JP2750539B2 - 二次電池の充電制御方法 - Google Patents
二次電池の充電制御方法Info
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、二次電池の充電方法に関する。
<従来の技術> 従来、ニッケル・カドミウム蓄電池や鉛蓄電池などの
二次電池の充電方法として、二次電池の端子電圧が、満
充電時に降下するという特性を利用して充電電流を制御
する、いわゆる、−ΔV制御充電方式と称される方法が
ある。
二次電池の充電方法として、二次電池の端子電圧が、満
充電時に降下するという特性を利用して充電電流を制御
する、いわゆる、−ΔV制御充電方式と称される方法が
ある。
すなわち、この充電方式は、第4図の実線で示される
ように、充電中における二次電池の端子電圧を順次測定
し、測定電圧が大きくなるにつれてその測定電圧値を、
最大電圧値として順次更新し、最終的にも最も大きかっ
た最大電圧値Vmaxから予め定めた電圧ΔVだけ降下した
時点tで充電終了として一点鎖線で示される充電電流I
を自己放電に対応した小さな電流値に切換えるものであ
る。この充電方式は、急速充電に用いられ、充電電流I
は大きく設定され、しかも、過充電を抑制するために
は、充電終了の判定に用いられる前記予め定めた電圧Δ
Vを小さくする必要がある。
ように、充電中における二次電池の端子電圧を順次測定
し、測定電圧が大きくなるにつれてその測定電圧値を、
最大電圧値として順次更新し、最終的にも最も大きかっ
た最大電圧値Vmaxから予め定めた電圧ΔVだけ降下した
時点tで充電終了として一点鎖線で示される充電電流I
を自己放電に対応した小さな電流値に切換えるものであ
る。この充電方式は、急速充電に用いられ、充電電流I
は大きく設定され、しかも、過充電を抑制するために
は、充電終了の判定に用いられる前記予め定めた電圧Δ
Vを小さくする必要がある。
このような充電方式よる充電器では、第5図に示され
るように、二次電池Iの端子電圧Eの測定をコネクタ2
を介して行い、この測定電圧に基づいて、電流源3の制
御が行われるようになっている。
るように、二次電池Iの端子電圧Eの測定をコネクタ2
を介して行い、この測定電圧に基づいて、電流源3の制
御が行われるようになっている。
この場合、測定電圧Vは、 V=E+e となる。ここで、Eは、二次電池Iの実際の端子電圧、
eは、コネクタ2の接触抵抗r1,r2による電圧(e=e1
+e2=I・r1+I・r2)である。
eは、コネクタ2の接触抵抗r1,r2による電圧(e=e1
+e2=I・r1+I・r2)である。
<発明が解決しようとする課題> このような充電方式では、充電期間中に、例えば、振
動や衝撃によってコネクタ2の接触抵抗が変化すると、
上述の測定電圧Vが、 Δe=I(Δr1+Δr2) だけ変化することになるが、従来では、Δeに対する補
正はなされておらず、したがって、例えば、測定電圧V
が、Δeに降下し、しかも、Δeが、充電終了の判定に
用いられる上述の予め定めた電圧ΔVよりも大きいよう
な場合には、充電終了と誤って判断してしまうことにな
る。
動や衝撃によってコネクタ2の接触抵抗が変化すると、
上述の測定電圧Vが、 Δe=I(Δr1+Δr2) だけ変化することになるが、従来では、Δeに対する補
正はなされておらず、したがって、例えば、測定電圧V
が、Δeに降下し、しかも、Δeが、充電終了の判定に
用いられる上述の予め定めた電圧ΔVよりも大きいよう
な場合には、充電終了と誤って判断してしまうことにな
る。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、
二次電池の充電中における測定電圧の変動の内、端子電
圧の変化に基づかない変化、すなわち、コネクタの接触
抵抗の変化などによる変動を補正して充電終了時点の誤
検出を防止することを目的とする。
二次電池の充電中における測定電圧の変動の内、端子電
圧の変化に基づかない変化、すなわち、コネクタの接触
抵抗の変化などによる変動を補正して充電終了時点の誤
検出を防止することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明では、充電中における二次電池の端子電圧の変
化は、0.0数mV/sec/cell程度の微小なものであるのに対
して、コネクタの接触抵抗の変化に伴う電圧変化Δe
は、例えば、1Aの充電電流を流しているときに、1mΩの
変化で1mV変化するというように、かなり大きく、した
がって、適当な時間間隔、例えば、0.数秒程度の間隔で
