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JP2633230B2 - 磁気記憶体 - Google Patents

磁気記憶体

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Publication number
JP2633230B2
JP2633230B2 JP60213957A JP21395785A JP2633230B2 JP 2633230 B2 JP2633230 B2 JP 2633230B2 JP 60213957 A JP60213957 A JP 60213957A JP 21395785 A JP21395785 A JP 21395785A JP 2633230 B2 JP2633230 B2 JP 2633230B2
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JP
Japan
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lubricant
coated
magnetic
modified layer
dynes
Prior art date
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JP60213957A
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JPS6273422A (ja
Inventor
雅広 柳沢
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/72Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction
    • G11B5/725Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction containing a lubricant, e.g. organic compounds
    • G11B5/7253Fluorocarbon lubricant
    • G11B5/7257Perfluoropolyether lubricant
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/72Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction
    • G11B5/726Two or more protective coatings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気的記憶装置(磁気ディスク装置または磁
気ドラム装置など)に用いられる磁気記憶体に関する。
(従来の技術) 一般に記録再生磁気ヘッド(以下ヘッドと呼ぶ)と磁
気記憶体とを構成部とする磁気記憶装置の記録再生方法
には次のような方法がある。すなわち操作開始時にヘッ
ドと磁気記憶体面とを接触状態でセットした後、磁気記
憶体に所要の回転を与えることによりヘッドと磁気記憶
体面の間に空気層分の空間を作り、この状態で記録再生
する方法である(コンタクト・スタート・ストップ方
式、以下CSSと呼ぶ)。この方法では操作終了時に磁気
記憶体の回転が止まり、この時ヘッドと磁気記憶体面は
操作開始時と同様に接触摩擦状態にある。
これらの接触摩擦状態におけるヘッドと磁気記憶体の
間に生じる摩擦力は、ヘッドおよび磁気記憶体を摩耗さ
せついにはヘッドおよび磁性媒体に傷を生じせしめるこ
とがある。
また前記接触摩擦状態においてヘッドのわずかな姿勢
の変化がヘッドにかかる荷重を不均一にさせヘッドおよ
び磁気記憶体表面に傷を作ることもある。
このヘッドとの接触および摺動による磁気記憶体の破
壊を防止するために、従来特開昭52−49805号公報に見
られるように、磁気記憶体表面にパーフロロアルキルポ
リエーテルあるいはシリコーンオイルなどの液体潤滑剤
を被覆していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような液体潤滑剤はヘッドとの摺動
