JP2773044B2 - プロジェクタランプ - Google Patents
プロジェクタランプInfo
- Publication number
- JP2773044B2 JP2773044B2 JP1181805A JP18180589A JP2773044B2 JP 2773044 B2 JP2773044 B2 JP 2773044B2 JP 1181805 A JP1181805 A JP 1181805A JP 18180589 A JP18180589 A JP 18180589A JP 2773044 B2 JP2773044 B2 JP 2773044B2
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- Japan
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- light
- shielding plate
- projector lamp
- reflecting mirror
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Description
本発明は、自動車のヘッドランプあるいはフォグラン
プに使用されるプロジェクタランプに関するものであ
る。
プに使用されるプロジェクタランプに関するものであ
る。
従来のプロジェクタランプ31の例を断面図で示すもの
が第３図であり、光源32は楕円面反射鏡33の一方の焦点
に略一致して配設され、他の一方の焦点側に投影レンズ
34が配設され、この投影レンズ34の略焦点の位置に遮光
板35が配設されているものであり、前記楕円面反射鏡33
で他の一方の焦点に集束される光線を前記投影レンズ34
で前方に投影するときに、例えばヘッドランプとして不
要な部分の光線を前記遮光板35で遮蔽することで規定の
配光特性とするものである。 このとき、一般的に自動車用の配光として水平方向に
広く垂直方向に狭いものが望まれるので、前記楕円面反
射鏡33として、光軸Ｚと直角な断面も水平軸を長軸とす
る楕円形となっている三軸楕円面33A（第４図参照）あ
るいは随意の位置に随意の楕円が組合わされた複合楕円
面33B（第５図参照）などが使用されている。 また、自動車用ヘッドランプとしてプロジェクタラン
プ31を使用するときには、仕向地などにより左側通行用
と右側通行用とを用意しなければならないので、前記楕
円面反射鏡33を左右対象のものとして基本的に左右対象
の配光特性を得るようにしておき、前記遮光板35に夫々
専用のものを使用することで左側通行用と右側通行用と
得るものである。よって、前記三軸楕円面33Aあるいは
複合楕円面33Bにおいても左右対象の確保のために一方
の焦点も他の一方の焦点も前記光軸Ｚ上に設けられるも
のとなっている。
が第３図であり、光源32は楕円面反射鏡33の一方の焦点
に略一致して配設され、他の一方の焦点側に投影レンズ
34が配設され、この投影レンズ34の略焦点の位置に遮光
板35が配設されているものであり、前記楕円面反射鏡33
で他の一方の焦点に集束される光線を前記投影レンズ34
で前方に投影するときに、例えばヘッドランプとして不
要な部分の光線を前記遮光板35で遮蔽することで規定の
配光特性とするものである。 このとき、一般的に自動車用の配光として水平方向に
広く垂直方向に狭いものが望まれるので、前記楕円面反
射鏡33として、光軸Ｚと直角な断面も水平軸を長軸とす
る楕円形となっている三軸楕円面33A（第４図参照）あ
るいは随意の位置に随意の楕円が組合わされた複合楕円
面33B（第５図参照）などが使用されている。 また、自動車用ヘッドランプとしてプロジェクタラン
プ31を使用するときには、仕向地などにより左側通行用
と右側通行用とを用意しなければならないので、前記楕
円面反射鏡33を左右対象のものとして基本的に左右対象
の配光特性を得るようにしておき、前記遮光板35に夫々
専用のものを使用することで左側通行用と右側通行用と
得るものである。よって、前記三軸楕円面33Aあるいは
複合楕円面33Bにおいても左右対象の確保のために一方
の焦点も他の一方の焦点も前記光軸Ｚ上に設けられるも
のとなっている。
しかしながら、このプロジェクタランプ31を例えばす
れ違いビーム用のヘッドランプとして使用することを図
るときには、関係規格などから上方に向かう光線が一部
の位置を除き殆ど無いようにすることが要求され、これ
により第６図に示すように本来の配光パターンＨの略半
分の面積が前記遮光板35の影Ｓにより覆われるものとな
り、光源32からの光量の略50％しか利用可能とならず、
光束利用率が低く消費電力に比して暗いヘッドランプと
なると云う問題点を生じ、この点の解決が課題とされる
ものとなっていた。
れ違いビーム用のヘッドランプとして使用することを図
るときには、関係規格などから上方に向かう光線が一部
の位置を除き殆ど無いようにすることが要求され、これ
により第６図に示すように本来の配光パターンＨの略半
分の面積が前記遮光板35の影Ｓにより覆われるものとな
り、光源32からの光量の略50％しか利用可能とならず、
光束利用率が低く消費電力に比して暗いヘッドランプと
なると云う問題点を生じ、この点の解決が課題とされる
ものとなっていた。
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的
手段として、光源と楕円面反射鏡と遮光板と投影レンズ
とで成るプロジェクタランプにおいて、前記楕円面反射