測定電圧の変化を見ると、測定電圧の変化が、端子電圧
の変化に基づくものであるのか、コネクタの接触抵抗の
変化などに基づくものであるのかを識別できるという点
に着目して次のようにしている。
化は、0.0数mV/sec/cell程度の微小なものであるのに対
して、コネクタの接触抵抗の変化に伴う電圧変化Δe
は、例えば、1Aの充電電流を流しているときに、1mΩの
変化で1mV変化するというように、かなり大きく、した
がって、適当な時間間隔、例えば、0.数秒程度の間隔で
測定電圧の変化を見ると、測定電圧の変化が、端子電圧
の変化に基づくものであるのか、コネクタの接触抵抗の
変化などに基づくものであるのかを識別できるという点
に着目して次のようにしている。
すなわち、本発明では、充電中における二次電池の端
子電圧を所定の時間間隔で順次測定し、この測定電圧が
大きくなるにつれて充電終了の判定基準となる最大電圧
値を順次更新し、更新された後の最大電圧値から予め定
めた電圧分だけ降下した時点を充電終了として充電電流
を制御する二次電池の充電制御方法であって、前記所定
の時間間隔毎の測定電圧の変化を、該測定電圧の変化が
前記端子電圧の変化に基づくものであるか否かを識別す
るための予め定めた識別電圧と順次比較し、前記測定電
圧の変化が、前記識別電圧以上であるときには、前記端
子電圧の変化に基づく電圧変化でないとして、そのとき
の最大電圧値を、前記測定電圧の上昇期間であるか降下
期間であるかに応じて、かつ、前記測定電圧の変化に応
じて補正するようにしている。
子電圧を所定の時間間隔で順次測定し、この測定電圧が
大きくなるにつれて充電終了の判定基準となる最大電圧
値を順次更新し、更新された後の最大電圧値から予め定
めた電圧分だけ降下した時点を充電終了として充電電流
を制御する二次電池の充電制御方法であって、前記所定
の時間間隔毎の測定電圧の変化を、該測定電圧の変化が
前記端子電圧の変化に基づくものであるか否かを識別す
るための予め定めた識別電圧と順次比較し、前記測定電
圧の変化が、前記識別電圧以上であるときには、前記端
子電圧の変化に基づく電圧変化でないとして、そのとき
の最大電圧値を、前記測定電圧の上昇期間であるか降下
期間であるかに応じて、かつ、前記測定電圧の変化に応
じて補正するようにしている。
<作用> 上記構成によれば、所定の時間間隔毎の測定電圧の変
化が、二次電池の端子電圧の変化によるものか否かを識
別し、端子電圧の変化に基づかない接触抵抗などの変化
によるものであるときには、そのときの最大電圧値を、
補正するようにしているので、充電終了時点を従来例に
比べてより正確に検出できることになる。
化が、二次電池の端子電圧の変化によるものか否かを識
別し、端子電圧の変化に基づかない接触抵抗などの変化
によるものであるときには、そのときの最大電圧値を、
補正するようにしているので、充電終了時点を従来例に
比べてより正確に検出できることになる。
<実施例> 以下、図面によって本発明の実施例について、詳細に
説明する。
説明する。
第1図は、本発明の一実施例方法が適用される充電器
の概略構成図である。
の概略構成図である。
同図において、1は二次電池、4はこの二次電池1を
充電する充電器であり、この充電器4は、コネクタ2を
介して二次電池1の端子電圧を測定し、その測定電圧Vn
を対応するデジタルデータに変換するA/Dコンバータ
と、このA/Dコンバータ5の出力に基づいて、後述のよ
うに充電終了時点を検出するマイクロコンピュータ6
と、このマイクロコンピュータ6によって充電電流が制
御される電流源3とを備えている。
充電する充電器であり、この充電器4は、コネクタ2を
介して二次電池1の端子電圧を測定し、その測定電圧Vn
を対応するデジタルデータに変換するA/Dコンバータ
と、このA/Dコンバータ5の出力に基づいて、後述のよ
うに充電終了時点を検出するマイクロコンピュータ6
と、このマイクロコンピュータ6によって充電電流が制
御される電流源3とを備えている。
この実施例の二次電池の充電制御方法は、二次電池1
の端子電圧が、満充電時に降下するという特性を利用す
る上述の−ΔV制御充電方式と基本的に同様であるが、
コネクタ2の接触抵抗の変動による影響をなくすため
に、次のようにしている。
の端子電圧が、満充電時に降下するという特性を利用す
る上述の−ΔV制御充電方式と基本的に同様であるが、
コネクタ2の接触抵抗の変動による影響をなくすため
に、次のようにしている。
すなわち、充電中における二次電池1の端子電圧は、
急激に変化しないという点に着目し、所定の時間間隔で