および磁気記憶体の回転時の遠心力によって除去され、
長時間の磁気記憶装置の使用において耐摩耗性が劣化し
ていくという欠点を有していた。
本発明の目的は、この問題点を解決した磁気記憶体を
提供することにある。
(問題を解決するための手段) 本発明の磁気記憶体は、その部分断面図(第1図)に
示すように下地体1の上に磁性媒体2が被覆され、さら
に前記磁性媒体上に直接または保護膜を介して、表面改
質層4が被覆され、さらに前記表面改質層4の上にパー
フロロポリエーテル基を有する潤滑剤5が被覆された構
造を有する。前記表面改質層は、前記磁性媒体または前
記磁性媒体上に被覆された保護膜の表面と結合する官能
基およびパーフロロポリエーテル基を有する。また、前
記表面改質層表面の臨界表面張力と前記潤滑剤の表面張
力の差は2ダイン/センチメータから−2ダイン/セン
チメータの範囲である。
下地体1はアルミ合金、チタン合金、またはステンレ
スなどの金属、またはポリエステル、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォ
ン芳香族ポリエーテル、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、ポリカーポネート、ジアリルフタレート樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール
樹脂、ポリブチレンテレフタレート、ビスマレイミドト
リアジン樹脂、ポリオキシベンジレン樹脂、ポリアミノ
ビスマレミド樹脂、ポリフェニレンオキサイド、ポリフ
ェニレンサルファイドなどのプラスチック、またはガラ
ス、シリコン、ゲルマニウム、アルミナ、シリカ、ダイ
アモンドなどのセラミックス、または陽極酸化アルマイ
ト被覆アミル合金あるいは、Ni−Pメッキ膜、Cr、FeN
i、ステンレス、MoまたはWなどの金属または前記プラ
スチック、前記セラミックスを被覆したアルミ合金、ス
テンレスなどの積層合金基板、あるいは前記金属あるい
は前記セラミックスが被覆された前記プラスチック基
板、あるいは前記金属または前記プラスチックが被覆さ
れたセラミック基板である。
次にこの下地体1の上に被覆される磁性媒体2として
Fe3O4、γ−Fe2O3、Fe3N4、バリウムフェライトなどの
鉄酸化物または鉄窒化物などのセラミックスまたはCo、
Co−Ni−P、Co−Mn−P、Co−Mn−Ni−P、Co−Re、Co
−Ni−Re、Co−Mn−Re−P、Co−Cr、Co−Fe−Cr、Co−
V、Co−Ru、Co−Os、Co−Pt、Co−Ni−Pt、Co−Pt−C
r、Co−Pt−V、Co−Rh、Co−Cr−Rh、Co−Ni−Mo、Co
−Ni−Cr、Co−Ni−W、Co−Smなどのコバルトを含む金
属またはFe−Mg、Fe−Nd、Fe−Ag、Fe−Pd、Fe−Tbなど
の鉄を含む金属またはMn−Al、Mn−Cu−Alなどのマンガ
ンを含む金属が用いられる。
さらに該磁性媒体2の上に直接又は保護膜を介して被
覆される表面改質層4は磁性体2および潤滑剤5によっ
て最適な物質が決められる。表面改質層4はCOOH、−NC
O、−M(OR)(nは0、1または2、MはSi、Ti、Z
r、Ge、Snなどの金属または半金属)、−CN−NH2、−NR
H、−NH−、−CH=CH2、−SO3H、−NO、−OH、−COOR、
−NHCONH−、−NHCO−、−NCS、−SH、−CONH2、−PO
(OH)、=PO(OH)、=PO−、=P−、−O−、−S
−(Rは−CmH2m+1、mは1以上の整数)、−CH2−O
−O−CH2−、−CH=CH−、−C三C−などの官能基を
含む化合物を用いることができる。磁性媒体2が上記金
属の場合は上記官能基の中で−COOH、−CH=CH2、−N
H2、−CNが最適である。また磁性媒体2が上記セラミッ
クスの場合は、上記の官能基の中でも−Si(OR)がが
最も適している。表面改質層4は上記官能基と同時に、
該表面改質層の上に被覆される潤滑剤5の表面張力と同
じかまたは2ダイン/センチメータ以内で大きいか、ま
たは2ダイン/センチメータ以内で小さい表面張力を有
するセグメント分子を含むことが望ましい。このセグメ
ント分子は潤滑剤5の分子構造によって最適な構造が決
められる。最も最適な組み合わせはセグメン分子と潤滑