鏡は前記遮光板への光の当接を少なくする左右が非対称
な複合楕円面反射面とされていることを特徴とするプロ
ジェクタランプを提供することで、光束利用率を向上さ
せて同一消費電力で寄り明るいプロジェクタランプを提
供可能とし、前記した従来の課題を解決するものであ
る。
手段として、光源と楕円面反射鏡と遮光板と投影レンズ
とで成るプロジェクタランプにおいて、前記楕円面反射
鏡は前記遮光板への光の当接を少なくする左右が非対称
な複合楕円面反射面とされていることを特徴とするプロ
ジェクタランプを提供することで、光束利用率を向上さ
せて同一消費電力で寄り明るいプロジェクタランプを提
供可能とし、前記した従来の課題を解決するものであ
る。
つぎに、本発明は図に示す一実施例に基づいて詳細に
説明する。 第１図は本発明の実施の原理を示すものであり、図中
で符号１で示すものはプロジェクタランプであり、この
プロジェクタランプ１は光源２が楕円面反射鏡３の一方
の焦点F1に略一致して配設されるものであり、更に前方
には遮光板４が配設され、更に前方には投影レンズ５が
配設されているものであることを従来例のものと同様で
あるが、本発明により前記楕円面反射鏡３は、前記遮光
板４の形状に従ってその形状を定められるものとされて
いる。 以下に、理解を容易とするために前記プロジェクタラ
ンプ１の光軸Ｚと、該光軸Ｚと直交し前記遮光板４が設
けられている垂直面PLとを基準として前記楕円面反射鏡
３に付いて説明を行えば、前記光源２からの光は前記楕
円面反射鏡３に反射し集束されつつ前記垂直面PLに達す
るものとなるが、この垂直面PLに一致して設けられてい
る前記遮光板４によりその一部が遮蔽されるものとな
り、配光特性の決定と同時に光量の損失を生ずるものと
なっている。 ここで、前記楕円面反射鏡３の部分と前記遮光板４と
の関係を更に詳細に検討すると、前記遮光板４は前記垂
直面PLの水平線Ｘに沿って配置されているものであるの
で、略円錐状の光束を生ずる前記楕円面反射鏡３の光軸
Ｚより下半部3aからの光は、ほぼ全量が前記遮光板４に
より遮蔽されるものとなる。 尚、実際には前記遮光板４には、例えば左側通行用で
あれば左側の路側帯および道路標識などを照明するため
にやや上向きの光を左上方に生ずるための切欠部4aが設
けられている。 よって、前記楕円面反射鏡３の下半部3aを前記遮光板
４の形状に応じて、例えば前記切欠部4aに向けて他の一
方の焦点F2を生ずるように複合楕円面反射面として形成
する、あるいは前記した下半部の相対的な離芯率を大き
くする、即ち楕円面反射鏡の口径を小径とし発せられる
光線ビームを細いものとするなどして、この下半部3aか
らの光線を前記遮光板４に遮蔽される割合を減ずるもの
とすることが可能となる。 また、下半部3aの前記他の一方の焦点F2の移動は上記
で説明した切欠部4a方向、即ち水平線Ｘ方向に限るもの
でなく、例えば上方Ｖに移動しても良いが、この場合に
は前記プロジェクタランプ１をヘッドランプとして使用
した場合に上向きの光を生ずる可能性が多分にあるの
で、実施に当たっては光路計算あるいは実験などを十分
に行い規格などで許容される範囲内にとどめることが肝
要である。 第２図に示すものは、上記の説明に従って形成した楕
円面反射鏡３に依る配光パターンHPを示すもので、図か
らも明らかなように前記遮光板４に依り規制される影HS
の部分の面積が減ずるものとなり、光束利用率が向上し
たことが明らかである。 尚、本発明において前記遮光板４の形状により楕円面
反射鏡３の形状も左右されるので、例えば左側通行用と
右側通行用とは前記楕円面反射鏡３の共通化が出来ない
ものとなるが、これは図面上で左右を反転すれば良く、
さしたる設計工数など手数の増加につながるものでな
い。
説明する。 第１図は本発明の実施の原理を示すものであり、図中
で符号１で示すものはプロジェクタランプであり、この
プロジェクタランプ１は光源２が楕円面反射鏡３の一方
の焦点F1に略一致して配設されるものであり、更に前方
には遮光板４が配設され、更に前方には投影レンズ５が
配設されているものであることを従来例のものと同様で
あるが、本発明により前記楕円面反射鏡３は、前記遮光
板４の形状に従ってその形状を定められるものとされて
いる。 以下に、理解を容易とするために前記プロジェクタラ
ンプ１の光軸Ｚと、該光軸Ｚと直交し前記遮光板４が設
けられている垂直面PLとを基準として前記楕円面反射鏡
３に付いて説明を行えば、前記光源２からの光は前記楕
円面反射鏡３に反射し集束されつつ前記垂直面PLに達す
るものとなるが、この垂直面PLに一致して設けられてい
る前記遮光板４によりその一部が遮蔽されるものとな
り、配光特性の決定と同時に光量の損失を生ずるものと
なっている。 ここで、前記楕円面反射鏡３の部分と前記遮光板４と
の関係を更に詳細に検討すると、前記遮光板４は前記垂
直面PLの水平線Ｘに沿って配置されているものであるの
で、略円錐状の光束を生ずる前記楕円面反射鏡３の光軸
Ｚより下半部3aからの光は、ほぼ全量が前記遮光板４に
より遮蔽されるものとなる。 尚、実際には前記遮光板４には、例えば左側通行用で
あれば左側の路側帯および道路標識などを照明するため
にやや上向きの光を左上方に生ずるための切欠部4aが設
けられている。 よって、前記楕円面反射鏡３の下半部3aを前記遮光板
４の形状に応じて、例えば前記切欠部4aに向けて他の一
方の焦点F2を生ずるように複合楕円面反射面として形成
する、あるいは前記した下半部の相対的な離芯率を大き