測定した測定電圧の変化を、予め定めた識別電圧と比較
し、測定電圧の変化が、識別電圧以上であるときには、
二次電池1の端子電圧の変化に基づくものでないコネク
タ2の接触抵抗の変化などによる急激な変化であると判
定して第2図に示されるように、そのときの最大電圧値
Vmaxを次のように補正している。
急激に変化しないという点に着目し、所定の時間間隔で
測定した測定電圧の変化を、予め定めた識別電圧と比較
し、測定電圧の変化が、識別電圧以上であるときには、
二次電池1の端子電圧の変化に基づくものでないコネク
タ2の接触抵抗の変化などによる急激な変化であると判
定して第2図に示されるように、そのときの最大電圧値
Vmaxを次のように補正している。
この第2図は、充電期間中における測定電圧の変化を
拡大して示したものであり、第4図に対応するものであ
る。測定電圧の上昇期間において、コネクタ2の接触抵
抗が増加して測定電圧が急激に増加したときには、第2
図(A)に示されように、その測定電圧値Vnを最大電圧
値Vmaxとし、また、接触抵抗が減少して測定電圧が急激
に低下したときには、第2図(B)に示されるように、
低下した測定電圧値Vnを最大電圧値Vmaxとする。
拡大して示したものであり、第4図に対応するものであ
る。測定電圧の上昇期間において、コネクタ2の接触抵
抗が増加して測定電圧が急激に増加したときには、第2
図(A)に示されように、その測定電圧値Vnを最大電圧
値Vmaxとし、また、接触抵抗が減少して測定電圧が急激
に低下したときには、第2図(B)に示されるように、
低下した測定電圧値Vnを最大電圧値Vmaxとする。
さらに、測定電圧の降下期間において、コネクタ2の
接触抵抗が増加して測定電圧が急激に増加したときに
は、第2図(C)に示されるように、その測定電圧Vn
に、その時点までの最大電圧値からの降下電圧分Δvを
加えた電圧(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値Vmaxと
し、また、接触抵抗が減少して測定電圧が、急激に低下
したときには、第2図(D)に示されるように、その測
定電圧Vnに、その時点までの最大電圧値からの降下電圧
分Δvを加えた電圧(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値
Vmaxとする。
接触抵抗が増加して測定電圧が急激に増加したときに
は、第2図(C)に示されるように、その測定電圧Vn
に、その時点までの最大電圧値からの降下電圧分Δvを
加えた電圧(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値Vmaxと
し、また、接触抵抗が減少して測定電圧が、急激に低下
したときには、第2図(D)に示されるように、その測
定電圧Vnに、その時点までの最大電圧値からの降下電圧
分Δvを加えた電圧(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値
Vmaxとする。
すなわち、従来では、測定電圧が大きくなるにつれて
その測定電圧値Vnを最大電圧値Vmaxとして順次更新して
いたけれども、本発明方法では、端子電圧の変化に基づ
かない接触抵抗の変化などによる場合には、例えば、第
2図(B)に示されるように、前の電圧よりも低い測定
電圧Vnを最大電圧値Vmaxとしたり、あるいは、第2図
(C),(D)に示されるように、測定電圧Vnに、その
時点までの最大電圧値からの降下電圧分Δvを加えた電
圧(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値Vmaxとするという
ようにしてコネクタ2の接触抵抗の変化などによる影響
をなくすように最大電圧値を補正している。
その測定電圧値Vnを最大電圧値Vmaxとして順次更新して
いたけれども、本発明方法では、端子電圧の変化に基づ
かない接触抵抗の変化などによる場合には、例えば、第
2図(B)に示されるように、前の電圧よりも低い測定
電圧Vnを最大電圧値Vmaxとしたり、あるいは、第2図
(C),(D)に示されるように、測定電圧Vnに、その
時点までの最大電圧値からの降下電圧分Δvを加えた電
圧(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値Vmaxとするという
ようにしてコネクタ2の接触抵抗の変化などによる影響
をなくすように最大電圧値を補正している。
このように、二次電池1の端子電圧の変化に基づかな
い接触抵抗の変化などによる測定電圧の変化があった場