剤の分子が同じ構造を有していることである。潤滑剤5
としてパーフロロアルキルエーテル(Rf−O−Rf)から
なるパーフロロアルキルエーテル化合物を使用した場合
は表面改質層4中のセグメント分子中に該パーフロロア
ルキルエーテル基を含むことが望ましい。但し前記潤滑
剤分子と前記セグメント分子の表面張力の差を前記範囲
に調節する為に、潤滑剤分子中あるいはセグメント分子
中に他の分子を導入する事もできる。例えば表面改質層
中のセグメント分子にアルキル化合物が含まれている場
合、パーフロロアルキルエーテル基を含む潤滑剤分子中
にアルキル基を導入することも出来る。潤滑剤5として
はパーフルオロプロピルエーテル、パーフルオロエチル
エーテルなどのパーフロロアルキルエーテルがある。第
2図は、本発明の磁気記憶体の部分断面図である。第2
図において、下地体1および磁性媒体2、表面改質層
4、潤滑剤5は第1図と同じであるが磁性媒体2と表面
改質層4の間に保護膜3が被覆されている。保護膜3は
SiO2、Si3N4、SiCまたは珪酸重合物などの珪素化合物ま
たはAl2O3、CoO、Co3O4、Co2O3、α−Fe2O3、Cr2O3、Cr
O3、TiO2、ZrO2、ZnO、PbO、NiO、MoO2またはSnO2など
の金属酸化物またはTiN、ZrN、CrN、TaN、BNなどの金属
窒化物またはMoS2、WS2、TaS2、などの金属硫化物ある
いはTiC、ZrC、CrC、TaCなどの金属炭化物またはふっ化
黒鉛などの金属ふっ化物またはW、Cr、Ip、NiB、NiP、
FeCr、NiCrSn、Pb、Zn、Tl、Au、Ag、Cu、Ga、Ru、Rh、
Mn、MoOsまたはTaまたはそれらの合金などの金属または
合金またはSi、Ge、B、C(非晶質あるいはダイアモン
ド状あるいはその混合物)などの半導体あるいはポリテ
トラフルオロエチレン、フェノール樹脂、ポリイミドな
どのプラスチックが用いられる。該保護膜3の上に被覆
される表面改質層4は用いられる保護膜により最適な物
質が決められる。表面改質層4は第1図のところで説明
したような官能基を含む化物であり、保護膜3が上記金
属の場合は上記官能基の中で−COOH−、−CH=CH2、−N
H2、−CNが最適である。また保護膜3が上記珪素化合
物、金属酸化物、金属窒化物、金属硫化物、金属炭化
物、半導体などのセラミックスの場合は、上記官能基の
中でも−Si(OR)が最も適している。また保護膜3が
プラスチックの場合は、−CH=CH2、−NH2、−CN、−CH
=CH−、−C三C−、−CH2−O−O−CH2−が最適であ
る。
(作用) 前記表面改質層4はその分子中に含まれる官能基が磁
性媒体2あるいは保護膜3表面と反応して該表面と強固
に被着される一方、潤滑分子との表面張力の差が2ダイ
ン/センチメータ以内で大きいかまたは2ダイン/セン
チメータ以内で小さい表面張力を有するスグメント分子
を含むと表面改質層4は潤滑剤5の流動性を損なわずに
潤滑剤を最も有効に被着されることが出来る。ここで表
面改質層と潤滑剤の表面張力(表面改質層の表面張力は
臨界表面張力として表しても良い)が上記の差で同じか
または近いと最大の効果が得られる理由は、表面張力が
分子間の凝集エネルギーに比例する為であり表面改質層
と潤滑剤の凝集エネルギーが潤滑剤の凝集エネルギーと
同程度のとき潤滑剤の磁気記憶体の回転時の遠心力によ
る飛散を最小にすることが出来る。表面改質層と潤滑剤
の界面の凝集エネルギーが潤滑剤の凝集エネルギーと異
なるときは、潤滑剤が表面改質層の上で滑る為に遠心力
による飛散が大きくなる。回転数10000rpmで磁気記憶体
を30日間連続回転させた時の潤滑剤の減少率が15%以内
を許容値とすると、表面改質層の表面エネルギーと潤滑
剤の表面エネルギーの差は±2となる。これは表面改質
層の表面エネルギーが潤滑剤の表面エネルギーよりも小
さいときは付着漏れが起こり潤滑剤がはじかれるからで
ある。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。本実施例にお
いては以下のような試料を作製した。
試料1 アルミ合金基板の上にニッケル−燐めっき膜が被覆さ
れ表面粗さ0.02μmに鏡面仕上げされた下地体1の上
に、磁性媒体2としてコバルト−ニッケル−燐合金を0.
