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JP2629003B2 - ペツトフードの製造方法 - Google Patents

ペツトフードの製造方法

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JP2629003B2
JP2629003B2 JP62195290A JP19529087A JP2629003B2 JP 2629003 B2 JP2629003 B2 JP 2629003B2 JP 62195290 A JP62195290 A JP 62195290A JP 19529087 A JP19529087 A JP 19529087A JP 2629003 B2 JP2629003 B2 JP 2629003B2
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JP
Japan
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oil
pet food
dry
food
coated
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JP62195290A
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English (en)
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JPS6439953A (en
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弘毅 片岡
精介 河野
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Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、嗜好性のすぐれた固形状のペットフードの
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ペットフードはペット類に対する給餌の簡便性と市販
されていて容易に入手できるという入手の容易性あるい
は栄養バランスに優れていること等から広くペット類の
飼育のための餌料として用いられている。そしてこの市
販のペットフードの大半はドライタイプのものである。
このドライタイプのものは魚畜肉、穀類その他を原料
とするもので、これら原料は適宜の量で配合して用いら
れる。そして配合された材料中の穀類に含まれる殿粉を
α化する必要から配合された原料をエクストルーダー又
はEPミル等を用いて造粒したのち乾燥し、その表面に
油、呈味物質などのコーティングを行って製造されてい
る。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したドライタイプのペットフード
の製造方法によって製造されたものにあっては嗜好性が
必ずしも良好ではなく、より良好な嗜好性、すなわちペ
ットによる良好な食味をそなえたドライタイプのペット
フードが求められていた。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、所要の原料を配合し、これを造粒し、
乾燥し油コーティングを施し、そしてその後呈味物質コ
ーティングを施すペットフードの製造方法において、油
コーティングの前に120〜200℃の温度で乾熱処理するこ
とによってペットフードの嗜好性が著しく改良されるこ
とを見出して本発明を完成した。
本発明のペットフードとは犬、猫、小鳥用の餌料組成
物をいうが、特に犬の餌料組成物(ドッグフード)とし
て好ましいものである。
本発明の方法で用いるペットフードのための所要の原
料物質としては、とうもろこし粉、小麦粉、米粉、こう
りゃん粉、大麦粉、からす麦粉などの穀粉、ミートミー
ル、チキンミール、ミートボーンミール、魚粉などの動
物性飼料、大豆粉などの雑穀粉、大豆油粕、落花生油
粕、あまに油粕、綿実油粕、サフラワー油粕、やし油
粕、パーム核油粕、ごま油粕、ひまわり油粕、なたね油
粕などの植物性油粕、米糠、フスマなどのそうこう類、
大豆油、なたね油、パーム油、米糠油、サフラワー油、
綿実油などの植物性油、ラード、牛脂、魚油などの動物
性脂、各種ビタミン類、各種ミネラル類などが挙げら
れ、これらを所要の割合で配合して用いる。
本発明によればこうして配合された原料はEPミル或い
はエクストルーダー等の加熱造粒機に供給し、15〜20%
の水および/または水蒸気を加えながら所要の粒を有す
るペレットに造粒される。
こうして造粒された配合物は次いで乾燥処理に付され