合には、測定電圧の上昇期間であるか降下期間であるか
に応じて、かつ、その電圧変化に応じてそのときの最大
電圧値Vmaxを補正するので、充電終了時点を正確に検出
することが可能となる。
い接触抵抗の変化などによる測定電圧の変化があった場
合には、測定電圧の上昇期間であるか降下期間であるか
に応じて、かつ、その電圧変化に応じてそのときの最大
電圧値Vmaxを補正するので、充電終了時点を正確に検出
することが可能となる。
この実施例の充電器4では、A/Dコンバータ5から測
定電圧に対応するデジタルデータがマイクロコンピュー
タ6に与えられ、マイクロコンピュータ6では、所定の
時間間隔毎の測定電圧の変化と、メモリ7に予め格納さ
れている識別電圧とを比較し、測定電圧の変化が、識別
電圧以上であるときには、端子電圧の変化に基づかない
コネクタ2の接触抵抗の変化などによる電圧変化である
として最大電圧値Vmaxの補正を上述のようにして行い、
識別電圧未満であるときには、従来と同様に、最大電圧
値Vmaxを大きい値に順次更新し、測定電圧が、最大電圧
値Vmaxからメモリ7に記憶されている予め定めた電圧分
降下したときに、充電終了時点であると判定してCPU8
は、電流源3を制御して充電電流を自己放電に対応した
小さな電流値に切換えるようにしている。
定電圧に対応するデジタルデータがマイクロコンピュー
タ6に与えられ、マイクロコンピュータ6では、所定の
時間間隔毎の測定電圧の変化と、メモリ7に予め格納さ
れている識別電圧とを比較し、測定電圧の変化が、識別
電圧以上であるときには、端子電圧の変化に基づかない
コネクタ2の接触抵抗の変化などによる電圧変化である
として最大電圧値Vmaxの補正を上述のようにして行い、
識別電圧未満であるときには、従来と同様に、最大電圧
値Vmaxを大きい値に順次更新し、測定電圧が、最大電圧
値Vmaxからメモリ7に記憶されている予め定めた電圧分
降下したときに、充電終了時点であると判定してCPU8
は、電流源3を制御して充電電流を自己放電に対応した
小さな電流値に切換えるようにしている。
第3図は、動作説明に供するフローチャートである。
この第3図において、Vmaxは充電終了の判定基準とな
る最大電圧値、Vn−1は前回の測定電圧値、Vnは今回の
測定電圧値、ΔVは充電終了の判定のための予め定めた
電圧、Δvcは端子電圧の変化であるか否かを識別するた
めの予め定めた識別電圧、Sは測定電圧の上昇期間であ
るか降下期間であるかを示すフラグであり、1は上昇期
間、0は降下期間を示している。
る最大電圧値、Vn−1は前回の測定電圧値、Vnは今回の
測定電圧値、ΔVは充電終了の判定のための予め定めた
電圧、Δvcは端子電圧の変化であるか否かを識別するた
めの予め定めた識別電圧、Sは測定電圧の上昇期間であ
るか降下期間であるかを示すフラグであり、1は上昇期
間、0は降下期間を示している。
先ず、ステップn1では、メモリ7の各変数を初期化し
て測定が開始される。ステップn2では、前回の測定電圧
値Vn−1と今回の測定電圧値Vnとの差が、識別電圧Δvc
以上であるか否かを判断し、識別電圧以上であるときに
は、コネクタ2の接触抵抗の変化による電圧変化である
としてステップn3に移る。
て測定が開始される。ステップn2では、前回の測定電圧
値Vn−1と今回の測定電圧値Vnとの差が、識別電圧Δvc
以上であるか否かを判断し、識別電圧以上であるときに
は、コネクタ2の接触抵抗の変化による電圧変化である
としてステップn3に移る。
ステップn3では、フラグSが1であるか否か、すなわ
ち、測定電圧の上昇期間であるか降下期間であるかを判
断し、上昇期間であるときには、ステップn4に移り、第
2図(A),(B)で説明したように、今回の測定電圧
値Vnを最大電圧値Vmaxおよび前回の測定電圧値Vn−1と
してメモリ7に格納してステップn2に移る。
ち、測定電圧の上昇期間であるか降下期間であるかを判
断し、上昇期間であるときには、ステップn4に移り、第
2図(A),(B)で説明したように、今回の測定電圧
値Vnを最大電圧値Vmaxおよび前回の測定電圧値Vn−1と
してメモリ7に格納してステップn2に移る。
ステップn3において、測定電圧の降下期間であると判
断したときには、ステップn5に移り、第2図(C)
(D)で説明したように、今回の測定電圧Vnに、その時
点までの最大電圧値からの降下電圧分Δvを加えた電圧
(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値Vmaxとするととも
に、今回の測定電圧値Vnを前回の測定電圧値Vn−1して