05μmの厚さにめっきした。次にこの磁性媒体2の上に
保護膜3として特開昭52−20804号公報に示されたよう
なポリ珪酸(珪酸重合物)を回転塗布法により500Åの
厚さに被覆し250℃で焼成した。次にこの保護膜3の上
に表面改質層4として、下記の構造を有するパーフロロ
アルキルポリエーテルシランを20オングストロームの厚
さに塗布した後、該表面改質層4の上に潤滑剤5として
下記の構造を有するパーフロロアルキルポリエーテルを
オングストオームの厚さに被覆して、磁気ディスクを作
った。
パーフロロアルキルポリエーテルシラン F(CF(CF3)CF2O)nC2F4COONHC2H4Si(OCH3 パーフロロアルキルポリエーテル F(CF(CF3)CF2O)mC2F5 (nは10−20、mは30−40) 表面改質層の臨界表面張力は20.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は19.6ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ3%の減少にとどま
った。
試料2 試料1と同様にして但し磁性媒体2の上に保護膜3と
して無電解めっき法によりニッケル−燐を100Å被覆し
その上に表面改質層4として、下記の構造を有するパー
フロロアルキルポリエーテルカルボン酸を塗布した後、
潤滑剤5として下記の構造を有するパーフロロアルキル
ポリエーテルを被覆して、磁気ディスクを作った。
パーフロロアルキルポリエーテル F(CF(CF3)CF2O)nCF2COOH パーフロロアルキルポリエーテル F(C2F4O)p(CF2O)pCF3 (nは12、pは16、qは14、である) 表面改質層の臨界表面張力は19.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は19.8ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ5%の減少にとどま
った。
試料3 試料1と同様にして但し磁性媒体2の上に保護膜とし
て、スパッタ法によりカーボンを200オングストローム
被覆した後、表面改質層4として下記の構造を有するパ
ーフロロアルキルポリエーテルイソシアネートを塗布し
た後、潤滑剤5として下記の構造を有するパーフロロア
ルキルポリエーテルを被覆して、磁気ディスクを作っ
た。
パーフロロアルキルポリエーテルイソシアネート OCNC6H3(CH3)HNCOCF2(C2F4O)r(CF2O)sCF2CONH
(CH3)C6H3NCO パーフロロアルキルポリエーテル F(C2F4O)p(CF2O)qCF3 (rは12、sは8、pは16、qは14である。) 表面改質層の臨界表面張力は20.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は18.0ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ20%の減少にとどま
った。
試料4 試料1と同様にして但し磁性媒体2としてγFe2O3
スパッタ法により0.1μmの厚さで被覆し該磁性媒体の
上に、表面改質層4として下記の構造を有するパーフロ
ロアルキルポリエーテルシランを塗布した後、潤滑剤5
として下記の構造を有するパーフロロアルキルポリエー
テルを被覆して磁気ディスクを作った。
パーフロロアルキルポリエーテルシラン (H3CO)3SiC3H6NHOCCF2(C2F4O)p(CF2O)qCF2CONHC
3H6Si(OCH3 パーフロロアルキルポリエーテル F(C2F4O)r(CF2O)sCF3 (pは6、qは4、rは16、sは14である) 表面改質層の臨界表面張力は20.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は18.0ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ15%の減少にとどま
った。
試料5 試料1と同様にして但し磁性媒体2としてCoCr合金を
スパッタ法により0.1μmの厚さで被覆し該磁性媒体の
上に、表面改質層4として下記の構造を有するパーフロ
ロアルキルポリエーテル二カルボン酸を塗布した後、潤
滑剤5として下記の構造を有するパーフロロアルキルポ
リエーテルを被覆して磁気ディスクを作った。
パーフロロアルキルポリエーテル二カルボン酸 HOOCCF2(C2F4O)p(CF2O)qCF2COOH パーフロロアルキルポリエーテル F(C2F4O)r(OF2O)sCF3 (pは8、qは6、rは18、sは16である) 表面改質層の臨界表面張力は20.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は18.0ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ15%の減少にとどま