て水分10%以下、殊に6〜8%程度にされる。このペレ
ットは通常6〜13mm程度のものである。乾燥には種々の
乾燥機を使用しうる。例えば加熱オーブン型の乾燥機、
熱風乾燥機などが用いられる。
本発明の油コーティング処理は適当な動、植物性脂、
例えば牛脂、ラード、魚油、チキンオイル、大豆油、パ
ーム油、落花生油、なたね油などを、造粒された配合物
の表面に1〜5%の量で施すことによって行われる。
本発明の乾熱処理は120〜200℃の温度で30〜40秒間程
度行う焙焼または焙煎によって達成される。本発明の前
記乾熱処理は油コーティング処理の後に行うものである
が、この乾熱処理により香ばしい焦げ臭が付されるため
嗜好性が向上するものと推認される。
ついでこのように処理した配合物に呈味物質のコーテ
ィングが施される。このコーティングは配合物がまだ温
かいうちに行うのが好ましく、そして呈味物質としては
ミルクフレーバー、ビーフフレーバー、オニオンフレー
バー、酵母粉末、動物性蛋白質消化物、糖類、アミノ酸
調味料などの単品および適宜の混合物が挙げられる。
上記した工程で得られるペットフードは従来法による
乾熱処理を欠く方法で得られたものに比較して著しく嗜
好性が改良された。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例によってさらに詳細に説明する
ことにする。
実施例 1 とうもろこし419.8kg、小麦粉250kg、ミートミール16
0kg、大豆粕90kg、大豆白絞油10kg、ビタミン混合物20k
g、およびミネラル混合物40kgを混合し、粉砕する。こ
の混合物をEPミルに供給し、水と水蒸気を加えながら成
型しペレット状物を得た。このものの水分含量は約22%
であった。このものを135℃に設定した熱風乾燥機によ
り、乾燥して水分含量8.2%のドライフード(粒径約8.5
mm)を得た。
この乾燥されたドライフードをその1t当り20kgの牛脂
(2%に相当する)を用いてコーティングした。
この牛脂をコーティングしたドライフードについて、
これを2つにわけ、 180℃の温度で30秒間パン上で煎る、 180℃の温度で30〜40秒間パン上で煎った後牛脂を
さらに2%コーティングする、 の処理を別々に行った。
上記のおよびの処理をしたものについて品温が温
かいうちに呈味物質(動物性蛋白質消化物、動物性油脂
および糖類の混合物)を3.3%コーティングしてそれぞ
れ250kgずつ犬用ドライフードを得た。
対照として上記およびの処理をしないもの(すな
わち2%の牛脂をコーティングして加熱はしなかったも
の)を品温が温かいうちに前記と同様に呈味物質を3.3
%コーティングしてドライフード250kgを得た。
このようにして得られた犬用のドライフードについて
以下の条件下に嗜好性の試験を行った。
試験方法 9犬種22頭を17区にわけ、各区に本発明品と対照品と
を併置給与し、18時間後の食下量を測定した。なお試験
は2回行いその合計値で示した。次にその試験結果を示
せば第1表のとおりである。
実施例 2 とうもろこし360kg、小麦粉300kg、ミートミール150k
g、大豆粕100kg、牛脂10kg、ミネラル混合物40kgおよび
ビタミン混合物20kgを混合し、粉砕した。この混合物を
EPミルを用いて水と水蒸気を加えながら成型しペレット
状物を得た。このものの水分含量は約21%であった。こ
のものを135℃に設定した熱風乾燥機により乾燥して水
分含量8.4%のペレット状物(粒径約10mm)960kgを得
た。
このドライフードを100kgずつ取り次に下記の条件で
加熱した。
牛脂を2%コーティングした後200℃の熱風で30秒
間処理した。
180℃の温度で30秒間パン上で煎った後牛脂を2%
コーティングした。
上記のおよびの処理をしたものについて品温が温
かいうちに実施例1と同様に呈味物質を3.3%コーティ
ングして犬用ドライフードを得た。
対照品として上記およびの処理をしないものを品
種が温かいうちに呈味物質を3.3%コーティングしてド
ライフード250kgを得た。
このようにして得られた犬用のドライフードについて
実施例1と同様の方法で嗜好性の試験を行った。次にそ
の試験結果を示せば第2表のとおりである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要の原料を配合し、この原料配合物を造
    粒し、乾燥した後に油コーティングを施し、次いで120
    〜200℃の温度で乾熱処理し、さらにそれに呈味物質コ
    ーティングを施すことからなる嗜好性が改良されたペッ
    トフードの製造方法。
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