メモリ7に格納してステップn2に移る。
断したときには、ステップn5に移り、第2図(C)
(D)で説明したように、今回の測定電圧Vnに、その時
点までの最大電圧値からの降下電圧分Δvを加えた電圧
(Vn+Δv)を、新たな最大電圧値Vmaxとするととも
に、今回の測定電圧値Vnを前回の測定電圧値Vn−1して
メモリ7に格納してステップn2に移る。
ステップn2において、前回の測定電圧値Vn−1と今回
の測定電圧値Vnとの差が、識別電圧Δvc以上でないと判
断したときに、基本的に従来と同様の処理となり、ステ
ップn6に移って今回の測定電圧値Vnが最大電圧値Vmaxよ
りも大きいか否かを判断し、大きいと判断したときに
は、ステップn7に移り、今回の測定電圧値Vnを、最大電
圧値Vmaxおよび前回の測定電圧値Vn−1してメモリ7に
格納してステップn2に移る。
の測定電圧値Vnとの差が、識別電圧Δvc以上でないと判
断したときに、基本的に従来と同様の処理となり、ステ
ップn6に移って今回の測定電圧値Vnが最大電圧値Vmaxよ
りも大きいか否かを判断し、大きいと判断したときに
は、ステップn7に移り、今回の測定電圧値Vnを、最大電
圧値Vmaxおよび前回の測定電圧値Vn−1してメモリ7に
格納してステップn2に移る。
ステップn6において、今回の測定電圧値Vnが最大電圧
値Vmaxよりも大きくないと判断したときには、ステップ
n8に移り、最大電圧値Vmaxから今回の測定電圧値Vnを減
算してその時点までの電圧降下分Δvを算出してステッ
プn9に移り、この電圧降下分Δvが、充電終了の判定の
ための予め定めた電圧ΔV以上であるか否かを判断し、
予め定めた電圧ΔV以上でないと判断したときには、ス
テップn10に移り、今回の測定電圧値Vnを前回の測定電
圧値Vn−1とするとともに、フラグSを0にしてステッ
プn2に移る。
値Vmaxよりも大きくないと判断したときには、ステップ
n8に移り、最大電圧値Vmaxから今回の測定電圧値Vnを減
算してその時点までの電圧降下分Δvを算出してステッ
プn9に移り、この電圧降下分Δvが、充電終了の判定の
ための予め定めた電圧ΔV以上であるか否かを判断し、
予め定めた電圧ΔV以上でないと判断したときには、ス
テップn10に移り、今回の測定電圧値Vnを前回の測定電
圧値Vn−1とするとともに、フラグSを0にしてステッ
プn2に移る。
ステップn9において、電圧降下分Δvが、充電終了の
判定のための予め定めた電圧ΔV以上であると判断した
ときには、充電終了であるとしてステップn11に移り、
電流源3を制御して充電電流Iを変更して終了する。
判定のための予め定めた電圧ΔV以上であると判断した
ときには、充電終了であるとしてステップn11に移り、
電流源3を制御して充電電流Iを変更して終了する。
このように本発明の充電制御方法では、所定の時間間
隔毎の測定電圧の変化を、予め定めた識別電圧と順次比
較し、測定電圧の変化が、前記識別電圧以上であるとき
には、コネクタ2などの接触抵抗の変化に基づく電圧変
化であるとして、そのときの最大電圧値を、前記測定電
圧の上昇期間であるか降下期間であるかに応じて、かつ
測定電圧の変化に応じて補正するようにしているので、
従来例のようにコネクタ2の接触抵抗の変化によって充
電終了時点を誤って検出するといったことが防止される
ことになる。
隔毎の測定電圧の変化を、予め定めた識別電圧と順次比
較し、測定電圧の変化が、前記識別電圧以上であるとき
には、コネクタ2などの接触抵抗の変化に基づく電圧変
化であるとして、そのときの最大電圧値を、前記測定電
圧の上昇期間であるか降下期間であるかに応じて、かつ
測定電圧の変化に応じて補正するようにしているので、
従来例のようにコネクタ2の接触抵抗の変化によって充
電終了時点を誤って検出するといったことが防止される
ことになる。
また、従来では、充電中にコネクタ2が瞬断した場
合、電流源3の電圧は、端子電圧よりも高いために、最
大電圧値Vmaxが更新され、瞬断復帰後には、測定電圧が
降下するために、誤って充電終了と判断することになる
が、本発明方法では、端子電圧の変化であるか否かを識
別しているので、このような誤検出が防止される。
合、電流源3の電圧は、端子電圧よりも高いために、最
大電圧値Vmaxが更新され、瞬断復帰後には、測定電圧が
降下するために、誤って充電終了と判断することになる
が、本発明方法では、端子電圧の変化であるか否かを識
別しているので、このような誤検出が防止される。
<発明の効果> 以上のように本発明によれば、所定の時間間隔毎の測
