JP2615231B2 - 電動圧縮機 - Google Patents
電動圧縮機Info
- Publication number
- JP2615231B2 JP2615231B2 JP1034790A JP1034790A JP2615231B2 JP 2615231 B2 JP2615231 B2 JP 2615231B2 JP 1034790 A JP1034790 A JP 1034790A JP 1034790 A JP1034790 A JP 1034790A JP 2615231 B2 JP2615231 B2 JP 2615231B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- rotor
- motor
- bearing
- electric compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電動圧縮機に関する。
(従来の技術) 従来の電動圧縮機の1例が第3図及び第4図に示され
ている。
ている。
密閉ケーシング1の内部にはロータリ圧縮機構3とこ
れをクランクシャフト4を介して駆動するモータ2とが
収容されている。
れをクランクシャフト4を介して駆動するモータ2とが
収容されている。
モータ2のステータ2aはケーシング1に焼嵌めによっ
て固定され、ロータ2bはクランクシャフト4の上部に固
定されている。
て固定され、ロータ2bはクランクシャフト4の上部に固
定されている。
ロータリ圧縮機構3はクランクシャフト4のクランク
ピン5に嵌合されたローリングピストン6と、ケーシン
グ1に栓溶接によって固定されたシリンダブロック7
と、このシリンダブロック7の上端開口を閉塞する上部
軸受8と、シリンダブロック7の下端開口を閉塞する下
部軸受9と、シリンダブロック7に出没自在に支持され
たブレード10と、このブレード10の背後に配設されてこ
れを押推する押えばね11等からなる。
ピン5に嵌合されたローリングピストン6と、ケーシン
グ1に栓溶接によって固定されたシリンダブロック7
と、このシリンダブロック7の上端開口を閉塞する上部
軸受8と、シリンダブロック7の下端開口を閉塞する下
部軸受9と、シリンダブロック7に出没自在に支持され
たブレード10と、このブレード10の背後に配設されてこ
れを押推する押えばね11等からなる。
シリンダブロック7と上部軸受8と下部軸受9とによ
って限界されるシリンダ室12内にローリングピストン6
を収容し、この、ローリングピストン6の外周面にブレ
ード10の先端を当接せしめることによってこのブレード
10の片側に吸入室13が、他側に圧縮室14が限界されてい
る。
って限界されるシリンダ室12内にローリングピストン6
を収容し、この、ローリングピストン6の外周面にブレ
ード10の先端を当接せしめることによってこのブレード
10の片側に吸入室13が、他側に圧縮室14が限界されてい
る。
クランクシャフト4は上部軸受8及び下部軸受9によ
ってそれぞれ軸承されている。
ってそれぞれ軸承されている。
クランクシャフト4がモータ2によって回転駆動され
ると、ローリングピストン6はシリンダ室12内で矢印方
向に偏心回転運動し、これと同時に吸入室13内に吸入管
20からガスが吸入され、圧縮室14内のガスが圧縮され
る。
ると、ローリングピストン6はシリンダ室12内で矢印方
向に偏心回転運動し、これと同時に吸入室13内に吸入管
20からガスが吸入され、圧縮室14内のガスが圧縮され
る。
圧縮されたガスは上部軸受8に穿設された吐出ポート
22を通り、図示しない吐出弁を押し上げて上部軸受8と
この上面を被覆するカバー26とによって限界された吐出
マフラ室27内に入ってその脈動成分が除去される。次い
で、カバー26に穿設された図示しない穴を経てモータ2
の下方に限界された第1の膨張室28に入って膨張するこ
とによりその脈動成分が更に除去される。次いで、ステ
ータ2aとロータ2bとの間のエアギャップ及びステータ2a
とケーシング1との間に形成されたガス通路29を経てモ
ータ2の上方に限界された第2の膨張室15内に入って膨
張することによりその脈動成分が更に除去され、しかる
後、吐出管16を経て外部に吐出される。
22を通り、図示しない吐出弁を押し上げて上部軸受8と
この上面を被覆するカバー26とによって限界された吐出
マフラ室27内に入ってその脈動成分が除去される。次い
で、カバー26に穿設された図示しない穴を経てモータ2
の下方に限界された第1の膨張室28に入って膨張するこ
とによりその脈動成分が更に除去される。次いで、ステ
ータ2aとロータ2bとの間のエアギャップ及びステータ2a
とケーシング1との間に形成されたガス通路29を経てモ
ータ2の上方に限界された第2の膨張室15内に入って膨
張することによりその脈動成分が更に除去され、しかる
後、吐出管16を経て外部に吐出される。
ケーシング1内底部には潤滑油17が貯溜され、この潤
滑油17はクランクシャフト4内に組み込まれた遠心式油
ポンプ18によって汲み上げられ、クランクシャフト4に
穿設された給油通路19を経てクランクシャフト4と上部
軸受8及び下部軸受9との摺動面、クランクピン5とロ