った。
試料6 試料1と同様にして但し保護膜3としてBNをスパッタ
法により0.1μmの厚さで被覆し保護膜の上に、表面改
質層4として下記の構造を有するオキシパーフロロアル
キルポリエーテルシランを塗布した後、潤滑剤5として
下記の構造を有するパーフロロアルキルポリエーテルジ
オールを被覆して磁気ディスクを作った。
オキシパーフロロアルキルポリエーテルシラン HOCH2CF2(C2F4O)p(CF2O)qCF2CH2OCH2CH(OH)C3H6
Si(OCH3 パーフロロアルキルポリエーテルジオール HOCH2CF2(C2F4O)p(CF2O)qCF2OH2OH (pは14、qは12である) 表面改質層の臨界表面張力は23.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は21.0ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ10%の減少にとどま
った。
試料7 試料1と同様にして但し保護膜3としてTiCをスパッ
タ法により0.1μmの厚さで被覆し保護膜の上に、表面
改質層4として下記の構造を有するパーフロロアルキル
ポリエーテル二エステルを塗布した後、潤滑剤5として
下記の構造を有するパーフロロアルキルポリエーテルエ
ステルを被覆して磁気ディスクを作った。
パーフロロアルキルポリエーテルエステルシラン H3COOCCF2(C2F4O)p(CF2O)qCF2COONHC2H4Si(OC
2H5 パーフロロアルキルポリエーテルジエステル H3COOCCF2(C2F4O)r(CF2O)sCF2COOCH3 (pは6、qは4、rは16、sは14) 表面改質層の臨界表面張力は21.0ダイン/センチメー
タである。また潤滑剤の表面張力は19.8ダイン/センチ
メータである。
この磁気ディスクを10000rpmの回転数により30日間回
転させて膜厚の変化を調べたところ10%の減少にとどま
った。
比較試料1 試料1同様にして但し表面改質層4として下記の構造
を有するパーフロロアルキルシランを塗布した後、潤滑
剤5として下記の構造を有するパーフロロアルキルポリ
エーテルを被覆して磁気ディスクを作った。
パーフロロアルキルシラン C10F21C2H4Si(OC2H5 パーフロロアルキルポリエーテル F(C2F4O)p(CF2O)qCF3 表面改質層の臨界表面張力は13ダイン/センチメータ
である。また潤滑剤の表面張力は18.5ダイン/センチメ
ータである。この磁気ディスクを10000rpmの回転数によ
り30日間回転させて膜厚の変化を調べたところ80%も減
少した。
比較試料2 試料2同様にして但し保護膜2の上に、潤滑剤5とし
て下記の構造を有するパーフロロアルキルポリエーテル
を被覆して磁気ディスクを作った。
パーフロロアルキルポリエーテル F(C2F4O)p(CF2O)qCF3 保護膜3の臨界表面張力は54.4ダイン/センチメータ
である。また潤滑剤の表面張力は18.0ダイン/センチメ
ータである。この磁気ディスクを10000rpmの回転数によ
り30日間回転させて膜厚の変化を調べたところ70%も減
少した。
(発明の効果) 以上のように本発明の磁気記憶体は磁気記憶体の回転
による潤滑剤の飛散を極めて少なくすることが出来るこ
とが分かった。
なお本発明の実施例では磁気ディスクについて述べた
がフロッピーディスク、磁気テープ、磁気カードにも本
発明が有効であることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の例を示す部分断面図であ
る。 1……下地体、2……磁性媒体、3……保護膜、4……
表面改質層、5……潤滑剤である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下地体の上に磁性媒体が被覆され、さらに
    前記磁性媒体上に直接または保護膜を介して、表面改質
    層が被覆され、さらに前記表面改質層の上にパーフロロ
    ポリエーテル基を有する潤滑剤が被覆されてなる磁気記
    憶体であって、前記表面改質層が、前記磁性媒体または
    前記磁性媒体上に被覆された保護膜の表面と結合する官
    能基およびパーフロロポリエーテル基を有し、前記表面
    改質層表面の臨界表面張力と前記潤滑剤の表面張力の差
    が2ダイン/センチメータから−2ダイン/センチメー
    タの範囲であることを特徴とする磁気記憶体。
JP60213957A 1985-09-26 1985-09-26 磁気記憶体 Expired - Lifetime JP2633230B2 (ja)

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