定電圧の変化が、二次電池の端子電圧の変化によるもの
か否かを識別し、端子電圧の変化に基づくものでない接
触抵抗の変化などによるものであるときには、そのとき
の最大電圧値を、補正するようにしているので、充電終
了時点をより正確に検出できることになる。
定電圧の変化が、二次電池の端子電圧の変化によるもの
か否かを識別し、端子電圧の変化に基づくものでない接
触抵抗の変化などによるものであるときには、そのとき
の最大電圧値を、補正するようにしているので、充電終
了時点をより正確に検出できることになる。
第1図は本発明方法が適用される充電器の概略構成図、
第2図は最大電圧値の補正を説明するための図、第3図
は動作説明に供するフローチャート、第4図は−ΔV制
御充電方式を説明するための図、第5図は従来例の充電
方式を説明するための図である。 1……二次電池、2……コネクタ、3……電流源。
第2図は最大電圧値の補正を説明するための図、第3図
は動作説明に供するフローチャート、第4図は−ΔV制
御充電方式を説明するための図、第5図は従来例の充電
方式を説明するための図である。 1……二次電池、2……コネクタ、3……電流源。
Claims (1)
- 【請求項1】充電中における二次電池の端子電圧を所定
の時間間隔で順次測定し、この測定電圧が大きくなるに
つれて充電終了の判定基準となる最大電圧値を順次更新
し、更新された後の最大電圧値から予め定めた電圧分だ
け降下した時点を充電終了として充電電流を制御する二
次電池の充電制御方法であって、 前記所定の時間間隔毎の測定電圧の変化を、該測定電圧
の変化が前記端子電圧の変化に基づくものであるか否か
を識別するための予め定めた識別電圧と順次比較し、 前記測定電圧の変化が、前記識別電圧以上であるときに
は、前記端子電圧の変化に基づく電圧変化でないとし
て、そのときの最大電圧値を、前記測定電圧の上昇期間
であるか降下期間であるかに応じて、かつ、前記測定電
圧の変化に応じて補正することを特徴とする二次電池の
充電制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1167459A JP2750539B2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 二次電池の充電制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1167459A JP2750539B2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 二次電池の充電制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336935A JPH0336935A (ja) | 1991-02-18 |
JP2750539B2 true JP2750539B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=15850071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1167459A Expired - Lifetime JP2750539B2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 二次電池の充電制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2750539B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3270171B1 (en) * | 2015-03-11 | 2022-07-20 | Hitachi Astemo, Ltd. | Battery managing device, battery monitoring circuit, control system |
JP7013890B2 (ja) * | 2018-01-29 | 2022-02-01 | トヨタ自動車株式会社 | 蓄電システム |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP1167459A patent/JP2750539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0336935A (ja) | 1991-02-18 |
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