ーリングピストン6との摺動面、ローリングピストン6
とシリンダ7との摺動面等に給油される。
滑油17はクランクシャフト4内に組み込まれた遠心式油
ポンプ18によって汲み上げられ、クランクシャフト4に
穿設された給油通路19を経てクランクシャフト4と上部
軸受8及び下部軸受9との摺動面、クランクピン5とロ
ーリングピストン6との摺動面、ローリングピストン6
とシリンダ7との摺動面等に給油される。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の電動圧縮機においては、クランクシャフト
4がその下部において小間隔を隔てて配設された上部軸
受8及び下部軸受9によって軸承され、かつ、その上部
にモータ2のロータ2bが片持支持されているため、ロー
タ2bに若干の不平衡重量があると、モータ2の回転数の
上昇に伴ってクランクシャフト4の上部が振れ回りし、
甚だしい場合にはロータ2bがステータ2aに接触して回転
不能となるという不具合があった。
4がその下部において小間隔を隔てて配設された上部軸
受8及び下部軸受9によって軸承され、かつ、その上部
にモータ2のロータ2bが片持支持されているため、ロー
タ2bに若干の不平衡重量があると、モータ2の回転数の
上昇に伴ってクランクシャフト4の上部が振れ回りし、
甚だしい場合にはロータ2bがステータ2aに接触して回転
不能となるという不具合があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するために発明されたもので
あって、その要旨とするところは、ケーシングの内部に
圧縮機構とこれをクランクシャフトを介して駆動するモ
ータとを収容してなる電動圧縮機において、上記クラン
クシャフトとこれに固定された上記モータのロータから
なる回転体を上記ロータの両端部に配設された軸受メタ
ルを介して上記ケーシングに固定されたモータのステー
タに回転自在に軸承したことを特徴とする電動圧縮機に
ある。
あって、その要旨とするところは、ケーシングの内部に
圧縮機構とこれをクランクシャフトを介して駆動するモ
ータとを収容してなる電動圧縮機において、上記クラン
クシャフトとこれに固定された上記モータのロータから
なる回転体を上記ロータの両端部に配設された軸受メタ
ルを介して上記ケーシングに固定されたモータのステー
タに回転自在に軸承したことを特徴とする電動圧縮機に
ある。
(作用) 本発明においては、上記構成を具えているため、モー
タのロータに若干の不平衡重量があってもこれが振れ回
ってステータに接触することはない。
タのロータに若干の不平衡重量があってもこれが振れ回
ってステータに接触することはない。
(実施例) 本発明の1実施例が第1図及び第2図に示されてい
る。
る。
モータ2のロータ2bの上下両端部外周に軸受メタル30
が埋設され、この軸受メタル30の外周面はステータ2aの
上下両端部内周に所定の間隔を隔てて埋設されてエアギ
ャップδを貫いて中心に向かって伸びる複数個(図には
4ヶ)の軸受メタル31の内周面に摺接せしめられてい
る。そして、これら摺接面には給油通路19からの潤滑油
がクランクシャフト4に穿設された給油孔32、ロータ2b
内に埋設された給油通路33、軸受メタル30を貫通する給
油穴34を経て給油されるようになっている。
が埋設され、この軸受メタル30の外周面はステータ2aの
上下両端部内周に所定の間隔を隔てて埋設されてエアギ
ャップδを貫いて中心に向かって伸びる複数個(図には
4ヶ)の軸受メタル31の内周面に摺接せしめられてい
る。そして、これら摺接面には給油通路19からの潤滑油
がクランクシャフト4に穿設された給油孔32、ロータ2b
内に埋設された給油通路33、軸受メタル30を貫通する給
油穴34を経て給油されるようになっている。
そして、シリンダブロック7の上端開口は上部端板81
によって閉塞され、下端開口は下部端板91によって閉塞
されている。
によって閉塞され、下端開口は下部端板91によって閉塞
されている。
他の構成は第3図及び第4図に示す従来のものと同様
であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
であり、対応する部材には同じ符号が付されている。
しかして、モータ2を駆動すると、クランクシャフト
4及びこれに固定されたロータ2bからなる回転体は軸受
メタル30及び31によって軸承されて回転し、軸受メタル
30と31との摺接面には給油通路19から給油孔32、給油通
路33、給油穴34を経て潤滑油が給油される。そして、第
1の膨張室28からのガスは隣接する軸受メタル31の間を
通ってエアギャップδ内を流過する。
4及びこれに固定されたロータ2bからなる回転体は軸受
メタル30及び31によって軸承されて回転し、軸受メタル
30と31との摺接面には給油通路19から給油孔32、給油通
路33、給油穴34を経て潤滑油が給油される。そして、第
1の膨張室28からのガスは隣接する軸受メタル31の間を
通ってエアギャップδ内を流過する。
かくして、回転体はロータ2bの両端部において軸受メ
タル30及び31によって軸承されるのでロータ2bに若干の