くする、即ち楕円面反射鏡の口径を小径とし発せられる
光線ビームを細いものとするなどして、この下半部3aか
らの光線を前記遮光板４に遮蔽される割合を減ずるもの
とすることが可能となる。 また、下半部3aの前記他の一方の焦点F2の移動は上記
で説明した切欠部4a方向、即ち水平線Ｘ方向に限るもの
でなく、例えば上方Ｖに移動しても良いが、この場合に
は前記プロジェクタランプ１をヘッドランプとして使用
した場合に上向きの光を生ずる可能性が多分にあるの
で、実施に当たっては光路計算あるいは実験などを十分
に行い規格などで許容される範囲内にとどめることが肝
要である。 第２図に示すものは、上記の説明に従って形成した楕
円面反射鏡３に依る配光パターンHPを示すもので、図か
らも明らかなように前記遮光板４に依り規制される影HS
の部分の面積が減ずるものとなり、光束利用率が向上し
たことが明らかである。 尚、本発明において前記遮光板４の形状により楕円面
反射鏡３の形状も左右されるので、例えば左側通行用と
右側通行用とは前記楕円面反射鏡３の共通化が出来ない
ものとなるが、これは図面上で左右を反転すれば良く、
さしたる設計工数など手数の増加につながるものでな
い。
以上に説明したように本発明により、楕円面反射鏡を
遮光板への光の当接を少なくする左右が非対称な複合楕
円面反射面としたところで、前記楕円面反射鏡からの光
線が前記遮光板に当接し遮蔽され、失われる量を可能な
限りの最低限として、プロジェクタランプの光束利用率
を向上させ、以て明るいプロジェクタランプの実現を可
能とすると云う優れた効果を奏するものである。
遮光板への光の当接を少なくする左右が非対称な複合楕
円面反射面としたところで、前記楕円面反射鏡からの光
線が前記遮光板に当接し遮蔽され、失われる量を可能な
限りの最低限として、プロジェクタランプの光束利用率
を向上させ、以て明るいプロジェクタランプの実現を可
能とすると云う優れた効果を奏するものである。
第１図は本発明に係るプロジェクタランプの一実施例を
示す斜視図、第２図は同じ実施例による配光特性の例を
示す説明図、第３図は従来例を示す断面図、第４図は従
来例の一例の断面図、第５図は従来例の他の一例の断面
図、第６図は従来例の配光特性を示す説明図である。 １……プロジェクタランプ ２……光源 ３……楕円面反射鏡 ４……遮蔽板 4a……切欠部 ５……投影レンズ Ｘ……水平線 Ｚ……光軸 PL……垂直面 HP……配光パターン HS……影
示す斜視図、第２図は同じ実施例による配光特性の例を
示す説明図、第３図は従来例を示す断面図、第４図は従
来例の一例の断面図、第５図は従来例の他の一例の断面
図、第６図は従来例の配光特性を示す説明図である。 １……プロジェクタランプ ２……光源 ３……楕円面反射鏡 ４……遮蔽板 4a……切欠部 ５……投影レンズ Ｘ……水平線 Ｚ……光軸 PL……垂直面 HP……配光パターン HS……影
Claims (1)
- 【請求項１】光源と楕円面反射鏡と遮光板と投射レンズ
とで成るプロジェクタランプにおいて、前記楕円面反射
鏡は前記遮光板への光の当接を少なくする左右が非対称
な複合楕円面反射面とされていることを特徴とするプロ
ジェクタランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1181805A JP2773044B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | プロジェクタランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1181805A JP2773044B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | プロジェクタランプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0346701A JPH0346701A (ja) | 1991-02-28 |
| JP2773044B2 true JP2773044B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=16107156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1181805A Expired - Fee Related JP2773044B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | プロジェクタランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2773044B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110118645B (zh) * | 2019-04-19 | 2021-11-05 | 西北核技术研究所 | 一种半椭球反射面的光学性能综合评价方法 |
-
1989
- 1989-07-14 JP JP1181805A patent/JP2773044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0346701A (ja) | 1991-02-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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