPH0699592B2 (ja) * | 1985-10-22 | 1994-12-07 | キヤノン株式会社 | 樹脂成形品 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225218A patent/JP2786898B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4624986A (en) | 1983-04-22 | 1986-11-25 | The Dow Chemical Company | Low temperature impact resistant carbonate polymer blends |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0387213A (ja) | 1991-04-12 |
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