偏心荷重があってもロータ2bが振れ回りすることなく、
従って、モータ2の回転数が上昇してもロータ2bがステ
ータ2aに摺接することはない。
タル30及び31によって軸承されるのでロータ2bに若干の
偏心荷重があってもロータ2bが振れ回りすることなく、
従って、モータ2の回転数が上昇してもロータ2bがステ
ータ2aに摺接することはない。
また、クランクシャフト4はロータリ圧縮機構3によ
って軸承する必要がないので、上部端板81及び下部端板
91はシリンダブロックの上下両端開口を閉塞すれば足
り、従って、その形状、構造が簡単となって安価に製造
しうる。
って軸承する必要がないので、上部端板81及び下部端板
91はシリンダブロックの上下両端開口を閉塞すれば足
り、従って、その形状、構造が簡単となって安価に製造
しうる。
以上、本発明を電動密閉型ロータリ圧縮機に適用した
実施例について説明したが、ケーシングは密閉されなく
ても良く、また、圧縮機構はロータリ型に限らず他の任
意の型の圧縮機構であっても良い。
実施例について説明したが、ケーシングは密閉されなく
ても良く、また、圧縮機構はロータリ型に限らず他の任
意の型の圧縮機構であっても良い。
(発明の効果) 本発明においては、クランクシャフト及びこれに固定
されたモータのロータからなる回転体はロータの両端部
に配設された軸受メタルを介してケーシングに固定され
たモータのステータに回転自在に軸承されているので、
ロータに若干の不平衡重量があてもこれが振れ回ってス
テータに接触することはない。また、圧縮機構によって
クランクシャフトを軸承する必要がないので、軽量、か
つ、安価に製造できる。
されたモータのロータからなる回転体はロータの両端部
に配設された軸受メタルを介してケーシングに固定され
たモータのステータに回転自在に軸承されているので、
ロータに若干の不平衡重量があてもこれが振れ回ってス
テータに接触することはない。また、圧縮機構によって
クランクシャフトを軸承する必要がないので、軽量、か
つ、安価に製造できる。
第1図及び第2図は本発明の1実施例を示し、第1図は
縦断面図、第2図は第1図のII−II線に沿う横断面図で
ある。第3図及び第4図は従来の電動圧縮機の1例を示
し、第3図は縦断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿
う横断面図である。 ケーシング……1、圧縮機構……3、クランクシャフト
……4、モータ……2、ステータ……2a、ロータ……2
b、軸受メタル……30、31
縦断面図、第2図は第1図のII−II線に沿う横断面図で
ある。第3図及び第4図は従来の電動圧縮機の1例を示
し、第3図は縦断面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿
う横断面図である。 ケーシング……1、圧縮機構……3、クランクシャフト
……4、モータ……2、ステータ……2a、ロータ……2
b、軸受メタル……30、31
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングの内部に圧縮機構とこれをクラ
ンクシャフトを介して駆動するモータとを収容してなる
電動圧縮機において、上記クランクシャフトとこれに固
定された上記モータのロータからなる回転体を上記ロー
タの両端部に配設された軸受メタルを介して上記ケーシ
ングに固定されたモータのステータに回転自在に軸承し
たことを特徴とする電動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1034790A JP2615231B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1034790A JP2615231B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03213689A JPH03213689A (ja) | 1991-09-19 |
JP2615231B2 true JP2615231B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=11747660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1034790A Expired - Lifetime JP2615231B2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | 電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615231B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP1034790A patent/JP2615231B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03213689A (ja) | 1991-09-19 |
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